JPH04161542A - 柱と梁の接合工法及びその構造 - Google Patents

柱と梁の接合工法及びその構造

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JPH04161542A
JPH04161542A JP28364190A JP28364190A JPH04161542A JP H04161542 A JPH04161542 A JP H04161542A JP 28364190 A JP28364190 A JP 28364190A JP 28364190 A JP28364190 A JP 28364190A JP H04161542 A JPH04161542 A JP H04161542A
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Toshiro Uno
壽郎 宇野
Masami Hashimoto
橋元 正美
Yoichi Seki
洋一 関
Hideo Shimomura
下村 英男
Yutaka Saito
豊 斉藤
Shinichi Yamada
信一 山田
Shigeki Otsuka
大塚 成喜
Saburo Koseki
小関 三郎
Akio Shinozaki
明夫 篠崎
Noboru Sakaguchi
昇 坂口
Shinji Koda
伸次 香田
Haruhiko Umazume
馬詰 晴比古
Mitsuaki Kawamura
光昭 河村
Hideo Tsukagoshi
英夫 塚越
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は構造物の柱と梁の接合工法およびその構造に関
するものであり、特にラーメン構造の構造体に用いた場
合の好適な柱と梁の接合工法およびその構造に関するも
のである。
[従来の技術] 従来、一般に構造物を構築する際には、コンクリート型
枠と鉄筋かご等によって柱、梁の型枠を構築するととも
に、これらの型枠にコンクリートを打設することによっ
て行なわれる。しかしながら、型枠工、配筋工等の熟練
工゛の不足が深刻な今日の建築現場の労務事情を考慮す
ると、これらの工法は割高になりがちて省力化され難い
という欠点があるために、熟練を要する作業を極力排除
し、工期の短縮、コストダウン等を飛躍的に向」ニさせ
る工法を開発することが必要である。そこで、今日まで
に、一部にプレギヤストコンクリ−1・部分を有する柱
(以−ト、ハーフl) C柱という)および、一部にプ
レギヤストコンクリート部分をぞ了する粱(以下、ハー
フPC粱という)を用いた、第21図ないし第23図に
示すような様々な柱と梁の接合構造および工法が提供さ
れている。
まず、第21図に示す柱と梁の接合構造Aは、構造物の
柱構築部分に形成された柱Iの−に1面1aに、梁2の
一端面2aを載置して固定する構造である。梁2は、ハ
ーフPC粱から構成されたもので、その長手方向の一端
面21)から外方へ突出する梁筋3を有し、この梁筋3
の先端部は上方へL字型に折曲されている。また、粱2
の」二面2cには、梁2の剪断補強筋である外観コ字状
のスターラップ4が複数本等間隔に突設され、これらの
スターラップ4,4.  に直交するように」一端部5
が配設されている。
柱1と梁2を接合するには、柱1の」二面1aに、梁2
の一端面2aを載置し、この粱2の梁筋3を、前記柱l
の柱主筋6内へ配置した状態で、この柱lと梁2の仕口
部7にコンクリートを打設することにより柱lと粱2の
接合を行う。
また、第22図に示す柱と梁の接合構造Bは、前記の柱
と梁の接合構造へとほぼ同様の構成であるが、梁2の一
端面2aにU字型断面部11を形成した点て異なる。そ
して、柱Iと粱2を接合するには、柱lの上面1aに梁
2,2のそれぞれの一端面2aを載置し、これらの粱2
,2をそれぞれ仮設サポート12て支えた後に、それぞ
れの梁2のU字型断面部11に延在するように新たな梁
筋13を配置し、この状態で柱1と梁2の仕口部14に
コンクリートを打設することにより柱lと粱2の接合を
行う。
また、第23図に示す柱と梁の接合構造Cは、粱2に柱
主筋6を挿通ずるための挿通孔17を」1下方向に貫通
