JPH09116417A - 半導体集積回路装置 - Google Patents

半導体集積回路装置

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JPH09116417A
JPH09116417A JP7271574A JP27157495A JPH09116417A JP H09116417 A JPH09116417 A JP H09116417A JP 7271574 A JP7271574 A JP 7271574A JP 27157495 A JP27157495 A JP 27157495A JP H09116417 A JPH09116417 A JP H09116417A
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transistor
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mos transistor
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    • H01L27/0214Particular design considerations for integrated circuits for internal polarisation, e.g. I2L
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スタンバイ状態においては論理回路部と電源
電圧との間に生じるリーク電流が大きく、消費電力の増
大につながるという課題があった。 【解決手段】 論理回路部11と第1の電源電圧(VD
D)との間にpMOSトランジスタQ1、論理回路部1
1と第2の電源電圧(GND)との間にnMOSトラン
ジスタを接続する。状態制御回路12がスタンバイ状態
を検知したとき選択回路15はpMOSトランジスタQ
1にゲート電極にVDDを昇圧した昇圧電圧VPPを入
力し、選択回路16はnMOSトランジスタQ2のゲー
ト電極にGNDを降圧した降圧電圧VBBを入力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、トランジスタ回
路が動作を行うべき状態(アクティブ状態)、および動
作を行う必要のない状態(スタンバイ状態)に切り替え
られる半導体集積回路装置に関し、スタンバイ状態時に
はトランジスタ回路と電源電圧との間に発生するリーク
電流を低減し、アクティブ状態時にはトランジスタ回路
を高速に動作させる半導体集積回路装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体集積回路装置の高集積化と
高性能化とが進展し、その応用分野が広範囲に展開する
ようになった。特に半導体集積回路装置が携帯情報端末
器(例えば、携帯電話、電子手帳、小型パーソナルコン
ピュータを融合したもの)においては、その内蔵する電
池寿命の劣化を防ぐため、また高性能な情報処理装置
(例えばスーパーコンピュータ等)においては、その電
源装置および冷却装置の小型化のために回路の消費電力
を如何に低減するか、それと同時に回路を如何に高速動
作させるかが重要な技術的課題となってきた。
【0003】例えば図19は、「電子技術、1994年
9月号」第30頁図1に掲載された半導体集積回路装置
(MT―CMOS回路)で、携帯端末器等で用いられる
回路である。図において、VDDは電源電圧、GNDは
グランド電圧(0V)、Q1、Q2はそれぞれpチャネ
ル型MOSトランジスタ(以下、pMOSトランジス
タ)、nチャネル型MOSトランジスタ(以下、nMO
Sトランジスタ)、VDDVはpMOSトランジスタQ
1を介してVDDが印加された仮想電源線、GNDVは
nMOSトランジスタQ2を介してGNDが印加された
仮想グランド線である。破線で囲まれた箇所はCMOS
トランジスタ回路で構成された論理回路部で、VDD
V、GNDVの電圧を電源電圧として動作する。SL、
/SLはそれぞれpMOSトランジスタQ1、nMOS
トランジスタQ2のゲート電極に入力され、互いに相補
的にハイレベル、またはローレベルとなるディジタル信
号であり、ハイレベル時にはVDDを、ローレベル時に
はGNDをそれぞれ示す。
【0004】SLがハイレベル、/SLがローレベルの
とき、MOSトランジスタQ1、Q2はともにオフ状態
であり、論理回路部にはVDDおよびGNDが供給され
ず、論理回路部は動作しない。これにより論理回路部が
論理動作を行う必要のない状態となる(これをスタンバ
イ状態と呼ぶ)。逆にSLがローレベル、/SLがハイ
レベルのとき、MOSトランジスタQ1、Q2はともに
オン状態であり、論理回路部にはVDDおよびGNDが
供給され、論理回路部が論理動作する状態となる(これ
をアクティブ状態と呼ぶ)。
【0005】この半導体集積回路装置において、pMO
SトランジスタQ1、nMOSトランジスタQ2のしき
い値電圧はそれぞれ−0.5〜−0.7V、0.5〜
0.7Vと設定され、論理回路部を構成するpMOSト
ランジスタ、nMOSトランジスタのしきい値電圧はそ
れぞれ−0.2〜−0.3V、0.2〜0.3Vと設定
されている。論理回路部におけるMOSトランジスタの
しきい値電圧は十分小さく設定されているので、論理回
路部はアクティブ状態には1V程度の低い電源電圧で動
作可能となる。またpMOSトランジスタQ1、nMO
SトランジスタQ2のしきい値電圧は論理回路部におけ
るMOSトランジスタのしきい値電圧より高く設定され
ているので、スタンバイ状態におけるリーク電流が大幅
に低減される。MOSトランジスタは非導通状態でもサ
ブスレッショルド電流(リーク電流)が生じ、典型的な
MOSトランジスタにおいてしきい値電圧を0.1V高
くすると、そのリーク電流の値は一桁以上減少する。
【0006】図20は、上記のCMOSトランジスタ回
路を実現するための半導体チップ構造を示す構造断面図
である。図において1はシリコン基板、2、3はそれぞ
れシリコン基板1主面上に形成されたp型半導体ウェル
層(以下、pウェル)およびn型半導体ウェル層(以
下、nウェル)、4a〜4dはpウェル2に形成された
n型半導体層、5a〜5dはnウェル3に形成されたp
型半導体層、6a〜6cは絶縁酸化膜(図示せず)を介
してpウェル2上に形成されたnMOSトランジスタの
ゲート電極、7a〜7cは絶縁酸化膜(図示せず)を介
してnウェル3上に形成されたpチャネルMOSトラン
ジスタのゲート電極、8はpウェル2とnウェル3とを
分離する分離絶縁膜、9は他の部分より不純物濃度が高
いpウェル2の領域、10は他の部分より不純物濃度が
高いnウェル3の領域である。
【0007】n型半導体層4b、4cとゲート電極6b
とによりnMOSトランジスタT1、n型半導体層4
c、4dとゲート電極6cとによりnMOSトランジス
タT2、p型半導体層5b、5cとゲート電極7bとに
よりpMOSトランジスタT3、およびp型半導体層5
c、5dとゲート電極7cとによりpMOSトランジス
タT4がそれぞれ構成される。これらのMOSトランジ
スタT1〜T4は論理回路部を構成する。一方、p型半
導体層5a、5bとゲート電極7aとによりpMOSト
ランジスタQ1が、n型半導体層4a、4bとゲート電
極6aとによりnMOSトランジスタQ2がそれぞれ構
成され、ゲート電極6a、7aには信号/SL、SLが
それぞれ入力される。nウェル領域10およびpウェル
領域9が形成されたのはMOSトランジスタQ1、Q2
のしきい値電圧(絶対値)がMOSトランジスタT1〜
T4より大きくするためである。
【0008】pウェル2において、n型半導体層4a〜
4dはそれぞれ同一の不純物ドーピング工程で同時に形
成され、その後n型半導体層4a、4bの間のpウェル
領域9のみにアルミニウム、ボロン等によるイオン注入
を行う。またnウェル3においても、p型半導体層5a
〜5dはそれぞれ同一の不純物ドーピング工程で同時に
形成され、その後n型半導体層5a、5bの間のnウェ
ル領域10のみにリン等によるイオン注入を行う。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記構成の半導体集積
回路装置において、pMOSトランジスタQ1、nMO
SトランジスタQ2のしきい値電圧(絶対値)は、スタ
ンバイ時におけるリーク電流がその許容範囲を越えない
ように設定される。しかしながら不純物ドーピング等に
より所定のしきい値電圧どおりにMOSトランジスタを
製造することは困難であり、pMOSトランジスタQ
1、nMOSトランジスタQ2には想定された以上のリ
ーク電流が生じてしまうことがある。したがって回路の
低消費電力を妨げるばかりでなく、このような回路は不
良として作製し直さなければならないという問題点が生
じていた。
【0010】また、高しきい値電圧と低しきい値電圧と
を有するMOSトランジスタを同一半導体基板に構成す
るには、MOSトランジスタをそれぞれ作り分ける必要
があるので、複雑な製造工程を新たに付加しなければな
らない。例えば図20の場合は、MOSトランジスタQ
1、Q2のチャネル層に不純物をドープさせる工程を要
し、さらにそのドープさせる工程用のマスクが新たに必
要となる。よって回路の生産性が著しく低下するという
問題点が生じていた。
【0011】さらに、図19における高しきい値電圧の
pMOSトランジスタQ1、nMOSトランジスタQ2
の導通抵抗が無視できず、この論理動作するトランジス
タ回路の高速動作の妨げとなってしまうという問題点が
生じていた。例えば、pMOSトランジスタのしきい値
電圧を小さくする程、またはnMOSトランジスタのし
きい値電圧を大きくする程、非導通時のリーク電流が低
減されるが、逆に論理回路を駆動する能力を妨げるもの
