JP3245824B2 - Rc構造物の柱・梁接合部構造とその構築法 - Google Patents

Rc構造物の柱・梁接合部構造とその構築法

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JP3245824B2 JP12329393A JP12329393A JP3245824B2 JP 3245824 B2 JP3245824 B2 JP 3245824B2 JP 12329393 A JP12329393 A JP 12329393A JP 12329393 A JP12329393 A JP 12329393A JP 3245824 B2 JP3245824 B2 JP 3245824B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はRC構造物の柱・梁接合
部構造とその構築法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、RC構造物の柱・梁接合部は、
狭い領域内に柱主筋とX,Y方向の梁主筋とが交錯する
のにくわえ柱フープ筋も組み込まれていて、納まりが非
常に複雑である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このRC構造物の柱・
梁接合部における柱・梁の鉄筋継手は、重ね継手では重
ね長さが当該鉄筋の径の35〜45倍にもなって配筋が
一層複雑になるとともにかぶりコンクリートの割裂をと
もない易くなるので、通常は圧接継手が採用されてい
る。しかし、この圧接継手においても、所要の作業スペ
ースを確保しながら1本ずつ継手を行わなければならな
い等柱・梁接合部の鉄筋組立てに多くの時間と面倒な手
間を必要とし、これがRC構造物躯体の工業化・自動化
施工の推進を阻害する要因となっている。本発明の目的
はかかる従来の課題を解消することにある。また、本発
明の他の目的は品質がよく強固な柱・梁接合部を提供す
ることにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係るR
C構造物の柱・梁接合部の構築法は、次の構成からな
る。 接合部用鉄骨ユニットaを、横断面十字形の芯
杆1の四つの長辺端縁各々にフランジ2を備えた垂直鉄
骨3の該各フランジ2の上下方向中央部外面に、H鋼材
のフランジ5を上下にした水平鉄骨4を突設するととも
に、上記垂直鉄骨3の内側、すなわち、上記芯杆1のウ
エブと上記各フランジ2とが囲繞区画する空処に複数の
支圧板7を所要の間隔で水平に張設し、また、上記水平
鉄骨4の内側、すなわち、該水平鉄骨4のウエブと上記
各フランジ5とが囲繞区画する空処にも複数の支圧板7
を同じく所要の間隔で垂直に張設して構成すること。
設立した柱用鉄筋かご13の上端開口に梁用鉄筋かご
9の端部を臨ませ、その端部側の所要本数の梁スタラッ
プ筋11を梁中央側に寄せて、柱用鉄筋かご13と梁用
鉄筋かご9との間に柱・梁接合部空処bを形成し、その
空処bに、接合部用鉄骨ユニットaを上方から落とし込
むことによってセットし、梁中央側に寄せておいた上記
梁スタラップ筋11を水平鉄骨4を囲繞する所定対向位
置にし、その後、コンクリートを打設して、接合部用鉄
骨ユニットa,柱用鉄筋かご13および梁用鉄筋かご9
を埋設し全体を一体化すること。
【0005】請求項2の発明に係るRC構造物の柱・梁
接合部の構築法は、次の構成からなる。 接合部用鉄
骨ユニットaを、横断面十字形の芯杆1の四つの長辺端
縁各々にフランジ2を備えた垂直鉄骨3の該各フランジ
2の上下方向中央部外面に、H鋼材のフランジ5を上下
にした水平鉄骨4を突設するとともに、上記垂直鉄骨3
の内側、すなわち、上記芯杆1のウエブと上記各フラン
ジ2とが囲繞区画する空処に複数の支圧板7を所要の間
隔で水平に張設し、また、上記水平鉄骨4の内側、すな
