JP4404147B2 - 車載電子制御装置及びその車載電子制御装置の情報更新方法 - Google Patents

車載電子制御装置及びその車載電子制御装置の情報更新方法 Download PDF

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Description

本発明は、複数のマイコンを備えた車載電子制御装置に関するものである。
従来より、車載電子制御装置(以下、ECUともいう)のなかには、故障診断用の外部装置であるスキャンツールからの特定の要求を受けると、自装置に搭載されているソフトウェアの品番を示すソフトウェア品番情報をスキャンツールへ出力する品番出力機能を有したものがある。
例えば、特許文献1には、ECUへ外部装置から特定のコマンドを送信すると、ECUに備えられたマイコンが、そのマイコンが実行するソフトウェアのバージョン情報(上記ソフトウェア品番情報に相当)を、外部装置へ送信することが記載されている。
また、複数のマイコンを備えたECUも知られている(例えば、特許文献2参照)。
そして、複数のマイコンを備えた従来のECUでは、各マイコンに、そのマイコンについてのソフトウェア品番情報をそれぞれ記憶させておき、そのマイコン毎のソフトウェア品番情報をスキャンツールへ出力するようになっていた。つまり、スキャンツールからECUへは、どのマイコンのソフトウェア品番情報を出力すべきかを指定する要求が出力され、ECUでは、その要求によって指定されたマイコンのソフトウェア品番情報をスキャンツールへ出力することとなる。
なお、この場合、各マイコンがスキャンツールと通信可能な構成と、特定のマイコンだけがスキャンツールと通信可能な構成との、2通りが考えられる。そして、前者の場合には、スキャンツールからの要求によって指定されるマイコンが、自マイコンのソフトウェア品番情報をスキャンツールへ返送することとなり、後者の場合には、特定のマイコンが、スキャンツールからの要求によって指定されるマイコンからソフトウェア品番情報を取得し、その取得したソフトウェア品番情報をスキャンツールへ返送することとなる。また、何れの場合でも、何れかのマイコンのソフトウェアを変更した場合には、そのソフトウェアを変更したマイコンに記憶されるソフトウェア品番情報を変更すれば良い。
特開2003−256228号公報 特開2004−310221号公報
ところで、カリフォルニア州大気資源局(CARB:California Air Resources Board)による法規では、2010年モデルイヤー以降の車両からは、パワートレインを制御するECUに対して、常に単一のCID(CalibrationIDであり、上述のソフトウェア品番情報に相当)を用いることになった。つまり、スキャンツールから見れば、ECUに備えられたマイコンが1つであろうが複数であろうが、そのECUについてのCIDは1つということである。
その場合、複数のマイコンを備えるECUでは、複数のマイコンのうちの1つである特定のマイコンが、スキャンツールからの要求に対して応答する構成を採ることとなる。
そして、その特定のマイコンに、当該ECU全体でのソフトウェア品番情報を記憶させておく構成が考えられる。
しかし、その構成では、ソフトウェアの変更対象が上記特定のマイコン以外のマイコンであったとしても、特定のマイコンが記憶する内容を変更しなければならないという問題が生じる。つまり、例えば2つのマイコンA,Bを備えると共に、一方のマイコンAがスキャンツールと通信するようになっているECUを例に挙げると、マイコンBのソフトウェアだけを変更した場合でも、マイコンAに記憶させるソフトウェア品番情報を変更しなければならず、ソフトウェアの変更がないマイコンAについても記憶内容の書き換えが必要となってしまう。
そこで、本発明は、複数のマイコンを備える車載電子制御装置において、外部装置に当該車載電子制御装置のソフトウェア品番情報を出力する特定マイコン以外のマイコンのソフトウェアを変更した場合に、特定マイコンの記憶内容まで変更する必要がないようにすることを目的としている。
請求項1の車載電子制御装置は、複数のマイコンを備えている。更に、この車載電子制御装置では、複数のマイコンのうちの1つである特定マイコンが、外部装置からの出力要求を受けると、当該車載電子制御装置に搭載されているソフトウェアの品番を示すソフトウェア品番情報をその外部装置へ出力するマイコン(即ち、外部装置と通信する通信窓口のマイコン)となっている。
ここで特に、各マイコンには、そのマイコンが実行するソフトウェアが更新された場合に値が更新される加算値がそれぞれ記憶されている。尚、加算値は、実際には、各マイコンの内部又は外部のメモリに記憶される。
そして、特定マイコンは、自己を含む各マイコンに記憶されている前記加算値の総和を算出すると共に、その総和に基づきソフトウェア品番情報の基本値を更新した値であって、前記総和が大きいほど前記基本値から進んだ値となる更新値を算出し、その更新値を、ソフトウェア品番情報として外部装置へ出力するようになっている。尚、ソフトウェア品番情報の基本値は、特定マイコンの内部又は外部のメモリに記憶される。
このような請求項1の車載電子制御装置では、請求項4に記載の方法のように、複数のマイコンのうちの何れかが実行するソフトウェアが更新された場合に、そのソフトウェアが更新されたマイコンに記憶される前記加算値を、それまでの値よりも大きい値に変更すれば、特定マイコンにより算出される更新値であって、外部装置からの要求に応じて特定マイコンが出力するソフトウェア品番情報が、最新のソフトウェア更新時より前のものよりも進んだ値となる。
このため、特定マイコン以外のマイコンのソフトウェアを変更した場合に、特定マイコンの記憶内容を変更しなくても、ソフトウェアが変更されたマイコンに記憶させる加算値を更新するだけで、特定マイコンにより外部装置へ出力される当該車載電子制御装置のソフトウェア品番情報を更新することができる。
