JP2001031375A - クレーンのフック操作装置 - Google Patents

クレーンのフック操作装置

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JP2001031375A
JP2001031375A JP11206693A JP20669399A JP2001031375A JP 2001031375 A JP2001031375 A JP 2001031375A JP 11206693 A JP11206693 A JP 11206693A JP 20669399 A JP20669399 A JP 20669399A JP 2001031375 A JP2001031375 A JP 2001031375A
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winch
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フックの格納状態においてブームの起立操作
を可能にする。 【解決手段】 ブーム伸縮用シリンダ13とブーム起伏
用シリンダ14とによって伸縮作動と起伏作動を行うブ
ームと、ウインチ用モータ15によってフックの巻上巻
下作動を行うウインチとを備え、フックの巻過状態で、
フックの巻上、ブームの伸長、ブームの起立の各作動を
停止させるクレーンにおいて、フックの巻過状態でフッ
クを巻上げるフック格納操作とフックを巻下げるフック
格納解除操作とを行うフック格納用切換弁45と、フッ
ク格納用切換弁45のフック格納解除操作に伴ってブー
ムを起立作動させるブーム起立用切換弁44とを設け
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フックの格納状態
においてブームの起立操作を可能にすると共に、ブーム
の起立操作とフックの格納操作とを一つの切換弁によっ
て行えるようにするクレーンのフック操作装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】車両搭載型のクレーンは、図2に示すよ
うに、トラック1の荷台2と運転室3の間のシャーシフ
レーム4上にベース5が連結固定されており、ベース5
上にコラム6が旋回自在に設けられ、このコラム6の上
端部にブーム7が起伏自在に枢支されている。
【0003】ベース5の左右両側には、図3に示すアウ
トリガシリンダ16L、16Rを備えたアウトリガ8が
設けられている。このアウトリガ8は、トラック1の走
行時にはアウトリガシリンダ16L、16Rを縮小して
格納し、クレーン作業時にはアウトリガシリンダ16
L、16Rを伸長して接地し、トラック1の安定を確保
するようになっている。コラム6は旋回用モータ12で
左右に旋回される。ブーム7は多段伸縮ブームであっ
て、ブーム伸縮用シリンダ13によって伸縮され、ブー
ム起伏用シリンダ14によって起伏される。
【0004】また、コラム6にはウインチ9が設けられ
ており、このウインチ9からワイヤロープ10をブーム
7の先端部に導いて、ブーム7の先端部の滑車(図示
略)を介してフック11に掛回すことにより、フック1
1をブーム7の先端部から吊下している。フック11
は、ウインチ用モータ15で巻上巻下作動される。この
クレーンでは、図3に示すように、旋回用モータ12が
旋回用切換弁22、ブーム伸縮用シリンダ13がブーム
伸縮用切換弁23、ブーム起伏用シリンダ14がブーム
起伏用切換弁24、ウインチ用モータ15がウインチ用
切換弁25、アウトリガ用シリンダ16L、16Rがア
ウトリガ切換弁26L、26Rを介して、油圧ポンプ2
1から圧油が供給される主管路27と、タンク28への
戻り管路29とに接続されている。
【0005】これらの切換弁22、23、24、25、
26L、26Rは、3位置の手動操作切換弁であり、オ
ペレータが手動操作することにより、旋回用モータ12
と、ブーム伸縮用シリンダ13と、ブーム起伏用シリン
ダ14と、ウインチ用モータ15と、アウトリガ用シリ
ンダ16L、16Rとを作動させることができる。中立
位置では主管路27を戻り管路29と連通させる。
【0006】吐出管路27と戻り管路29との間には、
主リリーフ弁30が設けられている。また、主管路27
と戻り管路29との間には、主リリーフ弁30と並列
に、フック11が巻過状態になったときアンロード用電