わち、該水平鉄骨4のウエブと上記各フランジ5とが囲
繞区画する空処にも複数の支圧板7を同じく所要の間隔
で垂直に張設して構成すること。 設立した柱用鉄筋
かご13の上端開口に、端部側の所要本数の梁スタラッ
プ筋の上張り筋を外した梁用鉄筋かご9の端部を臨ま
せ、それらの間に柱・梁接合部空処bを形成し、その空
処bに、接合部用鉄骨ユニットaを上方から落とし込ん
でセットするとともに、外しておいた上張り筋を所定位
置に張架し、その後、コンクリートを打設して、接合部
用鉄骨ユニットa,柱用鉄筋かご13および梁用鉄筋か
ご9を埋設し全体を一体化すること。
【0006】請求項3の発明に係るRC構造物の柱・梁
接合部構造は、請求項1または2記載の構築法で構築し
てなるものである。
【0007】請求項4の発明に係るRC構造物の柱・梁
接合部の構築法は、次の構成からなる。 接合部用鉄
骨ユニットcを、H鋼材のフランジ20を上下にした水
平鉄骨19を四方に延出し平面十字型にするとともに、
その各水平鉄骨19の内側、すなわち、該水平鉄骨19
のウエブと上記各フランジ20とが囲繞区画する空処に
複数の支圧板22を所要の間隔で垂直に張設して構成す
ること。 設立した柱用鉄筋かご29の上端開口に梁
用鉄筋かご25の端部を臨ませ、その端部側の所要本数
の梁スタラップ筋27を梁中央側に寄せて、柱用鉄筋か
ご29の梁用鉄筋かご25との間に柱・梁接合部空処d
を形成し、その空処dに接合部用鉄骨ユニットcを上方
から落とし込むことによってセットするとともに、梁中
央側に寄せておいた梁スタラップ筋27を水平鉄骨19
を囲繞する所定対向位置にし、その後、コンクリートを
打設して、接合部用鉄骨ユニットc,柱用鉄筋かご29
および梁用鉄筋かご25を埋設し全体を一体化するこ
と。
【0008】請求項5の発明に係るRC構造物の柱・梁
接合部の構築法は、次の構成からなる。 接合部用鉄
骨ユニットcを、H鋼材のフランジ20を上下にした水
平鉄骨19を四方に延出し平面十字型にするとともに、
その各水平鉄骨19の内側、すなわち、該水平鉄骨19
のウエブと上記各フランジ20とが囲繞区画する空処に
複数の支圧板22を所要の間隔で垂直に張設して構成す
ること。 設立した柱用鉄筋かご29の上端開口に、
端部側の所要本数の梁スタラップ筋の上張り筋を外した
梁用鉄筋かご25の端部を臨ませ、それらの間に柱・梁
接合部空処dを形成し、その空処dに接合部用鉄骨ユニ
ットcを上方から落とし込んでセットするとともに、外
しておいた上張り筋を所定位置に張架し、その後、コン
クリートを打設して、接合部用鉄骨ユニットc,柱用鉄
筋かご29および梁 用鉄筋かご25を埋設し全体を一体
化すること。
【0009】請求項6の発明に係るRC構造物の柱・梁
接合部構造は、請求項4,5記載の構築法で構築してな
るものである。
【0010】
【作用】本発明にかかる柱・梁接合部構造は、柱・梁接
合領域に設置した接合用鉄骨ユニットによって柱と梁が
接合しているものであるから、品質および強度が改善向
上する。また、従来のように鉄筋の面倒な継手を行わな
くて済むので、その構築が容易であり、自動化施工を推
進するのにも役立つ。
【0011】
【実施例】まず図1〜5に示した第1実施例について説
明する。aは接合部用鉄骨ユニットで、それは、横断面
十字形の芯杆1の四つの長辺端縁各々にフランジ2を備
えた垂直鉄骨3の該各フランジ2の上下方向中央部外面
に、H鋼材のフランジ5を上下にした水平鉄骨4を突設
するとともに、上記垂直鉄骨3の内側、すなわち、上記
芯杆1のウエブと上記各フランジ2とが囲繞区画する空
処に複数の支圧板7を所要の間隔で水平に張設し、ま
た、上記水平鉄骨4の内側、すなわち、該水平鉄骨4の
ウエブと上記各フランジ5とが囲繞区画する空処にも複
数の支圧板7を同じく所要の間隔で垂直に張設してなる
もので、本実施例では4本の水平鉄骨4が直交する梁に
