JPH0913396A - 建物の布基礎用プレキヤスト鉄筋コンクリートブロツクと、その連結施工法並びに連結金具 - Google Patents

建物の布基礎用プレキヤスト鉄筋コンクリートブロツクと、その連結施工法並びに連結金具

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JPH0913396A
JPH0913396A JP18805595A JP18805595A JPH0913396A JP H0913396 A JPH0913396 A JP H0913396A JP 18805595 A JP18805595 A JP 18805595A JP 18805595 A JP18805595 A JP 18805595A JP H0913396 A JPH0913396 A JP H0913396A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】天場と通りの正しく合致した連結強度と品質の
安定性に優れた建物の布基礎を、誰でも容易に施工でき
るようにする。 【構成】垂立盤(10)とその下端部に直交する水平な
フーチング盤(11)とから所定長さの断面ほぼ倒立T
字型をなし、その長手方向における連結端部の全体高さ
分に亘って、連結金具(C)の落し込み用となるリツプ
溝型鋼のフロントアンカー支柱(21)を、補強鉄筋
(12)との一体連繋的な垂立状態に埋設した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は建物の布基礎用プレキヤ
スト鉄筋コンクリートブロツクと、その連結施工法並び
に連結金具の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】この種布基礎用プレキヤスト鉄筋コンク
リートブロツクの連結装置として、本発明者は先に実用
新案登録第3003573号を提案した。
【0003】これではその構成上、布基礎用プレキヤス
ト鉄筋コンクリートブロツク(A)(B)の数種を、何
れも垂立盤(10)と水平なフーチング盤(11)とが
直交する所定長さの同じ断面ほぼ倒立T字型に塑造し、
その垂立盤(10)の所謂木口面に金属のアングルプレ
ート(21)を埋設すると共に、その垂立盤(10)の
厚み方向に沿う水平なスリーブ型アンカー(19)の両
端部を受け持つ左右一対づつの金属ブラケツト(20)
を、上記アンカープレート(21)に溶接一体化してい
る。
【0004】そして、上記コンクリートブロツク(A)
(B)の隣り合う相互を施工現場において、建物の布基
礎伏図に基き、その垂立盤(10)の木口面同志が突き
合う接触状態に直列させた上、その継ぎ目に跨がる左右
一対づつの連結座金(30)を、上記水平なアンカー
(19)へ貫通するネジ締結具(C)によって固定一体
化するようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、その後も鋭
意検討を重ねた結果、未だ下記問題のあることが判明し
た。
【0006】即ち、上記公知考案の構成によれば、第1
に水平なアンカー(19)やこれと直交するトツプアン
カー(22)を、補強鉄筋(12)の組立てと一緒に溶
接する必要があるほか、その水平なアンカー(19)の
両端部を正しく受け持つように組立てた左右一対づつの
ブラケツト(20)も、更にアングルプレート(21)
との正確な組立状態に溶接しなければならないので、上
記コンクリートブロツク(A)(B)の型枠による成形
や、そのための準備作業が非常に煩雑化し、量産効果を
最大限に発揮させることができない。
【0007】第2に、このような多大の時間と労力を加
えて、上記水平なアンカー(19)やトツプアンカー
(22)を、折角補強鉄筋(12)との組立状態に溶接
したとしても、その水平なアンカー(19)の両端部を
受け持つ左右一対づつのブラケツト(20)は、上下数
段の点在分布状態にあるばかりでなく、そのブラケツト
(20)と溶接されたアンカープレート(21)も、フ
ーチング盤(11)の内部に到達しない高さとして、垂
立盤(10)のみに埋設されているに過ぎないため、上
記コンクリートブロツク(A)(B)同志の捻り強度に
劣り、その垂立盤(10)とフーチング盤(11)との
交叉部に亀裂や破断を生じやすい。
【0008】第3に、隣り合うコンクリートブロツク
(A)(B)におけるフーチング盤(11)同志の継ぎ
目に跨がる左右一対の連結座金(34)は、埋め戻しの
土(47)によって被覆されるが、垂立盤(10)同志
の継ぎ目に跨がる左右一対づつの連結座金(30)は、
布基礎の施工完了後にも外界に露出するため、これらを
特別なゴムシートの貼り付けや、モルタルの塗り付けな
どによって被覆しなければならず、その爾後作業上も甚
