JPH0869376A - Biosの書き換え制御回路 - Google Patents

Biosの書き換え制御回路

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JPH0869376A
JPH0869376A JP6206357A JP20635794A JPH0869376A JP H0869376 A JPH0869376 A JP H0869376A JP 6206357 A JP6206357 A JP 6206357A JP 20635794 A JP20635794 A JP 20635794A JP H0869376 A JPH0869376 A JP H0869376A
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JP
Japan
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basic
system program
volatile memory
basic system
bios
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JP6206357A
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Kazumi Kubota
一実 窪田
Yosuke Konaka
陽介 小中
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Hitachi Ltd
Hitachi Keiyo Engineering Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Keiyo Engineering Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】BIOS ROM内容の書き換えの途中で電源
を絶たれても再び動作させることができなくなってしま
う恐れのないBIOSプログラムの書き換えを可能にし
たパーソナルコンピュータを提供する。 【構成】BIOSプログラムを格納する不揮発メモリ素
子の同一容量の上位・下位部分のいずれを対応させるか
を切り換えるアドレス切り換え回路10を設け、BIO
Sプログラムは装置の起動に最小限必要な基本部分と拡
張部分とに分割して構成し、基本部分の書き換えは新し
い基本部分を古い拡張部分を格納している不揮発メモリ
に書き込み、書き込み完了後に不揮発メモリ素子の上位
・下位部分を回路的に交換し、その後古いBIOS基本
部分を格納したままの不揮発メモリを消去・新しいBI
OS拡張部分を書き込む。 【効果】BIOS基本部分が必ず不揮発メモリ上に存在
しているので、パーソナルコンピュータを再起動して書
き換えプログラムを再実行することができ、装置の機能
が失われることがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パーソナルコンピュー
タのBIOSソフトウェアの格納に使用されるROMの
バージョンアップを行うためのBIOS ROM書き換
え回路に係わり、特にフラッシュROMのようにブロッ
ク単位の消去操作の後に書き込みを行うデバイスを用い
てBIOS ROM内容の修正・バージョンアップを可
能にしたパーソナルコンピュータに関する。
【0002】
【従来の技術】パーソナルコンピュータ、特にIBM社
のPC/AT互換の機能を備えたパーソナルコンピュー
タのアーキテクチャでは装置の初期診断、IPL、基本
ハードウェア機能のサポートはBIOS(Baisic
I/O System)と呼ばれるソフトウェアによ
り行われている。BIOSソフトウェアは従来EPRO
M・マスクROMなどの不揮発メモリに記憶されてお
り、通常は書き換えを行うことは無いが、近年ではフラ
ッシュROMと呼ばれる書き換え可能な不揮発メモリを
用いてBIOSの修正や機能強化のためのバージョンア
ップを可能にしたパーソナルコンピュータが製品化され
ている。現在このような製品に使用されるフラッシュR
OMデバイスは、intel社のi28F010やAM
D社のAm29F010などを始めとして各社から製品
化されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】フラッシュROMはそ
の特性上、専用の書き込み装置などは必要無く、デバイ
ス一括またはブロック単位の消去処理の後にアドレス単
位に新しいデータを書き込むことができる。従ってBI
OSソフトウェアの更新を前提に設計されたパーソナル
コンピュータには好適なデバイスである。しかしなが
