JPH08500161A - 要素ベースのフォーム及びコンクリート製モジュール式壁建設及びそのための方法と装置 - Google Patents

要素ベースのフォーム及びコンクリート製モジュール式壁建設及びそのための方法と装置

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JPH08500161A
JPH08500161A JP6506336A JP50633694A JPH08500161A JP H08500161 A JPH08500161 A JP H08500161A JP 6506336 A JP6506336 A JP 6506336A JP 50633694 A JP50633694 A JP 50633694A JP H08500161 A JPH08500161 A JP H08500161A
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Abstract

(57)【要約】 間隔どりされたコンクリートシリンダ(10)及び梁(14、100)及びフオーム断熱ブロック(50、60)の構造を建設するための、要素ベースの壁構成、モジュール式建設方法及びその装置。この壁構成には、屋根及び床ジョイスト又はトラスを支持するべくシリンダー(10)及び梁(14、100)を超えて内向きにピラスター(12)が突出し、シリンダ(10)と梁(14、100)の間の空間を断熱用フオームブロック(50、60)が占有している状態で、水平コンクリート梁(14、100)により相互連結され、中央に位置づけされた鉄筋(42)により補強された、間隔どりされた垂直コンクリートシリンダ(10)が含まれている。この方法には、各床及び屋根レベルで露出されたピラスター溝形材(200)が、アパーチャーを構成する柱(10)及び梁(14、100)に連結された状態で建物のための完全な壁構造を形成するべく断熱されたブロックが散在させられたアセンブリを形成するコンクリート柱(10、300)及び梁(14、100)を建設する段階、この構造を安定化させる段階及び溝形材内に実質的に連続してコンクリートを打込んで単体壁構造を作り上げる段階が含まれる。

Description

【発明の詳細な説明】要素ベースのフォーム及びコンクリート製モジュール式壁 建設及びそのための方法と装置 技術分野 本発明は、建設現場において中又は間にコンクリート製垂直及び水平柱及び梁 が形成される、フォーム又はその他の安価な重合体断熱材料でできた壁を用いた 要素ベースのモジュール式建物建設の分野に関する。用語集 本書で用いられる以下の用語は、次に記す意味を有するものとする: 「ブロック」又は「断熱用ブロック」というのは、フォーム断熱材料好ましく は重合体材料の細長いブロックを意味する。 「溝形材」というのは、コンクリート梁を構成するべくコンクリートを打ち込 む型枠を意味する。 「法規」というのは、統一建築法及び適用可能な連邦、州及び地方の建築法規 を意味する。 「ジョイスト又はトラス」というのは、1つの構造物の床又は屋根を支持する のに用いられる木製I形梁又はその他のあらゆる構造物構成要素を意味する。 「ピラスター」というのは、突出する実質的に同一の広がりをもつ横桟を含む 梁を意味する。 「鉄筋」というのは、コンクリートのために用いられ、通常銅材でできた細長 い補強用棒材のことを意味する。 「実質的に連続した打込み」というのは、コンクリートの利用可能性及び光、 温度などの受諾可能な作業条件を仮定して、完成するまで実質的に連続して実施 されるコンクリート打込みを意味 する。背景技術 住宅及び小規模建物を建設する従来の高技能を要する労働集約的方法を避ける ための比較的安価な製造技術を開発するべく数多くの試みがなされてきた。熟練 していない労働者により比較的迅速に組立てることのできる安価な材料が実施可 能であるかぎりにおいて、土地及び建設材料に投資される金銭及び労働の両方に ついての付随コストと共に建物建設の所要時間は著しく減少させることができる 。 先行技術は、従来使用されてきた建物建設の時間集約的及び熟練労働集約的技 術を避けようとして、数多くの異なる方法を教示している。しかしながら、これ らのアプローチは、建物建設に使用される労働力、時間及び高価な材料を充分最 小限におさえるものではなかったことから、その成功は制限あるものでしかなか った。これらのアプローチは、過度に緩慢でかつ高価なものであったのである。 比較的安価な住宅その他の建物を建設するための有利な技術の1つは、Kinard に対する米国特許4,532,745 号の中で記述されている。この特許の中では、コン クリート及びポリスチレンフォームブロックの壁の建設が例示されている。各ブ ロック内で、円筒形の垂直に延びるアパーチャーが成形又は形成される。フォー ムブロックの各コースは、U字形の木製溝形材によりその垂直方向に最も近いコ ースから分離されており、この木製溝形材には全体にフォームブロック内のコア 又はアパーチャーと心合せした状態でコアホールがあけられている。木製溝形材 は、ブロックを間隔どりするのに用いられ、垂直に心合せされたブロックの間の 空間内で水平な矩形梁を作り上げることを可能にし、シートロック又 はサイディングをとりつけるための締めつけ用表面として作用する。 Kinardの特許の中では、水平鉄筋がコンクリート溝形材内及び垂直柱内に位置 づけされている。 Kinardでは、フォームブロック及び木製溝形材の単一コースが形成され、木製 筋かいにより合わせて保持され、鉄筋が挿入され、一度に1コースずつコンクリ ートが打込まれる。1つのコースが形成される前に、各アパーチャー内に1本の 鉄筋が挿入され、現場で重ね継ぎされ、鉄筋全体の上にフォームブロック及び木 製溝形材が置かれる。この工程を各コースについて反復する。各々のコースは、 コンクリート打ち前に筋かいを受け、その他のコースと心合わせされなくてはな らない。 Kinardにより開示されている方法及び構造は、有用なものではあるが、組立て 及び建設の効率がなお低すぎることから、商業的には非実用的である。その上、 Kinardの方法及び構造のいくつかの特徴は、適用法規の基準を満たさない構成を 作り出す。Kinardの構成及び方法の制約条件としては、以下のようなものが挙げ られる: 1.各コースを個別に打設することに関与する出費及び不都合。 2.コンクリートの打設及び凝結の前及び途中で、断熱用ブロックを所定の場所 に保持するべく細長い筋かい構造を建設する必要性。この筋かい構造はコンクリ ートを打設するのに必要な足場の設置及び動きを制限する。 3.給配水設備及び電気導管を適切に場所設定する能力の欠如。 4.コンクリートが打設された時点で漏れを防止するために目地コーナーを密封 するための教示が欠如。 5.法規の規定要件を満たすやり方での鉄筋の使用を可能にする ための教示が提供されていない。 6.提案されている壁の高さにある鉄筋の使用又は各コースで鉄筋を手で重ね継 ぎすることを必要とし、この工程を労働集約的なものにしている。 7.連続するブロックコースを互いに水平に心合せするための教示が欠如してい る。 8.水平又は垂直方向のいずれかで壁構造に給排水配管を施すための方法が提供 されていない。 9.壁建設プロセス又は最終的壁組立ての中に構造的支持コンポーネント又は要 素を容易に統合させる能力が欠如している。 Gibbar, Jrに対する米国特許5,038,541 号は、重合体フォームの外部シートと 離散的重合体内部フォームスペーサーが1つの鋳型を形成する、打設コンクリー ト型枠の構成を示している。コンクリートは鋳型の中に打込まれ、硬化させられ る。この構造及びシステムは、組立てが煩雑で時間のかかるものであり、Kinard の特許と同じ制約条件のいくつかを有している。 Terkl に対する米国特許4,731,971 号は、打設コンクリートの挿入のため現場 で組立てることのできるポリスチレン−コンクリートパネルの予備成形された枠 組が関与する、打設コンクリート壁を作り上げるための構成が示されている。建 設現場への予備成形パネル要素の運搬が関与するTerkl の発明は、扱かい及び使 用が不便でわずらわしいものである。 Meilleurに対する米国特許4,742,659 号は、複雑でわずらわしくしかも高価な 鉄筋連結棒を使用することにより、コンクリートを打設する前にインターロック しなくてはならないプラスチックフォームコンポーネントで作られた壁モジュー ルを示している。ここでもこの構成は費用がかかりわずらわしいものである。 McCarthyに対する米国特許4,981,003 号は、ポリスチレン型枠内に内蔵された ツーバイフォー間柱の構造部材を含む発泡ポリスチレンビーズの壁パネルを示し ている。この構成は、壁構造に構造的無欠性及び強度を提供するためのコンクリ ートの使用を考慮していない。背景技術 比較的安価な壁構造を形成するための先行技術に基づく技法は、数多くの例に おいて、なかんづく以下の理由により非実用的でかつ経済的に制限されている: a.これらは架設が困難であり、往々にして組立て及び打込みプロセス中所定の 場所にそれらを保持するのにわずらわしく、高価でかつ時間のかかる筋かい手段 の架設、及びこれらの重く費用のかかる筋かい手段の除去及び保管を必要とする 。 b.いくつかの例において、これらはコースの形で形成されコンクリート打設さ れなくてはならず、そのためプロセスは望まれる以上に緩慢でかつ高価なものと なる。 c.往々にして、構成は適用法規と適合しない。 d.壁構成は、別途とり扱う必要のある給排水設備又は電気導管及び配線のため の適切な備えを含んでいない。 e.これらは、内側のシートロック又はプラスターボード及びビニル又はその他 の外部サイディングといった内部及び外部の壁被覆材を容易に吊下げるための設 備を提供していない。 f.これらは往々にして、製造・組立てコストの高い比較的特注のコンポーネン トを必要とする。 g.これらは、コンクリート打設時の「吹出し」を防ぐため、目地及びコーナー をキャッピングするための容易な手段を往々にして提供していない。 h.床及び屋根のジョイスト及びトラスを壁構造にとりつけるための適切な構造 及び手段を提供していない。 i.壁全体の高さである単体構造の鉄筋を往々にして必要とし、建設プロセスを 使用の困難なものにしている。 j.壁の建設中に壁の中に構造耐力柱を組込むための適切な手段を提供していな い。発明の開示 本発明はいくつかの態様をもつ。すなわち 1.コンクリート梁を打設するのに使用される規格化されたつなぎ梁及びピラス ター溝形材、重ね継ぎ及びエンドキャップ。溝形材、重ね継ぎ及びエンドキャッ プは比較的製造が安価であり、設置及び架設が容易で、密封した構造を提供する ため、コンクリート打設中の吹出しを避けかつ高価な筋かいコンポーネント又は システムの必要性をなくする。 2.架設が比較的安価が有効でありしかも床及び天井のジョイスト及びトラスを 容易に支持し内部及び外部の壁表面をとりつけるための一体型手段を提供する壁 構成。 3.シートロック内部壁及び外部サイディングの表面の下方に接続箱及び電気及 び給排水設備の配線及び導管を吊るための一体型リセスを含む壁構成。 4.全ての内部及び外部壁型枠が迅速に架設され次に実質的に連続した打込みで 完成されるようにし、従って、実施が容易で迅速かつ比較的安価である建物用壁 を建設するための方法。 5.壁支承及び床及び屋根の支承が直接構成内に組込まれるようにし、望ましい 場合には壁組立てプロセス及び最終的な壁構成の中に構造用柱を組み入れるため の適切な手段を提供する壁構成。 6.シートロック又はサイディングをとりつけるためのアンカーを含む壁構成。 7.水平方向及び垂直方向に同時に「正確性」(下げ振り)について容易に調整 できるように、壁構造を容易に芯合せするための断熱用ブロックの相互連結手段 、及び断熱用ブロックの垂直及び水平方向の心合せを提供する、インターロック 用つなぎ梁溝形材構造。 8.架設プロセス中ブロックを筋かいで強化し安定化させるため及びコンクリー トの打込みの前、途中及び後に断熱用ブロック及びインターロック用溝形材を最 終的に精確に調整するための容易にとりつけ可能で再使用可能なシステムを含む 壁構成。 9.一体型扉及び窓フレーム及び、望ましい場合には、最終的アセンブリをいつ でも収容できる状態で架設中に形成できる構造用柱を含む壁構成。 10.架設に先立ち本発明の壁構造全体のための水準基準を作り上げるよう、1つ の構造の地下室又は一階フーチング内に打設された、つなぎ梁溝形材及びそれを 調整するための手段。 11.各床レベルで又は壁全体の架設の後に断熱用ブロックアパーチャ内に法規が 要求する垂直鉄筋をレトロフィッティングさせることを可能にして断熱用ブロッ ク及びつなぎ梁溝形材架設を単純化するつなぎ梁タイ。 12.構造的支持柱を組込むよう容易に適合される壁構成。発明の要約 1.つなぎ梁とピラスター溝形材。 本発明の1つの態様は、つなぎ梁とピラス ター溝形材にある。これらの溝形材は、生産が比較的安価で、組立てが容易で、 しかも組立てられた時点でコンクリート打込みの圧力に耐える閉鎖構造を提供す る型枠である。溝 形材構造は鉄筋を容易に方向づけし、従ってこれらの鉄筋は構造上の強度を得法 規の規定要件を満たすよう適切に位置づけされることになる。