JPH03129034A - 床の施工方法ならびに床スラブ用打込み型枠と自立型トラス状鉄筋の連結装置 - Google Patents

床の施工方法ならびに床スラブ用打込み型枠と自立型トラス状鉄筋の連結装置

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JPH03129034A
JPH03129034A JP29639589A JP29639589A JPH03129034A JP H03129034 A JPH03129034 A JP H03129034A JP 29639589 A JP29639589 A JP 29639589A JP 29639589 A JP29639589 A JP 29639589A JP H03129034 A JPH03129034 A JP H03129034A
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floor
floor slab
shaped reinforcing
supporting truss
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Takayuki Fukushima
福嶋 孝之
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Nihon Spindle Manufacturing Co Ltd
Haseko Corp
Original Assignee
Nihon Spindle Manufacturing Co Ltd
Haseko Corp
Hasegawa Komuten Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、床スラブ用打込み型枠を用いた床の施工方法
ならびに床スラブ用打込み型枠と自立型トラス状鉄筋の
連結装置に関するものである。
〔従来の技術〕
床スラブ用型枠がベニヤ等の非構造材である場合、第1
2図に示すように、当該型枠1°を、その端部が壁、梁
、柱等の垂直構造材18゛ の上面に載置された状態に
配置してコンクリートC″を打設すると、床スラブと垂
直構造材18°との接合部にコンクリートC゛の断面欠
損が生じるため、第13図に示すように、型枠1°の端
縁a゛が垂直構造材18“の側面に当接又は近接した状
態に型枠1゛を敷設する必要がある。
この場合、垂直構造材18°が図示のような耐火煉瓦ユ
ニ7)等を用いた組積式プレキャスト型枠による鉄筋コ
ンクリート構造やプレキャストコンクリート製であると
、床スラブ用型枠1°の端部を垂直構造材18′に釘等
で直接連結できないので、根太26”、大曳27゛、ボ
スト28”等より戒る支保工にプレース等による相当な
補強が必要で、仮設材の量が多く、型枠工事や支保工に
多大の手間を要することになる。
この点、第14図に示すように、片面にオムニア筋やカ
イザー筋等の自立型トラス状鉄筋2゛を突出させたハー
フPC版(所謂オムニア版)38を用いて床スラブを構
築する場合、ハーフPC版38°の端部を垂直構造材1
8’ の上に載せても、構造材であるハーフPC版38
゛ が現場打ちコンクリ−)C’  と一体となると見
做され、断面欠損にならないので、支保工は簡単なもの
で足り、スパンによっては、支保工の省略も可能となる
。しかしながら、これによる場合は、自立型トラス状鉄
筋2゛と一体となったハーフPC版38°の現場への輸
送に多大の費用を要するので、コストが高く付き、しか
も、ハーフPC版38°の製造に広大な敷地、ストック
ヤードを必要とするため、パネル寸法が規格化され、ユ
ーザーの多様化、個性化に伴う建物の自由な平面計画に
対応しにくいといった難点があった。