ら、書き込みを行う前に消去を行う必要があるために、
万一古いBIOS ROM内容を消去した後新しいBI
OSコードを書き込み終わるまでの間に電源を絶たれた
場合、パーソナルコンピュータの起動に欠くことのでき
ないBIOSソフトウェアが消去されたままとなり、再
び動作させることができなくなってしまう恐れがあると
いう問題があった。
【0004】本発明の目的はフラッシュROMのような
書き換え可能な不揮発メモリを用いたパーソナルコンピ
ュータにおいて、BIOSソフトウェア更新操作中に電
源を絶たれても装置としての機能を失わず、再び起動し
てBIOSソフトウェア更新を継続することができるB
IOS ROMの書き換え回路を備えることにより高い
信頼性を持つパーソナルコンピュータを提供することに
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的は、BIOSソ
フトウェアを基本部分と表示制御や電力制御を行う拡張
部分とに分割し、装置の起動に最小限必要な基本部分を
書き換える時には新しいBIOS基本部分の内容を古い
拡張部分を格納する不揮発メモリに書き込み、書き込み
が完了したならば古いBIOS基本部分の内容を格納し
たままの不揮発メモリと新しいBIOS基本部分の内容
を格納した不揮発メモリとを回路的に交換し、その後古
いBIOS基本部分を格納している不揮発メモリ部分を
消去・新しいBIOS拡張部分をこれに書き込むことで
実現される。
【0006】
【作用】BIOS基本部分にはパーソナルコンピュータ
の動作に最低限必要な機能が含まれているので、表示制
御や電力制御を行う拡張部分が消去された状態でもパー
ソナルコンピュータを起動し、BIOSソフトウェアの
書き換えプログラムなどの再実行を行うことができる。
従ってBIOS拡張部分の内容を格納する不揮発メモリ
を消去した直後、或いはここに新しいBIOS基本部分
の内容を書き込んでいる途中で電源を絶たれたとして
も、BIOS基本部分には古いBIOS基本部分がその
まま保存されているので、再起動・書き換えプログラム
の再実行を行うことができる。
【0007】次に、新しいBIOS基本部分の内容を拡
張部分に書き込んでから基本部分と拡張部分の役割を回
路的に交代させてから電源が絶たれるなどした場合、再
起動を行う時点では既に新しいBIOS基本部分が古い
BIOS基本部分にとって代わっているので、新しいB
IOS基本部分の動作によって再起動・書き換えプログ
ラムの再実行を行うことができる。この場合は古いBI
OS基本部分が拡張部分を格納すべき不揮発メモリ部分
に残っているので、これを消去して新しいBIOS拡張
部分の内容を書き込めばBIOSソフトウェアの更新が
完了する。以上のように本発明によれば新旧いずれかの
BIOS基本部分が常に不揮発メモリ上に存在している
ので、例えBIOSソフトウェアの更新作業の途中で電
源が絶たれたとしても、パーソナルコンピュータを再起
動して書き換えプログラムの再実行を行うことができ、
装置の機能が失われることがない。
【0008】
【実施例】以下、図を参照しつつ本発明の実施例を説明
する。
【0009】図2は本発明が適用される一般的なパーソ
ナルコンピュータ、特にIBM社のPC/AT互換機に
おけるメモリマップの一例を示す。このような機種のパ
ーソナルコンピュータでは標準的に搭載されるinte
l社のマイクロプロセッサの特性上、IPL(Init
ial Program Loader)となるべきシ
ステムの基本プログラム(通例BIOSと呼ばれてい
る)はメモリアドレスの最上位部分に配置されなければ
ならない。現在のPC/AT互換機のメモリマップでは
最上位アドレスの64kBの部分に装置の動作に最小限
必要なプログラムを格納し、その下位にあたるアドレス
に拡張表示装置やその他の拡張機能の制御プログラムや
消費電力の節約に係わるプログラムが格納されるのが一
般的になっている。IBM社が1984年に発売したオ
リジナルであるIBM PC/ATのBIOSでは基本
プログラムが64kB、拡張表示装置などに関する部分
が32kBで構成されていたが、最近ではBIOSを格
納するメモリ素子の容量が増大したこととプログラムそ
のものの規模が増大したことにより、128kBの容量
のメモリ素子を用いて前半64kBと後半64kBのそ
れぞれにこれらのプログラムを格納するのが一般的にな
っている。また、BIOSプログラム容量はさらに増大
する方向にあり、256kBの容量を持つメモリ素子を
用いる例も増えている。以下の実施例ではこのような状
況を踏まえ、BIOSプログラムは前半64kBと後半
64kBに分かれているものとして説明を行うが、例え
ばこれを前半128kBと後半128kBに分けた場合
にも本発明を適用できることは当業者にとって明かであ
