JP3029125U - 建築用型枠パネルの桁梁支承装置 - Google Patents

建築用型枠パネルの桁梁支承装置

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JP3029125U JP1996002846U JP284696U JP3029125U JP 3029125 U JP3029125 U JP 3029125U JP 1996002846 U JP1996002846 U JP 1996002846U JP 284696 U JP284696 U JP 284696U JP 3029125 U JP3029125 U JP 3029125U
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 壁面に取付ける床板をコンクリート床フロア
から離脱させ得る建築用型枠パネルの桁梁支承装置。 【解決手段】 上端縁に第1の嵌合部を備えて同一高さ
レベル及び適当な間隔置きに直立周壁13に固装される
複数の掛止体2と、その内部に長溝状吊掛室30を設け
て、吊掛室を第1の側辺31、第1の側辺と相対する第
2の側辺32、第1の側辺と第2の側辺を連結する上端
側の第1の端縁33及び下端側の第2の端縁34で囲
い、第2の側辺を開口状にして、第1の端縁に第1の係
合部と嵌合係止する第2の係合部を設け、且つ掛止体を
第2の側辺32より吊掛室内に納入して第2の係合部を
第1の係合部に嵌合固定させ、直立周壁に吊掛固定され
る引掛本体3と、第1の側辺外側面に設けられる締付体
4と、締付体により引掛本体に緊着螺定され、上端に型
枠パネルの桁梁11を支承する片持肘部51を形成して
ある支承体5とを組合せて構成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、建築用型枠パネルの桁梁支承装置に関し、特に、架設が便利迅速で 、異なる厚さのフロア枠パネルに適用でき、且つ枠パネルの着脱が容易な建築用 型枠パネルの桁梁支承装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の木材パネルを釘打ちによりコンクリートモルタルの打込み区域を囲う型 枠に形成している建築方式は、近年だんだんと規格化されたパネルユニット形態 で組立・解体できるメタルフォーム型枠に取って代わられ、この種メタルフォー ム型枠は施工品質や効率がよく、大規模な建築工事の場合に機械を配して迅速に 施工できると共に、その品質、労力及び器材の面で少なくない施工利益をもたら すことから、業界では極めて重視している。
【0003】 そして、異なる設計の建築物及び色々な施工方法の取合わせにより、建築用型 枠の形態もそれぞれ異なり、本考案者が以前に開発した一連の建築施工法は、先 ず建物の四方周壁をコンクリートモルタルにより打込み完成してから上層フロア の床枠を架設して、次第に上へ上へと施工を進める技術であって、その各層フロ アのコンクリート打込みに使用される床枠は、組立てたあと機械により所定位置 に吊り運び且つ架設螺締して使用されるものであり、床フロアが成型完成される と、これら床枠は必ず取り外されて運び出され、且つ再び組立架設して反復使用 されるものである。
【0004】 ところが、床フロア底面が四方周壁に囲まれた状態のもとでは、その床枠を一 体に外して建物外へ運び出すことができず、勢い多数の適当な大きさの床枠パネ ルユニットに解体して四方周壁の窓口或いはドア口から運び出し、再び組立て使 用するので、これら床枠パネルは、当然簡単牢固で容易に解体・組立できること が望まれ、人手により迅速に組立てられ並びに高い施工効率を得られるように設 計される。
【0005】 図1に示す如く、上記床フロアのコンクリート打込み成型に使用される床枠1 は、若干の規格化ユニットの枠パネル本体10の他に、これら枠パネル本体10 を支承する各横桁梁11及び必要時に横桁梁11を跨がらせて接合支承する縦桁 梁12を備え、該枠パネル本体10、横桁梁11及び縦桁梁12を簡易な連接部 材(図示せず、本考案者が先に出願した特願平7−299809号をご参照)に より一体連結して、図2に示す如く、すでに四方周壁13が成型完了された建築 物上端に吊上げて架設し、その横桁梁11或いは縦桁梁12の梁端部を該四方周 壁13内側壁に予め固設された支持装置14上により支承されるように該支持装 置14上に載置して、更に必要に応じ地面(或いは下層フロア)より若干の支柱 15を立設支承して床枠1の架設を完成し、コンクリートモルタルをこの上に打 込み床フロア16を成型するのである。