だ面倒である。
【0009】第4に、上記垂立盤(10)同志の連結座
金(30)とフーチング盤(11)同志の連結座金(3
4)を用いて連結する際、これに先立って隣り合うコン
クリートブロツク(A)(B)の直線出し作業を行なわ
なければならない。
【0010】この点、上記公知考案ではそのコンクリー
トブロツク(A)(B)の木口面に、水平な直線出しガ
イド(28)を特別に設置する必要があるばかりでな
く、これに対する直線出しガイドピン(29)の差込み
作業も面倒であり、現場施工性に劣る。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような諸問
題の改良を企図しており、そのために建物の布基礎用プ
レキヤスト鉄筋コンクリートブロツクとして、垂立盤と
その下端部に直交する水平なフーチング盤とから所定長
さの断面ほぼ倒立T字型をなし、その長手方向における
連結端部の全体高さ分に亘って、連結金具の落し込み用
となるリツプ溝型鋼のフロントアンカー支柱を、補強鉄
筋との一体連繋的な垂立状態に埋設したことを第1の特
徴とし、
【0012】同じく、垂立盤とその下端部に直交する水
平なフーチング盤とから所定長さの断面ほぼ倒立T字型
をなし、その長手方向における連結端部の全体高さ分に
亘って、連結金具の落し込み用となるリツプ溝型鋼のフ
ロントアンカー支柱を、補強鉄筋との一体連繋的な垂立
状態に埋設すると共に、同じく長手方向における中途部
の側面に、頭付きボルトの受け入れ用となる複数のアン
カーナツトを、高さ方向に沿って並ぶ点在分布状態とし
て且つ水平に埋設したことを第2の特徴とする。
【0013】又、布基礎用プレキヤスト鉄筋コンクリー
トブロツクの連結施工法として、垂立盤とその下端部に
直交する水平なフーチング盤とから所定長さの断面ほぼ
倒立T字型をなし、その長手方向における連結端部の全
体高さ分に亘って、連結金具の落し込み用となるリツプ
溝型鋼のフロントアンカー支柱を、補強鉄筋との一体連
繋的な垂立状態に埋設して成るプレキヤスト鉄筋コンク
リートブロツクの複数を用意し、
【0014】そのブロツクの隣り合う相互を連結端部同
志が突き合う状態に直列させて、その合致連通するフロ
ントアンカー支柱の内部へ、上方から連結金具を跨がる
ように落し込んだ上、そのフロントアンカー支柱の内部
へ上方から生コンクリート又はモルタルを目地詰め一体
化することを第1の特徴とし、
【0015】同じく、垂立盤とその下端部に直交する水
平なフーチング盤とから所定長さの断面ほぼ倒立T字型
をなし、その長手方向における連結端部の全体高さ分に
亘って、連結金具の落し込み用となるリツプ溝型鋼のフ
ロントアンカー支柱を、補強鉄筋との一体連繋的な垂立
状態に埋設すると共に、同じく長手方向における中途部
の側面に、頭付きボルトの受け入れ用となる複数のアン
カーナツトを、高さ方向に沿って並ぶ点在分布状態とし
て且つ水平に埋設して成るプレキヤスト鉄筋コンクリー
トブロツクの複数を用意し、
【0016】そのブロツクの隣り合う相互を一方の連結
端部と他方の中途部とが突き当る平面視のT字型に交叉
させて、その他方のアンカーナツトに植込み螺入される
頭付きボルトの径大な頭部を、一方のフロントアンカー
支柱内へ嵌め込んだ上、そのフロントアンカー支柱の内
部へ上方から生コンクリート又はモルタルを目地詰め一
体化することを第2の特徴とするものである。
【0017】更に、上記リツプ溝型鋼のフロントアンカ
ー支柱内へ落し込まれる連結金具として、所定の上下相
互間隔を保つ数段の係止ピンと、その係止ピンを連結一
体化する一対の支持スタンドとから成り、各係止ピンの
軸部を上記リツプ溝型鋼における両リツプの開口部に比
して細小化する一方、同じく開口部に比して径大な一対
の頭部を、上記軸部の両端から張り出したことを特徴と
するものである。
【0018】
【実施例】以下、図面に基いて本発明の詳細を説明する
と、先づ図1〜5はその本発明の連結施工法に用いるプ
レキヤスト鉄筋コンクリート製品としての基本ブロツク
(A)を示しており、(A1)(A2)(A3)は平面
視の直交する2辺から成るL字型、同じく3辺から成る
T字型並びに4辺から成る十文字型に各々造形されたコ
ーナーブロツク、(A4)は同じく平面視の一文字型に
造形されたストレートブロツクであって、その何れも垂
立盤(10)とその下端部に直交する水平なフーチング
盤(11)とを備えた断面ほぼ倒立T字型をなしている
と共に、その垂立盤(10)やフーチング盤(11)の
内部には、補強鉄筋(12)が縦横に交錯する配列状態
として埋設されている。
【0019】(t)は上記垂立盤(10)における例え
ば約120mmの一定厚み、(h1)は同じく約610
mmの一定高さ、(h2)は上記フーチング盤(11)
