JP3552552B2 - 車両用の制御量演算装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は車両用の制御量演算装置に関し、詳しくは、基本制御量に対して自動車の運転状態等に応じて定める補正項を用いて補正演算することにより最終的な制御量を演算する自動車用の制御量演算装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、電子制御式燃料噴射装置を備えた内燃機関では、機関回転数と吸気管圧力(又は、吸入空気量)とから基本燃料噴射量TPを演算し、さらに、この基本燃料噴射量TPに対して運転状態やエンジンの機械的な特性を考慮した様々な補正演算が行われ、燃料噴射弁から実際に燃料噴射を実行する燃料噴射時間TAUを算出している。
【0003】
図17は燃料噴射時間を算出するための算出式の一例である。TAUは燃料噴射時間である。また、FMWは吸気弁付近に付着する燃料分だけ燃料を多く噴射する壁面付着補正であり、ADJは外部調整補正であり、TPは基本燃料噴射量であり、IDLはアイドリング時のエンストを防ぐためのエンスト防止補正であり、RICHXは増量補正であり、AFは空燃比補正であり、FTHWはエンジンの冷却水温に応じて暖機時の噴射量を増量する基本暖機補正であり、FASEは始動後増量補正であり、FKLは小空気増量補正である。これらの補正は式▲4▼→▲3▼→▲2▼→▲1▼の順で決められ、その結果、燃料噴射時間TAUが求められる。
【0004】
このように、機関回転数と吸気管圧力に基づく基本燃料噴射時間TPに対して、図示の算出式で示すように、運転状態やエンジンの機械的特性を考慮した様々な補正演算が行われ、燃料噴射弁から実際に燃料を噴射する燃料噴射時間TAUを算出している。
図18は図17の算出式の処理順序を示したフローチャートである。図示のように、図17の算出式の▲4▼→▲3▼→▲2▼→▲1▼の順序で燃料噴射時間TAUが算出される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、燃料噴射時間TAUの算出式は、例えば、ある機種では図17の式▲1▼及び▲4▼に新たな補正項が追加され、また、別の機種では式▲2▼の補正項の1つが削除される、等、エンジン機種や車両仕様毎に様々に変化する。
従って、従来では、エンジン機種や車両仕様等の変更により補正内容が変わる度に制御プログラム全体を見直し、プログラム上の該当する補正すべき個所を見つけ適宜修正するといった作業を行っていた。しかしながら、制御プログラムは一連に切れ目なく構成されているために、ある制御プログラムを他の機種の制御プログラムに適用するといったことは極めて時間を要する作業であった。
【0006】
また、このような制御プログラム作成方法では、プログラム全体を理解した者でなければプログラムの修正すべき個所を見つけることが困難なため、例えば、他人の作成した制御プログラムに対して全体を理解するための時間等、著しくプログラム開発時間を長いものにしていた。
そこで、本発明の目的は、所定の処理、例えば、燃料噴射時間の算出処理では、加算処理、乗算処理、最大値の選択処理等の演算ロジックは、複数の機種で共通に使われ(例えば、図17の▲1▼で、TAUB、FWM、ADJは加算演算されること自体は、どの機種でも共通であるということ)、機種毎に変化するのは各演算ロジックを構成する補正項であることに着目し、プログラム構造として補正項のみの変更を可能とすることにより、他の機種への制御プログラムの再利用性を向上させたことにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1乃至4の発明によれば、補正用情報テーブルに演算種別の処理ルーチンのアドレスデータ、さらに補正項が格納されているアドレスを登録し、制御演算ルーチンにおいて、この情報テーブルに指示された関数をコールすることで制御量を求めるようにしたので、例え機種の変更により補正項が変更されても対応する補正用情報テーブルのみ修正すればよく、その結果、制御プログラムを再利用できるので開発効率を高めることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の一実施形態を説明する。図1は本発明を適用する制御システムの一実施形態の構成図である。本図は、内燃機関10として多気筒(例えば、4気筒又は6気筒)の火花点火式エンジンに本実施形態を適用した例であり、任意の一気筒の縦断面図で示している。本実施形態では、後述するマイクロコンピュータ11によって燃料噴射制御等が行われる。