あらゆる形状及び サイズの建物のために、水平つなぎ梁、垂直つなぎ梁及びピラスターのための3 つの基本的溝形材構造(及び適切なエンドキャップ及び重ねつぎ)が使用される 。本発明のつなぎ梁及びピラスター溝形材は、断熱材料の隣接するブロックと係 合しこれを支持しかつそれ自体適切なタイにより合わせて保持されている間隔ど りされた溝形材要素を含んで成る。タイは、断熱用ブロック内で適切な位置で鉄 筋と係合しこれを支持するように心合せされている。 本発明の好ましい実施態様においては、垂直な溝形材は、コンクリートの垂直 つなぎ梁を作り上げることを可能にし、さらにしっかりと構造のコンクリート要 素を統合している。垂直つなぎ梁は、給排水設備の導管、電気配線などのための 垂直リセスを提供するべく断熱用ブロックの内部及び外部表面との関係において 引込んでいる。垂直つなぎ梁は建物の階の高さ全体にわたって延びている必要は ない。これらは、床レベルの電気アウトレットを収納するためだけのものである 場合、上向きへの途中一部分だけに延びていてもよい。又これらは、壁付け式点 灯器具が必要とされるか又は給排水設備がつなぎ梁リセス内にとりつけられる場 合、さらに高く延びることになる。垂直つなぎ梁は同様に、それがコンクリート の構造用耐力柱として用いられることになっている場合、最大高さまで延びるこ ともできる。この場合、タイの長さは形成されるべき柱全体の実際のサイズに対 応することになり、突出する部分には寸法用材又は適切なサイズのプレハブパネ ルが充てんされることになる。 溝形材によって形成されるコンクリートの水平及び垂直つなぎ 梁は、断熱用ブロックよりも狭く(耐力柱が作り出されるのでないかぎり)、か くしてリセスがつなぎ梁のところでブロック間に具備されるようになっている。 給排水設備導管、電線、電気接続箱などがこれらのリセスの中にとりつけられて いる。このことはすなわち、ブロックの内部表面に対して同一平面上にウォール ボードを吊ることができ、又サイディングといった外部装飾用被覆材をブロック の外部表面に対して同一平面内に吊ることができ、しかも電線、給排水設備及び 接続箱を吊るための別途余裕をもたせる必要はない、ということを意味している 。 2.ピラスター梁。 各々の床レベル及び屋根レベルのために、ピラスター梁の 構成が具備される。この構成は、2つの用途に用いられる。まず第1に、ピラス ター梁溝形材は、各々の床又は屋根レベルで内向きに延びる打ち込み用唇状部を 提供する;これは、壁構造全体に対するコンクリートの導入のためのアクセス部 域である。このようにして、コンクリートをピラスター内に打込むことができ、 アパーチャー及び溝形材の壁構造全体が流動的連絡状態にあるため、異なる時点 で壁のさまざまなコースを打込む必要はない。従って、たった一日で実質的に連 続した打込みで建物の壁構造全体を形成することができ、時間と費用が節減され ることになる。ピラスターは同様に、内向きに突出するコンクリート唇状部を提 供し、これが床及び天井のジョイスト及びトラスを支持することになる。本発明 の一実施態様においては、コンクリートが完全に凝結する前に、床及び天井のジ ョイスト及びトラスをとりつけるのに用いられるアンカープレートを、ピラスタ ーを形成するコンクリート内に固着させ、これらのアンカープレートを固定させ る。床及び天井のジョイスト及びトラスはその後、コンクリートピラスタによっ て支持された状態で、これらのアンカープ レートにしっかりと固定される。 3.壁構造。 本発明の壁構造は、水平なコンクリートつなぎ梁によって相互連 結された間隔どりされた円筒形コンクリート柱を含んでいる。好ましい一実施態 様においては、垂直コンクリートつなぎ梁は水平つなぎ梁を連結する。断熱用ブ ロックは、つなぎ梁と柱の間及びその中の空間を占有する。断熱用ブロックの垂 直面はコンクリート梁の内部及び外部表面を超えて延び、つなぎ梁において水平 及び垂直リセスを構成する。リセスは、給排水設備の導管、電線、接続箱などを とりつけるための部域を提供する。垂直パイプがピラスター溝形材(適切にせん 孔された穴を通して)内に挿入され、その中を走行し、電線がピラスター溝形材 のまわり及び床のジョイスト又はトラスの間を走行する。 コンクリートの柱及び梁の全ての中で中央に位置づけられているのは、鉄筋で あり、この鉄筋は、適用法規を満たす構造的な単体構造壁及び建物の構成を提供 するべく場所設定されている。 4.壁アンカー。 壁構成は、端部突起を伴うプラスチックの壁アンカーを含む 。これらのアンカーは、断熱用ブロックの中に水平に挿入され、その中の柱を形 成する円筒形アパーチャーの中へと突出する。コンクリートが打込まれる前に内 部及び外部のプラスチックアンカーが挿入され、かくしてアンカーは断熱用ブロ ックの比較的柔かい材料の中を容易に通過するようになっている。従ってこれら のアンカーは、打込まれ養生された後のコンクリートの中にしっかりと定着され る。アンカーは、それに締め込まれたクギ又はネジによりサイディング及びシー トロックをとりつけるための安全な表面を提供する。 5.方法。 本発明は、以下の段階が関与する、断熱用ブロックとコンクリート の壁を作り出すための方法を含んでいる: a.L字形の鉄筋を伴って水平つなぎ梁溝形材のコースを含み、コンクリート打 込み前に設置され水準測量されるコンクリートの地下室又はフーチングを建設す る段階; b.つなぎ梁溝形材の第1のコースの中に設置された状態でしかも鉄筋のだぼ全 体にわたり、前記地下室又はフーチングの周囲に、円筒形垂直アパーチャーが中 を貫いて延びるブロックの複数のコースを設置する段階、 c.前記ブロックの垂直表面から内向きに間隔どりされた閉鎖した水平リセスを 構成するべく、垂直に間隔どりされたブロックのコースの間に溝形材を挿入する 段階、 d.各々の床レベル及び屋根レベルで突出するピラスターを除いて、閉鎖システ ムを構成するべく前記ブロック及び溝形材を密封する段階;及び e.前記ピラスター内、ひいては前記溝形材及びアパーチャー内に実質的に連続 してコンクリートを打込み、コンクリート単体構造を作り上げる段階。 本発明の好ましい実施態様においては、鉄筋は、組立てられるにつれて水平つ なぎ梁溝形材の中で中央に場所設定される。鉄筋は、壁構造が架設された後、た だしコンクリート打込みの前に、ブロック内の垂直アパーチャ内に挿入される。 本発明の好ましい実施態様においては、つなぎ梁及びピラスター溝形材はイン ターロックされ密封されて、流動的連絡状態にある実質的に閉鎖された実質的に 単体の構造を形成する。コンクリート打込みの前及び途中で壁型枠に対し安定性 を提供するため、地面からつなぎ梁溝形材構造の内部表面及び外部表面に対しガ イワイヤー又はロープが解除可能な形でとりつけられて、壁構造をしっかりと固 定し壁構造の最終的調整手段を提供する。このとき、 ガイワイヤー又はロープは、ひとたひコンクリートが打込まれ凝結したならば、 再利用のため容易に除去される。 本発明の好ましい実施態様においては、数多くの細長く釘状の熱可塑性アンカ ーが断熱用ブロックを通して挿入される。各々のアンカーは、ブロックの表面上 に重なる頭部と円筒形アパーチャー内に突出する先端を有する。コンクリートが 凝結した時点でアンカーの先端はコンクリート内に固定される。このとき、シー トロック又はサイディングをプラスチックアンカーにネジ又はくぎで留めること ができる。 本発明のもう1つの好ましい実施態様においては、アンカープレートといった 適切な手段が、床及び天井のジョイスト及びトラスのためのピラスター内に挿入 される。このアンカープレートは、コンクリート打込み前か又はコンクリート打 込み後でただしそれが完全に凝結した後に、所定の場所に置きピラスター上にと りつけることが可能であり、かくしてアンカープレート用の締めつけ手段は、ピ ラスターの部分的にのみ凝結したコンクリートの中へ容易に押し込むことができ るようになっている。こうして、コンクリートが完全に硬化した後、締めつけ手 段を手でハンマー打ち又はネジ込みする必要がなくなる。このようにして、アン カープレートは、最小限の応力でコンクリート内にしっかりと固定される。その 後、ジョイスト又はトラスは、コンクリートが完全に凝結した後アンカープレー トにくぎ又はその他の方法で締めつけられる。発明の利点 本発明は、なかんづく以下のような利点を提供する: 1.手頃な価格の住宅を建設するための比較的低コストの内部及び外部壁構成。 2.低コスト材料の規格化されたコンポーネントを使用することから、本発明の 壁構造に対する材料コストは比較的低い。 3.本発明の壁構造のための架設コストは、比較的低い。 4.架設は、不熟練労働者を使用して比較的迅速に行なうことができる。 5.本発明は、完全な内部及び外部建物壁構造型枠をまず架設することを可能に し、その後、通常たった一日で実質的に連続した打込みにおいてコンクリートを 打設することができる。 6.本発明の構成によると、比較的低い材料コストで適用法規の規定要件を満た す極めて強い単体構造を提供するべくコンクリート梁、鉄筋及びコンクリート柱 を建設することが可能となる。 7.本発明のピラスター溝形材構成によると、壁構造を、単一の実質的に連続し た打込みで打設することが可能となる。これによると又、コンクリートが打込ま れ部分的に凝結した後、ただしそれが完全に凝結する前に、ピラスター内に挿入 された締め具によりしっかりと床及び天井のジョイスト及びトラスを固定するこ とが可能となる。 8.本発明の壁構造は、作りつけのプラスチックアンカーを有し、これはプラス タボード及びビニルサイディングといった内部及び外部の装飾的壁表面の容易な とりつけを提供する。 9.本発明は、つなぎ梁において、及び断熱用ブロックの内部及び外部表面の下 にリセスを作り出す。これらのリセスにより、ウォールボード及びサイディング といった表面カバーの隣接するとりつけと干渉することなく、又多大な付加的支 出を生み出すことなく、ブロックの表面の下に給排水設備導管、電気配線、接続 箱などを取りつけることが可能になる。 10.本発明の壁構造及び方法は、鉄筋が最適な形で利用され最適 な構造的補強を提供するようにコンクリート柱及び梁の中への鉄筋の正確な設置 を可能にし、溝形材のためにタイ内のアパーチャの中に鉄筋を通すことによって 、壁構造全体が架設された後ブロック内で鉄筋を所定の位置に挿入することを可 能にする。発明の目的 従って、本発明の目的は、比較的的コストで手頃な価格の住宅を作り上げる見 通しを著しく改善する壁構成及び方法を提供することにある。 本発明のさらにもう1つの目的は、安全で頑丈でしかも適用法規を全て満たす 手頃な価格の住宅を提供することにある。 本発明のもう1つの目的は、頑丈で魅力的な基本構造を提供する一方で、比較 的低コストの材料及び不熟練労働者を利用する壁構造及び方法を提供することに ある。 本発明のさらにもう1つの目的は、標準的なプレハブの断熱用ブロック及びつ なぎ梁及びピラスター溝形材コンポーネントを用いて、比較的迅速かつ容易に組 立てることのできる壁構造及び方法を提供することにある。 本発明のもう1つの目的は、一回の実質的に連続した打込みで建物壁構造全体 のためのコンクリートを打設することのできる壁構造及び方法を提供することに ある。 本発明の付随する目的は、床及び屋根のジョイスト及びトラスをコンクリート 構造の中にしっかりと締めつけることができるようにする壁構造及び方法を提供 することにある。 本発明にさらにもう1つの目的は、ウォールボード及びサイディングといった 外部表面を締めつけする目的で壁に対する容易な締めつけアクセスを提供するべ くコンクリートの中に埋め込まれるプラスチックアンカーを内蔵する壁構造を提 供することにある。 本発明のもう1つの目的は、壁構造内に扉及び窓のアセンブリのための開口部 を形成することにある。 本発明のさらなる目的は、壁構造のための容易に設置される再利用及び調整が 可能な筋かいを提供することにある。 本発明のさらなる目的は、例えば大きな窓壁を許容するか又は大梁をとりつけ るのに必要とされる場合に、大梁を支持することになるコンクリート柱を作り上 げるように容易に壁構造を適合できるようにすることにある。開放空間が床レベ ルにおいて組込まれている場合、大梁は必要とされない。 本発明のこれらの目的及びその他の目的は、添付図面に照らし合わせて考慮し た場合、明らかになることだろう。図面の簡単な説明 図面中、 図1は、本発明に従った、L字形鉄筋のだぼで充てんされた水平つなぎ梁溝形 材の初期コースを内蔵する堀削されたフーチングの断片的傾斜図である。 図2は、水平つなぎ梁溝形材の一部分分解された斜視図である。 図3は、水平つなぎ梁溝形材の端面図である。 図4は、中心間16インチの円筒形アパーチャを伴う、本発明に従った断熱用 ブロックの斜視図である。 図5は、図4に類似しているものの中心間8インチの円筒形アパーチャを有す る断熱用ブロックの図である。 図6は、本発明のピラスター溝形材の部分的に剥ぎとられた斜視図である。 図7は、図6のピラスター溝形材の端面図である。 図8は、本発明の一階建垂直つなぎ梁溝形材の斜視図である。 図9は、半階垂直梁溝形材の図8に類似した図である。 図10は、本発明の形成された壁の一断面の斜視図である。 図11は、断熱用ブロック及び溝形材部材が一部除去された状態の図10に類 似した図である。 