適合するように四方に突設されている。
【0012】記支圧板7は図3でのみ示し、図1,2
および5では省略した。この支圧板7は、本接合部用鉄
骨ユニットaへのコンクリートの付着力が大きくするた
めのものである。
【0013】この接合部用鉄骨ユニットaは、4本の水
平鉄骨4を、直交する4本の梁8の各梁用鉄筋かご9に
突入位置させ、これにより、梁主筋10がその端部を水
平鉄骨4の外側に位置させるとともに梁スタラップ筋1
1により拘束され、かつまた、垂直鉄骨3の上下所要長
さを上下柱12の各柱用鉄筋かご13に突入させ、これ
により、柱主筋14がその端部を垂直鉄骨3の外側に位
置させるとともに柱フープ筋15により拘束され、かか
る状態の全体を打設コンクリート16中に埋設させるも
のである。
【0014】図4,5によりこの第1実施例の柱・梁接
合部の構築法を説明すると次のとおりである。柱主筋1
4と柱フープ筋15とからなる柱用鉄筋かご13を所定
位置に設立するとともに、その上端開口四方に、梁主筋
10と梁スタラップ筋11とからなる梁用鉄筋かご9の
端部を臨ませる。この場合、各端部側の所要本数の梁ス
タラップ筋11を梁中央側に寄せて、柱用鉄筋かご13
の上端開口と四方の梁用鉄筋かご9の端部との間に柱・
梁接合部空処bを形成し、その空処bに接合部用鉄骨ユ
ニットaを上方から落とし込むことによってセットする
とともに、梁中央側に寄せておいた梁スタラップ筋11
を水平鉄骨4を囲繞する所定対向位置にして梁主筋10
を拘束する。
【0015】なお、端部側の所要本数の梁スタラップ筋
の上張り筋を外しておき、空処bに接合部用鉄骨ユニッ
トaを上方から落とし込んでセットするとともに、外し
ておいた上張り筋を所定位置に張架することよって、水
平鉄骨4と梁主筋10を拘束するようにしてもよいこと
明らかである。
【0016】その後、コンクリート16を打設して、接
合部用鉄骨ユニットa、柱用鉄筋かご13および梁用鉄
筋かご9を埋設し全体を一体化する。なお、梁8,柱1
2および柱・梁接合部を囲繞する型枠はコンクリート打
設前の適当な時期に適宜セットされるものである。
【0017】続いて、図6〜8に示した第2実施例につ
いて説明する。cは接合部用鉄骨ユニットで、それは、
H鋼材のフランジ20を上下にした水平鉄骨19を四方
に延出し平面十字型にするとともに、その各水平鉄骨1
9の内側、すなわち、該水平鉄骨19のウエブと上記各
フランジ20とが囲繞区画する空処に複数の支圧板22
を所要の間隔で垂直に張設してなり、本実施例ではその
四方に延出した水平鉄骨19が直交する梁に適合するよ
うしている。
【0018】上記支圧板7は図9,10で示し、図6,
7では省略した。この支圧板7は、本接合部用鉄骨ユニ
ットcへのコンクリートの付着力が大きくするためのも
のである。
【0019】23′は、上記のように四方に延出した各
水平鉄骨19の基部間に上下複数段架設したフープ筋部
材で、同段のものが合して柱フープ筋23を形成する。
【0020】この接合部用鉄骨ユニットcは、4本の水
平鉄骨19を直交する梁24の各梁用鉄筋かご25に突
入位置させ、これによって、梁主筋26がその端部を水
平鉄骨19の外側に位置させるとともに梁スタラップ筋
27により拘束させるとともに、上下柱28の各柱用鉄
筋かご29の柱フープ筋30で拘束されている柱主筋3
1を、水平鉄骨19に架設した上記柱フープ筋23に挿
通して拘束させ、かかる状態の全体を打設コンクリート
32中に埋設させるものである。
【0021】図9,10によりこの第2実施例の柱・梁
接合部の構築法を説明すると次のとおりである。柱主筋
31と柱フープ筋30とからなる柱用鉄筋かご29を所
定位置に設立するとともに、その上端開口四方に、梁主
筋26と梁スタラップ筋27とからなる梁用鉄筋かご2
5の端部を臨ませる。
【0022】この場合、各端部側の所要本数の梁スタラ
ップ筋27を梁中央側に寄せて、柱用鉄筋かご29の上