となる。
【0012】この発明は上記に問題点を解決するために
なされたもので、スタンバイ状態においてはトランジス
タ回路と電源電圧との間に生じるリーク電流を低減する
ことにより低消費電力化を図り、アクティブ状態におい
てはトランジスタ回路が高速に動作する半導体集積回路
装置を得ることを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
る半導体集積回路装置は、第1の電源電圧が印加される
第1の電位接点と、この第1の電源電圧より小さい第2
の電源電圧が印加される第2の電位接点との間に接続さ
れ、第1および第2の電源電圧により駆動されて動作す
るトランジスタ回路、このトランジスタ回路がアクティ
ブ状態またはスタンバイ状態となることを示す制御信号
が生成される状態制御回路、第1の電位接点とトランジ
スタ回路との間、もしくは第2の電位接点とトランジス
タ回路との間に接続されたnチャネル型MOSトランジ
スタにより構成されたスイッチ回路、第2の電源電圧よ
り小さい電圧を発生し出力する電圧発生回路、および状
態制御回路より出力される制御信号に従い、nチャネル
型MOSトランジスタを導通させる電圧および非導通さ
せる電圧をそのゲート電極に選択的に入力させ、この非
導通させる電圧として電圧発生回路より出力される電圧
をゲート電極に入力させる選択回路を備えたものであ
る。
【0014】この発明の請求項2に係る半導体集積回路
装置は、第1の電位接点とトランジスタ回路との間、も
しくは第2の電位接点とトランジスタ回路との間に接続
されたnチャネル型MOSトランジスタにより構成され
たスイッチ回路、第1の電源電圧より大きい電圧を発生
し出力する電圧発生回路、および状態制御回路より出力
される制御信号に従い、nチャネル型MOSトランジス
タを導通させる電圧および非導通させる電圧をそのゲー
ト電極に選択的に入力させ、この導通させる電圧として
電圧発生回路より出力される電圧をゲート電極に入力さ
せるを備えたものである。
【0015】この発明の請求項3に係る半導体集積回路
装置は、第1の電位接点とトランジスタ回路との間、も
しくは記第2の電位接点とトランジスタ回路との間に接
続されたnチャネル型MOSトランジスタにより構成さ
れたスイッチ回路、第1の電源電圧より大きい電圧を発
生し出力する第1の電圧発生回路、第2の電源電圧より
小さい電圧を発生し出力する第2の電圧発生回路、およ
び状態制御回路より出力される制御信号に従い、nチャ
ネル型MOSトランジスタを導通させる電圧および非導
通させる電圧をそのゲート電極に選択的に入力させ、こ
の導通させる電圧として第1の電圧発生回路とり出力さ
れる電圧を、この非導通させる電圧として第2の電圧発
生回路より出力される電圧をそれぞれゲート電極に入力
させる選択回路を備えたものである。
【0016】この発明の請求項4に係る半導体集積回路
装置は、トランジスタ回路を構成するnチャネル型MO
Sトランジスタ、およびスイッチ回路を構成するnチャ
ネル型MOSトランジスタにおいて、それぞれのソース
・ドレイン領域となるn型半導体層はそれぞれ同一物質
で同一不純物濃度プロファイルとなるようにp型半導体
ウェル層に形成され、そのチャネル領域となるp型半導
体ウェル層の部分は、それぞれ同一不純物濃度プロファ
イルとなるように形成されたものである。
【0017】この発明の請求項5に係る半導体集積回路
装置は、トランジスタ回路を構成するnチャネル型MO
Sトランジスタ、およびスイッチ回路を構成するnチャ
ネル型MOSトランジスタにおいて、そのソース・ドレ
イン領域となるn型半導体層はそれぞれ同一物質で同一
不純物濃度プロファイルとなるようにp型半導体ウェル
層に形成され、そのチャネル領域となるp型半導体ウェ
ル層の部分は、それぞれ同一不純物濃度プロファイルと
なるように形成され、さらにそのゲート電極はそれぞれ
同一材料で同一膜厚となり、そのゲート電極とチャネル
領域との間に存在する絶縁膜はそれぞれ同一材料で同一
膜厚となるように形成されたものである。
【0018】この発明の請求項6に係る半導体集積回路
装置は、第1の電位接点とトランジスタ回路との間、も
しくは第2の電位接点とトランジスタ回路との間に接続
され、状態制御回路より出力される制御信号により導通
または非導通されるnチャネル型MOSトランジスタで
構成されたスイッチ回路、および状態制御回路より出力
される制御信号に従い、nチャネル型MOSトランジス
タの導通時には第1のバックゲート電圧を、非導通時に
はこの第1のバックゲート電圧より小さい第2のバック
ゲート電圧をそれぞれ出力し、nチャネル型MOSトラ
ンジスタのソース・ドレイン領域が形成されたp型半導
体ウェル層に供給する電圧供給回路を備えたものであ
る。
【0019】この発明の請求項7に係る半導体集積回路
装置は、トランジスタ回路を構成するnチャネル型MO
Sトランジスタ、およびスイッチ回路を構成するnチャ
ネル型MOSトランジスタにおいて、ソース・ドレイン
領域の形成されたp型半導体ウェル層は、それぞれ同一
半導体基板上で互いに電気的に絶縁されるように形成さ
れたものである。
【0020】この発明の請求項8に係る半導体集積回路
装置では、電圧供給回路は奇数個直列に接続されその最
終段のインバータ回路の出力が初段のインバータ回路の
入力に帰還された複数のインバータ回路によるリング発
振回路、一端子とゲート電極とが互いに接続され、他端
子が第1および第2のバックゲート電圧の出力端子につ
ながった第1のMOSトランジスタ、一端子とゲート電
極とが第1のMOSトランジスタの他端子に接続され、
他端子には第2の電源電圧が印加された第2のMOSト
ランジスタ、第1のMOSトランジスタの他端子と第2
のMOSトランジスタの一端子との接続点、およびリン
グ発振回路の出力の間に接続されたキャパシタ、および
リング発振回路における最終段インバータ回路の出力と
初段インバータ回路の入力との間に接続され、状態制御
回路より出力される制御信号に応じて導通または非導通
する第3のMOSトランジスタを有し、第1のバックゲ
ート電圧として第2の電源電圧を出力するように構成さ
れたものである。
【0021】この発明の請求項9に係る半導体集積回路
装置は、第1の電位接点とトランジスタ回路との間、も
しくは第2の電位接点とトランジスタ回路との間に接続
されたpチャネル型MOSトランジスタにより構成され
たスイッチ回路、第1の電源電圧より大きい電圧を発生
し出力する電圧発生回路、および状態制御回路より出力
される制御信号に従い、pチャネル型MOSトランジス
タを導通させる電圧および非導通させる電圧をpチャネ
ル型MOSトランジスタのゲート電極に選択的に入力さ
せ、この非導通させる電圧として電圧発生回路より出力
される電圧をゲート電極に入力させる選択回路を備えた
ものである。
【0022】この発明の請求項10に係る半導体集積回
路装置は、第1の電位接点とトランジスタ回路との間、
もしくは第2の電位接点とトランジスタ回路との間に接
続されたpチャネル型MOSトランジスタにより構成さ
れたスイッチ回路、第2の電源電圧より小さい電圧を発
生し出力する電圧発生回路、および、状態制御回路より
出力される制御信号に従い、pチャネル型MOSトラン
ジスタを導通させる電圧および非導通させる電圧をpチ
ャネル型MOSトランジスタのゲート電極に選択的に入
力させ、この導通させる電圧として電圧発生回路より出
力される電圧をゲート電極に入力させる選択回路を備え
たものである。
【0023】この発明の請求項11に係る半導体集積回
路装置は、第1の電位接点とトランジスタ回路との間、
もしくは第2の電位接点とトランジスタ回路との間に接
続されたpチャネル型MOSトランジスタにより構成さ
れたスイッチ回路、第1の電源電圧より大きい電圧を発
生し出力する第1の電圧発生回路、第2の電源電圧より
小さい電圧を発生し出力する第2の電圧発生回路、およ
び、状態制御回路より出力される制御信号に従い、pチ
ャネル型MOSトランジスタを導通させる電圧および非
導通させる電圧をそのゲート電極に選択的に入力させ、
その導通させる電圧として第2の電圧発生回路とり出力
される電圧を、その非導通させる電圧として第1の電圧
発生回路より出力される電圧をそれぞれゲート電極に入
力させる選択回路を備えたものである。
【0024】この発明の請求項12に係る半導体集積回
路装置は、トランジスタ回路を構成するpチャネル型M
OSトランジスタ、およびスイッチ回路を構成するpチ
ャネル型MOSトランジスタにおいて、そのソース・ド
レイン領域となるp型半導体層はそれぞれ同一物質で同
一不純物濃度プロファイルとなるようにn型半導体ウェ
ル層に形成され、そのチャネル領域となるn型半導体ウ
ェル層の部分は、それぞれ同一不純物濃度プロファイル
となるように形成されたものである。
【0025】この発明の請求項13に係る半導体集積回
路装置は、トランジスタ回路を構成するpチャネル型M
OSトランジスタ、およびスイッチ回路を構成するpチ
ャネル型MOSトランジスタにおいて、そのソース・ド
レイン領域となるp型半導体層はそれぞれ同一物質で同
一不純物濃度プロファイルとなるようにn型半導体ウェ
ル層に形成され、そのチャネル領域となるn型半導体ウ
ェル層の部分は、それぞれ同一不純物濃度プロファイル
となるように形成され、さらにそのゲート電極はそれぞ
れ同一材料で同一膜厚となり、そのゲート電極とチャネ
ル領域との間に存在する絶縁膜はそれぞれ同一材料で同
一膜厚となるように形成されたものである。
【0026】この発明の請求項14に係る半導体集積回
路装置は、第1の電位接点とトランジスタ回路との間、
もしくは第2の電位接点とトランジスタ回路との間に接
続され、状態制御回路より出力される制御信号により導
通または非導通されるpチャネル型MOSトランジスタ