【0006】 しかしながら、これら桁梁の梁端部を支承する支持装置14は、尚も次のよう な問題点がある。
【0007】 (1)これら支持装置14は一つずつ側壁に螺定されるので、架設工事が長引 く。(2)床フロア16の厚さは常時建築の設計規格に応じて異なるものである が、従来の支持装置14は単に一種の厚さ規格にしか適用できない。(3)コン クリートの打込み成型を完成して床枠1を取り外す時は、該床板1が養生凝固し た床フロア16と支持装置14との間に挟まれているので、床板を緩め外す間隙 の余裕がなく、床板の取り外しに時間がかかる。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
上記した従来の建築用型枠パネルの桁梁支承装置における問題点に鑑み、本考 案は、壁面に取付けるのが便利迅速な、多種の厚さが異なる床板に適用できて、 容易に床枠をコンクリート床フロアから離脱させ得る建築用型枠パネルの桁梁支 承装置を提供することを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本考案は、ほぼ同一高さレベル及び適当な間隔置き に直立周壁に固装されて、上端縁に第1の係合部を形成した複数の掛止体と、そ の内部に適当な長さに延伸する連続或いは不連続の長溝状吊掛室を設けて、該吊 掛室に第1の側辺、該第1の側辺と相対するは第2の側辺、該第1の側辺と該第 2の側辺を連結する上端側の第1の端縁及び下端側の第2の端縁を備えさせ、且 つ該第1の側辺及び該第1、2の端縁により該吊掛室を囲い、該第2の側辺を開 口状にして外部と連通させると共に、該第1の端縁に上記第1の係合部と嵌合係 止する第2の係合部を設けて、前記掛止体を該第2の側辺より該吊掛室内に納入 して該第2の係合部を該第1の係合部に嵌合固定させることにより、前記直立周 壁に吊掛固定される引掛本体と、前記引掛本体の第1の側辺外側面に設けられる 締付体と、前記締付体により前記引掛本体に緊着螺定されて、その上端に型枠パ ネルの桁梁を支承する片持肘部を形成してある支承体と、を組合せて構成される 。
【0010】 そして、前記締付体を前記第1の側辺における比較的前記第1、2の端縁のい すれかに近い部位に設けて、該第2の端縁に前記第2の係合部と対応する第3の 係合部を形成して前記第1の係合部と互いに嵌合固定できるようにし、前記引掛 本体を同一支承体に吊掛固持させる下で、該第1、2の端縁を反転して使用する ことによりコンクリートフロアの打込み成型用型枠の高さを換えて、他種厚さの コンクリートフロア打込み成型にも適用できるように構成することができる。
【0011】 また、前記締付体を、前記引掛本体の第1の側辺の外周壁に設けられて、前記 吊掛室の長さ方向と同じ向きの連続或いは不連続の溝道を呈し、且つ該第1の側 辺と異なるもう一方側壁にスリットを設けた嵌合溝と、その一端を前記嵌合溝内 に装入して滑り移動可能で回転不能な且つ上記スリットから逸脱しない拡大方形 状の回転止め部に形成し、その他端を該スリットから伸出する捻り回転可能な緊 締部に形成して、該緊締部と該回転止め部との間を該スリットより貫挿して一端 が該緊締部に当接し他端が該回転止め部に当接する局部的にねじを備えた連接桿 に設けて、該緊締部を捻り回転すれば該回転止め部との間隔距離が縮まり或いは 緩めるようにしてなる螺定手段とで構成し、前記支承体の片持肘部底面に直立状 の支持板部を設けて、該支持板部中段部位に縦長の締付孔を開設し、該支持板部 を前記連接桿が該締付孔に貫挿できるよう上記スリットと上記緊締部との間に位 置付けて、該緊締部をねじり回転することにより該支持板部を牢固に緊着挟持し 、逆に該緊締部をねじり緩めれば該支承体が該締付孔沿いに上下移動できるよう に構成することができる。
