JP2554596Y2 - 油圧作業装置の省燃料装置 - Google Patents

油圧作業装置の省燃料装置

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JP2554596Y2
JP2554596Y2 JP2449192U JP2449192U JP2554596Y2 JP 2554596 Y2 JP2554596 Y2 JP 2554596Y2 JP 2449192 U JP2449192 U JP 2449192U JP 2449192 U JP2449192 U JP 2449192U JP 2554596 Y2 JP2554596 Y2 JP 2554596Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、油圧により作動するブ
ームを備えた高所作業車等の油圧作業装置に関し、さら
にはその油圧作業装置におけるエンジンの低燃費運転を
達成するための省燃料装置に関する。
【0002】
【従来の技術】高所作業車等には、油圧により起伏・伸
縮作動するブームが備えられており、そのブームの作動
力を発生する油圧シリンダ等の油圧アクチュエータに供
給される作動油を吐出する油圧ポンプも搭載される。こ
の油圧ポンプは、シャーシに取り付けられた走行用エン
ジンもしくはキャブバックに搭載された作業用エンジン
により駆動される。ところで、このような高所作業車等
には、ブームの起伏・伸縮指示を行うための操作手段が
取り付けられており、この操作レバーが操作されること
により作動油制御バルブのスプールが開作動して、油圧
ポンプから吐出された作動油を各油圧アクチュエータに
供給する。最近では、操作者が任意にブームの低速作動
と高速作動のいずれかを選択設定し、低速側に設定され
たときは作動油制御バルブのスプール開度を、高速側に
設定された場合よりも小さく(例えば、1/2に)して
ブームの作動速度を低く抑え、ブームのインチング制御
等を容易に行うことができるようにしたものが用いられ
ている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、従来、
ブームの作動速度制御が低速側・高速側のいずれに設定
されていても油圧ポンプを駆動するエンジンの回転数は
一定(ブームの高速作動に対応すべく高回転)であっ
た。このため、低速側に設定されている間は、過大な流
量の作動油が油圧ポンプから吐出されることとなり、エ
ンジンの燃料が無駄に消費され、またエンジンから発生
される騒音が問題となることが多かった。
【0004】本考案は、このような問題に鑑みてなされ
たものであり、エンジンの燃料の無駄を抑え、できるだ
け低騒音での作業を可能とする油圧作業装置の省燃料装
置を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本考案の省燃料装置は、速度設定手段が低速側に
設定されたときに、エンジンの回転数を速度設定手段が
高速側に設定されたときよりも低くするアクセル制御手
段を備えて構成されている。
【0006】
【作用】このような省燃料装置では、速度設定手段が低
速側に設定されて油圧アクチュエータに対する作動油供
給量が低流量で足りる場合には、アクセル制御手段によ
り自動的にエンジンの回転数が低められ、油圧ポンプか
らの吐出量が上記供給流量に応じた低吐出量とされる。
このため、エンジンにおける燃料消費とともに、エンジ
ンから発生される騒音も抑えられる。
【0007】
【実施例】以下、本考案の好ましい実施例について図面
を参照しながら説明する。まず、図1には、本考案に係
る省燃料装置を備えた高所作業車(油圧作業装置)を示
している。この高所作業車10の車体11の後部には、
車体11に対して水平旋回作動が自在な旋回台12が取
り付けられており、その旋回台12の上部には、テレス
コープ状に伸縮作動自在に構成されたブーム13が起伏
作動自在に枢着されている。なお、旋回台12の旋回作
動は、車体11に内蔵された油圧旋回モータ14の作動
により行われる。また、ブーム13の起伏・伸縮作動は
それぞれ、旋回台12とブーム13間に取り付けられた
油圧起伏シリンダ15,ブーム13に内蔵された油圧伸