における例えば約110mmの一定高さ、(w)は同じ
く約450mmの一定幅を各々示しているが、これらの
寸法は上記コーナーブロツク(A1)(A2)(A3)
とストレートブロツク(A4)との悉く同一に設定され
ている。
【0020】又、上記コーナーブロツク(A1)(A
2)(A3)とストレートブロツク(A4)との長さ関
係については、そのコーナーブロツク(A1)(A2)
(A3)の直交点(o)から張り出す各辺(x)の長さ
(d1)が、例えば約455mmとして悉く均等寸法に
一定化されており、これに比してストレートブロツク
(A4)の長さ(d2)は上記長さ(d1)の少なくと
も2倍(約910mm)や3倍(約1365mm)、4
倍(約1820mm)、その他の整数倍に寸法化されて
いる。つまり、ストレートブロツク(A4)としては、
その長さ(d2)の長短変化する数種類が予じめ作成用
意されているのである。
【0021】但し、図1〜4には直交点(o)から張り
出す各辺(x)の長さ(d1)が悉く等しいコーナーブ
ロツク(A1)(A2)(A3)を示したが、そのほか
に図5から明白な通り、上記直交点(o)から張り出す
少なくとも1辺(x1)の長さ(d3)が、残る数辺
(x2)の長さ(d1)に比して2倍(約910mm)
やその他の整数倍に寸法化されたT字型コーナーブロツ
ク(A2)、十文字型コーナーブロツク(A3)又は/
及び同じく直交点(o)から張り出す1辺(x1)の長
さ(d3)が、残る1辺(x2)の長さ(d1)に比し
て2倍(約910mm)やその他の整数倍に寸法化され
たL字型コーナーブロツク(A1)をも作成準備して、
選択的に組み合わせ使用することを妨げない。
【0022】次に、図6〜9は上記基本ブロツク(A)
の言わばバリエーシヨンに相当する役付きブロツク
(B)の各種を例示しているが、これらは建物の間取り
に応じた特注品として、基本ブロツク(A)と別個な新
品として工場生産するか、又はその工場において上記基
本ブロツク(A)の何れかに、切削などの爾後的な加工
を施すことにより、予じめ用意されるものである。
【0023】この点、図示の実施例では上記基本ブロツ
ク(A)に係るストレートブロツク(A4)の垂立盤
(10)に、通風板(13)の受け入れ用凹欠(14)
を削除することにより、役付きブロツク(B)としての
換気用ブロツク(B1)に仕上げている。
【0024】(B2)は玄関用又は勝手口用ブロツクで
あり、図示実施例の場合上記L字型コーナーブロツク
(A1)の1辺をなす垂立盤(10)に、柱(15)の
受け止め用切欠(16)を付与した形態にあるが、上記
ストレートブロツク(A4)の垂立盤(10)を柱(1
5)の受け止め用として、その全体的に背低く形成する
ことにより、玄関用又は勝手口用ブロツク(B2)とし
て予じめ製造することもできる。
【0025】(B3)は上記フーチング盤(11)を備
えたストレートブロツク(A4)における長手方向の一
端部に、上記基本ブロツク(A)のフーチング盤(1
1)と干渉しない逃し切欠(17)を削除した形態の梁
用又は間仕切り用補助ブロツクである。
【0026】又、(B4)は上記ストレートブロツク
(A4)の垂立盤(10)に、図9のような配管口(1
8)を穿孔した形態の配管用ブロツクであるが、基本ブ
ロツク(A)としての各種コーナーブロツク(A1)
(A2)(A3)を初め、上記役付きブロツク(B)と
しての換気用ブロツク(B1)や補助ブロツク(B3)
などに、同様な配管口(18)を貫通形成することによ
り、配管用ブロツク(B4)として仕上げられることも
ある。
【0027】何れにしても、各種基本ブロツク(A)や
役付きブロツク(B)の垂立盤(10)には、所要数の
吊り上げ用スリーブ(19)が貫通されており、ここに
ロープ(20)を直接貫通させるが、又はそのロープ
(20)の吊り掛け用棒材を貫通させることによって、
重量物としての上記ブロツク(A)(B)を便利良く吊
り上げたり、吊り降ろしたりできるようになっている。
【0028】尚、上記各種役付きブロツク(B)の平面
形状を初め、その垂立盤(10)の厚み(t)と高さ
(h1)、フーチング盤(11)の高さ(h2)と幅
(w)については、何れも上記基本ブロツク(A)のそ
れらと同一に設定されていること、言うまでもない。
【0029】上記した各種基本ブロツク(A)と役付き
ブロツク(B)の長手方向における連結端部(所謂木口
部)は、次のような同一構成のもとで、その隣り合う相
互の直列状態に突き合わせ連結されるようになってい
る。
【0030】即ち、その各種の基本ブロツク(A)と役
付きブロツク(B)は上記したように、その垂立盤(1
0)とフーチング盤(11)とから成る断面形状のほぼ
倒立T字型として悉く同一であるため、その連結部分の