図12は、窓開口部を有する本発明に従った壁の壁の断片的斜視図である。 図13は、本発明に従った扉開口部を伴う壁の断片的斜視図である。 図14は、ピラスター及び水平つなぎ梁重ね継ぎと分解した形で示す。図10 に類似の斜視図である。 図15は、本発明の水平つなぎ梁重ね継ぎの後部の斜視図である。 図16は、図15の水平つなぎ梁重ね継ぎの前部の斜視図である。 図17は、給排水設備のパイプ又はスリーブの挿入を可能にするべく中に2つ の穴があけられた状態のピラスター梁重ね継ぎの斜視図である。 図18は、後部ピラスター溝形材重ね継ぎの斜視図である。 図19は、図26に示されたピラスター溝形材セグメントの端部を密閉するた めのエンドキャップの斜視図である。 図20は、水平つなぎ梁溝形材のためのエンドキャップの斜視図である。 図21は、相対するピラスター溝形材エンドキャップの斜視図である。 図22は、ピラスター溝形材の一部分解した端面図である。 図23は、水平つなぎ梁溝形材の一部分解した端面図である。 図24は、垂直つなぎ梁溝形材の一部分解した上面図である。 図25は、2重ピラスター溝形材の一部分解した端面図である。 図26は、図40に示されている通り、コーナーを形成するために使用された ピラスター梁端部部材の一部分解した端面図である。 図27は、垂直つなぎ梁溝形材の中をのぞき、給排水設備及び電気配線が挿入 された状態のリセスを示し、法規を満たすべく垂直及び水平鉄筋の設置を示す、 本発明の壁構造の断片的断面図である。 図28は、電気配線が挿入された状態で、法規を満たすべく水平及び垂直鉄筋 の設置を示す、水平つなぎ梁溝形材を断面で示した図27に類似した図である。 図29は、床及び屋根トラスが挿入された状態での、本発明に従った一部分組 立てられた建物の斜視図である。 図30は、コンクリート打込み後の、水平つなぎ梁と断熱用ブロックが挿入さ れた状態でのフーチングを示す、フーチングを通った部分的断面図である; 図31は、ガイターンバックルがとりつけられた状態で、横断面でピラスター 梁構成を示す、図30に類似した断面図である。 図32は、壁の水平つなぎ梁断面を示す、図31に類似した図である。 図33は、壁上のシートロックの取付けを示す、図32に類似した断片的図で ある 図34は、アンカープレートが挿入されトラスが取りつけらた状態でフーチン グ及び2つの階を示す、コンクリートの打設及び凝結後の壁構造の断片的垂直横 断面図である。 図35は、ピラスター地下凍結壁がレンガ棚として役立ち、ガイラインがとり つけられた状態での、2階建のスラブ−オン−グレード構造の部分的垂直横断面 図である。 図36は、ガイラインがとりつけられた状態で、床及び外部デッキを支持する ことのできる2重ピラスター形態をもつ地下室構造を伴う立上げられた平屋を示 す。図34に類似した横断面図である。 図37は、扉インサートを伴う本発明の壁構造の部分横断面図である。 図38は、細長い窓のインサートを伴う本発明の壁構造の部分断面図である。 図39は、標準的窓のインサートを伴う図38に類似した図である。 図40は、2つの突き合わさったピラスター溝形材の連結を示す、ピラスター 溝形材における本発明の壁構造のコーナーの上部平面図である。 図41は、コーナーを形成する2つの水平つなぎ梁溝形材の交差点における、 図40に類似した図である。 図42は、コンクリート内に鋳込まれたフェルールに取りつけられたガイワイ ヤーを示す、建物の内部壁の部分横断面図である。 図43は、シートロック及びサイディングが取りつけられ、配線及び給排水設 備が設置された状態を示す、水平つなぎ梁溝形材の拡大断面図である。 図44は、破線で鉄筋を示す、本発明の代替的タイ構成の斜視図である。 図45は、鉄筋を伴わない図44と類似の図である。又 図46は、構造的耐力性を作り上げるよう適合された垂直つなぎ梁溝形材の断 面図である。最も優れた本発明の実施態様 本発明は、要素ベースの内部及び外部モジュール式壁構造、壁構造を作り出す ための方法及び壁構造内の改良に関する。壁構造は、現場打ち鉄筋コンクリート 柱及び梁を含むポリエチレンフォーム又はその他の断熱材料のブロックで構成さ れている。コンクリート柱及び梁は、壁の構造的要素であり、断熱用ブロックは 柱のための型枠として作用し、究極的建物の壁を断熱する。 ここで例示する説明は一般的に以下に見られるとおり外部壁構造に向けられて いるものの、外部壁構造は、1つの建物を形成するべく同様に本発明に従って作 り出された内部壁構造と組合わせられているということに留意されたい。本発明 の方法及び物品は、低コストの一世帯及び多世帯住宅、車庫、倉庫建屋、商業建 屋及びほぼあらゆる種類の用途のための構造物を作り上げるのに使用できる。こ れらは、世界中のあらゆる気候及び地理的地域において建設可能である。 壁構造の基本的要素は以下の通りである: 1.水平及び任意には垂直のつなぎ梁溝形材。 これらの溝形材は、垂直コンク リート柱及び望まれる場合には垂直コンクリートつなぎ梁を固定するコンクリー トの水平つなぎ梁を形成するための型枠として作用する。水平溝形材は全体とし て100という番号で、又垂直溝形材は300という番号で呼称されている。 2.ピラスター溝形材。 ピラスター溝形材300は、あらゆる床及び屋根ライ ンで使用される、特殊化されたタイプのつなぎ梁溝形材である。これらは2つの 機能を果たす。まず第1に、これらは、実質的に連続した打込みで構造全体が打 設されうるようにするコンクリート打設用の導管を提供する。第2に、コンクリ ートが打込まれ凝結した後、床及び屋根のジョイスト及びトラスが直接ピラスタ ーによって又好ましくはピラスターのコンクリート 内に締めつけられコンクリート打設前又はコンクリート凝結中に挿入されたアン カープレートによって支持されるようにする。 3.重ね継ぎ及びキャップ。 これらは、交差するつなぎ梁とピラスター溝形材 を連結するつなぎ梁及びピラスター溝形材の重ね継ぎ部材400及び500(重 ね継ぎ)、及び、ピラスター溝形材での打設アクセスのため以外つなぎ梁溝形材 と断熱用ブロックの閉鎖密封した構造が作り出されるようにエンドキャップ部材 として作用する部材440、460、560及び570(キャップ)である。か くしてコンクリートが打設された時点で、コンクリートは漏れることなく、封じ 込められて断熱用ブロックのアパーチャー内及びつなぎ梁とピラスターの溝形材 内の開口部を通って流れることになる。 4.壁アンカー。 これらのアンカー710は、断熱用ブロック50又は60材 料を通して円筒形柱アパーチャ52又は62の中に挿入されアパーチャ内に突出 する先端部を有する標準的な市販のプラスチックアンカーであってよい。コンク リートがひきつづき打設され凝結した時点で、好ましくは突起のあるプラスチッ クアンカーの先端部はコンクリート中にしっかりと締めつけられている。断熱用 ブロックの表面上で同一平面内にプラスチックアンカーの頭部が存在し、これは 、アンカー内に締め込まれるネジやくぎを使用してキッチンのシンクブラケット 又は屋外の照明器具といった構造要素やサイディング又はウォールボードを本発 明の壁構造に対し取りつけるための締めつけ用表面として役立つ。 5.断熱用ブロック。 これらのブロック50及び60は、標準サイズで市販さ れている好ましくはフォームビースーポリスチレンといった断熱用材料の標準的 形材である。これらのブロックは、複数の機能を果たす。まず第1に、これらは 、壁の構造的強度の 大部分を提供する垂直円筒形コンクリート柱を成形するための型枠として役立つ 。第2に、フォームは高い「R」値を有することから、断熱及び防音材として役 立ち、建物は充分断熱されていることからその建設効率が良くなる。第3に、こ れらは、、シートロック及びサイディングを取りつけるための表面として作用す る。 6.鉄筋。 鉄筋28は、好ましくは標準的な市販の細長く円筒形の棒鋼である 。これらは垂直柱の内側及び梁及びピラスター溝形材の中に取りつけられ、コン クリート柱、つなぎ梁及びピラスターの形に形成されて補強を提供しかつコンク リート壁構造のコンポーネントを法規の規定要件を満たす単体の耐荷重構造の形 に構造的に結び合わせる。 7.窓及び扉ユニット。 これらは好ましくは、建物の構造を補完するべく、壁 構造内で適切に構成されたアパーチャの中にとりつけられる標準的な市販のユニ ット又はアセンブリである。要素の詳細な説明 1.水平つなぎ梁溝形材。 図1は、本発明の水平つなぎ梁溝形材を示している 。各々の水平つなぎ梁溝形材100は3つの離散的コンポーネントを有する、す なわち a.前方つなぎ梁溝形材部材120; b.後方つなぎ梁溝形材部材120;及び c.多数のタイ160。 前方及び後方溝形材部材120は同一であるが、つなぎ梁溝形材を作り上げる のに用いられる場合、1方は他方とは逆転させられている。各々の溝形材部材1 20は、5つの面で構成されている。相対する垂直フランジ122及び130は 、水平部材124及び128及び垂直部材126から成るC字形連結形材によっ て相互連結される。 一方では部材124及び126又他方では部材126及び128という両部材 間の各々の内部直角湾曲部において、フラップ134により閉鎖された間隔どり されたスロット132が存在する。これらのスロットは中心間8インチで位置設 定されている。フラップ134は、以下で記述する通りタイ部材160の脚部1 62又は164の挿入により移動させられるまで、コンクリートの漏洩を防ぐた め通常は閉鎖されている。 本発明の好ましい実施態様においては、フランジ122a及び130aの高さ は11/2インチであり、中央フランジ部材126の高さは6インチである。唇状 部124及び128は11/2インチの好ましい深さを有する。各溝形材部材12 0の長さは8フィートである。各々の溝形材部材120は、望ましくは、1イン チの垂直フランジ122b及び128bを含んでいる。フランジは、以下で記さ れている通り給排水設備及び電気用リセス160のためのシートロックカバーを とりつけるのに使用される。 図2に図示されているように、タイ160の各々は、垂れ下がった脚部対16 2及び164及び中央部材166を有する。中央部材の中央には、縁部近くの断 面172と内部断面174をもつL字形スロット170がある。各スロット17 0は、それが最高3本の垂直鉄筋をぴったりと収納し、鉄筋が壁構造内に挿入さ れた時点で鉄筋を誘導するのに役立ちしかも、コンクリートが充てんされた時点 で図31に示されているように円筒形のコンクリート柱8及び10を構成するブ ロックアパーチャー52及び62の中心に垂直に心合せした状態で鉄筋を保持す ることになるような寸法(鉄筋の直径よりもわずかに広い)のものである。スロ ット170は、鉄筋を誘導し、方向づけし所定の位置に保持する。タイ160は 又、2つのつなぎ梁溝形材部材120を適正な空間的 関係で合わせて固定する。水平溝形材部材120及び円筒形アパーチャ52及び 62のブロック内での寸法及び場所設定は、タイ160を通して挿入された鉄筋 がアパーチャ52及び62内で中央に場所設定されることになるようなものであ る。 各タイ160の水平部材166は好ましくは、長さ5インチであり、かくして コンクリートが2つのつなぎ梁溝形材部材120の間に打込まれた時点で、矩形 断而のつなぎ梁(好ましくは5″×6″)が形成されるようになっている。 図2を見ればわかるように、各つなぎ梁溝形材の中のスロット132は、およ そ8インチ離れて場所設定されるが、交互の上下スロットのみがタイによる占有 を受け、かくして上下タイは千鳥関係で16インチ離れて場所設定されるように なっている。同様に、重ね継ぎ(又はエンドキャップ)(以下に記述する)をつ なぎ梁溝形材100に固定するためにも、つなぎ梁の上面の各端部にもタイが望 まれる。かくして、水平つなぎ梁溝形材は、組立てられキャッピングされた時点 で、フランジ122及び130内部でつなぎ梁溝形材の下及び上にぴったりと断 熱用ブロックを収納することになる単体構造を形成する。 つなぎ梁溝形材部材120が断熱用ブロックより上に設置されようとする場合 、タイ160はまずスロット132を通して所定の場所にハンマー打ちされ、間 に締まりばめを作り上げる。所定の場所にハンマー打ちされるにつれて、ポイン ト166が閉鎖フラップ134を移動させる。中を通って突出するタイ脚部をも たない前記スロット132はフラップ134によって閉鎖される;こうして、コ ンクリート打設時にスロットを通してコンクリートが漏出することが妨げられる 。 図44は、代替的なタイ構成160′を示す。タイ160′は、 2本の鉄筋を誘導し収納するようスロット170′を伴う平坦なストラップであ る。タイ160′は、ネジの挿入のため各端部に1つずつのアパーチャ168′ を有する。こうして、タイを溝形材部材の中にネジ込むことが可能となる。この 場合、スロット132及びフラップ134を、溝形材部材の中に形成する必要は ない。 タイ160′は、破線で示されているような、2本の鉄筋の直径をぴったりと 誘導し収納するようなサイズをもつ細長い真直ぐなスロット170′を有する。 つなぎ梁溝形材部材120及びタイ160及び160′は、数多くの比較的安 価な材料で作ることが可能である。本発明の1つの好ましい実施態様においては 、つなぎ梁溝形材部材120は20ゲージの板金で作られ、タイ160又は16 0′は12ゲージの板金スタンピングで作られている。