ところで、特定マイコンは、請求項2に記載のように、算出した前記総和(加算値の総和)を、前記基本値に加算することで、前記更新値(即ち、外部装置へ出力するソフトウェア品番情報)を算出するように構成すれば、その更新値の演算処理を簡単なものにすることができ有利である。例えば、他の例として、算出した総和に定数を乗じ、その乗算値を基本値に加算する、といった演算処理でも良いが、そのような演算処理よりも請求項2の演算処理の方が簡単である。
また、請求項3に記載のように、特定マイコンは、算出した前記総和を、不揮発性の記憶領域に保存するようになっていることが好ましい。
例えば、前記総和を算出した際に、その算出した今回の総和と、上記不揮発性の記憶領域に保存されている過去の総和とを比較して、今回の総和の方が過去の総和よりも小さければ、何らかの異常(メモリの異常や、加算値の更新の仕方の異常)が発生したと判断することができるからである。
次に、請求項5の車載電子制御装置も、複数のマイコンを備えている。更に、この車載電子制御装置においても、複数のマイコンのうちの1つである特定マイコンが、外部装置からの出力要求を受けると、当該車載電子制御装置に搭載されているソフトウェアの品番を示すソフトウェア品番情報をその外部装置へ出力する通信窓口のマイコンとなっている。
ここで特に、各マイコンには、そのマイコンが実行するソフトウェアが更新された場合に値が更新される品番情報が記憶されていると共に、何れのマイコンに記憶された品番情報を外部装置へ出力するソフトウェア品番情報とすべきかを判断するための優先順位情報も記憶されている。尚、上記品番情報や優先順位情報は、実際には、各マイコンの内部又は外部のメモリに記憶される。
そして、特定マイコンは、自己を含む各マイコンに記憶されている優先順位情報を比較して、優先順位が最も高いマイコン(即ち、優先順位が最も高い優先順位情報を記憶しているマイコン)を特定し、その特定したマイコンに記憶されている品番情報を、当該車載電子制御装置のソフトウェア品番情報として外部装置へ出力するようになっている。
このような請求項5の車載電子制御装置では、請求項10に記載の方法のように、複数のマイコンのうちの何れかが実行するソフトウェアが更新された場合に、そのソフトウェアが更新されたマイコンに記憶される優先順位情報を、他のマイコンに記憶されている優先順位情報よりも高い優先順位を示すものにすると共に、そのソフトウェアが更新されたマイコンに記憶される品番情報を、各マイコンに記憶されている品番情報のうちで最も進んだ値の品番情報よりも、更に進んだ値を示す品番情報に変更すればよい。このようにすれば、外部装置からの要求に応じて特定マイコンが出力するソフトウェア品番情報として、ソフトウェアが更新されたマイコンに記憶されている新たな品番情報が選択されることとなり、しかも、その品番情報は、最新のソフトウェア更新時より前に外部装置へ出力されたソフトウェア品番情報よりも進んだ値となるからである。
このため、特定マイコン以外のマイコンのソフトウェアを変更した場合に、特定マイコンの記憶内容を変更しなくても、ソフトウェアが変更されたマイコンに記憶される品番情報と優先順位情報を更新するだけで、特定マイコンにより外部装置へ出力される当該車載電子制御装置のソフトウェア品番情報を更新することができる。
ところで、請求項6に記載のように、各マイコンに記憶させる優先順位情報としては、例えば、そのマイコンが実行するソフトウェアの使用開始時期を示す情報とすることができる。そして、この場合、特定マイコンは、各マイコンに記憶されている優先順位情報のうち、最も新しい使用開始時期を示す優先順位情報を特定して、その優先順位情報を記憶しているマイコンを、優先順位が最も高いマイコンとして特定するように構成することができる。つまり、この場合、各マイコンに記憶される優先順位情報は、ソフトウェアの新しい使用開始時期を示すものほど優先順位が高い、ということになる。そして、最も新しい使用開始時期を示す優先順位情報を記憶しているマイコン内の品番情報が、当該車載電子制御装置のソフトウェア品番情報として外部装置へ出力されることとなる。
また、請求項7に記載のように、請求項6の車載電子制御装置において、特定マイコンは、前記比較した優先順位情報(即ち、各マイコンが記憶していた優先順位情報)を、不揮発性の記憶領域に保存するようになっていることが好ましい。
つまり、特定マイコンは、各マイコンに記憶されている優先順位情報を比較する際には、自己のメモリから優先順位情報を読み出すと共に、他のマイコンから優先順位情報を取得することとなるが、それらの優先順位情報を不揮発性の記憶領域に保存しておくように構成するのである。
そして、このように構成すれば、特定マイコンは、例えば、各マイコンに記憶されている優先順位情報を比較する際に、現在の各マイコンの優先順位情報と、上記不揮発性の記憶領域に保存されている過去の優先順位情報とを比較することで、各マイコンの優先順位情報が正常に遷移していない異常を検知することができるようになる。具体的には、あるマイコンについて、現在の優先順位情報が過去の優先順位情報よりも、ソフトウェアの使用開始時期として古い時期を示していれば、メモリの異常や、優先順位情報の更新の仕方の異常が発生したと判断することができる。
一方、請求項5〜7の車載電子制御装置において、各マイコンは、優先順位情報を、そのマイコンの内部メモリに記憶するようになっていても良いが、請求項8に記載のように、各マイコンが、優先順位情報を、そのマイコンの外部メモリに記憶するようになっていれば、各マイコンの内部メモリの容量を節約できるという点で好ましい。
また、請求項9に記載のように、請求項5〜8の車載電子制御装置において、優先順位情報が複数種類設けられていればなお良い。
例えば、優先順位情報が主優先順位情報と副優先順位情報との2種類あるとすると、特定マイコンは、まず、各マイコンの主優先順位情報を比較し、もし優先順位が最も高い主優先順位情報が複数あったならば、それらを記憶している複数のマイコンについて、更に、副優先順位情報を比較し、優先順位が最も高い副優先順位情報を記憶していた1つのマイコンを、優先順位が最も高いマイコンとする、という処理を行うことができるようになる。つまり、主優先順位情報が同一レベルである複数のマイコンについても、副優先順位情報によって優先順位をつけることができるようになる。
