JP2725173B2 - 建物の布基礎用プレキヤスト鉄筋コンクリートブロツクとその連結施工法 - Google Patents

建物の布基礎用プレキヤスト鉄筋コンクリートブロツクとその連結施工法

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JP2725173B2 JP7965696A JP7965696A JP2725173B2 JP 2725173 B2 JP2725173 B2 JP 2725173B2 JP 7965696 A JP7965696 A JP 7965696A JP 7965696 A JP7965696 A JP 7965696A JP 2725173 B2 JP2725173 B2 JP 2725173B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は建物の布基礎用プレ
キヤスト鉄筋コンクリートブロツクと、その連結施工法
の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】この種布基礎用プレキヤスト鉄筋コンク
リートブロツクの連結装置として、本発明者は先に実用
新案登録第3003573号を提案した。
【0003】これではその構成上、布基礎用プレキヤス
ト鉄筋コンクリートブロツク(A)(B)の数種を、何
れも垂立盤(10)と水平なフーチング盤(11)とが
直交する所定長さの同じ断面ほぼ倒立T字型に塑造し、
その垂立盤(10)の所謂木口面に金属のアングルプレ
ート(21)を埋設すると共に、その垂立盤(10)の
厚み方向に沿う水平なスリーブ型アンカー(19)の両
端部を受け持つ左右一対づつの金属ブラケツト(20)
を、上記アンカープレート(21)に溶接一体化してい
る。
【0004】そして、上記コンクリートブロツク(A)
(B)の隣り合う相互を施工現場において、建物の布基
礎伏図に基き、その垂立盤(10)の木口面同志が突き
合う接触状態に直列させた上、その継ぎ目に跨がる左右
一対づつの連結座金(30)を、上記水平なアンカー
(19)へ貫通するネジ締結具(C)によって固定一体
化するようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、その後も鋭
意検討を重ねた結果、未だ下記問題のあることが判明し
た。
【0006】即ち、上記公知考案の構成によれば、第1
に水平なアンカー(19)やこれと直交するトツプアン
カー(22)を、補強鉄筋(12)の組立てと一緒に溶
接する必要があるほか、その水平なアンカー(19)の
両端部を正しく受け持つように組立てた左右一対づつの
ブラケツト(20)も、更にアングルプレート(21)
との正確な組立状態に溶接しなければならないので、上
記コンクリートブロツク(A)(B)の金型による成形
や、そのための準備作業が非常に煩雑化し、量産効果を
最大限に発揮させることができない。
【0007】第2に、このような多大の時間と労力を加
えて、上記水平なアンカー(19)やトツプアンカー
(22)を、折角補強鉄筋(12)との組立状態に溶接
したとしても、その水平なアンカー(19)の両端部を
受け持つ左右一対づつのブラケツト(20)は、上下数
段の点在分布状態にあるばかりでなく、そのブラケツト
(20)と溶接されたアンカープレート(21)も、フ
ーチング盤(11)の内部に到達しない高さとして、垂
立盤(10)のみに埋設されているに過ぎないため、上
記コンクリートブロツク(A)(B)同志の捻り強度に
劣り、その垂立盤(10)とフーチング盤(11)との
交叉部に亀裂や破断を生じやすい。
【0008】第3に、上記垂立盤(10)同志の連結座
金(30)とフーチング盤(11)同志の連結座金(3
4)を用いて連結する際、これに先立って隣り合うコン
クリートブロツク(A)(B)の直線出し作業を行なわ
なければならない。この点、上記公知考案ではそのコン
クリートブロツク(A)(B)の木口面に、水平な直線
出しガイド(28)を特別に設置する必要があるばかり
でなく、これに対する直線出しガイドピン(29)の差
込み作業も面倒であり、現場施工性に劣る。
【0009】他方、本発明者は上記の諸問題を改良する
ために、特願平7−188055号も提案し、その構成
上コンクリートブロツク(A)(B)における連結端部
の全体高さ分に亘って、連結金具(C)の落し込み用と
なるリツプ溝型鋼のフロントアンカー支柱(21)を、
補強鉄筋(12)との一体連繋的な垂立状態に埋設し
た。
【0010】しかし、これではブロツク(A)(B)の
金型による成形上、そのリツプ溝型鋼から成るフロント
アンカー支柱(21)のリツプ溝内へ、生コンクリート
が廻り込む如く流入・付着することとなり、そのためこ
れを成形後人手によって掻き取り除去しなければならな
い。
【0011】さもなければ、現場での施工上そのフロン
トアンカー支柱(21)の内部へ連結金具(C)を落し
入れることができなくなるからであり、爾後の煩わしい
補助作業を要する。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような諸問
題の更なる改良を企図しており、そのために建物の布基
礎用プレキヤスト鉄筋コンクリートブロツクとして、垂
立盤とその下端部に直交する水平なフーチング盤とから
所定長さの断面ほぼ倒立T字型をなし、その長手方向に