ろう。
【0010】図1は本発明の1実施例の基本的構成を示
すブロック図である。
【0011】図1において、10はアクセスアドレスに
対してBIOSプログラムを格納する不揮発メモリ素子
の上位・下位それぞれ同一容量の部分のいずれを対応さ
せるかを切り換えるためのアドレス切り換え回路、20
は少なくとも同一容量の2つのアドレス部分それぞれを
独立に書き換えることができる書き換え可能な不揮発メ
モリ素子、30は不揮発メモリ素子の書き換え動作を制
御するための書き込み制御回路を示している。不揮発メ
モリ素子20としては、例えばAMD社のセクタ消去型
フラッシュメモリAm29F010などが使用できる。
Am29F010はセクタ当たり16kB、8セクタで
128kBの容量を持ち、セクタ毎に独立に消去・書き
込みが可能である。本発明においては例えば64kBの
セクタが2つあれば128kBの容量のBIOSを構成
するのに十分であるが、16kBのセクタ4つをまとめ
て消去・書き換えれば全く同じ効果を得ることができる
のは明かであろう。フラッシュメモリと呼ばれるメモリ
素子の特性として、あるブロックを単位として電気的に
消去が可能であり、消去を行った後には1アドレス単位
に新しいデータを書き込むことができる。この特性によ
り、BIOSプログラムの記憶にフラッシュメモリを用
いれば、非常に単純な書き込み制御回路を付加するだけ
でBIOSプログラムの変更・修正が可能なパーソナル
コンピュータを構成することができる。
【0012】しかしながら、フラッシュメモリに限ら
ず、書き換え可能な不揮発メモリ素子を用いたパーソナ
ルコンピュータにおいてBIOSプログラムの変更・修
正を行う場合、書き換え操作の途中、あるいはフラッシ
ュメモリを用いる場合であれば消去操作の途中やその後
新しいBIOSプログラムを書き込む前などに電源障害
等によって書き換えが中断されてしまうと、BIOSプ
ログラム内容が不完全なままであったり、消去されてし
まっているためにパーソナルコンピュータを起動させる
ことすらできなくなってしまう恐れがあるという問題が
あった。図1実施例ではこの問題を解決するために、図
4(または図6)に示す手順で不揮発メモリ内容の書き
換えを行うとともに、アドレス切り換え回路10を使用
して常にBIOSプログラム基本部分が完全な状態に保
たれることを保証する。(図4、図6の書き換え手順に
ついては以下の実施例の説明で詳細に解説する)。
【0013】図3は図1実施例におけるアドレス切り換
え回路10のより具体的な構成例を示す実施例である。
図3において、11は切り換えパルスの入力の都度、出
力信号の論理値を反転するトグルフリップフロップ、1
2は排他的論理和を生成するEXOR(エクスクルーシ
ブOR)ゲートである。図3において、EXORゲート
12にはトグルフリップフロップ11の出力とシステム
がBIOSプログラムをアクセスするために発生するア
ドレス信号A16が接続されている。A16は本来は不
揮発メモリ素子20の上位側・下位側それぞれ64kB
の部分の一方を選択する働きをする。このA16に対し
て図3実施例ではEXORゲート12を挿入しているの
で、トグルフリップフロップ11が論理値”0”を出力
している場合には不揮発メモリ素子20に本来のA16
が示す論理値が与えられるが、トグルフリップフロップ
11が論理値”1”を出力している場合にはA16が示
す論理値を反転した論理値が与えられる。前者の状態で
はA16が”1”のときには不揮発メモリ素子20の上
位側64kB、A16が”0”のときには不揮発メモリ
素子20の下位側64kBがアクセスされる。後者の状
態ではA16が”1”のときには不揮発メモリ素子20
の下位側64kB、A16が”0”のときには不揮発メ
モリ素子20の上位側64kBがアクセスされる。従っ
て、トグルフリップフロップ11の出力値を反転する度
にアクセスされる不揮発メモリ素子20の上位半分と下
位半分を入れ換えることができる。図4は図3実施例に
おけるBIOSプログラム内容の書き換え手順を示す。
図4は不揮発メモリ素子20内のBIOSプログラム基
本部と拡張部の格納状態を摸式的に示す。図4(1)は
書き換えを開始する前の初期状態を示し、この状態でパ
ーソナルコンピュータは通常の起動・動作を行う。(こ
の図に示されるように、IBM PC/AT互換機では
搭載されるintel社のCPUの特性上、BIOS基
本部がアドレス上位部分に配置されていなければならな
い)。図4(2)はBIOSプログラム書き換えの第1
段階を示す。本発明ではパーソナルコンピュータの再起
動に不可欠なBIOS基本部を保持し続けるために、ま
ずBIOS拡張部が記憶されている不揮発メモリ20の
下位半分を消去、書き換える。図4(3)は不揮発メモ