で構成されたスイッチ回路、および状態制御回路より出
力される制御信号に従い、pチャネル型MOSトランジ
スタが導通時には第1のバックゲート電圧、非導通時に
はこの第1のバックゲート電圧より大きい第2のバック
ゲート電圧をそれぞれ出力し、pチャネル型MOSトラ
ンジスタのソース・ドレイン領域が形成されたn型半導
体ウェル層に供給する電圧供給回路を備えたものであ
る。
【0027】この発明の請求項15に係る半導体集積回
路装置は、トランジスタ回路を構成するpチャネル型M
OSトランジスタ、およびスイッチ回路を構成するpチ
ャネル型MOSトランジスタにおいて、そのソース・ド
レイン領域の形成されたn型半導体ウェル層は、それぞ
れ同一半導体基板上で互いに電気的に絶縁されるように
形成されたものである。
【0028】この発明の請求項16に係る半導体集積回
路装置では、電圧供給回路は奇数個直列に接続されその
最終段のインバータ回路の出力が初段のインバータ回路
の入力に帰還された複数のインバータ回路によるリング
発振回路、一端子とゲート電極とに第1の電源電圧が印
加された第1のMOSトランジスタ、一端子とゲート電
極とが第1のMOSトランジスタの他端子に接続され、
他端子が第1および第2のバックゲート電圧の出力端子
につながった第2のMOSトランジスタ、第1のMOS
トランジスタの他端子と第2のMOSトランジスタの一
端子との接続点、および上記リング発振回路の出力の間
に接続されたキャパシタ、および、リング発振回路にお
ける最終段インバータ回路の出力と初段インバータ回路
の入力との間に接続され、状態制御回路より出力される
制御信号に応じて導通または非導通する第3のMOSト
ランジスタを有し、第1のバックゲート電圧として第1
の電源電圧を出力するように構成されたものである。
【0029】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.以下、この発明の一実施の形態を詳細に
説明する。図1は本実施の形態における半導体集積回路
装置の一例を示す回路構成図である。図において、VD
Dは電源電圧、GNDはVDDより小さい電源電圧であ
るグランド電圧(0V)、Q1、Q2はそれぞれpチャ
ネル型MOSトランジスタ(以下、pMOSトランジス
タ)、nチャネル型MOSトランジスタ(以下、nMO
Sトランジスタ)、VDDVはpMOSトランジスタQ
1を介してVDDが印加された仮想電源線、GNDVは
nMOSトランジスタQ2を介してGNDが印加された
仮想グランド線をそれぞれ示す。SLおよび/SLはそ
れぞれpMOSトランジスタQ1、nMOSトランジス
タQ2のゲート電極に入力された信号を示す。
【0030】11はVDDV、GNDVの電圧を電源電
圧としてトランジスタ回路で、例えば図のようにNAN
D回路11aが含んだ論理回路部である。12は論理回
路部11がアクティブ状態またはスタンバイ状態となる
ことを示す制御信号S1、S2を生成する状態制御回
路、13はVDDより高い電圧(以下、VPP)を発生
する高電圧発生回路、14はGNDより低い電圧(以
下、VBB)を発生する低電圧発生回路、15は入力さ
れるVPPとGNDとを制御信号S1に応じて選択的に
出力する選択回路、16は入力されるVDDとVBBと
を制御信号S2に応じて選択的に出力する選択回路であ
る。このpMOSトランジスタQ1、nMOSトランジ
スタQ2はそれぞれVDD、GNDの電源電圧を論理回
路部に対して供給または遮断するスイッチ回路を構成す
る。
【0031】図2は、図1の半導体集積回路装置が形成
されるCMOSトランジスタ構造の半導体チップ上の構
造断面図で、NAND回路11aおよびpMOSトラン
ジスタQ1、nMOSトランジスタQ2が形成された断
面部分を示す。図において、21a〜21dはpウェル
2に形成されたn型半導体層、22a〜22dはnウェ
ル3に形成されたp型半導体層、23はその境界を挟ん
で不純物濃度の高くなるpウェル2の領域、24はその
境界を挟んで不純物濃度の高くなるnウェル3の領域、
25a〜25cは絶縁酸化膜(図示せず)を介してpウ
ェル2上に形成されたnMOSトランジスタのゲート電
極、26a〜26cは絶縁酸化膜(図示せず)を介して
nウェル3上に形成されたpMOSトランジスタのゲー
ト電極、27はpウェル2とnウェル3とを分離する分
離絶縁膜、28はn型半導体層21dとp型半導体層2
2cとを接続する配線である。29aはGNDをn型半
導体層21a、pウェル領域23に印加させる配線、2
9bはVDDをp型半導体層22a、nウェル領域24
に印加させる配線である。30はn型半導体層21a、
21b間で、その境界を挟んで不純物濃度の高くなるp
ウェル2の領域、31はp型半導体層22a、22b間
で、その境界を挟んで不純物濃度の高くなるnウェル3
の領域である。
【0032】n型半導体層21b、21cをソース・ド
レイン領域とし、ゲート電極25bによりnMOSトラ
ンジスタTN1が構成され、n型半導体層21c、21
dをソース・ドレイン領域とし、ゲート電極25cによ
りnMOSトランジスタTN2が構成され、p型半導体
層22b、22cをソース・ドレイン領域とし、ゲート
電極26bによりpMOSトランジスタTP1が構成さ
れ、さらにp型半導体層22c、22dをソース・ドレ
イン領域とし、ゲート電極26cによりpMOSトラン
ジスタTP2が構成される。nMOSトランジスタTN
1、TN2は、NAND回路11aの直列に接続された
nMOSトランジスタを示し、pMOSトランジスタT
P1、TP2は論理回路部1の並列に接続されたpMO
Sトランジスタを示す。配線28はMOSトランジスタ
TN2とMOSトランジスタPN1およびPN2との接
続に、n型半導体層21bへの接続配線はGNDVに、
p型半導体層22b、22dへの接続配線はVDDVに
それぞれ相当する。
【0033】また図1に示すnMOSトランジスタQ2
は、n型半導体層21a、21bをソース・ドレイン領
域とし、ゲート電極25aにより構成され、pMOSト
ランジスタQ1はp型半導体層22a、22bをソース
・ドレイン領域とし、ゲート電極26aにより構成され
る。配線29aはn型半導体層21a(Q2のソース領
域)にGNDを印加させ、配線29bはp型半導体層2
2a(Q1のソース領域)にVDDを印加させる。同時
に配線29aはpウェル2上に形成されたMOSトラン
ジスタのバックゲート電位としてpウェル領域23にG
NDを印加し、配線29bはnウェル3上に形成された
MOSトランジスタのバックゲート電位としてnウェル
領域24にVDDを印加する。
【0034】また論理回路部11を構成するnMOトラ
ンジスタはしきい値電圧が0.2〜0.3Vとなるよう
に形成される。一方nMOSトランジスタQ2はそのチ
ャネル領域となるpウェル領域30の存在によりこの
0.2〜0.3Vより高いしきい値電圧(例えば0.6
V)となるように構成される。また論理回路部11を形
成するpMOトランジスタはしきい値電圧が−0.2〜
−0.3Vとなるように構成される。一方pMOSトラ
ンジスタQ1はそのチャネル領域となるnウェル領域3
1の存在によりこの−0.2〜−0.3Vより低いしき
い値電圧(例えば−0.6V)に構成される。
【0035】なお、NAND回路11a以外の論理回路
部の部分を構成するnMOSトランジスタおよびpMO
Sトランジスタは、それぞれpウェル2、nウェル3の
図示しない断面部分に形成され、また図示しないが図1
における状態制御回路12、高電圧発生回路13、低電
圧発生回路14および選択回路15、16もまた図2に
示す論理回路部11およびpMOSトランジスタQ1、
nMOSトランジスタQ2と同一半導体チップ上に形成
されるものである。
【0036】次に、図1の半導体集積回路装置の動作を
図3に示す動作波形図を参照しながら説明する。図3は
制御信号S1、S2、信号SL、/SLのそれぞれ信号
レベルの波形図である。
【0037】状態制御回路12は図1に示さない他の回
路からの信号により論理回路部11がアクティブ状態で
あるかスタンバイ状態であるかを検知する。例えばパー
ソナルコンピュータにおいては一定期間キーボード、マ
ウス等の入力装置からの入力がないとき、または論理回
路部11が処理すべき仕事が存在しないことを検出した
ときは論理回路部11がスタンバイ状態であることを検
知する。そして図3に示すように論理回路部11がアク
ティブ状態のときはVDDを出力し、スタンバイ状態の
ときはGNDを出力する制御信号S1を生成する。同じ
くアクティブ状態のときはGNDを出力し、スタンバイ
状態のときはVDDを出力する制御信号S2を生成す
る。
【0038】選択回路15は制御信号S1がハイレベル
(すなわちVDD)のときにGNDを選択し、ローレベ
ル(すなわちGND)のときにVDDより高い電圧であ
るVPPを選択して信号SLとして出力するように構成
されている。また選択回路16は制御信号S2がハイレ
ベル(すなわちVDD)のときにGNDより低い電圧で
あるVBBを選択し、ローレベル(すなわちGND)の
ときにVDDを選択して信号/SLとして出力するよう
に構成されている。したがって図3に示すように、信号
SLは論理回路部11がアクティブ状態のときはGN
D、スタンバイ状態のときはVPPを示し、信号/SL
は論理回路部11がアクティブ状態のときはVDD、ス
タンバイ状態のときはVBBを示す。
【0039】論理回路部11がアクティブ状態であると
き、pMOSトランジスタQ1、nMOSトランジスタ
Q2のゲート電極にはそれぞれGND、VDDが印加さ
れともに導通状態となる。したがってVDDVにはVD
Dの電源電圧が供給され、GNDVにはGNDの電源電
圧が供給されるので、論理回路部11はVDDV、GN
DVを電源電圧として論理動作を行う。論理回路部11
を構成するMOSトランジスタは絶対値で0.2〜0.