本発明のもう1つの好ま しい実施態様においては、つなぎ梁溝形材120及びタイ160及び160′は 、市販のポリ塩化ビニル又はその他の熱可塑性材料の押出し成形で形成される。 これらの材料は同様に、垂直つなぎ梁及びピラスター溝形材部材及びタイのため にも使用される。 水平、垂直及びピラスター溝形材の溝形材部材を締めつけるために別々のタイ を使用することが好ましいものの、単体射出成形形材といった単体構造の形でタ イ及び溝形材部材を形成することは本発明の範囲内に入るものである。こうして 、溝形材部材を組立てる上での労働力が削減されることになる。 水平つなぎ梁溝形材部材120は、標準的な8フィートの長さで作られる。こ れらは、建設中の建物の特定の内部又は外部壁寸法を収納するため、及び扉又は 窓のための適切な開口部を形成するため、のこぎりで切断することが可能である 。 2.ピラスター溝形材。ピラスター溝形材200の構造は、図6及び6′に見ら れる。各々のピラスター溝形材は5つの要素を構成する。すなわち、 a.内部ピラスター溝形材部材210; b.外部ピラスター溝形材部材240; c.下部ピラスタータイ部材160; d.上部ピラスタータイ部材260;及び e.ピラスターより上にブロックの1コースを付加する場合、山形材280が必 要とされる 床又は屋根を支持しなければならない場合にはつねに、ピラスター溝形材が使 用される。ピラスター溝形材は2つの機能を果たす。これらは、断熱用ブロック 内の円筒形アパーチャ52及び62及びつなぎ梁溝形材100及び300の中に コンクリートを打設する時に通る導管である。これらは又、床及び屋根のジョイ スト及びトラスのための支持表面としても機能する。 外部ピラスター溝形材240は、中央断面246が部材120の高さの6イン チに比べ高さ12インチとかなり高くなっている点を除いて、水平つなぎ梁溝形 材部材120と実質的に同一である。その他全ての点において、これら2つの溝 形材部材は同じである。 外部ピラスター溝形材部材240は、上下の垂直に延びるフランジ242及び 250、水平に延びるウエブ244及び248そして垂直部材246で作られて いる。垂直部材246の上縁部及び下縁部に沿って、通常はフラップ234(図 示せず)によって閉鎖されている間隔どりされたスロット232が存在する。フ ラップ234はフラップ134と同様であり、タイ260の該当する脚部262 及び264が中に挿入された時点で移動させられる。 中に突出するタイ脚部をもたないスロット232はフラップ234によって閉鎖 される。このようにして、コンクリートの漏れは防止される。代替的には、スロ ット及びフラップに対する必要性は、図44のタイ構成が使用される場合避ける ことかできる。タイ間の間隔どりにより、コンクリートをピラスター溝形材の中 に打込むことが可能となる。図6に示されている通り、タイ260及び160は 、スロットと同数のタイを必要とすることなく、溝形材に対し構造的強度を提供 するべく交互に千鳥形となった関係で位置設定される。 内部ピラスター溝形材部材210は、対応する外部ピラスター溝形材部材24 2及び244と同じ寸法のものである下部垂直フランジ212及び水平ウエブ2 14を有する。しかしながら、ピラスター溝形材部材210は垂直ウエブ216 、外向きに突出する壁部材218を、垂直に延びるフランジ220及び水平フラ ンジ222と共に有している。2つのピラスター溝形材部材のフランジ220と ウエブ246の間の間隔どりは14インチである。 ピラスター溝形材200の下端部は、水平つなぎ梁溝形材120のために使用 されるタイと全ての点で同一であるタイ160によって所定の場所に保持されて いる。ピラスター溝形材の上面で使用されるタイ260は、要素220と246 の間に間隔どりを設けるべく長さが14インチであるということを除いて、実質 的に全ての面でタイ160と同じである。タイ160内のスロット170と同じ 形状及び寸法をもつスロット270は、壁部材246からスロット170と同じ 距離のところに位置設定され、かくしてスロット170及び270は場合に応じ て円筒形アパーチャー52又は62の中心内へ垂直に心合せされた状態で中を通 る鉄筋を誘導し保持するようになっている。 ピラスターを形成するにあたり、ピラスターの上部横桟は、望ましくはピラス ターのベースの幅の少なくとも約1.5倍の幅をもつ。 適切なネジ又はリベットを用いて、タイ部材260に対する脚部282のとり つけにより、山形材280を締めつける。山形材280の目的は、フランジ25 0及び284の間にはさまれた形で、断熱用ブロックの次のコースを所定の場所 に保持することにある。垂直フランジ284は、ピラスター溝形材部材240の 垂直ウエブ250と垂直に心合せされた状態にある。屋根ピラスター溝形材には 、次のブロックコースは全く無く、従ってここではいかなる山形材も必要とされ ない。 ピラスター溝形材部材及びタイは、好ましくは全て同じ材料て形成されている 。1つの好ましい実施態様においては、これらは全てスタンピングされた板金で 形成されている。もう1つの好ましい実施態様においては、これらは、押出し成 形されたポリ塩化ビニルで形成されている。材料は、好ましくは、つなぎ梁溝形 材部材の材料と同じである。 水平つなぎ梁溝形材部材の場合と同様に、ピラスター溝形材部材は好ましくは 8フィートの長さで入手されるが、望ましい場合には、扉、窓及び短縮壁などの あらゆる構造的変更に対応するべく切断することも可能である。 内部壁(部屋間)又はポーチ、プラットフォーム及び外部支承を必要とするそ の他の外部張出しを作ることが望ましい場合もある。このような場合には、図2 5に示されているような2重のピラスター溝形材202が利用される。2重ピラ スター溝形材202は、図示されているとおり2つのピラスター溝形材部材21 0を有し鉄筋を心出しするのにその幾何的中心(図示せず)に鉄筋ス ロット270を伴う24インチのタイを必要とするという点を除いて、単一のピ ラスタ溝形材と同一である。ジョイスト及びトラスを、単一ピラスターについて 指示されている要領で2重ピラスターに固定し、付加的な床、ポーチなどを支持 するのに利用することが可能である。 3.垂直つなぎ梁溝形材 図8、9及び24を見ると最も良くわかるように、垂直つなぎ梁溝形材300 は、タイ360によって固定された2つの相対するつなぎ梁溝形材部材320で 構成されている。 垂直つなぎ梁溝形材部材は、中央ウエブ部材326が5″×8″のコンクリー トつなぎ梁を作り上げるべく好ましくは8インチの長さをもつという点を除いて 、水平つなぎ梁(ban→bondの誤り)溝形材120と実質的に同じ形状及び寸法 を有する。垂直つなぎ梁溝形材は、構造物の階の高さ全体を占めるべく8′6″ の長さで得られる。しかしながら好ましくは、断熱用ブロックの高さがわずか4 フィートであることから、4フィートの一定長のもの320′として製造される 。 壁に対して付加的な構造的支持を提供するためには、幅8インチ×奥行最高2 2インチの垂直つなぎ梁を作り上げることが望まれる場合がある。これは、大き な窓壁が作られるとき、又は建物内に大梁が組込まれつつあり支持部材が必要と されているときに発生しうる。このような場合には、つなぎ梁溝形材を作り出す ため8フィート6インチのつなぎ梁部材320が使用されることになるが、図4 6を見ればわかるように、5インチのタイ360に代わって、より長いタイ36 0′が使用される。タイ360の長さ、ひいては結果として得られるつなぎ梁の 奥行は、法規規定要件及びつなぎ梁により支持されるべき荷重に応じて変動する こと になる。これらのより奥行の大きい垂直溝形材部材によって作り出される開放空 間は、例えは空間を満たすべく建材をくぎ又はネジで押し込むことによって充て んされる。これは図46に例示されており、この図では、特別長いタイ360′ と共に従来の溝形材部材310が使用されている。拡げられた溝形材によって作 られた空間は、溝形材部材310にクギ又はネジで留められる寸法用木材片38 0、382及び384で充てんされる。 ブロック間の1つの場所でいかなる給排水設備もとりつけられず又床から4フ ィート以上のところにいかなる電気点灯器具も位置設定されない場合、及び垂直 つなぎ梁が構造的支持のために必要とされない場合、わずか4フィートの垂直つ なぎ梁がその階に作られることになる。給排水設備が床から床へと進まなくては ならず、壁かけ式電気点灯器具が設備されることになっているか又は構造的支持 が必要とされる場合、2つの4フィート形材及び1つの重ね継ぎ又は1つの8フ ィート6インチ部材310を用いて、2つの床の間に8フィート6インチの垂直 つなぎ梁溝形材が作り上げられる。 溝形材部材320は11/2″のカットアウト310を各々の端部に有する。こ れらは、図10に示されている通り、交差した垂直及び水平つなぎ梁溝形材が連 結された時点で、水平重ね継ぎ部材400(図15及び16)を収納するのに必 要とされる。溝形材部材320は、隣接する水平つなぎ梁溝形材部材内の重なり 合ったスロット332の中にタイ360の挿入することによって締めつけられる 。 垂直つなぎ梁タイ360は、中央部分366が中実であるという点を除いて、 水平つなぎ梁タイ160と同一である。 垂直つなぎ梁溝形材は、溝形材部材の相対する側で千鳥関係で、 タイ360の脚部362及び364がスロット332内にハンマーで打ち込まれ る状態で、水平つなぎ梁溝形材と同じ要領で構成されている。 4.キャップ及び重ね継ぎ 壁形材の端部で又は窓又は扉の開口部が作られる場所で水平及び垂直つなぎ梁 及びピラスター溝形材の端部をキャッピングするため、及び水平及び垂直つなぎ 梁溝形材の間で交差部分を重ね継ぎするため、それぞれのキャップ及び重ね継ぎ 部材が具備される。 ピラスター重ね継ぎ部材510及び540は、ピラスタ溝形材部材210及び 240と同じサイズ及び横断面形状をもつ。重ね継ぎ部材は好ましくは、図14 を見れはわかるように垂直つなぎ梁を横断して8インチの空間をしっかり橋かけ し、しかもピラスター溝形材部材210及び240に端部でしっかりと締めつけ られるように、長さ約24インチである。 ピラスター重ね継ぎ部材510は、挿入されたとき各々の側でピラスター溝形 材部材210内に8インチ延びこれと重なり合いしかも重なり合うピラスタ部材 210とピラスター重ね継ぎ部材510の中で心合せされたスロット232及び 532を通してタイ260を挿入することによって相互連結されている切欠き付 き端部512を有する。必要な場合には、建物の1つの階から次の階へパイプが 通過できるようにするため、ピラスター部材510の中にアパーチャ520か穿 孔される。 同様にして、ピラスター重ね継ぎ部材540は、後方ピラスター部材240の 端部の中に延びこれと重なり合う8インチのスロット付き端部542を有し、心 合せされたスロット232及び532の中へ延びるタイ260によって相互連結 されている。 図15及び16は、水平つなぎ梁溝形材重ね継ぎ部材400を 示す。前方及び後方の重ね継ぎ部材400は同じであり、水平つなぎ梁溝形材部 材と重なり合って心合せされたスロット132及び432内へ締めつけられたタ イ160によってとりつけられる拡張区分412を有する。垂直つなぎ梁溝形材 300′と溝形材100の全ての交差点では、水平つなぎ梁重ね継ぎ部材400 が使用される。 図21は、各ピラスター溝形材の左及び右側端部をキャッピングし、コンクリ ートフローを収納するように構成されているピラスターエンドキャップ560及 び570を示している。これは、各々の壁区分の端部で必要とされる。エンドキ ャップは、ピラスター溝形材及びエンドキャップ部材の中の心合せされたスロッ ト232及び532の中に挿入されたタイによって連結されている。 同様にして、エンドキャップ440及び460は、各々の壁区分の端部でそれ ぞれ6インチの水平つなぎ梁及び2×12インチの垂直つなぎ梁をキャッピング するように具備されている。これらはそれぞれ図20及び19、及び図41及び 図40に示されている。 図40を見るとわかるように、2つのピラスター溝形材の直角交差部分は、1 つのピラスター溝形材部材210aから2フィートの区分を切りとりそれをピラ スター溝形材部材240からの等しい長さの区分と置換することによって処理さ れ、かくしてこの壁の端部に2フィートのつなぎ梁を作り上げて垂直なピラスタ ー溝形材を収納することになる。この溝形材区分の横断面は、図26に示されて いる。 重ね継ぎ及びエンドキャップは、溝形材部材と同じ材料で作られている。 5.壁アンカー 図27及び図28は、ブロック60の中に挿入された標準的な市販のプラスチ ックアンカー710を示している。これらのプラスチックアンカー710は、地 面に断熱用材料の薄いフォームシートを定着させて断熱床を作り上げるために従 来使用されている。 その先行技術による商業的使用においては、薄いポリスチレンフォームシートは 、コンクリート床スラブの下に置かれるようになっている;シートは地面の上に 置かれ、アンカーはシートを通って押しつけられて地面の中に突出し、コンクリ ート打設に先立って断熱用シートを所定の場所に保持する。コンクリートは、打 込まれた時点で、シートの上方で凝結する。 