JP2005247451A - クレーン作業機の制御回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】 簡易な操作により過巻防止装置の作動を解除し、通常状態と同様の巻上能力を発揮する。
【解決手段】 過巻検出器11のスイッチオフすると、過巻防止装置が作動し、巻上停止用ソレノイド19と巻上能力制限用ソレノイド26が消磁される。この状態で同時解除スイッチ25をオンするとソレノイド19,26が励磁される。これにより巻上動作が許容されるとともに、最大吊り上げ荷重が増加し、大重量の吊り荷作業が可能となる。一方、過巻防止装置の作動時に過巻解除スイッチ23をオンすると、ソレノイド19は励磁されるがソレノイド26は励磁されない。したがって、最大吊り上げ荷重は小さく、大重量の吊り荷作業を行うためには併せて過負荷解除スイッチ24の操作が必要である。
【選択図】図7

Description

本発明は、クレーン作業機に設けられた過巻防止装置の作動を制御するクレーン作業機の制御回路に関する。
従来より、クレーン作業機に搭載される安全装置として、過巻防止装置が知られている(例えば特許文献1参照)。過巻防止装置は、ブーム先端部近傍に設けたリミットスイッチなどによりフック等の過巻状態を検出し、過巻状態が検出されると巻上動作を自動停止するものである。
特開平8−91772号公報
ところで、段取り作業時等において、上述した過巻防止装置の機能を解除して作業を行うことがある。この種の作業機は、一般に過巻防止装置を解除すると、それに連動して巻上能力(最大吊り上げ荷重)が低下するように構成されており、巻上能力を復帰するためには過負荷防止装置等を同時に解除する必要がある。この場合、過巻防止装置の解除と過負荷防止装置の解除は、別々のスイッチ操作によって行っていたため、解除操作が煩雑であった。
本発明によるクレーン作業機の制御装置は、ウインチロープを介してブーム先端部より吊り下げられた吊り荷を巻上げる巻上手段と、吊り荷とブーム先端部との距離が所定値に達すると、巻上手段の巻上動作を停止するとともに、巻上能力を低下する過巻防止装置と、巻上動作の停止を解除する巻上動作解除手段と、巻上能力の低下を解除する巻上能力解除手段と、第1の解除指令および第2の解除指令をそれぞれ出力する第1の操作部材および第2の操作部材と、過巻防止装置の作動時に、第1の操作部材により第1の解除指令が出力されると、巻上動作の停止のみを解除し、第2の操作部材により第2の解除指令が出力されると、巻上動作の停止と巻上能力の低下を解除するように巻上動作解除手段および巻上能力解除手段を制御する過巻解除制御手段とを備えることを特徴とする。
作業機に作用する負荷を制限する過負荷防止装置と、過負荷防止装置の作動を解除する過負荷解除手段と、過負荷防止装置の解除指令を出力する第3の操作部材とをさらに備え、第1の操作部材により第1の解除指令が出力された後、さらに第3の操作部材により過負荷解除手段が出力されると、巻上動作の停止と巻上能力の低下を解除するように巻上動作解除手段および巻上能力解除手段を制御するようにしてもよい。
本発明によれば、過巻防止装置の作動時に、第1の操作部材により巻上動作の停止のみを解除し、第2の操作部材により巻上動作の停止と巻上能力の低下を解除するようにしたので、簡易な解除操作により過巻防止装置を解除することができる。
以下、図1〜図7を参照して本発明によるクレーン作業機の制御装置の実施の形態を説明する。
図1は、本発明が適用される油圧ショベルをベースマシンとしたクレーン作業機の(a)正面図および(b)側面図である。図1のクレーン作業機は、走行体1と、走行体1の上部に旋回可能に搭載された旋回体2と、旋回体2に回動可能に支持され、ブームシリンダ4の駆動により起伏するブーム3とを有する。ブーム3は伸縮自在なテレスコブームであり、図示しない伸縮用シリンダにより伸縮する。ブーム先端からはブーム先端のロープシーブを経由した巻上ロープ6によりフック7が吊り下げられ、図示しない巻上ウインチの駆動により巻上ロープ6が巻き取りまたは繰り出され、フック7が昇降する。