【0012】 前記掛止体を所定厚さの円環体で形成して、該円環体周面に第1の係合部とし てリング状に窪んだ嵌着部を設けるように構成することができる。
【0013】 前記第1の係合部を環状溝に設けて、前記第2、3の係合部を該環状溝に対応 嵌合できる係止凸起で形成するように構成することができる。
【0014】 前記引掛本体の嵌合溝底面に水平状の固定当接部を形成して、前記支承体の締 付孔下方に水平状の当接板を凸設し、該支承体が緊着挟持される位置にいる際に 該当接板が該固定当接部底面に当接するように構成することにより一層好ましく なる。
【0015】 上記のように構成された本考案は、先ず複数の掛止体を直立周壁の同一高さレ ベル及び適当な間隔に固装し、次に現場の地面上で支承体を装着した複数の締付 体の螺定手段の回転止め部を逐一に引掛本体の嵌合溝一端より押入れて所定位置 に滑り移動させ、且つ該支承体の当接板を上に押上げて上記固定当接部に当接さ せると同時に、各片持肘部を同一高さレベルに照準対応させてから該締付体を螺 定すると該支承体を固定保持することができる。
【0016】 そして、このままの状態で該引掛本体を水平に該直立周壁上部に持上げて、該 引掛本体の吊掛室を同期一斉に上記掛止体に掛け吊り、該引掛本体の第2の係止 部をそれぞれ掛止体上端部の第1の係合部に嵌合鈎着させて、該引掛本体を牢固 に該直立周壁に吊掛保持させると、床枠パネルの各桁梁の梁端部を同一高さレベ ルに該支承体上に支承することができる。
【0017】 逆に、床板の各組立部材を解体する時は、該締付体を弛めると、該支承体が重 力の関係からその締付孔沿いに支承機能を保ちながら短距離下降し、且つその上 面にいる全体床枠も一緒に下降してコンクリートフロアとの接触から離脱するの で、床枠全体はその他との関連接着がなくなり容易に外し解体することができる 。
【0018】 また、引掛本体の第1の端縁及び第2の端縁を互換して、第2の端縁を上にし て該第1の端縁を下にすると、該第1の端縁寄りの締付体が相対的にある距離下 降し、この際、該支承体を回転して上記同様の直立状態に保持させると、その片 持肘部も下へある距離下降するので、成型しようとするフロアを厚くすることが できると共に、該支承体の片持肘部上面の凸ピン挿着箇所に1個或いは多数個の 所定規格のワッシャを詰めて、全体床枠の高さを適当にして成型しようとするフ ロアの厚さを微細調整することができる。
【0019】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施の形態例に基づいて具体的に説明するが、本考案はこの実 施例のみに限定されない。 図3に示す如く、本考案の建築用型枠パネルの桁梁支承装置における比較的好 ましい実施例は、桁梁11の梁端部111を桁梁支承装置によりすでに完成され た直立周壁13の側壁に支承されるのであり、該桁梁支承装置は主として下記の 部材により形成される。
【0020】 即ち、複数の掛止体2は、図3が示すように、1つだけを図示して説明を進め るが、所定厚さの円盤状を呈して、その周面にリング状に窪んだ環状溝21を形 成して第1の係合部とし、該環状溝21の両溝壁を溝底が比較的幅狭くなるよう に適当な傾斜につけて、その外側溝壁211から該掛止体2の外側壁22との間 を適当な厚さの凸縁23に形成し、且つ該掛止体2の中心に通孔24を穿設して 、六角ヘッドのボルト25を該通孔24に挿込んで上記直立周壁13に予め穿設 された貫挿孔131に通し、更に該貫挿孔131奥底に予め埋設したナット26 に螺定することにより、該掛止体2を該直立周壁13適所に固定すると共に、該 ナット26の内端の凸縁261を形成させる。
【0021】 そのうち、該貫挿孔131の形成は、図5に示すように、両直立内、外枠パネ ル61、62の間に配列された鉄筋64に、予めナット26及びやや先細テーパ をつけたねじロッド63を溶接などにより固装して、該ねじロッド63前端に雄 ねじを設けて該ナット26に螺締させ、且つコンクリート成型が完成してから該 ねじロッド63を緩め外して、該貫挿孔131を形成すると同時に該ナット26 を埋設するのである。
