JPH07191841A - コンピュータのプログラム更新方法 - Google Patents

コンピュータのプログラム更新方法

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JPH07191841A
JPH07191841A JP5332084A JP33208493A JPH07191841A JP H07191841 A JPH07191841 A JP H07191841A JP 5332084 A JP5332084 A JP 5332084A JP 33208493 A JP33208493 A JP 33208493A JP H07191841 A JPH07191841 A JP H07191841A
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JP
Japan
Prior art keywords
program
central processing
update
card
processing unit
Prior art date
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JP5332084A
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English (en)
Inventor
Yoshitaka Ogura
義孝 小倉
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】サブCPUのプログラム更新のために必要なロ
ーダ等の付属プログラムや構造を簡素化する。 【構成】 メイン中央処理部2と少なくとも一のサブ中
央処理部3とを有するコンピュータ1のプログラム更新
方法であって、I/O6を介してメイン中央処理部2か
ら送られてきた指令によりサブ中央処理部3の動作を停
止する。続いて、メイン中央処理部2から該サブ中央処
理部3用の書替え可能不揮発性ROM5にアクセスする
ことによって、該ROM5内のプログラムを外部から挿
入したICカード8に格納された更新プログラムと書き
替える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、メイン中央処理部と少
なくとも一のサブ中央処理部とを有するコンピュータの
プログラム更新方法に関し、特にサブ中央処理部に対す
るプログラムの更新を簡易にしたコンピュータのプログ
ラム更新方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、コンピュータのROM(Read Only
Memory)に格納されたプログラムを更新するには、該R
OMをデバイスごと新しいものと交換するのが一般的で
あったが、最近、オンボード上で書替え可能な不揮発性
のROM(フラッシュメモリ)が安価に入手できるよう
になったことから、プログラムの更新もオンボード上で
行えるようになってきた。
【0003】すなわち、単一の中央処理部(以下、CP
Uということもある)11を内蔵したコンピュータ10
の場合は、例えば図4に示すように、更新プログラムを
ICカード12によって供給し、CPU11がICカー
ド12内の更新プログラムを読み出して、ROM(フラ
ッシュメモリ)13に格納されていたプログラムを該更
新プログラムと書き替える。なお、かかるプログラムロ
ードを行うためのプログラム(すなわち、ローダ)の格
納場所としては、ROM内の格納エリア、別に設けたR
OM、ICカード内等がある。
【0004】また、一のメインCPU21及び一又は複
数のサブCPU22を有するコンピュータ20の場合
は、例えば図5に示すように、コンピュータ20内にデ
ータ交換用のメモリ(DPR:Dual Ports RAM)23を
設け、このDPR23を介してサブCPU用ROM(フ
ラッシュメモリ)24内のプログラムをICカード25
に格納されていた更新プログラムと書き替える。この書
替え制御はサブCPU22がローダに基づいて行ってい
た。なお、メインCPU用ROM(フラッシュメモリ
等)26内のプログラムの更新については、上記単一の
CPU11を備えたコンピュータ10の場合と同じであ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のプログ