本発明の実施においては、図示された市販のプラスチックアンカーであってよ く或いは又その他のサイズ及び形状であっもよいプラスチックアンカー710は 、必要に応じて断熱用ブロック50及び60の壁を通して押しつけられ、かくし てこれらはそれぞれ52及び62という番号の円筒形アパーチャの中に突出する ことになる。図29を見るとわかるように、好ましくは中心間16インチで、数 多くのアンカーが壁型枠のまわりに位置づけされている。コンクリートが打設さ れ円筒形アパーチャがコンクリートで充てんされた後、コンクリートは凝結し、 アンカー710をコンクリート柱の中に固定する。アンカーの平坦な外側頭部7 12は断熱用ブロックの外表面に位置し、先端部714は、場合に応じてアパー チャ52又は62の中に突出する。先端部は、コンクリートとの係合を増強する ため突起716を有する。アンカー710は、図27及び28を見ればわかるよ うに、本発明の壁構造から吊下がらせたいシートロック、サイディング又はその 他全てのものを固定するべくネジ又はくぎを挿入するためのレセプタクルとして 用いられる。本発明において使用可能なプラスチックアンカ ーはカリフオルニア州OrangeのAztec Concrete Accessories Inc.から市販され ている。 6.鉄筋 本発明の実践において使用される鉄筋は、好ましくは標準的な市販の棒鋼であ る。これらは、標準的に20フィートの長さで得られるが、わずかな追加コスト で又は全く追加コスト無しで望ましいあらゆる長さで注文することができる。法 規を満たすためには、鉄筋重ね継ぎ(2つの鉄筋のオーバーラップ)の各々の長 さは少なくとも鉄筋の直径の40倍でなくてはならない。かくして、1/2インチ の直径の鉄筋か使用される場合、鉄筋重ね継ぎの長さは、少なくとも20インチ でなくてはならない。法規では、棒鋼直径の40倍のオーバーラップが少なくと も存在しかつ重なり合う2つの鉄筋か隣接していることを条件として、鉄筋を重 ね継きすることが許されている。 本発明における鉄筋の容易なとり扱いに対応するため、又法規を満たすため、 鉄筋部材を図31に示されているように、標準的な市販の拡張クリップ752を 用いて重ね合せ連結させることが可能である。円筒形アパーチャ52及び62に おいては、重ね継ぎは、該当する場合、タイ160又は260によって所定の場 所に保持される。 垂直及び水平な鉄筋が交わる場所では、法規の規定要件を満たすためこれらの 鉄筋を互いに連結させる必要はないが、図31に示されているように、コンクリ ート打設に先立ち鉄筋を適切な位置に保持するためクロスクリップ750を使用 することが望ましい。クロスクリップも同じく市販されている。 水平及び垂直な鉄筋部材は、図27及び28に示されている通り、水平溝形材 部材の中にクレードル810を又垂直溝形材部材 の中にスペーサーホイール820を使用することによって、法規の規定要件を満 たすべく適切に位置づけすることができる。 異なる直径の鉄筋を利用することが可能である。標準的な鉄筋の直径は1/2イ ンチ、 3/ 4インチそして1インチである。選択される直径は、建設中の建物のサ イズ及びその構造的必要条件により左右される。スロット170及び270のサ イズは、構造物内で使用されている鉄筋とぴったりと係合するように選択される 。 7.断熱用ブロック 本発明の好ましい実施態様においては、断熱用ブロック50及び60は、標準 的な市販のビーズポリスチレンフォームブロックである。これらのブロックは、 長さ8フィート、高さ4フィート、奥行8インチのブロックの形で市販されてい る。ブロックは、異なる断熱度を提供する異なる「R」値をもって売られている 。本発明の実施のために好ましいブロックは、高温及び低温からの優れた遮断を 提供するべく約25〜約32までの範囲内のR値を有する。 断熱用ブロックを構成するポリスチレン材料は、本発明の一部を成しておらず 、例えばInsulation Corporation of Americaで製造されここから購入できる市 販のブロックである。比較的コストか低く取り扱いやすく又断熱値が優れている ことからビーズポリスチレンフォームブロックが好まれるが、その他の重合体フ ォーム及びその他の断熱材料を使用することも、本発明の範囲内に入る。例えば 、ポリウレタンフォームブロックも入手可能であり、使用てきる。 断熱用ブロックには、望ましくは8インチ(穴52)又は16インチ(穴62 )又は8インチの任意の倍数の中心間距離で位置設定された直径5インチの穴が 具備されている。あらゆる構造の 地下室の中のブロック50は、望ましくは、より大きな構造的強度を得るため、 中心間距離8インチで位置設定された円筒形アパーチャ52を有することになる 。地上のブロック60は、さほど構造的強度が必要とされないことから、中心間 距離16インチでアパーチャ62を有することになる。法規は通常間柱間の8イ ンチの倍数の間隔どりを基準にしていることから、柱の8インチ倍数間隔どりが 望まれる。 ブロック内の円筒形アパーチャ52及び62は、当該技術分野において周知の 要領で、ブロック形成における成形技術を用いて、市販のドリルを用いて、又は 加熱したワイヤーコアカッターを用いて、作製することができる。 8.窓及び扉のインサート 以下で論述する通り、好ましくはプレハブの標準サイズの扉及び窓のアセンブ リの挿入を可能にするべく断熱用ブロック及びつなぎ梁溝形材部材によってアパ ーチャが形成されている。このことは、窓については図12、38及び39を、 又扉については図13及び37を見ればわかる。かかる扉及び窓アセンブリの構 成は、当該技術分野において周知のことであり、本発明の一部を成すものではな い。 図12を見ればわかるように、窓枠を受入れるよう適合された適切な開口部を 構成するべく、断熱用ブロックを切断し垂直つなぎ梁溝形材310を挿入するこ とにより、窓アパーチャー600が形成される。開口部の4つの側面は、この開 口部を構成する溝形材部材の中にくぎ又はその他の形で締めつけられた2″×8 ″の板610及び612によって閉鎖され密封されている。コンクリートが打設 され凝結した後、窓ユニット(図示せず)が挿入され板610及び612にくぎ づけ又はその他の方法で締めつけら れる。 図13を見ればわかるように、扉のアパーチャは、断熱用プロック60及び水 平溝形材部材100を切断し、溝形材部材に締めつけられる2″×8″の板62 2及び624によって密閉された水平溝形材部材100と垂直溝形材部材300 の適当な枠組を挿入することによって形成されている。扉ユニット(図示せず) は、その後板610及び612に締めつけられる。 本発明の目的の1つは低コスト住宅を提供することにあるため、標準的で直ち に入手可能な窓及び扉ユニットを使用することが望ましい。窓及び扉ユニットは 好ましくはプレハブで、枠組内にセットされる。枠組は、窓及び扉のために本発 明の壁の中に作られたアパーチャの中に簡単にセットされ、木製枠組部材の中に くぎづけ又はその他の形で締めつけられ、適切にコーキングされ、このとき容易 に機能できるようになる。 特別注文の窓及び扉を利用することは、本発明の範囲内に入り、従って標準サ イズは必要不可欠ではない。しかしながら、コストの規制が望ましい考慮事項で ある場合、標準サイズのプレハブの窓及び扉も同様に望ましい。 9.コンクリート 本発明の精神及び範囲の枠内でさまさまなコンクリート混合物の利用が可能で あり、本発明は、何らかの特定のコンクリート混合物に制限されるわけではない 。実質的に連続した打込みで構造全体を打設できることが望ましく、又全ての水 平溝形材、垂直溝形材及び円筒形アパーチャを充てんするのに適したコンクリー トフローを得ることが必要であるということを考えると、コンクリートの可塑性 又は流動性が重要である。さまざまなコンクリート可塑剤が市販されている。こ れらの可塑剤は、コンクリートに対 し混合中ただし打込み前に付加され、より大きなコンクリート流動性を提供する 。可塑剤は又、コンクリートが完全に養生するまでに必要な養生時間を加速又は 減速することもできる。 本発明で利用されうる1つの可塑剤は、オハイオ州ClevelandのMaster Builde rs, lnc.から入手可能な「Rheokuild 1000」である。可塑剤は、ピラスタ ー溝形材の中に導入されたとき、コンクリートがピラスター溝形材200からブ ロック50及び60の中の円筒形アパーチャ52及び62を通って水平及び垂直 つなぎ梁溝形材100及び300又は300′の中へと適切に流れることになる ようにするため充分な流動性をコンクリート混合物に与える目的で付加される。 付加される可塑剤の量は、コンクリートに望まれる流動性及び凝結時間の程度に よって異なる。可塑剤が多く付加されればされるほど、コンクリートは容易に流 動し、凝結するのにかかる時間はより長くなる。 選択される特定のコンクリート混合物は、建物のサイズ、建物内の望まれる物 理的特性によって左右され、この分野の熟練した職人の技能の範囲内に充分入る ものである。2階建の1600平方フィートの住居を建設するための望ましいコ ンクリート混合物の良い例は、3/8″の砕石骨材を含む3000psiのコンクリー トである。 コンクリートの養生時間は、コンクリートが実質的に凝結する、即ち構造物上 にて他の建設活動を開始できるようになるまでわずか3日程しかかからないこと があるため、重要なものでありうる。1つの建物の壁がひとたび打込まれたなら ば、建物はコンクリートを充分に凝結させるよう約3日間放置されうる。この時 間中、建設チームはこの地域内のその他の建物について作業を行なうことができ る。 10.下塗り及び亜鉛メッキ。本発明の建設に使用される全ての金属は、法規によ り必要とされているように、コンクリートと接触する場合、下塗り又は亜鉛メッ キが施されていなければならない。構造 1.基礎又はスラブ。建設中の建物の特定の種類に応じて、建物のベースは堀り 基礎(地下室)であるか又は地下凍結線のすぐ下にある打込まれたコンクリート フーチングとなる。いずれの場合でも、本発明の関連態様は同じである。例えば 、図1を見ると、堀削されたフーチング30が示されている。フーチング32の 底面は地下凍結線まで掘削されている。フーチングの側面34は例えば深さ3フ ィートであってよい。いずれのコンクリートも打込まないうちに、フーチングの 底面に沿って、調整可能なスクリードチェア36及び基礎チェア38が適切に設 置される。基礎チェアは、フーチングのコンクリート内にセットされる水平鉄筋 40を支持し適切に位置設定する。調整可能なスクリードチェア36は、壁構造 が水平になるように、タイ160と係合することにより水平つなぎ梁溝形材10 0を支持し水平に置く。 スクリードチェア36は、標準的な市販品である。これらは、水平つなぎ梁溝 形材100が平らにされるように、基礎の床のレベルの変動に対し適合させるべ く最高2インチまで調整可能であることから、望ましいものである。 基礎チェア38も同様に市販のものであるが、調整可能ではない。水平鉄筋4 0は、それが法規によって必要とされている場合、基礎チェア40の上に載って いる状態でフーチングの床を横切って設置される。基礎の縁部から少なくとも3 インチのところで、水平鉄筋40により支持されこれと交差するつなぎ梁溝形材 100のタイ160の中にL字形の鉄筋又はだぼ42が固定され る。このL字形のだぼは、まず最初につなぎ梁溝形材100の形に組立てられ、 次に、溝形材アセンブリ全体がフーチング内へと下降させられ、スクリードチェ ア36の上に設置され、水平にされる。 スクリードチェア36の上の基礎のまわり及び中に周辺的に水平つなぎ梁溝形 材セット100が設置される。スクリードチェア36は、つなぎ梁溝形材のタイ 160と係合する。各々のつなぎ梁溝形材の相対する溝形材部材120は、タイ 160を利用して締めつけられる。各々の鉄筋46の垂直部分は、タイ160の L字形スロット170を通って延び、スロット内で所定の位置に保持される。 各々のつなぎ梁溝形材部材120は、長さが8フィートであるため、基礎は標 準的に1辺につき3つ以上のつなぎ梁溝形材で形成されることになる。隣接する つなぎ梁溝形材は、タイ160によってつなぎ梁溝形材に保持されている重ね継 ぎ400によって接合されている。 図1を見ればわかるように、ひとたび1セットの鉄筋40及び水平つなぎ梁溝 形材100が、基礎の周囲のまわりならびに内部壁が作られる予定の場所で基礎 の内部において設置され、連結された水平にされたならば、基礎は、水平つなぎ 梁溝形材フランジ124及び128の上部セットまでコンクリートが充てんされ る。コンクリートが凝結した時点で、つなぎ梁溝形材部材の垂直フランジ122 及び130は、コンクリートより上に突出し、ひきつづき挿入される断熱用ブロ ック50とぴったり係合する。この設置については、図30に示されている。 地下室が建設されている場合、ひとたびコンクリートが凝結すると、次にブロ ック及びつなぎ梁の次に続くコースが図36に示 されているとおり、構造物の最大高さに至るまで組立てられる。スラブを打込ま なくてはならない場合、ブロックの最初のコースは、水平つなぎ梁溝形材がそれ らの上にセットされたときにスラブを打込み水平にするための型枠として役立つ ように調整される。図35は、この場合ピラスターつなぎ梁が装飾を目的として レンガ棚として用いられている状態の基礎壁を例示している。