JPH09160766A - 電子制御装置 - Google Patents

電子制御装置

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JPH09160766A
JPH09160766A JP7315388A JP31538895A JPH09160766A JP H09160766 A JPH09160766 A JP H09160766A JP 7315388 A JP7315388 A JP 7315388A JP 31538895 A JP31538895 A JP 31538895A JP H09160766 A JPH09160766 A JP H09160766A
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microcomputer
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Masayuki Kobayashi
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D41/00Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents
    • F02D41/24Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents characterised by the use of digital means
    • F02D41/26Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents characterised by the use of digital means using computer, e.g. microprocessor
    • F02D41/266Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents characterised by the use of digital means using computer, e.g. microprocessor the computer being backed-up or assisted by another circuit, e.g. analogue
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F8/00Arrangements for software engineering
    • G06F8/60Software deployment

Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数のマイコンを備えた電子制御装置におい
て、各マイコンに夫々内蔵された制御プログラムや制御
データを、簡単且つ確実に書き換え可能とする。 【解決手段】 書き換え可能なROM14を有する2つ
のマイコン4,6を搭載したECU2において、マイコ
ン4の通信ポートP1は、外部通信ライン24を介して
メモリ書換装置30と接続され、また、マイコン4の通
信ポートP2とマイコン6の通信ポートP1は、内部通
信ライン25で接続されている。そして、各マイコン
4,6は、ROM14の内容を書き換えるための処理に
移行する前に、通信ポートP1から受信した識別番号に
「1」を加算した値を自分の識別番号として記憶すると
共に、「1」を加算した後の識別番号を通信ポートP2
から次段のマイコンへ送信する、という処理を実行す
る。この結果、各マイコン4,6内の書き換え不能なメ
モリ領域に予め識別番号を格納させる等しなくても済
む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、所定の制御対象を
制御するための制御処理を実行するマイクロコンピュー
タを複数備えた電子制御装置に関し、特に、各マイクロ
コンピュータに内蔵された制御プログラムや制御データ
を書き換え可能な電子制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば特開平6−27261
1号公報に開示されているように、自動車のエンジンを
制御する電子制御装置として、電気的にデータの書き換
えが可能なフラッシュEEPROM等の不揮発性メモリ
を有するマイクロコンピュータを備え、その不揮発性メ
モリに格納されたエンジン制御用の制御プログラムや制
御データを、市場への供給後でも書き換えることができ
るようにしたものが提案されている。
【0003】即ち、この種の電子制御装置において、マ
イクロコンピュータは、通常時には、不揮発性メモリに
格納された制御プログラム及び制御データに従って、エ
ンジン等の制御対象を制御するための制御処理を実行す
る。これに対して、上記制御プログラムや制御データを
書き換える場合には、電子制御装置に、別途用意された
メモリ書換装置が接続され、これにより、上記メモリ書
換装置とマイクロコンピュータに内蔵された通信回路と
が、通信可能に接続されるようになっている。そして、
マイクロコンピュータは、外部からの書き換え指令を受
けると、その後、メモリ書換装置から送信されて来る新
たな制御プログラム又は制御データを受信して、不揮発
性メモリに格納されている制御プログラム又は制御デー
タを、受信した新たな制御プログラム又は制御データに
書き換える、といった書換処理を実行するようになって
いる。
【0004】よって、このような電子制御装置によれ
ば、市場への供給後に、何等かの原因で動作内容(制御
内容)を変更しなければならない事態が起こったとして
も、極めて簡単に対応することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年、この
種の電子制御装置では、制御内容の複雑化に伴って、複
数のマイクロコンピュータを搭載したものが主流となっ
ている。よって、このような電子制御装置においては、
複数のマイクロコンピュータの夫々について、制御プロ
グラムや制御データを書き換え可能にすることが要求さ
れているのであるが、上記公報に開示の従来技術では、
その要求を満足することができなかった。
【0006】即ち、複数のマイクロコンピュータを備え
た電子制御装置に、上記従来技術を適用した場合には、
図7に例示するように、電子制御装置42に搭載された
各マイクロコンピュータM1,M2と、メモリ書換装置
44とは、同一の通信ライン46で接続されることとな
る。よって、各マイクロコンピュータM1,M2は、メ
モリ書換装置44からの新たな制御プログラムや制御デ
ータが、自分に対して送信されたものなのか否かを判断
することができず、この結果、各マイクロコンピュータ
M1、M2の夫々について、制御プログラムや制御デー
タを書き換えることができなくなるのである。
【0007】そこで、この問題を解決するために、例え
ば、各マイクロコンピュータ内の書き換え不能なメモリ
領域(通常のROM領域)に、予め識別番号を記憶させ
ておくと共に、各マイクロコンピュータが、メモリ書換