【0009】
図1において、エアクリーナ12の下流側にはスロットルバルブ13を介してサージタンク14が設けられている。また、エアクリーナ12の近傍には吸気温度を検出する吸気温センサ15が取り付けられ、さらに、スロットルバルブ13には、アクセルペダルに連動して変化するスロットルバルブ13の開度及びアイドル状態を検出するスロットルポジションセンサ16が取り付けられている。さらに、サージタンク14にはダイヤフラム式のバキューム(吸気圧)センサ17が取り付けられている。
【0010】
サージタンク14は任意の一気筒のインテークマニホルド18及び吸気弁19を介してエンジン20の燃焼室21に連通されている。インテークマニホルド18内に一部が突出するように各気筒毎に燃料噴射弁22が配設されている。この燃料噴射弁22はインテークマニホルド18を通る空気中にマイクロコンピュータ11により指示された時間だけ燃料噴射する。燃焼室21は排気弁23及びエキゾーストマニホルド24を介して触媒装置25に連通されている。
【0011】
26はディストリビュータであり、イグナイタで発生させた高電圧を各気筒の点火プラグへ分配供給すると共に、そのシャフトの回転からクランク角度基準位置とクランク角度とを各々検出する。
また、27は水温センサであり、エンジンブロック28を貫通して一部がウオータジャケット内に突出するように配置され、エンジン冷却水の水温を検出して水温センサ信号を出力する。さらに、酸素濃度検出センサ(Oセンサ)29は触媒装置25に流入する以前の排気ガス中の酸素濃度を検出する。
【0012】
図2は図1のマイクロコンピュータの詳細構成図である。図1に示す構成の燃料噴射制御装置の各部の動作を制御するマイクロコンピュータ11は、図2に示すハードウェアで構成される。図2において、図1と同一の構成部分には同一の符号を付しその説明を省略する。
図2において、マイクロコンピュータ11は、中央処理装置(CPU)11a、処理プログラムを格納したリード・オンリ・メモリ(ROM)11b、作業領域として使用されるランダム・アクセス・メモリ(RAM)11c、エンジン停止後もデータを保持するバックアップRAM11d、入力インタフェース回路11e、マルチプレクサ付きA/Dコンバータ11g及び入出力インタフェース11fで構成されており、それらはバス11iを介して互いに接続されている。
【0013】
A/Dコンバータ11gは、吸気温センサ15からの吸気温検出信号、スロットルポジションセンサ16からの検出信号、バキュームセンサ17からの吸気管圧力(PM)検出信号、水温センサ27からの水温検出信号、Oセンサ29からの酸素濃度検出信号を入力インタフェース回路11eを経て順次切り換えて取り込み、それをアナログ・ディジタル変換してバス11iへ順次送出する。
【0014】
入出力インタフェース回路11fには、スロットルポジションセンサ16からの検出信号、ディストリビュータ26からの機関回転数(NE)に応じた回転数信号が入力され、それらをバス11iを介してCPU11aへ入力し、さらに、バス11iを経て入力された各信号を燃料噴射弁22等へ送出してそれらを制御する。これにより、燃料噴射弁22は各噴射タイミングで燃料噴射時間TAUの間、燃料噴射が実行される。
【0015】
上記構成のマイクロコンピュータ11内のCPU11aは、ROM11b内に格納された制御プログラムに従い、以下に説明するフローチャートの処理を実行する。
図3は燃料噴射量を求める燃料噴射時間(TAU)計算ルーチンである。この処理は制御プログラムのベース処理にて実行される。TAU計算ルーチンが起動されると、マイクロコンピュータ11内のCPU11aは機関回転数NE、吸気管圧力PMを取り込んだ後(S301)、PM/NEから基本燃料噴射時間TPを算出し(S302)、RAM11cの所定のアドレスに格納する。
【0016】
続いて、暖機増量、空燃比フィードバック補正係数その他、種々の補正係数を求め(S303)、所定のアドレスに格納する。さらに、基本燃料噴射時間TPに対してステップS303にて求めた補正項により補正演算して燃料噴射時間TAUを算出し(S304)、この燃料噴射時間TAUを所定のアドレス領域に格納し(S305)、他のベース処理に移行する。ステップS304の処理は本発明の特徴的部分であり、その演算内容を後で詳しく説明する。
【0017】