みを抽出して示した図10〜20において、(21)は
上記した各ブロツク(A)(B)の連結端部(木口部)
へ外向き開口状態に埋設されたリツプ溝型鋼のフロント
アンカー支柱であり、そのブロツク(A)(B)の垂立
盤(10)のみならず、フーチング盤(11)をも含む
全体高さ分に亘って垂立している。
【0031】しかも、上記フロントアンカー支柱(2
1)の背後面は補強鉄筋(12)における就中横筋の上
下数段と溶接一体化されることによって、ブロツク
(A)(B)の補強機能も兼備している。
【0032】その場合、フロントアンカー支柱(21)
の変形実施例を示した図12から明白なように、そのリ
ツプ溝型鋼における左右一対のリツプ(22)を、先端
部から内向き直角に折り曲げることによって、そのリツ
プ(22)の不正に変形しないように強化することが、
好ましい。
【0033】(C)は上記フロントアンカー支柱(2
1)の内部へ上方から落し込まれることによって、ブロ
ツク(A)(B)の隣り合う相互を直線出し状態に正し
く保持する連結金具の総称であり、これは図13、14
のような所定の上下相互間隔を保つ数段の平行な両頭係
止ピン(23)と、その係止ピン(23)の複数本を連
結一体化する前後一対の支持スタンド(24)とから成
る。
【0034】しかも、各係止ピン(23)の軸部(23
a)は上記フロントアンカー支柱(21)における両リ
ツプ(22)の開口部(s)よりも、若干細小に寸法化
されている一方、その各係止ピン(23)から張り出す
前後一対の頭部(23b)が、同じく両リツプ(22)
の開口部(s)よりも径大化されており、上記フロント
アンカー支柱(21)の内部へ落し込んだ状態では、そ
の前後方向に沿って抜け出さず、上記ブロツク(A)
(B)の隣り合う連結端面(木口面)へ跨がるようにな
っている。
【0035】但し、図13、14では上記支持スタンド
(24)を線材として、係止ピン(23)へスポツト溶
接することにより、その連結金具(C)の量産効果を昂
めているが、その線材に代る板材を採用してもさしつか
えない。又、係止ピン(23)としても同図のような丸
棒材に代えて、角棒材を採用することができるが、その
何れにあっても最下段の係止ピン(23)は、これをフ
ーチング盤(11)の高さ範囲内に納まる位置として、
その支持スタンド(24)の長さ(高さ)を設定するこ
とが望ましい。
【0036】更に、上記連結金具(C)の機能を発揮し
得るならば、これを図15の変形実施例に示すようなH
型鋼として、その平行な前後一対の頭部(23b)を上
記フロントアンカー支柱(21)における両リツプ(2
2)の開口部(s)に比して径大に、その両頭部(23
b)の相互間に介在する軸部(23a)を、同じく両リ
ツプ(22)の開口部(s)に比して細小に各々寸法化
しても良い。
【0037】(25)は上記フロントアンカー支柱(2
1)のやや後方に位置しつつ、補強鉄筋(12)と干渉
しないように、垂立盤(10)へ一定間隔を保つ上下一
対として、水平状態に埋設されたサイド連結用の金属製
アンカースリーブであり、その何れも垂立盤(10)の
両側面に開口露呈している。
【0038】(26)は隣り合うブロツク(A)(B)
の垂立盤(10)同志を連結すべく、その継ぎ目に跨が
る左右一対づつのサイド連結座金であり、上記アンカー
スリーブ(25)へ横方向から抜き差し自在に貫通され
るボルト(27)と、その水平なボルト(27)に螺合
締結されるナツト(28)によって、上記垂立盤(1
0)の両側面に添え付けられることとなる。
【0039】(29)(30)は上記ボルト(27)と
対応位置する各サイド連結座金(26)の前後両端部に
開口形成された円形ボルト受け入れ孔とU字型ボルト受
け入れ切欠との一対であり、図16に拡大抽出するよう
に、そのボルト受け入れ切欠(30)の入口部(30
a)がボルト受け入れ孔(29)を中心とする長い半径
寸法(r1)の回動軌跡上に、又ボルト受け入れ切欠
(30)の内奥部(30b)が同じくボルト受け入れ孔
(29)を中心とする短かい半径寸法(r2)の回動軌
跡上に、各々配置されているのである。
【0040】このようなサイド連結座金(26)の構成
によれば、隣り合う垂立盤(10)の一方に貫通する水
平なボルト(27)へ、そのサイド連結座金(26)の
ボルト受け入れ孔(29)を枢支状態に差し込み、同じ
くサイド連結座金(26)のボルト受け入れ切欠(3
0)を他方の垂立盤(10)に貫通する水平なボルト
(27)へ、その入口部(30a)から差し込んだ上、
そのボルト(27)がボルト受け入れ切欠(30)の内
奥部(30b)へ移行する如く、上記サイド連結座金
(26)を叩打してボルト受け入れ孔(29)の中心廻
りに回動させることにより、隣り合うブロツク(A)
(B)の垂立盤(10)同志を自動強制的に引き寄せ