リ20の下位半分に新しいBIOSプログラムの基本部
を書き込んだ状態を示す。図(2)、図(3)の段階で
電源障害等が発生したとしても、以前のBIOSプログ
ラム基本部がそのまま保持されているので、BIOSプ
ログラム拡張部に依存する機能は利用できないものの、
パーソナルコンピュータを再び起動することができ、起
動後に再びBIOSプログラムの変更・修正作業を行う
ことができる。次に、図4(4)ではアドレス切り換え
回路10を操作して不揮発メモリ20の上位半分と下位
半分のアクセスアドレスを入れ換える。これ以後はパー
ソナルコンピュータを再起動するときに書き換えを行っ
た新しいBIOSプログラム基本部が有効になる。図4
(4)の段階ではまだBIOSプログラムの書き換えは
完了してはいないが、これ以後電源障害等が発生したと
しても、新しいBIOSプログラム基本部が機能するの
で、パーソナルコンピュータを再び起動することがで
き、起動後に再びBIOSプログラムの変更・修正作業
を行うことができる。図4(5)では不要になった古い
BIOSプログラム基本部を消去し、図4(6)では古
いBIOSプログラム基本部が占めていたアドレスに新
しいBIOSプログラム拡張部を書き込んでBIOSプ
ログラムの変更・修正作業が完了する。以上に説明した
ように、図3実施例によれば、BIOSプログラムを格
納する不揮発メモリの上位アドレス側半分には常に完全
な状態のBIOSプログラム基本部が保持されているの
で、万一書き換えの途中で電源障害などによりBIOS
プログラムの変更・修正作業が中断されてしまった場合
でも、新旧いずれか保持されているBIOSプログラム
基本部によりパーソナルコンピュータを再起動して、起
動後に再びBIOSプログラムの変更・修正作業を行う
ことができ、装置の機能が失われることはない。また、
本実施例を実現するために必要な追加回路等は図3に示
したように非常に単純かつ容易に実現できるもので、書
き換え可能な不揮発メモリを使用する場合、書き換え制
御のための回路は必須であるからアドレス切り換え回路
を追加するのみでよい。
【0014】図5は図1実施例におけるアドレス切り換
え回路10のより具体的な構成例を示す他の実施例であ
る。図5において、13はアドレス信号A16の論理値
を反転するインバータ、14・15はジャンパチップの
つけかえによりアドレス信号A16の反転/非反転を切
り換えるジャンパスイッチである。図5において、イン
バータ13はアドレス信号A16の論理値を反転し、ジ
ャンパスイッチ14のみにジャンパチップを接続すれば
A16の論理値はそのまま、ジャンパスイッチ15のみ
にジャンパチップを接続すればA16を反転した論理値
が書き換え可能な不揮発メモリ20に与えられる。A1
6は本来は不揮発メモリ素子20の上位側・下位側それ
ぞれ64kBの部分の一方を選択する働きをするので、
ジャンパスイッチ14のみにジャンパチップを接続すれ
ばA16が”1”のときには不揮発メモリ素子20の上
位側64kB、A16が”0”のときには不揮発メモリ
素子20の下位側64kBがアクセスされる。ジャンパ
スイッチ15のみにジャンパチップを接続すればA16
が”1”のときには不揮発メモリ素子20の下位側64
kB、A16が”0”のときには不揮発メモリ素子20
の上位側64kBがアクセスされる。従って、ジャンパ
チップをジャンパスイッチ14と15のどちらに接続す
るかによってアクセスされる不揮発メモリ素子20の上
位半分と下位半分を入れ換えることができる。図6およ
び図7は図5実施例におけるBIOSプログラム内容の
書き換え手順を示す。図6および図7は不揮発メモリ素
子20内のBIOSプログラム基本部と拡張部の格納状
態を摸式的に示す。図6(1)は書き換えを開始する前
の初期状態を示し、この状態でパーソナルコンピュータ
は通常の起動・動作を行う。図6(2)はBIOSプロ
グラム書き換えの第1段階を示す。本発明ではパーソナ
ルコンピュータの再起動に不可欠なBIOS基本部を保
持し続けるために、まずBIOS拡張部が記憶されてい
る不揮発メモリ20の下位半分を消去、書き換える。図
6(3)は不揮発メモリ20の下位半分に新しいBIO
Sプログラムの基本部を書き込んだ状態を示す。図6
(2)、図6(3)の段階で電源障害等が発生したとし
ても、以前のBIOSプログラム基本部がそのまま保持
されているので、BIOSプログラム拡張部に依存する
機能は利用できないものの、パーソナルコンピュータを
再び起動することができ、起動後に再びBIOSプログ
ラムの変更・修正作業を行うことができる。次に、図6
(4)では不要になった古いBIOSプログラム基本部
を消去する。(図6(4)の段階で電源障害等が発生し
た場合、本来BIOSプログラム基本部が存在すべきア