このとき、ひとた びスラブが凝結して充分に養生した時点で、ブロック及びつなぎ梁の次に続くコ ースを最大高さまで架設することができる。 2.断熱用ブロック 次に、場合に応じて、つなぎ梁溝形材フランジ122及び130によって形成さ れた空間の中に断熱用ブロック50又は60の第1のコースを挿入する。場合に 応じて、円筒形のアパーチャー52又は62を垂直鉄筋だぼ44全体の上に設置 する。本発明の好ましい実施態様の中の垂直フランジ122及び130の各々の 相対する対の間の間隔どりは、断熱用ブロックの各々の8インチの幅をぴったり と収納し支持するべく、8インチである。断熱用ブロックの標準的長さは8フィ ートであることから、単一の断熱用ブロック50又は60が通常単一の水平つな ぎ梁溝形材100を占有することになる。しかしながら、断熱用ブロック50及 び60及び梁溝形材100は、建物及びその内壁及び外壁の長さ及び幅の変動に 対応するため、又窓及び扉のための間隔どりを提供するため、切断することがで きる。 鉄筋42の垂直部分44は、望ましくは、基礎より上に鉄筋直径の40倍だけ 突出し、後にアパーチャ52及び62内に垂直鉄筋が挿入された時点で必要とさ れる重ね継ぎを提供するようサイズ決定されている。この挿入は好ましくは、壁 構造全体が架設さ れ安定化された後に行なわれ、鉄筋20が断熱用ブロック内の円筒形アパーチャ 52及び62の中を「通され」た時点で、これらの鉄筋はタイスロット170及 び270により誘導され、所定の場所に保持され心出しされる。鉄筋のだぼ42 は、地下室又は基礎フーチングのいずれかより上に必要な重ね継ぎ長だけ突出す ることしか必要とされない。しかしながら、地下室を建設する場合、地下室レベ ルの垂直鉄筋は、ブロック50の次にブロック60が続いている場合これら2つ のブロックの異なる中心間間隔のため、ブロックとつなぎ梁溝形材の次に続くす べてのコースを架設する前に、ブロック50の中に挿入されなくてはならない。 地下室内の断熱用ブロックの最初のコースは、中心間距離8インチで場所設定 された円筒形アパーチャ52を有する。地下レベルの全てのコースは好ましくは 中心間距離16インチで場所設定された円筒形アパーチャ62を有する。第1の コース内の中心間距離8インチは冷暖房循環水及び水圧の力に耐えるよう、図1 1に示されている通り、全ての地下レベルの断熱用ブロック内で付加的なコンク リートシリンダ8を提供するためのものである。 断熱用ブロック内の各々の円筒形アパーチャー52又は62は、好ましくは、 外部壁のために使用される場合、5インチの直径を有する。コンクリートで充て んされたとき、コンクリート柱8又は10は5インチの直径を有する。内部壁ア パーチャ(図示せず)は、これらの壁ではより少ない構造的強度しか必要とされ ないことから、好ましくは直径3インチである。各々のコンクリート柱8及び1 0は、単数又は複数の適当にサイズ決定され場所設定された鉄筋が中央を専有し ている場合、建物の木製間柱よりも優れ、法規の規定要件を上回る。 中心間距離8インチで直径5インチの穴をもつ地下の断熱用ブ ロックの断熱能力は約R25である。中心間距離16インチであけられた直径5 インチの穴を伴う同じフォームブロックは、約R32という断熱値をもつことに なる。 3 各階。 4フィート×8フィートの断熱用ブロックが使用される場合、間に16インチ の高さの水平つなぎ梁を伴う2コースの断熱用ブロックは、ピラスタを計算に入 れずに8フィート6インチの階間距離を作り上げることになる。従って、図示さ れている実施態様においては、構造物の各階を作る上で、間に水平つなぎ梁溝形 材そして上面にピラスターを伴う2つの断熱用ブロックコースが使用されること になる。 図10、29及び35を見ればわかるように、間に水平つなぎ梁溝形材そして 第2のコースの上面にピラスタ一溝形材を伴う2つの断熱用ブロックコースは、 建物の各階のための型枠を作り上げることになる。 本発明に従って建設される標準的な建物は1階又は2階建てであり、地下室が ある場合もある。付加的な階各々のための型枠は、望ましくは地下室及び1階に ついて以上で記した通りに作り上げられることになる。付加的な階各々のための 型枠は、望ましくは地下室及び1階について以上で記した通りに作り上げられる ことになる。 図12及び13を見ればわかるように、窓及び扉を収納するため、水平及び垂 直つなぎ梁溝形材によって構成された壁の中に、適当なカットアウト600及び 620が形成される。窓及び扉のために作り上げられた壁構造の中のアパーチャ は、好ましくは、アパーチャを構成するそれぞれの水平及び垂直つなぎ梁溝形材 の中にくぎづけ又はネジ込みされる2×8インチの木板によって閉 鎖される。これらの木板は2つの目的を果たす。まず第1に、これらは、コンク リートのフローを防止するべく、アパーチャを構成するつなぎ梁溝形材を閉め切 り、密封する。第2に、これらは、適切な窓又は扉アセンブリが中に挿入されひ き続き釘づけされるか又はその他の方法で締めつけられうる1つの構造を提供す る。アパーチャは、コンクリート打設の前に作られ密封される。窓及び扉ユニッ トは好ましくは、コンクリートが打設され凝結された後に設置される。 図10及び11を見ればわかるように、本発明の壁構造は、一階あたり2つの ブロックコースで構成されている。コンクリート打設後、建物の各階は、場合に 応じて、コンクリート水平つなぎ梁6により分離されコンクリート水平ピラスタ ー12によりキャッピングされたコンクリートシリンダー8又は10を含む断熱 用ブロックの2つの重ね合わされたコースを含んでいる。ピラスターは、各々の 床又は屋根のレベルに位置設定されている。 窓を形成するべく水平及びピラスター梁の間で、或いは又配線及び給排水設備 を位置設定するため断熱用ブロックの水平に間隔どりされた各々の対又は1つお きの対の間で、どこにでも4フィートの垂直つなぎ梁を位置設定することができ る。ブロック50及び60の中のアパーチャは、コンクリートが充てんされた時 点で、ピラスター及び水平つなぎ梁を相互連結するそれぞれ8及び10といった コンクリートシリンダを作り上げる。コンクリート柱及び梁を構造的に相互連結 しているのは、図27及び28に見られるように、その交差部で互いに突き合わ さっている水平及び垂直鉄筋(図11には見られず)である。つなぎ梁溝形材の 寸法は、水平及び垂直つなぎ梁が、断熱用ブロックのそれぞれの内側及び外側表 面から少なくとも1.5インチのところで好ましくは壁 の内側及び外側の両方の表面上で引込んでいるように設計されている。これらの リセットは、図27及び28を見ればわかる通り、11/2″の深さの溝形材16 0を提供する。このリセス760は、給排水設備パイプ、接続箱及び電気配線を 収納するのに充分なものである。 4.電気接続箱の杭及び配線 図10を見ればわかるように、電気接続箱724は、つなぎ梁とブロックの間 の厚みの差によって作られたリセス760の中で、垂直つなぎ梁のコンクリート 内へと締めつけられている。接続箱724は、コンクリートの打設前に、溝形材 の中心を構成するつなぎ梁内へ約2インチ延びるネジ又はくぎを用いて、垂直つ なぎ梁溝形材部材120の中にネジ込まれるか又はくぎづけされる。打設したコ ンクリートは、ネジ(又はその他の締めつけ手段)の端部をとり囲み、かくして 、ひとたびコンクリートか凝結すると接続箱はコンクリート内にしっかりと固定 されることになる。 同様にして、図27に見られるように、給排水設備導管730及び電気配線7 32はコンクリート打設前に、つなぎ梁溝形材部材にネジ込まれるか又はその他 の形で締めつけられている適切なプラスチックヨーク又はハーネスを用いて締め つけられる。ここでも又、ひとたびコンクリートが打込まれ凝結したならば、こ れはネジ又はその他の締めつけ手段の内方に延びる部分をとり囲み、かくしてこ れらの部分はつなぎ梁の中に常時固定されることになる。望ましい場合、締めつ け手段は、露出した端部において実施することもでき、こうして、後に給排水設 備又は配線を交換することが望まれた場合にヨークの露出した端部を解放して給 排水設備又は配線を交換することができるようになる。 5.壁アンカー 図29を見ればわかるように、壁構造全体を通して、各々の壁の内側及び外側 に多数のプラスチックアンカー710が締めつけられる。間隔どりは著しく変動 しうるものの、本発明の好ましい実施態様においては、プラスチックアンカー7 10は、水平方向及び垂直方向に中心間16インチで間隔どりされた状態で、垂 直柱の中に固定される。 図27を見るとわかるように、プラスチックアンカー710は、鋭いポイント つまり先端部714及び頭部712を有し、突起716を伴う大きいくぎのよう に形づくられている。これらは、比較的柔かいものである断熱用ブロック材料を 通して押しつけられ、かくして空の円筒形アパーチャー62内に少なくとも2イ ンチ延びるようになっている。その後コンクリートがアパーチャ62(又は、場 合によって52)内に打込まれた時点で、養生したコンクリートはアンカー71 0を所定の場所に固定する。 各壁の内部及び外部壁の両方の上に、好ましくはアンカーが存在する。内部ア ンカーは、さらなる安全性のため、好ましくは同様にブロックに接着固定されて いるシートロック又はウオールボードを支持している。外部アンカーは、ビニル 又はその他のサイデイングを支持する目的をもつ。図27及び28に見られるよ うに、アンカーのプラスチック材料の中に適切なネジが締めつけられている。 図27及び28を参照すると、つなぎ梁のところに形成されているリセス16 0は、給排水設備パイプ730(図27)及び電気配線732を設置しているこ とがわかる。配線732はハーネス又はヨークに締めつけられている。図27及 び28の両方において、外部リセス160(建物の外部にある)はいかなるパイ プも配線も保持しておらず、従って、これには断熱ストリップ736 が充てんされ、このストリップは各溝形材部材の端部から滑り込み溝形材120 の唇状部122b及び130bの中に設置される。 ブロックの内部表面にシートロックが締めつけられた時点で、ブロックは接着 剤(図示せず)で被覆されシートロックパネル720は、図27及び28に見ら れる通り、溝形材部材120のフランジ122a及び130aの中及びプラスチ ックアンカー710の中に適用されネジ込まれる。 図27及び28に見られる通り、シートロック720の大きな部材はリセスで 終結し、溝形材部材310のフランジ330及び322及び溝形材部材110の フランジ122b及び130bに対して8インチ又は6インチの幅のシートロッ クストリップ722がネジ込まれる。かくして、これらのストリップ722は、隣 接する部品を損傷することなく、給排水設備又は配線に対するアクセスが必要と される時にとり外すことができる。 6.円筒柱 図11を見ればわかるように、各々の断熱用ブロック内の円筒形アパーチャは 、コンクリートが充てんされた時点で、高さ4フィート(断熱用ブロックの高さ )、直径3インチ又は5インチ(円筒形アパーチャの直径)である円筒柱を作り 上げる。外部壁は5インチのコンクリート柱を有し、内部壁は3インチの柱を有 する。地下にある柱8は、冷暖房循環水及び水圧の力に耐えるのにより優れた中 心間8インチの距離で間隔どりされている。地上にある円筒柱10は望ましくは 中心間16インチで間隔どりされている。各々の円筒柱は、図32〜34を見れ ばわかるように、少なくとも1つの中心に位置する垂直鉄筋20を含んでいる。 鉄筋が重複し重ね継ぎされている場所では、図34を見ればわかるように、柱の 中に2つの鉄筋の部分が存在することになる。 図31を見ればわかるように、ピラスター12が位置設定されている部域では 、垂直下部区分(図示せず)及びほぼ45度傾斜した上部区分24を伴って、短 かい鉄筋22が設置される。鉄筋22は、クリップ752により垂直鉄筋20に 重ね継ぎされ、水平つなぎ梁溝形材の隣接部分のための適切なタイのスロット17 2の中で所定の場所にしっかりと保持される。このようにして、鉄筋20の45 度区分22はピラスター内に延び、垂直柱の鉄筋20に連結されていることによ って、完全かつ満足のいく形で、適用法規の規定要件を満たすべくピラスターの ための構造的支持を提供する。 7.水平つなぎ梁 コンクリート円筒柱8又は10の各セットは一体型のものであり、好ましい横 断面寸法が深さ5インチ×高さ6インチである水平コンクリートつなぎ梁6によ って相互連結されている。 図32に示されている通り、各々の水平つなぎ梁6内で中央に位置づけされて いるのは、少なくとも1つの鉄筋28である。各々の鉄筋は、標準的で市販され ているクレードル740によって所定の位置に保持されている。クレードル及び 鉄筋は、溝形材部材110が所定の位置に挿入された後、壁構造が作られている 時に挿入される。かくして鉄筋は、適用法規によって要求されている高さで保持 されるが、この高さは、鉄筋が梁の中で適切に設置されるように、つなぎ梁のサ イズと共に変化する。 8.ピラスター 図31に示されている通り、ピラスター12は水平つなぎ梁6と同じ構造的目 的に役立つが、これらは又、図34に見られる床及び屋根のジョイスト又はトラ ス860(tresses→trusses)を支持する。コンクリートピラスターは、開放ピ ラスター溝形材 200にコンクリートが充てんされた時点で形成される。