次に、請求項11の車載電子制御装置も、複数のマイコンを備えている。更に、この車載電子制御装置においても、複数のマイコンのうちの1つである特定マイコンが、外部装置からの出力要求を受けると、当該車載電子制御装置に搭載されているソフトウェアの品番を示すソフトウェア品番情報をその外部装置へ出力する通信窓口のマイコンとなっている。
ここで特に、各マイコンには、前記ソフトウェア品番情報を作成するための情報であって、そのマイコンが実行するソフトウェアが更新された場合に内容が更新される出力品番作成用情報が記憶されている。
そして、特定マイコンは、自己を含む各マイコンに記憶されている出力品番作成用情報から、予め定められた規則に従って外部装置へ出力するソフトウェア品番情報を作成するようになっていると共に、その規則は、何れかのマイコンの出力品番作成用情報が更新されると、作成されるソフトウェア品番情報も更新される規則になっている。
このような請求項11の車載電子制御装置によれば、特定マイコン以外のマイコンのソフトウェアを変更した場合に、特定マイコンの記憶内容を変更しなくても、ソフトウェアが変更されたマイコンに記憶される出力品番作成用情報を更新するだけで、特定マイコンにより外部装置へ出力される当該車載電子制御装置のソフトウェア品番情報を更新することができる。
以下に、本発明が適用された実施形態の車載電子制御装置(ECU)について説明する。尚、本実形態のECUは、例えば車両のエンジンと変速機を制御するパワートレイン制御用のECUである。
[第1実施形態]
図1に示すように、第1実施形態のECU11は、車両内に配設された通信線(例えばCANのバス)21を介して、他のECU12,13,…と接続されている。そして、ECU11は、自己に接続されたセンサ等からの情報と共に、他のECU12,13,…から通信によって取得した情報も用いて、車両のエンジンや変速機を制御する。
また、通信線21には、車両のエンジンルーム等に設けられたコネクタ23を介して、故障診断装置としてのスキャンツール25(外部装置に相当)が接続されるようになっている。そして、スキャンツール25は、通信線21に接続されることで、その通信線21に予め接続されている各ECU11,12,13,…と通信可能になる。
ここで、ECU11には、主にエンジンを制御するための処理を実行する第1マイコン1と、主に変速機を制御するための処理を実行する第2マイコン2とが設けられている。そして、その両マイコン1,2は互いに通信可能になっている。
また、各マイコン1,2には、CPU1a,2a、CPU1a,2aによって実行されるソフトウェア(具体的には、プログラムを構成するデータ及び該プログラムの実行時に参照される制御用データ等)が格納される不揮発性でデータ書換可能なフラッシュメモリ1b,2b、CPU1a,2aによる演算結果が一時的に記憶されるRAM1c,2c、及びI/Oポート(図示省略)など、周知の構成要素が内蔵されている。更に、マイコン1,2には、外部メモリとして、データ書換可能な不揮発性のEEPROM3,5が接続されている。
そして、ECU11においては、第1マイコン1が通信線21を介して他のECU12,13,…やスキャンツール25と通信するようになっている。このため、第2マイコン2は、第1マイコン1を経由して、他のECU12,13,…やスキャンツール25との情報の授受を行う。例えば、スキャンツール25からECU11へ、第2マイコン2が保有するデータを要求するコマンドが送信された場合には、第1マイコン1が第2マイコン2から該当するデータを取得し、そのデータをスキャンツール25へ返送することとなる。
また、スキャンツール25からECU11へ、第1マイコン1と第2マイコン2との何れかのソフトウェアを書き換えることを指示する書換要求が送信された場合には、その書換要求が指示する方のマイコンにおけるフラッシュメモリ内のソフトウェアが、その後にスキャンツール25から送信されて来る新たなソフトウェアに書き換えられるようになっている。
例えば、スキャンツール25から第1マイコン1に対する書換要求が送信された場合には、第1マイコン1にて、ソフトウェア書換用のプログラムが実行されることにより、その第1マイコン1のフラッシュメモリ1bに記憶されているソフトウェアがスキャンツール25からの新たなソフトウェアに書き換えられる。また、スキャンツール25から第2マイコン2に対する書換要求が送信された場合には、第1マイコン1が、スキャンツール25と第2マイコン2との間のデータ転送を行うと共に、第2マイコン2にて、ソフトウェア書換用のプログラムが実行されることにより、その第2マイコン2のフラッシュメモリ2bに記憶されているソフトウェアがスキャンツール25からの新たなソフトウェアに書き換えられる。
そして更に、第1マイコン1は、スキャンツール25からのCID出力要求を受けると、当該ECU11に搭載されているソフトウェアの品番を示すソフトウェア品番情報としてのCID(CalibrationID)をスキャンツール25へ返送する、CID出力機能を有している。
そこで次に、第1マイコン1のCID出力機能について説明する。
まず、図3の(1)に示すように、第1マイコン1には、CIDの基本値(本実施形態では「175700−0030」であり、以下、CID基本値という)が記憶されている。このCID基本値は、変更されることのない値であり、本実施形態では、第1マイコン1のフラッシュメモリ1bに予め記憶されている。
また、第1マイコン1と第2マイコン2との各々には、そのマイコンのソフトウェアが更新された場合に値が更新される加算値が記憶されている。その加算値は、各マイコン1,2のフラッシュメモリ1b,2bに記憶されており、その各加算値の初期値は0(本実施形態では2桁であるため“00”)である。