また、縦横格子状をなす上端筋と下端筋をラチス状のウ
ェブ筋で接続して成る版状立体鉄筋の下端筋に鋼板製や
プレキャストコンクリート製の床スラブ用打込み型枠を
連結一体化して構成したデツキを使用して床を構築する
方法も、既に、知られている。
この施工方法は、版状立体鉄筋が、上述した自立型トラ
ス状鉄筋2゛ と同様に、仮設材と構造用鉄筋とに兼用
されるので、型枠工事や支保工の簡略化、省略を図る上
で非常に有効であるが、版状立体鉄筋が規格品となり、
床スラブ用打込み型枠を床の平面形状に合わせて鋸で切
断することも困難で、規格集約的なデツキとなるため、
建物の自由な平面計画に対応することが困難であり、し
かも、全床面のうち、短スパンの底部分にも、他の部位
と同し配筋密度の版状立体鉄筋が使用されるうえ、版状
立体鉄筋と床スラブ用打込み型枠とが予め一体となって
いて、現場への輸送や資材管理も面倒であるところから
、コスト面でも不利であ− 〔発明が解決しようとする課題〕 上記の現状に鑑み、本発明は、建物の自由な平面計画に
対応しやすく、型枠工事や支保工の簡略化や省略を図る
ことができ、しかも、資材の現場搬入や資材管理が容易
で、コスト的にも有利な床の施工方法を提供しようとす
るものである。
本発明の他の目的は、上記の方法に好適に利用できる床
スラブ用打込み型枠と自立型トラス状鉄筋との連結装置
を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を遠戚するために、本発明が講した技術的手
段は、次の通りである。
即ち、第一発明による床の施工方法は、床の支持スパン
以上の長さを有する自立型トラス状鉄筋を垂直構造材に
架けわたし、且つ、前記自立型トラス状鉄筋には、任意
の床形状に合わせて鋸で切断可能で且つ耐久性に富み、
上面の所定位置に前記自立型トラス状鉄筋の下弦材を係
止する連結装置が予め固定された複数枚のパネルより成
る床スラブ用打込み型枠を、当該型枠の端縁が前記垂直
構造材の側面に当接又は近接した状態に、前記連結装置
を介して吊り下げ支持させ、しかる後、前記床スラブ用
打込み型枠の上にコンクリートを打設して床を構築する
ことを特徴としている。
第二発明による床スラブ用打込み型枠と自立型トラス状
鉄筋の連結装置は、左右両側部に自立型トラス状鉄筋の
下弦材を係止するフック部を形成した固定具と、該固定
具に取り付けられ一端がコンクリートに埋設されるアン
カーと、該アンカーの雌ねじに螺合され上記固定具とで
型枠パネルを挟持固定する締結具とから構成したことを
特徴としている。
第三発明による床スラブ用打込み型枠と自立型トラス状
鉄筋の連結装置は、左右両側部に自立型トラス状鉄筋の
下弦材を係止するフック部を形成した固定具と、該固定
具に形成した上下方向の貫通孔に下方から挿入され且つ
下端に床スラブ用打込み型枠に対する支持部を有するボ
ルトと、該ボルトに螺合するナンドとから構成したこと
を特徴としている。
第二、第三発明において、自立型トラス状鉄筋の左右下
弦材は内外方向に弾力を有せしめ、弾力に抗して内方又
は外方に変位し、復元力により上記フック部に嵌着せし
めることが望ましい。
また、上記フック部はコンクリートの連続性を妨げない
ように銅棒で製作することが望ましい。
〔作用〕
第一発明の構成によれば、垂直構造材に架けわたした自
立型トラス状鉄筋に、床スラブ用打込み型枠を、当該型
枠の端縁が前記垂直構造材の側面に当接又は近接した状
態に吊り下げ支持させるので、床スラブと垂直構造材と
の接合部に断面欠損が生ぜず、また、型枠工事において
、自立型トラス状鉄筋が床スラブ用打込み型枠を支持す
る仮設材として利用されるので、垂直構造材が組積式プ
レキャスト型枠による鉄筋コンクリート構造やプレキャ
ストコンクリート製である場合においても、型枠工事や