磁弁31で作動されて主管路27の圧油をタンク28に
逃がすアンロード弁32が設けられている。このクレー
ンでは、ブーム7の先端部下部とフック11の上部との
間の距離が所定長以下の巻過状態になったら、ブーム7
の先端部下部とフック11の上部とが接近する巻過方向
へのクレーンの作動、即ち、ウインチ9によるフック1
1の巻上、ブーム7の伸長、ブーム7の起立の各作動を
停止してブーム7とフック11との衝突を防止するよう
になっている。
【0007】このため、ブーム伸縮用切換弁23、ブー
ム起伏用切換弁24、ウインチ用切換弁25には、それ
ぞれ、ブーム伸長側、ブーム起立側、ウインチ巻上側に
操作したときonとなるブーム伸リミットスイッチS3
ブーム起リミットスイッチS 4 、ウインチ巻上リミット
スイッチS5 が設けられている。そして、このブーム伸
リミットスイッチS3 、ブーム起リミットスイッチ
4 、ウインチ巻上リミットスイッチS5 は、図4に示
すように、巻過検出スイッチSl とアンロード用電磁弁
31のソレノイド31Sとを接続する巻過防止回路40
に互いに並列に接続されている。
【0008】いま、ウインチ用切換弁25でウインチ9
の巻上操作を行ってフック11が巻過状態になったとす
ると、ウインチ巻上リミットスイッチS5 と巻過検出ス
イッチSl とがonとなるので、ソレノイド31Sが励磁
され、アンロード用電磁弁31が切換わり、アンロード
弁32が作動してウインチ用モータ15の巻上管路33
に供給されていた圧油をタンク29側へ逃がし、フック
11の巻上作動は自動停止する。
【0009】ブーム伸縮用切換弁23又はブーム起伏用
切換弁24でブーム7の伸長操作又はブーム7の起立操
作を行った場合も、フック11が巻過状態になれば、ブ
ーム伸リミットスイッチS3 又はブーム起リミットスイ
ッチS4 と巻過検出スイッチSl とがonとなるので、同
様にソレノイド31Sが励磁され、ブーム7の伸長又は
ブーム7の起立作動は自動停止する。
【0010】なお、図4からも明らかなように、巻過状
態であっても、巻過方向以外へのクレーンの作動、即
ち、ウインチ9によるフック11の巻下、ブーム7の縮
小、ブーム7の倒伏の各作動は自由に行うことができ、
これにより巻過状態を解除することができる。ところ
で、フック11を格納する場合には、フック11を巻過
状態からさらに巻上げることが必要である。
【0011】そこで、ウインチ用モータ15の巻上管路
33と巻下管路34とが、フック格納用切換弁35を介
して主管路27と戻り管路29とに接続されている。フ
ック格納用切換弁35は、2位置の手動操作切換弁であ
って、オペレータが切換えることにより主管路27と巻
上管路33とが連通し、ウインチ用モータ15が巻上作
動してフック11が巻上げられるので、フック11がブ
ーム7の先端部に当接し、回動して図2に示すようにブ
ーム7の下面に添って平行に格納される。
【0012】ノーマル位置では主管路27を戻り管路2
9と連通させる。このフック格納用切換弁35は、フッ
ク11の巻上操作のみが可能で巻下操作を行うことはで
きない。なお、フック格納用切換弁35からウインチ用
モータ15の巻上管路33に接続されている格納管路3
6と、戻り管路29との間には、格納用リリーフ弁37
が設けられている。この格納用リリーフ弁37は、主リ
リーフ弁30より低圧に設定されており、フック11が
ブーム7の先端部に当接するとき、フック11やブーム
7の先端部に損傷を生じないよう適度の当接力で当接格
納される。
【0013】このフック格納操作では、フック11が巻
過状態であるか否かに関わらずフック格納用切換弁35
を操作すればフック11が巻上げられてフック11が格
納される。しかし、通常フック11を格納する場合は、
まずウインチ用切換弁25でフック11の巻上操作を行
って巻過状態にした後に、フック格納用切換弁35を操
作してフック11を格納することが多い。これは巻過位
置まではウインチ用切換弁25で巻上操作した方がフッ
ク11を高速で巻上げることができるからである。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】このようなクレーンで
は、図2に示すようにフック11を格納した走行状態か
ら、作業状態にする場合には、フック11が格納されて
巻過状態になっているので、このままでブーム7の起立
作動はできない。従って、一旦フック11を巻下げて巻
