JP2928216B1 - 半導体集積回路 - Google Patents

半導体集積回路

Info

Publication number
JP2928216B1
JP2928216B1 JP10038848A JP3884898A JP2928216B1 JP 2928216 B1 JP2928216 B1 JP 2928216B1 JP 10038848 A JP10038848 A JP 10038848A JP 3884898 A JP3884898 A JP 3884898A JP 2928216 B1 JP2928216 B1 JP 2928216B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
address
instruction
alternative
memory
output
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP10038848A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH11238018A (ja
Inventor
誠仁 渕上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Kyushu Ltd
Original Assignee
NEC Kyushu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Kyushu Ltd filed Critical NEC Kyushu Ltd
Priority to JP10038848A priority Critical patent/JP2928216B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2928216B1 publication Critical patent/JP2928216B1/ja
Publication of JPH11238018A publication Critical patent/JPH11238018A/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Static Random-Access Memory (AREA)
  • Techniques For Improving Reliability Of Storages (AREA)
  • Microcomputers (AREA)
  • For Increasing The Reliability Of Semiconductor Memories (AREA)

Abstract

【要約】 【課題】 プログラムメモリ救済動作を実行する際、周
辺RAM領域に格納された代替命令を、データアクセス
時に誤って書き換えてしまうことを防止する。 【解決手段】 本発明の半導体集積回路は、CPU1
1,周辺RAM13,外部RAM14,代替アドレスレ
ジスタ15,代替アドレス比較回路16,代替命令アド
レスレジスタ17,代替アドレス選択回路18,メモリ
アドレス比較回路19,メモリアドレス選択回路1A,
命令代替制御レジスタ1Bとを有している。プログラム
メモリ救済動作の実行において、プログラムメモリ中に
発見されたバグ命令に代わる命令(以下、代替命令とい
う)が格納されたアドレス(以下、代替命令格納アドレ
スという)に対して、読み出し、あるいは書き込みを行
う場合、命令読み出しサイクルでは、周辺RAM領域に
ある代替命令を読み出し、データアクセスサイクルで
は、マイクロコンピュータの外部に接続した外部RAM
に対して読み出し、書き込みを行うことにより、周辺R
AM領域にある代替命令を誤って書き換えることを防止
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マイクロコンピュ
ータシステムに用いる半導体集積回路に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】マイクロコンピュータシステムにおい
て、マイクロコンピュータを制御するプログラムは、読
み出し専用メモリ(以下、ROMという)に格納され
る。格納されたプログラムにバグが発見された場合は、
ROM素子、ひいてはマイクロコンピュータ本体を交換
しなければならないが、一部プログラムのバグのために
本体毎交換してしまうことは非常に無駄なことである。
【0003】そこで、プログラムが格納されたメモリを
救済するために、バグ命令に代わる命令を周辺RAMに
格納し、CPUがバグ命令を読み出そうとしてそのアド
レスを出力した際、出力したアドレスを、代替命令が格
納されたアドレスに置き換えることにより、代替命令を
読み出す方法がある。
【0004】図5は、従来例を説明するブロック図であ
る。図5において、54は、バグ命令が格納されたアド
レスを指定する代替アドレスレジスタ、58は、メモリ
の救済動作を実行するか否かを設定する命令代替制御レ
ジスタである。
【0005】初期プログラムにて、レジスタ54,58