そして、各マイコン1,2の加算値は、そのマイコンのソフトウェアが更新される毎に、それまでの値に対して1を加算した値に更新されるようになっている。
具体例を挙げて説明すると、まず、ECU11の製造時においては、図3の(1)に示すように、各マイコン1,2の加算値は初期値の“00”になっている。
そして、第2マイコン2のソフトウェアが書き換えられたとすると、図3の(2)に示すように、第2マイコン2の加算値が“00”から“01”に更新される。尚、加算値の更新は、ソフトウェアの書き換え時に行われる。つまり、ソフトウェアと一緒に加算値も書き換えられる。
その後、第1マイコン1のソフトウェアが書き換えられたとすると、図3の(3)に示すように、第1マイコン1の加算値が“00”から“01”に更新される。
更にその後、第2マイコン2のソフトウェアが書き換えられたとすると、図3の(4)に示すように、第2マイコン2の加算値が“01”から“02”に更新される。
また例えば、図3の(2)に示す状態で、第2マイコン2のソフトウェアが書き換えられたとすると、図4の(3’)に示すように、第2マイコン2の加算値が“01”から“02”に更新されることとなる。そして、その後、第1マイコン1のソフトウェアが書き換えられたとすると、図4の(4’)に示すように、第1マイコン1の加算値が“00”から“01”に更新されることとなる。尚、図4の(1),(2)は、図3の(1),(2)と同じである。
このように本第1実施形態では、マイコン1,2のソフトウェアが更新された場合に、そのソフトウェアが更新されたマイコンに記憶される加算値を、それまでの値よりも大きい値(本実施形態では1を加算した値)に変更するようになっている。
そして、第1マイコン1は、スキャンツール25からのCID出力要求を受けると、図2に示すCID出力処理を実行する。
図2に示すように、第1マイコン1がCID出力処理の実行を開始すると、まずS110にて、各マイコン1,2の加算値を取得する。具体的には、自己のフラッシュメモリ1bから自マイコンの加算値を読み込むと共に、第2マイコン2から該第2マイコン2の加算値を取得する。尚、この際、第1マイコン1は、第2マイコン2に加算値の要求を出力し、第2マイコン2は、その要求を受けると、自己のフラッシュメモリ2bから自マイコンの加算値を読み出して第1マイコン1へ出力するようになっている。また、第1マイコン1のCPU1aが第2マイコン2のフラッシュメモリ2bに直接アクセス可能な構成であるならば、第1マイコン1は、そのフラッシュメモリ2bから第2マイコン2の加算値を直接読み出すことができる。
次にS120にて、各マイコン1,2の加算値の総和を算出し、続くS130にて、CID基本値に、上記S120で算出した総和を加算することにより、CID基本値を更新した値(以下、CID更新値という)を求める。具体的には、CID基本値の下4桁(0030)に対して、加算値の総和を加算する。
そして、次のS140にて、S130で求めたCID更新値(加算結果)を、ECU11のCIDとしてスキャンツール25へ送信し、その後、当該CID出力処理を終了する。
次に、このようなCID出力処理の作用について、前述した図3及び図4の例を用い説明する。
まず、図3の(1)に示すように、ECU11が製造されてからマイコン1,2のソフトウェアが一度も更新されていない状態で、スキャンツール25からECU11へCID出力要求が送信されると、第1マイコン1は、CID基本値である「175700−0030」をECU11のCIDとしてスキャンツール25へ送信することとなる。各マイコン1,2の加算値が全て初期値の“00”であり、それらの総和も“00”であるからである。
その後、第2マイコン2のソフトウェアが書き換えられ、図3の(2)に示すように、第2マイコン2の加算値が“01”になっている状態で、スキャンツール25からECU11へCID出力要求が送信されると、第1マイコン1は、CID基本値に各マイコン1,2の加算値の総和である“01”(=00+01)を加算した「175700−0031」を、ECU11のCIDとしてスキャンツール25へ送信することとなる。
そして、その後、第1マイコン1のソフトウェアが書き換えられ、図3の(3)に示すように、両マイコン1,2の加算値が“01”になっている状態で、スキャンツール25からECU11へCID出力要求が送信されると、第1マイコン1は、CID基本値に各マイコン1,2の加算値の総和である“02”(=01+01)を加算した「175700−0032」を、ECU11のCIDとしてスキャンツール25へ送信することとなる。
更にその後、第2マイコン2のソフトウェアが書き換えられ、図3の(4)に示すように、第1マイコン1の加算値が“01”、第2マイコン2の加算値が“02”になっている状態で、スキャンツール25からECU11へCID出力要求が送信されると、第1マイコン1は、CID基本値に各マイコン1,2の加算値の総和である“03”(=01+02)を加算した「175700−0033」を、ECU11のCIDとしてスキャンツール25へ送信することとなる。
また例えば、図3の(2)に示す状態で、第2マイコン2のソフトウェアが書き換えられ、図4の(3’)に示すように、第1マイコン1の加算値が“00”、第2マイコン2の加算値が“02”になっている状態で、スキャンツール25からECU11へCID出力要求が送信されると、第1マイコン1は、CID基本値に各マイコン1,2の加算値の総和である“02”(=00+02)を加算した「175700−0032」を、ECU11のCIDとしてスキャンツール25へ送信することとなる。つまり、この場合も、図3の(3)に示した場合と同様に、ECU11全体でのソフトウェアの更新回数は合計2回であり、スキャンツール25へ出力されるCIDは、図3の(3)に示した場合と同じ値となる。