ピラスター溝形材は、 円筒形アパーチャ52及び62及び水平及び垂直つなぎ梁溝形材100及び30 0と流動的に連絡しているため、そうでなければ密封される壁構造の中にコンク リートを打込むための容易なアクセスを可能にしている。各々の床又は屋根レベ ルの水平ピラスターは、ピラスター溝形材によって形成される一体型唇状部区分 14を有する。 内部壁がその両側に部屋を伴って形成されている場合、又は建物の上にポーチ が存在する場合といったように外部壁に外部構造が締めつけられる予定である場 合、単一のピラスタでなくて2重ピラスターが存在する。2重ピラスター溝形材 が図25に示されている。1つのピラスターは1つの内部床又は屋根を支持する ためのものである。もう1つのピラスターは、その他の内部床又は外部ポーチ又 はその他の構造を支持するためのものである。 各々の単一のピラスターの好ましい寸法は、高さ12インチ、ベースでの幅5 インチ、迫り頭での幅14インチである。2重ピラスターは同じ高さ及びベース 幅を有するが、好ましくはその迫り頭での幅22インチである。 各々のピラスター溝形材内のアングル鉄筋22は、長さ約10インチであり、 タイスロット172により垂直鉄筋に重ね継ぎされる。ピラスタは同様に、中に 間隔どりされた水平鉄筋26をも有している。水平鉄筋は、市販で異なるサイズ の鉄筋のため異なるサイズで入手できる「クロス」クリップ750により垂直鉄 筋24にクリップ留めされることによって、所定の場所に保持される。 9.垂直つなぎ梁 垂直つなぎ梁は通常幅8インチ、奥行5インチであり、高さは 垂直つなぎ梁溝形材のサイズに応じて4フィート又は8フィートである。垂直つ なぎ梁が構造部材として使用される場合、その高さは8フィ−ト6インチとなり 、奥行は最高22インチでありうる。 各々の垂直つなぎ梁は、相互連結する水平鉄筋28によって、及び同一打込み にて打込まれていることによって、その隣接する水平つなぎ梁と一体化されこれ に固定されており、又垂直つなぎ梁が前サイクルで打込まれたピラスターに連結 されている場合、コンクリートの養生時間が緩慢であるとき、垂直鉄筋が打込み 間の連結性を提供する。垂直つなぎ梁は通常構造的に必要でなく(構造部材とし て使用されるのでないかぎり)、垂直円筒柱によって置換されうる。実際、垂直 つなぎ梁が1つの場所で望まれない場合ブロックがその隣接したブロックに対し て単に滑らされるように、垂直つなぎ梁の幅は8インチである:地上の円筒形ア パーチャは中心間16インチで存在することから、ブロックの幅8インチのスク ラップ区分が代りに滑動させられ、円筒形アパーチャは心合せ状態にとどまる。 垂直つなぎ梁の通常の目的は、ブロック表面の下側に垂直給排水設備及び電気 用パイプ及び電線のための垂直リセス760を構成することにある。通常、建物 内では8フィート毎に電気アウトレットを設置することが望まれ、かくしてこの 目的のための垂直つなぎ梁は8フィートの間隔で望まれることになる。しかしな がら、給排水設備パイプは8フィート毎に位置設定されるわけではない。8フィ ートよりも4フィートの一定長で垂直つなぎ梁を押出し成形する方が安くつく。 従って、給排水設備が挿入される部域内において、又は電気点灯器具が床から4 フィート以上のところで壁上にとりつけられる場合、閉塞のない通路を提供する べく 2本の4フィートの垂直つなぎ梁溝形材及び水平重ね継ぎを使用することができ る。 図27に見られるように、垂直つなぎ梁の中で7本の鉄筋28を適切に位置づ けするため、垂直つなぎ梁溝形材の中にスペーサーホイール820が位置設定さ れる。このスペーサーホイールは、スロット822内に設置される鉄筋上に摩擦 ばめされている。スペーサーホイールは、標準的な商品である。 図31を見ればわかるように、1対の垂直鉄筋の各々のオーバーラップ、つま り重ね継ぎにおいて、法規の規定要件を満たすため、少なくとも鉄筋直径の40 倍のオーバーラップがなくてはならない。重ね合わされた鉄筋の隣接する区分は 、適切な市販の拡張クリップ752によって取り付けられるか、又はタイ160 のスロット172によって所定の場所に保持されうる。垂直及び水平鉄筋の交差 部で、鉄筋は、図27及び28に見られるように、それらの隣接しているかぎり 、構造物全体を通して適用可能な力を伝達するよう、法規の規定要件を満たすべ く互いに締めつけられる必要はない。 望ましい場合、垂直つなぎ梁は構造部材でありうる。例えば壁区分内に大きな 窓を形成する場合、単数又は複数の構造つなぎ梁が必要となる可能性がある。同 様に、床又は屋根を支持するのに鋼製大梁を使用する場合、大梁を支持するのに 構造つなぎ梁が必要となる可能性がある。垂直つなぎ梁のサイズは、利用分野の 構造的必要条件に適合するように変動する。 10.床及び屋根のジョイスト及びトラスのアンカープレート 図34を見ればわかるように、床及び屋根のジョイスト又はトラス860は木 製アンカープレート862内にくぎ又はネジで留められている。アンカープレー トは、ピラスターのコンクリート 内に延びるくぎ又はネジ824で締めつけられる(fasted→fastened)。アンカ ープレートのネジ又はくぎは、コンクリートが凝結する前にピラスターの軟かい コンクリート内に挿入されるか、又は、ネジ又はくぎが挿入された状態で、市販 のコンクリートジョイストがコンクリート打設前に所定の位置にセットされる。 コンクリートが凝結した後、ジョイスト又はトラスは、図29及び34に見られ るように、アンカープレート内にくぎ又はネジで留められる。 11.コーナー連結 図40及び41を見ればわかるように、各々の壁区分は、別々に建設可能であ る。隣接する垂直な壁区分は、断熱用ブロック50又は60を通って水平に延び る30インチの一定長の鉄筋830を挿入することによって連結され、かくして 、これらは、隣接する垂直な区分の断熱用ブロック内の3つの円筒形アパーチャ 52又は62を通過し、コンクリートが円筒形アパーチャ内に打込まれた後所定 の位置にしっかりと保持されることになる。鉄筋の長さは、図40及び41を見 ればわかるように、1つの壁区分内で1つの柱のアパーチャの中を通り、垂直な 壁区分内で2つの柱のアパーチャを通るのに充分長いものでなくてはならない。 これらの「重ね継ぎ」鉄筋830の間の垂直間隔とりは望ましくは約16インチ である。 図41を見ればわかるように、2つのピラスタ溝形材200の交差部において 、1つのピラスター溝形材部材220は、コーナーまで2フィートの距離のとこ ろで切断され、キャッピングされ、第2のピラスター溝形材部材240で切断さ れる区分を置換しなくてはならない。こうして、切断されたピラスター溝形材の 端部に長さ27フィートの水平つなぎ梁区分が作られることになる。 この端部溝形材区分の横断面は、図26に示されている。 12.重ね継ぎ 図10に示されているように垂直及び水平に交差する溝形材を相互連結する重 ね継ぎにより、コンクリートが流れて、例えば図11に示されているような単体 の梁交差部分を形成することが可能となる。方法 1.概論 本発明の方法には、以下の段階が含まれる: 1.内部及び外部壁を構成するべく、水平鉄筋を伴う水平つなぎ梁溝形材部材を 含むコンクリートの地下室又はスラブの型枠を架設する。 2.水平つなぎ梁溝形材より上に任意の垂直つなぎ梁溝形材が設置された状態で 、断熱用ブロックの第1のコースを架設する。 3.水平鉄筋を伴う第2の水平つなぎ梁溝形材コースを架設する。 4.任意の垂直つなぎ梁溝形材を伴う断熱用ブロックの第2の層を架設する。 5.垂直及び水平なインターロックされた鉄筋を伴って、ピラスター梁溝形材コ ースを架設する。 6.各コースが作り上げられるにつれて、適切な重ね継ぎ及びエンドキャップを 挿入する。 7.扉及び窓のための木製枠組を挿入する。 8.建物の1階を安定化させる。 9.先行する階と実質的に同じ要領で2階を架設する。 10.該当する場合、3階を架設する。 11.タイスロットの中を通して全ての垂直鉄筋を挿入する。 12.プラスチック壁アンカー、アンカープレート、給排水設備及 び電気配線ヨーク及びハーネス及び接続箱といった予め打込まれた取付け具を挿 入する。 13.1度に1階の割合で、実質的に連続した打込みでコンクリートを打設する。 14.好ましい場合には、ピラスターの部分的に凝結したコンクリート内に締めつ け具が拡がった状態で、床及び屋根のアンカープレートを挿入する。 15.コンクリートを完全に凝結させる。 16.安定化手段を除去する。 内部壁は、外部壁と同時に同じ要領で取扱われ、コンクリートが打設される前 に架設され安定化される。 2.基礎の製作 上述のとおり、本発明に従った壁構造の架設における第1の段階は、基礎又は 土間スラブを堀ることである。基礎又は土間スラブは、法規を満たすのに必要と されるとおり、適当な基礎チェアー又はその他の高架装置の上にとりつけられる 水平鉄筋によって、適切に構造的補強を受けている。 だぼが挿入された状態の水平つなぎ梁溝形材の第1のコースが、基礎又はスラ ブの周辺及び内部(内部壁を構成するため)のまわりに設置される。L字形鉄筋 だぼの水平脚部は、基礎内の水平鉄筋より上にありこれに固定されうる。だぼの 垂直部分は、水平つなぎ梁溝形材のタイ160の中で所定の位置に保持されてい る。溝形材は水平鉄筋より上に挿入され、タイのスロット部分160の中に係合 するスクリードチェアの上に設置される。 当該技術分野において周知でありかつ該当するとおり、スラブ又は基礎の中に 適切な給排水設備又はその他の導管がとりつけられる。 その後、基礎又はスラブ用のコンクリートが、各つなぎ梁溝形材の上部水平フ ランジ124及び128のレベルまで打設される。コンクリートは数時間凝結さ せられる。 建物内の壁が本発明の方法によって作られる場合、コンクリートを打設する前 に、基礎又はスラブ内に適当な内部水平つなぎ梁溝形材のコースがとりつけられ る。スクリードチェア36は、全ての水平つなぎ梁溝形材が水平となるように調 整される。水平つなぎ梁溝形材の第1のコースは、コンクリート基礎又はスラブ の中に固定され、本発明の壁構造を架設するための水平なプラットフオームを提 供する。 3.断熱用ブロックの第1のコースの建設 各コースは次の要領で形成される。 まず第1に、先行する層又は(最初の層については)基礎の各々の水平つなぎ 梁溝形材の垂直スランジ128及び130によって形成された溝形材の中に、断 熱用ブロックが置かれる。各々の断熱用ブロックの中の円筒形アパーチャ52は 、所定の位置で保持するタイ160によって各々の円筒形アパーチャ内で中央に 位置設定されているだぼの垂直鉄筋全体の上に設置されている。各々の断熱用ブ ロックは、断熱用ブロックの各々の最も近い対の間に垂直つなぎ梁溝形材部材3 00が挿入された時点で、垂直つなぎ梁の幅だけその仲間から離隔されている。 そうでなければ、ブロックは、垂直つなぎ梁溝形材300を含まないコース又は 1コース中のそのような部分の中で隣接している。 水平つなぎ梁溝形材部材100の第2のコースは、水平鉄筋が適切なクレード ル810に載ってその上に挿入された状態で、断熱用ブロックのコースより上に 置かれる。次に垂直つなぎ梁溝形材部材が挿入され、該当する場合には、水平つ なぎ梁溝形材重ね 継ぎ400が、交差する垂直つなぎ梁溝形材部材300に対しとりつけられる。 水平鉄筋28は、スペーサーホイール820及びクレードル810を使用する ことにより、横方向の最も近い垂直鉄筋28に隣接して置かれる。 水平溝形材の開放端部は、適当なエンドキャップ440によって閉じられる。 断熱用ブロックの次のコースは、このとき水平つなぎ梁溝形材部材フランジ1 22及び130内に設置される。 該当する場合には、垂直つなぎ梁溝形材部材300′が挿入される。 次に、ピラスター溝形材200のコースが組立てられ、断熱材ブロックの第2 のコース全体にわたって置かれる。アングル鉄筋22及び水平鉄筋26がピラス タ溝形材200の中に挿入され、アングル鉄筋の下端部はタイスロット72を通 って延びている。これらはクロスクリップ接続具750を用いて連結される。 各壁に沿って単位長を形成するべくピラスター溝形材の間に重ね継ぎ510及 び540が置かれ、各壁の端部にある各々のピラスター溝形材の端部はピラスタ ーキャップ560又は570を用いてキャッピングされるか又は、図26及び4 0に示され上述した通り切断されて直線区分で仕上げられる。 壁構造全体が組立てられた後、垂直鉄筋がそれぞれ水平つなぎ梁タイ及びピラ スター溝形材タイ内のスロット172及び272の中に挿入されその中を「通さ れ」、垂直鉄筋は、クレードル820が取りつけられた状態で、垂直つなぎ梁溝 形材300の中に挿入される。 4.安定化 図31及び32を見るとわかるように、ガイアンカー842が中にネジ込まれ た状態で適切な木製ブロック840が壁の内側及び外側のピラスター溝形材フラ ンジの中にネジ込み又はクギづけされている。木製ブロックがひとたび取りつけ られると、アンカーが地中にある状態で、適当なガイワイヤー又はロープ844 が締めつけられ、これらを締め調整する目的でターンバックル846(ガイワイヤ ーの各端部にある)が回転させられる。このようにして、1つの階又は壁全体を 容易に調整することができる。 各々の階において、ガイワイヤーが取りつけられ、階は安定化されている。構 造物全体が完成した時点で、最終的調整が行なわれる。 