縮シリンダ16の作動により行われる。さらに、ブーム
13の先端には、作業台17が水平に取り付けられてお
り、この作業台17には、作業者が搭乗することができ
る。
【0008】ところで、上記各油圧アクチュエータ14
〜16に供給される作動油は、車体11の前部に搭載さ
れた油圧ポンプ21から吐出される。この油圧ポンプ2
1は同じく車体11の前部に搭載された作業用エンジン
22により駆動され、エンジン22の回転数が高いほど
大きな流量の作動油を吐出する。そして、この高所作業
車10には、油圧ポンプ21から吐出された作動油をそ
の流量を制御しながら上記各油圧アクチュエータ14〜
16に供給する流量制御装置30が備えられている。こ
の流量制御装置30は、作業台17に取り付けられた操
作ユニット31,バルブコントローラ32および速度設
定スイッチ33と、旋回台12の側面に取り付けられた
作動油制御バルブユニット34とから構成されている。
ここで、図2には、上記流量制御装置30のうち油圧起
伏シリンダ15に対する作動油の流量制御を行う部分を
例示している。以下、この図を用いて流量制御装置30
について説明する。
【0009】操作ユニット31は、中立位置N(θ=
0)と左右の最大ストローク位置θmaxまでの間での
操作が可能な起伏用操作レバー31aを備えている。こ
の操作ユニット31は、操作レバー31aが操作される
と、その操作方向および実操作ストロークθaに対応す
る操作信号(電気信号)を出力する。起伏用作動油制御
バルブ34は、電磁比例制御弁であり、左右に2つのソ
レノイドを有している。バルブコントローラ32は、起
伏用作動油制御バルブ34の左右2つのソレノイドのう
ち上記操作信号により示されるブーム13の作動方向
(ここでは、起立もしくは倒伏)に対応するソレノイド
を励磁するとともに、そのソレノイドに上記操作信号に
示される実操作ストロークθaに対応する大きさの励磁
力を発生させる。これにより、操作レバー31aの実操
作ストロークθaに対応して起伏用作動油制御バルブ3
4のスプール開度が制御されるとともに、油圧起伏シリ
ンダ15に対する作動油流量つまりはブーム13の起伏
作動速度が設定される。
【0010】速度設定スイッチ33は、ブーム13の作
動速度の高低設定を行うべく、高速側位置Hと低速側位
置L間で切換え操作される。この速度設定スイッチ33
が各位置に設定されると、バッテリBから各位置の端子
を介してバルブコントローラ32に電気信号が入力され
る。ここで、上記バルブコントローラ32は、速度設定
スイッチ33が高速側位置Hにセットされたときは、起
伏用作動油制御バルブ34のスプール開度を、操作レバ
ー31aの実操作ストロークθaの増減(0〜θma
x)に対して全閉状態から全開状態まで変化させる。一
方、低速側位置Lにセットされたときは、スプール開度
を、操作レバー31aの実操作ストロークθaの増減
(0〜θmax)に対して全閉状態から半開状態まで変
化させる。このため、速度設定スイッチ33を高速側位
置Hにセットすれば、操作レバー31aを最大ストロー
クθmax付近まで操作することにより、油圧起伏シリ
ンダ15に大流量の作動油を供給することができ、ブー
ム13を高速で起伏作動させることができる。また、ブ
ーム13の始動・停止時には徐々に流量を増減させるこ
とができ、ショックを小さくすることができる。一方、
速度設定スイッチ33を低速側位置Lにセットすれば、
操作レバー31aを最大ストロークθmax付近まで操
作しても、油圧起伏シリンダ15には最大時の半分の流
量の作動油しか供給されないので、ブーム13の作動速
度を低速に抑えることができ、例えば、ブーム13のイ
ンチング制御を容易に行うことができる。なお、ここで
は、ブーム13の起伏作動についてのみ説明したが、旋
回台12の旋回作動およびブーム13の伸長作動につい
ても同様の制御が行われる。
【0011】このようにブーム13等の作動速度の高低
設定を自在とすることにより、作業に便利であるが、従
来は、速度設定スイッチ33が高速側位置H・低速側位
置Lのいずれにセットされているかにかかわらず作業用
エンジン22を所定の高回転で作動させ、高速側位置H