おける連結端部の全体高さ分に亘る連結金具落し入れ用
の溝レールを切り欠いて、その溝レールの内部に向かっ
てのみ開口する袋型フロントアンカーナツトの複数を、
上記高さ方向への点在分布状態に埋設一体化すると共
に、上記溝レールの内部へ落し入れられる連結金具と係
止可能な径大頭部又は別個なキーナツトを備えたスタツ
ドボルトを、上記フロントアンカーナツトへ各々水平に
植込み締結したことを第1の特徴とし、
【0013】同じく、垂立盤とその下端部に直交する水
平なフーチング盤とから所定長さの断面ほぼ倒立T字型
をなし、その長手方向における連結端部の全体高さ分に
亘る連結金具落し入れ用の溝レールを切り欠く一方、上
記垂立盤とフーチング盤に埋設一体化された水平な補強
用異形鉄筋の複数を、上記高さ方向に沿う点在分布状態
として溝レールの内部へ張り出し延長させると共に、そ
の溝レールの内部へ落し入れられる連結金具と係止可能
なキーナツトを、上記異形鉄筋の張り出し延長部分に各
々嵌め付け固定したことを特徴とするものである。
【0014】又、上記建物の布基礎用プレキヤスト鉄筋
コンクリートブロツクの連結施工法として、垂立盤とそ
の下端部に直交する水平なフーチング盤とから所定長さ
の断面ほぼ倒立T字型をなし、その長手方向における連
結端部の全体高さ分に亘る連結金具落し入れ用の溝レー
ルを切り欠いて、その溝レールの内部に向かってのみ開
口する袋型フロントアンカーナツトの複数を、上記高さ
方向への点在分布状態に埋設一体化して成る布基礎用プ
レキヤスト鉄筋コンクリートブロツクの複数を用意し、
【0015】その各ブロツクの上記フロントアンカーナ
ツトに、連結金具と係止可能な径大頭部又はキーナツト
を備えたスタツドボルトを、各々水平に植込み締結した
上、上記ブロツクの隣り合う相互を連結端部同志が突き
合う状態に直列させて、その合致連通する溝レールの内
部へ連結金具を落し入れることにより、その連結金具の
リツプ溝型フツクを上記スタツドボルトの径大な頭部又
はキーナツトへ抱持状態に係止させ、その後上記溝レー
ルの内部へ、上方から生コンクリートやモルタルなどの
目地材を充填することにより、上記ブロツクの隣り合う
相互を連結一体化することを第1の特徴とし、
【0016】同じく、垂立盤とその下端部に直交する水
平なフーチング盤とから所定長さの断面ほぼ倒立T字型
をなし、その長手方向における連結端部の全体高さ分に
亘る連結金具落し入れ用の溝レールを切り欠くと共に、
上記垂立盤とフーチング盤に埋設一体化された水平な補
強用異形鉄筋の複数を、上記高さ方向に沿う点在分布状
態として溝レールの内部へ張り出し延長させて成る布基
礎用プレキヤスト鉄筋コンクリートブロツクの複数を用
意し、
【0017】その各ブロツクにおける上記異形鉄筋の張
り出し延長部分に、連結金具と係止可能なキーナツトを
各々嵌め付け固定した上、上記ブロツクの隣り合う相互
を連結端部同志が突き合う状態に直列させて、その合致
連通する溝レールの内部へ連結金具を落し入れることに
より、その連結金具のリツプ溝型フツクを上記キーナツ
トへ抱持状態に係止させ、その後上記溝レールの内部
へ、上方から生コンクリートやモルタルなどの目地材を
充填することにより、上記ブロツクの隣り合う相互を連
結一体化することを特徴とするものである。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面に基いて本発明の詳細
を説明すると、先づ図1〜5はその本発明の連結施工法
に用いるプレキヤスト鉄筋コンクリート製品としての基
本ブロツク(A)を示しており、(A1)(A2)(A
3)は平面視の直交する2辺から成るL字型、同じく3
辺から成るT字型並びに4辺から成る十文字型に各々造
形されたコーナーブロツク、(A4)は同じく平面視の
一文字型に造形されたストレートブロツクであって、そ
の何れも垂立盤(10)とその下端部に直交する水平な
フーチング盤(11)とを備えた断面ほぼ倒立T字型を
なしていると共に、その垂立盤(10)やフーチング盤
(11)の内部には、補強用の異形鉄筋(12)が縦横
に交錯する配列状態として埋設されている。
【0019】(t)は上記垂立盤(10)における例え
ば約120mmの一定厚み、(h1)は同じく約610
mmの一定高さ、(h2)は上記フーチング盤(11)
における例えば約110mmの一定高さ、(w)は同じ
く約450mmの一定幅を各々示しているが、これらの
寸法は上記コーナーブロツク(A1)(A2)(A3)
とストレートブロツク(A4)との悉く同一に設定され
ている。
【0020】又、上記コーナーブロツク(A1)(A
2)(A3)とストレートブロツク(A4)との長さ関
係については、そのコーナーブロツク(A1)(A2)
(A3)の直交点(o)から張り出す各辺(x)の長さ
(d1)が、例えば約455mmとして悉く均等寸法に
一定化されており、これに比してストレートブロツク
(A4)の長さ(d2)は上記長さ(d1)の少なくと
も2倍(約910mm)や3倍(約1365mm)、4
倍(約1820mm)、その他の整数倍に寸法化されて
いる。つまり、ストレートブロツク(A4)としては、
その長さ(d2)の長短変化する数種類が予じめ作成用
意されているのである。
【0021】但し、図1〜4には直交点(o)から張り
出す各辺(x)の長さ(d1)が悉く等しいコーナーブ
ロツク(A1)(A2)(A3)を示したが、そのほか
