JPH1050086A - Eepromを有するマイクロコンピュータ及びその書換方法 - Google Patents

Eepromを有するマイクロコンピュータ及びその書換方法

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JPH1050086A
JPH1050086A JP20582796A JP20582796A JPH1050086A JP H1050086 A JPH1050086 A JP H1050086A JP 20582796 A JP20582796 A JP 20582796A JP 20582796 A JP20582796 A JP 20582796A JP H1050086 A JPH1050086 A JP H1050086A
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eeprom
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rom
cpu
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Katsuhiko Machida
勝彦 町田
Ikutaro Okuda
郁太郎 奥田
Kei Kubota
圭 窪田
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NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 フラッシュEEPROMの消去、書込手順を
事前にRAMに格納させておくことを不要とし、ユーザ
プログラムの変更等に容易に対応できるようにする。フ
ラッシ。 【解決手段】 フラッシュEEPROMの消去、書込手
順をROMに格納しておき、フラッシュEEPROMに
書き込まれたユーザプログラムのチューニングの際等
に、CPUの制御によって、フラッシュEEPROMか
らROMに、命令フェッチ先を切換え、これによって、
CPUは、ROM内のフラッシュEEPROMの消去、
書込手順を実行する。この場合、RAMには、ユーザプ
ログラムに伴うアドレス、データ等が退避されるだけで
あるから、RAMの容量を小さくできる。また、フラッ
シュEEPROMの消去、書込手順を各マイクロコンピ
ュータ固有に用意できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記憶内容を電気的
に消去、書換可能なフラッシュEEPROMを備えたマ
イクロコンピュータに関する。
【0002】
【従来の技術】最近、この種のマイクロコンピュータと
して、特開平5−266219号公報(以下、引用例と
呼ぶ)には、中央処理装置(CPU)、及び、ランダム
アクセスメモリ(RAM)のほかに、電気的に記憶内容
を消去、書換可能なフラッシュEEPROMをも、ボー
ド上に実装したマイクロコンピュータが提案されてい
る。このように、フラッシュEEPROMを実装した場
合、実装状態で、フラッシュEEPROMに格納される
プログラム、データ等の記憶内容を書換、変更すること
により、種々の動作を行うことができる。しかしなが
ら、フラッシュEEPROMの記憶内容を消去し、書き
換える時間は、RAM等のメモリに比較して相当長いた
め、マイクロコンピュータの制御動作に同期して、リア
ルタイムに、EEPROMの記憶内容を書き換えられな
いことを考慮しておく必要がある。
【0003】上記した引用例は、EEPROM(以下、
全面フラッシュメモリと呼ぶ)をリードオンリーメモリ
(ROM)の代わりとして使用し、このため、EEPR
OMだけを備えたマイクロコンピュータ(以下、第1の
マイコンと呼ぶ)を開示すると共に、EEPROMの外
に、マスクROMをも備えたマイクロコンピュータ(以
下、第2のマイコンと呼ぶ)をも開示している。
【0004】いずれのマイクロコンピュータも、フラッ
シュEEPROMの記憶内容を書換、変更するために、
フラッシュEEPROMの記憶内容をCPUの書換制御
の下に書き換えるモード(以下、CPU書換制御モード
と呼ぶ)と、汎用PROMライターのような外部装置の
制御の下に書き換えるモード(以下、外部書換制御モー
ドと呼ぶ)との2つの互いに異なるモードで動作でき
る。
【0005】更に、引用例は、第1及び第2のマイコン
をCPU書換制御モードと外部書換制御モードとによっ
て使い分けることについて記述している。即ち、外部書
換制御モードは、主に、マイクロコンピュータをシステ
ムに実装する前の初期データ、初期プログラムの書き込
みに適用され、CPU書換制御モードは、マイクロコン