図4は図3で求めた燃料噴射時間TAUで燃料噴射を実行する噴射実行ルーチンであり、所定のクランク角周期で実行される。図示のように、まず、噴射タイミングか否か判定し(S401)、噴射タイミングであれば(YES)、図3のルーチンで求めた燃料噴射時間TAUを取り込み(S402)、そして、燃料噴射時間TAUの持続時間を有する駆動パルスが、マイクロコンピュータ11から燃料噴射弁22に出力され、燃料噴射時間TAUに対応する時間だけ燃料噴射弁22を開弁して燃料噴射を実行する(S403)。
【0018】
図5〜図16は、図3のステップS304で実行される各種補正項算出処理の詳細を示すフローチャート及び処理に使用されるテーブルを示す。
図5は後述する図6に示す指定用情報テーブルを選択するためのフローチャートである。また、図6は指定用情報テーブルの一実施形態の構成図である。図3の処理おいて、ステップ(S304)に到達すると、関数コールにより図5のフローチャートで示された処理に移行する。
【0019】
図7は補正処理ルーチンであり、図8は本発明による補正用情報テーブルの一実施形態の構成図である。
図5において、まず、参照すべき情報テーブルのアドレスを検索するために使われる変数kをリセットし(S501)、次に、この変数kから図6の指定用情報テーブルにおいて参照すべき情報テーブルのアドレスデータを取り出す(S502)。例えば、k=0(エリア0)である場合には情報テーブル1を参照するために1000hのアドレスデータが読み出され、後述する図8の情報テーブル1が選択される。そして、図8に示す情報テーブルにおける処理のために、図7の補正処理ルーチンがコールされ(S503)、図7で示したフローチャートの処理が実行される。
【0020】
以降、次の情報テーブルを参照すべく、図5の変数kがインクリメントされることにより(S504)、情報テーブルの1100h、1200h、1300hの順にアドレスデータが読み出され、情報テーブル1→情報テーブル2→情報テーブル3→情報テーブル4、の順に読み出され各情報テーブルに応じた演算処理が実行される。
【0021】
このようにして、図7の補正処理ルーチンの処理が終了すると、変数kと情報テーブルの数nを比較してその大小を判定し(S505)、全ての情報テーブルが参照されたかをチェックする。即ち、情報テーブルの数が大きければ(YES)、まだ残りの情報テーブルがあるので、ステップS502に戻って残りの情報テーブルを同様に処理し、一方、変数kが情報テーブルの数nより小さくなければ(NO)、図3のステップS305に移行してこの処理を終了する。
【0022】
次に、図7において、まず、図5のステップS502で取り出されたアドレスの情報テーブルの最初のアドレスに書かれているデータに基づき初期設定ルーチンをコールする(S701)。即ち、詳しくは先ず最初に、この処理が実行されたタイミング(k=0)にて指定されたアドレス1000hに相当する情報テーブル1に書かれた初期設定ルーチンの先頭アドレスデータ(A)(図8の(A)参照)に基づき図9の加算初期設定ルーチンがコールされる。そして、図9では、補正項RADに初期値1.0を代入する(S901)。
【0023】
さらに、図7に戻り、情報テーブルの補正項を順次特定するための指標であるINDEXをリセットし(S702)、次に、このINDEXの値(0,1,2等)から情報テーブル1を検索して補正演算に用いる補正項が格納されているアドレスを特定する(S703)。そして、ステップS703にて特定したアドレスから補正項データを読み出す(S704)。
【0024】
例えば、INDEX=0であるときには、基本暖機補正FTHWが格納されているアドレスが情報テーブル1(図8の(C)参照)により検索、特定され(上述のS703)、該当するアドレスから基本暖機補正FTHWの値が読み出される(上述のS704)。
次に、情報テーブルの所定アドレスに書かれているデータ、即ち、初期設定ルーチンのアドレスデータの次に書かれているデータ(図8の(B)参照)に基づき演算処理ルーチンをコールする(S705)。ここで、変数k=0の場合には図8に示すように情報テーブル1により加算処理ルーチンがコールされ、図10の加算処理ルーチンが実行される。図10では、最初は補正項RADの初期値1.0と基本暖機補正FTHWの値が加算され(S1001)、次に、加算演算した結果を図7の補正処理ルーチンに戻す(S1002)。
【0025】
図7に戻り、さらにINDEXをインクリメントし(S706)、INDEXと情報テーブルに書かれている補正項数Nとを比較し、情報テーブルに指示された補正項全てを演算処理したかをチェックする(S707)。初めはINDEXはN以下であるのでステップS703に戻り、ステップS705で再び図10の加算処理ルーチンがコールされ、ステップS1001が実行される度にこれまでの加算累計値と新たにINDEXで示された補正項との加算を順次実行する。