て、その連結端面(木口面)が突き合う密着状態に保て
ることとなる。
【0041】但し、上記U字型のボルト受け入れ切欠
(30)に代る細長い楕円形のボルト受け入れ孔を採用
し、その開口両端部を円形ボルト受け入れ孔(29)の
中心廻りに、上記のような半径寸法(r1)(r2)の
長短差がある回動軌跡上へ配置させても良く、又そのボ
ルト受け入れ切欠(30)を上記ボルト受け入れ孔(2
9)と同じ単純な円形のボルト受け入れ孔として開口さ
せてもさしつかえない。
【0042】(31)は上記サイド連結用アンカースリ
ーブ(25)と直交する垂立状態として、やはり垂立盤
(10)へ所定間隔おきに埋設された複数の土台締結用
トツプアンカーナツトであり、垂立盤(10)の上面に
開口分布している。そして、そのトツプアンカーナツト
(31)には上方から、建物の土台(32)を固定する
ためのスタツドボルト(33)が螺入植立されることに
なる。尚、そのスタツドボルト(33)に締結されるナ
ツトは、図示符号を省略してある。
【0043】他方、(34)は各ブロツク(A)(B)
の連結端部(木口部)に位置しつつ、そのフーチング盤
(11)の上面から部分的に陥没する左右一対の凹溝で
あり、その各溝底面に開口露呈するベースアンカーナツ
ト(35)が、上記フーチング盤(11)に垂立状態と
して埋設されている。
【0044】(36)は隣り合うブロツク(A)(B)
のフーチング盤(11)同志を連結すべく、その継ぎ目
に跨がる左右一対のベース連結座金であり、上記凹溝
(34)内へ沈み込められた状態において、上記ベース
アンカーナツト(35)へ上方から螺入植立されるスタ
ツドボルト(37)と、そのスタツドボルト(37)に
締結されるナツト(38)によって、上記フーチング盤
(11)の上面に固定されることとなる。(39)はそ
の各ベース連結座金(36)に開口形成された前後一対
の円形ボルト受け入れ孔である。
【0045】上記の構成において、建物の布基礎を施工
するに当っては、例えば図21のような布基礎伏図又は
これに基くブロツク配列図に応じて、各種の基本ブロツ
ク(A)と役付きブロツク(B)を選択的に組合せ使用
する。
【0046】即ち、施工現場の土を根伐して、図22の
ように割栗石(40)を入れ転圧した上、砂(41)や
モルタル(42)、捨てコンクリートなどにより据付け
面を整備した上、そこに各種の基本ブロツク(A)と役
付きブロツク(B)を吊り降ろす。
【0047】そして、隣り合うブロツク(A)(B)の
相互をその垂立盤(10)並びにフーチング盤(11)
の連結端部(木口部)同志が突き合う直列状態に据付け
て、その向かい合うフロントアンカー支柱(21)に跨
がる如く、その内部へ図17のように上方から連結金具
(C)を落し込む。
【0048】そうすれば、その連結金具(C)を介し
て、隣り合うブロツク(A)(B)が直線出し状態に正
しく対応合致するため、その垂立盤(10)同志の継ぎ
目に左右一対づつのサイド連結座金(26)を跨がらせ
て、これらをサイド連結用アンカースリーブ(25)に
貫通するボルト(27)と、ナツト(28)により各々
固定する一方、フーチング盤(11)同志の継ぎ目にも
左右一対のベース連結座金(36)を跨がらせて、これ
をベースアンカーナツト(35)に螺入植立するスタツ
ドボルト(37)と、ナツト(38)によって固定す
る。
【0049】その状態では図18〜20のように、隣り
合うブロツク(A)(B)におけるフロントアンカー支
柱(21)の継ぎ目が合致連通するため、その内部へ引
続き上方から生コンクリートやモルタル(43)を目地
詰め一体化して、その硬化後外界に露呈する上記サイド
連結座金(26)は、これを取りはずして、最終的に埋
め戻せば、布基礎として完成する。
【0050】尚、上記ベース連結座金(36)がフーチ
ング盤(11)同志を連結した状態のままで、埋め戻し
の土(44)により被覆されるに反し、上記サイド連結
座金(26)の取りはずされたサイド連結用アンカース
リーブ(25)は、垂立盤(10)の側面へ開口露呈す
る結果となるが、これは図外の化粧モルタルや化粧キヤ
ツプによって被覆すれば良い。
【0051】何れにしても、隣り合うブロツク(A)
(B)の連結端部(木口部)を突き合わせた直列状態で
は、その向かい合うフロントアンカー支柱(21)の内
部へ、上方から連結金具(C)を自由に落し込むことが
でき、その後サイド連結座金(26)とベース連結座金
(36)により、上記ブロツク(A)(B)を連結固定
した時には、その連結端部(木口部)同志が密着する状
態に保たれるため、上方から生コンクリートやモルタル
(43)を容易に洩れなく目地詰めすることもでき、高
度の技巧や豊富な経験を要することなく、誰でも布基礎
の現場施工を能率良く行なえるのである。