装置から送信されて来る識別番号と、自分の識別番号と
が一致している場合にのみ、不揮発性メモリ内の制御プ
ログラムや制御データを書き換えるための書換処理を実
行する、というように構成することが考えられる。
【0008】そして、このように構成すれば、メモリ書
換装置から電子制御装置へ、書き換えの対象であるマイ
クロコンピュータを示す識別番号を、新たな制御プログ
ラムや制御データと一緒に送信することにより、各マイ
クロコンピュータの夫々について、制御プログラム等を
書き換えることができるようになる。
【0009】ところが、このようにすると、マイクロコ
ンピュータの種類が増加してしまい、電子制御装置の組
み立て作業や、市場へ供給した後の取り扱い(メンテナ
ンス)が極めて難しくなるという問題が生じてしまう。
例えば、識別番号と各マイクロコンピュータに格納すべ
き制御プログラムや制御データとの対応関係を、常に知
っておかなければならず、異なる制御対象を制御する他
品種の電子制御装置に搭載されるマイクロコンピュータ
を含めると、識別番号が益々増加することとなり、取り
扱いが極めて難しくなってしまう。
【0010】一方、書き換え不能なメモリ領域に識別番
号を記憶させておくことに代えて、各マイクロコンピュ
ータの書き換え可能な不揮発性メモリに格納される制御
プログラムや制御データ自身に、識別番号を付加してお
くことも考えられる。しかしながら、このようにして
も、やはり、識別番号と制御プログラムや制御データと
の対応関係を正確に管理しなければならず、取り扱いの
難しさを解消することはできない。
【0011】本発明は、上記のような種々の問題に鑑み
なされたものであり、複数備えられた各マイクロコンピ
ュータ内の制御プログラムや制御データを、簡単且つ確
実に書き換えることができる電子制御装置を提供するこ
とを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段、及び発明の効果】上記目
的を達成するためになされた請求項1に記載の本発明の
電子制御装置は、電気的にデータの書き換えが可能な不
揮発性メモリと、データ通信用の通信回路とを有するマ
イクロコンピュータを、複数備えている。そして、各マ
イクロコンピュータは、通常時には、不揮発性メモリに
格納された制御プログラム及び制御データに従って、所
定の制御対象を制御するための制御処理を実行し、これ
によって、当該電子制御装置の制御動作が行われる。
【0013】ここで、請求項1に記載の電子制御装置に
おいて、複数のマイクロコンピュータのうちの特定のマ
イクロコンピュータの通信回路は、当該電子制御装置か
ら外部へ伸びる外部通信ラインに接続されており、更
に、特定のマイクロコンピュータを含む各マイクロコン
ピュータの通信回路は、当該電子制御装置内の内部通信
ラインによって順次直列に接続されている。
【0014】そして、複数のマイクロコンピュータのう
ちの何れかの不揮発性メモリに格納された制御プログラ
ムや制御データを書き換える場合には、以下の(1),
(2)のようにすればよい。尚、以下の説明において、
f(α)は、()内の値αにfという演算を施した後の
値を表している。
【0015】(1)まず、全てのマイクロコンピュータ
に書き換え指令を与えた後、外部通信ラインから当該電
子制御装置へ、識別番号nを送信する。すると、外部通
信ラインに接続された特定のマイクロコンピュータは、
第1の処理を実行することにより、外部通信ラインを介
して送信されて来る上記識別番号nを通信回路により受
信して、その受信した識別番号nに予め定められた所定
の演算fを施した値f(n)を自分の識別番号として記
憶すると共に、上記演算fを施した後の識別番号f
(n)を通信回路から内部通信ラインを介して次段のマ
イクロコンピュータへ送信する。
【0016】すると更に、内部通信ラインによって上記
特定のマイクロコンピュータの次に接続されたマイクロ
コンピュータ(以下、2段目のマイクロコンピュータと
いう)も、第1の処理を実行することにより、内部通信
ラインを介して特定のマイクロコンピュータから送信さ
れて来る上記識別番号f(n)を通信回路により受信し
て、その受信した識別番号f(n)に予め定められた所
定の演算fを施した値f(f(n))を自分の識別番号
として記憶すると共に、上記演算fを施した後の識別番
号f(f(n))を通信回路から内部通信ラインを介し
て次段のマイクロコンピュータ(以下、3段目のマイク
ロコンピュータという)へ送信する。
【0017】そして、このように、各マイクロコンピュ
ータが第1の処理を順次実行することとなり、この結
果、特定のマイクロコンピュータがf(n)を自分の識
別番号として記憶し、2段目のマイクロコンピュータが
f(f(n))を自分の識別番号として記憶し、3段目
のマイクロコンピュータがf(f(f(n)))を自分
の識別番号として記憶する、といった具合いに、各マイ
クロコンピュータは、内部通信ラインによる接続順序に
対応した値の識別番号を記憶することとなる。
【0018】(2)次に、外部通信ラインから当該電子
制御装置へ、書き換えの対象である何れかのマイクロコ
ンピュータを示す識別番号と、書き換えるべき新たな制
御プログラム又は制御データとを一緒に送信する。尚、
以下の説明においては、識別番号として、2段目のマイ
クロコンピュータに対応するf(f(n))を送信する
ものとする。
【0019】すると、上記特定のマイクロコンピュータ
は、第2の処理を実行することにより、外部通信ライン
を介して識別番号f(f(n))と一緒に送信されて来
る新たな制御プログラム又は制御データを通信回路によ
り受信して、その受信した識別番号f(f(n))及び
新たな制御プログラム又は制御データを、通信回路から
内部通信ラインを介して次段のマイクロコンピュータ
(即ち、2段目のマイクロコンピュータ)へ送信する。
尚、この例において、特定のマイクロコンピュータは、
受信した識別番号f(f(n))と、第1の処理の実行
により記憶した自分の識別番号f(n)とが一致してい
ないため、不揮発性メモリに格納されている制御プログ
ラム又は制御データの書き換えは行わない。
【0020】そして、このように、特定のマイクロコン
ピュータから2段目のマイクロコンピュータへの送信が
行われると、2段目のマイクロコンピュータも、第2の
処理を実行することにより、特定のマイクロコンピュー
タから内部通信ラインを介して識別番号f(f(n))
と一緒に送信されて来る新たな制御プログラム又は制御
データを通信回路により受信して、その受信した識別番
号f(f(n))及び新たな制御プログラム又は制御デ
ータを、通信回路から内部通信ラインを介して次段のマ
イクロコンピュータ(即ち、3段目のマイクロコンピュ
ータ)へ送信する。そして、この例において、2段目の
マイクロコンピュータは、受信した識別番号f(f
(n))と、第1の処理の実行により記憶した自分の識
別番号f(f(n))とが一致しているため、不揮発性
メモリに格納されている制御プログラム又は制御データ
の一部又は全部を、受信した新たな制御プログラム又は
制御データに書き換える。
【0021】そして更に、3段目以降のマイクロコンピ