に図5から明白な通り、上記直交点(o)から張り出す
少なくとも1辺(x1)の長さ(d3)が、残る数辺
(x2)の長さ(d1)に比して2倍(約910mm)
やその他の整数倍に寸法化されたT字型コーナーブロツ
ク(A2)、十文字型コーナーブロツク(A3)又は/
及び同じく直交点(o)から張り出す1辺(x1)の長
さ(d3)が、残る1辺(x2)の長さ(d1)に比し
て2倍(約910mm)やその他の整数倍に寸法化され
たL字型コーナーブロツク(A1)をも作成準備して、
選択的に組み合わせ使用することを妨げない。
【0022】次に、図6〜9は上記基本ブロツク(A)
の言わばバリエーシヨンに相当する役付きブロツク
(B)の各種を例示しているが、これらは建物の間取り
に応じた特注品として、基本ブロツク(A)と別個な新
品として工場生産するか、又はその工場において上記基
本ブロツク(A)の何れかに、切削などの爾後的な加工
を施すことにより、予じめ用意されるものである。
【0023】この点、図示の実施例では上記基本ブロツ
ク(A)に係るストレートブロツク(A4)の垂立盤
(10)に、通風板(13)の受け入れ用凹欠(14)
を削除することにより、役付きブロツク(B)としての
換気用ブロツク(B1)に仕上げている。
【0024】(B2)は玄関用又は勝手口用ブロツクで
あり、図示実施例の場合上記L字型コーナーブロツク
(A1)の1辺をなす垂立盤(10)に、柱(15)の
受け止め用切欠(16)を付与した形態にあるが、上記
ストレートブロツク(A4)の垂立盤(10)を柱(1
5)の受け止め用として、その全体的に背低く形成する
ことにより、玄関用又は勝手口用ブロツク(B2)とし
て予じめ製造することもできる。
【0025】(B3)は上記フーチング盤(11)を備
えたストレートブロツク(A4)における長手方向の一
端部に、上記基本ブロツク(A)のフーチング盤(1
1)と干渉しない逃し切欠(17)を削除した形態の梁
用又は間仕切り用補助ブロツクである。
【0026】又、(B4)は上記ストレートブロツク
(A4)の垂立盤(10)に、図9のような配管口(1
8)を穿孔した形態の配管用ブロツクであるが、基本ブ
ロツク(A)としての各種コーナーブロツク(A1)
(A2)(A3)を初め、上記役付きブロツク(B)と
しての換気用ブロツク(B1)や補助ブロツク(B3)
などに、同様な配管口(18)を貫通形成することによ
り、配管用ブロツク(B4)として仕上げられることも
ある。
【0027】何れにしても、各種基本ブロツク(A)や
役付きブロツク(B)の垂立盤(10)には、所要数の
吊り上げ用スリーブ(19)が貫通されており、ここに
ロープ(20)を直接貫通させるが、又はそのロープ
(20)の吊り掛け用棒材を貫通させることによって、
重量物としての上記ブロツク(A)(B)を便利良く吊
り上げたり、吊り降ろしたりできるようになっている。
【0028】尚、上記各種役付きブロツク(B)の平面
形状を初め、その垂立盤(10)の厚み(t)と高さ
(h1)、フーチング盤(11)の高さ(h2)と幅
(w)については、何れも上記基本ブロツク(A)のそ
れらと同一に設定されていること、言うまでもない。
【0029】上記した各種基本ブロツク(A)と役付き
ブロツク(B)の長手方向における連結端部(所謂木口
部)は、次のような同一構成のもとで、その隣り合う相
互の直列状態に突き合わせ連結されるようになってい
る。
【0030】即ち、その各種の基本ブロツク(A)と役
付きブロツク(B)は上記したように、その垂立盤(1
0)とフーチング盤(11)とから成る断面形状のほぼ
倒立T字型として悉く同一であるため、その連結部分の
みを抽出して示した図10、11において、(21)は
上記した各ブロツク(A)(B)の連結端部(木口部)
に外向き拡開するラツパ型として切り欠かれた連結金具
落し入れ用溝レールであり、そのブロツク(A)(B)
の垂立盤(10)のみならず、フーチング盤(11)を
も含む全体高さ分に亘って開口延在している。
【0031】(22)は同じく各ブロツク(A)(B)
の連結端部(木口部)に高さ方向への点在分布状態とし
て、そのブロツク(A)(B)の成形と一体に埋設され
た複数のフロントアンカーナツトであり、好ましくは発
錆しない高強度な合成樹脂から、上記溝レール(21)
の内部に向かってのみ開口する袋型又はキヤツプ型をな
している。(23)は上記の各フロントアンカーナツト
(22)へ水平設置状態に植込み締結されたスタツドボ
ルトであり、その径大な頭部(23a)が上記溝レール
(21)の内部に張り出し露呈している。
【0032】上記フロントアンカーナツト(22)の埋
設に当っては、図12、13のような各ブロツク(A)
(B)の成形金型を形作るラツパ型のフロント屈曲プレ
ート(24)に、上記スタツドボルト(23)を貫通さ
せ、その背後からフロントアンカーナツト(22)を螺
合締結した型閉め状態のもとで、生コンクリートを打設
することにより、上記溝レール(21)を備えたブロツ
ク(A)(B)として成形した後、上記スタツドボルト
(23)とフロント屈曲プレート(24)を順次に抜き
出して、そのスタツドボルト(23)を再度フロントア
ンカーナツト(22)へ植込み締結すれば良い。
【0033】このような方法により、ブロツク(A)
(B)の成形と一体にフロントアンカーナツト(22)
の複数を、正確な位置に能率良く埋設することができ、