には所望の値を、周辺RAM53には代替命令が設定さ
れるものである。
【0006】命令代替制御レジスタ58が論理”0”、
つまりメモリ救済動作を実行しない場合、アドレス選択
回路57は、CPU51から出力されるアドレス507
をそのまま出力する。
【0007】命令代替制御レジスタ58が論理”1”で
あれば、アドレス比較回路55は、CPU51から出力
されるアドレス507と代替アドレスレジスタ54に設
定された代替アドレスとを比較し、そのアドレスが一致
すると、論理”1”のアドレス一致信号501を出力す
る。
【0008】アドレス選択回路57は、アドレス一致信
号501が論理”1”になると、CPU51が出力した
アドレス507を代替命令格納アドレスレジスタ56に
設定された、周辺RAM53領域の代替命令格納アドレ
スに置き換えて出力する。
【0009】以上の方法により、ROM領域中のバグ命
令は、周辺RAM領域に指定した代替命令に置き換え
て、周辺RAM53から読み出され、実行される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図5に
示す従来の方法では、次の様な問題点があった。すなわ
ち、代替命令が格納される周辺RAM領域は、代替命令
領域として特に確保されたものではなく、マイクロコン
ピュータシステムにおいて、プログラム実行中のデータ
の一時格納、あるいは格納したデータを読み出すための
領域である。
【0011】このため、周辺RAM中のあるアドレスに
代替命令が格納された場合でも、マイクロコンピュータ
の動作中に誤って代替命令を部分を書き換えてしまう可
能性があった。
【0012】また、プログラム設計時点では使用する必
要がない代替命令領域をあらかじめ確保するため、本来
全て使用できる周辺RAM領域が削られてしまうという
問題がある。
【0013】本発明の目的は、プログラムメモリ救済動
作を実行する際、周辺RAM領域に格納された代替命令
を、データアクセス時に誤って書き換えてしまうことを
防止した半導体集積回路を提供することにある。
【0014】
【0015】
【課題を解決するための手段】 前記目的を達成するた
め、 本発明に係る半導体集積回路は、代替アドレス比較
回路と、代替アドレス選択回路と、メモリアドレス比較
回路と、メモリアドレス選択回路とを有し、命令代替制
御レジスタをセットしてプログラムメモリ救済動作を実
行する半導体集積回路であって、前記プログラムメモリ
救済動作は、CPUから出力されたアドレスを代替命令
格納アドレスレジスタが示す代替命令格納アドレスと置
き換えて実行するものであり、前記代替アドレス比較回
路は、CPUから出力されるアドレスと、代替アドレス
レジスタが示すアドレスを比較し、そのアドレスが一致
すると論理”1”の代替アドレスー致信号を出力するも
のであり、前記代替アドレス選択回路は、代替アドレス
ー致信号が論理”1”になると、CPUから出力された
アドレスを代替命令格納アドレスレジスタが示す代替命
令格納アドレスと置き換え、選択アドレスとして出力す
るものであり、前記メモリアドレス比較回路は、選択ア
ドレスと代替命令格納アドレスレジスタが示す代替命令
格納アドレスを比較し、一致すると論理”1”のメモリ
アドレス一致信号を出力するものであり、前記メモリア
ドレス選択回路は、CPUからの命令読出しサイクル信
号により、命令読出しサイクル中であれば選択アドレス
を、データアクセスサイクルでメモリアドレスー致信号
が論理”1”になると、外部のメモリを示すアドレスを
メモリアドレスとして出力するものである。
【0016】また、アドレスをROM領域、周辺RAM
領域、外部RAM領域に個別に割り当て、プログラムで
は、ROM領域及び周辺RAM領域を使用するように設
定したものである。
【0017】また、外部RAM領域に割り当てるアドレ
スは、周辺RAM領域に割り当てられたアドレスと同じ
に設定し、 前記CPUから出力される命令読み出しサイ
クル信号が論理”1”であれば周辺RAMにメモリR/
W(読み出し書き込み)信号を出力し、命令読み出しサ
イクル信号が論理”0”であるデータアクセスサイクル
であれば外部RAMにメモリR/W(読み出し書き込
み)信号を出力するものである。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図に
より説明する。
【0019】(実施形態1)図1は、本発明の実施形態
1に係る半導体集積回路を示すブロック図である。
【0020】図1に示すように、本発明に係る半導体集
積回路は基本的構成として、プログラムメモリ救済動作
の実行において、プログラムメモリ中に発見されたバグ
命令に代わる命令(以下、代替命令という)が格納され
たアドレス(以下、代替命令格納アドレスという)に対
して、読み出し、あるいは書き込みを行う場合、命令読
み出しサイクルでは、周辺RAM領域にある代替命令を
読み出し、データアクセスサイクルでは、マイクロコン
ピュータの外部に接続した外部RAMに対して読み出
し、書き込みを行うことにより、周辺RAM領域にある
代替命令を誤って書き換えることを防止するようにした