ュータも、上記の如く第2の処理を実行することによ
り、最初に外部通信ラインから送信されて来た識別番号
f(f(n))及び新たな制御プログラム又は制御デー
タを、次段のマイクロコンピュータへ、順次送信してい
くこととなるのであるが、この例において、2段目以外
のマイクロコンピュータでは、受信した識別番号f(f
(n))と、第1の処理の実行により記憶した自分の識
別番号とが一致しないため、制御プログラム又は制御デ
ータの書き換えは行われない。
【0022】尚、上記説明では、外部通信ラインから当
該電子制御装置へ、新たな制御プログラム又は制御デー
タと一緒に識別番号f(f(n))を送信して、2段目
のマイクロコンピュータの制御プログラム又は制御デー
タを書き換える場合について述べたが、外部通信ライン
から当該電子制御装置へ新たな制御プログラム又は制御
データと一緒に送信する識別番号に応じて、任意のマイ
クロコンピュータの制御プログラムや制御データを書き
換えることができる。
【0023】つまり、請求項1に記載の電子制御装置で
は、外部通信ラインに対して、各マイクロコンピュータ
の通信回路が順次直列に接続される、所謂デイジーチェ
ーン接続の構成を採ると共に、各マイクロコンピュータ
が第2の処理を実行することにより、書き換えの対象で
あるマイクロコンピュータを示す識別番号と新たな制御
プログラム又は制御データとが、外部通信ラインから各
マイクロコンピュータへ順次送受信されて行き、更に、
上記識別番号を記憶した書き換え対象のマイクロコンピ
ュータにて、不揮発性メモリに格納されている制御プロ
グラム又は制御データの一部又は全部が、上記新たな制
御プログラム又は制御データに書き換えられるようにし
ている。そして特に、請求項1に記載の電子制御装置で
は、各マイクロコンピュータが、このような書き換え動
作を行うための第2の処理を行う前に、外部から送信さ
れて来る識別番号に所定の演算を施した値を自分の識別
番号として記憶すると共に、その演算を施した後の識別
番号(即ち自分が記憶する識別番号)を次段のマイクロ
コンピュータへ送信する、という第1の処理を実行する
ことにより、当該電子制御装置内での内部通信ラインに
よる各自の接続順序に夫々対応した識別番号を、夫々記
憶するようにしている。
【0024】従って、請求項1に記載の電子制御装置に
よれば、「発明が解決しようとする課題」の項で述べた
ように、マイクロコンピュータ内の書き換え不能なメモ
リ領域に予め識別番号を記憶させておいたり、マイクロ
コンピュータの不揮発性メモリに格納される制御プログ
ラムや制御データ自身に識別番号を予め付加しておく必
要がなく、当該電子制御装置における各マイクロコンピ
ュータの内部通信ラインによる接続順序を意識するだけ
で、複数のマイクロコンピュータの夫々について、制御
プログラムや制御データを書き換えることができるよう
になる。
【0025】よって、請求項1に記載の電子制御装置に
よれば、「発明が解決しようとする課題」の項で述べた
問題を一掃して、複数のマイクロコンピュータの夫々に
ついて、制御プログラムや制御データを、極めて簡単且
つ確実に書き換えることができる。
【0026】そして更に、請求項1に記載の電子制御装
置によれば、各マイクロコンピュータが実行する上記第
1の処理及び第2の処理は、全く同じ内容のものである
ため、マイクロコンピュータの品番管理が極めて簡単に
なる。尚、電気的にデータの書き換えが可能な不揮発性
メモリとしては、フラッシュEEPROM或いはEEP
ROMが一般的であるが、他の書き換え可能なROMで
も良い。
【0027】次に、請求項2に記載の電子制御装置は、
請求項1に電子制御装置に対して、各マイクロコンピュ
ータが実行する第1の処理だけが異なっている。即ち、
請求項2に記載の電子制御装置において、各マイクロコ
ンピュータは、外部からの書き換え指令を受けると、外
部通信ライン又は内部通信ラインを介して送信されて来
る識別番号を通信回路により受信して、その受信した識
別番号を自分の識別番号として記憶すると共に、その受
信した識別番号に予め定められた所定の演算を施した識
別番号を通信回路から内部通信ラインを介して次段のマ
イクロコンピュータへ送信する。
【0028】よって、請求項2に記載の電子制御装置で
は、上記(1)の説明の場合と同様に、外部通信ライン
から当該電子制御装置へ最初に送信する識別番号をnと
し、上記所定の演算をfとすると、外部通信ラインに接
続された特定のマイクロコンピュータは、nを自分の識
別番号として記憶し、2段目のマイクロコンピュータは
f(n)を自分の識別番号として記憶し、3段目のマイ
クロコンピュータはf(f(n))を自分の識別番号と
して記憶する、といった具合いになり、請求項1に記載
の電子制御装置に対して、各マイクロコンピュータの識
別番号が、夫々、演算fの回数が1回ずつ少ない値に設
定される点のみ異なる。
【0029】従って、このような請求項2に記載の電子
制御装置によっても、請求項1に記載の電子制御装置と
全く同様の効果を得ることができる。次に、請求項3に
記載の電子制御装置では、請求項1又は請求項2に記載
の電子制御装置において、各マイクロコンピュータは、
第1の処理を実行する際に、第2の処理を実行するため
のプログラムを、識別番号と一緒に受信して、書き換え
対象でないメモリ領域に格納すると共に、その受信した
プログラムを、前記所定の演算を施した後の識別番号と
一緒に次段のマイクロコンピュータへ送信し、その後、
書き換え対象でないメモリ領域に格納した前記プログラ
ムを起動させるようにしている。
【0030】このような、請求項3に記載の電子制御装
置では、全てのマイクロコンピュータに書き換え指令を
与えた後、外部通信ラインから当該電子制御装置へ、第
2の処理を実行するためのプログラムを識別番号と一緒
に送信してやれば、そのプログラムは、各マイクロコン
ピュータ内の書き換え対象でないメモリ領域に格納され
て、第1の処理の実行が終了した後に起動されることと
なる。
【0031】つまり、請求項3に記載の電子制御装置で
は、各マイクロコンピュータが、第2の処理を実行する
ためのプログラムを、最初から有しているのではなく、
そのプログラムを外部から書き換え対象でないメモリ領
域に読み込んで起動することにより、第2の処理を実行
するようにしている。
【0032】そして、この構成によれば、各マイクロコ
ンピュータに予め内蔵しておくプログラムの規模を小さ
くすることができ、メモリの節約となる。尚、第2の処
理を実行するためのプログラムを格納する書き換え対象
でないメモリ領域としては、RAMや書き換え可能なR
OMが挙げられる。
【0033】ここで、請求項1ないし請求項3の何れか
に記載の電子制御装置において、第1の処理で行う所定
の演算としては、例えば所定数を乗じるものでもよい
が、請求項4に記載のように、所定数を加算するものと
することが望ましい。つまり、このようにすれば、外部
通信ラインから当該電子制御装置へ最初に送信する識別
番号をnとし、上記所定数をxとすると、請求項1に記
載の電子制御装置の場合では、各マイクロコンピュータ
が、夫々、(n+x),(n+2x),(n+3x),
…を自分の識別番号として記憶することとなり、同様