過状態を解除した後に、ブーム7を起立させなければな
らなかった。
【0015】また、図2のようにトラック1の荷台2に
積荷50が積載されている場合には、フック11は積荷
50に当たって巻下げることができないので、一度ブー
ム7を旋回させてフック11を荷台2の外側に位置させ
た後、フック11を巻下げて巻過状態を解除してから、
ブーム7を起立させなければならない。従ってクレーン
作業を開始できるようにするまでの操作が面倒であっ
た。
【0016】本発明は、クレーンにおける上記問題を解
決するものであって、フックの格納状態においてブーム
の起立操作を可能にするクレーンのフック操作装置を提
供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明のクレーンのフッ
ク操作装置は、ブーム伸縮用シリンダとブーム起伏用シ
リンダとによって伸縮作動と起伏作動を行うブームと、
ウインチ用モータによってフックの巻上巻下作動を行う
ウインチとを備え、フックの巻過状態で、フックの巻
上、ブームの伸長、ブームの起立の各作動を停止させる
クレーンにおいて、フックの巻過状態でフックを巻上げ
るフック格納操作とフックを巻下げるフック格納解除操
作とを行うフック格納用切換弁と、フック格納用切換弁
のフック格納解除操作に伴ってブームを起立作動させる
ブーム起立用切換弁とを設けることにより上記課題を解
決している。
【0018】本発明のクレーンのフック操作装置では、
フックの格納を行う場合には、フック格納用切換弁のフ
ック格納操作を行うことにより、フックを巻過状態から
さらに巻上げブームの先端部に当接させて格納する。フ
ックを格納した状態から作業状態にする場合には、フッ
ク格納用切換弁のフック格納解除操作を行う。このと
き、格納解除操作に伴ってブーム起立用切換弁が切換え
られるので、フックの巻下作動と共にブーム起立作動が
行われる。
【0019】従って、ブームを起立させる前に、一旦フ
ックを巻下げて巻過状態を解除する必要はない。また、
荷台に積荷が積載されている場合に、フックが積荷に当
たることもなくなるので、一度ブームを旋回させてフッ
クを荷台の外側に位置させた後、フックを巻下げて巻過
状態を解除してから、ブームを起立させるような手間も
不要となり、速やかにクレーン作業を開始できるように
なる。
【0020】
【発明の実施の形態】図1はこの発明の実施の一形態で
あるクレーンのフック操作装置の構成を示す油圧回路図
である。クレーンの基本的構成は、従来のものと同様で
あるので、同一の部分は図2〜図4を参照し、同一の符
号を付して説明する。
【0021】本発明のクレーンのフック操作装置は、車
両搭載型のクレーンに用いられている。このクレーン
は、図2に示すように、トラック1の荷台2と運転室3
の間のシャーシフレーム4上にベース5が連結固定され
ており、ベース5上にコラム6が旋回自在に設けられ、
このコラム6の上端部にブーム7が起伏自在に枢支され
ている。
【0022】ベース5の左右両側には、図1に示すアウ
トリガシリンダ16L、16Rを備えたアウトリガ8が
設けられている。このアウトリガ8は、トラック1の走
行時にはアウトリガシリンダ16L、16Rを縮小して
格納し、クレーン作業時にはアウトリガシリンダ16
L、16Rを伸長して接地し、トラック1の安定を確保
するようになっている。コラム6は旋回用モータ12で
左右に旋回される。ブーム7は多段伸縮ブームであっ
て、ブーム伸縮用シリンダ13によって伸縮され、ブー
ム起伏用シリンダ14によって起伏される。
【0023】また、コラム6にはウインチ9が設けられ
ており、このウインチ9からワイヤロープ10をブーム
7の先端部に導いて、ブーム7の先端部の滑車(図示
略)を介してフック11に掛回すことにより、フック1
1をブーム7の先端部から吊下している。フック11
は、ウインチ用モータ15で巻上巻下作動される。この
クレーンでは、図1に示すように、旋回用モータ12が
旋回用切換弁22、ブーム伸縮用シリンダ13がブーム
伸縮用切換弁23、ブーム起伏用シリンダ14がブーム
起伏用切換弁24、ウインチ用モータ15がウインチ用
切換弁25、アウトリガ用シリンダ16L、16Rがア
ウトリガ切換弁26L、26Rを介して、油圧ポンプ2
1から圧油が供給される主管路27と、タンク28への
戻り管路29とに接続されている。
【0024】これらの切換弁22、23、24、25、