量産効果に著しく優れるほか、そのフロントアンカーナ
ツト(22)の内部に生コンクリートが流入するおそれ
もない。上記溝レール(21)は外向き拡開するラツパ
型をなすため、そのフロント屈曲プレート(24)も円
滑に型開きすることができる。(25)はフロント屈曲
プレート(24)の高さ方向に沿って開口分布された複
数のスタツドボルト用貫通孔である。
【0034】(C)は各ブロツク(A)(B)の全体高
さにほぼ等しい寸法として、上記溝レール(21)の内
部へ落し入れられることにより、そのブロツク(A)
(B)の隣り合う相互を直線出し状態に正しく保持する
連結金具であり、図14から明白なように、その前後両
端部には上記スタツドボルト(23)の径大な頭部(2
3a)と係止するリツプ溝型のフツク(26)を備えて
いる。
【0035】つまり、その連結金具(C)の各フツク
(26)は上記スタツドボルト(23)の軸部(23
b)に対応する狭幅な入口部(26b)と、同じく径大
な頭部(23a)に対応する広幅な内奥部(26a)と
の連通開口形態にあり、上記溝レール(21)へ落し入
れられた状態において、そのスタツドボルト(23)の
頭部(23a)を抜け止め状態に抱持するようになって
いる。
【0036】但し、スタツドボルト(23)を軸部(2
3b)のみから成る形態として、上記径大な頭部(23
a)に代る別個なキーナツト(図示省略)を、その軸部
(23b)へ螺合締結してもさしつかえない。
【0037】図14の連結金具(C)では中間部が扁平
な板型をなし、その前後両端部から一対のフツク(2
6)が張り出し形成されているけれども、図15の第1
変形例に示すようなリツプ溝型鋼から成る前後一対のフ
ツク(26)を、言わば背中合わせの対称形態に固着一
体化した連結金具(C)や、その両リツプ溝型鋼から成
るフツク(26)の前後相互間に、作業現場でのアンカ
ーボルト打込み用中空室(s)を介在させた図16の第
2変形例に示すような連結金具(C)を、採用すること
も可能である。
【0038】先の図10〜16では、各ブロツク(A)
(B)の連結端部(木口部)に複数のフロントアンカー
ナツト(22)を埋設一体化し、その各個に植込み締結
されたスタツドボルト(23)の径大な頭部(23a)
又はこれに代る別個なキーナツトへ、連結金具(C)の
フツク(26)を抱持状態に係止させる構成として説示
したが、図17〜20の第3変形例から明白な通り、各
ブロツク(A)(B)に埋設されている水平な補強用異
形鉄筋(12)の複数を、上記溝レール(21)の内部
へ張り出し露呈する状態に延長させ、その各延長部分
(12a)に套嵌された別個なキーナツト(27)を、
その溝レール(21)の内部に落し入れられた連結金具
(C)のフツク(26)により、抱持状態に係止するよ
うに構成しても良い。
【0039】つまり、水平な異形鉄筋(12)の張り出
し延長部分(12a)がスタツドボルト(23)の代り
として機能するわけであり、これによれば上記フロント
アンカーナツト(22)の埋設を省略することができ、
しかも隣り合うブロツク(A)(B)同志の連結強度も
一層向上し得る利点がある。その異形鉄筋(12)の張
り出し延長部分(12a)も複数として、高さ方向への
点在分布状態に配置されていることは勿論である。
【0040】(28)は上記キーナツト(27)の開口
縁部に切り欠かれた凹周溝、(29)は異形鉄筋(1
2)の張り出し延長部分(12a)に嵌め付けられるC
字型の穴用止め輪であり、その拡開する方向の弾圧付勢
力によって、キーナツト(27)の凹周溝(28)に係
止し、その異形鉄筋(12)からの抜け出しを防いでい
る。(29a)は上記拡開方向への弾圧付勢力を与える
ため、その止め輪(29)の支点部分に切り欠かれたV
溝である。尚、上記止め輪(29)が異形鉄筋(12)
の節部分(12b)にも係止して、これから抜け出さぬ
ことは言うまでもない。
【0041】又、図10、11において、符号(30)
は上記溝レール(21)のやや後方に位置しつつ、異形
鉄筋(12)と干渉しないように、各ブロツク(A)
(B)の垂立盤(10)へ一定間隔を保つ上下一対とし
て、水平状態に埋設されたサイド連結用の金属製アンカ
ースリーブであり、その何れも垂立盤(10)の両側面
に開口露呈している。
【0042】(31)は隣り合うブロツク(A)(B)
の垂立盤(10)同志を連結すべく、その継ぎ目に跨が
る左右一対づつのサイド連結座金であり、上記アンカー
スリーブ(30)へ横方向から抜き差し自在に貫通され
るボルト(32)と、その水平なボルト(32)に螺合
締結されるナツト(33)によって、上記垂立盤(1
0)の両側面に添え付け固定されることとなる。
【0043】(34)(35)は上記ボルト(32)と
対応位置する各サイド連結座金(31)の前後両端部に
開口形成された円形ボルト受け入れ孔とU字型ボルト受
け入れ切欠との一対であり、図21に拡大抽出するよう
に、そのボルト受け入れ切欠(35)の入口部(35
a)がボルト受け入れ孔(34)を中心とする長い半径
寸法(r1)の回動軌跡上に、又ボルト受け入れ切欠
(35)の内奥部(35b)が同じくボルト受け入れ孔
(34)を中心とする短かい半径寸法(r2)の回動軌
跡上に、各々配置されているのである。
【0044】このようなサイド連結座金(31)の構成
によれば、隣り合う垂立盤(10)の一方に貫通する水