に、請求項2に記載の電子制御装置の場合では、各マイ
クロコンピュータが、夫々、n,(n+x),(n+2
x),…を自分の識別番号として記憶することとなるた
め、各マイクロコンピュータの内部通信ラインによる接
続順序と識別番号との対応が分かり易くなり、取り扱い
がより簡単になるからである。
【0034】また、この場合、各マイクロコンピュータ
の第1の処理で加算する所定数は、正及び負を問わず、
どの様な値に定めても良いが、特に、所定数を「+1」
と定めておくことが好ましい。つまり、このようにすれ
ば、外部通信ラインから当該電子制御装置へ最初に送信
する識別番号nを「0」とすることにより、各マイクロ
コンピュータの識別番号を、請求項1に記載の電子制御
装置の場合では、夫々、1,2,3,…に設定すること
ができ、また、請求項2に記載の電子制御装置の場合で
は、夫々、0,1,2,…に設定することができるた
め、取り扱いがより一層簡単になるからである。
【0035】
【発明の実施の形態】以下、本発明が適用された実施例
について図面を用いて説明する。尚、本発明の実施の形
態は、下記の実施例に何ら限定されることなく、本発明
の技術的範囲に属する限り、種々の形態を採り得ること
は言うまでもない。
【0036】まず、図1は、自動車に搭載されてエンジ
ン1の制御を行う、実施例のエンジン制御装置(以下、
ECUという)2の全体構成を示すブロック図である。
図1に示すように、ECU2は、エンジン1の吸入空気
量を調節する電子スロットル(図示省略)を制御するた
めのマイクロコンピュータ(以下、Aマイコンという)
4と、エンジン1の燃料噴射及び点火時期を制御するた
めのマイクロコンピュータ(以下、Bマイコンという)
6と、エンジン1に取り付けられた様々なセンサからの
信号を波形整形してAマイコン4に入力させると共に、
Aマイコン4からの制御信号を受けて上記電子スロット
ルを開閉駆動する入出力回路8と、エンジン1に取り付
けられた様々なセンサからの信号を波形整形してBマイ
コン6に入力させると共に、Bマイコン6からの制御信
号を受けてエンジン1に取付けられたインジェクタやイ
グナイタを駆動する入出力回路10とを備えている。
【0037】そして、Aマイコン4及びBマイコン6
は、全く同様に構成されており、夫々、プログラムに従
って動作するマイクロ・プロセッサ・ユニット(以下、
MPUという)12と、MPU12を動作させるのに必
要なプログラム及びデータを格納する不揮発性のROM
14と、MPU12の演算結果等を一時格納するRAM
16と、上記入出力回路8又は10等との間で信号のや
り取りを行うためのI/Oポート18と、外部との間で
シリアルデータ通信を行うための通信回路20と、上記
各部を接続するバス22とを備えている。
【0038】ここで、上記両マイコン4,6のROM1
4としては、電気的にデータの消去及び書き込みが可能
なフラッシュEEPROM(通称、フラッシュROM又
はフラッシュメモリ)が用いられている。そして、RO
M14のメモリ領域は、データの書き換えが可能な、書
き換え可能ROM領域14aと、データの書き換えが不
能な(又はデータの書き換えが禁止された)、書き換え
不能ROM領域14bとに分けられている。
【0039】また、両マイコン4,6の通信回路20に
は、2本の通信ポートP1,P2が設けられている。そ
して、Aマイコンの通信ポートP1は、当該ECU2か
ら外部へ伸びた外部通信ラインとしてのシリアル通信ラ
イン24に接続されており、これに対して、Aマイコン
4の通信ポートP2は、ECU2内に配設された内部通
信ライン25によって、Bマイコン6の通信ポートP1
に接続されている。つまり、Aマイコン4は、シリアル
通信ライン24を介して当該ECU2の外部と通信可能
になっていると共に、Aマイコン4とBマイコン6と
は、内部通信ライン25を介して通信可能になってい
る。
【0040】一方、ECU2から外部へは、上記シリア
ル通信ライン24と共に、モード判定用信号ライン26
が伸びており、このモード判定用信号ライン26は、当
該ECU2内において、抵抗器Rにより5Vにプルアッ
プされていると共に、上記両マイコン4,6のI/Oポ
ート18に接続されている。
【0041】そして、ECU2から伸びたシリアル通信
ライン24及びモード判定用信号ライン26の先端に
は、コネクタ28が取り付けられており、ECU2は、
このコネクタ28を介して、各マイコン4,6内のエン
ジン制御用のプログラムやデータを書き換えるためのメ
モリ書換装置30と接続される。
【0042】即ち、ECU2側のコネクタ28とメモリ
書換装置30側のコネクタ38とが嵌合されると、EC
U2側のシリアル通信ライン24とメモリ書換装置30
側のシリアル通信ライン34とが接続されて、ECU2
(詳しくはAマイコン4)とメモリ書換装置30との間
におけるシリアル通信が可能となる。そして更に、上記
両コネクタ28,38が嵌合されると、ECU2側のモ
ード判定用信号ライン26とメモリ書換装置30側で接
地電位(0V)に接続されたモード判定用信号ライン3
6とが接続され、ECU2側においてはモード判定用信
号ライン26がハイレベル(5V)からロウレベル(0
V)に変化する。よって、ECU2内の両マイコン4,
6は、モード判定用信号ライン26がロウレベルであれ
ば、当該ECU2にメモリ書換装置30が接続されたと
判定する。
【0043】次に、上記両マイコン4,6の夫々に内蔵
されたROM14及びRAM16のメモリ領域の内容に
ついて、図2を用いて説明する。図2に示すように、R
OM14の書き換え可能ROM領域14aは、エンジン
制御用の制御プログラム及び制御データを格納するため
のエリアとして用いられており、このROM領域14a
には、該当する制御プログラム及び制御データが既に格
納されている。尚、Aマイコン4の書き換え可能ROM
領域14aには、電子スロットルを制御するための制御
プログラム及びデータが格納され、Bマイコンの書き換
え可能ROM領域14aには、燃料噴射及び点火時期を
制御するための制御プログラム及びデータが格納され
る。
【0044】これに対して、ROM14の書き換え不能
ROM領域14bは、リセット直後に実行されるブート
プログラムを格納するためのエリアとして用いられてお
り、このROM領域14bには、該当するブートプログ
ラムが既に格納されている。また、RAM16は、MP
U12の演算結果を一時格納する演算用ワークエリアと
して用いられる他、後述するようにメモリ書換装置30
から送信されて来るROM書換プログラムが格納され
る。
【0045】このように構成されたECU2において、
各マイコン4,6は、リセット直後に、ROM14の書
き換え不能ROM領域14bに格納されたブートプログ
ラムを起動し、メモリ書換装置30が接続されていない
通常時には、そのブートプログラムにてROM14の書
き換え可能ROM領域14aに格納された制御プログラ
ムをコールして、エンジンの制御を行っている。
【0046】一方、メモリ書換装置30は、ECU2に
接続された後に、作業者によって所定の操作が行われる
と、図3に示す処理を実行する。即ち、メモリ書換装置