【0026】
以上の処理を繰り返すことにより、1.0+FTHW+FASE+FKLの演算(図17の▲4▼参照)が実行され、補正項RADの値が求まり、図7のステップS707で否定判定されてコール元である図5のステップS503に移行する。上述したように、図5のステップS504では変数kをインクリメントし、ステップS505で変数kと情報テーブル数nとを比較し、燃料噴射時間TAU算出において実行すべき演算を全く行ったかをチェックする。なお、情報テーブル数nは図6のテーブルに予め与えられている。本実施形態では、情報テーブルは4個設けられているのでn=4となり、上述したk=0での処理(加算演算処理)を実行した後は、k=1(エリア1)にインクリメントされ、情報テーブル2を実行すべく1100hのアドレスデータが読み出される。
【0027】
そして、上述と同様に、ステップS503にて図7の演算処理ルーチンを再びコールし、上述したのと同じ要領で情報テーブルが検索され、今度は情報テーブル2を参照することにより図11の最大値初期設定ルーチンが実行される。
図11では補正項RADを補正項RICHXにコピーし(S1101)、図7のステップS703〜S704の処理を実行してステップS705で演算処理ルーチンがコールされ、図12の最大値選択処理ルーチンが実行される。
【0028】
図12では、まず補正項RICHXと触媒過熱防止補正OTが比較され(S1201)、次に大きい方を補正項RICHXとして設定され(S1202)、次に、設定した結果を図7の補正処理ルーチンに戻す(S1203)。次にINDEXがインクリメントされ、次にステップS1201が実行されるタイミングで補正項RICHXと加速増量補正FTHRとを比較し、最終的にこの3つの補正項の最大値が算出される。
【0029】
その後、図5のステップS504にてk=2(エリア2)にインクリメントされ、情報テーブル3を実行するために1200hのアドレスデータが読み出される。
そして、図7の演算処理ルーチンを再びコールし、前述したのと同じ要領で情報テーブルが検索され、今度は情報テーブル3を参照することにより図13の乗算初期設定ルーチンが実行される。
【0030】
図13では補正項RICHXを補正項TAUBにコピーし(S1301)、図7のステップS703〜704の処理を実行してステップS705で演算処理ルーチンがコールされ図14の乗算処理ルーチンが実行される。図14では、補正項TAUBに基本噴射量Tp及びエンスト防止補正IDL、空燃比補正AFの各補正項を順次乗算する(S1401)。そして図5でk=3(エリア3)にインクリメントされ、情報テーブル4を実行するために1300hのアドレスデータが読み出される。
【0031】
そして、図7の演算処理ルーチンを再びコールし、前述したのと同じ要領で情報テーブルが検索され、今度は情報テーブル4を参照することにより図15の加算初期設定ルーチンが実行される。
図15では、補正項TAUBを補正項TAUにコピーし(S1501)、図7のステップS703〜S704の処理を実行してステップS705で演算処理ルーチンがコールされ図10の加算処理ルーチンが実行される。
【0032】
ここで、情報テーブル4に示された補正項の演算も加算処理であるため情報テーブル1と同様に図10の加算処理ルーチンがコールされる。このようにして図10の処理プログラムを共通化してプログラムを格納するメモリ要領を削減することができる。
図10のステップS1001では前述した要領で処理を実行し、図7の演算処理を繰り返しながら補正項TAUに壁面付着補正FMW、外部調整補正ADJを順次加算し、最終的な制御量である燃料噴射時間TAUを求め、図5のステップS503に戻り、この時点でステップS505で否定判定されて図3のステップS305へ移行する。
【0033】
次に、このプログラムを他の機種に適用する場合について説明する。図16は図8の補正用情報テーブルの変更を説明する構成図である。例えば、図17の算出式において、式▲1▼に新たに補正項αが加わり、式▲4▼で小空気増量補正FKLが削除された場合には、図8の情報テーブルに対して、図16で示すように変更するのみで対応できる。
【0034】
詳しくは、図16において、情報テーブル4にINDEX2を付し、これに補正項αの値が格納されるアドレスを示すデータを登録し、情報テーブル1のINDEX2 の補正項FKLの情報を削除して、変更された各情報テーブルの補正項数(INDEX数)を変更するのみで対応することができる。従って、本発明では、各補正項を演算処理するためのプログラム自体を全く修正する必要がなく、他の機種にそのまま適用することができるとともに、プログラムの開発工数も大幅に削減できる。