支保工の簡略化、省略等を図ることができる。
また、床スラブ用打込み型枠が任意の床形状に合わせて
鋸で切断可能なパネルで構成されており、且つ、コンク
リート内に打ち込まれる自立型トラス状鉄筋と床スラブ
用打込み型枠とを互いに独立したものとし、パネル上面
に設けた連結装置により現場で連結できるようにしたの
で、建物の自由な平面計画に対応しやすく、現場への輸
送、資材管理を個別的に行え、コスト的にも有利である
第二発明の構成によれば、パネルの所定位置に固定具を
締結具により止着しておくことにより、自立型トラス状
鉄筋を極めて簡単に連結装置を介してクランプすること
ができる。また、コンクリート打設後は、締結具を外す
ことにより、天井下地等の吊りボルトをねじ込むことも
可能である。
第三発明の構成によれば、ボルト下端の支持部が床スラ
ブ用打込み型枠の下面を支えているので、床スラブ用打
込み型枠とコンクリートの付着力が弱くても、床スラブ
用打込み型枠が剥がれる虞れがない。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明す先ず、床
の施工方法に使用する床スラブ用打込み型枠と自立型ト
ラス状鉄筋の連結装置について説明する。
第1図〜第3図において、1は床スラブ用打込み型枠、
2はカイザー筋等の自立型トラス状鉄筋を示す。2aは
1本の上弦材、2b、 2bは2本の下弦材、2c、 
2cは上弦材2aと下弦材2b、 2bとにわたってジ
グザグ状に溶接されたラチス筋(斜筋)である。床スラ
ブ用打込み型枠1は、任意の床形状に合わせて鋸で切断
可能で且つ耐久性に富み、上面の所定位置に前記自立型
ト・ラス状鉄筋2の下弦材2b、 2bを係止する連結
装置3が予め固定された複数枚のパネル1a・・・によ
って構成されている。パネル1aの材質としては、任意
の床形状に合わせて鋸で切断可能で且つ耐久性に冨むも
のであれば、適宜選択でき、例えば、木毛セメント板、
セラミック混合木質床材(木セラ)、準不燃材料である
リン酸バリウム複合化合板として知られているセムウフ
ド(商品名・松下電工株式会社製)等が好適に使用され
る。
上記の連結装置3は、第2図、第3図に示すように、左
右両側部に自立型トラス状鉄筋2の下弦材2b、 2b
を係止する銅棒製フック部4a・・・、 4a・・・を
固着連設した鋼板製の固定具5と、該固定具5に溶接さ
れ一端が床スラブのコンクリ−)Cに埋設される袋ナン
ド状のアンカー6と、該アンカー6の雌ねしに螺合され
上記固定具5とで床スラブ用打込み型枠1を挟持固定す
る頭付きボルト等の締結具7とから構成されている。左
右両側のフック部4a・・・間の間隔は、自立型トラス
状鉄筋2の下弦材2b、 2bの自由状態における間隔
よりも若干広くなっており、第3図に仮想線で示すよう
に、自立型トラス状鉄筋2を連結装置3に押し付けるこ
とにより、下弦材2b、 2bがフック部4a・・・の
上面部で弾力に抗して外方へ押し拡げられ、復元力でフ
ック部4a・・・に嵌着されるようになっている。第1
図〜第3図中の8は座金、第1図中の9・・・は床スラ
ブ用打込み型枠1と自立型トラス状鉄筋2を連結した後
、両側の下弦材2b、 2b間にわたって設けた幅止め
筋であり、下弦材2b、 2bがフック部4a・・・か
ら外れるのを防止している。フック部4a・・・、 4
a・・・の床スラブ用打込み型枠1からの高さは、下弦
材2b、 2bの下方にコンクリートCが回り込むに必
要な間隙とコンクリート被り厚を確保し得る寸法に設定
される。
上記の連結装置3を使用すれば、床スラブ用打込み型枠
1と自立型トラス状鉄筋2とを建築現場においても容易
かつ迅速に結合一体化することができ、しかも、フック
部4a・・・が銅棒で製作されているので、コンクリー
トCの連続性を妨げることがなく、クラックの発生を誘
発しない。