ブーム先端には過巻検出器11が設けられている。過巻検出器11にはウエイトロープ12を介して筒状のウエイト13が吊り下げられ、ウエイト13の内部を巻上ロープ6が貫通している。過巻検出器11はリミットスイッチを有し、図示の状態では過巻検出器11にウエイト13の重力が作用し、スイッチがオンする。この状態からさらにフック7を巻き上げ、ブーム先端とフック7との距離が所定値に達すると、フック7がウエイト13に接触する。これによりウエイト13がフック7により持ち上げられて過巻検出器11に作用する引張力が低下し、スイッチがオフする。
本実施の形態に係わるクレーン作業機は、フック7の巻き上げ過ぎを防止する過巻防止装置と、クレーンに作用する負荷を制限する過負荷防止装置(モーメントリミッタとも呼ぶ)を安全装置として備える。これら安全装置は、ブーム3の起立動作を停止するブーム起立停止用電磁切換弁と、ブーム3の倒回動作を停止するブーム倒回停止用電磁切換弁と、ブーム3の伸張動作を停止するブーム伸張停止用電磁切換弁と、フック7の巻上動作を停止する巻上停止用電磁切換弁とを有する。これら電磁切換弁は、上述したブームシリンダ4,伸縮用シリンダ,巻上ウインチの各駆動用のパイロット圧を発生するパイロット回路にそれぞれ介装される。そして、電磁切換弁を通常位置から自動停止位置へ切り換えることによりパイロット圧を停止し、シリンダやウインチの動作を強制的に停止する。
過巻防止装置は、上述した過巻検出器11のスイッチオン時に非作動状態にあり、スイッチオフにより作動する。過巻防止装置が作動すると、ブーム起立停止用電磁切換弁とブーム伸張停止用電磁切換弁と巻上停止用電磁切換弁とをそれぞれ通常位置から自動停止位置に切り換える。これによりブーム3の起立動作、ブーム3の伸張動作、およびフック7の巻上動作がそれぞれ禁止される。すなわちブーム先端とフック7との距離が短くなるような動作が禁止される。
過負荷防止装置は、作業半径と吊り荷重の演算機能を有する。そして、吊り荷重の演算値が、予め作業半径に対して定められた定格荷重に達すると、過負荷防止装置が作動し、ブーム倒回停止用電磁切換弁とブーム伸張停止用電磁切換弁と巻上停止用電磁切換弁とをそれぞれ通常位置から自動停止位置に切り換える。これによりブーム3の倒回動作、ブーム3の伸張動作、フック7の巻上動作がそれぞれ禁止される。すなわち転倒モーメントが大きくなるような動作が禁止される。
図2は、過巻防止装置および過負荷防止装置の作動を制御する制御回路を示す電気回路図である。本実施の形態に係わる制御回路は、電源15と、ブーム起立停止用電磁切換弁を切り換えるブーム起立停止用ソレノイド16と、ブーム倒回停止用電磁切換弁を切り換えるブーム倒回停止用ソレノイド17と、ブーム伸張停止用電磁切換弁を切り換えるブーム伸張停止用ソレノイド18と、巻上停止用電磁切換弁を切り換える巻上停止用ソレノイド19と、過巻検出器11と、ブーム3の最大起伏位置を検出する起伏検出器21と、ブーム3の最小起伏位置を検出する起伏検出器22と、過負荷防止制御を行うM/L制御盤20と、過巻防止装置の作動解除指令を出力する過巻解除スイッチ23と、過負荷防止装置の作動解除指令を出力する過負荷解除スイッチ24と、過巻防止装置の作動解除指令と過負荷防止の作動解除指令を同時に出力する同時解除スイッチ25と、ウインチの巻上能力制限用の切換弁を切り換える巻上能力制限用ソレノイド26と、リレー31〜33とを有する。なお、図中のCNは、信号線同士を接続するコネクタである。
M/L制御盤20は運転席の前方に設けられ、このM/L制御盤20に過巻解除スイッチ23が設けられる。過負荷解除スイッチ24は、復帰操作のし忘れがないように操作時にのみオンし、操作をやめるとオフする自己復帰型のキースイッチであり、同時解除スイッチ25は自己復帰型のプッシュスイッチである。起伏検出器21,22はブーム基端部に設けられるリミットスイッチであり、ブーム起伏角が最大値,最小値に達するまではオン状態を保持し、最大値,最小値に達するとオフする。
巻上能力制限用ソレノイド26に切り換えられる切換弁は、図示しない油圧巻上回路に設けられ、ソレノイド26が消磁されると最大巻上速度が一定以下に制限され、ソレノイド26が励磁されると速度制限が解除される。また、油圧巻上回路には、ソレノイド26の消磁,励磁に連動して切り換わってメインリリーフ圧を低減する圧力制御用バルブが設けられ、ソレノイド26が励磁されるとメインリリーフ圧が大となり、ソレノイド26が消磁されるとメインリリーフ圧が所定値まで低減される。