30は、まず、ステップ(以下、単に「S」と記す)5
0にて、図示されない記憶媒体からROM書換プログラ
ムを読み出し、そのROM書換プログラムを、値が
「0」の識別番号ID=0と一緒に、シリアル通信ライ
ン34,24を介してECU2へ送信する。
【0047】そして、その後、続くS60にて、Aマイ
コン4の書き換え可能ROM領域14aに旧来の制御プ
ログラム及び制御データに代えて格納すべき新たな制御
プログラム及び制御データを、値が「1」の識別番号I
D=1と一緒に、ECU2へ送信し、更にその後、続く
S70にて、Bマイコン6の書き換え可能ROM領域1
4aに旧来の制御プログラム及び制御データに代えて格
納すべき新たな制御プログラム及び制御データを、値が
「2」の識別番号ID=2と一緒に、ECU2へ送信す
る。
【0048】そこで、ECU2の各マイコン4,6は、
ブートプログラムを起動した際に、メモリ書換装置30
が接続されていると判定すると、書き換え可能ROM領
域14a内の制御プログラムをコールすることなく、そ
のままブートプログラムを実行する。そして、まず、メ
モリ書換装置30から上述したように送信されて来る識
別番号ID=0に基づき、自分の識別番号IDを自分自
身で設定すると共に、メモリ書換装置30から識別番号
ID=0と一緒に送信されて来るROM書換プログラム
をRAM16に格納し、その後、RAM16に格納した
ROM書換プログラムをコールすることにより、ROM
14の書き換え可能ROM領域14aに格納されている
制御プログラム及び制御データを、メモリ書換装置30
から送信されて来る新たな制御プログラム及び制御デー
タに書き換えるための処理を実行する。
【0049】尚、本実施例において、メモリ書換装置3
0からECU2(詳しくはAマイコン4)へ送信される
信号、及び、Aマイコン4からBマイコン6へ送信され
る信号は、図4に示すようなフレーム構造を有してい
る。即ち、送信信号の1フレームは、識別番号IDを送
信するための数値データ領域である「ID」と、ROM
書換プログラムや新たな制御プログラム及び制御データ
を送信するための領域である「DATA」と、通信誤り
を検出するための検査用データ「CS」と、から構成さ
れており、ROM書換プログラムや新たな制御プログラ
ム及び制御データは、常に識別番号IDと一緒に送受信
される。
【0050】そこで次に、ECU2の各マイコン4,6
で夫々実行される処理について、図5に示すフローチャ
ートを用いて説明する。尚、図5においては、S100
〜S160の処理が、書き換え不能ROM領域14b内
のブートプログラムによって実行され、S200の処理
が、書き換え可能ROM領域14a内の制御プログラム
によって実行される。また、S300〜S330の処理
が、メモリ書換装置30から送信されてRAM16内に
格納されるROM書換プログラムによって実行される。
【0051】図5に示すように、各マイコン4,6は、
ECU2に電源が投入されて、リセット状態から動作を
開始すると、最初に、ROM14の書き換え不能ROM
領域14bに格納されたブートプログラムを起動する。
そして、まず、S100にて、モード判定用信号ライン
26がロウレベルであるか否かを判定し、ロウレベルで
なければメモリ書換装置30が接続されていないと判断
して、続くS110にて、ROM14の書き換え可能R
OM領域14aに格納された制御プログラムへジャンプ
する。
【0052】そして、このS110の実行により、書き
換え可能ROM領域14a内の制御プログラムが起動さ
れ、その後は、図5のS200に示すように、エンジン
制御用の制御データを参照して行われるエンジン制御処
理が実行される。尚、S200のエンジン制御処理は、
入出力回路8又は10からの各種センサ信号と書き換え
可能ROM領域14a内の制御データとに基づき、最適
な制御量や制御タイミングを演算し、その演算結果に応
じて電子スロットルやインジェクタ及びイグナイタ等の
アクチュエータを駆動するための制御信号を出力する、
といった手順で実行される。そして、このようなエンジ
ン制御処理が実行されることにより、エンジンの最適な
運転が可能となる。
【0053】一方、ブートプログラムにおいて、上記S
100でモード判定用信号ライン26がロウレベルであ
ると判定した場合には、メモリ書換装置30が接続され
ていると判断して、S120に移行する。そして、この
S120にて、シリアル通信ライン24又は内部通信ラ
イン25を介して送信されて来る識別番号IDとROM
書換プログラムを、通信回路20の通信ポートP1から
受信し、続くS130にて、受信したROM書換プログ
ラムをRAM16へ格納する。そして、続くS140に
て、ROM書換プログラムと一緒に受信した識別番号I
Dに「1」を加算(1インクリメント)して、その加算
後の識別番号IDを、上記受信したROM書換プログラ
ムと一緒に、通信回路20の通信ポートP2から送信
し、続くS150にて、S140で「1」を加算した後
の識別番号IDを、自分の識別番号IDとして設定記憶
する。
【0054】そして、このように自分の識別番号IDの
記憶が終了すると、S160に進んで、RAM16に格
納したROM書換プログラムの処理開始アドレスへジャ
ンプする。そして、このS160の実行により、ROM
書換プログラムが起動され、その後は、図5のS300
〜S330に示すように、書き換え可能ROM領域14
aの内容を、メモリ書換装置30から送られて来る新た
な制御プログラム及び制御データに置き換えるための書
換処理が実行される。
【0055】即ち、ROM書換プログラムが起動される
と、まずS300にて、シリアル通信ライン24又は内
部通信ライン25を介して送信されて来る識別番号ID
と新たな制御プログラム及び制御データを、通信回路2
0の通信ポートP1から受信し、続くS310にて、受
信した識別番号IDと新たな制御プログラム及び制御デ
ータを、そのまま通信回路20の通信ポートP2から送
信する。
【0056】そして、続くS320にて、S300で新
たな制御プログラム及び制御データと一緒に受信した識
別番号IDが、上述したS150で記憶した自分の識別
番号IDと一致しているか否かを判定し、両識別番号I
Dが一致していないと判定した場合には、S300で受
信した新たな制御プログラム及び制御データが自分宛て
のものではないとして、S300に戻る。
【0057】一方、S320にて、上記両識別番号ID
が一致していると判定した場合には、S300で受信し
た新たな制御プログラム及び制御データが自分宛てのも
のであるとして、その受信した新たな制御プログラム及
び制御データを、ROM14の書き換え可能ROM領域
14aに、旧来の制御プログラム及び制御データに代え
て書き込み、その後、S300に戻る。尚、このS33
0の書き込み処理は、例えば、書き換え可能ROM領域
14aに格納されている全データを消去した後、受信し
た新たな制御プログラム及び制御データを書き込む、と
いった手順で実行される。
【0058】尚、本実施例においては、2つのマイコン
4,6の内のAマイコン4が、特定のマイクロコンピュ
ータに相当しており、各マイコン4,6に入力されるモ