ものである。
【0021】図1に基づいて、本発明に係る半導体集積
回路の動作を説明すると、命令代替制御レジスタ1Bが
セットされ、プログラムメモリ救済動作を実行する。代
替アドレス比較回路16は、CPU11から出力される
アドレス107と、代替アドレスレジスタ15が示すア
ドレスを比較し、そのアドレスが一致すると論理”1”
の代替アドレス一致信号101を出力する。
【0022】代替アドレス選択回路18は、代替アドレ
ス一致信号101が論理”1”になると、CPU11か
ら出力されたアドレス107を代替命令格納アドレスレ
ジスタ17が示す代替命令格納アドレスと置き換え、選
択アドレス102として出力する。さらに、メモリアド
レス比較回路19は選択アドレス102と代替命令格納
アドレスレジスタ17が示す代替命令格納アドレスを比
較し、そのアドレスが一致すると、論理”1”のメモリ
アドレス一致信号103を出力する。
【0023】メモリアドレス選択回路1Aは、CPU1
1からの命令読み出しサイクル信号104により、命令
読み出しサイクル中であれば選択アドレス102を、デ
ータアクセスサイクルでメモリアドレス一致信号103
が論理”1”になると、外部のメモリを示すアドレスを
メモリアドレス105として出力する。
【0024】これにより、周辺RAM13に格納した代
替命令を、データアクセスサイクル中のデータアクセス
時に誤って書き換えてしまうことを防止することでき
る。
【0025】次に、本発明の具体例を実施形態1として
説明する。
【0026】図1において、本発明の実施形態1に係る
半導体集積回路は、CPU11,周辺RAM13,外部
RAM14,代替アドレスレジスタ15,代替アドレス
比較回路16,代替命令アドレスレジスタ17,代替ア
ドレス選択回路18,メモリアドレス比較回路19,メ
モリアドレス選択回路1A,命令代替制御レジスタ1B
とを有している。
【0027】CPU11は、ROM12や周辺RAM1
3、外部RAM14の領域にあるプログラムや、データ
の読み出し、書き込みを指示するメモリ読出し/書込み
(R/W)信号106の出力と、それぞれのメモリアド
レス107の出力と、メモリへアクセスする際、命令読
み出しサイクルであれば論理”1”、データアクセスサ
イクルであれば論理”0”の命令読出しサイクル信号1
04の出力とを行うようになっている。
【0028】ROM12は、マイクロコンピュータシス
テムを制御するプログラムを格納する読み出し専用メモ
リである。周辺RAM13は、プログラム実行中のデー
タの一時格納、あるいは格納したデータの読み出しに使
用されるメモリである。本実施形態で説明する代替命令
は、周辺RAM13に格納される。
【0029】外部RAM14は、実施形態1においてプ
ログラムメモリ救済動作を実行する際、周辺RAM13
に代わって、プログラム実行中のデータの一時格納、あ
るいは格納したデータの読み出しに使用されるメモリで
ある。
【0030】命令代替制御レジスタ1Bは、メモリ救済
動作を実行するか否かを設定するレジスタである。代替
アドレスレジスタ15は、ROM12中で発見されたバ
グ命令を格納したアドレスを示すレジスタである。
【0031】代替アドレス比較回路16は、CPU11
から出力されるアドレス107と代替アドレスレジスタ
15に示すアドレスを比較し、そのアドレスが一致する
と論理”1”の代替アドレス一致信号101を出力する
ようになっている。
【0032】代替命令格納アドレスレジスタ17は、前
記バグ命令に代わる命令を格納した、周辺RAM13領
域内のアドレスを示すレジスタである。代替アドレス選
択回路18は、命令代替制御レジスタ1Bが示す信号
と、代替アドレス一致信号101により、CPU11か
ら出力されたアドレス107、或いは代替命令格納アド
レスレジスタ17が示すアドレスのいずれかを選択して
出力するようになっている。
【0033】メモリアドレス比較回路19は、代替アド
レス選択回路11から出力される選択アドレス102と
代替命令格納アドレスレジスタ17が示すアドレスを比
較し、そのアドレスが一致すると、論理”1”のメモリ
アドレス一致信号103を出力するようになっている。
【0034】メモリアドレス選択回路1Aは、命令代替
制御レジスタ1Bが示す信号と、メモリアドレス一致信
号103と、CPU11から出力される命令読み出しサ
イクル信号104により、代替アドレス選択回路18か
ら出力された選択アドレス102、或いは外部メモリを
示すアドレスのいずれを選択してメモリアドレス105
として出力するようになっている。
【0035】次に、図1、図2を参照して本発明の実施
形態1の動作について詳細に説明する。
【0036】図1において、初期プログラムにより、命
令代替制御レジスタ1Bには、メモリ救済動作実行許可
を示す論理”1”が、代替アドレスレジスタ15には、
ROM12領域中のバグ命令を格納したアドレスが設定
され、周辺RAM13には、ROM12領域中のバグ命
令に代わる命令(以下、代替命令という)が格納され
る。
【0037】図2に示すように、アドレス0h〜Vhま
でがROM12の領域、Wh〜Xhまでが周辺RAM1