ずるように複数形成した点で」二連し−4〜 た構造のものと異なる。そして、柱1と梁2を接合する
には、梁2を柱主筋6,6.  の」1方に吊り下げ、
梁2の挿通孔17に柱主筋6を挿入し、粱2を柱主筋6
に沿って垂直下方に移動させ、柱1の」二面1aに梁2
を載置して固定することにより、柱1と粱2の接合を行
う。
これらの工法は、短工期性と低コスト性の両方の長所を
兼ね備えており、大規模店舗、事務所、工場等を構築す
る場合に適している工法である。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、−に記の柱と梁の接合構造においても下
記に挙げるようなさまざまな問題点かあっノこ。
まず、柱と梁の接合構造Aでは、柱Iと粱2の接合部に
おいて柱主筋6と梁筋3が同一レベルでぶつかり合い鉄
筋が並びきれないために、これらの鉄筋の納まりが悪く
定着長さが取れない等の問題点かあった。
また、柱と梁の接合構造F3ては、梁2を所定位置に支
持する際に、最小でも粱2の両端部2a、2aにそれぞ
れ1本ずつ合計2本の仮設サポート12.12が必要と
なるため、仮設資材の個数を増やす原因となっていた。
また、U字型断面部11は粱2の両端部2 a、 2 
a(もしくは一端部2a)に形成する必要があるため、
梁の成形作業が繁雑となり施工性が良くないという問題
点もあった。
また、柱と梁の接合構造Cでは、梁2を互いに直交する
方向に構成させることが難しく、また下端筋18の接合
工法がKEN工法やNKE工法に限定される等の問題点
があった。
以上の様に、現状では施工性の改善、作業性の改良、工
期の短縮、コストダウン等を飛躍的に向上させることが
期待できず、新たな柱と梁の接合工法およびその構造の
提供が待ち望まれていた。
本発明は」1記の事情に鑑みてなされたものであって、
以上の様な様々な問題点を解決し、さらに従来の技術に
比べ優れた施工性を有する柱と梁の接合工法およびその
構造を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 上記課題を解決するために、この発明は次の様な柱と梁
の接合工法及びその構造を採用した。
この発明のうち、請求項1記載の柱と梁の接合工法は、
梁接合用の仕口部材を備えた柱に梁を接合する柱と梁の
接合工法であって、前記仕口部材に、」1下方向に柱主
筋を挿通ずるための挿通孔を形成するとともに、前記梁
の端部を載置するための溝を形成しておき、前記柱の柱
主筋を前記仕口部材の挿通孔に挿入して前記仕口部材を
前記柱に固定し、前記仕口部材の溝に前記梁の接合ずべ
き端部を載置し、前記仕口部材と前記梁の接合部にセメ
ント系充填材を充填することにより、前記柱と前記粱を
一体構造とすることを特徴としている。
また、請求項2記載の柱と粱の接合構造は、梁接合用の
仕口部材を備えた柱に梁を接合す□る柱と梁の接合構造
であって、前記仕口部材には、上下方向に柱主筋を挿通
ずるための挿通孔が形成されるとともに、前記粱の端部
を載置するための溝が形成され、前記柱の柱主筋は前記
仕口部材の挿通孔に挿入されて前記仕口部材が前記柱に
固定され、前記仕口部材の溝に前記梁の接合ずべき端部
が載置され、前記仕口部材と前記梁の接合部にセメント
系充填材が充填されることにより、前記柱と前記梁を一
体構造としたことを特徴としている。
[作用コ この発明の請求項1記載の柱と梁の接合工法によれば、
前記仕口部材に、上下方向に柱主筋を挿通するための挿
通孔を形成するとともに、萌記梁の端部を載置するため
の溝を形成することにより、柱と梁の接合をする際に、
梁の位置決め及び固定を速やかに行う。
また、前記柱の柱主筋を前記仕口部材の挿通孔に挿入し
て前記仕口部材を前記柱に固定し、前記仕口部材の溝に
前記梁の接合すべき端部を載置し、前記仕口部材と前記
梁の接合部にセメント系充填材を充填することにより、
梁の構築を標準化・簡単化し、コンクリート型枠や仮設
ザポート等の仮設資材の使用量を激減させる。
また、請求項2記載の柱と梁の接合構造によれば、前記
仕口部材には、上下方向に柱主筋を挿通するための挿通
孔が形成されるとともに、前記梁の端部を載置するため
の溝が形成されることにより、柱主筋の挿通孔への挿入
状態や溝への梁の端部の載置状態が標準化し、これらの
納まり部分の品質も向上する。