また、第4図に示すように、床スラブ用打込み型枠1の
上に打設したコンクリートCが硬化した後、幾つかの連
結装置3における締結具7をアンカー6の雌ねじから抜
き取り、当該雌ねしに吊りボルト10をねし込んで、当
該吊すボル1−10で天井板11の下地12やその他の
天井設備を支持することが可能である。
第5図、第6図と第7図とは、各々連結装置3の別実施
例を示し、これらの実施例は、鋼板製の固定具5の左右
両側部を曲げ加工してフック部4a4a・・・を形成し
た点にvF@がある。第5図、第6図の実施例では、フ
ック部4a・・・、 4a・・・が内向きに形成され、
下弦材2b、 2bが外方へ弾性復帰することによって
フック部4a・・・、 4a・・・に嵌着するようにな
っており、第7図の実施例では、第2図、第3図の実施
例と同様に下弦材2b、 2bが内方へ弾性復帰するこ
とによってフック部4a・・・、 4a・・・に嵌着す
るようになっている。
第8図は本発明に係る連結装W3の別実施例を示す。こ
の実施例は、左右両側部に自立型トラス状鉄筋2の下弦
材2b、 2bを係止する銅棒製フック部4a・・・、
 4a・・・を固着連設した鋼板製の固定具5と、該固
定具5に形成した上下方向の貫通孔13に下方から挿入
され且つ下端に床スラブ用打込み型枠lの下面を支える
支持部14を有するボルト15と、該ボルト15に螺合
するナツト16とから連結装置3を構成した点に特徴が
ある。図示の支持部14は鍔状に形成されているが、仮
想線で示すように、六角あるいはその他の形状の頭部で
あってもよい。
この連結装置3を使用すれば、ボルト15下端の支持部
14が床スラブ用打込み型枠1の下面を支えているので
、床スラブ用打込み型枠1とコンクリートcとの付着力
が弱くても、床スラブ用打込み型枠1の剥がれ落ちる虞
れがない。また図示のように、ボルト15の軸芯部に下
方に開口した雌ねじ17を形成しておけば、この雌ねし
17に天井下地や天井設備の吊りボルトをねじ込むこと
ができる。
その他の構成、作用は第2図、第3図の連結装置3と同
しである。
尚、以上の実施例では、自立型トラス状鉄筋2としてカ
イザー筋を示したが、第9図に示すように、上弦材2a
と下弦材2b、 2bを略逆V字状のラチス筋2c・・
・で接続したオムニア筋であってもよいことは勿論であ
る。
次に、上記の連結装置3を使用した床の施工方法につい
て説明する。
第10図(イ)、第11図に示すように、床の支持スパ
ン以上の長さを有する所要本数の自立型トラス状鉄筋2
を壁、柱、梁等の垂直構造材18に架けわたし、且つ、
前記自立型トラス状鉄筋2には、前記床スラブ用打込み
型枠lを、当該型枠lの端縁aが前記垂直構造材18の
側面に当接又は近接した状態に、前記連結袋W3を介し
て吊り下げ支持させる。
床スラブ用打込み型枠Iは、自立型トラス状鉄筋2を垂
直構造材18に架けわたした後、当該自立型トラス状鉄
筋2に吊り下げ支持させてもよいが、この実施例では、
図示の通り、予め、地上で自立型トラス状鉄筋2に吊り
下げ支持させておき、全体をクレーン等で吊り込んで、
垂直構造材18に架けわたしている。
図示の垂直構造材18は、第1O図(イ)に示すように
、耐火煉瓦ユニンH8aを用いた組積式プレキャスト型
枠による鉄筋コンクリート構造であり、組積式プレキャ
スト型枠の内側に壁、梁、柱等のコンクリート18bを
打設し、これが硬化した後、自立型トラス状鉄筋2を架
設している。図示の19は、コンクリ−口8bの上端面
よりも上方にまで突出させたシャーコネクター、20は
シャーコネクタ−19同士を連結するためのフラットバ
ーによって構成されたスペーサーであり、当該スペーサ
ー20を介して自立型トラス状鉄筋2を垂直構造材18
に載置することにより、自立型トラス状鉄筋2の下弦材