ード判定用信号ライン26の電圧レベルの内のロウレベ
ルが、外部からの書き換え指令に相当している。また、
ブートプログラムのS120〜S150が、第1の処理
に相当しており、ROM書換プログラム(即ちS300
〜S330)が、第2の処理に相当している。
【0059】次に、本実施例のECU2において、各マ
イコン4,6が上述した図5の処理を夫々実行すること
により、各マイコン4,6の制御プログラム及び制御デ
ータが、如何にして書き換えられるかについて、図6を
用いて具体的に説明する。まず、当該ECU2にメモリ
書換装置30が接続された状態で、ECU2に電源が投
入され、その後、図3のS50で説明したように、メモ
リ書換装置30からECU2へ、シリアル通信ライン3
4,24を介して、識別番号ID=0とROM書換プロ
グラムとが送信されて来ると、まず、Aマイコン4が、
シリアル通信ライン24を介して送信されて来る識別番
号ID=0とROM書換プログラムを、通信ポートP1
から受信する(S120)。
【0060】そして、Aマイコン4は、受信したROM
書換プログラムをRAM16に格納し(S130)、更
に、ROM書換プログラムと一緒に受信した識別番号I
D=0に「1」を加算した識別番号ID=1を、受信し
たROM書換プログラムと一緒に通信ポートP2から内
部通信ライン25を介してBマイコン6へ送信すると共
に(S140)、「1」を加算した識別番号ID=1
を、自分の識別番号IDとして記憶する(S150)。
そして、その後、RAM16に格納したROM書換プロ
グラムへジャンプして(S160)、S300〜S33
0の実行を開始する。
【0061】そして、図6に示すように、Aマイコン4
が、S140の処理を実行して、Bマイコン6へ、識別
番号ID=1と一緒にROM書換プログラムを送信する
と、Bマイコン6は、S120の処理を実行して、内部
通信ライン25を介してAマイコン4から送信されて来
る識別番号ID=1とROM書換プログラムを、通信ポ
ートP1から受信する。
【0062】すると、Bマイコン6も、Aマイコン4と
全く同様に、受信したROM書換プログラムをRAM1
6に格納し(S130)、更に、ROM書換プログラム
と一緒に受信した識別番号ID=1に「1」を加算した
識別番号ID=2を、受信したROM書換プログラムと
一緒に通信ポートP2から送信すると共に(S14
0)、「1」を加算した識別番号ID=2を、自分の識
別番号IDとして記憶する(S150)。そして、その
後、RAM16に格納したROM書換プログラムへジャ
ンプして(S160)、S300〜S330の実行を開
始する。尚、本実施例において、Bマイコン6の通信ポ
ートP2には他のマイクロコンピュータが接続されてい
ないため、Bマイコン6の通信ポートP2から送信され
る信号は、特に意味を持たない。但し、Bマイコン6の
通信ポートP2に、同様の構成を備えた他のマイクロコ
ンピュータの通信ポートP1が接続された場合には、そ
のマイクロコンピュータにて、Bマイコン6と全く同様
の処理が行われる。
【0063】このように、メモリ書換装置30から当該
ECU2へ、識別番号ID=0と一緒にROM書換プロ
グラムが送信されると、各マイコン4,6はS120〜
S160の処理を順次実行することとなり、この結果、
シリアル通信ライン24から数えて1段目のAマイコン
4が、メモリ書換装置30からの識別番号ID=0に
「1」を加算した識別番号ID=1を自分の識別番号と
して記憶し、2段目のBマイコン6が、Aマイコン4か
らの識別番号ID=1に「1」を加算した識別番号ID
=2を自分の識別番号として記憶する。これにより、各
マイコン4,6は、内部通信ライン25による接続順序
に対応した識別番号を夫々記憶することとなる。そして
更に、各マイコン4,6は、このように自分の識別番号
IDを自分自身で設定して記憶するのと同時に、メモリ
書換装置30からのROM書換プログラムを、各自のR
AM16に格納して、そのROM書換プログラムを起動
するのである。
【0064】その後、図3のS60で説明したように、
メモリ書換装置30からECU2へ、シリアル通信ライ
ン34,24を介して、識別番号ID=1とAマイコン
4に対する新たな制御プログラム及び制御データとが送
信されると、まず、Aマイコン4が、シリアル通信ライ
ン24を介して送信されて来る上記識別番号ID=1と
新たな制御プログラム及び制御データを、通信ポートP
1から受信する(S300)。そして、その受信した識
別番号ID=1と新たな制御プログラム及び制御データ
を、そのまま通信ポートP2から内部通信ライン25を
介してBマイコン6へ送信する(S310)。そして、
この場合に、Aマイコン4は、S300で受信した識別
番号ID=1とS150で記憶した自分の識別番号ID
=1とが一致しているため(S320:YES)、RO
M14の書き換え可能ROM領域14aに格納されてい
る制御プログラム又は制御データを、S300で受信し
た新たな制御プログラム又は制御データに書き換え(S
330)、その後、受信待ちの状態へ戻る(S30
0)。
【0065】そして、図6に示すように、Aマイコン4
が、S310の処理を実行して、Bマイコン6へ、メモ
リ書換装置30からの識別番号ID=1と新たな制御プ
ログラム及び制御データを送信すると、Bマイコン6
は、S300の処理を実行して、内部通信ライン25を
介してAマイコン4から送信されて来る識別番号ID=
1と新たな制御プログラム及び制御データを、通信ポー
トP1から受信する。
【0066】すると、Bマイコン6も、Aマイコン4と
全く同様に、受信した識別番号ID=1と新たな制御プ
ログラム及び制御データを、そのまま通信ポートP2か
ら送信するのであるが(S310)、この場合に、Bマ
イコン6は、S300で受信した識別番号ID=1とS
150で記憶した自分の識別番号ID=2とが一致して
いないため(S320:NO)、書き換え可能ROM領
域14aの内容を書き換えることなく、受信待ちの状態
へ戻る(S300)。
【0067】一方更に、その後、図3のS70で説明し
たように、メモリ書換装置30からECU2へ、シリア
ル通信ライン34,24を介して、識別番号ID=2と
Bマイコン6に対する新たな制御プログラム及び制御デ
ータとが送信されると、まず、Aマイコン4が、上述し
たS300,S310の処理を実行して、メモリ書換装
置30からの識別番号ID=2と新たな制御プログラム
及び制御データを、通信ポートP1から受信すると共
に、それらを、そのまま通信ポートP2からBマイコン
6へ送信する。そして、この場合には、Aマイコン4
は、受信した識別番号ID=2と自分の識別番号ID=
1とが一致していないため(S320:NO)、書き換
え可能ROM領域14aの内容を書き換えることなく、
受信待ちの状態へ戻る(S300)。
【0068】そして、Aマイコン4からBマイコン6
へ、メモリ書換装置30からの識別番号ID=2と新た
な制御プログラム及び制御データが送信されると、Bマ
イコン6も、上述したS300,S310の処理を実行
して、Aマイコン4からの識別番号ID=2と新たな制
御プログラム及び制御データを、通信ポートP1から受