端開口と四方の梁用鉄筋かご25の端部との間に柱・梁
接合部空処dを形成し、その空処dに接合部用鉄骨ユニ
ットcを上方から落とし込むことによってセットすると
ともに、梁中央側に寄せておいた梁スタラップ筋27を
水平鉄骨19を囲繞する所定対向位置にして梁主筋26
を拘束する。
【0023】なお、端部側の所要本数の梁スタラップ筋
の上張り筋を外しておき、空処dに接合部用鉄骨ユニッ
トcを上方から落とし込んでセットするとともに、外し
ておいた上張り筋を所定位置に張架することよって、水
平鉄骨19と梁主筋26を拘束するようにしてもよいこ
と明らかである。
【0024】その後、コンクリート32を打設して、接
合部用鉄骨ユニットc、柱用鉄筋かご29および梁用鉄
筋かご25を埋設し全体を一体化する。なお、梁24,
柱28および柱・梁接合部を囲繞する型枠はコンクリー
ト打設前の適当な時期に適宜セットされるものである。
【0025】
【発明の効果】以上述べたところから明らかなとおり、
本発明によれば次の効果を奏する。
【0026】柱・梁接合領域に設置した接合用鉄骨ユニ
ットによって柱と梁が接合しているから従来の鉄筋継手
による柱・梁接合部構造に比べ品質および強度が改善向
上する。
【0027】したがって、鉄骨と梁の応力伝達部の強度
も向上するとともに梁の曲げヒンジが柱の側面より離れ
た鉄骨先端面に発生するから、その曲げヒンジを柱の側
面において発生させる従来の鉄筋継手の接合構造と比べ
ると、同じ梁断面で同じ鉄筋量の場合、柱最大スパンを
従来の鉄筋継手の接合構造によるときより長くすること
が可能であり、また、同じスパンの場合、当該接合構造
による梁の鉄筋(主筋)量を少なくすることができる
(図11,12参照)
【0028】請求項1〜3の発明において、接合部用鉄
骨ユニットは、横断面十字形の芯杆の四つの長辺端縁各
々にフランジを備えた垂直鉄骨の該各フランジの上下方
向中央部外面に、H鋼材のフランジを上下にした水平鉄
骨を突設するとともに、上記垂直鉄骨の内側、すなわ
ち、上記芯杆のウエブと上記各フランジとが囲繞区画す
る空処に複数の支圧板を所要の間隔で水平に張設し、ま
た、上記水平鉄骨の内側、すなわち、該水平鉄骨のウエ
ブと上記各フランジとが囲繞区画する空処にも複数の支
圧板を同じく所要の間隔で垂直に張設しているので、接
合部用鉄骨ユニット自体の強度を上げるとともに、コン
クリートの付着力を大にし、かつ、それによって柱・梁
接合部構造を強固にする。
【0029】請求項4〜6の発明においても、接合部用
鉄骨ユニットは、H鋼材のフランジを上下にした水平鉄
骨を四方に延出し平面十字型にするとともに、その各水
平鉄骨の内側、すなわち、該水平鉄骨のウエブと上記各
フランジとが囲繞区画する空処に複数の支圧板を所要の
間隔で垂直に張設しているので、同様に、接合部用鉄骨
ユニット自体の強度を上げるとともに、コンクリートの
付着力を大にし、かつ、それによって柱・梁接合部構造
を強固にする。
【0030】請求項1,4の発明においては、設立した
柱用鉄筋かごの上端開口に臨ませた梁用鉄筋かごの端部
側の所要本数の梁スタラップ筋を梁中央側に寄せて、柱
用鉄筋かごと梁用鉄筋かごとの間に柱・梁接合部空処を
形成し、その空処に、接合部用鉄骨ユニットを上方から
落とし込むことによってセットするとともに、梁中央側
に寄せておいた上記梁スタラップ筋を上記水平鉄骨を囲
繞する所定対向位置にし、コンクリートを打設して、接
合部用鉄骨ユニット,柱用鉄筋かごおよび梁用鉄筋かご
を埋設し全体を一体化するものであるから、所定位置に
セットした接合部用鉄骨ユニットの周りに所要の配筋を
して、柱用または梁用鉄筋かごを組み立てる場合に比べ
て構築効率が極めて高い。
【0031】請求項2,5の発明においては、設立した
柱用鉄筋かごの上端開口に、端部側の所要本数の梁スタ
ラップ筋の上張り筋を外した梁用鉄筋かごの端部を臨ま