ピュータを動作させながら、データをチューニングする
場合、又は、プログラムのデバッグを行う場合等に使用
されている。
【0006】具体的に言えば、モード信号により外部書
換制御モードが指定されると、第1及び第2のマイコン
にいずれにおいても、フラッシュEEPROMは、直
接、外部に設けられた汎用PORMライターによってア
クセス可能な状態となり、フラッシュEEPROMの書
換制御に直接関係のないCPU等は、フラッシュEEP
ROMから切り離された状態となる。
【0007】一方、CPU書換制御モードが指定される
と、第1のマイコンでは、全面フラッシュメモリがCP
Uの制御に基づいて、その記憶内容が書き換えられる。
この場合、全面フラッシュメモリの所定領域には、書換
制御プログラムと、転送制御プログラムとが予め書き込
まれており、CPU書換制御モードの指定により、転送
制御プログラムを実行して書換制御プログラムをRAM
に転送する。転送終了後、CPUの処理はRAM上の書
換制御プログラムの実行に移行し、これによって、全面
フラッシュメモリに対する消去、並びに、書込が繰り返
されることになる。
【0008】他方、フラッシュEEPROMの外に、マ
スクROMをも備えた第2のマイコンでは、マスクRO
M内に書換を要しないデータやプログラムが格納されて
おり、CPU書換制御モードが指定されると、CPUは
フラッシュEEPROMに書き込まれた書換制御プログ
ラム、或いは、マスクROMに保持された書換制御プロ
グラムにしたがってフラッシュEEPROMにデータの
書き込みが行われる。
【0009】このように、引用例は、第1のマイコン、
第2のマイコンのように、マイクロコンピュータの構成
に応じて、CPU書換制御モードにおける動作を互いに
異ならせることを開示している。
【0010】ここで、引用例に記載されたCPU書換制
御モードで動作を行う第1及び第2のマイコンでは、全
面フラッシュメモリ、或いは、マスクROMに格納され
たプログラムだけを実行する場合には、当該マイコンに
おいて標準化された内蔵インターフェースを使用してい
る限り、何等、問題は生じない。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この種
のマイクロコンピュータに接続されるインターフェース
には、多種多様なものがあり、接続されるべきインター
フェースを内蔵インターフェースにのみ限定すること
は、ユーザーの要求に充分には応えられないことにな
る。一方、どのようなインターフェースを介しても、外
部からフラッシュEEPROMの記憶内容を書換可能な
ように、全てのインターフェースを想定して、インター
フェースプログラムをフラッシュEEPROM、或い
は、マスクROMに格納しておくことは、不可能であ
る。換言すれば、従来のマイクロコンピュータでは、イ
ンターフェースプログラム等のソフトウェアの変更等に
柔軟に対処できない。
【0012】更に言えば、フラッシュEEPROMだけ
を備えた第1のマイコンでは、特開平5−314783
号公報において指摘されているように、過剰消去の問題
がある。このため、フラッシュEEPROMの書込、消
去プログラムは過剰消去の防止等のため、複雑な書込、
消去手順が必要となる。また、この手順の詳細は、フラ
ッシュEEPROMを含むデバイスの設計変更、デバイ
スの製造条件の変更等に応じて、変更されるのが普通で
ある。
【0013】ここで、第1のマイコンでは、ユーザーが
デバイスメーカーからデバイスを購入後に汎用PROM
ライター等で、書込、消去プログラムをフラッシュEE
PROMに書き込む必要がある。上記したように、デバ
イスメーカーが設計変更、製造条件の変更を行った場合
には、その都度、ユーザーはその条件に合わせて、書
込、消去プログラムを変更しなければならないし、その
デバイスに適合しない書込、消去プログラムで書込、消
去を行うと、過剰消去、書込不良等の不具合が発生して
しまう。
【0014】一方、フラッシュEEPROMのほかに、
ROMをも備えた引用例の第2のマイコンについて言え
ば、ROMのプログラムをCPUにより固定的に実行す
ることにより、フラッシュEEROMの消去、書込を行
うだけで、一旦、フラッシュEEPROMに書き込まれ
たユーザプログラムを変更すること等については、全く
考慮されていない。
【0015】説明を容易にするために、以下では、標準
化された内蔵インターフェースを使用してROM上のプ
ログラムを固定的に実行することにより、EEPROM
の消去、書込を行うモードを当該マイクロコンピュータ
専用の専用プログラムモードと呼び、他方、内蔵ROM
のプログラム以外のプログラムを実行することにより、
一旦、フラッシュEEPROM内に格納されたユーザプ