平なボルト(32)へ、そのサイド連結座金(31)の
ボルト受け入れ孔(34)を枢支状態に差し込み、同じ
くサイド連結座金(31)のボルト受け入れ切欠(3
5)を他方の垂立盤(10)に貫通する水平なボルト
(32)へ、その入口部(35a)から差し込んだ上、
そのボルト(32)がボルト受け入れ切欠(35)の内
奥部(35b)へ移行する如く、上記サイド連結座金
(31)を叩打してボルト受け入れ孔(34)の中心廻
りに回動させることにより、隣り合うブロツク(A)
(B)の垂立盤(10)同志を自動強制的に引き寄せ
て、その連結端面(木口面)が突き合う密着状態に保て
ることとなる。
【0045】但し、上記U字型のボルト受け入れ切欠
(35)に代る細長い楕円形のボルト受け入れ孔を採用
し、その開口両端部を円形ボルト受け入れ孔(34)の
中心廻りに、上記のような半径寸法(r1)(r2)の
長短差がある回動軌跡上へ配置させても良く、又そのボ
ルト受け入れ切欠(35)を図10のような上記ボルト
受け入れ孔(34)と同じ単純な円形のボルト受け入れ
孔として開口させてもさしつかえない。
【0046】(36)は上記サイド連結用アンカースリ
ーブ(30)と直交する垂立状態として、やはり垂立盤
(10)へ所定間隔おきに埋設された複数の土台締結用
トツプアンカーナツトであり、垂立盤(10)の上面に
開口分布している。そして、そのトツプアンカーナツト
(36)には上方から、建物の土台(37)を固定する
ためのスタツドボルト(38)が螺入植立されることに
なる。尚、そのスタツドボルト(38)に締結されるナ
ツトは、図示符号を省略してある。
【0047】他方、(39)は各ブロツク(A)(B)
の連結端部(木口部)に位置しつつ、そのフーチング盤
(11)の上面から部分的に陥没する左右一対の凹溝で
あり、その各溝底面に開口露呈するベースアンカーナツ
ト(40)が、上記フーチング盤(11)に垂立状態と
して埋設されている。
【0048】(41)は隣り合うブロツク(A)(B)
のフーチング盤(11)同志を連結すべく、その継ぎ目
に跨がる左右一対のベース連結座金であり、上記凹溝
(39)内へ沈み込められた状態において、上記ベース
アンカーナツト(40)へ上方から螺入植立されるスタ
ツドボルト(42)と、そのスタツドボルト(42)に
締結されるナツト(43)によって、上記フーチング盤
(11)の上面に固定されることとなる。(44)はそ
の各ベース連結座金(41)に開口形成された前後一対
の円形ボルト受け入れ孔である。
【0049】上記基本例の構成において、建物の布基礎
を施工するに当っては、例えば図22のような布基礎伏
図又はこれに基くブロツク配列図に応じて、各種の基本
ブロツク(A)と役付きブロツク(B)を選択的に組合
せ使用する。
【0050】即ち、施工現場の土を根伐して、図23、
24のように割栗石(45)を入れ転圧した上、砂(4
6)やモルタル(47)、捨てコンクリートなどにより
据付け面を整備した上、そこに各種の基本ブロツク
(A)と役付きブロツク(B)を吊り降ろす。
【0051】その際には、図24から示唆されるよう
に、上記吊り上げ用スリーブ(19)を利用できるほ
か、上記トツプアンカーナツト(36)へ互換的に吊り
ボルト(図示省略)を螺入植立させて、これにロープ
(20)を貫通させることにより、そのブロツク(A)
(B)を便利良く吊り降ろすことも可能である。
【0052】そして、隣り合うブロツク(A)(B)の
相互を、その垂立盤(10)並びにフーチング盤(1
1)の連結端部(木口部)同志が突き合う直列状態に据
付けて、その合致連通する溝レール(21)に跨がる如
く、その内部へ図25、26のように上方から連結金具
(C)を落し入れる。
【0053】そうすれば、図27〜29から明白な通
り、隣り合うブロツク(A)(B)の溝レール(21)
内に張り出すスタツドボルト(23)の径大な頭部(2
3a)同志が、連結金具(C)の両フツク(26)と係
止し合って、その隣り合うブロツク(A)(B)同志の
直線出し状態に正しく対応合致するため、その垂立盤
(10)同志の継ぎ目に左右一対づつのサイド連結座金
(31)を跨がらせて、これらをサイド連結用アンカー
スリーブ(30)に貫通するボルト(32)と、ナツト
(33)により各々固定する一方、フーチング盤(1
1)同志の継ぎ目にも左右一対のベース連結座金(4
1)を跨がらせて、これをベースアンカーナツト(4
0)に螺入植立するスタツドボルト(42)と、ナツト
(43)によって固定する。
【0054】その状態では図26〜29のように、隣り
合うブロツク(A)(B)における溝レール(21)同
志の継ぎ目が合致連通するため、その内部へ引続き上方
から即効性のグラウト材や生コンクリート、モルタルな
どの目地材(49)を充填して、最終的に埋め戻せば、
布基礎として完成する。
【0055】上記のように、隣り合うブロツク(A)
(B)の連結端部(木口部)同志を突き合わせた直列状
態では、その向かい合い連通する溝レール(21)の内
部へ、上方から連結金具(C)を自由に落し入れること
ができ、その後サイド連結座金(31)とベース連結座
金(41)により、上記ブロツク(A)(B)を連結固
定した時には、その連結端部(木口部)同志が密着する
状態に保たれるため、上方から目地材(49)を容易に
洩れなく充填することもでき、高度の技巧や豊富な経験
を要することなく、誰でも布基礎の現場施工を能率良く