3V程度の小さいしきい値電圧で構成されたので、電源
電圧(VDD)を低減させても動作可能となる。一方論
理回路部11がスタンバイ状態であるとき、pMOSト
ランジスタQ1、nMOSトランジスタQ2のゲート電
極にはそれぞれVPP、VBBが印加されともに非導通
状態となる。
【0040】ここで非導通時のMOSトランジスタのリ
ーク電流はnMOSトランジスタを例にとると、exp
{(VGS-Vth)/s}に比例することが知られている。
ここでVGSはゲート電位とソース電位との差、Vth
はnMOSトランジスタのしきい値電圧、sはサブスレ
ッショルド・リーク電流が一桁変化するのに必要な電圧
(一定値)である。この式によるとnMOSトランジス
タQ2は、ゲート電極に印加される電圧が低い程サブス
レッショルド・リーク電流が少なくなる。同様にpMO
SトランジスタQ1は、そのゲート電極に印加される電
圧が高い程サブスレッショルド・リーク電流が少なくな
る。
【0041】一般にMOSトランジスタを製造する場
合、その製造環境に応じて所定のしきい値電圧どおり製
造されるとは限らない。図2においてはpウェル領域3
0はイオン注入により不純物ドーピングされたもので、
本来0.6Vのしきい値電圧を有するように設計された
nMOSトランジスタQ2が、そのイオン注入の工程で
環境が変化することにより0.55Vのしきい値に結果
的に製造されたものとする。同じくnウェル領域31は
イオン注入により不純物ドーピングされたもので、本来
−0.6Vのしきい値電圧を有するように設計されたp
MOSトランジスタQ1が、そのイオン注入の工程で環
境が変化することにより−0.55Vのしきい値に結果
的に製造されたものとする。
【0042】上式のとおりリーク電流は指数関数的に増
大するするため、例えばnMOSトランジスタQ2にお
いては、しきい値電圧が0.05V小さくなることでリ
ーク電流は著しく増大し、nMOSトランジスタQ2の
ゲート電極にGNDを印加したとき許容以上のリーク電
流が生じてしまうことがある。このような回路は試験に
より不良として破棄される。本実施の形態のようにGN
Dの代わりにGNDより小さい電圧であるVBBをその
ゲート電極に印加してその増大するリーク電流を低減す
ることができる。同様にpMOSトランジスタQ1も、
非導通時にVDDより大きい電圧であるVPPをゲート
電極に印加してリーク電流を低減することができる。こ
れにより低消費電力化を図ることができるとともに半導
体集積回路装置を作り直す必要がなくこともなく歩留ま
りが向上する。
【0043】図4は、VBBを発生させる低電圧発生回
路14の詳細な回路構成図である。35はインバータ回
路が奇数個接続され、最終段の出力を初段の入力に帰還
させたリング発振回路、36a、36bはそれぞれの一
端子がノードN1で接続されたnMOSトランジスタで
あり、それぞれのしきい値電圧をVDDよ十分小さい同
一のVthnに構成されたものである。ノードN1に
は、キャパシタC1を介してリング発振回路35の出
力、およびnMOSトランジスタ36bのゲート電極が
接続される。nMOSトランジスタ36bの他端子はG
NDに接続され、nMOSトランジスタ36aの他端子
とゲート電極とが接続され、VBBの出力端子37とな
る。
【0044】ここで、リング発振回路35の出力電圧の
振れ幅をVDDとする。リング発振回路35の出力が正
に振れたときにはnMOSトランジスタ36aは非導通
状態であり、キャパシタC1の容量結合によりnMOS
トランジスタ36bを介してGNDに放電され、ノード
N1の電位はVthnとなる。キャパシタC1はリング
発振回路35の直流成分を除去するためのものである。
次いでリング発振回路35の出力が正から負に振れたと
き、寄生容量を無視するとノードN1の電位はキャパシ
タC1の容量結合により(Vthn―VDD)に変化す
る。そのとき、出力端子37の電位が(Vthn―VD
D)+Vthn=2Vthn―VDDとなる程度にnM
OSトランジスタ36aは導通し、一方nMOSトラン
ジスタ36bは非導通となる。次いでリング発振回路3
5の出力が負から正に振れたときノードN1の電位はV
thnとなるまで放電され。正から負に振れたとき上記
と同様にノードN1の電位は(Vthn―VDD)とな
ることにより出力端子37は(2Vthn―VDD)と
なる。このサイクルを繰り返すことにより出力端子37
の電位は(2Vthn―VDD)に安定し、この電位が
GNDより小さいVBBとして出力端子37より出力さ
れる。
【0045】図5はVPPを発生させる高電圧発生回路
13の詳細な回路構成図である。リング発振回路35は
図4と同一のもの、38a、38bはそれぞれの一端子
がノードN2で接続されたnMOSトランジスタであ
り、それぞれのしきい値電圧を同一のVthnとする。
ノードN2には、キャパシタC2を介してリング発振回
路35の出力、およびnMOSトランジスタ38bのゲ
ート電極が接続される。キャパシタC2は上記と同様に
リング発振回路35の直流成分を除去する。nMOSト
ランジスタ38aの他端子とゲート電極はVDDに接続
され、nMOSトランジスタ38bの他端子はVPPの
出力端子39となる。
【0046】この高電圧発生回路13の基本的な動作
は、図4の回路と同一である。すなわちリング発振回路
35が負に振れたとき、nMOSトランジスタ38bは
非導通状態であり、ノードN2の電位は(VDD−Vt
hn)になる。リング発振回路35が負から正に振れた
ときノードN2の電位は(VDD―Vthn)+VDD
=2VDD―Vthnに変化するとともに、nMOSト
ランジスタ38bが導通し、nMOSトランジスタ38
aが非導通する。従って出力端子39の電位は、(2V
DD―Vthn)―Vthn=2(VDD―Vthn)
となる。このサイクルを繰り返すことにより出力端子3
9の電位は2(VDD―Vthn)に安定し、この電位
がVDDより大きいVPPとして出力端子39より出力
される。
【0047】この図4、図5の電圧発生回路においては
VBB=2Vthn―VDD、VPP=2(VDD―V
thn)の電圧が生成されたが、図4においては端子3
7に対してさらにダイオード接続されたnMOSトラン
ジスタを複数個直列に接続することにより、その最終段
のnMOSトランジスタよりGNDより小さく(2Vt
hn−VDD)より大きいVBBを得ることができ、図
5においては端子39に対してさらにダイオード接続さ
れたnMOSトランジスタを複数個直列に接続すること
により、その最終段のnMOSトランジスタよりVDD
より大きく、2(VDD−Vthn)より小さいVPP
を得ることができる。
【0048】図6は、選択回路15の詳細な回路構成図
である。40は両端子がそれぞれノードN3、N4に接
続され、ゲート電極にVDDが印加されたnMOSトラ
ンジスタ、41は両端子がそれぞれノードN3、N5で
接続され、ゲート電極にGNDが印加されたpMOSト
ランジスタ、42はソース端子が端子a1に接続され、
ドレイン端子がノードN4に接続され、ゲート電極がノ
ードN6に接続されたpMOSトランジスタ、43はソ
ース端子が端子a1に接続され、ドレイン端子がノード
N6に接続され、ゲート電極がノードN4に接続された
pMOSトランジスタ、44はソース端子が端子a2に
接続され、ドレイン端子がノードN5に接続され、ゲー
ト電極がノードN6に接続されたnMOSトランジス
タ、45はソース端子が端子a2に接続され、ドレイン
端子がノードN6に接続され、ゲート電極がノードN5
に接続されたnMOSトランジスタである。状態制御回
路12より出力された制御信号S1はノードN3に入力
され、高電圧発生回路13で生成されたVPPは端子a
1に印加され、さらにGNDが端子a2に印加される。
なお、nMOSトランジスタ40、44、45のしきい
値電圧を上記のVthnとし、pMOSトランジスタ4
1、42、43のしきい値電圧をVthp(=―Vth
n)とする。
【0049】次いで動作について説明する。制御信号S
1がVDDの電位を示したとき(アクティブ状態時)、
ノードN4はその電位が(VDD―Vthn)に充電さ
れ、ノードN5はその電位がVDDに充電される。これ
によりpMOSトランジスタ43のゲート・ソース間電
圧は―(VPP―(VDD―Vthn))=Vthn―
VDDであり、nMOSトランジスタ45のゲート・ソ
ース間電圧はVDDである。pMOSトランジスタ43
はnMOSトランジスタ45に比べてその導通状態が弱
いので、pMOSトランジスタ43と交差結合するpM
OSトランジスタ42、およびnMOSトランジスタ4
5と交差結合するnMOSトランジスタ44により、p
MOSトランジスタ43の導通状態がより弱くなり、n
MOSトランジスタ45の導通状態がより強くなるよう
に増幅され、最終的にノードN6の電位はGNDに達す
る。
【0050】制御信号S1がGNDの電位を示したとき
(スタンバイ状態時)、ノードN4はその電位がGND