ログラムを一部又は全部を修正するモードをユーザープ
ログラムモードと呼ぶ。
【0016】本発明の目的は、EEPROMを備え、且
つ、種々のインターフェースに対応できるマイクロコン
ピュータを提供することである。
【0017】本発明の他の目的は、専用プログラムモー
ド及びユーザープログラムモードを選択的に切り換え、
EEPROMの消去、書換を行うことができるマイクロ
コンピュータを提供することである。
【0018】本発明の更に他の目的は、専用プログラム
モード及びユーザープログラムモードをプログラムによ
って切り換えることができ、両モードをCPU書換制御
モードとすることができるマイクロコンピュータを提供
することである。
【0019】本発明の他の目的は、ダウンロードされる
プログラムによって占有されるRAM領域を最小限に止
めることができるマイクロコンピュータを提供すること
である。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記した点を考慮して、
本発明は、一旦、ユーザプログラムをフラッシュEEP
ROMに格納し、この実行の際においても、フラッシュ
EEPROM内のユーザプログラムを修正できることが
望ましいと言う知見に基づいている。
【0021】更に、本発明は、当該デバイス固有の設
計、製造条件に関わるフラッシュEEPROMの書込、
消去プログラムはデバイスの製造段階で、そのデバイス
固有のものとしてデバイス製造メーカーがマスクROM
等の形で作り込んでおくことが望ましいことをも見出だ
し、デバイス固有のフラッシュEEPROM消去、書込
プログラムに基づいて、ユーザプログラムの変更等に対
処しようとするものである。
【0022】本発明によれば、フラッシュEEPROM
と、EEPROMの消去、書込手順を内蔵したROMと
を備え、これらフラッシュEEPROMとROMとの切
換は、リセット時の外部端子でのみ行うだけでなく、プ
ログラムでも実現するため、CPUによって制御される
専用レジスタを備えたマイクロコンピュータが得られ
る。専用プログラムモードとユーザプログラムモードと
の切り替え回路と、専用レジスタを組み合わせることに
より、ユーザプログラムモードにおいて、ROMに対す
るアクセスがCPUからも直接できるようになる。この
ことにより、各モードにおけるフラッシュEEPROM
の消去、書込動作は以下のようになる。
【0023】まず、ROMには、当該マイクロコンピュ
ータに固有で、且つ、両モードに共通なフラッシュEE
PROMの書込、消去プログラムが格納されており、他
方、フラッシュEEPROMには、ユーザプログラム、
及び、ユーザプログラムモードで使用される通信制御プ
ログラムが格納されている。
【0024】この状態で、専用プログラムモード設定が
設定された時には、リセット解除後、CPUにより、R
OMに格納されたフラッシュEEPROMの書込、消去
プログラムを固定的に実行させることにより、フラッシ
ュEEPROMの消去或いは書込を行う。このように、
ROMに格納されたプログラムを実行する動作は、第1
のモードと呼ばれても良い。
【0025】他方、ユーザプログラムが一旦フラッシュ
EEPROMに書き込まれた後のユーザプログラムモー
ドでは、リセット解除後、ユーザプログラムモードに移
行し、フラッシュEEPROM上に書き込まれたユーザ
プログラムを実行を開始する。チューニング等のため
に、ユーザプログラムの一部を書き換える必要がある場
合には、フラッシュEEPROMから、一旦、RAMへ
ユーザプログラムモードで使用される通信制御プログラ
ムをダウンロードした後、RAMに転送したアドレス、
データ、パラメータ等の情報にしたがって、動作を実行
する。
【0026】このように、ROMに格納されたプログラ
ム以外の情報にしたがう動作は第2のモードと呼ばれて
も良い。第2のモードにおいて、CPUの制御の下に、
専用レジスタを切り換え、フラッシュEEPROMの消
去、書込手順を内蔵したROMに命令フェッチ先を切り
替える。
【0027】このように、ユーザプログラムモードにお
いても、ROM内に格納されたフラッシュEEPROM
の消去、書込手順を使用するため、事前にフラッシュE
EPROM、或いは、チップ外部からEEPROMの消
去、書込手順を実行させるためのプログラム、書込コー
ドを供給するためチップ外部のホストデバイスとの通信
手順を含むプログラムの全てをRAMにダウンロードす
る必要がなくなる。したがって、利用可能な通信手順な
どに制約を受けることもなくなるし、また、チップ上で
最も面積を占有するRAMの容量を小さくすることもで
きる。
【0028】これは、ユーザプログラムモードにおい