【0052】又、サイド連結座金(26)の固定用ボル
ト(27)を貫通するサイド連結用アンカースリーブ
(25)と、ベース連結座金(36)の固定用スタツド
ボルト(37)を受け入れるベースアンカーナツト(3
5)とは、互いに直交する縦横関係にあり、しかも各ブ
ロツク(A)(B)の全体高さ分だけ垂立するフロント
アンカー支柱(21)内へ落し込まれる連結金具(C)
は、そのブロツク(A)(B)の長手方向(前後方向)
に延在するため、上記隣り合うブロツク(A)(B)の
相互を図23のように、順次突き合わせ直列させて行き
さえすれば、天場(高さレベルと水平度)と通り(直線
度)が自づと正しく対応合致し、特に捻り変形の対抗強
度と安定な品質の優れた布基礎を得られるのである。
【0053】先には、各ブロツク(A)(B)の長手方
向における連結端部(木口部)を、その隣り合う相互の
直列状態に突き合わせ連結するための構成と、その連結
施工法について説示したが、建物の間取り次第では、例
えば図21に記入した符号(P)部分から示唆される通
り、上記基本ブロツク(A)をなすストレートブロツク
(A4)やT字型コーナーブロツク(A2)の中途側面
へ、上記梁用又は間仕切り用補助ブロツク(B3)の連
結端部(木口部)を、横方向から直角に突き当てて、平
面視の全体的なT字型や十文字型に連結する必要が起る
こともある。
【0054】図24、25はその連結部分を抽出した拡
大図であるが、このような必要性に対処するため、上記
ストレートブロツク(A4)やT字型コーナーブロツク
(A2)の側面に向かって開口露呈する複数の袋型アン
カーナツト(45)が、その垂立盤(10)のみか又は
垂立盤(10)とフーチング盤(11)との両者に、所
定の上下相互間隔を保つ垂直線上での点在分布状態とし
て埋設されている。
【0055】そして、上記連結部分を連結施工するに当
っては、各アンカーナツト(45)へ横方向から頭付き
ボルト(46)を植込み螺入させて、その径大な頭部
(46a)を張り出し状態に保つ。そのボルト(46)
の径大な頭部(46a)は、上記連結金具(C)を形作
る係止ピン(23)の頭部(23b)と同じく、フロン
トアンカー支柱(21)の内部へ抜け出し不能に没入し
得る寸法として設定されている。
【0056】次に、上記ストレートブロツク(A4)や
T字型コーナーブロツク(A2)の側面から張り出すボ
ルト(36)の径大な頭部(46a)に対して、上記補
助ブロツク(B3)の連結端部(木口部)に垂立するフ
ロントアンカー支柱(21)が嵌まり込むように、その
ストレートブロツク(A4)やT字型コーナーブロツク
(A2)と、補助ブロツク(B3)との何れか予じめ据
付けられた一方に対して、他方を吊り降ろす。
【0057】そうすれば、上記した連結金具(C)に代
る頭付きボルト(46)を介して、そのストレートブロ
ツク(A4)やT字型コーナーブロツク(A2)の側面
と、補助ブロツク(B3)の連結端部(木口部)とが直
角に連結されることになるため、その頭付きボルト(4
6)が没入した状態にあるフロントアンカー支柱(2
1)の内部へ、やはり生コンクリートやモルタル(4
3)を上方から目地詰め一体化するのである。
【0058】このようにして、ストレートブロツク(A
4)やT字型コーナーブロツク(A2)の中途側面へ、
補助ブロツク(B3)の連結端部(木口部)を直角な突
き当て状態に連結一体化することができ、その施工法は
上記ブロツク(A)(B)の連結端部(木口部)同志を
突き合わせ直列状態に連結する施工法と実質的に同一で
あるため、現場作業性を低下させるおそれがない。
【0059】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る建物の布基
礎用プレキヤスト鉄筋コンクリートブロツクでは、その
構成上垂立盤(10)とその下端部に直交する水平なフ
ーチング盤(11)とから所定長さの断面ほぼ倒立T字
型をなし、その長手方向における連結端部(木口部)の
全体高さ分に亘って、連結金具(C)の落し込み用とな
るリツプ溝型鋼のフロントアンカー支柱(21)を、補
強鉄筋(12)との一体連繋的な垂立状態に埋設してあ
るため、冒頭に述べた従来技術の諸問題を確実に改良で
きる効果がある。
【0060】即ち、上記構成によれば、連結金具(C)
の落し込み用となるフロントアンカー支柱(21)が、
ブロツク(A)(B)における長手方向の連結端部(木
口部)へ、その全体高さ分に相当する垂立状態として埋
設されているため、上記ブロツク(A)(B)自身を成
形用型枠により、簡易に量産できることは勿論、上記フ
ロントアンカー支柱(21)が補強鉄筋(12)と連繋
一体化されていることとも相俟って、特に捻り力の対抗
強度に優れた高品質のブロツク(A)(B)を得られる
のである。