そして、その後、第1マイコン1のソフトウェアが書き換えられ、図4の(4’)に示すように、第1マイコン1の加算値が“01”、第2マイコン2の加算値が“02”になっている状態で、スキャンツール25からECU11へCID出力要求が送信されると、第1マイコン1は、CID基本値に各マイコン1,2の加算値の総和である“03”(=01+02)を加算した「175700−0033」を、ECU11のCIDとしてスキャンツール25へ送信することとなる。つまり、この場合も、図3の(4)に示した場合と同様に、ECU11全体でのソフトウェアの更新回数は合計3回であり、スキャンツール25へ出力されるCIDは、図3の(4)に示した場合と同じ値となる。
以上のような第1実施形態のECU11によれば、スキャンツール25と通信する機能を有した第1マイコン1以外の第2マイコン2のソフトウェアを変更した場合に、第1マイコン1の記憶内容を変更しなくても、ソフトウェアが変更されたマイコンに記憶させる加算値を更新するだけで、スキャンツール25へ出力される当該ECU11のCIDが、ソフトウェアの更新回数に応じた値に更新されるようにすることができる。
尚、本第1実施形態では、第1マイコン1が特定マイコンに相当する。また、各マイコン1,2に記憶される加算値が出力品番作成用情報に相当している。
一方、第1マイコン1は、図2のS120で算出した総和を、EEPROM3に保存するようにしても良い。そのようにすれば、例えば、図2におけるS120の後で、今回算出した総和と、EEPROM3に保存されている過去の総和とを比較し、今回の総和の方が過去の総和よりも小さければ、何らかの異常が発生したと判断することができる。
また例えば、第1マイコン1は、図2のS130にて、S120で算出した総和に定数を乗じ、その乗算値をCID基本値に加算することで、CID更新値を求めるようにしても良い。このように変形すれば、スキャンツール25へ出力されるCIDが上記定数ずつ増加していくこととなる。
また、各マイコン1,2の加算値を増加させていく規則としては、1ずつ増加させる規則に限らず、1以外の所定値だけ増加させていく規則でも良い。
また、第1マイコン1において、CID基本値と加算値との両方又は一方は、EEPROM3に記憶されるようにしても良い。同様に、第2マイコン2において、加算値はEEPROM5に記憶されるようにしても良い。このようにすれば、各マイコン1,2内のフラッシュメモリ1b,2bの容量を節約できる。
[第2実施形態]
第2実施形態のECUは、第1実施形態のECU11とハードウェア構成は同じであるため、以下の説明において、符号は第1実施形態と同じものを用いる。
第2実施形態のECU11は、第1実施形態と比較すると、下記の点が異なっている。
まず、図6又は図7の(1)に示すように、各マイコン1,2には、そのマイコンのソフトウェアが更新された場合に値が更新されると共に、当該ECU11のCIDの候補となる品番情報(以下、CID候補値という)が記憶されている。そのCID候補値は、本実施形態では、各マイコン1,2のフラッシュメモリ1b,2bに記憶されており、そのフラッシュメモリ内のソフトウェアと一緒に書き換えられるようになっている。また、CID候補値の初期値は0(本実施形態では2桁であるため“00”)である。尚、図6,図7及び後述する図5では、CID候補値を、単に「CID」と記載している。
そして更に、各マイコン1,2には、そのマイコンのソフトウェアが使用開始される時期であって、主優先順位情報に相当するラインオフ時期と、副優先順位情報に相当する優先レベル値とが記憶されている。尚、図6,図7では、ラインオフ時期を「LO」と記載している。
そのラインオフ時期及び優先レベル値は、何れのマイコンに記憶されたCID候補値をECU11のCIDとすべきかを判断するための優先順位情報であり、本実施形態では、各マイコン1,2のフラッシュメモリ1b,2bに記憶されている。そして、ラインオフ時期は、そのフラッシュメモリ内のソフトウェアと一緒に書き換えられるようになっている。また、優先レベル値は、その値が小さいほど優先順位が高いことを示すようになっている。そして、本実施形態において、各マイコン1,2の優先レベル値は、初期値から変更されることはなく、第1マイコン1の優先レベル値が“1”で、第2マイコン2の優先レベル値が“2”に設定されている。
ここで、各マイコン1,2に記憶されるCID候補値とラインオフ時期とが、どのように更新されていくかについて、図6及び図7の具体例を用い説明する。
まず、ECU11の製造時においては、図6の(1)に示すように、各マイコン1,2のCID候補値が初期値の“00”になっている。また、この例では、各マイコン1,2のラインオフ時期(LO)が両方ともに「2006/08」になっている。尚、/の前は西暦の年を表し、/の後は月を表している。
その後、第2マイコン2のソフトウェアが書き換えられたとすると、図6の(2)に示すように、その第2マイコン2のラインオフ時期が、今回変更されたソフトウェアの使用開始時期を示す値(この例では「2007/08」)であって、他のマイコン1に記憶されているラインオフ時期よりも新しい時期を示す値に変更される。そして更に、第2マイコン2のCID候補値が、それまでの“00”から“01”に更新される。ここで、CID候補値の更新ルールは、「ソフトウェアの更新前において各マイコン1,2に記憶されているCID候補値のうちで最も進んだ値(最進値)のCID候補値よりも、更に1だけ進んだ値に変更する」というものである。尚、ラインオフ時期とCID候補値の更新は、ソフトウェアの書き換え時に行われる。つまり、ソフトウェアと一緒にラインオフ時期とCID候補値も書き換えられる。
またその後、第1マイコン1のソフトウェアが書き換えられたとすると、図6の(3)に示すように、その第1マイコン1のラインオフ時期が、今回変更されたソフトウェアの使用開始時期を示す値(この例では「2008/08」)であって、他のマイコン2に記憶されているラインオフ時期よりも新しい時期を示す値に変更される。そして更に、第1マイコン1のCID候補値が、全マイコン1,2におけるそれまでの最進値である“01”よりも1つ進んだ“02”に更新される。