【0022】 上記のように、該掛止体2は本実施例では複数個あって、各掛止体2は適当な 間隔及び同一レベルに該直立周壁13に固定され、掛吊り保持する機能から言う と、引掛けるに十分な深さを保った該第1の係合部−−環状溝21が該掛止体2 に形成されてあればよいのであり、該掛止体2を円盤状に設けたのは、主として その掛止めに方向性の制限がないようにするためで、したがってボルト25より 螺定した際、該掛止体2がボルト25を軸にしてどのように回っても差支えない 。
【0023】 引掛本体3は、ほぼみぞ形材を呈した棒体であって、アルミ押出成型により形 成してもよく、図3に示すのがその横断面であり、該引掛本体3のコ字形状横断 面に囲まれた内部に紙面の奥行きへ延伸する長溝状吊掛室30を形成して、該吊 掛室30に第1の側辺31と、該第1の側辺31と相対する第2の側辺32と、 該第1の側辺31と該第2の側辺32を連結する第1の端縁33及び第2の端縁 34を備えさせて、該第1の側辺31及び該第1、2の端縁33、34により該 吊掛室30を囲い、該第2の側辺32を透かし状にして該吊掛室30の開口とす る。
【0024】 該第1の端縁33は、図3で示すように、上記掛止体2の環状溝21に掛吊り 係止する係止凸起331を設けて第2の係合部とし、該係止凸起331の第1の 側辺31に近い側壁332の傾斜を上記環状溝21の外側溝壁211に対応させ て、該側壁332から該第1の側辺31内側壁に至る間隙333を丁度上記凸縁 23の厚さと無隙間に密接嵌合できるようにし、更に該第2の端縁34内側壁に も該第1の端縁33の係止凸起331と対応する係止凸起341を凸設して第3 の係合部とする。
【0025】 該引掛本体3の第1の側辺31の外側壁は、図3の位置から言えば、該引掛本 体3の背面と見なすことができ、その背面に締付体4を設けて、該締付体4に該 引掛本体3の第1の側辺31の外側壁における上記第1の端縁33寄りに形成さ れる嵌合溝35を備えさせ、該嵌合溝35は上記吊掛室30の縦長方向と同じ向 きの連続溝道、即ち、図3の紙面奥行きへ延伸する長溝状の水平溝道であって、 該嵌合溝35は該第1の側辺31と異なるもう一方側壁に縮小したスリット35 0を設けて、該嵌合溝35の長手向き両端の少なくとも一端を開放端に形成して 角ナット41が滑り移動可能であるが回転不能に装入できるようにし、且つ該角 ナット41中央のねじ孔410に該スリット350より伸入した六角ヘッドのボ ルト42が螺合締結するようにして、該嵌合溝35底部に水平状の固定当接部3 6を形成する。
【0026】 支承体5は、縦断面丁字形状の片状体であって、適当な幅の直立状を呈して、 その上端部を水平向きの片持肘部51に形成して前記桁梁11の梁端部111を 支承させ、且つ凸ピン511状の螺定手段により該桁梁11に穿設された固定孔 112を介して該桁梁11を締付固定するのであり、該片持肘部51下方に所定 長さの直立状支持板部52を設けて、該支持板部52中段部位に縦長の締付孔5 21を開設し、該支持板部52を上記締付体4の嵌合溝35のスリット350及 び該締付体4のワッシャ43との間に位置付けて、上記ボルト42を該締付孔5 21より挿入して前記角ナット41に螺締することにより、該支持板部52を牢 固に該締付体4で緊着挟持し、且つ該支承体5底部に上記第1の側辺31向きへ 伸出する水平状の当接板53を凸設して、上記固定当接部36に当接させて動か ないようにする。
【0027】 上記のような構造から、本考案を組立る時は、先ず直立周壁13の同一高さレ ベルの各貫挿孔131にそれぞれ掛止体2を固定装着し、各貫挿孔131及びナ ット26は直立周壁13のコンクリート打込み成型時に予め埋設されるので同一 高さレベルを保持することができる。
【0028】 次に、現場の地面上で支承体5を装着した複数の締付体−−角ナット41、ボ ルト42及びワッシャ43の組合体を逐一に該嵌合溝35一端より押入れ、即ち 、該角ナット41を該嵌合溝35の溝道内に装入して所定位置に滑り移動させ、 且つ該支承体5の当接板53を上に押上げて上記固定当接部36に当接させると 同時に、各片持肘部51を同一高さレベルに照準対応させてから該締付体4を螺 定すると該支承体5を固定保持することができる。