になり、ノードN5はその電位が―Vthpとなる。こ
れによりpMOSトランジスタ43のゲート・ソース間
電圧は―(VPP―GND)=―VPP=2Vthn―
2VDDであり、nMOSトランジスタ45のゲート・
ソース間電圧は―Vthp=Vthnである。pMOS
トランジスタ43はnMOSトランジスタ45に比べて
その導通状態が強いので、pMOSトランジスタ43と
交差結合するpMOSトランジスタ42、およびnMO
Sトランジスタ45と交差結合するnMOSトランジス
タ44により、pMOSトランジスタ43の導通状態が
より強くなり、nMOSトランジスタ45の導通状態が
より弱くなるように増幅される。よって最終的にノード
N6の電位はVPPを示す。ノードN6から出力される
信号はこの選択回路15の出力する信号SLとなる。
【0051】また、図7は選択回路16の詳細な回路構
成図である。この選択回路16は図6と同一の回路構成
を有する。異なる点は端子a1にVDDが印加され、端
子a2にVBBが印加され、さらにノードN3に状態制
御回路12より出力される制御信号S2が入力されるこ
とである。
【0052】この選択回路16の動作についても、図6
のものと基本的には同一である。制御信号S2がGND
の電位を示したとき(アクティブ状態時)、上記の動作
に従って端子a1に印加されたVDDがノードN6から
最終的に出力され、S2がVDDの電位を示したとき、
(スタンバイ状態時)、端子a2に印加されたVBBが
ノードN6から最終的に出力される。ノードN6から出
力される信号はこの選択回路16の出力する信号/SL
となる。
【0053】なおnMOSトランジスタ40、pMOS
トランジスタ41の役割りは交差結合回路(pMOSト
ランジスタ42、43の交差結合とnMOSトランジス
タ44、45の交差結合)の状態が確定するまでの間、
ノードN4、N5の電位をノードN3と絶縁させるため
のものである。
【0054】VPP、VBBの値はそれぞれ2VDD―
2Vthn、2Vthn―VDDとしたが、MOSトラ
ンジスタQ1、Q2のサブスレッショルド・リーク電流
の許容量を越えない程度に設定することが適切である。
実際この許容量は作製されたMOSトランジスタQ1、
Q2のしきい値電圧の他、使用される電源電圧(VD
D)、MOSトランジスタの信頼性、論理回路部11を
含めた回路全体の規模および特性等により決定される。
このときは高電圧発生回路13、低電圧発生回路14の
構成を変更することによりVPP、VBBの値を設定し
直す。
【0055】また、論理回路部11はCMOSトランジ
スタで構成されたものに限らない。pMOSトランジス
タを含まない論理回路部、nMOSトランジスタを含ま
ない論理回路部、あるいはバイポーラトランジスタを含
んだ論理回路でもよい。さらにはアクティブ状態または
スタンバイ状態をなすトランジスタ回路であれば論路回
路にも限ることなくアナログ回路等でもよい。
【0056】実施の形態2.図8は図1に示した半導体
集積回路装置において、図2とは異なる半導体チップ構
造を示した構造断面図である。図2のものと異なる点は
図1に示す不純物濃度が高いpウェル領域30、および
nウェル領域31が存在しないことのみで、その他は同
一である。
【0057】図8に示した断面構造において、n型半導
体層21a〜21dはpウェル2上面からのイオン注入
により同時に形成され、p型半導体層22a〜22dは
nウェル3上面からのイオン注入により同時に形成され
たものである。さらにゲート電極25a〜25c、26
a〜26cはすべて同一プロセスにより同時に形成され
たものである。さらに図示しないそれぞれのゲート電極
下の絶縁酸化膜もまた同一プロセスにより同時に形成さ
れたものである。すなわち、図1に示すnMOSトラン
ジスタQ2と論理回路部11を構成するすべてのnMO
Sトランジスタとは全く同一の製造プロセスで同時に形
成されたものであり、それらの断面構造は同一のものと
なる。同様にpMOSトランジスタQ1と論理回路部1
1を構成するすべてのpMOSトランジスタとは全く同
一の製造プロセスで同時に形成されたものであり、それ
らの断面構造は同一のものとなる。
【0058】よってpウェル2上に形成されたnMOS
トランジスタにおいてソース・ドレイン領域となるn型
半導体層の物質、不純物濃度プロファイルは同一にな
り、nウェル3上に形成されたpMOSトランジスタに
おいてソース・ドレイン領域となるp型半導体層の物
質、不純物濃度プロファイルも同一になる。また、pウ
ェル2における各nMOSトランジスタのチャネル領域
部分もまた同一のp型半導体物質で同一の不純物濃度プ
ロファイルになり、nウェル3における各pMOSトラ
ンジスタのチャネル領域部分もまた同一のn型半導体物
質で同一の不純物濃度プロファイルになる。さらにゲー
ト電極、およびそのゲート電極下に形成された絶縁酸化
膜はそれぞれ同一の材料で、ほぼ同一の膜厚を有するも
のとなる。
【0059】ここで、nMOSトランジスタQ2および
論理回路部11を構成するnMOSトランジスタは理想
的にはそれぞれ同一のしきい値電圧となるが、実際には
その製造プロセスで生じる断面構成のばらつき等によ
り、作製後は0.2〜0.3V程度のしきい値電圧とな
るように構成されたものとする。同様にpMOSトラン
ジスタQ1および論理回路部11を構成するpMOSト
ランジスタも作製後は―0.2〜―0.3V程度のしき
い値電圧となるように構成されたものとする。
【0060】図8の半導体チップ構造において、ゲート
電極25a、26aにはそれぞれ信号SL、/SLが接
続される。図3に示すように論理回路部11がアクティ
ブ状態のときSLはGND、/SLはVDDを示し、M
OSトランジスタQ1、Q2はともに導通となる。一方
スタンバイ状態のときSLはVPP、/SLはVBBを
示し、MOSトランジスタQ1、Q2はともに非導通と
なる。
【0061】本実施の形態に示す半導体集積回路装置に
おいて、従来技術と同様に論理回路部11をしきい値電
圧(絶対値)の小さいMOSトランジスタで構成するこ
とで低消費電力で動作させることができる。またpMO
SトランジスタQ1、nMOSトランジスタQ2は、図
2に示すpウェル領域30、nウェル領域31を形成す
るイオン注入の不純物ドーピング工程を要することもな
く、さらには論理回路部11と同一半導体チップ上に全
く同一製造プロセスにより同時に形成されるので、互い
に作り分けることなく単純な製造工程により回路を作製
できる。ここでpMOSトランジスタQ1、nMOSト
ランジスタQ2が非導通状態のときに、そのしきい値電
圧(絶対値)が小さくなることによるリーク電流増大が
懸念されるが、pMOSトランジスタQ1のゲート電極
にVDDより大きい電圧のVPP、nMOSトランジス
タQ2のゲート電極にGNDより小さい電圧のVBBが
それぞれ印加されることによりリーク電流の増大を防ぐ
ことができる。したがって生産性、製造歩留りの向上が
図れる。
【0062】さらに、図19の従来技術に比べpMOS
トランジスタQ1、nMOSトランジスタQ2はそのし
きい値電圧(絶対値)が小さく構成されているので、ア
クティブ時における論理回路部11への電流供給能力が
増大し、論理回路部11を高速に動作させることができ
る。
【0063】実施の形態3.図9は本実施の形態に示す
半導体集積回路装置の回路構成図である。図1において
選択回路15に入力されたGNDの代わりに低電圧発生
回路14より生成されたVBBを入力し、選択回路16
に入力されたVDDに代わりに高電圧発生回路13より
生成されたVPPを入力するものである。すなわち図6
に示す選択回路15において、端子a2にGNDの代わ
りにVBBを印加し、図7に示す選択回路16において
端子a1にVDDの代わりにVPPを印加するものであ
る。その他の回路構成については図1と全く同一であ
る。
【0064】この回路において選択回路15、16から
出力される信号SL、/SLの信号レベルは、図10に
示す波形図のように決定される。すなわち、論理回路部
11がアクティブ状態のときSLはVBBを、/SLは
VPPをそれぞれ出力し、一方スタンバイ状態のときS
LはVPP、/SLはVBBをそれぞれ出力する。
【0065】この半導体集積回路装置が図1と異なる点
は、論理回路部11がアクティブ状態のときに、pMO
SトランジスタQ1のゲート電極にGNDより小さい電
圧のVBBが印加され、nMOSトランジスタQ2のゲ
ート電極にVDDより大きい電圧のVPPが印加される
ことである。nMOSトランジスタを例にとると、ゲー
ト電極に印加する電圧を上昇させると、そのnMOSト
ランジスタは線形領域で動作するようになり、そのチャ
ネルコンダクタンス(電気抵抗の逆数)は(VGS−V
thn)に比例することが知られている。従ってVPP
がゲート電極として与えたれたnMOSトランジスタQ
2のアクティブ時におけるコンダクタンスは、例えばV
thn=0.4V、VGS=VPP=2.5Vの場合は
Vthn=0.4V、VGS=VDD=1.5Vの場合