M/L制御盤20の内部には、図3に模式的に示すようにスイッチ16s〜19sが設けられ、スイッチ16s〜19sはそれぞれソレノイド16〜19に接続されている。スイッチ16s〜19sは、通常時には全て閉じており、過巻防止装置および過負荷防止装置の作動により開放する。すなわち、過巻防止装置が作動するとスイッチ19sが開放され、過負荷防止装置が作動するとスイッチ17s〜19sが開放される。過巻防止装置の作動は検知部20aが検知し、過負荷防止装置の作動はM/L制御盤20内の演算部が判断する。
スイッチ19sは、過巻解除スイッチ23のオンまたは同時解除スイッチ25に接続された信号線41からの信号入力により閉じられる。スイッチ17s,18sは、過負荷解除スイッチ24のオンおよび同時解除スイッチ25のオンにより閉じられる。スイッチ24のオンおよびスイッチ25のオンは、信号線42を介して検知部20bが検知する。以上のスイッチ16s〜19sの開閉は、実際にはM/L制御盤20内のリレー回路などにより行われるが、その図示は省略する。
(1)通常状態
図2は過巻防止装置および過負荷防止がいずれも作動していない通常状態を示す。なお、図中、電気の流れを太線で示す。通常状態では、過巻検出器11および起伏検出器21,22のスイッチはそれぞれオンし、図示のように検出器11,21,22のスイッチはそれぞれ閉じている。また、M/L制御盤20内のスイッチ16s〜19sも閉じている。この状態では、過巻検出器11のスイッチを介してリレー33が通電され、リレー33が接点b側に切り換わり、検知部20aはローレベル信号Lを検知する。また、リレー31,32も接点b側に切り換わり、電源15からソレノイド17,19だけでなく、リレー32,31,信号線43を介してソレノイド16,18へも電気が流れる。これによりソレノイド16〜19が励磁され、自動停止用の電磁切換弁がそれぞれ通常位置に切り換わる。したがって、ブーム起伏、ブーム伸縮、およびフック巻上の各動作をそれぞれ通常通り行うことができる。このとき、電源15からソレノイド26へも電気が流れ、ソレノイド26の励磁により巻上動作の速度制限が解除される。
通常状態において、ブームシリンダ4の伸張によりブーム起伏角が最大値に達すると、起伏検出器21のスイッチがオフし、ソレノイド16が消磁される。これによりブーム起立動作が禁止される。また、ブームシリンダ4の縮退によりブーム起伏角が最小値に達すると、起伏検出器22のスイッチがオフし、ソレノイド17が消磁される。これによりブーム倒回動作が禁止される。
(2)過巻状態
過巻状態の電気の流れを図4に示す。過巻状態では、過巻検出器11のスイッチがオフする。これによりリレー33は接点a側に切り換わり、検知部20aはハイレベル信号Hを検知する。検知部20aがハイレベル信号Hを検知すると、M/L制御盤20内のスイッチ19sが開放され、ソレノイド19が消磁される。一方、リレー31,32も接点a側に切り換わり、信号線43を介しての給電が停止され、ソレノイド16,18が消磁される。したがって、ブーム起立,ブーム伸張、フック巻上の動作がそれぞれ禁止され、ブーム倒回動作のみが可能となる。この状態では、過巻検出器11のスイッチ,過負荷解除スイッチ24,同時解除スイッチ25のいずれも開放されているため、ソレノイド26には電気が流れず、ソレノイド26は消磁されて巻上速度が制限され、メインの圧力も小さくなる。したがってウインチの巻上能力は小さい。
(3)過巻解除スイッチオン
過巻状態において、過巻解除スイッチ23をオンしたときの電気の流れを図5に示す。過巻解除スイッチ23をオンするとM/L制御盤20内のスイッチ19sが閉じられ、ソレノイド19が励磁される。これによりブーム倒回動作だけでなく、フック巻上動作も可能となる。この場合、ソレノイド26は消磁されているため、上述と同様に巻上速度が制限され、メイン圧力も小さい。したがって、ウインチの巻上能力は小さい。
(4)過負荷解除スイッチオン