更にその後、第2マイコン2のソフトウェアが書き換えられたとすると、図6の(4)に示すように、その第2マイコン2のラインオフ時期が、今回変更されたソフトウェアの使用開始時期を示す値(この例では「2009/08」)であって、他のマイコン1に記憶されているラインオフ時期よりも新しい時期を示す値に変更される。そして更に、第2マイコン2のCID候補値が、全マイコン1,2におけるそれまでの最進値である“02”よりも1つ進んだ“03”に更新される。
また例えば、図6の(2)に示す状態で、第2マイコン2のソフトウェアが書き換えられたとすると、図7の(3’)に示すように、その第2マイコン2のラインオフ時期が、今回変更されたソフトウェアの使用開始時期を示す値(この例では「2008/08」)であって、他のマイコン1に記憶されているラインオフ時期よりも新しい時期を示す値に変更される。そして更に、第2マイコン2のCID候補値が、全マイコン1,2におけるそれまでの最進値である“01”よりも1つ進んだ“02”に更新される。
そして、その後、第1マイコン1のソフトウェアが書き換えられたとすると、図7の(4’)に示すように、その第1マイコン1のラインオフ時期が、今回変更されたソフトウェアの使用開始時期を示す値(この例では「2009/08」)であって、他のマイコン2に記憶されているラインオフ時期よりも新しい時期を示す値に変更される。そして更に、第1マイコン1のCID候補値が、全マイコン1,2におけるそれまでの最進値である“02”よりも1つ進んだ“03”に更新される。尚、図7の(1),(2)は、図6の(1),(2)と同じである。
このように本第2実施形態では、マイコン1,2のソフトウェアが更新された場合に、そのソフトウェアが更新されたマイコンに記憶されるラインオフ時期が、他のマイコンに記憶されるラインオフ時期よりも新しい値となり、また、そのソフトウェアが更新されたマイコンに記憶されるCID候補値が、全マイコン1,2におけるそれまでの最進値よりも1つ進んだ値に更新されるようにしている。
次に、本第2実施形態のECU11では、第1マイコン1が、スキャンツール25からのCID出力要求を受けると、図2の処理に代えて、図5に示すCID出力処理を実行する。
図5に示すように、第1マイコン1がCID出力処理の実行を開始すると、まずS210にて、各マイコン1,2のラインオフ時期を取得し、それらを比較することにより、それらのうちで最新の時期を示すもの(以下、最新のラインオフ時期という)を特定する。尚、各マイコン1,2のラインオフ時期を取得する手順は、前述した図2のS110で各マイコン1,2の加算値を取得する際の手順と同様である。
そして、次のS220にて、最新のラインオフ時期が1つであるか否かを判定し、1つであれば、S230に進む。
S230では、その最新のラインオフ時期を記憶していたマイコンのCID候補値を取得する。尚、最新のラインオフ時期が第1マイコン1のものであれば、自己のフラッシュメモリ1bからCID候補値を読み込み、また、最新のラインオフ時期が第2マイコン2のものであれば、第2マイコン2に要求を出して、その第2マイコン2からCID候補値を受け取る。そして更に、S230では、このようにして取得したCID候補値(即ち、最新のラインオフ時期を記憶していたマイコンのCID候補値)を、当該ECU11のCIDとしてスキャンツール25へ送信する。そして、その後、当該CID出力処理を終了する。
また、上記S220にて、最新のラインオフ時期が1つではないと判定した場合には、S240に移行して、その最新のラインオフ時期を記憶していた各マイコンの優先レベル値を取得すると共に、その各優先レベル値同士を比較して、優先順位が最も高い優先レベル値を記憶しているマイコンを特定する。尚、本実施形態では、マイコンが第1マイコン1と第2マイコン2との2つであるため、S240では、その2つのマイコン1,2の優先レベル値を取得することとなる。また、各マイコン1,2の優先レベル値を取得する手順も、前述した図2のS110で各マイコン1,2の加算値を取得する際の手順と同様である。
そして、次のS250にて、上記S240で特定したマイコン(即ち、優先順位が最も高い優先レベル値を記憶しているマイコン)のCID候補値を取得する。尚、S240で特定したマイコンが当該第1マイコン1であれば、自己のフラッシュメモリ1bからCID候補値を読み込み、また、S240で特定したマイコンが第2マイコン2であれば、第2マイコン2に要求を出して、その第2マイコン2からCID候補値を受け取る。そして更に、S250では、このようにして取得したCID候補値を、当該ECU11のCIDとしてスキャンツール25へ送信する。そして、その後、当該CID出力処理を終了する。
つまり、図5のCID出力処理では、各マイコン1,2に記憶されているラインオフ時期を比較して、最新のラインオフ時期を記憶していたマイコンのCID候補値を、ECU11のCIDとしてスキャンツール25に送信するが、もし各マイコン1,2のラインオフ時期が同じであれば、各マイコン1,2に記憶されている優先レベル値を比較して、優先順位が高い方の優先レベル値を記憶していたマイコンのCID候補値を、ECU11のCIDとしてスキャンツール25に送信するようにしている。
尚、上記S210,S230〜S250の各々にて、必要な情報をその都度取得するのではなく、例えばS210にて、各マイコン1,2のラインオフ時期、優先レベル値及びCID候補値を全て取得してRAM1cに格納しておき、それらの中から必要なものを後の処理で使用するようにしても良い。
次に、このようなCID出力処理の作用について、前述した図6及び図7の例を用い説明する。
まず、図6の(1)に示すように、ECU11が製造されてからマイコン1,2のソフトウェアが一度も更新されていない状態で、スキャンツール25からECU11へCID出力要求が送信された場合、各マイコン1,2のラインオフ時期は同じ「2006/08」であるため、各マイコン1,2の優先レベル値が比較される。そして、第2マイコン2の優先レベル値よりも第1マイコン1の優先レベル値の方が優先順位が高いため、第1マイコン1は、自マイコン1のCID候補値である“00”をECU11のCIDとしてスキャンツール25へ送信することとなる。