に比べ約2倍である。pMOSトランジスタQ1におい
ても同様で、そのゲート電極に与えられる電圧をGND
より小さくするほどコンダクタンスは大きくなる。よっ
て仮想電源線VDDVおよびGNDVのインピーダンス
が小さくなり、論理回路部11内の各接続ノードに対す
る充放電に要する時間が短縮され、論理回路部の回路動
作が高速になる。
【0066】なお、この半導体集積回路装置は論理回路
部11、pMOSトランジスタQ1、nMOSトランジ
スタQ2を構成する半導体装置が図2に示された構造、
および図8に示された構造のいずれの場合にも適用され
るものである。従って回路を構成するMOSトランジス
タがどのような製造工程で製造されても、MOSトラン
ジスタ固有のしきい値電圧による制御だけでなく、その
ゲート電極に印加される信号電圧により、リーク電流の
低減かつ回路動作の高速化を制御できる。
【0067】またこの実施の形態において、論理回路部
11がアクティブ状態時にSLがVBB、/SLがVP
Pとなり、スタンバイ状態時にSLがVDD、/SLが
GNDとなるように構成してもよい。すなわち図6に示
す選択回路15において端子a1にGNDを印加し、端
子a2にVBBを印加する。一方選択回路16において
端子a1にVPPを印加し、端子a2にGNDを印加す
る。この回路構成はアクティブ状態時における論理回路
部11の動作の高速化のみをねらったものであり、アプ
リケーションからの要求、論理回路構成の特殊性からス
タンバイ状態時におけるpMOSトランジスタQ1、n
MOSトランジスタQ2のリーク電流の低減を特に必要
としない場合に用いられる。
【0068】実施の形態4.本実施の形態では、実施の
形態1〜3に示す半導体集積回路装置において論理回路
部およびこの論理回路部のアクティブ・スタンバイ状態
の切り替え回路の変形例を示す。図11はその一例を示
す半導体集積回路装置の回路構成図である。51、52
はCMOSトランジスタからなる論理回路部である。論
理回路部51はVDDVとGNDとの間に接続され、こ
のVDDVおよびGNDの電圧を電源電圧として動作す
る。一方論理回路部52はVDDとGNDVとの間に接
続され、このVDDおよびGNDVの電圧を電源電圧と
して動作する。その他の符号および記号は図1と同一の
ものを示す。
【0069】この半導体集積回路装置は、実施形態1〜
3において図1に示したpMOSトランジスタQ1を介
さずVDDと論理回路部とを直接に接続したもの、ある
いはnMOSトランジスタQ2を介さずGNDと論理回
路部とを直接に接続したものに相当する。すなわち論理
回路部51のアクティブ・スタンバイ状態の切り替えは
pMOSトランジスタQ1のみの導通・非導通で実行さ
れる。一方論理回路部52のアクティブ・スタンバイ状
態の切り替えはnMOSトランジスタQ2のみの導通・
非導通で実行される。このような回路構成を採用するか
否かは、回路の製造プロセスからの要求、論理回路部の
回路特性、回路のアプリケーションからの要求等により
決定される。
【0070】また別の変形例として図12(A)は、n
MOSトランジスタで構成された論理回路部53におい
て、VDDと論理回路部53との間に接続されたnMO
SトランジスタQ3、GNDと論理回路部53との間に
接続されたnMOSトランジスタQ4を備え、nMOS
トランジスタQ3、Q4のゲート電極には図1に示す選
択回路16より出力される信号線/SLが接続された半
導体集積回路装置である。一方、図12(B)は、pM
OSトランジスタで構成された論理回路部54におい
て、VDDと論理回路部54との間に接続されたpMO
SトランジスタQ5、GNDと論理回路部54との間に
接続されたpMOSトランジスタQ6を備え、pMOS
トランジスタQ5、Q6のゲート電極には図1に示す選
択回路15より出力される信号線SLが接続された半導
体集積回路装置である。
【0071】これらの半導体集積回路装置は、実施の形
態1〜3において図1に示したpMOSトランジスタQ
1の代わりにnMOSトランジスタを採用したもの、あ
るいはnMOSトランジスタQ2の代わりにpMOSト
ランジスタを採用したものである。上記と同様に、回路
の製造プロセスからの要求、論理回路部の回路特性、回
路のアプリケーションからの要求があればこのような回
路構成も可能である。さらに図12(A)においてnM
OSトランジスタQ4を取り除きGNDと論理回路部5
3とを直接に接続した構成、あるいは(B)においてp
MOSトランジスタQ5を取り除きVDDと論理回路部
54とを直接に接続した構成でもよい。
【0072】このように、図11または図12(A)
(B)でも実施形態1〜3と同様に、その製造工程にか
かわらずリーク電流の低減化または論理回路部の高速化
を図ることができる。
【0073】実施の形態5.図13は本実施の形態を示
す半導体集積回路装置の回路構成図である。図において
61はGNDを降圧した降圧電圧VBBを発生させると
ともに、制御信号S1のレベル変化に応じてGNDおよ
びVBBを選択して出力する低電圧発生回路で、その出
力された電圧はpMOSトランジスタQ1のバックゲー
トに入力される。62はVDDを昇圧した昇圧電圧VP
Pを発生させるとともに、制御信号S2のレベル変化に
応じてVDDおよびVPPを選択して出力する高電圧発
生回路で、その出力された電圧はnMOSトランジスタ
Q2のバックゲートに入力される。S3、S4はそれぞ
れ低電圧発生回路61、高電圧発生回路62より出力さ
れる信号を示す。さらに状態制御回路12の制御信号S
1はnMOSトランジスタQ2のゲート電極に、制御信
号S2はpMOSトランジスタQ1のゲート電極にそれ
ぞれ印加される。その他の符号は図1と同一のものを示
す。
【0074】また図14は図13の半導体集積回路装置
が形成されたCMOSトランジスタ構造の半導体チップ
の構造断面図である。制御信号S1の出力される配線6
2aはゲート電極25aに接続され、制御信号S2の出
力される配線62bはゲート電極26aに接続される。
さらに低電圧発生回路61からVBBの出力する配線6
3aはpウェル領域23に接続され、高電圧発生回路6
2からVPPの出力する配線63bはnウェル領域24
に接続される。その他の符号は図8と同一のものを示
す。なお図示しないが、状態制御回路12および低電圧
発生回路61、高電圧発生回路62もまた同一の半導体
基板上に構成されたものとする。
【0075】さらに図8に示した半導体チップ構造と同
様に、図14においてpウェル2上に形成されたnMO
Sトランジスタは全く同一の工程により同時に形成され
たものであり、nウェル3上に形成されたpMOSトラ
ンジスタもまた全く同一の工程により同時に形成された
ものである。ここでpウェル2上に形成されたnMOS
トランジスタはそのしきい値電圧が0.2〜0.3Vと
なるように構成され、nウェル3上に形成されたpMO
Sトランジスタはそのしきい値電圧が−0.2〜−0.
3Vとなるように構成されたものとする。
【0076】次に、図13の半導体集積回路装置の動作
を図15に示す動作波形図を参照しながら説明する。図
15はそれぞれ制御信号S1、S2、S3、S4の信号
レベルの波形図である。
【0077】図3と同様に状態制御回路12より出力さ
れる制御信号S1は、論理回路部11がアクティブ状態
のときはVDDを示し、スタンバイ状態のときはGND
を示す。また制御信号S2は論理回路部11がアクティ
ブ状態のときはGNDを示し、スタンバイ状態のときは
VDDを示す。低電圧発生回路61は制御信号S1を入
力し、制御信号S1がハイレベル(VDD)のときにG
NDを、ローレベル(GND)のときに降圧電圧VBB
を出力信号S3として出力するように構成されている。
したがって図14のように、出力信号S3の電圧はpウ
ェル領域23を介してpウェル2全体に印加され、各n
MOSトランジスタのバックゲート電圧となる。一方、
高電圧発生回路62は制御信号S2を入力し、制御信号
S2がハイレベル(VDD)のときに降圧電圧VPP
を、ローレベル(GND)のときにVDDを出力信号S
4として出力するように構成されている。したがって図
14のように、出力信号S4の電圧はnウェル領域24
を介してnウェル3全体に印加され、各pMOSトラン
ジスタのバックゲート電圧となる。
【0078】pMOSトランジスタQ1において、制御
信号S2と出力信号S4により、論理回路部11がアク
ティブ状態のときゲート電圧はGND、バックゲート電
圧はVDDとなり、一方スタンバイ状態のときゲート電
圧はVDD、バックゲート電圧はVPPとなる。nMO
SトランジスタQ2において、制御信号S1と出力信号
S3により、論理回路部11がアクティブ状態のときゲ
ート電圧はVDD、バックゲート電圧はGNDとなり、
一方スタンバイ状態のときゲート電圧はGNDとなり、
バックゲート電圧はVBBとなる。
【0079】上述したpMOSトランジスタQ1のしき
い値電圧(−0.2〜−0.3V)はバックゲート電圧