また、前記柱の柱主筋は前記仕口部材の挿通孔に挿入さ
れて前記仕口部材が前記柱に固定され、前記仕口部材の
溝に前記梁の接合ずべき端部が載置され、前記仕口部材
と前記梁の接合部にセメント系充填材が充填されること
により、前記柱と前記梁が一体化され、柱と梁の接合構
造が標準化され、施工上のバラツキが減少する。
[実施例] 以下、この発明の一実施例について図を参照して説明す
る。
まず、請求項2記載の柱と梁の接合構造について説明す
る。
第1図及び第2図は本実施例の柱と梁の接合構造Eを示
す図である。図において符号21は柱、22は仕口部材
、23は梁である。
柱21は、鉄筋コンクリート造(RC造)もしくはハー
フPC柱等からなるものである。この柱21の上面21
aには、複数の柱主筋31.3+、・・・が垂直上方に
突出するように設けられるとともに、梁23接合用の仕
口部材22が前記柱主筋31.31.・・・を内包する
ようにかつ仕口部材22の両端部22a、22aが水平
方向外方に突出するように設けられている。
仕口部材22は、柱21と梁23を接合するためのプレ
キャストコンクリート(PC)からなる梁状のものであ
る。この仕口部材22の中央部22bには複数の挿通孔
32,32.・・・が形成され、長手方向の両端部22
a、22aにはU字溝33が形成されている。
挿通孔32は柱主筋31を挿通するためのもので、仕口
部材22の中央部22bを上下方向に貫通するようにシ
ースが埋め込まれて形成されたものである。これらの挿
通孔31,31.・・ ・・・は中央部22bに、全体
の形が矩形状となるように配列されている。
U字溝33は梁23の端部23aを載置するためのもの
で、仕口部材22の両端部22a、22aを断面U字型
に切欠いたものである。このU字溝33の底面34は、
中央部22bに近い側が平坦面34aになっており、こ
の平坦面34aから外方にかけて下り勾配となるように
傾面341)が形成されている。このU字溝33の粱2
3の端部23aに対向する側面33aには、第3図に示
すように矩形状のコツクー35が形成されている。この
ように、このU字溝33は側面33aの近傍の平坦面3
4aに梁23の荷重が加わるように設計されている。こ
のU字溝33には梁23の端部23aが載置されている
梁23は、ハーフPC柔からなるもので長平方向の両端
部23a、23aの下方を矩形状に切り欠いたものであ
る。この梁23には、長平方向に沿ってPC鋼棒あるい
はPC鋼線ににリプレストレスが導入されている。この
梁23の上面23bには、粱23の剪断補強筋である外
観口字状のスターラップ36が複数本等間隔に突設され
、これらのスターラップ36,36.  ・に直交する
ように」一端部〜11− 37が配設されている。
そして、柱21の柱主筋31,31.・・・は仕口部材
22に形成された複数の挿通孔32,32゜・・・にそ
れぞれ挿入されて、この仕口部材22が柱21の上面2
1aに固定され、仕口部材22のU字溝33の平坦面3
4aに梁23の端部23aが載置され、仕口部材22と
梁23の接合部にコンクリート(セメント系充填材)が
打設されることにより、柱21と梁23は一体構造にな
っている。
ここで、第4図及び第5図は、U字溝33の平坦面34
aに梁23の端部23aを載置した状態における仕口部
材22と梁23の接合部分の断面図である。
次に、請求項1記載の柱と梁の接合工法に基づいて、柱
21と梁23を接合する工法について説明する。
(イ)まず、構造物を構築する地盤Gの近傍にクレーン
等の揚重装置(図示せず)を設置する。ここで、揚重装
置は梁の吊込、位置調整を行う際に、この梁を吊り下げ
移動するために使用されるもの=12− であり、水平方向に移動可能である。次に、第6図に示
すように、地盤G」二の所定位置に柱心、壁心等の位置
や仕上面の位置等を墨出しし、所定の位置に柱筋41,
4+、   を先組する。柱筋41は、大径高強度鉄筋
からなる柱主筋31.3+。
・ と帯筋42,4.2.   等から構成される。
(ロ)第7図に示すように、柱筋41を内包するように
コンクリート型枠を組立て、コンクリートを打設するこ
とにより柱21.2+、・・ を立設する。このとき、
柱21は」二階の梁下面高さまでコンクリートが打設さ
れて、その」二面21aからは複数本の柱主筋31. 
