JP2669254B2 - 横壁パネルの取付工法 - Google Patents

横壁パネルの取付工法

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JP2669254B2
JP2669254B2 JP7903092A JP7903092A JP2669254B2 JP 2669254 B2 JP2669254 B2 JP 2669254B2 JP 7903092 A JP7903092 A JP 7903092A JP 7903092 A JP7903092 A JP 7903092A JP 2669254 B2 JP2669254 B2 JP 2669254B2
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純二 廣波
和夫 中野
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Sumitomo Metal Mining Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ALCパネルのように
相当長くて重量のあるパネルを壁体として使用する際、
パネルの長手方向を水平にして建築物の躯体に取付けて
壁面を容易に形成し得る横壁パネルの取付工法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、建築物の壁体を形成するため
に、ALCパネルのような相当な長さと重量のある材料
を使用することが行なわれている。しかして、建築物に
取付けるに際して、たとえば、ALCパネルの長手方向
を水平にして、従来の工法例を示す図6のように、建築
物の躯体外側にしっかりした足場11を仮設し、クレー
ン車7や吊上げウインチなどを使用してパネルを1枚ず
つ吊上げて所望位置に運搬し、足場11上でパネル1の
表面から透孔を座繰りして、躯体側からフックボルト1
3を挿通して基部を躯体の垂直な柱10に固着し、先端
部に座金14を介してナット15によって締付けて取付
ける。この操作を繰返して、最後に座繰り穴及び目地に
モルタルや目地材を充填して仕上げるという工法がとら
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
ような工法は、パネルの両面から作業する必要があり、
足場を仮設したり、1枚ずつのパネルの吊込み、取付作
業が必要であって、工期も永くかかるし、座繰穴を設け
るために外観が損なわれるといった問題がある。
【0004】本発明は、パネルの取付作業に手数がかか
らず、工期の短縮が可能で、簡単に確実に取付けること
ができる横型壁体パネルの取付工法を提供することを目
的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、前記問題
を解決し、前記目的を解決するために研究を重ね、パネ
ルに建築物躯体柱への固定手段をあらかじめ取付けて、
複数枚のパネルを同一面に並列して組立て、これを吊上
げて取付けるようにすることによって目的を達し得るこ
とを見出して本発明を完成するに至った。すなわち、本
発明の第1の実施態様は、隣接するパネルの長手方向小
口面の相対する位置に貫通孔が穿設された複数のパネル
を同一面に並列し、前記貫通孔にボルトを挿通し連結し
た状態のパネル群を吊上げ、建築物の躯体に金具で取付
けてから前記ボルトを抜取る横壁パネルの取付工法であ
り、第2の実施態様は、隣接するパネルの長手方向小口
面の相対する位置に建築物躯体の取付柱の間隔で貫通孔
を設けた複数のパネルを同一面に並列し、パネルの取付
面から前記貫通孔に直交する穴を穿設し、前記貫通孔に
ボルトを挿通して連結する際に取付金具の係止具の端部
を貫通せしめ、この連結パネル群を吊上げて各パネルを
前記取付金具によって建築物の躯体に取付ける横壁パネ
ルの取付工法である。
【0006】
【作用】本発明においては、あらかじめ建築物躯体柱へ
の取付手段を取付けた複数枚のパネルを同一平面に連結
しておき、これを一度に吊上げて運搬し、建築物の躯体
側だけから取付け得る。したがって、パネル取付作業用
の頑丈な足場の仮設も不要であり、パネルの取付作業に
手数がかからず、さらに、パネルの取付けとパネルの連