行なえるのである。
【0056】又、サイド連結座金(31)の固定用ボル
ト(32)を貫通するサイド連結用アンカースリーブ
(30)と、ベース連結座金(41)の固定用スタツド
ボルト(42)を受け入れるベースアンカーナツト(4
0)とは、互いに直交する縦横関係にあり、しかも各ブ
ロツク(A)(B)の全体高さ分だけ開口延在する溝レ
ール(21)内に落し入れられて、向かい合うスタツド
ボルト(23)の径大な頭部(23a)と係止される連
結金具(C)は、そのブロツク(A)(B)の長手方向
(前後方向)に沿って延在するため、上記隣り合うブロ
ツク(A)(B)の相互を図24のように、順次突き合
わせ直列させて行きさえすれば、天場(高さレベルと水
平度)と通り(直線度)が自づと正しく対応合致し、特
に捻り変形の対抗強度と安定な品質の優れた布基礎を得
られるのである。
【0057】先には、各ブロツク(A)(B)の長手方
向における連結端部(木口部)を、その隣り合う相互の
直列状態に突き合わせ連結するための構成と、その連結
施工法について説示したが、建物の間取り次第では、例
えば図22に記入した符号(P)部分から示唆される通
り、上記基本ブロツク(A)をなすストレートブロツク
(A4)やT字型コーナーブロツク(A2)の中途側面
へ、上記梁用又は間仕切り用補助ブロツク(B3)の連
結端部(木口部)を、横方向から直角に突き当てて、平
面視の全体的なT字型や十文字型に連結する必要が起る
こともある。
【0058】図30、31はその交叉連結部分を抽出し
た拡大図であるが、このような必要性に対処するため、
上記ストレートブロツク(A4)やT字型コーナーブロ
ツク(A2)の側面に向かって開口露呈する複数の袋型
又はキヤツプ型アンカーナツト(50)が、その垂立盤
(10)のみか又は垂立盤(10)とフーチング盤(1
1)との両者に、所定の上下相互間隔を保つ垂直線上で
の点在分布状態として埋設されている。そのアンカーナ
ツト(50)は上記フロントアンカーナツト(22)と
の同一物で良い。
【0059】そして、上記交叉部分を連結施工するに当
っては、各アンカーナツト(50)へ横方向からスタツ
ドボルト(51)を植込み螺入させて、その径大な頭部
(51a)を張り出し状態に保つ。そのスタツドボルト
(51)は上記フロントアンカーナツト(22)に締結
されたスタツドボルト(23)と同じであり、そのため
その径大な頭部(51a)に代る別個なキーナツトを、
スタツドボルト(51)の頭部(51a)に螺合締結し
ても勿論良い。
【0060】次に、上記ストレートブロツク(A4)や
T字型コーナーブロツク(A2)の側面から張り出すス
タツドボルト(51)の径大な頭部(51a)に対し
て、上記補助ブロツク(B3)の連結端部(木口部)に
開口する溝レール(21)が嵌まり込むように、そのス
トレートブロツク(A4)やT字型コーナーブロツク
(A2)と、補助ブロツク(B3)との何れか予じめ据
付けられた一方に対して、他方を吊り降ろす。
【0061】そうすれば、そのストレートブロツク(A
4)やT字型コーナーブロツク(A2)の側面と、補助
ブロツク(B3)の連結端部(木口部)とが直角に交叉
されることになるため、その向かい合うスタツドボルト
(23)(51)の径大な頭部(23a)(51a)
へ、連結金具(C)のフツク(26)が係止するように
落し入れた上、その補助ブロツク(B3)に開口する溝
レール(21)の内部へ、やはり目地材(49)を上方
から充填するのである。
【0062】このようにして、ストレートブロツク(A
4)やT字型コーナーブロツク(A2)の中途側面へ、
補助ブロツク(B3)の連結端部(木口部)を直角な突
き当て状態に連結一体化することができ、その施工法は
上記ブロツク(A)(B)の連結端部(木口部)同志を
突き合わせ直列状態に連結する施工法と実質的に同一で
あるため、現場作業性を低下させるおそれがない。
【0063】更に言えば、上記のような隣り合うブロツ
ク(A)(B)の連結端部(木口部)同志を、直列状態
に突き合わせ連結したり、或いはその何れか一方の連結
端部(木口部)を他方の中途側面へ、平面視の直角な交
叉状態に突き当て連結したりする何れにあっても、施工
現場ではその連結された相互の密着せず、空隙(G)が
発生することにより、目地材(49)を充填できないこ
とが起り得る。
【0064】万一、このような事態が起った場合には、
その空隙(G)を図32〜34のように向かい合う一対
の堰板(52)によって遮蔽し、その各堰板(52)の
押圧枕材(53)を、上記ブロツク(A)(B)のサイ
ド連結用アンカースリーブ(30)へ貫通横断させた長
いボルト(セパレーター)(54)と、これに通し込ん
だ大きな座金(55)並びにその締付けナツト(56)
によって、脱落不能に押圧固定すれば良い。
【0065】上記ブロツク(A)(B)に埋設されてい
るサイド連結用アンカースリーブ(30)を利用して、
施工現場における目地材(49)の充填用型枠を便利良
く仮り組みできるわけである。その後、そのアンカース
リーブ(30)から長いボルト(セパレーター)(5
3)を抜き取って、これとの互換的に上記ボルト(3
2)を差し込むことにより、サイド連結座金(31)を
固定することはを言うまでもない。
【0066】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る建物の布基
