JP2548295Y2 - クレーンの作動装置 - Google Patents

クレーンの作動装置

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JP2548295Y2
JP2548295Y2 JP1779292U JP1779292U JP2548295Y2 JP 2548295 Y2 JP2548295 Y2 JP 2548295Y2 JP 1779292 U JP1779292 U JP 1779292U JP 1779292 U JP1779292 U JP 1779292U JP 2548295 Y2 JP2548295 Y2 JP 2548295Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、フック巻上用のウイン
チを含むクレーン本体とアウトリガとを備えた油圧作動
のクレーンの作動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】フック巻上用のウインチを含むクレーン
本体とアウトリガとを備えた油圧作動のクレーンでは、
荷役作業終了後、ウインチでフックを巻上げてブーム先
端部に固定格納し、且つ荷役作業時に安定を確保するた
めクレーンから張出していたアウトリガを引込み格納す
る。フックの格納作業は、フックが巻上時にブーム先端
部に衝突してフックやブーム先端部の損傷を生じないよ
う、ウインチのアクチュエータの作動油圧を低圧に切換
えて行ない、アウトリガの格納作業は、アウトリガのア
クチュエータの作動油圧を高圧のままで行うことが望ま
しい。
【0003】そこで、従来のクレーンの作動装置では、
図6に示すように、クレーンの各作動機構のアクチュエ
ータを作動させる作動油圧回路Aの油圧ポンプ12の吐
出管路13に、切換弁45を介して低圧用圧力制御弁4
6を接続し、フックの格納作業時には切換弁45を操作
して作動油圧回路Aを低圧に切換えるように構成されて
いた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかし、従来のクレー
ンの作動装置の構成では、フックの格納作業時に切換弁
45を操作してウインチのアクチュエータの作動油圧を
低圧に切換えると、アウトリガのアクチュエータの作動
油圧も低圧となるため、アウトリガの格納作業のために
は再度切換弁を操作して作動油圧回路を高圧に戻す必要
があり操作が面倒である
【0005】本考案はクレーンの作動装置における上記
課題を解決するものであって、フックの格納作業とアウ
トリガの格納作業を容易にし、フックやブーム先端部の
損傷を防止することができるクレーンの作動装置を提供
することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記課題を解
決するため、フック巻上用のウインチを含むクレーン本
体とアウトリガとを備えた油圧作動のクレーンにおい
て、クレーンの各作動機構のアクチュエータを作動させ
る作動油圧回路に、高低圧切換弁を設けると共に、前記
作動油圧回路を、高低圧切換弁が高圧側にあるときアク
チュエータが高圧で作動され、高低圧切換弁が低圧側に
あるときアクチュエータが低圧で作動される油圧可変部
と、高低圧切換弁が高圧側にあるときも、高低圧切換弁
が低圧側にあるときも常にアクチュエータが高圧で作動
される高圧部とで構成し、フック巻上用のウインチのア
クチュエータを油圧可変部に、アウトリガのアクチュエ
ータを高圧部に設けている。
【0007】
【作用】高低圧切換弁を低圧に切換えると、ウインチ
のアクチュエータは低圧で、アウトリガのアクチュエー
タは高圧で作動するようになるため、フックの格納作業
後アウトリガの格納作業のために再度切換弁を操作して
作動油圧回路を高圧に戻す必要がなく操作が容易にな
【0008】
【実施例】図1は本考案の実施例であるクレーンの作動
装置を備えた車両搭載用のクレーンの側面図、図2はク
レーンの作動油圧回路図である。この車両搭載用のクレ
ーン4は、トラック1のキャブ2と荷台3との間のトラ
ックシャーシ8上に搭載されており、旋回可能なコラム
9とこのコラム9に枢支され起伏伸縮可能なブーム5と
フック7巻上用のウインチ10を含むクレーン本体と、
アウトリガ6とを備えている。このクレーン4には、ウ
インチ10とコラム9の旋回とブーム5の起伏及び伸縮
と左右のアウトリガ6を操作するための制御弁装置11
が設けられている。
【0009】この制御弁装置11は、左右のアウトリガ
6のアクチュエータ21、22とコラム9の旋回、ブー
ム5の起伏、伸縮及びウインチ10のアクチュエータ2
3、24、25、26とを操作する手動操作切換弁3
1、32、33、34、35、36を組み込んだ複合弁
であり、油圧ポンプ12の吐出管路13には作動油圧回
路Aの最高圧力を規制する高圧用圧力制御弁14が接続
されている。高圧用圧力制御弁14はリリーフ弁であり
吐出管路13の油圧が設定圧力を越えると圧油をタンク