【0035】
また、例えば、外部調整補正ADJが補正項βと補正項γとの乗算にて求まるような仕様変更があった場合には、補正項βと補正項γに関する情報テーブルを追加して、図6の指定用情報テーブルのk=2,3との間にテーブルを追加するといった簡単な修正で対応することができる。
このように、図7及び図10のような演算処理を実際に行うプログラム自体は変更しないので、このプログラム自体のデバッグをする必要もなく、この部分を変更したことによるバグの発生もない。このようにすることによってプログラム開発効率は大幅に向上する。
【0036】
なお、本実施形態では、燃料噴射時間TAUを求める処理についてのみ説明したが、点火時期やISC制御量など他の制御量演算に対しても同様に適用することができ、また、図7の処理を点火時期演算と燃料噴射時間演算とを共用して使用してもよい。さらに、上述した加算処理や最大値算出の演算処理以外に除算処理や論理和等の論理演算に対しても適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用する制御システムの一実施形態の構成図である。
【図2】図1に示すマイクロコンピュータの詳細構成図である。
【図3】燃料噴射量を求める燃料噴射時間(TAU)計算ルーチンである。
【図4】図3で求めた燃料噴射時間で燃料噴射を実行する噴射実行ルーチンである。
【図5】図6に示す指定用情報テーブルを選択するためのフローチャートである。
【図6】本発明による指定用情報テーブルの一実施形態の構成図である。
【図7】補正処理ルーチンを示す。
【図8】本発明による補正用情報テーブルの一実施形態の構成図である。
【図9】加算初期設定ルーチンを示す。
【図10】加算処理ルーチンを示す。
【図11】最大値初期設定ルーチンを示す。
【図12】最大値選択処理ルーチンを示す。
【図13】乗算初期設定ルーチンを示す。
【図14】乗算処理ルーチンを示す。
【図15】加算初期設定ルーチンを示す。
【図16】図8の補正用情報テーブルの変更を説明する構成図である。
【図17】燃料噴射時間を算出するための算出式の一例説明図である。
【図18】図17の算出式の処理順序を示したフローチャートである。
【符号の説明】
11…マイクロコンピュータ
20…エンジン
22…燃料噴射弁
11a…CPU
11b…ROM
11c…RAM
11d…バックアップRAM
11e…入力インタフェース回路
11f…入出力インタフェース回路
11g…A/Dコンバータ
11i…バス

Claims (4)

  1. 車両の制御対象に対する最終的な制御量が、基本制御量と運転環境に基づいて決められる複数の補正項とに基づいて算出される車両用の制御量演算装置において、
    各々が、補正の演算種別を示す演算種別アドレスデータと前記演算種別に従って演算されるべき複数の補正項と格納する複数の補正用情報テーブルと、
    前記複数の補正用情報テーブルを演算種別に基づいて順次指定するための指定用情報テーブルとを備え、
    前記指定用情報テーブルで指定された補正用情報テーブルを参照して格納された演算種別アドレスデータと補正項に基づいて当該演算種別における制御量を算出し、次に指定された補正用情報テーブルを参照して当該演算種別における制御量を算出し、順次指定された補正用情報テーブルを参照して当該演算種別における制御量を算出して、前記制御対象に対する最終的な制御量を算出することを特徴とする車両用の制御量演算装置。
  2. 前記指定用情報テーブルは、前記複数の補正用情報テーブルの数を格納するエリアと、前記複数の補正用情報テーブル毎に先頭アドレスを格納する複数のエリアで構成される請求項1に記載の車両用の制御量演算装置。
  3. 前記複数の補正用情報テーブルの各々は、初期設定ルーチンの先頭アドレスデータを格納するエリアと、演算種別ごとの処理ルーチンの先頭アドレスデータを格納するエリアと、補正項の数を格納するインデックスエリアと、各インデックスごとに補正種別ごとのアドレスデータを格納する複数の補正項エリアとで構成される請求項1に記載の車両用の制御量演算装置。
  4. 前記補正用情報テーブルの複数の補正項は、前記制御対象の変更に伴い、当該演算種別において削除すべき補正項アドレスデータを削除し、追加すべき補正項アドレスデータを追加することで変更される請求項3に記載の車両用の制御量演算装置。
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