て、EEPROMに書き込まれたユーザプログラムの全
体或いは部分的に書き換える場合、専用レジスタアクセ
スにより、CPUからの命令フェッチ先をフラッシュE
EPROMから、フラッシュEEPPROMの消去、書
込手順を内蔵したROMに切り替えることができるため
である。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施の形態を説明する。
【0030】図1を参照すると、本発明の一実施の形態
に係るマイクロコンピュータ10は、所謂シングルチッ
プマイコンによって構成されており、通常のマイコンと
同様に、中央処理装置(CPU)11、リードオンリー
メモリ(ROM)12、ランダムアクセスメモリ(RA
M)13、及び、シリアルインターフェース(以下、シ
リアルI/Fと略称する)14を備えている。更に、図
示されたマイクロコンピュータ10は、フラッシュEE
PROM15を有すると共に、外部端子EX、リセット
端子RS、及び、CPU11に接続されたスイッチ部1
6を有している。
【0031】図示された例では、当該マイクロコンピュ
ータ10の外部に、アプリケーションプログラムを保持
したPROMライター等の外部ホストデバイス18が設
けられている。
【0032】ここで、図2をも参照すると、スイッチ部
16は、CPU11に接続された専用レジスタ21、リ
セット端子RS及び外部端子EXに接続されたラッチ回
路22、及び、専用レジスタ21とラッチ回路22に接
続されたORゲート23とを有し、ORゲート23は、
直接、ROM12に接続される一方、インバータ24を
介して、EEPROM15に接続されている。
【0033】図示されたROM12は、4〜6キロバイ
トの記憶容量を備え、一方、フラッシュEEPROM1
5は48〜128キロバイトの記憶容量を有している。
【0034】ここでは、マイクロコンピュータ10のフ
ラッシュEEPROM15に、当該マイクロコンピュー
タ10に定められたPROMライター及びインターフェ
ースを介して、外部からプログラムを新規に書き込むモ
ードを専用プログラムモードと呼ぶ。他方、フラッシュ
EEPROM15に、アプリケーションプログラムがユ
ーザプログラムとして書き込まれた状態で、当該ユーザ
プログラムの一部又は全部を書き換えるモードをユーザ
プログラムモードと呼び、ユーザプログラムモードで
は、専用プログラムモードで使用されたインターフェー
ス等が必ず使用できるとは限らず、異なるインターフェ
ースを介して、フラッシュEEPROM15の書き換え
が行われることもある。
【0035】また、図示された実施の形態では、専用プ
ログラムモード及びユーザプログラムモードにおいて、
共通に使用できるフラッシュEEPROM15の消去、
書込手順が、EEPROM書込制御プログラムとして格
納されているものとし、更に、ROM12には、RAM
13とフラッシュEEPROM12間の通信を制御する
通信制御プログラムも格納されているものとする。
【0036】図示されたマイクロコンピュータ10にお
いて、専用プログラムモードでは、ROM12に対し、
論理”1”のチップセレクト信号CSが与えられてお
り、ROM12に格納されたプログラムが実行される。
この専用プログラムモードは、外部端子EXの状態を論
理”1”にし、且つ、リセット端子RSを解除状態にす
ることにより、外部端子EXの論理”1”をラッチ回路
22にラッチするか、或いは、専用レジスタ21に、C
PU11から論理”1”を設定することによって指定さ
れる。
【0037】このように、専用プログラムモードが指定
されると、ROM12に内蔵されているEEPROM書
込制御プログラムがCPU11により固定的に実行さ
れ、フラッシュEEPROM15に、PROMライター
からのプログラムが書き込まれる。このように、CPU
11がROM12に内蔵されているEEPROM書込制
御プログラムを固定的に実行するモードを、ここでは、
第1のモードと呼び、この第1のモードでは、フラッシ
ュEEPROM15がCPU11によって周辺装置とし
てアクセスされる。
【0038】他方、リセット端子RSの状態がリセット
解除状態になった後、フラッシュEEPROM15内に
書き込まれたユーザプログラムが実行されている場合に
おいて、図示されたマイクロコンピュータ10では、ユ
ーザプログラムモードとなり、CPU11の制御により
フラッシュEEPROM15の消去、書込を行うことが
できる。尚、外部端子EXに対し、論理”0”が設定さ
れている場合にも、ユーザプログラムモードとなる。
【0039】このように、CPU11から専用レジスタ
21に論理”0”がセットされるか、或いは、外部端子
EXに論理”0”が与えられると、ORゲート23及び