過巻解除スイッチ23をオンした状態で、さらに過負荷解除スイッチ24をオンしたときの電気の流れを図6に示す。この状態では、過負荷解除スイッチ24を介してリレー32が通電される。これによりリレー32が接点b側に切り換わり、電源15からリレー32,31,信号線43を介してソレノイド16,18に電気が流れる。また、検知部20bは信号線42を介してローレベル信号Lを検知し、M/L制御盤20内のスイッチ17s,18sが閉じられる。これによりソレノイド16〜19が全て励磁され、ブーム起伏動作、ブーム伸縮動作,およびフック巻上動作をそれぞれ行うことができる。
この場合、過負荷解除スイッチ24を介してソレノイド26にも電気が流れ、ソレノイド26が励磁される。これによりメイン圧力が復帰し、巻上動作の速度制限が解除される。すなわち巻上能力の低下が解除され、通常状態と同様の巻上能力を得ることができる。
(5)同時解除スイッチオン
図4の過巻状態において、過巻解除スイッチ24をオンする代わりに、同時解除スイッチ25をオンしたときの電気の流れを図7に示す。同時解除スイッチ25をオンすると信号線41を介してM/L制御盤20に信号が入力され、M/L制御盤20内のスイッチ19sが閉じられる。これによりソレノイド19が励磁され、ブーム倒回動作およびフック巻上動作が可能となる。
この場合、電源15からソレノイド26,リレー31,および同時解除スイッチ25を介して電気が流れる。これによりソレノイド26が励磁され、メイン圧力が復帰し、巻上げ動作の速度制限が解除される。すなわち過巻解除スイッチ23と過負荷解除スイッチ24を同時に操作しなくても、同時解除スイッチ25の操作のみで、過巻状態を解消することができる。
次に、図1のクレーン作業機により吊り荷作業を行う場合について説明する。
例えばブーム3を最大に縮退させた状態で吊り荷作業を行う場合、フック7の巻上げにより過巻検出器11のスイッチがオフされるまでは、図2に示すようにソレノイド16〜19およびソレノイド26が全て励磁される。したがって、巻上能力の低下を伴わずに巻上動作を行うことができ、大重量の荷を吊り上げることができる。
フック7の巻上により過巻検出器11のスイッチがオンすると、過巻防止装置が作動する。これにより、図4に示すようにソレノイド16,18,19,26が消磁され、吊り荷の巻上が禁止されるとともに、巻上能力も低下する。ここで、同時解除スイッチ25をオン操作すると、図7に示すようにソレノイド17,19,26がそれぞれ励磁される。これにより簡易なスイッチ操作により巻上動作が許容されるとともに、巻上能力が復帰し、過巻位置を越えて通常状態と同様の巻上能力を得ることができる。したがって、作業範囲が広がり、ブーム3を最大縮退させた状態でも最大限の揚程を得ることができる。
本実施の形態では、過巻解除スイッチ23と過負荷解除スイッチ24の複合操作によっても、巻上動作を許容、および巻上能力を復帰することができる。過巻防止装置が作動した状態で過巻解除スイッチ23をオン操作すると、図5に示すようにソレノイド17,19が励磁される。この状態で、さらに過負荷解除スイッチ24をオン操作すると、図6に示すようにソレノイド16〜19,26が励磁される。これにより通常状態と同様の巻上能力を得ることが可能となる。
一方、フック7をブーム先端部に格納する場合には、フック7の巻上により過巻検出器11のスイッチがオンした後、過巻解除スイッチ23をオン操作する。これにより図5に示すようにソレノイド17,19が励磁され、巻上能力が低下した状態で巻上動作が可能となる。フック格納時には、フック7に荷を吊り下げないため巻上の負荷は軽い。したがって、巻上能力が低下した状態でもフック7を吊り上げることができ、フック7をブーム先端部に格納することができる。また、巻上能力の低下により最大吊り上げ荷重が減少しているため、フック7がブーム先端部に当接した際に、ブーム先端部に無理な荷重が作用することなく、格納作業が容易である。
本実施の形態によれば以下のような効果を奏することができる。
(1)過巻防止装置が作動した状態で同時解除スイッチ25をオン操作することにより、巻上動作停止用ソレノイド19および巻上能力制限用ソレノイド26を励磁し、巻上動作の停止および巻上能力の制限を同時に解除するようにした。これにより簡易なスイッチ操作により、過巻位置を越えても通常状態と同様の巻上能力を発揮することが可能となる。したがってブーム3を最大伸縮させた状態でも最大限の揚程を得ることができ、作業性が高まる。