3の領域、Yh〜Zhまでが外部RAM14の領域に割
り当てられており、プログラムでは、ROM12の領
域、および周辺RAM13の領域を使用するように設定
されている。
【0038】図1において、CPU11は、プログラム
命令読み出しの際、命令読み出しサイクル信号104を
論理”1”にし、読み出す命令が格納されたROM12
領域のアドレス107を出力している。また、メモリと
のデータアクセス時(以下、データアクセスサイクルと
いう)においては、命令読み出しサイクル信号104を
論理”0”にし、データの読み出し、書き込みの対象と
なる周辺RAM13領域を示すアドレス107を出力し
ている。双方のサイクルにおいても、メモリR/W信号
106は出力される。
【0039】代替アドレス比較回路16は、CPU11
から出力されたアドレス107と代替アドレスレジスタ
15に示されたバグ命令を格納したアドレス(以下、代
替アドレスという)の比較を行っている。
【0040】CPU11から代替アドレスが出力される
と、代替アドレス比較回路16が代替アドレスレジスタ
15で示す代替アドレスとの一致を検出し、論理”1”
の代替アドレス一致信号101を出力する。
【0041】代替アドレス選択回路18は、代替アドレ
ス一致信号101が論理”1”になると、CPU11か
ら出力されたアドレス107に代えて、代替命令格納ア
ドレスレジスタ17が示す周辺RAM13領域中の代替
命令格納アドレスを選択アドレス102として出力す
る。
【0042】さらに、メモリアドレス比較回路19は、
代替アドレス選択回路18から出力された選択アドレス
102と、代替命令格納アドレスを比較し両者が一致す
ると、論理”1”のメモリアドレス一致信号103を出
力する。
【0043】今、選択アドレス102は、代替アドレス
一致信号101が論理”1”であるため、代替命令格納
アドレスに置き換えられ、論理”1”のメモリアドレス
一致信号103が出力される。また、データアクセスサ
イクル時に周辺RAM13領域とのデータアクセスを行
うため、CPU11が代替命令格納アドレスと同じアド
レスを出力した場合も、代替アドレス選択回路18は、
CPU11から出力されたアドレス107をそのまま選
択アドレス102として出力するため、メモリアドレス
比較回路19は、論理”1”のメモリアドレス一致信号
103を出力する。
【0044】メモリアドレス選択回路1Aは、CPU1
1から出力される命令読み出しサイクル信号104が論
理”1”になり、命令読み出しサイクルと判断すると、
代替アドレス選択回路18から出力された選択アドレス
102をそのままメモリアドレス105として出力す
る。
【0045】しかし、命令読み出しサイクル信号104
が論理”0”となり、データアクセスサイクルと判断し
た場合、メモリアドレス一致信号103が論理”1”に
なると、選択アドレス102に代えて、外部RAM領域
14中を示すアドレスをメモリアドレス105として出
力する。
【0046】つまり、図2に示すように、命令読み出し
サイクル中に、CPU11から代替アドレスとしてLh
が出力されると、このアドレスに代えて代替命令格納ア
ドレスがMhとして出力され、周辺RAM14領域のM
hに格納された代替命令が読み出されて実行される。
【0047】また、データアクセスサイクル時におい
て、周辺RAM13とのデータアクセスのために、CP
U11から代替命令格納アドレスと同じMhが出力され
ると、このアドレスに代えて外部RAM領域中のアドレ
スNhが出力され、外部RAMとデータの読み出し、書
き込みを行う。
【0048】(実施形態2)図3は、本発明の実施形態
2に係る半導体集積回路を示すブロック図である。
【0049】図3において、本発明の実施形態2に係る
半導体集積回路は、CPU31,周辺RAM33,外部
RAM34,代替アドレスレジスタ35,代替アドレス
比較回路36,代替命令格納アドレスレジスタ37,代
替アドレス選択回路38,命令代替制御レジスタ3Bと
を有している。これらの構成および動作は、実施形態1
のものと同じである。
【0050】図3に示す本発明の実施形態2において
は、図4に示すように外部RAM34の領域に割り当て
るアドレスは、周辺RAM33の領域に割り当てられた
アドレスと同じになっている。
【0051】図3において、命令読み出しサイクル信号
304とメモリ読出し/書込み(R/W)信号306の
AND回路出力信号が周辺RAM33に入力されてお
り、命令読み出しサイクル信号304の反転信号とメモ
リR/W信号306のAND回路出力信号が、外部RA
M34に入力されている。
【0052】前記実施形態1と同様に、CPU31から
から代替アドレスが出力されると、代替アドレス比較回
路36は、代替アドレスレジスタ35が示す代替アドレ
スとの一致を検出し、論理”1”の代替アドレス一致信
号301を出力する。
【0053】代替アドレス選択回路38は、代替アドレ
ス一致信号301が論理”1”になると、CPU31か
ら出力されたアドレス307に代えて、代替命令格納ア
ドレスを選択アドレス302として出力する。
【0054】このときは、命令読み出しサイクルである