2b、 2bと垂直構造材1日上端面との間にコンクリ
ートCが回り込むための空隙と下弦材2b。
2bに対するコンクリート被り厚を確保している。
この状態で、床スラブの周辺に自立型トラス状鉄筋2と
直交する方向の上端筋の配筋を行った後、第10図(ロ
)、(ハ)に示すように、前記床スラブ用打込み型枠1
の上にコンクリートCを打設して前記自立型トラス状鉄
筋2を構造用鉄筋とする床Sを構築するのである。
この場合、自立型トラス状鉄筋2は、型枠工事における
仮設材としても機能するので、支保工は簡単なもので足
り、例えば、図示のような移動足場21でもよく、根太
、大曳、ポスト等の使用を省略あるいは低減することが
できる。
尚、締結具7を抜き取って、床スラブ用打込み型枠1下
面からの突出部を無くし、塗装等による天井の直性上げ
を行ってもよく、幾つかの連結装置3における締結具7
・・・を抜き取って、第10図(ハ〉に示すように、吊
りポル1−10をねし込み、該吊りポル)10で天井下
地12を支持させることも可能である。自立型トラス状
鉄筋2としては、第1O図(イ)および第11図に示し
たように、定尺物(長さが一定のもの〉でもよく、ある
いは、第1O図(イ)において、クレーン等で吊下げら
れた状態に示されている右側の自立型トラス状鉄筋2を
、当該自立型トラス状鉄筋2に吊り下げ支持されている
床スラブ用打込み型枠1の端部と合致した長さ(先行し
て施工された左側の自立型トラス状鉄筋2の右端と合致
する位置で切断された長さ)に設定する等、スパンやそ
の他の条件に応して、任意の長さに設定したものでもよ
い。
〔発明の効果〕
本発明は、上述した構成よりなるから、次の効果を奏し
得るのである。
第一発明によれば、垂直構造材に架けわたした自立型ト
ラス状鉄筋に、床スラブ用打込み型枠を、当該型枠の端
縁が前記垂直構造材の側面に当接又は近接した状態に吊
り下げ支持させるので、床スラブと垂直構造材との接合
部に断面欠損が生ぜず、また、型枠工事において、自立
型トラス状鉄筋が床スラブ用打込み型枠を支持する仮設
材として利用されるので、垂直構造材が組積式プレキャ
スト型枠による鉄筋コンクリート構造やプレキャストコ
ンクリート製である場合においても、床スラブ用打込み
型枠は自立型トラス状鉄筋を介して垂直構造材に支持さ
れており、型枠工事や支保工の簡略化、省略等を図るこ
とができる。
また、床スラブ用打込み型枠が任意の床形状に合わせて
鋸で切断可能なパネルで構成されており、且つ、コンク
リート内に打ち込まれる自立型トラス状鉄筋と床スラブ
用打込み型枠とを互いに独立したものとし、パネル上面
に設けた連結装置により現場で連結できるようにしたの
で、建物の自由な平面計画に対応しやすく、且つ、現場
への輸送や資材管理を個別的に行え、コスト的にも有利
である。
第二発明によれば、パネルの所定位置に固定を締結具に
より止着しておくことにより、自立トラス状鉄筋を極め
て簡単に連結装置を介してランプすることができ、さら
に、コンクリート没後は、締結具を外すことにより、天
井下地等吊りボルトをねし込むことも可能である。
第三発明によれば、ボルト下端の支持部が床ラブ用打込
み型枠の下面を支えているので、床ラブ用打込み型枠と
コンクリートの付着力が弱ても、床スラブ用打込み型枠
が剥がれる虞れがい。
第二2第三発明において、自立型トラス軟鉄の左右下弦
材に内外方向に弾力を有せしめ、弾に抗して内方又は外
方に変位させ、復元力によ上記フック部に嵌着せしめる
ようにすれば、臼型トラス状鉄筋と床スラブ用打込み型
枠の連結より一層、容易かつ迅速に行えるのである。
また、上記フック部を銅棒で製作すれば、ツク部がコン
クリートの連続性を妨げず、タラッ発生を誘因すること
を防止できるのである。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示し、第1図は要部の斜視図、