ラム更新方法のうち、特に一のメインCPUに加え、一
又は複数のサブCPUを有するコンピュータの場合、次
のような問題があった。すなわち、メインCPU及びサ
ブCPUはそれぞれ独自にプログラムの更新動作を行う
ため、それぞれにプログラムの更新に必要なローダやそ
れを格納しておく回路等、多くの付属プログラムや構造
を必要としていた。。本発明はこのような事情に鑑みて
なされたもので、特にサブCPUのプログラム更新のた
めに必要な付属プログラムや構造を簡素化できるコンピ
ュータのプログラム更新方法の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明方法は、メイン中央処理部と少なくとも一のサ
ブ中央処理部とを有するコンピュータのプログラム更新
方法であって、I/Oを介してメイン中央処理部から送
られてきた指令によりサブ中央処理部の動作制御を行う
とともに、メイン中央処理部から該サブ中央処理装置用
の書替え可能不揮発性ROMにアクセスすることによっ
て、該ROM内のプログラムを外部から挿入したICカ
ードに格納された更新プログラムと書き替えることを特
徴としている。
【0007】また、上記の発明方法において、ICカー
ドのデータフォーマットにおけるヘッダ部に、各サブ中
央処理部に対応して識別コード、更新日付け及び更新バ
ージョンを含めるとともに、各サブ中央処理部用の書替
え可能不揮発性ROMに格納した更新プログラムのデー
タ部にもそれぞれ更新日付け及び更新バージョンを含め
ておき、メイン中央処理部が前記識別コードに基づいて
プログラムの更新を行うサブ中央処理部の動作制御を行
うとともに、同サブ中央処理部用の書替え可能不揮発性
ROM内に格納してあるプログラムの更新日付け及び更
新バージョンと、ICカード内の該サブ中央処理部用更
新プログラムの更新日付け及び更新バージョンとを比較
し、ICカード内のものの方が新しい場合に、プログラ
ムの更新を実行するようにしてもよい。さらに、ICカ
ードの読取部への挿入を検出することにより、メイン中
央処理部が自動的にプログラムの更新制御を行うように
してもよい。
【0008】
【作用】上記本発明方法は、サブ中央処理部のプログラ
ムの更新をメイン中央処理部によって処理するため、サ
ブ中央処理部にはプログラムの更新に必要なローダやそ
れを格納しておく回路等の付属プログラム,構造を必要
としない。
【0009】また、ICカードと更新の対象となったR
OMにそれぞれ格納されたプログラムの更新日付け,更
新バージョンを比較することによって、常に最新のプロ
グラムに更新することができる。例えば、ROM内のプ
ログラムの更新日付け,更新バージョンの方が新規な場
合には、その更新動作は実行されず、ROMは既に格納
されているプログラムを保持する。さらに、ICカード
が読取部に挿入されているとき、自動的にメイン中央処
理部がプログラム更新モードとなるようにしておけば、
プログラム更新モードへの切換操作を省略することがで
きる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
して説明する。図1は本発明の実施例に係るプログラム
更新方法を実施するのに好適なコンピュータの構成例を
示すブロック図である。同図では、メインCPU2とサ
ブCPU3とをそれぞれ1個づつ備えた構成例を示して
いる。コンピュータ1内には、メインCPU2のプログ
ラム格納用ROM4とサブCPU3のプログラム格納用
ROM5が設けてあり、メインCPU2はそれぞれのR
OM4,5に直接アクセスできるようになっている。各
ROM4,5ともフラッシュメモリのような書替え可能
な不揮発性ROMを使用することが好ましい。ただし、
本発明方法を実施する限りにおいては、メインCPU2
のプログラム格納用ROM4はこれに限定されるもので
はない。
【0011】また、メインCPU2は、I/O(Input/O
utput)6を介してサブCPU3に動作停止指令を発する
ことができるようになっている。さらに、コンピュータ
1にはICカード読出部7が設けてあり、ここで読み出
したICカード8内の更新プログラムをメインCPU2
を介してサブCPU3のプログラム格納用ROM5に書
き込む構成となっている。
【0012】ICカード読出部7には、ICカード8の
挿入を検出するICカード検出器9が付設してあり、該
読出部7にICカード8が挿入された状態にあるとき、
その旨をメインCPU2に知らせる。ICカード検出器