ため、CPU31は、命令読み出しサイクル信号304
は論理”1”を出力し、メモリR/W信号306が出力
される。
【0055】代替アドレス選択回路38から出力された
選択アドレス302は、周辺RAM33、外部RAM3
4両領域のアドレスを指定することになるが、命令読み
出しサイクル信号304が論理”1”であるため、周辺
RAM33に接続されたAND回路により周辺RAM3
3が選択され、周辺RAM33内の代替命令が読み出さ
れる。
【0056】これに対し、データアクセスサイクル時
に、周辺RAM33とアクセスするために、CPU31
が代替命令格納アドレスと同じアドレスを出力すると、
代替アドレス選択回路38は、CPU31が出力したア
ドレス307をそのまま出力する。この際は、命令読み
出しサイクル信号304は論理”0”であるため、外部
RAM34と接続されたAND回路により、外部RAM
34が選択され、外部RAM34内のアドレスに対して
データの読み出し、書き込みが行われる。
【0057】図4に示すように、命令読み出しサイクル
中に、CPU31から代替アドレスとしてLhが出力さ
れると、このアドレスに代えて代替命令格納アドレスが
Mhとして出力されると、命令読み出しサイクル信号3
04とメモリR/W信号306とのAND回路出力信号
により、周辺RAM33が選択され、周辺RAM領域の
Mhに格納された代替命令が読み出されて実行される。
【0058】また、データアクセスサイクル時におい
て、周辺RAM33とのデータアクセスのために、CP
U31から代替命令格納アドレスと同じMhが出力され
ると、命令読み出しサイクル信号304の反転信号とメ
モリR/W信号306とのAND回路出力信号により、
外部RAM34が選択され、外部RAM領域のMhに対
してデータの読み出し、書き込みを行う。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、プ
ログラムメモリ救済動作を実行する際、周辺RAM領域
に格納された代替命令を、データアクセス時に誤って書
き換えてしまうことを防止することができる。
【0060】さらに、本来は周辺RAM領域全てを使用
できるプログラムを作成できるのに対し、プログラムメ
モリ救済動作の実行を考慮して、プログラム設計時点で
は使用する必要がない代替命令領域を、あらかじめ確保
するため、周辺RAM領域を削ったプログラムになって
しまうことを避けることができる。
【0061】その理由は、周辺RAM領域にある代替命
令格納アドレスを指定した際、命令読み出しサイクルで
は、周辺RAM領域のアドレスに対して読み出しを行う
のに対し、データアクセスサイクルでは、外部RAM領
域のアドレスに対してデータの読み出し、書き込みを行
うためである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1に係る半導体集積回路を示
すブロック図である。
【図2】本発明の実施形態1におけるROM領域、周辺
RAM領域、外部RAM領域に割り当てられらアドレス
を示す図である。
【図3】本発明の実施形態2に係る半導体集積回路を示
すブロック図である。
【図4】本発明の実施形態2におけるROM領域、周辺
RAM領域、外部RAM領域に割り当てられらアドレス
を示す図である。
【図5】従来例に係る半導体集積回路を示すブロック図
である。
【符号の説明】
1A メモリアドレス選択回路 1B 命令代替制御レジスタ 11 CPU 13 周辺RAM 14 外部RAM 15 代替アドレス 16 代替アドレス比較回路 17 代替命令アドレスレジスタ 18 代替アドレス選択回路 19 メモリアドレス比較回路

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 代替アドレス比較回路と、代替アドレス
    選択回路と、メモリアドレス比較回路と、メモリアドレ
    ス選択回路とを有し、命令代替制御レジスタをセットし
    てプログラムメモリ救済動作を実行する半導体集積回路
    であって、 前記プログラムメモリ救済動作は、CPUから出力され
    たアドレスを代替命令格納アドレスレジスタが示す代替
    命令格納アドレスと置き換えて実行するものであり、 前記代替アドレス比較回路は、CPUから出力されるア
    ドレスと、代替アドレスレジスタが示すアドレスを比較
    し、そのアドレスが一致すると論理”1”の代替アドレ
    スー致信号を出力するものであり、 前記代替アドレス選択回路は、代替アドレスー致信号が
    論理”1”になると、CPUから出力されたアドレスを
    代替命令格納アドレスレジスタが示す代替命令格納アド
    レスと置き換え、選択アドレスとして出力するものであ
    り、前記メモリアドレス比較回路は、選択アドレスと代替命
    令格納アドレスレジスタが示す代替命令格納アドレスを
    比較し、一致すると論理”1”のメモリアドレス一致信
    号を出力するものであり、 前記メモリアドレス選択回路は、CPUからの命令読出
    しサイクル信号により、命令読出しサイクル中であれば