結とを並行して作業することができるものであり、工期
の大幅な短縮が可能である。
【0007】
【実施例】次に、本発明の実施例を添付の図面に基づい
て述べる。
【0008】図1A及び1Bは、それぞれ本発明におけ
るパネルの連結状況例を示す斜視図及び断面図、図2
は、連結したパネル群の吊上げ状況例を示す斜視図、図
3A、3B及び3Cは、それぞれ組立てたパネル群の取
付状況例を示す説明図、垂直方向断面図及び水平方向平
面図、図4は、本発明の別の実施例における連結状況例
を示す斜視図、図5A及び5Bは、それぞれ図4に示す
パネル群の取付状況例を示す垂直方向断面図及び水平方
向平面図である。 実施例 1 図面において、1は、パネルであって、長手方向小口面
の隣接するパネルと相対する位置の2箇所に、長手方向
に直交する幅方向に貫通孔1aが穿設されており、又、
建築物へ取付ける側には長手方向両端部近辺にイナヅマ
プレート4が回動自在に仮止めされている。イナヅマプ
レート4は、建築現場で取付位置に合わせて小口面側か
らと裏面(躯体側)とから両者が直交する孔を穿孔し、
アンカー16を埋設し、ボルト17で取付けてもよい
し、あらかじめ埋設されているナット(図示せず)にボ
ルトを螺合するようにして取付けてもよい。なお、パネ
ル1を連結したパネル群の最下段のパネル1の貫通孔1
aには、座金5a付きナット5を埋設し、座金5aが空
転しないように座金5aをパネル1に釘5bで固着して
おく。2は、架台であって、幅は、パネル1の長手方向
の長さよりやや短く、長さは、連結したパネル群の総幅
よりも長くした四角形の枠状をしており、一方の端部上
面には、パネル群の下端部を支承する突起2aが設けら
れ、その下面は、作業台3に回動自在に軸止2cされ、
他方の端面中央部には、クレーンなどで引上げる際に使
用する吊手2bが設けられている。
【0009】このようなパネルを建築物躯体へ取付ける
には、作業台3上に一端を軸止2cした架台2上に、ま
ず、貫通孔1aの一端側に釘5bで固着した座金5a付
きのナット5を埋設したパネル1を突起2aに当接して
載置し、順次、所定枚数のパネル1を端面を揃えてそれ
ぞれの長手方向小口面を当接させて載置する。最後のパ
ネルを置き終ると、そのパネル1に小口面保護用のチャ
ンネル6bを被せておき、頂部にアイナット6aを固着
した長い連結ボルト6を各貫通孔1aに挿通し、ナット
5にねじ込んで各パネル1を連結しパネル群を形成す
る。
【0010】連結が終了したならば、アイナット6aに
クレーン7の主巻フック7aの吊具8のシャックル8b
を係着し、架台2の吊手2bにクレーン7の補巻フック
7bをかけて吊上げる。そして、架台2が80度程度ま
でに回動して吊下げられたならば(図2参照)、架台2
は静止させたままで主巻フック7aでパネル群を吊下げ
てから補巻フック7bを下げて架台2を作業台3上に水
平に戻す。これによってパネル群には曲げ応力が作用し
ない。次に、図3Aに示すように、パネル群を建築物9
の取付け位置へ搬送する。建築物9の断面H型をした垂
直な柱10に所定高さに固着された自重受金具18にパ
ネル群の最下部を担持させ、各パネル1に仮止めされて
いるイナヅマプレート4で柱10を挾持するようにして
ボルト17を締付けて取付ける。
【0011】パネル群の取付けが終ると、アイナット6
aを逆回転させてボルト6を抜取る。ついで、前記のよ
うにして取付作業中に連結した次のパネル群を吊上げ、
搬送して取付ける。この操作を繰返して順次パネル群を
取付けて横壁を完成する。その後、簡単な足場かゴンド
ラなどを使用して目地12に目地材を充填し、必要に応
じて塗装などの仕上げをすればよい。
【0012】このように施工するので、パネル1の取付
けは、建築物側だけから作業し得るので作業用の頑丈な
足場を仮設する必要がない。したがって、パネル群の吊
込みの支障とならず、又、この取付作業と並行して架台
2では次のパネル群の連結作業を行なうことができる。
【0013】なお、本実施例では、連結用のボルト6を
2本使用したが必要に応じて3本以上にしてもよく、ボ
ルト6は繰返し使用し得るものである。又、パネル群
は、開口部のないものばかりでなく、窓などになる開口
部のあるパネル群であっても同様に処理し得るものであ
り、パネルの連結数は、自重受金具の設置間隔など必要