ドレスが消去されているので、パーソナルコンピュータ
を再び起動することができなくなるが、このような場合
の対処方法は図7の説明で述べる)。図6(5)では本
来BIOSプログラム基本部が占めるべきアドレスに新
しいBIOSプログラム基本部を書き込む。この結果新
しいBIOSプログラム基本部が2組できるので、不要
である不揮発メモリの下位アドレス側半分を図6(6)
で消去、図6(7)で新しいBIOSプログラム拡張部
を書き込んでBIOSプログラムの変更・修正作業を完
了する。図5実施例では図6に示した手順のうち、
(4)で古いBIOSプログラム基本部を消去してから
(5)の新しいBIOSプログラム基本部の書き込みが
終了するまでの間に電源障害等が発生した場合、本来B
IOSプログラム基本部が存在すべきアドレスが消去さ
れているか不完全な状態にあるので、そのままの状態か
らパーソナルコンピュータを再び起動することはできな
い。そこでこのような事態が発生した場合には前述のジ
ャンパスイッチ14・15の一方のみに接続されている
ジャンパチップを外し、他方に付け変える。すると図7
(5”)に示すように不揮発メモリの上位アドレス側半
分と下位アドレス側半分とが入れ替わり、下位アドレス
側半分に既に書き込みが終わっていたBIOSプログラ
ム基本部が上位アドレス側に配置されるので、パーソナ
ルコンピュータを再び起動することはできるようにな
る。その後は下位アドレス側半分に新しいBIOSプロ
グラム拡張部を書き込めばBIOSプログラムの書き換
えが完了する。
【0015】以上に説明したように、図5実施例によれ
ば、BIOSプログラムを格納する不揮発メモリの上位
アドレス側半分か下位アドレス側半分の少なくとも一方
には完全な状態のBIOSプログラム基本部が保持され
ているので、万一書き換えの途中で電源障害などにより
BIOSプログラムの変更・修正作業が中断されてしま
った場合でも、ジャンパスイッチの設定を切り換えてい
ずれか保持されているBIOSプログラム基本部を有効
にしてパーソナルコンピュータを再起動、起動後に再び
BIOSプログラムの変更・修正作業を行うことができ
る。BIOSプログラム書き換え途中に電源障害が発生
することは通常まれであるので、ジャンパスイッチの設
定を切り換えを行う必要は異常が発生した場合のみに限
られ、使い勝手を損なうことにはならない。また、本実
施例を実現するために必要な追加回路等は図5に示した
ように非常に単純かつ安価に実現でき、万一の場合にし
か使用されない回路でありながら装置構成上に経済的負
担を与えないという点で望ましい。
【0016】
【発明の効果】以上のように本発明によれば新旧いずれ
か(一時的には双方)のBIOS基本部分が必ず不揮発
メモリ上に存在しているので、例えBIOSソフトウェ
アの更新作業の途中で電源が絶たれたとしても、パーソ
ナルコンピュータを再起動して書き換えプログラムの再
実行を行うことができ、装置の機能が失われることがな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のBIOSの書き換え制御回路の基本的
な構成を示すブロック図である。
【図2】最も代表的なパーソナルコンピュータであるI
BM社のPCやその互換機におけるメモリマップの1例
を示すメモリマップである。
【図3】図1ブロック図におけるアドレス切り換え部な
どの具体的構成を示す実施例である。
【図4】図3実施例におけるBIOSコードの書き換え
手順を示す図である。
【図5】図1ブロック図におけるアドレス切り換え部な
どの具体的構成を示す他の実施例である。
【図6】図5実施例におけるBIOSコードの書き換え
手順を示す図である。
【図7】図5実施例におけるBIOSコードの書き換え
手順を示す図である。
【符号の説明】
10…同一のアドレス出力に対してアクセスされるBI
OS ROMの上位アドレス側半分と下位アドレス側半
分とを入れ換えるためのアドレス切り換え回路、 20…BIOS ROMとして用いられる書き換え可能
な不揮発メモリ、 30…不揮発メモリ20の書き換えに際して書き込みを
制御する書き込み制御回路。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】パーソナルコンピュータなどの基本システ
    ムプログラムを記憶する不揮発メモリの制御回路であっ
    て、必要に応じて書き換えることができる書き換え可能
    な不揮発メモリ素子を用い、パーソナルコンピュータ装
    置本体を分解したり不揮発メモリ素子を装置から取り外
    すことなく不揮発メモリ素子に記憶する基本システムプ
    ログラム内容を書き換えることができるように不揮発メ