【0061】又、上記ブロツク(A)(B)を連結施工
するに当り、請求項3の方法を採用すれば、隣り合うブ
ロツク(A)(B)の連結端部(木口部)を突き合わせ
状態に直列させた時、上記フロントアンカー支柱(2
1)同志が合致連通するため、その内部へ上方から連結
金具(C)を安楽に落し込むことができ、しかもその連
結金具(C)を介して隣り合うブロツク(A)(B)が
正確な直線出し状態に保たれることとなり、特別な直線
出しガイド用の構成を追加設置する必要がない。
【0062】そして、上記合致連通したフロントアンカ
ー支柱(21)の内部へ、引続き上方から生コンクリー
ト又はモルタル(43)を充填して、目地詰め一体化す
れば良く、布基礎の現場施工を誰でも軽快に能率良く実
行できるのである。
【0063】しかも、布基礎の施工状態では上記連結金
具(C)が補強材として働き、目地詰めされる生コンク
リート又はモルタル(43)と相俟って、隣り合うブロ
ツク(A)(B)を連結一体化することになるため、そ
のブロツク(A)(B)における垂立盤(10)同志を
連結するサイド連結座金(26)を、上記生コンクリー
ト又はモルタル(43)の硬化後に取りはずすことがで
き、そのサイド連結座金(26)の爾後的な被覆作業を
施す必要もない。
【0064】更に、請求項2に記載されたブロツク
(A)(B)の構成によれば、その長手方向における中
途部の側面に複数のアンカーナツト(45)が、高さ方
向に並ぶ点在分布状態として且つ水平に埋設されている
ため、ここに隣り合うブロツク(A)(B)の連結端部
(木口部)を直角として、請求項4に記載の方法によ
り、平面視のT字型に突き当て連結することも可能とな
る。
【0065】つまり、一方のブロツク(A)(B)に埋
設されたアンカーナツト(45)へ、頭付きボルト(4
6)を横方向から植え込み螺入すれば、その径大な頭部
(46a)が上記連結金具(C)と同じく、他方のブロ
ツク(A)(B)に埋設されたフロントアンカー支柱
(21)内へ、やはり落し込み状態に没入して、その隣
り合うブロツク(A)(B)の連結金具として働くこと
になり、そのための現場作業も共通の方法によって行な
える。
【0066】上記隣り合うブロツク(A)(B)の連結
金具(C)として、請求項5の構成を採用するならば、
リツプ溝型鋼のフロントアンカー支柱(21)内へ容易
に落し込むことができ、しかもその内部の全体に波及す
る如く、生コンクリート又はモルタル(43)を円滑に
目地詰めし得る効果があり、量産性にも優れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】基本ブロツクとしてのL字型コーナーブロツク
を示す斜面図である。
【図2】基本ブロツクとしてのT字型コーナーブロツク
を示す斜面図である。
【図3】基本ブロツクとしての十文字型コーナーブロツ
クを示す斜面図である。
【図4】基本ブロツクとしての一文字型ストレートブロ
ツクを示す斜面図である。
【図5】図2に対応するT字型コーナーブロツクの変形
実施例を示す斜面図である。
【図6】役付きブロツクとしての換気用ブロツクを示す
斜面図である。
【図7】役付きブロツクとしての玄関用又は勝手口用ブ
ロツクを示す斜面図である。
【図8】役付きブロツクとしての梁用又は間仕切り用補
助ブロツクを示す斜面図である。
【図9】役付きブロツクとしての配管用ブロツクを示す
斜面図である。
【図10】隣り合うコンクリートブロツクの連結部分を
抽出して示す分解斜面図である。
【図11】同じくブロツクの成形状態を示す斜面図であ
る。
【図12】フロントアンカー支柱の変形実施例を示す斜
面図である。
【図13】連結金具を抽出して示す斜面図である。
【図14】図13の14−14線に沿う拡大断面図であ
る。
【図15】図13に対応する連結金具の変形実施例を示
す斜面図である。
【図16】サイド連結座金の取付状態を示す拡大側面図
である。
【図17】フロントアンカー支柱に対する連結金具の落
し込み過程を示す斜面図である。
【図18】ブロツクの直列する連結施工状態を示す斜面
図である。
【図19】図18の平面図である。
【図20】図19の20−20線に沿う一部破断の側面
図である。
【図21】ブロツクの配列パターンを例示する平面図で
ある。
【図22】布基礎の断面図である。
【図23】ブロツクの連結施工過程を示す斜面図であ
る。
【図24】隣り合うブロツクの直角な連結施工状態を示
す斜面図である。
【図25】図24の25−25線に沿う拡大断面図であ
る。
【符号の説明】