    選択アドレスを、データアクセスサイクルでメモリアド
    レスー致信号が論理”1”になると、外部のメモリを示
    すアドレスをメモリアドレスとして出力するものである
    ことを特徴とする半導体集積回路。
  2. 【請求項2】 アドレスをROM領域、周辺RAM領
    域、外部RAM領域に個別に割り当て、プログラムで
    は、ROM領域及び周辺RAM領域を使用するように設
    定したものであることを特徴とする訝求項に記載の半
    導体集積回路。
  3. 【請求項3】 外部RAM領域に割り当てるアドレス
    は、周辺RAM領域に割り当てられたアドレスと同じに
    設定し、 前記CPUから出力される命令読み出しサイクル信号が
    論理”1”であれば周辺RAMにメモリR/W(読み出
    し書き込み)信号を出力し、命令読み出しサイクル信号
    が論理”0”であるデータアクセスサイクルであれば外
    部RAMにメモリR/W(読み出し書き込み)信号を出
    力するものである ことを特徴とする請求項に記載の半
    導体集積回路。
JP10038848A 1998-02-20 1998-02-20 半導体集積回路 Expired - Lifetime JP2928216B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10038848A JP2928216B1 (ja) 1998-02-20 1998-02-20 半導体集積回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10038848A JP2928216B1 (ja) 1998-02-20 1998-02-20 半導体集積回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2928216B1 true JP2928216B1 (ja) 1999-08-03
JPH11238018A JPH11238018A (ja) 1999-08-31

Family

ID=12536629

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10038848A Expired - Lifetime JP2928216B1 (ja) 1998-02-20 1998-02-20 半導体集積回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2928216B1 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH11238018A (ja) 1999-08-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH07114497A (ja) 半導体集積回路装置
JP3773607B2 (ja) フラッシュeeprom内蔵マイクロコンピュータ
JP3173407B2 (ja) フラッシュeeprom内蔵マイクロコンピュータ
US7096351B2 (en) Single-chip microcomputer and boot region switching method thereof
US6738887B2 (en) Method and system for concurrent updating of a microcontroller's program memory
JP2928216B1 (ja) 半導体集積回路
KR19980054349A (ko) 옵션 자동 설정 회로
JPH10333898A (ja) マイクロコンピュータ
JPH11184724A (ja) インサーキットエミュレータ及び半導体集積回路
JP2000276461A (ja) マイクロコンピュータ
JP2597409B2 (ja) マイクロコンピュータ
JP3821911B2 (ja) メモリ初期化制御方式
JPH1050086A (ja) Eepromを有するマイクロコンピュータ及びその書換方法
GB2304209A (en) Starting up a processor system
JP3105822B2 (ja) マイクロプログラム制御装置
JP2581057B2 (ja) 評価用マイクロコンピユ−タ
JPH11212945A (ja) マイクロコンピュータおよびそのメモリ
JP2000259404A (ja) メモリアクセスシステム
JPH11353170A (ja) フラッシュメモリ制御装置およびフラッシュメモリ制御装置のメモリアクセス方法
JP3001464B2 (ja) マイクロプロセッサ装置
JP3190735B2 (ja) メモリチップセレクト切換回路
JP2002163243A (ja) マイクロコンピュータ
JPH11272642A (ja) 1チップマイクロコンピュータ及び起動アドレス設定方法
JPH05233265A (ja) 読み出し専用メモリのパッチ方式
JPH08194621A (ja) ダウンロード装置