・が突出された状態とされる。
」1記の工程では、柱2Iを横築する際に、ハーフPC
柱等の柱ユニットを建て入れることにより、第6図及び
第7図の各工程を一工程に統一することができる。この
場合、柱主筋31の接合にはスプライススリーブにセメ
ントモルタル等のグラウトを注入充填の後にこのグラウ
トを硬化させ柱主筋31と柱ユニットを一体化する工法
等が好適に用いられる。
(ハ)第8図(a)に示すように、揚重装置により仕口
部材22を柱主筋31.3+、  ・ の上方に揚重し
、仕口部材22を水平に保ったまま降下させて挿通孔3
2゜32.・・ それぞれに柱主筋31゜31、・・・
を挿入する。次に、仕口部材22を柱主筋31に沿って
垂直に吊り降ろし、第8図(b)に示すように仕口部材
22の中央部22bを柱21の上面21aに載置し仮止
する。仮止にはネジ鉄筋を用いる。また、第8図(c)
に示すように仕口部材22の端部22aが一方のみに突
出している様な場合には、この端部22aを仮設サポー
ト43により支えれば良い。
(ニ)第9図に示すように、隣接する柱21.21にそ
れぞれ仮止された仕口部材22.22間の上方に、揚重
機により梁23を揚重し、それぞれの仕口部材22のU
字溝33の平坦面34aに粱23の端部23aをそれぞ
れ載置する。
(ホ)第1O図に示すように、粱23.23.・・・相
互間の所定位置に小梁44を設ける。
(へ)第11図に示すように、梁23,23.・相互間
、粱23と小梁44の相互間それぞれにデツキプレート
あるいはハーフPC床板等からなる床板45を掛は渡し
、これらの梁23.23.  ・・相互間、梁23と小
梁44の相互間、梁23と床板との間それぞれの建入れ
直しを行い、本締めする。
次に、床板45上に床鉄筋を配筋し、構造物として必要
な設備機器類や電気配管等を設置し、設備工事を行う。
次に、仕口部材22と梁23の接合部及び床板45上に
コンクリート(セメント系充填材)を打設し、養生、硬
化させ、床スラブ46を形成する。柱21と仕口部材2
2と梁23とは、コンクリート打・設により一体化した
柱と梁の接合構造Eとなる。
以下、上述した(イ)〜(へ)で示す工法を繰り返し実
施することにより、既設の柱と梁の接合構造Eの」一部
にさらに別の柱と梁の接合構造E、・・・を構築するこ
とができ、多層の積層構造物を構築することが可能にな
る。
第12図ないし第14図は、上記の柱と梁の接合構造E
を実際の構造物のラーメン構造に適用した場合の具体例
を示す平面図である。
第12図の構造物51は、互いに平行に3列に構築され
た柱52,52.・ に、図中Y方向(梁間方向)に延
在する梁53が複数掛は渡された構造である。この構造
物51は、一方向(梁間方向)ラーメン構造を主体とし
たもので、梁間方向の耐震性や剛性を向上させることが
可能である。
第13図の構造物54は、互いに平行に3列に構築され
た柱52,52.  ・ に、図中Y方向(梁間方向)
に延在する梁53,55.・・・が複数掛げ渡され、中
央の柱52,52.・・・間にも粱56が掛は渡された
構造である。この構造物54は、−方向(梁間方向)ラ
ーメン構造を主体としたものに桁行方向に梁56を付加
したもので、梁間方向のみならず桁行方向においても耐
震性や剛性を向上させることが可能である。
第14図の構造物57は大スパンの構造物の例であって
、複数の柱52,52.・・・が格子状に(図中X方向
(梁間方向)及びY方向(桁行方向)に)かっそれぞれ