【0029】 そして、このままの状態で該“照準”を終えた引掛本体3を該直立周壁13上 部に持上げて、その水平保持した形態で該引掛本体3の吊掛室30を同期一斉に 上記掛止体2に掛け吊り、即ち該引掛本体3の第2の係止部−−係止凸起331 をそれぞれ掛止体2上端部の第1の係合部−−環状溝21に嵌合鈎着させて、該 引掛本体3を牢固に該直立周壁13に吊掛保持させると、上記床枠1をそれぞれ の各桁梁11の梁端部111により同一高さレベルに配設されている支承体5上 に支承させることができる。
【0030】 逆に、床枠1の各組立部材を解体する時は、コンクリートフロアがすでに該床 枠1上面に養生凝固しているので、該床枠1パネルを該コンクリートフロア底面 から離脱させてから該床枠1を容易に移動することができ、本考案によれば便利 な操作で目的を達成できる。
【0031】 即ち、ボルト42を弛めると、該支承体5は重力の関係からその締付孔521 沿いに支承機能を保ちながら短距離下降し、且つその上面にいる全体床枠1も一 緒に下降する。
【0032】 当然、実際の操作では各ボルト42が全部緩められると、該床枠1全体が下降 してコンクリートフロアとの接触から離脱し、したがって該床枠1全体は各支承 体5上に支承されてその他との関連接着がなく、容易に緩め外すことができる。
【0033】 一方、図4に示す如く、同一フロアの基準面F.Lの高さから言うと、本考案 は同一セットの桁梁支承装置を反対に立設して2種のフロア厚さのコンクリート 打込みに適用できる。
【0034】 即ち、該引掛本体3の第1の端縁33及び第2の端縁34を互換して、図4が 示すように、第2の端縁34を上にして該第1の端縁33を下にすると、該第1 の端縁33寄りの締付体4が相対的に或る距離下降し、そして、該支承体5を回 転して上記同様の直立状態に保持させると、その片持肘部51も図3が示す状態 から下へ或る距離下降するので、成型しようとするフロア16を厚くすることが できる。
【0035】 また、図6に示すように、支承体5の片持肘部51上面の凸ピン511の挿着 箇所に1個或いは多数個の所定規格のワッシャ54を詰めて、全体床枠1の高さ を適当にして成型しようとするフロアの厚さを微細調整することもできる。
【0036】 したがって、上記締付体4を選択的に反対向きに使用できることと相俟って、 本考案は多種の規格厚さのコンクリートフロアの打込み成型に適用できる。
【0037】
【考案の効果】
上記のように構成された本考案は、次のような優れた点や効果がある。
【0038】 1、すでに同一レベルに対応照準された各支承体を、迅速同期に一度で壁面に 吊掛固定することができるので、頗る便利である。
【0039】 2、同一規格の締付体を簡単に反転させて使用すれば、厚さの異なる他種のフ ロア成型に適用することができる。
【0040】 3、単にボルトを緩め外して物体自身の重力から、全体床枠を支承機能を保た せながら先ず或る距離下降させることができ、且つその下降により養生凝固した フロア底面との接触から離脱して、何の阻碍もなく作業人員が悠悠として床枠の 其の他各部材を解体することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案により桁梁及び規格化型枠パネルセット
を支承した状態を表す立体図である。
【図2】図1における桁梁及び規格化型枠パネルセット
を従来の支承装置により支承した状態を表す図である。
【図3】本考案における比較的好ましい実施例の構造を
表す側断面図である。
【図4】図3の実施例をもう一種の厚さのコンクリート
フロア打込み成型に使用した例を表す側断面図である。
【図5】直立周壁にナット及び貫挿孔を予め設ける例を
説明する図である。
【図6】本考案の実施例におけるフロア成型の厚さを微
細調整可能であることを説明する図である。
【符号の説明】
11 桁梁 13 直立周壁 2 掛止体 3 引掛本体 30 吊掛室 31 第1の側辺 32 第2の側辺 33 第1の端縁 34 第2の端縁 4 締付体 5 支承体 51 片持肘部

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ほぼ同一高さレベル及び適当な間隔置き