(10)・垂立盤 (11)・フーチング盤 (12)・補強鉄筋 (21)・フロントアンカー支柱 (22)・リツプ (23)・係止ピン (23a)・軸部 (23b)・頭部 (24)・支持スタンド (25)・アンカースリーブ (26)・サイド連結座金 (31)・トツプアンカーナツト (35)・ベースアンカーナツト (36)・ベース連結座金 (43)・生コンクリート又はモルタル (45)・アンカーナツト (46)・頭付きボルト (46a)・頭部 (A)・基本ブロツク (B)・役付きブロツク (C)・連結金具 (s)・開口部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】垂立盤(10)とその下端部に直交する水
    平なフーチング盤(11)とから所定長さの断面ほぼ倒
    立T字型をなし、 その長手方向における連結端部の全体高さ分に亘って、
    連結金具(C)の落し込み用となるリツプ溝型鋼のフロ
    ントアンカー支柱(21)を、補強鉄筋(12)との一
    体連繋的な垂立状態に埋設したことを特徴とする建物の
    布基礎用プレキヤスト鉄筋コンクリートブロツク。
  2. 【請求項2】垂立盤(10)とその下端部に直交する水
    平なフーチング盤(11)とから所定長さの断面ほぼ倒
    立T字型をなし、 その長手方向における連結端部の全体高さ分に亘って、
    連結金具(C)の落し込み用となるリツプ溝型鋼のフロ
    ントアンカー支柱(21)を、補強鉄筋(12)との一
    体連繋的な垂立状態に埋設すると共に、 同じく長手方向における中途部の側面に、頭付きボルト
    (46)の受け入れ用となる複数のアンカーナツト(4
    5)を、高さ方向に沿って並ぶ点在分布状態として且つ
    水平に埋設したことを特徴とする建物の布基礎用プレキ
    ヤスト鉄筋コンクリートブロツク。
  3. 【請求項3】垂立盤(10)とその下端部に直交する水
    平なフーチング盤(11)とから所定長さの断面ほぼ倒
    立T字型をなし、その長手方向における連結端部の全体
    高さ分に亘って、連結金具(C)の落し込み用となるリ
    ツプ溝型鋼のフロントアンカー支柱(21)を、補強鉄
    筋(12)との一体連繋的な垂立状態に埋設して成るプ
    レキヤスト鉄筋コンクリートブロツク(A)(B)の複
    数を用意し、 そのブロツク(A)(B)の隣り合う相互を連結端部同
    志が突き合う状態に直列させて、その合致連通するフロ
    ントアンカー支柱(21)の内部へ、上方から0結金具
    (C)を跨がるように落し込んだ上、 そのフロントアンカー支柱(21)の内部へ上方から生
    コンクリート又はモルタル(43)を目地詰め一体化す
    ることを特徴とする建物の布基礎用プレキヤスト鉄筋コ
    ンクリートブロツクの連結施工法。
  4. 【請求項4】垂立盤(10)とその下端部に直交する水
    平なフーチング盤(11)とから所定長さの断面ほぼ倒
    立T字型をなし、その長手方向における連結端部の全体
    高さ分に亘って、連結金具(C)の落し込み用となるリ
    ツプ溝型鋼のフロントアンカー支柱(21)を、補強鉄
    筋(12)との一体連繋的な垂立状態に埋設すると共
    に、 同じく長手方向における中途部の側面に、頭付きボルト
    (46)の受け入れ用となる複数のアンカーナツト(4
    5)を、高さ方向に沿って並ぶ点在分布状態として且つ
    水平に埋設して成るプレキヤスト鉄筋コンクリートブロ
    ツク(A)(B)の複数を用意し、 そのブロツク(A)(B)の隣り合う相互を一方の連結
    端部と他方の中途部とが突き当る平面視のT字型に交叉
    させて、その他方のアンカーナツト(45)に植込み螺
    入される頭付きボルト(46)の径大な頭部(46a)
    を、一方のフロントアンカー支柱(21)内へ嵌め込ん
    だ上、 そのフロントアンカー支柱(21)の内部へ上方から生
    コンクリート又はモルタル(43)を目地詰め一体化す
    ることを特徴とする建物の布基礎用プレキヤスト鉄筋コ
    ンクリートブロツクの連結施工法。
  5. 【請求項5】リツプ溝型鋼のフロントアンカー支柱(2
    1)内へ落し込まれる連結金具(C)として、所定の上
    下相互間隔を保つ数段の係止ピン(23)と、その係止
    ピン(23)を連結一体化する一対の支持スタンド(2
    4)とから成り、 各係止ピン(23)の軸部(23a)を上記リツプ溝型
    鋼における両リツプ(22)の開口部(s)に比して細
    小化する一方、同じく開口部(s)に比して径大な一対
    の頭部(23b)を、上記軸部(23a)の両端から張
    り出したことを特徴とする建物の布基礎用プレキヤスト
    鉄筋コンクリートブロツクの連結金具。
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