せ、それらの間に柱・梁接合部空処を形成し、その空処
に、接合部用鉄骨ユニットを上方から落とし込んでセッ
トするとともに、外しておいた上張り筋を所定位置に
架し、その後、コンクリートを打設して、接合部用鉄骨
ユニット,柱用鉄筋か鉄筋かごを埋設し全体を一体化す
るものであるから、所定位置にセットした接合部用鉄骨
ユニットの周りに所要の配筋をして、柱用または梁用鉄
筋かごを組み立てる場合に比べて構築効率が極めて高
い。
【0032】さらに、従来のように鉄筋1本ずつの面倒
な継手を行わなくて済むので、その構築が容易であり、
工業化・自動化施工を推進するのにも役立つ。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例であるRC構造物の柱・梁
接合部構造の平面図である。
【図2】同上の縦断面図である。
【図3】同上の支圧板を張設した接合部用鉄骨ユニット
の斜視図である。
【図4】上記第1実施例の柱・梁接合構造の構築状況を
示すもので、柱用鉄筋かごと梁用鉄筋かごをセットした
状態の斜視図である。
【図5】同上の柱・梁接合部空処に接合部用鉄骨ユニッ
トを落とし込む状況を示す斜視図である。
【図6】 本発明の第2実施例であるRC構造物の柱・梁
接合部構造の平面図である。
【図7】 同上の縦断面図である。
【図8】 同上の支圧板を張設した接合部用鉄骨ユニット
の斜視図である。
【図9】 上記第2実施例の柱・梁接合部構造の構築状況
を示すもので、柱用鉄筋かごと梁用鉄筋かごをセットし
た状態の斜視図である。
【図10】 同上の柱・梁接合部空処に接合部用鉄骨ユニ
ットを落とし込んだ状態の斜視図である。
【図11】 従来構造の柱・梁接合部による柱スパンを示
す説明図である。
【図12】 本発明の柱・梁接合部構造による柱スパンを
示す説明図である。
【符号の説明】
a,c 接合用鉄骨ユニット b,d 柱・梁接合部空処 3 垂直鉄骨 4,19 水平鉄骨7,22 支圧板 8,24 梁 9,25 梁用鉄筋かご 12,28 柱 13,29 柱用鉄筋かご 16,32 コンクリート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 妹尾 嘉章 東京都千代田区三番町2番地 飛島建設 株式会社内 (56)参考文献 特開 昭63−315743(JP,A) 特開 昭52−2020(JP,A) 特開 昭57−24746(JP,A) 特開 平3−137331(JP,A) 特開 平6−212690(JP,A) 実開 昭63−46502(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04B 1/16 E04B 1/21

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 接合部用鉄骨ユニットを、横断面十字
    形の芯杆の四つの長辺端縁各々にフランジを備えた垂直
    鉄骨の該各フランジの上下方向中央部外面に、H鋼材の
    フランジを上下にした水平鉄骨を突設するとともに、
    記垂直鉄骨の内側、すなわち、上記芯杆のウエブと上記
    各フランジとが囲繞区画する空処に複数の支圧板を所要
    の間隔で水平に張設し、また、上記水平鉄骨の内側、す
    なわち、該水平鉄骨のウエブと上記各フランジとが囲繞
    区画する空処にも複数の支圧板を同じく所要の間隔で垂
    直に張設して構成し、 設立した柱用鉄筋かごの上端開口に梁用鉄筋かごの
    端部を臨ませ、その端部側の所要本数の梁スタラップ筋
    を梁中央側に寄せて、柱用鉄筋かごと梁用鉄筋かごとの
    間に柱・梁接合部空処を形成し、その空処に、上記接合
    部用鉄骨ユニットを上方から落とし込むことによってセ
    ットし、梁中央側に寄せておいた上記梁スタラップ筋を
    上記水平鉄骨を囲繞する所定対向位置にし、その後、コ