    に直立周壁に固装されて、上端縁に第1の係合部を形成
    した複数の掛止体と、 その内部に適当な長さに延伸する連続或いは不連続の長
    溝状吊掛室を設けて、該吊掛室に第1の側辺、該第1の
    側辺と相対する第2の側辺、該第1の側辺と該第2の側
    辺を連結する上端側の第1の端縁及び下端側の第2の端
    縁を備えさせ、且つ該第1の側辺及び該第1、第2の端
    縁により該吊掛室を囲い、該第2の側辺を開口状にして
    外部と連通させると共に、該第1の端縁に前記第1の係
    合部と嵌合係止する第2の係合部を設けて、前記掛止体
    を該第2の側辺より該吊掛室内に納入して該第2の係合
    部を該第1の係合部に嵌合固定させることにより、前記
    直立周壁に吊掛固定される引掛本体と、 前記引掛本体の第1の側辺外側面に設けられる締付体
    と、 前記締付体により前記引掛本体に緊着螺定されて、その
    上端に型枠パネルの桁梁を支承する片持肘部を形成して
    ある支承体と、 を組合せてなる建築用型枠パネルの桁梁支承装置。
  2. 【請求項2】 前記締付体を前記第1の側辺における比
    較的前記第1、第2の端縁のいずれかに近い部位に設け
    て、該第2の端縁に前記第2の係合部と対応する第3の
    係合部を形成して前記第1の係合部と互いに嵌合固定で
    きるようにし、前記引掛本体を同一支承体に吊掛固持さ
    せる下で、該第1、第2の端縁を反転して使用すること
    によりコンクリートフロアの打込み成型用型枠の高さを
    換えて、他種厚さのコンクリートフロア打込み成型にも
    適用できるようにしてなる請求項1に記載の建築用型枠
    パネルの桁梁支承装置。
  3. 【請求項3】 前記締付体を、 前記引掛本体の第1の側辺の外周壁に設けられて、前記
    吊掛室の長さ方向と同じ向きの連続或いは不連続の溝道
    を呈し、且つ該第1の側辺と異なるもう一方側壁にスリ
    ットを設けた嵌合溝と、 その一端を前記嵌合溝内に装入して滑り移動可能で回転
    不能な且つ前記スリットから逸脱しない拡大方形状の回
    転止め部に形成し、その他端を該スリットから伸出する
    捻り回転可能な緊締部に形成して、該緊締部と該回転止
    め部との間を該スリットより貫挿して一端が該緊締部に
    当接し他端が該回転止め部に当接する局部的にねじを備
    えた連接桿に設けて、該緊締部を捻り回転すれば該回転
    止め部との間隔距離が縮まり或いは緩めるようにしてな
    る螺定手段と、で構成し、 前記支承体の片持肘部底面に直立状の支持板部を設け
    て、該支持板部中段部位に縦長の締付孔を開設し、該支
    持板部を前記連接桿が該締付孔に貫挿できるよう前記ス
    リットと前記緊締部との間に位置付けて、該緊締部をね
    じり回転することにより該支持板部を牢固に緊着挟持
    し、逆に該緊締部をねじり緩めれば該支承体が該締付孔
    沿いに上下移動できるようにしてなる請求項1または2
    に記載の建築用型枠パネルの桁梁支承装置。
  4. 【請求項4】 前記掛止体を所定厚さの円環体で形成し
    て、該円環体周面に第1の係合部としてリング状に窪ん
    だ嵌着部を設けてなる請求項1または2に記載の建築用
    型枠パネルの桁梁支承装置。
  5. 【請求項5】 前記第1の係合部を環状溝に設けて、前
    記第2、第3の係合部を該環状溝に対応嵌合できる係止
    凸起で形成してなる請求項4に記載の建築用型枠パネル
    の桁梁支承装置。
  6. 【請求項6】 前記引掛本体の嵌合溝底面に水平状の固
    定当接部を形成して、前記支承体の締付孔下方に水平状
    の当接板を凸設し、該支承体が緊着挟持される位置にあ
    る際に該当接板が該固定当接部底面に当接するようにし
    てなる請求項3に記載の建築用型枠パネルの桁梁支承装
    置。
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