が等間隔となるように構築され、これらの柱52,52
.・・・間に、図中X方向もしくはY方向に延在する梁
58,59.・・・が複数掛は渡され、全体として梁間
方向及び桁行方向にそれぞれ複数の梁58.59.・・
・を配置した構造である。
この構造物56は、一方向ラーメン構造を梁間方向及び
桁行方向にそれぞれ複数配置することにより、梁間方向
及び桁行方向の耐震性や剛性を向上させることが可能で
ある。
以」二、詳細に説明した様に、上記の実施例の柱と梁の
接合工法によれば、仕口部材22に、上下方向に柱主筋
31を挿通するための複数の挿通孔32.32.・・・
を形成するとともに、梁23の端部23aを載置するた
めのU字溝33を形成しておくこととしたので、建築現
場では柱21の柱主筋31を仕口部材22の挿通孔32
に挿入し、この仕口部材22のU字溝33の平坦面34
aに梁23の端部23aを載置ずれば良いこととなり、
粱23の位置決め等を標準化・簡単化することができ、
作業能率が向」ニする。また、様々な形状や大きさの仕
口部材22を作成することが可能となるので、小規模及
び大規模の構造物各々に合った様に作成することができ
、建築現場では型枠の作成や解体のスペースが狭小でよ
いこととなり、大都市部の狭小な場所にも適用可能とな
る。
また、柱21の柱主筋31.3+、  ・ を仕口部材
22に形成された複数の挿通孔32,32.・・・にそ
れぞれ挿入し、この仕口部材22を柱21の上面21a
に固定し、この仕口部材22のU字溝33の平坦面34
aに梁23の端部23aを載置し、この仕口部材22と
前記粱23の接合部にコンクリートを打設することによ
り、柱21と梁23を一体構造とするので、従来と比べ
て粱23の構築が標準化・簡単化され、コンクリート型
枠や仮設ザポート等の使用量が激減する。したがって、
施工性が向上し、工期の大幅な短縮が可能となり、大幅
なコストダウンが図れ、建築現場での仮設資材の削減の
要請に十分対応することができ、省力化・生産性の向上
に寄与することができる。また、仮設資材の削減により
作業空間を充分広く取ることができるとともに安全通路
等も広くすることができ、作業現場での安全性、作業性
を向−1ニさせるごとができる。また、建築現場では、
従来行なイっれていた鉄筋の配筋、粱鉄f1部の組み立
て、型枠の作成等の熟柿を要する作業が大幅に減少する
ので、施工には少数の熟柿した作業員がいればよく、各
作業員の作業能率が格段に向上し、近年の慢性的な現場
作業員不足を解消し、省力化を推進4″ることかできる
また、−4−記の実施例の柱と梁の接合構造によれば、
仕口部材22には、」−下方向に柱主筋31を挿通ずる
ための複数の挿通孔32,32.  が形成されるとと
もに、粱23の端部23aを載置するためのU字溝33
が形成されているので、柱主筋3Iの挿通孔32への挿
入状態や(J字溝33の平坦面34aへの梁23の端部
23aの載置状態を標q化することができ、これらの納
まり部分の品質も向」二する。
また、柱21の柱主筋31.3+、・・ は仕口部材2
2の挿通孔32,32.・・にそれぞれ挿入されてこの
仕口部材22が柱21の上面21aに固定され、この仕
口部材22のU字溝33の平坦面34aに梁23の端部
23aが載置され、この仕口部材22と前記粱23の接
合部にコンクリートが打設されることにより、柱21と
梁23を一体構造としたので、従来と比べて柱21と粱
23の接合構造が標学化され、施]−」二のバラツキが