    ンクリートを打設して、接合部用鉄骨ユニット,柱用鉄
    筋かごおよび梁用鉄筋かごを埋設し全体を一体化するこ
    とを特徴とするRC構造物の柱・梁接合部の構築法。
  2. 【請求項2】 接合部用鉄骨ユニットを、横断面十字
    形の芯杆の四つの長辺端縁各々にフランジを備えた垂直
    鉄骨の該各フランジの上下方向中央部外面に、H鋼材の
    フランジを上下にした水平鉄骨を突設するとともに、
    記垂直鉄骨の内側、すなわち、上記芯杆のウエブと上記
    各フランジとが囲繞区画する空処に複数の支圧板を所要
    の間隔で水平に張設し、また、上記水平鉄骨の内側、す
    なわち、該水平鉄骨のウエブと上記各フランジとが囲繞
    区画する空処にも複数の支圧板を同じく所要の間隔で垂
    直に張設して構成し、 設立した柱用鉄筋かごの上端開口に、端部側の所要
    本数の梁スタラップ筋の上張り筋を外した梁用鉄筋かご
    の端部を臨ませ、それらの間に柱・梁接合部空処を形成
    し、その空処に、上記接合部用鉄骨ユニットを上方から
    落とし込んでセッ トするとともに、外しておいた上張り
    筋を所定位置に張架し、その後、コンクリートを打設し
    て、接合部用鉄骨ユニット,柱用鉄筋かごおよび梁用鉄
    筋かごを埋設し全体を一体化することを特徴とするRC
    構造物の柱・梁接合部の構築法。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載の構築法で構築して
    なることを特徴とするRC構造物の柱・梁接合部構造。
  4. 【請求項4】 接合部用鉄骨ユニットを、H鋼材のフ
    ランジを上下にした水平鉄骨を四方に延出し平面十字型
    にするとともに、その各水平鉄骨の内側、すなわち、該
    水平鉄骨のウエブと上記各フランジとが囲繞区画する空
    処に複数の支圧板を所要の間隔で垂直に張設して構成
    し、 設立した柱用鉄筋かごの上端開口に梁用鉄筋かごの
    端部を臨ませ、その端部側の所要本数の梁スタラップ筋
    を梁中央側に寄せて、柱用鉄筋かごと梁用鉄筋かごとの
    間に柱・梁接合部空処を形成し、その空処に、上記接合
    部用鉄骨ユニットを上方から落とし込むことによってセ
    ットするとともに、梁中央側に寄せておいた梁スタラッ
    プ筋を上記水平鉄骨を囲繞する所定対向位置にし、その
    後、コンクリートを打設して、接合部用鉄骨ユニット,
    柱用鉄筋かごおよび梁用鉄筋かごを埋設し全体を一体化
    することを特徴とするRC構造物の柱・梁接合部の構築
    法。
  5. 【請求項5】 接合部用鉄骨ユニットを、H鋼材のフ
    ランジを上下にした水平鉄骨を四方に延出し平面十字型
    にするとともに、その各水平鉄骨の内側、すなわち、該
    水平鉄骨のウエブと上記各フランジとが囲繞区画する空
    処に複数の支圧板を所要の間隔で垂直に張設して構成
    し、 設立した柱用鉄筋かごの上端開口に、端部側の所要
    本数の梁スタラップ筋の上張り筋を外した梁用鉄筋かご
    の端部を臨ませ、それらの間に柱・梁接合部空処を形成
    し、その空処に、上記接合部用鉄骨ユニットを上方から
    落とし込んでセットするとともに、外しておいた上張り
    筋を所定位置に張架し、その後、コンクリートを打設し
    て、接合部用鉄骨ユニット,柱用鉄筋かごおよび梁用鉄
    筋かごを埋設し全体を一体化することを特徴とするRC
    構造物の柱・梁接合部の構築法。
  6. 【請求項6】請求項4または5記載の構築法で構築して
    なることを特徴とするRC構造物の柱・梁接合部構造。
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