第2図は床スラブ用打込み型枠と自立型トラス状鉄筋の
連結装置の分解斜視図、第3図は上記連結装置の縦断面
図、第4図は床の断面図である。 第5図は床スラブ用打込み型枠と自立型トラス状鉄筋の
連結装置の他の例を示す斜視図、第6図は上記連結装置
の作用を説明する床の要部断面図である。 第7図は床スラブ用打込み型枠と自立型トラス状鉄筋の
連結装置の他の例を示す断面図である。 第8図は床スラブ用打込み型枠と自立型トラス状鉄筋の
連結装置の他の例を示す断面図である。 第9図は自立型トラス状鉄筋の他の例を示す斜視図であ
る。 第10図(イ)〜(ハ)は床の施工方法を示す概略側面
図、第11図は床の施工方法を示す概略平面図である。 第12図〜第14図は夫々従来例の説明図でjl・・・
床スラブ用打込み型枠、 1a・・・パネル、 2・・・自立型トラス状鉄筋、 2b・・・下弦材、 3・・・連結装置、 4a・・・フック部、 5・・・固定具、 6・・・アンカー 7・・・締結具、 13・・・貫通孔、 14・・・支持部、 15・・・ボルト。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)床の支持スパン以上の長さを有する自立型トラス
    状鉄筋を垂直構造材に架けわたし、且つ、前記自立型ト
    ラス状鉄筋には、任意の床形状に合わせて鋸で切断可能
    で且つ耐久性に富み、上面の所定位置に前記自立型トラ
    ス状鉄筋の下弦材を係止する連結装置が予め固定された
    複数枚のパネルより成る床スラブ用打込み型枠を、当該
    型枠の端縁が前記垂直構造材の側面に当接又は近接した
    状態に、前記連結装置を介して吊り下げ支持させ、しか
    る後、前記床スラブ用打込み型枠の上にコンクリートを
    打設して床を構築することを特徴とする床の施工方法。
  2. (2)左右両側部に自立型トラス状鉄筋の下弦材を係止
    するフック部を形成した固定具と、該固定具に取り付け
    られ一端がコンクリートに埋設されるアンカーと、該ア
    ンカーの雌ねじに螺合され上記固定具とで床スラブ用打
    込み型枠を挟持固定する締結具とから構成したことを特
    徴とする床スラブ用打込み型枠と自立型トラス状鉄筋の
    連結装置。
  3. (3)左右両側部に自立型トラス状鉄筋の下弦材を係止
    するフック部を形成した固定具と、該固定具に形成した
    上下方向の貫通孔に下方から挿入され且つ下端に床スラ
    ブ用打込み型枠に対する支持部を有するボルトと、該ボ
    ルトに螺合するナットとから構成したことを特徴とする
    床スラブ用打込み型枠と自立型トラス状鉄筋の連結装置
  4. (4)自立型トラス状鉄筋の左右下弦材は内外方向に弾
    力を有せしめ、フック部は下弦材を弾力に抗して嵌着さ
    せることを特徴とする請求項(2)又は(3)記載の床
    スラブ用打込み型枠と自立型トラス状鉄筋の連結装置。
  5. (5)前記フック部が銅棒で製作されているとを特徴と
    する請求項(2)乃至(4)のいずれかに記載の床スラ
    ブ用打込み型枠と自立型トラス状鉄筋の連結装置。
JP29639589A 1989-07-14 1989-11-14 床の施工方法ならびに床スラブ用打込み型枠と自立型トラス状鉄筋の連結装置 Pending JPH03129034A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20000066481A (ko) * 1999-04-13 2000-11-15 이재천 메밀 꽃나물
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