26L、26Rは、3位置の手動操作切換弁であり、オ
ペレータが手動操作することにより、旋回用モータ12
と、ブーム伸縮用シリンダ13と、ブーム起伏用シリン
ダ14と、ウインチ用モータ15と、アウトリガ用シリ
ンダ16L、16Rとを作動させることができる。中立
位置では主管路27を戻り管路29と連通させる。
【0025】吐出管路27と戻り管路29との間には、
主リリーフ弁30が設けられている。また、主管路27
と戻り管路29との間には、主リリーフ弁30と並列
に、フック11が巻過状態になったときアンロード用電
磁弁31で作動されて主管路27の圧油をタンク28に
逃がすアンロード弁32が設けられている。このクレー
ンでは、ブーム7の先端部下部とフック11の上部との
間の距離が所定長以下の巻過状態になったら、ブーム7
の先端部下部とフック11の上部とが接近する巻過方向
へのクレーンの作動、即ち、ウインチ9によるフック1
1の巻上、ブーム7の伸長、ブーム7の起立の各作動を
停止してブーム7とフック11との衝突を防止するよう
になっている。
【0026】このため、ブーム伸縮用切換弁23、ブー
ム起伏用切換弁24、ウインチ用切換弁25には、それ
ぞれ、ブーム伸長側、ブーム起立側、ウインチ巻上側に
操作したときonとなるブーム伸リミットスイッチS3
ブーム起リミットスイッチS 4 、ウインチ巻上リミット
スイッチS5 が設けられている。そして、このブーム伸
リミットスイッチS3 、ブーム起リミットスイッチ
4 、ウインチ巻上リミットスイッチS5 は、図4に示
すように、巻過検出スイッチSl とアンロード用電磁弁
31のソレノイド31Sとを接続する巻過防止回路40
に互いに並列に接続されている。
【0027】いま、ウインチ用切換弁25でウインチ9
の巻上操作を行ってフック11が巻過状態になったとす
ると、ウインチ巻上リミットスイッチS5 と巻過検出ス
イッチSl とがonとなるので、ソレノイド31Sが励磁
され、アンロード用電磁弁31が切換わり、アンロード
弁32が作動してウインチ用モータ15の巻上管路33
に供給されていた圧油をタンク29側へ逃がし、フック
11の巻上作動は自動停止する。
【0028】ブーム伸縮用切換弁23又はブーム起伏用
切換弁24でブーム7の伸長操作又はブーム7の起立操
作を行った場合も、フック11が巻過状態になれば、ブ
ーム伸リミットスイッチS3 又はブーム起リミットスイ
ッチS4 と巻過検出スイッチSl とがonとなるので、同
様にソレノイド31Sが励磁され、ブーム7の伸長又は
ブーム7の起立作動は自動停止する。
【0029】なお、図4からも明らかなように、巻過状
態であっても、巻過方向以外へのクレーンの作動、即
ち、ウインチ9によるフック11の巻下、ブーム7の縮
小、ブーム7の倒伏の各作動は自由に行うことができ、
これにより巻過状態を解除することができる。このクレ
ーンのフック操作装置は、さらに、フック格納用切換弁
45とブーム起立用切換弁44とを備えている。フック
格納用切換弁45は4ポート3位置の手動操作切換弁、
ブーム起立用切換弁44は6ポート3位置の自己切換型
切換弁である。
【0030】フック格納用切換弁45は、入力ポートが
主管路27と戻り管路29とに接続されている。フック
格納用切換弁45の出力ポートは格納管路36と格納解
除管路38でブーム起立用切換弁44の入力ポートと接
続されている。ブーム起立用切換弁44の4つの出力ポ
ートは、ウインチ用モータ15の巻上管路33と巻下管
路34、及びブーム起伏用シリンダ14の起管路41と
伏管路42とにそれぞれ接続されている。
【0031】オペレータがフック格納用切換弁45をフ
ック格納側へ操作すると、主管路27と格納管路36が
連通し、格納解除管路38は戻り管路29と連通するの
で、ブーム起立用切換弁44も格納側へ切換えられ、圧
油が格納管路36から巻上管路33へ供給され、巻下管
路34から格納解除管路38側へ排出される。よって、
ウインチ用モータ15が巻上作動してフック11が巻上
げられ、フック11がブーム7の先端部に当接し、回動
して図2に示すようにブーム7の下面に添って平行に格
納される。
【0032】なお、格納管路36と戻り管路29との間
には、格納用リリーフ弁37が設けられている。この格
納用リリーフ弁37は、主リリーフ弁30より低圧に設
定されており、フック11がブーム7の先端部に当接す
るとき、フック11やブーム7の先端部に損傷を生じな