9としては、例えばマイクロスイッチなどの接触センサ
や光センサなどの非接触センサを使用できる。メインC
PU2は、ICカード検出器9からの検出信号を入力
し、ICカードの挿入状態を確認したとき、自動的にプ
ログラム更新モードに切り替わるようにプログラムされ
ている。なお、かかるプログラム更新モードへの自動切
換は、単一のCPUのみを有するコンピュータのプログ
ラム更新方法にも有効である。
【0013】図2は本実施例のプログラム更新方法で使
用するICカード8の内容例を示す構成図である。IC
カード8内には、更新の対象となり得る各CPUに対応
して、ヘッダ部HDR 0,HDR 1〜HDR n(但し、
0はメインCPU2を指し、nはサブCPU3の数を示
す。以下同じ)と、更新プログラム部PRG0,NPD1
〜NPDnが格納してある。
【0014】ヘッダ部の内容をさらに詳しく説明する
と、図3に示すように、ヘッダ部HDRには、該更新プ
ログラムがどのCPUのものなのか識別するための識別
コード:ID、該更新プログラムを更新した日付け:D
ATE、更新プログラムのバージョン:VER、該更新
プログラムが格納されているアドレスを示すアドレス指
示部:STRPと該更新プログラムのバイト数を示すバ
イト指示部:LNGSを含んでいる。さらに、更新プロ
グラム部PRGには、図2に示すように該更新プログラ
ムを更新した日付け:DATE、該更新プログラムのバ
ージョン:VERが書き込まれている。
【0015】次に、上述したコンピュータ1及びICカ
ード8を使用しての本実施例のプログラム更新方法を説
明する。更新プログラムを格納したICカード8をIC
カード読出部7に挿入すると、ICカード検出器9がこ
れを検出してメインCPU2に検出信号を出力する。メ
インCPU2は、ICカード検出器9からの検出信号に
より、ICカード8が挿入されたことを確認すると、自
動的にプログラム更新モードに切り替わる。プログラム
更新モードは、ICカード8が挿入状態にある間継続し
て維持され、ICカード8の抜き出しとともに終了す
る。
【0016】このように、ICカード8の挿入,抜き出
し操作に連動して、メインCPU2を自動的にプログラ
ム更新モードへ切り換え、そして終了する方法とすれ
ば、モードの切換操作を人手で行う必要がなく、操作の
簡略化を実現できる。プログラム更新モードに切り変わ
ったメインCPU2は、ICカード読出部7に指令を発
してICカード8の読み出しを実行させる。そして、I
Cカード8から読み出したデータのうち、ヘッダ部:H
DR内の識別コード:IDを参照して、更新すべきサブ
CPU3を確認し、そのサブCPU3をI/Oを介して
動作停止状態とする。なお、更新すべきサブCPU3が
複数あった場合には、1台づつ順次プログラムの更新を
行っていく。
【0017】次いで、メインCPU2は更新すべきサブ
CPU3のプログラム格納用ROM5にアクセスし、該
ROM5内に格納されているプログラムの更新日付け:
DATE及び更新バージョン:VERを、ICカードか
ら読み出したデータのヘッダ部:HDR内の更新日付け
DATE及び更新バージョン:VERと対比して、ヘッ
ダ部:HDR内のものの方が新しい場合に、ICカード
から読み出したプログラムの書替えを実行する。ROM
5内に格納されているプログラムの方が新しい場合に
は、旧バージョンのプログラムに書き替えることもない
ので、そのROM5への書替えは行わないままそのプロ
グラムの更新動作を終了する。
【0018】プログラムの書替えは、メインCPU2を
介してサブCPU3のプログラム格納用ROM5にアク
セスして行う。したがって、メインCPU2にのみプロ
グラム更新に必要なローダを用意しておけばよく、サブ
CPU3はローダを必要としないため、プログラム更新
のために必要な付属プログラムや構造を簡素化できる。
【0019】プログラムの書替えは、ICカード8から
読み出したデータのアドレス指示部:STRPが指し示
す更新プログラムのアドレスから、バイト指示部:LN
GSに示されたバイト数をサブCPU3のプログラム格
納用ROM5へ書き込むことにより行う。
【0020】このようにして一のサブCPU3に対する
プログラムの更新が終了したら、メインCPU2がI/
O6を介して該サブCPU3の動作停止状態を解除し、
他に更新すべきサブCPUがある場合は、続けて次のサ
ブCPUの更新動作に移行する。ただし、識別コード:
IDが、例えば99のごとくシステムにあり得ない番号
を示していたときは、HDR部の終了を終了とみなしロ
ード動作を終える。
【0021】一方、次に更新すべきサブCPUがない場
合でも、ICカード8がICカード読出部7から引き抜
かれない間は、無限ループの無効動作を続ける。すなわ
ち、プログラム更新モードは、ICカード8の引き抜き
をメインCPU2が確認したとき初めて解除される。
【0022】なお、本発明は上述した実施例に限定され
るものではなく、本発明の技術的思想に含まれる範囲内
で種々の変形又は応用が可能である。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によればサ
ブ中央処理部についてプログラムの更新に必要なローダ
やそれを格納しておく回路等の付属プログラム,構造等
を必要としないので、コンピュータ全体のプログラムや
構造の簡素化を図ることができる。
【0024】また、ICカードと更新の対象となったR
OMにそれぞれ格納したプログラムに更新日付け,更新
バージョンを含ませ、これらを比較して常に新しいのプ
ログラムにのみ更新するようにすれば、旧バージョンの
プログラムを格納してあるICカードを間違って挿入し
てた場合の不都合を取り除くことができる。
【0025】さらに、ICカードが読取部に挿入されて
いるとき、自動的にメイン中央処理部がプログラム更新
モードとなるようにしておけば、プログラム更新モード
への切換操作を省略して操作の簡素化を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るプログラム更新方法を実
施するのに好適なコンピュータの構成例を示すブロック
図である。
【図2】同じくICカードの内容例を示す構成図であ
る。
【図3】同ICカードに格納されたデータのヘッダ部の
フォーマット例を示す構成図である。
【図4】従来例を説明するためのブロック構成図であ
る。
【図5】他の従来例を説明するためのブロック構成図で
ある。
【符号の説明】
1:コンピュータ 2:メインCPU 3サブCPU 4:メインCPUのプログラム格納用ROM 5:サブCPUのプログラム格納用ROM 6:I/O 7:ICカード読出部 8:ICカード 9:ICカード検出器

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メイン中央処理部と少なくとも一のサブ
    中央処理部とを有するコンピュータのプログラム更新方
    法であって、I/Oを介して前記メイン中央処理部から
    送られてきた指令により前記サブ中央処理部の動作制御
    を行うとともに、前記メイン中央処理部から該サブ中央
    処理部用の書替え可能不揮発性ROMにアクセスするこ
    とによって、該ROM内のプログラムを外部から挿入し
    たICカードに格納された更新プログラムと書き替える
    ことを特徴としたコンピュータのプログラム更新方法。
  2. 【請求項2】 前記ICカードのデータフォーマットに
    おけるヘッダ部に、前記各サブ中央処理部に対応して識
    別コード、更新日付け及び更新バージョンを含めるとと
    もに、前記各サブ中央処理部用の書替え可能不揮発性R
    OMに格納した更新プログラムのデータ部にもそれぞれ
    更新日付け及び更新バージョンを含めておき、前記メイ
    ン中央処理部が前記識別コードに基づいてプログラムの
    更新を行うサブ中央処理部の動作制御を行うとともに、
    同サブ中央処理部用の書替え可能不揮発性ROM内に格
    納してあるプログラムの更新日付け及び更新バージョン
    と、前記ICカード内の該サブ中央処理部用更新プログ
    ラムの更新日付け及び更新バージョンとを比較し、IC
    カード内のものの方が新しい場合に、プログラムの書替
    えを実行することを特徴とした請求項1記載のコンピュ
    ータのプログラム更新方法。
  3. 【請求項3】 前記ICカードの読取部への挿入を検出
    することにより、前記メイン中央処理部が自動的にプロ
    グラムの更新制御を行うことを特徴とした請求項1又は
    2記載のコンピュータのプログラム更新方法。
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Effective date: 20040323