17にリリーフする。また、上流側のアウトリガ6用の
手動操作切換弁31、32のブロックと下流側のコラム
9の旋回、ブーム5の起伏、伸縮及びウインチ10用の
手動操作切換弁33、34、35、36のブロックとの
間には、手動操作の高低圧切換弁15を介して低圧用圧
力制御弁16が接続されている。この低圧用圧力制御弁
16もリリーフ弁でありその設定圧力を越えると圧油を
タンク17にリリーフする。従って、作動油圧回路A
は、左右のアウトリガ6のアクチュエータ21、22を
作動させる上流側が、高低圧切換弁15が高圧側にある
ときも、高低圧切換弁15が低圧側にあるときも常にア
クチュエータ21、22が高圧で作動される高圧部、コ
ラム9の旋回、ブーム5の起伏、伸縮及びウインチ10
のアクチュエータ23、24、25、26を作動させる
下流側が、高低圧 切換弁15が高圧側にあるときアクチ
ュエータ23、24、25、26が高圧で作動され、高
低圧切換弁15が低圧側にあるときアクチュエータ2
3、24、25、26が低圧で作動される油圧可変部と
なっている。
【0010】通常の荷役作業中は、高低圧切換弁15は
図示の通り高圧側に保持されていて、作動油圧回路Aの
圧力は高圧用圧力制御弁14で設定され、左右のアウト
リガ6のアクチュエータ21、22もコラム9の旋回、
ブーム5の起伏、伸縮及びウインチ10のアクチュエー
タ23、24、25、26も全て高圧で作動される。荷
役作業終了後フック7とアウトリガ6とを格納する場合
には、高低圧切換弁15を操作して低圧側に切換える
と、ウインチ10のアクチュエータ26は低圧用圧力制
御弁16で設定された低圧で作動されるようになる。し
かし、アウトリガ6のアクチュエータ21、22の作動
油圧は高圧のままである。従って、アウトリガ6の格納
作業のために再度高低圧切換弁15を操作して作動油圧
回路Aを高圧に戻す必要はなく操作が容易である
【0011】また、この実施例では、コラム9の旋回、
ブーム5の起伏、伸縮のアクチュエータ23、24、2
5も油圧可変部に設けているため、狭隘な場所でコラム
9の旋回、ブーム5の起伏、伸縮の動作を行うとき、高
低圧切換弁15を低圧側に切換えておけばブーム5が誤
って障害物に衝突しても損傷を生じない。図3は他の実
施例の作動油圧回路図である。この実施例では、高低圧
切換弁として図2の手動操作の高低圧切換弁15に代え
て、低圧用圧力制御弁16のベント回路18にパイロッ
ト弁19を設けて高低圧切換を遠隔操作できるようにし
ている。
【0012】図4は図2の低圧用圧力制御弁16と手動
操作の高低圧切換弁15とを1ブロックとして複合弁に
組み込んだ例である。図5は低圧用圧力制御弁16と
動操作の高低圧切換弁15のブロックの組み込み位置を
変更した例である。
【0013】
【考案の効果】以上説明したように、本考案のクレーン
の作動装置によれば、フックの格納作業とアウトリガの
格納作業を容易に行ううことができる
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例であるクレーンの作動装置を備
えた車両搭載用のクレーンの側面図である。
【図2】本考案の実施例のクレーンの作動装置の作動油
圧回路図である。
【図3】他の実施例の作動油圧回路図である。
【図4】他の実施例の作動油圧回路図である。
【図5】他の実施例の作動油圧回路図である。
【図6】従来のクレーンの作動装置の作動油圧回路図で
ある。
【符号の説明】
1 トラック 4 クレーン 5 ブーム 6 アウトリガ 7 フック 9 コラム 10 ウインチ 11 制御弁装置 12 油圧ポンプ 13 吐出管路 14 高圧用圧力制御弁 15 高低圧切換弁 16 低圧用圧力制御弁 21 アウトリガのアクチュエータ 22 アウトリガのアクチュエータ 26 ウインチのアクチュエータ 31 アウトリガ用の手動操作切換弁 32 アウトリガ用の手動操作切換弁

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フック巻上用のウインチを含むクレーン
    本体とアウトリガとを備えた油圧作動のクレーンにおい
    て、クレーンの各作動機構のアクチュエータを作動させ
    る作動油圧回路に高低圧切換弁を設けると共に、前記作
    動油圧回路を、高低圧切換弁が高圧側にあるときアクチ
    ュエータが高圧で作動され、高低圧切換弁が低圧側にあ
    るときアクチュエータが低圧で作動される油圧可変部
    と、高低圧切換弁が高圧側にあるときも、高低圧切換弁
    が低圧側にあるときも常にアクチュエータが高圧で作動
    される高圧部とで構成し、前記フック巻上用のウインチ
    のアクチュエータを油圧可変部に、アウトリガのアクチ
    ュエータを高圧部に設けたことを特徴とするクレーンの
    作動装置。
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