構造物の内側及び外側に設置されるガイワイヤー又はロープ844の数は、構 造物のサイズ及び階数によって異なる。本発明の好ましい実施態様においては、 1階より上の壁構造の各階の周囲のまわりに8フィートの間隔どりを行なってガ イワイヤーを設置することが望まれる。 内部壁は、同じ要領で、ピラスター溝形材の中にネジ込まれた木製ガイブロッ ク、ターンバックル及びガイロープ又はワイヤーで安定化されなくてはならない 。しかしながら、地面レベルでガイロープ又はワイヤーを締めつけるためには、 建物の基礎又はスラブの中に適当な薄いスラブコイルインサート850が挿入さ れ、基礎又はスラブコンクリートが打込まれる前にキャッピング(図示せず)さ れる。かくして、これらのインサートはコンクリート内へ成形され、キャップは 除去され、スラブインサートのコイル内にネジ込まれガイロープ又はワイヤを締 めつけるべくしっかりしたベースを形成するループインサート852によって置 換される。このことは図42に表わされている。ガイワイヤーが除去さ れた時点で、キャップを再度挿入することができる。薄いスラブインサート及び ループインサートは市販の商品である。 各コーナーで、垂直壁の間に、3本の柱を通過するのに充分な長さの鉄筋が挿 入される。これらの鉄筋は、円筒形アパーチャの中心を通って拡張されている。 このようにして、コーナーは、コンクリートが円筒形アパーチャ内に打込まれ柱 が形成された時点で、鉄筋によりしっかりと締めつけられる。このことは図40 及び41に表わされている。 鉄筋が断熱材料を通って挿入される場合、アパーチャを通ってコンクリートが 漏れる可能性があり、従って、アパーチャは図40及び41に示されている通り タクトテープといったテープ832の適当なストリップを用いて密封される。 本発明の好ましい実施態様においては、各階は1度に1つずつ組立てられ、各 階が完成するにつれて、ガイワイヤーが上述のとおり挿入され、その階を安定化 し水平にする。 風及び枠組の安定性がこの種の構造において重要であると思われない場合があ る。しかしながら、経験上、風は壁構造を不安定にする上できわめて有意なもの でありうる。従って、各階が形成されるにつれて、これを好ましくは直ちに安定 化させ所定の位置にしっかりと固定し、コンクリートが打設され充分に凝結して しまうまで安定化された状態に保つことが必要である。 この安定化を実施するのにガイワイヤ又はロープが容易で便利かつ取外し可能 な手段であることが示されているが、取外し可能な枠組及び足場といったその他 の形の安定化も同様に使用可能である。ただし、これらはより煩雑で高価なもの である。 壁構造の枠組全体は、壁構造全体が組立てられてしまうまで、この要領で作り 上げられる。 5.壁アンカー、接続箱、パイプなどの挿入 壁構造が安定化された後、プラスチック壁アンカー710及び給排水設備、電 気配線及び接続箱が、壁構造内へ、必要な場所及び必要とされる通りに締めつけ られる。 床間の給排水設備パイプ(図示せず)の通過のため、ピラスター溝形材部材5 10の中に穴520があけられる。電気配線は、ピラスター溝形材220の外側 のまわりに壁を上昇するように通される。 プラスチック壁アンカー、接続箱、配線ハーネス及び給排水設備ヨークは、該 当する場合、開放アパーチャ又は溝形材の中に延びる状態で対応するつなぎ梁溝 形材又は断熱用ブロックの中に挿入され、このアパーチャー又は溝形材において これらは打設時にコンクリートでとり囲まれることになり、次にコンクリート内 にしっかりと固定される。 壁アンカー、配線ハーネス、給排水設備ヨーク、及び接続箱の設置は、明らか に建設者の選択次第である。 6.断熱用ブロック及びつなぎ梁溝形材の切断 コースが組立てられる前に、断熱用ブロック及びつなぎ梁溝形材は、8フィー トの倍数に満たないことを必要とするあらゆる建物及び壁の長さに適合させるた めと同時に窓及び扉のための開口部を作るため、サイズに合わせて切断される。 ブロック及び溝形材部材は、標準的な熱線カッターを用いて切断できる。 窓又は扉がなくてはならない各々の階において、窓又は扉を構成する空間は、 開口部の各辺で適当な2″×8″の板を固定することによって閉鎖される。各々 の板は、コンクリートの漏れを防ぐため隣接する水平又は垂直溝形材を密封し、 窓又は扉の枠組を締めつけるための表面を提供する。 7.コンクリートの打込み コンクリートは、容易に流れ適切なキャビティを全て充てんするようなその構 造的品質及びその流動性、ならびにその凝結時間について処方される。 本発明においては、壁構造のための建設時間を最小限におさえるため、実質的 に連続した打込みの中で全てのコンクリート壁を打込むことが望まれる:これは 、コンクリートの入手可能性及び気候が許すかぎり、本発明の方法に従って作ら れる大部分の構造について1日で行なうことができる。 コンクリートトラックは、望ましくは午前中に到着し、各階は、開放したピラ スター溝形材を通してのコンクリートの導入によって打込まれる。コンクリート は、開放ピラスター溝形材から流動的連絡状態にある隣接する円筒形アパーチャ 及び垂直つなぎ梁溝形材の中へと流れ込み、コンクリートの可塑的フローにより 、下部円筒形アパーチャー及び水平及び垂直つなぎ梁溝形材の中へと流れ込む。 必要とあらば、打込みが完了した時点で、コンクリートが壁内のアパーチャ及 び溝形材全てを充分に満たしたことを確認するため、つなぎ梁溝形材及びブロッ クの中に小さい穴をあけることができる。 1600平方フィートの建物については、1階をコンクリート打設するのに約 1〜2時間必要であると見積られている。かくして、建物が地下室と2階を有す る場合、建物全体を打設するのに約3〜6時間かかることになる。 8.床及び屋根のジョイストの挿入 コンクリートが凝結させられる前に、アンカープレート862を所定の位置に 挿入することができる。適切な締めつけ手段の挿 入を容易にするため、床及び屋根のジョイストの端部は予め穴あけされており( 図示せず)、少なくとも2インチほどコンクリート内に延びるネジ又はくぎ86 4が挿入される。コンクリートが完全に養生された後、床及び屋根のジョイスト 及びトラス860はアンカープレート上に位置づけされ、アンカープレート86 2内に固定されたネジ又はクギにより所定の位置にしっかりと固定される。 構造物が、ガイワイヤーによりなおも支持されている一方で、24時間〜48 時間、又はコンクリートが充分に凝結されるまで所定の位置にとどまるようにす ることが望ましい。この時間は明らかに、使用される特定のコンクリート及びそ の望まれる凝結時間に応じて異なる。 ひとたびコンクリートが凝結すると、ガイワイヤは、次に続く建設現場での使 用のため、溝形材部材110又は210のフランジ116又は216から木板8 40のネジをゆるめることによって取り外しされる。取外しを容易にするため、 これらのネジは、コンクリートが充てんされるべきフランジではなくブロックを 含むフランジの中に挿入される。発明の修正 本発明の特定的な好ましい実施態様が開示されてきたが、本発明の精神及び範 囲から逸脱することなく数多くの修正を行なうことができるということがわかる だろう。本発明の構成要素の特別なサイズ及び形状及び利用される特定的材料は 全て、本発明の精神及び範囲から逸脱することなく広く変更できるものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AT,AU,BB,BG,BR,BY, CA,CH,CZ,DE,DK,ES,FI,GB,H U,JP,KP,KR,KZ,LK,LU,MG,MN ,MW,NL,NO,NZ,PL,PT,RO,RU, SD,SE,SK,UA,US,VN 【要約の続き】 に連続してコンクリートを打込んで単体壁構造を作り上 げる段階が含まれる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.間隔どりされた垂直コンクリート柱、かかる柱を相互連結する水平コンクリ ート梁及び柱と梁の間の断熱用ブロックを含む壁構造において、かかる改良には 、 (a) 各々の柱及び各々の梁の中で均等に中央に位置づけされ、垂直及び水平の ものがその交差部で実質的に隣接している、少なくとも1つの鉄筋;及び (b) 柱と梁の間で実質的に全ての部域を占めている前記断熱用ブロックが含ま れている壁構造。 2.少なくとも1階の床レベルと屋根レベルをもつ壁構造を建設するための方法 において、 (a) コンクリート地下室又はフーチングを堀削し建設する段階、 (b) 前記地下室又はフーチングの周囲にそれを貫通して延びる円筒形の垂直ア パーチャを伴う断熱用ブロックのコースを設置する段階、 (c) 各床又は屋根のレベルにある部材が内向きに突出する頂部開放型ピラスタ ーを含み、かつこのピラスター溝形材、円筒形アパーチャ及び水平溝形材部材が 流動的連絡状態にある、閉鎖型水平溝形材を構成するべく各々のブロックコース の間に溝形材部材を挿入する段階、 (d) 前記ピラスターを除いて、実質的に閉鎖したシステムを構成するべく前記 ブロック及び溝形材を密封する段階;及び (e) 前記ピラスター溝形材内、ひいてはその他の溝形材及びアパーチャ内に実 質的に連続してコンクリートを打込む段階、を含んで成る方法。 3.垂直アパーチャにコンクリートを充てんした状態で断熱用ブ ロックの壁構造を形成するための方法において、 (a) 前記ブロックを壁の形に組立てる段階、 (b) 各々の先端部がアパーチャー内に延び各々の頭部が前記ブロックの表面に 重なっている形で、細長い先端部及び平坦な頭部をもつ取付け用ピンを前記ブロ ック内に挿入する段階、及び (c) 前記アパーチャ内にコンクリートを打ち込む段階を含んで成り、かくして 先端部は、コンクリートが固った時点でこのコンクリート内に定着されることに なる、壁構造形成方法。 4.垂直アパーチャがコンクリートで充てんされた状態にある断熱用ブロックの 壁構造において、各々このコンクリート内に埋込まれた先端部と断熱用ブロック と同一平面内にあるか又はこれの上に横たわる頭部をもつ多数の熱可塑性ピンを 含む、仕上げ面又は装飾表面をとりつけるための改良。 5.垂直アパーチャー及び水平ピラスターにコンクリートが充てんされた状態に ある断熱用ブロックの壁構造において、このピラスターが前記断熱用ブロック及 びこのピラスタ上に置かれた床又は屋根のジョイスト又はトラスを超えて突出し ている壁構造。 6.コンクリートの垂直つなぎ梁で相互連結されコンクリートの水平つなぎ梁で 分離されたコンクリート円筒柱を伴う断熱用ブロックの壁構造を形成する上で使 用するためのつなぎ梁溝形材構造において、 (a) その上縁部及び下縁部に相対して方向づけされた垂直フランジ及び実質的 に矩形のコーナーを伴う開放仕上げC字形断面を各々有する一対の間隔どりされ た溝形材部材 (b) 少なくとも1つの鉄筋を設置しそれをタイに対し横方向の 位置に保持するよう適合された開放スロットを各々構成する、多数の間隔どりさ れたタイ、 (C) 前記タイを前記溝形材を横断して締めつけ、この溝形材を互いに固定され 間隔どりされた関係にインターロックする手段、を含むつなぎ梁溝形材構造。 7.水平コンクリート梁によって分離されこれにより相互連結された円筒形コン クリート柱が充てんされた断熱用ブロックの壁構造の中で梁及び横桟を形成する のに使用するためのピラスター溝形材構造において、 (a) 間隔どりされた一対の垂直溝形材部材; (b) 中央ウエブ及び2つの横方向脚部を含み反対に方向づけされた垂直フラン ジで終結する実質的にC字形の外向きに延びる横断面を有する第1の溝形材部材 ; (c) (i)垂直フランジを含み第1の部材のベース部分に対して遊びがあり、 かつこれと実質的に同じ形状をもつベース部分及び(ii)前記C字形断面の上部 脚部と水平方向に心合せした状態で内向きに延びる脚部で終結する外向きかつ上 向きに延びる側方部材を有する第2の溝形材部材、 (d) 少なくとも1つの鉄筋と係合しこれをタイに対して横方向の位置に保持す るように適合されたスロットを各々構成している多数のタイ; (e) 前記溝形材を互いに対し間隔どりされた関係でインターロックするため前 記溝形材を横切って前記タイを締めつける手段;及び (f) 前記タイより上に締めつけられ、前記第2の溝形材部材の垂直フランジと 心合せ状態にある垂直ウエブを有する手段を含むピラスター溝形材構造 8.水平つなぎ梁によって分離されたコンクリート柱が充てんされた断熱用ブロ ックの壁構造を形成する上で使用するためのつなぎ梁ピラスター溝形材構造にお いて、 (a) 各々ベース及び上面を有する垂直に延びる2つの相対する溝形材部材; (b) 付随的な唇状部をもつ前記2つの部材のベース; (c) 部材の間に開放した上面と底面を構成し水平に間隔どりした関係で部材を 固定するタイ手段; (d) ブロックの幅に実質的に等しい前記先端間の空間; (e) コンクリートが充てんされた時点で前記溝形材構造が前記ブロックを超え て延び床又は屋根構造を支持するように適合された横桟を作り上げることになる ように、前記唇状部の間の距離の少なくとも約1.5倍である前記部材の上面間の 距離、を含んで成るつなぎ梁ピラスター溝形材構造。
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