(2)過巻防止装置が作動した状態で過巻解除スイッチ23をオン操作することにより、巻上能力制限用ソレノイド26を消磁したまま、巻上動作停止用ソレノイド19を励磁し、巻上動作のみを解除するようにした。これにより最大吊り上げ荷重を低下した状態でフック7が巻上げられ、フック格納作業を容易に行うことができる。
(3)過巻防止装置が作動した状態で過巻解除スイッチ23と過負荷解除スイッチ24をオン操作することにより、巻上動作の停止および巻上能力の制限を解除するようにした。すなわち同時解除スイッチ25の操作だけでなく、過巻解除スイッチ23と過負荷解除スイッチ24の複合操作によっても過巻状態を解除できるので、使い勝手がよい。
なお、ウインチの巻上により吊り荷とブーム先端部との距離が所定値に達したときに、巻上動作を停止するとともに、巻上能力を低下させるのであれば、過巻防止装置の構成はいかなるものでもよい。ソレノイド19,26の消磁→励磁により巻上動作の停止と巻上能力の制限を解除するようにしたが、他の構成により巻上動作の停止と巻上能力の低下を解除してもよい。すなわち巻上動作解除手段と巻上能力解除手段の構成は上述したものに限らない。第1の操作部材としての過巻解除スイッチ23,第2の操作部材としての同時解除スイッチ25,および第3の操作部材としての過負荷解除スイッチ24の種類や配置は上述したものに限らない。過巻解除制御手段としての電気回路の構成は上述したものに限らない。
上記実施の形態では、伸縮可能なブーム3を有するクレーン作業機に適用したが、ブームは伸縮不能でもよい。すなわち、本発明の特徴、機能を実現できる限り、本発明は実施の形態の制御装置に限定されない。
本発明が適用されるクレーン作業機の(a)正面図および(b)側面図。 本発明の実施の形態に係わる制御装置の構成を示す電気回路図。 図2のM/L制御盤の内部構成を模式的に説明する図。 図2の電気回路の動作の一例(過巻状態)を示す図。 図2の電気回路の動作の一例(過巻解除スイッチオン状態)を示す図。 図2の電気回路の動作の一例(過巻解除スイッチオンかつ過負荷解除スイッチオン状態)を示す図。 図2の電気回路の動作の一例(同時解除スイッチオン状態)を示す図。
符号の説明
3 ブーム 6 巻上ロープ
7 フック 11 過巻検出器
12 ウエイトロープ 13 ウエイト
19 巻上停止用ソレノイド 20 M/L制御盤
23 過巻解除スイッチ 24 過負荷解除スイッチ
25 同時解除スイッチ 26 巻上能力制限用ソレノイド
31〜33 リレー 41〜43 信号線

Claims (2)

  1. ウインチロープを介してブーム先端部より吊り下げられた吊り荷を巻上げる巻上手段と、
    吊り荷とブーム先端部との距離が所定値に達すると、前記巻上手段の巻上動作を停止するとともに、巻上能力を低下する過巻防止装置と、
    前記巻上動作の停止を解除する巻上動作解除手段と、
    前記巻上能力の低下を解除する巻上能力解除手段と、
    第1の解除指令および第2の解除指令をそれぞれ出力する第1の操作部材および第2の操作部材と、
    前記過巻防止装置の作動時に、前記第1の操作部材により第1の解除指令が出力されると、巻上動作の停止のみを解除し、前記第2の操作部材により第2の解除指令が出力されると、巻上動作の停止と巻上能力の低下を解除するように前記巻上動作解除手段および前記巻上能力解除手段を制御する過巻解除制御手段とを備えることを特徴とするクレーン作業機の制御装置。
  2. 請求項1に記載のクレーン作業機の制御装置において、
    作業機に作用する負荷を制限する過負荷防止装置と、
    前記過負荷防止装置の作動を解除する過負荷解除手段と、
    前記過負荷防止装置の解除指令を出力する第3の操作部材とをさらに備え、
    前記過巻解除制御手段は、第1の操作部材により第1の解除指令が出力された後、さらに第3の操作部材により過負荷解除手段が出力されると、巻上動作の停止と巻上能力の低下を解除するように前記巻上動作解除手段および前記巻上能力解除手段を制御することを特徴とするクレーン作業機の制御装置。
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