としてVDDが印加されたときのしきい値電圧を、nM
OSトランジスタQ2のしきい値電圧(0.2〜0.3
V)はバックゲート電圧としてGNDが印加されたとき
のしきい値電圧をそれぞれ示す。pMOSトランジスタ
Q1のバックゲート電圧がVDDより大きいVPPとな
ることによりそのしきい値電圧が上記の値より実質的に
小さくなる。同様にnMOSトランジスタQ2のバック
ゲート電圧がGNDより小さいVBBとなることにより
そのしきい値電圧が上記の値より実質的に大きくなる。
したがって論理回路部11がスタンバイ状態のときにp
MOSトランジスタQ1、nMOSトランジスタQ2の
リーク電流がともに小さくなり、半導体集積回路装置の
低消費電力化が達成される。
【0080】図16はVBBを発生させる低電圧発生回
路61を示す詳細な回路構成図である。図において71
はインバータ回路が奇数個直列に接続されたインバータ
回路群で、最終段の出力が初段の入力に帰還させたもの
である。72はインバータ回路群71の最終段の出力と
初段の入力との間に接続されたnMOSトランジスタ、
73はインバータ回路群71とnMOSトランジスタ7
2とで構成され、インバータ回路群71の最終段から発
振信号を出力するリング発振回路、74、75はそれぞ
れの一端子がノードN10で接続されたnMOSトラン
ジスタで、それぞれのしきい値電圧をVDDより小さい
同一のVthnとする。nMOSトランジスタ75の他
端子はGNDに接続され、ゲート電極はノードN10に
接続される。またnMOSトランジスタ74の他端子と
ゲート電極とがノードN11で接続される。76はノー
ドN11とGNDとの間に接続されたnMOSトランジ
スタ、77はその出力がnMOSトランジスタ77のゲ
ート電極に接続されたインバータ回路である。リング発
振回路73の出力はキャパシタC10を介してノードN
10に接続されている。また状態制御回路12より出力
される制御信号S1はインバータ回路77に入力される
とともに、nMOSトランジスタ76のゲート電極に入
力される。ノードN11はこの低電圧発生回路61がV
BBを出力する出力端子78となる。
【0081】次にこの電圧発生回路の動作について説明
する。制御信号S1がローレベル(GND)のとき、n
MOSトランジスタ76のゲート電極にはローレベルが
入力され、一方インバータ回路77を介してnMOSト
ランジスタ72のゲート電極にはハイレベルが入力され
る。nMOSトランジスタ76は非導通となり、nMO
Sトランジスタ72は導通となるので、リング発振回路
73、キャパシタC10およびnMOSトランジスタ7
4、75により(2Vthn−VDD)の降圧電圧VB
Bが出力端子78より出力される。このVBBの発生動
作は図4の回路と全く同一であるのでその説明を省略す
る。
【0082】一方制御信号S2がハイレベル(VDD)
のとき、インバータ回路77を介してnMOSトランジ
スタ72のゲート電極にローレベルが入力され、nMO
Sトランジスタ72は非導通となりリング発振回路73
の発振動作は停止する。さらにnMOSトランジスタ7
6のゲート電極にハイレベルが入力されるので、nMO
Sトランジスタ76は導通となり出力端子78からGN
Dが出力される。したがって図15に示したとおり、低
電圧発生回路61は出力信号S3として論理回路部11
がアクティブ状態のときにGNDを出力し、スタンバイ
状態のときにVBBを出力する。
【0083】図17はVPPを発生させる高電圧発生回
路62を示す詳細な回路構成図である。図において8
0、81はそれぞれの一端子がノードN12で接続され
たnMOSトランジスタで、それぞれのしきい値電圧を
VDDより小さい同一のVthnとする。nMOSトラ
ンジスタ80の他端子およびゲート電極はVDDに接続
される。またnMOSトランジスタ81の他端子はノー
ドN13で接続され、ゲート電極はノードN12に接続
される。82はノードN13とVDDとの間に接続され
たnMOSトランジスタ、83は出力がnMOSトラン
ジスタ82のゲート電極に接続されたインバータ回路で
ある。リング発振回路73の出力はキャパシタC11を
介してノードN12に接続されている。また状態制御回
路12より出力される制御信号S2はインバータ回路8
3に入力されるとともに、nMOSトランジスタ72の
ゲート電極に入力される。ノードN11はこの高電圧発
生回路62がVPPを出力する出力端子84となる。そ
の他の符号は図16と同一のものを示す。
【0084】次にこの高電圧発生回路の動作について説
明する。制御信号S2がハイレベル(VDD)のとき、
nMOSトランジスタ72のゲート電極にはハイレベル
が入力され、インバータ回路83を介してnMOSトラ
ンジスタ82のゲート電極にはローレベルが入力され
る。したがってnMOSトランジスタ82は非導通とな
り、nMOSトランジスタ72は導通となるので、リン
グ発振回路73、キャパシタC11およびnMOSトラ
ンジスタ80、81により2(VDD―Vthn)の昇
圧電圧VPPが出力端子84より出力される。このVP
Pの発生動作は図5に示した回路と全く同一であるので
その説明を省略する。
【0085】一方制御信号S2がローレベル(GND)
のとき、nMOSトランジスタ72のゲート電極にロー
レベルが入力されるので、nMOSトランジスタ72は
非導通しリング発振器73の発振動作は停止する。一方
インバータ回路83を介してnMOSトランジスタ82
のゲート電極にハイレベルが入力されるので、nMOS
トランジスタ82は導通し出力端子84からVDDが出
力される。したがって図15に示したとおり、高電圧発
生回路62は出力信号S4として論理回路部11がアク
ティブ状態のときにVDDを出力し、スタンバイ状態の
ときにVPPを出力する。
【0086】この図16、図17に示す低電圧発生回
路、高電圧発生回路において、nMOSトランジスタ7
2により発振動作が不要なアクティブ状態の間はリング
発振回路73の動作を停止させるので、そのリング発振
回路の消費電圧を低減することができる。またスタンバ
イ状態からアクティブ状態へのモード切り替えとともに
素早くVBBからGNDへ、およびVPPからVDDへ
変化させるため、図16に示すnMOSトランジスタ7
6によりアクティブ状態で出力端子78を素早くGND
に短絡する。また図17に示すnMOSトランジスタ8
2も同様の機能を有する。
【0087】また図13において、論理回路部11のア
クティブ状態にさらに高速に動作させたい場合、アクテ
ィブ状態においてnMOSトランジスタQ2のバックゲ
ート電圧をGNDより高い電圧にしてnMOSトランジ
スタQ2の実質のしきい値電圧を低くすれなよい。同じ
くアクティブ状態においてpMOSトランジスタQ1の
バックゲート電圧をVDDより低い電圧にしてpMOS
トランジスタQ1の実質のしきい値電圧を高くすればよ
い。この場合図15に示した低電圧発生回路61は論理
回路部11のアクティブ状態時にはGNDより高い電圧
を発生させるように構成し、高電圧発生回路62は論理
回路部11のアクティブ状態時にはVDDより低い電圧
を発生させるように構成すればよい。すなわち高電圧発
生回路62、低電圧発生回路61は、論理回路部11の
それぞれアクティブ状態とスタンバイ状態とで2種類の
バックゲート電圧を出力し、それぞれpウェル2、nウ
ェル3に供給することにより、アクティブ状態の高速動
作、スタンバイ時のリーク電流低減をそれぞれ独立に調
整することができる。
【0088】実施の形態6.図18は本実施の形態に示
す半導体チップの構造断面図である。図において、90
はnMOSトランジスタQ2が形成されるpウェルで、
n型半導体層21a、21eがnMOSトランジスタQ
2のソース・ドレイン領域となる。91は論理回路部1
1におけるnMOSトランジスタ(図ではTN1、TN
2)が形成されるpウェル、92はpMOSトランジス
タQ1が形成されるnウェルで、p型半導体層22a、
22eがpMOSトランジスタQ1のソース・ドレイン
領域となる。93は論理回路部11におけるpMOSト
ランジスタ(図ではTP1、TP2)が構成されるpウ
ェルである。94はpウェル90、91を互いに電気的
に絶縁する分離絶縁膜、95はnウェル92、93を互
い電気的に絶縁する分離絶縁膜である。96はその境界
を挟んで不純物濃度の高くなるpウェル91の領域、9
7はその境界を挟んで不純物濃度の高くなるnウェル9
3の領域である。n型半導体層21e、21bがGND
Vとなる配線で接続され、p型半導体層22e、22
b、22dがVDDVとなる配線で接続される。その他
の符号は図14と同一のものを示す。
【0089】ここでpウェル90、91に形成されたn
MOSトランジスタは全く同一の工程により同時に形成
されたものであり、そのしきい値電圧が0.2〜0.3
Vとする。またnウェル92、93上に形成されたpM
OSトランジスタは全く同一の工程により同時に形成さ
れたものであり、そのしきい値電圧が−0.2〜−0.