信すると共に、それらを、そのまま通信ポートP2から
送信する。そして、この場合に、Bマイコン6は、受信
した識別番号ID=2と自分の識別番号ID=2とが一
致しているため(S320:YES)、書き換え可能R
OM領域14aの内容を、受信した新たな制御プログラ
ム及び制御データに書き換え、その後、受信待ちの状態
へ戻る(S300)。
【0069】以上説明したように、本実施例のECU2
では、シリアル通信ライン24に対して各マイコン4,
6の通信回路20が順次直列に接続される、所謂デイジ
ーチェーン接続の構成を採っている。そして、各マイコ
ン4,6が、図5のS300〜S330の処理を実行す
ることにより、メモリ書換装置30から送信されて来た
書き換え対象であるマイコンを示す識別番号(ID=1
又はID=2)と新たな制御プログラム及び制御データ
とが、各マイコン4,6へ順次送受信されて行き、更
に、両マイコン4,6のうち、書き換え対象であるマイ
コンを示す識別番号を記憶したマイコンだけにて、書き
換え可能ROM領域14aの内容が、メモリ書換装置3
0からの新たな制御プログラム及び制御データに書き換
えられるようにしている。
【0070】そして特に、本実施例のECU2では、各
マイコン4,6が、このようなS300〜S330の処
理を行う前に、通信ポートP1から受信した識別番号に
「1」を加算した値を自分の識別番号として記憶すると
共に、「1」を加算した後の識別番号を通信ポートP2
から次段のマイコンへ送信する、というS120〜S1
50の処理を実行するようにしている。そして、各マイ
コン4,6は、このS120〜S150の処理を実行す
ることにより、当該ECU2内での内部通信ライン25
による各自の接続順序に夫々対応した識別番号を、夫々
記憶するようにしている。
【0071】従って、本実施例のECU2によれば、例
えば、各マイコン4,6の書き換え不能ROM領域14
bに予め識別番号を記憶させておいたり、各マイコン
4,6の書き換え可能ROM領域14aに格納される制
御プログラム及び制御データ自身に識別番号を予め付加
しておく、といった必要が全く無く、当該ECU2にお
ける各マイコン4,6の内部通信ライン25による接続
順序を意識するだけで、2つのマイコン4,6の夫々に
ついて、制御プログラム及び制御データを書き換えるこ
とができるようになる。よって、本実施例のECU2に
よれば、複数のマイコン4,6の夫々について、制御プ
ログラム及び制御データを、極めて簡単且つ確実に書き
換えることができる。
【0072】尚、上述した説明では、メモリ書換装置3
0が、図3のS50にて、値が「0」の識別番号ID=
0を最初に送信するようにしているため、各マイコン
4,6の識別番号が、夫々、「1」と「2」になった
が、メモリ書換装置30から最初に送信される識別番号
の値が「n」であれば、各マイコン4,6の識別番号
は、夫々、「n+1」と「n+2」に設定されることと
なる。
【0073】また、上記実施例では、図5のS140に
て、受信した識別番号に「1」を加算するようにした
が、加算する値は「1」以外の値でもよいし、また、S
140にて、例えば受信した識別番号に所定数を乗じ
る、といった他の演算を行うようにしてもよい。つま
り、受信した識別番号に対して行われる演算が予め分か
っていれば、メモリ書換装置30から最初に送信する識
別番号の値nから、各マイコン4,6の識別番号を知る
ことができる。そして、メモリ書換装置30から当該E
CU2へ、各マイコン4,6の識別番号と一緒に新たな
制御プログラム及び制御データを送信してやることで、
各マイコン4,6の夫々について、制御プログラム及び
制御データを書き換えることができるのである。
【0074】一方、本実施例のECU2によれば、各マ
イコン4,6が実行するブートプログラム(即ち、S1
00〜S160の処理)は、全く同じ内容のものである
ため、マイコンの品番管理が極めて簡単になる。また、
本実施例のECU2においては、各マイコン4,6が、
S120〜S150の処理を実行することにより、S3
00〜S330の処理を実行するためのROM書換プロ
グラムを、識別番号と一緒に受信して、RAM16に格
納すると共に、その受信したROM書換プログラムを、
「1」を加算した後の識別番号と一緒に次段のマイコン
へ送信し、その後、ROM16に格納したROM書換プ
ログラムを起動させるようにしている。
【0075】つまり、本実施例のECU2では、各マイ
コン4,6が、ROM書換プログラムを最初から有して
いるのではなく、そのプログラムを、外部から書き換え
対象でないメモリ領域であるRAM16に読み込んで起
動することにより、S300〜S330の処理を実行す
るようにしている。よって、各マイコン4,6に予め内
蔵しておくプログラムを小さくすることができ、メモリ
の節約が可能となる。
【0076】尚、S300〜S330を実行するための
ROM書換プログラムを、ROM14の書き換え不能R
OM領域14bにブートプログラムの一部として予め格
納しておき、S120〜S150の処理にて、識別番号
IDだけを送受信するようにしてもよい。
【0077】一方、上記実施例では、各マイコン4,6
が、通信ポートP1から受信した識別番号に「1」を加
算した値を自分の識別番号として記憶すると共に、
「1」を加算した後の識別番号を通信ポートP2から次
段のマイコンへ送信する、という処理を実行して、自分
の識別番号を設定するようにしたが、各マイコン4,6
が、通信ポートP1から受信した識別番号をそのまま自
分の識別番号として記憶すると共に、受信した識別番号
に「1」を加算した識別番号を通信ポートP2から次段
のマイコンへ送信する、というようにしてもよい。
【0078】具体的には、図5のS150にて、S12
0で受信した識別番号を、「1」を加算することなくそ
のまま自分の識別番号として設定記憶するように変更す
ればよい。そして、このようにした場合には、メモリ書
換装置30からECU2へ最初に送信する識別番号ID
の値をnとすると、Aマイコン4は、メモリ書換装置3
0からの識別番号ID=nをそのまま自分の識別番号と
して記憶し、2段目のBマイコン6は、(n+1)を自
分の識別番号として記憶する、といった具合いになり、
上述した実施例のECU2の場合に対して、各マイコン
4,6の識別番号が、夫々、「1」ずつ小さい値に設定
される点のみ異なる。
【0079】よって、メモリ書換装置30が、図3のS
50にて、値が「1」である識別番号ID=1を送信す
るようにすれば、上記実施例の場合と全く同様に、Aマ
イコン4の識別番号が「1」となり、Bマイコン6の識
別番号が「2」となる。従って、このようにしても、上
述した実施例のECU2と全く同様の効果を得ることが
できる。
【0080】また更に、上記実施例のECU2は、2つ
のマイコン4,6を備えたのもであったが、マイコンの
数は3つ以上であってもよい。例えば、マイコンが合計
3個の場合には、Bマイコンの通信ポートP2と、追加
のマイコンの通信ポートP1とを、図1の内部通信ライ
ン25とは別の内部通信ラインによって接続すればよ
い。
【0081】一方更に、上記実施例では、書き換え可能
ROM領域14aに格納された制御プログラム及び制御