インバータ24を介して、論理”1”のチップセレクト
信号CSがフラッシュEEPROM15に与えられる。
いずれにしても、図示された例では、フラッシュEEP
ROM15に対して、論理”1”のチップセレクト信号
CSが与えられることによりユーザプログラムモードが
設定されることが分かる。
【0040】ユーザプログラムの実行中、ユーザプログ
ラムモードが設定されると、フラッシュEEPROM1
5は格納されているユーザプログラムで使用されている
アドレス、データ、実行中のユーザプログラムで使用さ
れていた汎用レジスタの内容等がRAM13の一部領域
に一旦ダウンロードされる。換言すれば、書換に関連す
るアドレス、データ、パラメータ等がRAM13の一部
領域に退避されることになる。この場合、RAM13の
一部領域は、ライトバッファであっても良い。このよう
に、ROM12以外の退避された情報を参照してCPU
11が動作するモードを第2のモードと呼ぶ。
【0041】上記したように、書換に関連するアドレ
ス、データ等がRAM13に退避されると、プログラム
の実行は、フラッシュEEPROM15からROM12
へと遷移する。このことは、CPU11は、フラッシュ
EEPROM15から、フラッシュEEPROM書込制
御プログラムを内蔵したROM12に、命令フェッチ先
を切り換えることを意味している。したがって、CPU
11は、以後、ROM12に格納されたEEPROM書
込制御プログラムによって規定される消去、書込手順に
したがうと共に、RAM13に退避されたアドレス、デ
ータをも参照してフラッシュEEPROM15の消去、
書込を行なう。即ち、CPU11はROM12の消去、
書込手順にしたがう第1のモードに戻る。このことは、
第1のモードと第2のモードとがCPU11によって交
互に実行されていることを示している。
【0042】上記した例では、CPU11の制御によっ
ても、フラッシュEEPROM15の消去、書込手順を
格納したROM12に切り替え、ROM12内のEEP
ROM書込制御プログラムを専用プログラムモード及び
ユーザプログラムモードにおいて共用できるように、構
成しているため、ユーザプログラムのチューニングの度
毎に、EEPROM書込制御プログラムをRAM13に
転送する必要がなくなる。したがって、利用可能な通信
手順等がRAM13の容量によって制約を受けることが
ない。
【0043】上記したフラッシュEEPROM消去、書
込は、前述したように、過剰消去の防止等のため、複雑
な消去、書込手順を規定したEEPROM書込制御プロ
グラムにしたがって行われる。また、この手順はフラッ
シュEEPROMを含むデバイスの設計変更、デバイス
の製造条件の変更等により、変更される。したがって、
本発明のように、EEPROMを含むデバイスに固有の
EEPROM書込制御プログラムをデバイスの製造段階
で、当該デバイス固有のものとして、マスクROM内に
格納しておけば、ユーザプログラムの変更、修正等に柔
軟に対処できることになる。
【0044】尚、上記した実施の形態では、一括又はブ
ロック消去可能なフラッシュEEPROMについて説明
したが、本発明は電気的に書換可能な他のEEPROM
にも適用できることは言うまでもない。
【0045】
【発明の効果】本発明で、フラッシュEEPROM或い
はROM(フラッシュEEPROMの消去、書込手順を
内蔵)に対する命令フェッチ先をリセット時の外部端子
状態だけでなく、端子設定後、専用レジスタをCPUか
らのアクセスによって、切り換えることができるため、
ROMに内蔵されたフラッシュEEPROMの消去、書
込手順を専用プログラムモードだけでなく、チューニン
グの際等におけるユーザプログラムモードにおいても使
用できる。このため、本発明では、フラッシュEEPR
OMの消去、書込手順をRAM等に用意する必要がなく
なると共に、ソフトウェアの変更等に柔軟に対処できる
と言う利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係るマイクロコンピュ
ータを説明するためのブロック図である。
【図2】図1に示されたマイクロコンピュータの一部を
より詳細に説明するためのブロック図である。
【符号の説明】
10 マイクロコンピュ
ータ 11 CPU 12 ROM 13 RAM 14 シリアルインター
フェース 15 フラッシュEEP
ROM 16 スイッチ部 18 外部ホストデバイ
ス 21 専用レジスタ 22 ラッチ回路 23 OR回路 24 インバータ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 消去及び書換可能なEEPROM、EE