いよう適度の当接力で当接格納される。このとき、格納
管路36、格納解除管路38と起管路41、伏管路42
との間は遮断されているので、ブーム起伏用シリンダ1
4は作動しない。
【0033】オペレータがフック格納用切換弁45をフ
ック格納解除側へ操作すると、主管路27と格納解除管
路38が連通し、格納管路36は戻り管路29と連通す
るので、ブーム起立用切換弁44も格納解除側へ切換え
られ、格納解除管路38と巻下管路34、格納管路36
と巻上管路33が連通される。このとき、格納解除管路
38と起管路41、格納管路36と伏管路42もそれぞ
れ連通される。ここで、フック11を巻下げるための作
動圧とブーム7を起立させるための作動圧とは、ほぼ同
じであるので、巻上管路33と起管路41には同時に圧
油が供給される。よって、フック11が巻下げられると
共に、ブーム起伏用シリンダ14が伸長しブーム7が起
立する。
【0034】フック格納用切換弁45は、中立位置では
主管路27を戻り管路29と連通させる。このように、
フック11を格納した状態から作業状態にする場合に、
フック格納用切換弁45のフック格納解除操作に伴って
ブーム起立用切換弁44が切換えられてフック11の巻
下作動と共にブーム7の起立作動が行われるので、ブー
ム7を起立させる前に、一旦フック11を巻下げて巻過
状態を解除する必要はない。また、荷台2に積荷50が
積載されている場合に、フック11が積荷50に当たる
こともなくなるので、一度ブーム7を旋回させてフック
11を荷台2の外側に位置させた後、フック11を巻下
げて巻過状態を解除してから、ブーム7を起立させるよ
うな手間も不要となり、速やかにクレーン作業を開始で
きるようになる。
【0035】しかも、フック格納用切換弁45の切換操
作を行うだけで、フック11の格納操作と格納解除操作
とを行うことができるので操作が容易である。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、この発明のクレー
ンのフック操作装置は、フックの格納状態においてフッ
ク巻下げと共にブームの起立操作を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態であるクレーンのフック
操作装置の構成を示す油圧回路図である。
【図2】車両搭載型クレーンの側面図である。
【図3】従来のクレーンのフック操作装置の構成を示す
油圧回路図である。
【図4】クレーンの巻過防止回路図である。
【符号の説明】
1 トラック 2 荷台 3 運転室 5 ベース 6 コラム 7 ブーム 8 アウトリガ 9 ウインチ 11 フック 13 ブーム伸縮用シリンダ 14 ブーム起伏用シリンダ 15 ウインチ用モータ 21 油圧ポンプ 23 ブーム伸縮用切換弁 24 ブーム起伏用切換弁 25 ウインチ用切換弁 27 主管路 28 タンク 29 戻り管路 33 巻上管路 34 巻下管路 36 格納管路 38 格納解除管路 41 起管路 42 伏管路 44 ブーム起立用切換弁 45 フック格納用切換弁

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブーム伸縮用シリンダとブーム起伏用シ
    リンダとによって伸縮作動と起伏作動を行うブームと、
    ウインチ用モータによってフックの巻上巻下作動を行う
    ウインチとを備え、フックの巻過状態で、フックの巻
    上、ブームの伸長、ブームの起立の各作動を停止させる
    クレーンにおいて、 フックの巻過状態でフックを巻上げるフック格納操作と
    フックを巻下げるフック格納解除操作とを行うフック格
    納用切換弁と、フック格納用切換弁のフック格納解除操
    作に伴ってブームを起立作動させるブーム起立用切換弁
    とを設けたことを特徴とするクレーンのフック操作装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2003012277A (ja) * 2001-07-05 2003-01-15 Hitachi Constr Mach Co Ltd クレーンのフック格納制御装置
JP2011190069A (ja) * 2010-03-16 2011-09-29 Tadano Ltd クレーンの安全装置及びクレーン
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