データの全部を書き換える場合について説明したが、制
御プログラム又は制御データの一部を書き換える場合に
ついても全く同様である。また、上記実施例では、エン
ジンを制御するECU2について説明したが、本発明の
適用範囲は、これに限られない。即ち、例えばブレー
キ、トランスミッション、サスペンション等の制御対象
を制御する電子制御装置に対しても、全く同様に適用す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例のエンジン制御装置(ECU)の全体
構成を示すブロック図である。
【図2】 図1のECUに搭載されたマイクロコンピュ
ータ(マイコン)のメモリ領域の内容を説明する説明図
である。
【図3】 図1のECUに接続されるメモリ書換装置で
実行される処理を説明するフローチャートである。
【図4】 送信信号のフレーム構造を説明する説明図で
ある。
【図5】 各マイコンで夫々実行される処理を表すフロ
ーチャートである。
【図6】 各マイコンの制御プログラム及び制御データ
が書き換えられる手順を説明する説明図である。
【図7】 従来技術の問題点を説明する説明図である。
【符号の説明】
1…エンジン 2…エンジン制御装置(ECU) 4…マイクロコンピュータ(Aマイコン) 6…マイクロコンピュータ(Bマイコン) 8,10
…入出力回路 12…マイクロ・プロセッサ・ユニット(MPU)
14…ROM 14a…書き換え可能ROM領域 14b…書き換え
不能ROM領域 16…RAM 18…I/Oポート 20…通信回
路 P1,P2…通信ポート 22…バス 24,34
…シリアル通信ライン 25…内部通信ライン 26,36…モード判定用信
号ライン 28,38…コネクタ 30…メモリ書換装置

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気的にデータの書き換えが可能な不揮
    発性メモリと、データ通信用の通信回路とを有し、前記
    不揮発性メモリに格納された制御プログラム及び制御デ
    ータに従って所定の制御対象を制御するための制御処理
    を実行するマイクロコンピュータを、複数備えた電子制
    御装置において、 前記複数のマイクロコンピュータのうちの特定のマイク
    ロコンピュータの前記通信回路は、当該電子制御装置か
    ら外部へ伸びる外部通信ラインに接続されると共に、前
    記特定のマイクロコンピュータを含む各マイクロコンピ
    ュータの前記通信回路は、当該電子制御装置内の内部通
    信ラインによって順次直列に接続されており、 前記各マイクロコンピュータは、 外部からの書き換え指令を受けると、前記外部通信ライ
    ン又は内部通信ラインを介して送信されて来る識別番号
    を前記通信回路により受信して、当該受信した識別番号
    に予め定められた所定の演算を施した値を自分の識別番
    号として記憶すると共に、前記演算を施した後の識別番
    号を前記通信回路から前記内部通信ラインを介して次段
    のマイクロコンピュータへ送信する第1の処理を実行
    し、 更にその後、前記外部通信ライン又は内部通信ラインを
    介して何れかのマイクロコンピュータを示す識別番号と
    一緒に送信されて来る新たな制御プログラム又は制御デ
    ータを前記通信回路により受信して、当該受信した識別
    番号及び新たな制御プログラム又は制御データを前記通
    信回路から前記内部通信ラインを介して次段のマイクロ
    コンピュータへ送信すると共に、前記受信した識別番号
    と、前記第1の処理の実行により記憶した自分の識別番
    号とが一致している場合には、前記不揮発性メモリに格
    納されている制御プログラム又は制御データの一部又は
    全部を、前記受信した新たな制御プログラム又は制御デ
    ータに書き換える第2の処理を実行すること、 を特徴とする電子制御装置。
  2. 【請求項2】 電気的にデータの書き換えが可能な不揮
    発性メモリと、データ通信用の通信回路とを有し、前記
    不揮発性メモリに格納された制御プログラム及び制御デ
    ータに従って所定の制御対象を制御するための制御処理
    を実行するマイクロコンピュータを、複数備えた電子制
    御装置において、 前記複数のマイクロコンピュータのうちの特定のマイク
    ロコンピュータの前記通信回路は、当該電子制御装置か
    ら外部へ伸びる外部通信ラインに接続されると共に、前
    記特定のマイクロコンピュータを含む各マイクロコンピ
    ュータの前記通信回路は、当該電子制御装置内の内部通
    信ラインによって順次直列に接続されており、 前記各マイクロコンピュータは、 外部からの書き換え指令を受けると、前記外部通信ライ
    ン又は内部通信ラインを介して送信されて来る識別番号
    を前記通信回路により受信して、当該受信した識別番号
    を自分の識別番号として記憶すると共に、当該受信した
    識別番号に予め定められた所定の演算を施した識別番号
    を前記通信回路から前記内部通信ラインを介して次段の
    マイクロコンピュータへ送信する第1の処理を実行し、 更にその後、前記外部通信ライン又は内部通信ラインを
    介して何れかのマイクロコンピュータを示す識別番号と
    一緒に送信されて来る新たな制御プログラム又は制御デ
    ータを前記通信回路により受信して、当該受信した識別
    番号及び新たな制御プログラム又は制御データを前記通
    信回路から前記内部通信ラインを介して次段のマイクロ
    コンピュータへ送信すると共に、前記受信した識別番号
    と、前記第1の処理の実行により記憶した自分の識別番
    号とが一致している場合には、前記不揮発性メモリに格
    納されている制御プログラム又は制御データの一部又は
    全部を、前記受信した新たな制御プログラム又は制御デ
    ータに書き換える第2の処理を実行すること、 を特徴とする電子制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載の電子制御
    装置において、 前記各マイクロコンピュータは、 前記第1の処理を実行する際に、前記第2の処理を実行
    するためのプログラムを、前記識別番号と一緒に受信し
    て、書き換え対象でないメモリ領域に格納すると共に、
    当該受信したプログラムを、前記所定の演算を施した後
    の識別番号と一緒に次段のマイクロコンピュータへ送信
    し、その後、前記書き換え対象でないメモリ領域に格納
    した前記プログラムを起動させること、 を特徴とする電子制御装置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし請求項3の何れかに記載
    の電子制御装置において、 前記所定の演算は、予め定められた所定数を加算するも
    のであること、 を特徴とする電子制御装置。
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