減少する。
なお、上記の実施例においては、仕口部材22のU字溝
33の底面34は、中央部22bに近い側に平坦面34
aが形成され、この平坦面34aから外方にかけて下り
勾配となるように傾面341)が形成された構成とした
が、この構成はU字溝33に梁23の端部23aが載置
される構成であればよく、例えば、第15図に示すよう
にU字溝33の底面34全体を外方にかけて下り勾配と
なるような傾面61状に形成したり、また、第16図に
示すように底面34に段差を形成した構成としてもよい
また、梁23は、上記の実施例に限定されず様々な形状
のものが適用可能である。例えば、第17図や第18図
に示すように断面が矩形やI型の鉄筋コンクリート造(
RC造)の梁61、第19図や第20図に示すように断
面がr−r型やr型の鉄骨梁(S造)62等を用いても
よい。
また、セメント系充填材は」1記のコンクリートに限定
されることなく様々なものか選択可能である。例えば、
仕口部材22と前記梁23の接合部か狭小な場合にはモ
ルタルをグラウトするとしてもよい。
[発明の効果] 以」二、詳細に説明したように、この発明に係る請求項
1記載の柱と梁の接合工法によれば、梁接合用の仕口部
材を備えた柱に梁を接合する柱と梁の接合工法であって
、前記仕口部材に、上下方向に柱主筋を挿通ずるための
挿通孔を形成するとともに、前記粱の端部を載置するた
めの溝を形成しておくこととしたので、建築現場におい
ては柱の柱主筋を仕口部材の挿通孔に挿入し、この仕口
部材の溝に梁の端部を載置すれば良いこととなり、梁の
位置決め等を標準化・簡単化することができ、作業能率
が向上する。また、様々な形状や大きさの仕口部材を作
成することが可能となるので、小規模及び大規模の構造
物各々に合った様に作成することができ、建築現場では
型枠の作成や解体のスペースが狭小でよいこととなり、
大部布部の狭小な場所にも適用可能となる。
また、前記柱の柱主筋を前記仕口部材の挿通孔に挿入し
て前記仕口部材を前記柱に固定し、前記仕口部材の溝に
前記梁の接合ずべき端部を載置し、前記仕口部材と前記
粱の接合部にセメント系充填材を充填することにより、
前記柱と前記梁を一体構造とすることとしたので、従来
の工法と比べて梁の構築が標準化・簡単化され、コンク
リート型枠や仮設サポート等の使用量が激減する。した
がって、施工性が向上し、工期の大幅な短縮が可能とな
り、大幅なコストダウンが図れ、建築現場での仮設資材
の削減の要請に十分対応することができ、省力化・生産
性の向」二に寄与することができる。
また、仮設資材の削減により作業空間を充分広く取るこ
とができるとともに安全通路等も広くすることができ、
作業現場での安全性、作業性を向」ニさせることができ
る。また、建築現場では、従来行なわれていた鉄筋の配
筋、梁鉄骨部の組み立て、型枠の作成等の熟練を要する
作業が大幅に減少するので、施工には少数の熟練した作
業員がいればよく、各作業員の作業能率が格段に向」ニ
ジ、近年の慢性的な現場作業員不足を解消し、省力化を
推進することができる。
また、請求項2記載の柱と梁の接合構造によれば、梁接
合用の仕口部材を備えた柱に梁を接合してなる柱と梁の
接合構造であって、前記仕口部材には、上下方向に柱主
筋を挿通ずるための挿通孔が形成されるとともに、萌記
梁の端部を載置するための溝が形成されてなることとし
たので1、柱主筋の挿通孔への挿入状態や溝への梁の端
部の載置状態を標準化することができ、これらの納まり