に応じて適宜選択することができる。 実施例 2 この例では、実施例1と同様に設けてある貫通孔1aに
直交する穴1cを裏側(躯体側)から穿孔し、基部が環
状になっている係止具としてのボルト19又はナットを
あらかじめ設けておき、イナヅマプレート4を回動自在
にナット15で仮止めしておく。このようなパネル1を
所設枚数架台2上に載置し終ると、アイナット6aを頂
部に螺合した連結ボルト6を、ボルト19の環状部19
aを貫挿させて貫通孔1aに貫挿し、以後実施例1と同
様にして、パネル群を形成して吊上げて搬送する。各パ
ネル1をイナヅマプレート4で建築物9の柱10を挾持
するようにしてナット15を締付けて取付ける。ついで
アイナット6aを逆回転させて取外し、連結ボルト6
は、引抜かずにそのまま残しておく。この例では、連結
ボルト6は、回収せず消耗品となるが、アンカー16を
別に埋設する必要がない。又、イナヅマプレート4のボ
ルト19挿入孔を長孔としておけばわずかの位置調整が
可能となる。
【0014】
【発明の効果】本発明は、あらかじめ取付具を取付けた
複数枚のパネルを連結し、一度に吊上げて運搬し、建築
物の躯体に取付けるようにしたので、パネルの取付作業
に手数がかからず、足場も取付後に簡単なものを必要に
応じて組めばよく、さらに、パネルの取付けと、パネル
の連結とを並行して作業し得、工期の大幅な短縮が可能
であるなど優れた効果が認められる。
【図面の簡単な説明】
【図1A】本発明におけるパネルの連結状況例を示す斜
視図である。
【図1B】図1Aにおける連結ボルト貫挿後の状態例を
中間を省略して示す断面図である。
【図2】連結したパネル群の吊上げ状況例を示す斜視図
である。
【図3A】連結したパネル群の取付状況例を示す説明図
である。
【図3B】本発明パネル取付けの一実施例を部分的に示
す垂直方向断面図である。
【図3C】本発明パネル取付けの一実施例を部分的に示
す水平方向平面図である。
【図4】本発明の別の実施例における連結状況例を示す
斜視図である。
【図5A】図4に示すパネル群の取付状況例を部分的に
示す垂直方向断面図である。
【図5B】図4に示すパネル群の取付状況例を部分的に
示す水平方向平面図である。
【図6A】図2に相応する従来例を示す説明図である。
【図6B】従来例を部分的に示す水平方向平面図であ
る。
【図6C】従来例を部分的に示す垂直方向断面図であ
る。
【符号の説明】
1 パネル 1a 貫通孔 1c 穴 2 架台 2b 吊手 4 イナヅマプレート 5 ナット 6 連結ボルト 6a アイナット 8 吊具 9 建築物 10 柱 16 アンカー 17 ボルト 19 ボルト 19a 環状部

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 隣接するパネルの長手方向小口面の相対
    する位置に貫通孔が穿設された複数のパネルを同一面に
    並列し、前記貫通孔にボルトを挿通し連結した状態のパ
    ネル群を吊上げ、建築物の躯体に金具で取付けてから前
    記ボルトを抜取ることを特徴とする横壁パネルの取付方
    法。
  2. 【請求項2】 隣接するパネルの長手方向小口面の相対
    する位置に建築物躯体の取付柱の間隔で貫通孔を設けた
    複数のパネルを同一面に並列し、パネルの取付面から前
    記貫通孔に直交する穴を穿設し、前記貫通孔にボルトを
    挿通して連結する際に取付金具の係止具の端部を貫通せ
    しめ、この連結パネル群を吊上げて各パネルを前記取付
    金具によって建築物の躯体に取付けることを特徴とする
    横壁パネルの取付工法。
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KR102502713B1 (ko) * 2021-02-24 2023-02-23 주식회사 삼우이앤아이 모듈형 외장재 설치용 거푸집 및 이를 갖는 차륜형 거푸집 작업장치 및 이를 사용한 모듈형 외장재 설치 공정
KR102523949B1 (ko) * 2021-11-01 2023-04-19 김현성 패널 시공 가이드 장치 및 이를 활용한 시공 방법

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