にセットされた場合に対応する大流量の作動油を油圧ポ
ンプ21に吐出させていた。しかし、これでは、作業用
エンジン22の燃料の無駄が多くなるとともに、作業中
絶え間なく作業用エンジン22から大きな騒音が発生さ
れることになる。このため、本高所作業車10には、上
記省燃料装置が取り付けられている。
【0012】この省燃料装置40は、図2に示すよう
に、作業用エンジン22のアクセルレバー22aを作動
させるアクセル制御器41を備えている。このアクセル
制御器41はアクセルレバー22aに連結された出力ロ
ッド41aと、この出力ロッド41aの周囲に取り付け
られたアクセルソレノイド41bとから構成されてい
る。出力ロッド41aは、アクセルソレノイド41bが
非励磁のときはアクセルレバー22aが自らの付勢力に
よりアクセル・オフ(OFF)側に位置するのを許容す
る。このとき作業用エンジン22は、所定の低回転で作
動する。一方、アクセルソレノイド41bが励磁された
ときはその励磁力により出力ロッド41aは左動してア
クセルレバー22aをアクセル・オン(ON)側に移動
させる。これにより、作業用エンジン22は上記所定の
高回転で作動する。そして、アクセルソレノイド41b
を励磁する電力は、速度設定スイッチ33の高速側位置
Hの端子を介して上記バッテリBから供給される。
【0013】このため、速度設定スイッチ33が高速側
位置Hにセットされると、アクセルソレノイド41bが
励磁され、作業用エンジン22の回転数が所定の高回転
に上昇し、油圧ポンプ21からは大流量の作動油が吐出
される。逆に、速度設定スイッチ33が低速側位置Lに
セットされると、アクセルソレノイド41bの励磁が解
除され、作業用エンジン22の回転数が自動的に所定の
低回転に降下する。したがって、作業用エンジン22に
おける燃料消費を少なくすることができるとともに、騒
音の発生をも抑えることができる。
【0014】なお、上記実施例では、高所作業車に用い
られた場合について説明したが、本考案の省燃料装置は
それ以外の油圧作業装置に用いることができる。
【0015】
【考案の効果】以上のように本考案の省燃料装置を用い
れば、油圧アクチュエータを低速作動させるべく速度設
定手段を低速側に設定すると、自動的にエンジンの回転
数が低下され、油圧ポンプに必要最小限の作動油のみ吐
出させることができる。このため、エンジンの燃料が無
駄に消費されるのを防止することができ、油圧作業装置
による低騒音作業を可能とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る省燃料装置を備えた高所作業車の
斜視図である。
【図2】上記省燃料装置および上記高所作業車に取り付
けられた流量制御装置等の概略図である。
【符号の説明】
21 油圧ポンプ 22 作業用エンジン 22a アクセルレバー 32 バルブコントローラ 33 速度設定スイッチ 34 作動油流量制御バルブ 40 省燃料装置 41 アクセル制御器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // B60P 3/14 B60P 3/14 A

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンによって駆動される油圧ポンプ
    から吐出される作動油の供給を受けて作動する油圧アク
    チュエータと、この油圧アクチュエータに供給される作
    動油の流量制御を行うためにスプール開度の増減制御が
    可能な作動油制御バルブと、前記油圧アクチュエータの
    作動速度の高低設定を行うべく選択操作され、低速側に
    設定されたときは前記作動油制御バルブのスプール開度
    を、高速側に設定された場合よりも小さくさせる速度設
    定手段とを備えた油圧作業装置の省燃料装置であって、 前記速度設定手段が低速側に設定されたときに、前記エ
    ンジンの回転数を前記速度設定手段が高速側に設定され
    たときよりも低くするアクセル制御手段を備えたことを
    特徴とする油圧作業装置の省燃料装置。
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