部分の品質も向上する。
また、前記柱の柱主筋は前記仕口部材の挿通孔に挿入さ
れて前記仕口部材が前記柱に固定され、前記仕口部材の
溝に前記梁の接合すべき端部が載置され、前記仕口部材
と前記粱の接合部にセメント系充填材が充填されること
により、前記柱と前記粱を一体構造としたので、従来の
構造と比べて柱と梁の接合構造が標準化され、施工上の
バラツキが減少する。
以上の様に、施工性の改善、作業性の改善、工期の短縮
、コストダウン等を飛躍的に向上させることができる柱
と梁の接合工法及びその構造を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第11図はこの発明の一実施例を示す図で
あって、第1図は柱と梁の接合構造の平面図、第2図は
第1図のH−H線に沿う半断面図、第3図は仕口部材の
側面図、第4図は第2図の■1−■線に沿う断面図、第
5図は第2図のIV−IV線に沿う断面図、第6図ない
し第1+図は柱と梁の接合工法を示す過程図、第12図
ないし第14図は柱と梁の接合構造を実際の構造物のラ
ーメン構造に適用した場合の具体例を示す平面図、第1
5図及び第16図は仕口部材の溝の変形例を示す断面図
、第17図及び第18図は鉄筋コンクリート造の梁の断
面図、第19図及び第20図は鉄骨梁の断面図、第21
図ないし第23図は従来の柱と梁の接合構造を示ず図で
ある。 E  ・・柱と梁の接合構造、 21 ・・・・・・柱、   22 ・・・・・仕口部
材、23  ・・梁、   23a・・ ・・・端部、
3I ・ ・・柱主筋、 32 ・・ ・挿通孔、33
 ・・・・・・ U字溝、  36 ・・ ・・ スタ
ーラップ、37 ・・・・・・」二端部、  41 ・
・・・・柱筋、44 ・・・・・・小梁、 51 ・・  構造物、 52 ・ ・・柱、    53 ・・・・・梁、54
 ・・・ ・ 構造物、 55.56  ・・・・・梁、 57 ・ ・ 構造物、 58.59  ・・・・ 梁。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)梁接合用の仕口部材を備えた柱に梁を接合する柱
    と梁の接合工法であって、 前記仕口部材に、上下方向に柱主筋を挿通するための挿
    通孔を形成するとともに、前記梁の端部を載置するため
    の溝を形成しておき、 前記柱の柱主筋を前記仕口部材の挿通孔に挿入して前記
    仕口部材を前記柱に固定し、前記仕口部材の溝に前記梁
    の接合すべき端部を載置し、前記仕口部材と前記梁の接
    合部にセメント系充填材を充填することにより、前記柱
    と前記梁を一体構造とすることを特徴とする柱と梁の接
    合工法。
  2. (2)梁接合用の仕口部材を備えた柱に梁を接合してな
    る柱と梁の接合構造であって、 前記仕口部材には、上下方向に柱主筋を挿通するための
    挿通孔が形成されるとともに、前記梁の端部を載置する
    ための溝が形成され、 前記柱の柱主筋は前記仕口部材の挿通孔に挿入されて前
    記仕口部材が前記柱に固定され、前記仕口部材の溝に前
    記梁の接合すべき端部が載置され、前記仕口部材と前記
    梁の接合部にセメント系充填材が充填されることにより
    、前記柱と前記梁を一体構造としたことを特徴とする柱
    と梁の接合構造。
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