    PROMの消去、書込手順を示すプログラムを格納した
    R0M、及び、CPUとを備えたマイクロコンピュータ
    の書換方法において、ROMに書き込まれた前記プログ
    ラムをCPUによって実行する第1のモードと、前記R
    OMに格納されたプログラム以外の情報にしたがってC
    PUが動作する第2のモードとの切換手段を設け、該切
    換手段により第1のモードを選択し、フラッシュEEP
    ROMに予め書き込まれた通信制御プログラムによりフ
    ラッシュEEPROMの書換データを外部から入力し、
    ライトバッファに格納した後、前記CPUからの命令に
    応じて、前記切換手段により第2のモードに切り換え、
    EEPROMの書換に関連する情報を一時的に格納する
    ライトバッファ内の情報にしたがって、前記フラッシュ
    EEPROMを書き換えることを特徴とするEEPRO
    Mを有するマイクロコンピュータの書換方法。
  2. 【請求項2】 消去及び書換可能なEEPROM、R0
    M、及び、CPUとを備え、前記ROMに書き込まれた
    前記プログラムを前記CPUが実行して、EEPROM
    の消去、書換を行う第1のモードと、前記ROMに格納
    されたプログラム以外の情報にしたがって前記CPUが
    動作する第2のモードとを備えたマイクロコンピュータ
    であって、前記第1及び第2のモードを指示する信号を
    CPUから受けて第1及び第2のモードの切換えを行う
    切換手段を有すると共に、前記ROMはEEPROMの
    消去、書込手順プログラムを格納しており、且つ、第2
    のモードの際、前記ROMに格納されたプログラム以外
    の情報として、EEPROMの書換に関連する情報を一
    時的に格納するライトバッファが設けられており、前記
    CPUによって前記第1及び第2のモードを切り換え、
    これに応じて、前記ROMと前記EEPROMとの切り
    換えを行うことを特徴とするマイクロコンピュータ。
  3. 【請求項3】 ライトバッファはRAMの一部であるこ
    とを特徴とする請求項2記載のマイクロコンピュータ。
  4. 【請求項4】 第1のモードと第2のモードを交互に切
    り換え、ライトバッファより大きな領域のフラッシュE
    EPROMを書き換えることを特徴とする請求項2記載
    のマイクロコンピュータ。
  5. 【請求項5】 第1のモードでは、フラッシュEEPR
    OMは周辺回路としてCPUからアクセスできることを
    特徴とする請求項2記載のマイクロコンピュータ。
  6. 【請求項6】 消去及び書換可能なEEPROM、前記
    EEPROMの消去、書換手順を格納したR0M、及
    び、CPUとを備え、前記EEPROMに専用プログラ
    ムを書き込むための専用プログラムモードと、前記EE
    PROMに一旦プログラムを書き込んだ後、再度、前記
    EEPROMの内容を修正するユーザプログラムモード
    とにより動作するマイクロコンピュータにおいて、前記
    ROMには、前記専用プログラムモードと前記ユーザプ
    ログラムモードとにおいて、共通に使用される前記EE
    PROMの消去、書換手順が格納されていることを特徴
    とするマイクロコンピュータ。
JP20582796A 1996-08-05 1996-08-05 Eepromを有するマイクロコンピュータ及びその書換方法 Pending JPH1050086A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6378034B1 (en) 1998-10-09 2002-04-23 Nec Corporation Microcomputer with flash EEPROM having automatic communication mode determining function
JP2011118636A (ja) * 2009-12-02 2011-06-16 Renesas Electronics Corp 半導体装置、マイクロコンピュータの制御方法

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JP2011118636A (ja) * 2009-12-02 2011-06-16 Renesas Electronics Corp 半導体装置、マイクロコンピュータの制御方法

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