その後、第2マイコン2のソフトウェアが書き換えられて、図6の(2)に示す状態になった後、スキャンツール25からECU11へCID出力要求が送信された場合には、第1マイコン1のラインオフ時期よりも第2マイコン2のラインオフ時期の方が新しい時期を示しているため、第1マイコン1は、第2マイコン2のCID候補値である“01”をECU11のCIDとしてスキャンツール25へ送信することとなる。
そして、その後、第1マイコン1のソフトウェアが書き換えられて、図6の(3)に示す状態になった後、スキャンツール25からECU11へCID出力要求が送信された場合には、第2マイコン2のラインオフ時期よりも第1マイコン1のラインオフ時期の方が新しい時期を示しているため、第1マイコン1は、自マイコン1のCID候補値である“02”をECU11のCIDとしてスキャンツール25へ送信することとなる。
更にその後、第2マイコン2のソフトウェアが書き換えられて、図6の(4)に示す状態になった後、スキャンツール25からECU11へCID出力要求が送信された場合には、第1マイコン1のラインオフ時期よりも第2マイコン2のラインオフ時期の方が新しい時期を示しているため、第1マイコン1は、第2マイコン2のCID候補値である“03”をECU11のCIDとしてスキャンツール25へ送信することとなる。
また例えば、図6の(2)に示す状態で、第2マイコン2のソフトウェアが書き換えられて、図7の(3’)に示す状態になった後、スキャンツール25からECU11へCID出力要求が送信された場合には、第1マイコン1のラインオフ時期よりも第2マイコン2のラインオフ時期の方が新しい時期を示しているため、第1マイコン1は、第2マイコン2のCID候補値である“02”をECU11のCIDとしてスキャンツール25へ送信することとなる。
そして、その後、第1マイコン1のソフトウェアが書き換えられて、図7の(4’)に示す状態になった後、スキャンツール25からECU11へCID出力要求が送信された場合には、第2マイコン2のラインオフ時期よりも第1マイコン1のラインオフ時期の方が新しい時期を示しているため、第1マイコン1は、自マイコン1のCID候補値である“03”をECU11のCIDとしてスキャンツール25へ送信することとなる。
以上のような第2実施形態のECU11では、第1マイコン1は、ソフトウェアが最近に変更されたマイコンであって、最新のラインオフ時期を記憶したマイコンに記憶されているCID候補値を、当該ECU11のCIDとして選択して、スキャンツール25へ出力することとなり、しかも、その選択されるCID候補値は、最新のソフトウェア更新時より前にスキャンツール25へ出力されたCIDよりも進んだ値となる。
そして、このような第2実施形態のECU11によっても、第2マイコン2のソフトウェアを変更した場合に第1マイコン1の記憶内容を変更しなくても、ソフトウェアが変更されたマイコンに記憶させるCID候補値とラインオフ時期を更新するだけで、スキャンツール25へ出力される当該ECU11のCIDが更新されるようにすることができる。
ところで、第1マイコン1は、図5のS210で取得して相互比較した各マイコン1,2のラインオフ時期を、EEPROM3に保存するようにしても良い。
そのようにすれば、第1マイコン1は、例えば、図5のS210で各マイコン1,2のラインオフ時期を比較する際に、現在の各マイコン1,2のラインオフ時期と、EEPROM3に保存されている過去のラインオフ時期とを比較することで、各マイコン1,2のラインオフ時期が正常に遷移していない異常を検知することができるようになる。具体的には、あるマイコンについて、現在のラインオフ時期が過去のラインオフ時期よりも古い時期を示していれば、メモリの異常や、そのラインオフ時期の更新の仕方の異常が発生したと判断することができる。
また、各マイコン1,2おいて、CID候補値、ラインオフ時期、及び優先レベル値のうちの少なくとも1つは、外部メモリとしてのEEPROM3,4に記憶されるようにしても良い。このようにすれば、各マイコン1,2内のフラッシュメモリ1b,2bの容量を節約できる。
尚、上記第2実施形態では、優先順位情報として、ラインオフ時期と優先レベル値との2種類を設けたが、更に他の情報を追加しても良く、また、優先順位情報をラインオフ時期だけにしても良い。そして、後者の場合、図5のS220にて、最新のラインオフ時期が1つではないと判定したならば、予め定められた方のマイコン(例えば第マイコン1)のCID候補値をECU11のCIDとしてスキャンツール25へ出力するように構成することができる。但し、優先順位情報として優先レベル値も設けた方が、各マイコン1,2のラインオフ時期が同じであった場合に、何れのマイコンのCID候補値をECU11のCIDとして選択するのかを、その優先レベル値によって適宜変えることができるため、利便性が良い。
尚、上記第2実施形態においては、各マイコン1,2に記憶されるCID候補値とラインオフ時期が出力品番作成用情報に相当している。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明はこうした実施形態に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施し得ることは勿論である。
例えば、上記各実施形態において、ECU11に搭載されるマイコンの数は3つ以上でも良い。
第1実施形態のECUの構成を表す構成図である。 第1実施形態のECUにおける第1マイコンが実行するCID出力処理を表すフローチャートである。 第1実施形態の作用を説明する第1の説明図である。 第1実施形態の作用を説明する第2の説明図である。 第2実施形態のECUにおける第1マイコンが実行するCID出力処理を表すフローチャートである。 第2実施形態の作用を説明する第1の説明図である。 第2実施形態の作用を説明する第2の説明図である。
符号の説明
1…第1マイコン(特定マイコン)、2…第2マイコン