    モリ素子の書き換え制御回路を備えたものにおいて、前
    記基本システムプログラムを記憶する不揮発メモリは少
    なくとも同等の記憶容量を備える2部分以上を個別に書
    き換えることができるように構成し、基本システムプロ
    グラムをアクセスするために前記不揮発メモリに与える
    アドレス信号に対して前記個別に書き換えることができ
    る不揮発メモリ部分のいずれを対応させるかを切り換え
    るためのアドレス切り換え回路を備えたことを特徴とす
    る不揮発メモリの制御回路。
  2. 【請求項2】請求項1の不揮発メモリの制御回路を備え
    たパーソナルコンピュータにおいて、前記アドレス切り
    換え回路はプログラム制御によりアドレス信号に対応し
    て前記不揮発メモリ部分のいずれを対応させるかを切り
    換えられるように構成し、前記基本システムプログラム
    はパーソナルコンピュータ装置の起動と基本動作に不可
    欠な基本部分と付加機能或いは拡張機能を利用するため
    に必要な拡張部分の略同容量の2部分に分けて記述し、
    前記基本部分と拡張部分のそれぞれを前記不揮発メモリ
    の個別に書き換えることができる同等の記憶容量を備え
    る2部分に記憶せしめ、基本システムプログラムの変更
    を行うために前記不揮発メモリの記憶内容を書き換える
    時に、まず書き換えられるべき古い内容の基本システム
    プログラム拡張部分を記憶する前記不揮発メモリの1部
    分を新しい内容の基本システムプログラム基本部分で書
    き換え、次に書き換えられるべき古い内容の基本システ
    ムプログラム基本部分を記憶する前記不揮発メモリの他
    の部分を新しい内容の基本システムプログラム拡張部分
    で書き換え、新しい内容の基本システムプログラム基本
    部分の前記不揮発メモリに対する書込操作が完全に終了
    してから前記アドレス切り換え回路をプログラム制御に
    よりアドレス信号に対応する前記不揮発メモリ部分を入
    れ換えて新しい内容の基本システムプログラム基本部と
    拡張部分が書き換える前と同様の関係となるように制御
    することによって新旧いずれかの基本システムプログラ
    ム基本部分が常に前記不揮発メモリに保持されることを
    保証し、以て前記不揮発メモリの書き換えの途中で異常
    が発生した場合でも保持されている新旧いずれかの基本
    システムプログラム基本部分により装置の再起動が可能
    であることを保証することを特徴とするパーソナルコン
    ピュータ。
  3. 【請求項3】請求項1の不揮発メモリの制御回路を備え
    たパーソナルコンピュータにおいて、前記アドレス切り
    換え回路はスイッチ手段によりアドレス信号に対応して
    前記不揮発メモリ部分のいずれを対応させるかを切り換
    えられるように構成し、前記基本システムプログラムは
    パーソナルコンピュータ装置の起動と基本動作に不可欠
    な基本部分と付加機能或いは拡張機能を利用するために
    必要な拡張部分の略同容量の2部分に分けて記述し、前
    記基本部分と拡張部分のそれぞれを前記不揮発メモリの
    個別に書き換えることができる同等の記憶容量を備える
    2部分に記憶せしめ、基本システムプログラムの変更を
    行うために前記不揮発メモリの記憶内容を書き換える時
    に、まず書き換えられるべき古い内容の基本システムプ
    ログラム拡張部分を記憶する前記不揮発メモリの1部分
    を新しい内容の基本システムプログラム基本部分で書き
    換え、次に書き換えられるべき古い内容の基本システム
    プログラム基本部分を記憶する前記不揮発メモリの他の
    部分にも新しい内容の基本システムプログラム基本部分
    を書き込み、最後に一旦新しい内容の基本システムプロ
    グラム基本部を書き込んだ基本システムプログラム拡張
    部分を記憶すべき前記不揮発メモリの1部分を新しい内
    容の基本システムプログラム拡張部分で書き換えること
    により、新旧いずれかの基本システムプログラム基本部
    分が常に前記不揮発メモリに保持されることを保証し、
    以て前記不揮発メモリの書き換えの途中で異常が発生し
    た場合でも保持されている新旧いずれかの基本システム
    プログラム基本部分を前記アドレス切り換え回路のスイ
    ッチ操作により選択して装置の再起動が可能であるよう
    にしたことを特徴とするパーソナルコンピュータ。
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