礎用プレキヤスト鉄筋コンクリートブロツクでは、その
構成上垂立盤(10)とその下端部に直交する水平なフ
ーチング盤(11)とから所定長さの断面ほぼ倒立T字
型をなし、その長手方向における連結端部の全体高さ分
に亘る連結金具落し入れ用の溝レール(21)を切り欠
いて、その溝レール(21)の内部に向かってのみ開口
する袋型フロントアンカーナツト(22)の複数を、上
記高さ方向への点在分布状態に埋設一体化すると共に、
上記溝レール(21)の内部へ落し入れられる連結金具
(C)と係止可能な径大頭部(23a)又は別個なキー
ナツトを備えたスタツドボルト(23)を、上記フロン
トアンカーナツト(22)へ各々水平に植込み締結して
あるため、冒頭に述べた従来技術の諸問題を完全に改良
できる効果がある。
【0067】即ち、本発明の上記構成によれば、連結金
具落し入れ用の溝レール(21)がブロツク(A)
(B)における長手方向の連結端部(木口部)に、その
全体高さ分に亘る開口延在状態として切り欠かれてお
り、その溝レール(21)の内部に向かってのみ開口す
る袋型又はキヤツプ型フロントアンカーナツト(22)
の複数は、上記高さ方向への点在分布状態に埋設一体化
されているため、ブロツク(A)(B)自身を上記構成
として、金型により支障なく成形することができ、冒頭
に述べた特願平7−188055号の問題もなく、工場
での量産性に著しく優れる効果がある。
【0068】特に、請求項2の構成を採用するならば、
上記フロントアンカーナツト(22)の埋設を省略する
ことができるため、そのブロツク(A)(B)の量産効
果を最大限に発揮させ得るほか、節部分(12b)を備
えた異形鉄筋(12)の張り出し延長部分(12a)に
よっても、上記溝レール(21)内に充填される目地材
(49)との喰い付き力を昂めることができ、著しく合
理的であると言える。
【0069】又、隣り合うブロツク(A)(B)の相互
を連結施工するに当り、請求項3や請求項4の方法を採
用すれば、上記フロントアンカーナツト(22)に植込
み締結されるスタツドボルト(23)や、異形鉄筋(1
2)の張り出し延長部分(12a)が仮令ブロツク
(A)(B)の高さ方向に沿う点在分布状態にあるとし
ても、そのスタツドボルト(23)の径大な頭部(23
a)又は別個なキーナツトや、上記異形鉄筋(12)の
張り出し延長部分(12a)に嵌め付け固定されたキー
ナツト(27)へ、施工現場での抱持状態に係止される
連結金具(C)は、上記溝レール(21)へ落し入れら
れる長尺品として、そのブロツク(A)(B)の全体高
さにほぼ相応する寸法を有しているため、隣り合うブロ
ツク(A)(B)の相互を冒頭に述べた従来技術と同じ
く、極めて強固に安定良く連結一体化することがてきる
のであり、殊更捻り力の対抗強度に優れた施工状態を得
られることとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】基本ブロツクとしてのL字型コーナーブロツク
を示す斜面図である。
【図2】基本ブロツクとしてのT字型コーナーブロツク
を示す斜面図である。
【図3】基本ブロツクとしての十文字型コーナーブロツ
クを示す斜面図である。
【図4】基本ブロツクとしての一文字型ストレートブロ
ツクを示す斜面図である。
【図5】図2に対応するT字型コーナーブロツクの変形
実施例を示す斜面図である。
【図6】役付きブロツクとしての換気用ブロツクを示す
斜面図である。
【図7】役付きブロツクとしての玄関用又は勝手口用ブ
ロツクを示す斜面図である。
【図8】役付きブロツクとしての梁用又は間仕切り用補
助ブロツクを示す斜面図である。
【図9】役付きブロツクとしての配管用ブロツクを示す
斜面図である。
【図10】隣り合うコンクリートブロツクの連結部分を
抽出して示す分解斜面図である。
【図11】同じくブロツクの成形状態を示す斜面図であ
る。
【図12】ブロツクの成形金型を示す一部破断の平面図
である。
【図13】その成形金型のフロント屈曲プレートを抽出
して示す斜面図である。
【図14】連結金具を示す斜面図である。
【図15】図14に対応する連結金具の第1変形例を示
す斜面図である。
【図16】同じく連結金具の第2変形例を示す斜面図で
ある。
【図17】図11に対応するブロツク成形状態の変形例
を示す斜面図である。
【図18】図17の一部を拡大して示す断面平面図であ
る。
【図19】図18の19−19線断面図である。
【図20】図17のブロツクを連結した施工状態の断面
平面図である。
【図21】サイド連結座金の取付状態を示す拡大側面図
である。
【図22】ブロツクの配列パターンを例示する平面模式
図である。
【図23】布基礎の断面図である。
【図24】ブロツクの連結施工過程を示す斜面図であ
る。
【図25】ブロツクの溝レールに対する連結金具の落し
入れ過程を示す斜面図である。
【図26】ブロツクの直列する連結施工状態を示す斜面
図である。
【図27】図26の平面図である。
【図28】図27の28−28線に沿う一部破断の側面
図である。
【図29】図28の29−29線に沿う拡大断面図であ
る。
【図30】隣り合うブロツクの直角に交叉した連結施工
状態を示す斜面図である。
【図31】図30の31−31線に沿う拡大断面図であ
る。
【図32】施工現場での型枠仮り組み状態を示す斜面図
である。
【図33】図32の平面図である。
【図34】図33に対応する交叉連結部分での型枠仮り