1a,2a…CPU、1b,2b…フラッシュメモリ、3,5…EEPROM
11,12,13…ECU(車載電子制御装置)
21…通信線、23…コネクタ、25…スキャンツール(外部装置)

Claims (11)

  1. 複数のマイコンを備えた車載電子制御装置であって、
    前記複数のマイコンのうちの1つである特定マイコンが、外部装置からの出力要求を受けると、当該車載電子制御装置に搭載されているソフトウェアの品番を示すソフトウェア品番情報を前記外部装置へ出力するマイコンであり、
    更に、前記各マイコンには、そのマイコンが実行するソフトウェアが更新された場合に値が更新される加算値がそれぞれ記憶されており、
    前記特定マイコンは、自己を含む各マイコンに記憶されている前記加算値の総和を算出すると共に、その総和に基づき前記ソフトウェア品番情報の基本値を更新した値であって、前記総和が大きいほど前記基本値から進んだ値となる更新値を算出し、その更新値を、前記ソフトウェア品番情報として前記外部装置へ出力すること、
    を特徴とする車載電子制御装置。
  2. 請求項1に記載の車載電子制御装置において、
    前記特定マイコンは、前記基本値に前記総和を加算することで、前記更新値を算出すること、
    を特徴とする車載電子制御装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の車載電子制御装置において、
    前記特定マイコンは、算出した前記総和を、不揮発性の記憶領域に保存するようになっていること、
    を特徴とする車載電子制御装置。
  4. 請求項1ないし請求項3の何れか1項に記載の車載電子制御装置について用いられ、その車載電子制御装置から前記外部装置へ出力される前記ソフトウェア品番情報を更新するための情報更新方法であって、
    前記複数のマイコンのうちの何れかが実行するソフトウェアが更新された場合に、そのソフトウェアが更新されたマイコンに記憶される前記加算値を、それまでの値よりも大きい値に変更すること、
    を特徴とする情報更新方法。
  5. 複数のマイコンを備えた車載電子制御装置であって、
    前記複数のマイコンのうちの1つである特定マイコンが、外部装置からの出力要求を受けると、当該車載電子制御装置に搭載されているソフトウェアの品番を示すソフトウェア品番情報を前記外部装置へ出力するマイコンであり、
    更に、前記各マイコンには、そのマイコンが実行するソフトウェアが更新された場合に値が更新される品番情報が記憶されていると共に、何れのマイコンに記憶された品番情報を前記外部装置へ出力する前記ソフトウェア品番情報とすべきかを判断するための優先順位情報も記憶されており、
    前記特定マイコンは、自己を含む各マイコンに記憶されている優先順位情報を比較して、優先順位が最も高いマイコンを特定し、その特定したマイコンに記憶されている品番情報を、前記ソフトウェア品番情報として前記外部装置へ出力すること、
    を特徴とする車載電子制御装置。
  6. 請求項5に記載の車載電子制御装置において、
    前記各マイコンに記憶される優先順位情報は、そのマイコンが実行するソフトウェアの使用開始時期を示す情報であり、
    前記特定マイコンは、各マイコンに記憶されている優先順位情報のうち、最も新しい使用開始時期を示す優先順位情報を特定して、その優先順位情報を記憶しているマイコンを、優先順位が最も高いマイコンとして特定すること、
    を特徴とする車載電子制御装置。
  7. 請求項6に記載の車載電子制御装置において、
    前記特定マイコンは、前記比較した優先順位情報を、不揮発性の記憶領域に保存するようになっていること、
    を特徴とする車載電子制御装置。
  8. 請求項5ないし請求項7の何れか1項に記載の車載電子制御装置において、
    前記各マイコンは、前記優先順位情報を当該マイコンの外部メモリに記憶するようになっていること、
    を特徴とする車載電子制御装置。
  9. 請求項5ないし請求項8の何れか1項に記載の車載電子制御装置において、
    前記優先順位情報が複数種類設けられていること、
    を特徴とする車載電子制御装置。
  10. 請求項5ないし請求項9の何れか1項に記載の車載電子制御装置について用いられ、その車載電子制御装置から前記外部装置へ出力される前記ソフトウェア品番情報を更新するための情報更新方法であって、
    前記複数のマイコンのうちの何れかが実行するソフトウェアが更新された場合に、そのソフトウェアが更新されたマイコンに記憶される優先順位情報を、他のマイコンに記憶されている優先順位情報よりも高い優先順位を示すものにすると共に、そのソフトウェアが更新されたマイコンに記憶される品番情報を、各マイコンに記憶されている品番情報のうちで最も進んだ値の品番情報よりも、更に進んだ値を示す品番情報に変更すること、
    を特徴とする情報更新方法。
  11. 複数のマイコンを備えた車載電子制御装置であって、
    前記複数のマイコンのうちの1つである特定マイコンが、外部装置からの出力要求を受けると、当該車載電子制御装置に搭載されているソフトウェアの品番を示すソフトウェア品番情報を前記外部装置へ出力するマイコンであり、
    更に、各マイコンには、前記ソフトウェア品番情報を作成するための情報であって、そのマイコンが実行するソフトウェアが更新された場合に内容が更新される出力品番作成用情報が記憶されており、
    前記特定マイコンは、自己を含む各マイコンに記憶されている前記出力品番作成用情報から、予め定められた規則に従って前記外部装置へ出力する前記ソフトウェア品番情報を作成するようになっていると共に、前記規則は、何れかのマイコンの前記出力品番作成用情報が更新されると、作成される前記ソフトウェア品番情報も更新される規則であること、
    を特徴とする車載電子制御装置。
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