組み状態を示す平面図である。
【符号の説明】
(10)・垂立盤 (11)・フーチング盤 (12)・異形鉄筋 (12a)・延長部分 (21)・溝レール (22)・フロントアンカーナツト (23)・スタツドボルト (23a)・径大頭部 (26)・フツク (27)・キーナツト (A)・基本ブロツク (B)・役付きブロツク (C)・連結金具

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】垂立盤(10)とその下端部に直交する水
    平なフーチング盤(11)とから所定長さの断面ほぼ倒
    立T字型をなし、 その長手方向における連結端部の全体高さ分に亘る連結
    金具落し入れ用の溝レール(21)を切り欠いて、その
    溝レール(21)の内部に向かってのみ開口する袋型フ
    ロントアンカーナツト(22)の複数を、上記高さ方向
    への点在分布状態に埋設一体化すると共に、 上記溝レール(21)の内部へ落し入れられる連結金具
    (C)と係止可能な径大頭部(23a)又は別個なキー
    ナツトを備えたスタツドボルト(23)を、上記フロン
    トアンカーナツト(22)へ各々水平に植込み締結した
    ことを特徴とする建物の布基礎用プレキヤスト鉄筋コン
    クリートブロツク。
  2. 【請求項2】垂立盤(10)とその下端部に直交する水
    平なフーチング盤(11)とから所定長さの断面ほぼ倒
    立T字型をなし、 その長手方向における連結端部の全体高さ分に亘る連結
    金具落し入れ用の溝レール(21)を切り欠く一方、 上記垂立盤(10)とフーチング盤(11)に埋設一体
    化された水平な補強用異形鉄筋(12)の複数を、上記
    高さ方向に沿う点在分布状態として溝レール(21)の
    内部へ張り出し延長させると共に、 その溝レール(21)の内部へ落し入れられる連結金具
    (C)と係止可能なキーナツト(27)を、上記異形鉄
    筋(12)の張り出し延長部分(12a)に各々嵌め付
    け固定したことを特徴とする建物の布基礎用プレキヤス
    ト鉄筋コンクリートブロツク。
  3. 【請求項3】垂立盤(10)とその下端部に直交する水
    平なフーチング盤(11)とから所定長さの断面ほぼ倒
    立T字型をなし、その長手方向における連結端部の全体
    高さ分に亘る連結金具落し入れ用の溝レール(21)を
    切り欠いて、その溝レール(21)の内部に向かっての
    み開口する袋型フロントアンカーナツト(22)の複数
    を、上記高さ方向への点在分布状態に埋設一体化して成
    る布基礎用プレキヤスト鉄筋コンクリートブロツク
    (A)(B)の複数を用意し、 その各ブロツク(A)(B)の上記フロントアンカーナ
    ツト(22)に、連結金具(C)と係止可能な径大頭部
    (23a)又はキーナツトを備えたスタツドボルト(2
    3)を、各々水平に植込み締結した上、 上記ブロツク(A)(B)の隣り合う相互を連結端部同
    志が突き合う状態に直列させて、その合致連通する溝レ
    ール(21)の内部へ連結金具(C)を落し入れること
    により、その連結金具(C)のリツプ溝型フツク(2
    6)を上記スタツドボルト(23)の径大な頭部(23
    a)又はキーナツトへ抱持状態に係止させ、 その後上記溝レール(21)の内部へ、上方から生コン
    クリートやモルタルなどの目地材(49)を充填するこ
    とにより、上記ブロツク(A)(B)の隣り合う相互を
    連結一体化することを特徴とする建物の布基礎用プレキ
    ヤスト鉄筋コンクリートブロツクの連結施工法。
  4. 【請求項4】垂立盤(10)とその下端部に直交する水
    平なフーチング盤(11)とから所定長さの断面ほぼ倒
    立T字型をなし、その長手方向における連結端部の全体
    高さ分に亘る連結金具落し入れ用の溝レール(21)を
    切り欠くと共に、上記垂立盤(10)とフーチング盤
    (11)に埋設一体化された水平な補強用異形鉄筋(1
    2)の複数を、上記高さ方向に沿う点在分布状態として
    溝レール(21)の内部へ張り出し延長させて成る布基
    礎用プレキヤスト鉄筋コンクリートブロツク(A)
    (B)の複数を用意し、 その各ブロツク(A)(B)における上記異形鉄筋(1
    2)の張り出し延長部分(12a)に、連結金具(C)
    と係止可能なキーナツト(27)を各々嵌め付け固定し
    た上、 上記ブロツク(A)(B)の隣り合う相互を連結端部同
    志が突き合う状態に直列させて、その合致連通する溝レ
    ール(21)の内部へ連結金具(C)を落し入れること
    により、その連結金具(C)のリツプ溝型フツク(2
    6)を上記キーナツト(27)へ抱持状態に係止させ、 その後上記溝レール(21)の内部へ、上方から生コン
    クリートやモルタルなどの目地材(49)を充填するこ
    とにより、上記ブロツク(A)(B)の隣り合う相互を
    連結一体化することを特徴とする建物の布基礎用プレキ
    ヤスト鉄筋コンクリートブロツクの連結施工法。
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