3Vとする。
【0090】上記の半導体チップの構造によると、pウ
ェル90にはその不純物濃度の高い領域23を介して低
電圧発生回路61より出力される電圧が与えられ、nウ
ェル92にはその不純物濃度の高い領域24を介して高
電圧発生回路62より出力される電圧が与えられる。一
方pウェル91にはpウェル領域96を介して常時GN
Dが与えられ、nウェル93にはnウェル領域97を介
して常時VDDが与えられる。したがって実施の形態5
と同様にスタンバイ状態時のリーク電流の低減を図るこ
とができる。
【0091】さらに図14に示す半導体集積回路装置に
おいては低電圧発生回路61、高電圧発生回路62は、
それぞれpウェル2、nウェル3上に形成されたすべて
のMOSトランジスタのバックゲートに電圧を与えたの
で、pウェル2あるいはnウェル3に対する電圧供給の
負担が大きくなり、これを補うために低電圧発生回路6
1、高電圧発生回路62の回路規模を大きくし、このた
め消費電力を増大させることが考えられる。しかし図1
8に示す半導体集積回路装置では、低電圧発生回路61
はnMOSトランジスタQ2が形成されるpウェル90
のみにGNDまたはVBBの電圧を与え、高電圧発生回
路62はpMOSトランジスタQ1が形成されるnウェ
ル3のみにVDDまたはVPPの電圧を与えるので、そ
れぞれの電圧供給負担が軽くなる。したがって小規模な
回路設計、消費電力の低減、さらにpウェル2、nウェ
ル3へ高速に電荷が充放電するのでスタンバイ状態とア
クティブ状態との移行に要する時間の短縮等の利点が得
られる。
【0092】実施の形態7.なお、図13の半導体集積
回路装置においてpMOSトランジスタQ1を削除し論
理回路部11とVDDを直接に接続し、nMOSトラン
ジスタQ2のみでアクティブ・スタンバイの切り替えを
行ってもよい。逆にnMOSトランジスタQ2を削除し
論理回路部11とGNDを直接に接続し、pMOSトラ
ンジスタQ1のみでアクティブ・スタンバイの切り替え
を行ってもよい。これらは図11の回路構成に相当する
ものである。
【0093】さらには、図12(A)のように論理回路
部11とVDDとの間にnMOSトランジスタを接続す
る構成でもよい。この場合状態制御回路12より出力さ
れる制御信号S1をその論理回路部11とVDDとの間
に接続されたnMOSトランジスタのゲート電極に入力
し、低電圧発生回路61の出力信号S3をそのバックゲ
ート電圧とする。また必要に応じて図12(A)のnM
OSトランジスタQ2を削除して論理回路部11とGN
Dとを直接に接続する構成でもよい。逆に図12(B)
のように論理回路部11とGNDとの間にpMOSトラ
ンジスタを接続する構成でもよい。この場合状態制御回
路12より出力される制御信号S2をその論理回路部1
1とGNDとの間に接続されたpMOSトランジスタの
ゲート電極に入力し、高電圧発生回路62の出力信号S
2をそのバックゲート電圧とする。また必要に応じて図
12(A)のpMOSトランジスタQ1を削除して論理
回路部11とVDDとを直接に接続した構成でもよい。
上記のいずれかの回路構成を採用するかは、回路の製造
プロセスからの要求、論理回路部の回路特性、回路のア
プリケーションからの要求等により決定される。
【0094】
【発明の効果】以上説明したとおりこの発明に係る半導
体集積回路装置は、第2の電源電圧より小さい電圧を発
生し出力する電圧発生回路、および状態制御回路より出
力される制御信号に従いスイッチ回路を構成するnチャ
ネル型MOSトランジスタを導通させる電圧および非導
通させる電圧をそのゲート電極に選択的に入力させ、そ
の非導通電圧として電圧発生回路より出力される電圧を
入力させる選択回路を備えたので、スイッチ回路を構成
するnチャネル型MOSトランジスタのしきい値電圧が
どのように設定されても、電圧発生回路より出力される
第2の電源電圧より小さい電圧がそのゲート電極に入力
されることによりトランジスタ回路がスタンバイ状態の
ときnチャネル型MOSトランジスタに生じるリーク電
流を著しく低減でき、もって低消費電力化を図ることが
できるという効果を奏する。
【0095】またこの発明に係る半導体集積回路装置
は、第1の電源電圧より大きい電圧を発生し出力する電
圧発生回路、および状態制御回路より出力される制御信
号に従いスイッチ回路を構成するnチャネル型MOSト
ランジスタを導通させる電圧および非導通させる電圧を
そのゲート電極に選択的に入力させ、その導通電圧とし
て電圧発生回路より出力される電圧を入力させるする選
択回路を備えたので、スイッチ回路を構成するnチャネ
ル型MOSトランジスタのしきい値電圧がどのように設
定されても、電圧発生回路より出力される第1の電源電
圧より大きい電圧がそのゲート電極に入力されることに
よりトランジスタ回路がアクティブ状態のとき、トラン
ジスタ回路に第1の電源電圧または第2の電源電圧を供
給するnチャネル型MOSトランジスタにおける電流供
給能力が向上し、もってトランジスタ回路を高速動作さ
せることができるという効果を奏する。
【0096】また、この発明に係る半導体集積回路装置
は、第1の電源電圧より大きい電圧を発生し出力する第
1の電圧発生回路、第2の電源電圧より小さい電圧を発
生し出力する第2の電圧発生回路、および状態制御回路
より出力される制御信号に従い、スイッチ回路を構成す
るnチャネル型MOSトランジスタを導通させる電圧お
よび非導通させる電圧をそのゲート電極に選択的に入力
させ、その導通電圧として第1の電圧発生回路より出力
された電圧を、その非導通電圧として第2の電圧発生回
路より出力される電圧をそれぞれ入力させる選択回路を
備えたので、スイッチ回路を構成するnチャネル型MO
Sトランジスタのしきい値電圧がどのように設定されて
も、トランジスタ回路がアクティブ状態のときトランジ
スタ回路の高速動作を可能とし、かつトランジスタ回路
がスタンバイ状態のとき、このnチャネル型MOSトラ
ンジスタに生じるリーク電流を著しく低減でき、低消費
電力化を図ることができるという効果を奏する。
【0097】また、この発明に係る半導体集積回路装置
は、トランジスタ回路を構成するnチャネル型MOSト
ランジスタ、およびスイッチ回路を構成するnチャネル
型MOSトランジスタにおいて、そのソース・ドレイン
領域となるn型半導体層はそれぞれ同一物質で同一不純
物濃度プロファイルとなるようにp型半導体ウェル層に
形成され、そのチャネル領域となるp型半導体ウェル層
の部分は、それぞれ同一不純物濃度プロファイルとなる
ように形成されたので、スイッチ回路を構成するnチャ
ネル型MOSトランジスタの不純物領域は新たな不純物
ドーピングを行うことなく、トランジスタ回路を構成す
るnチャネル型MOSトランジスタの不純物領域と全く
同一の製造工程で同時に形成することができる。したが
ってトランジスタ回路がスタンバイ状態のとき、nチャ
ネル型MOSトランジスタに生じるリーク電流を著しく
低減できること、あるいはアクティブ状態のときトラン
ジスタ回路の高速動作が得られるという上記効果を奏す
るとともに、生産性や製造の歩留まりの向上を図ること
ができるという新たな効果を奏する。
【0098】また、この発明に係る半導体集積回路装置
は、さらにそのゲート電極はそれぞれ同一材料で同一膜
厚となり、そのゲート電極とチャネル領域との間に存在
する絶縁膜はそれぞれ同一材料で同一膜厚となるように
形成されたので、スイッチ回路を構成するnチャネル型
MOSトランジスタはトランジスタ回路を構成するnチ
ャネル型MOSトランジスタと全く同一製造工程により
同時に形成することができ、回路全体が単純な製造工程
にて作製される。したがってトランジスタ回路がスタン
バイ状態のとき、nチャネル型MOSトランジスタに生
じるリーク電流を著しく低減できること、あるいはアク
ティブ状態のときトランジスタ回路の高速動作が得られ
るという上記効果を奏するとともに、生産性や製造の歩
留まりの向上を図ことができるという新たな効果を奏す
る。
【0099】また、この発明に係る半導体集積回路装置
は、状態制御回路より出力される制御信号に従い、スイ
ッチ回路を構成するnチャネル型MOSトランジスタが
導通時には第1のバックゲート電圧、非導通時にはこの
第1のバックゲート電圧より小さい第2のバックゲート
電圧をそれぞれ出力し、nチャネル型MOSトランジス
タのソース・ドレイン領域が形成されたp型半導体ウェ
ル層に供給する電圧供給回路を備えたので、トランジス
タ回路のアクティブ状態・スタンバイ状態でそれぞれn
チャネルMOSトランジスタのしきい値電圧が調整さ
れ、スタンバイ状態時のリーク電流の低減、もしくはア
クティブ状態時のトランジスタの高速化を促進させるこ
とができるという効果を奏する。
【0100】また、この発明に係る半導体集積回路装置
は、トランジスタ回路を構成するnチャネル型MOSト
ランジスタ、およびスイッチ回路を構成するnチャネル
型MOSトランジスタにおいて、そのソース・ドレイン
領域の形成されたp型半導体ウェル層は、それぞれ同一
半導体基板上で互いに電気的に絶縁されるように形成さ
れたので、トランジスタ回路側のnチャネル型MOSト
ランジスタのチャネル領域となるp型半導体ウェル層に
第1および第2のバックゲート電圧の切り替えが及ば
ず、バックゲート電圧の供給負担が軽減することができ
るという効果を奏する。
【0101】また、この発明に係る半導体集積回路装置
は、電圧発生回路においては、状態制御回路より出力さ
れる制御信号に応じて導通または非導通させる第3のM
OSトランジスタを備えたので、トランジスタ回路がア
クティブ状態の間はリング発振回路を停止させることが
でき、リング発振回路による消費電力を節約することが
できるという効果を奏する。
【0102】また、この発明に係る半導体集積回路装置
は、第1の電源電圧より大きい電圧を発生し出力する電
圧発生回路、および状態制御回路より出力される制御信
号に従い、スイッチ回路を構成するpチャネル型MOS
トランジスタを導通させる電圧および非導通させる電圧
をそのゲート電極に選択的に入力させ、この非導通させ
る電圧として電圧発生回路より出力される電圧を入力さ
せる選択回路を備えたので、スイッチ回路を構成するp
チャネル型MOSトランジスタのしきい値電圧がどのよ
うに設定されても、電圧発生回路より出力される第1の
電源電圧より大きい電圧がそのゲート電極に入力される
ことによりトランジスタ回路がスタンバイ状態のときn
チャネル型MOSトランジスタに生じるリーク電流を著
しく低減でき、もって低消費電力化を図ることができる
という効果を奏する。
【0103】また、この発明に係る半導体集積回路装置
は、第2の電源電圧より小さい電圧を発生し出力する電
圧発生回路、および状態制御回路より出力される制御信
号に従い、スイッチ回路を構成するpチャネル型MOS
トランジスタを導通させる電圧および非導通させる電圧
をそのゲート電極に選択的に入力させ、この導通させる
電圧として電圧発生回路より出力される電圧を入力させ
る選択回路を備えたので、スイッチ回路を構成するnチ
ャネル型MOSトランジスタのしきい値電圧がどのよう
に設定されても、電圧発生回路より出力される第2の電
源電圧より小さい電圧がそのゲート電極に入力されるこ
とによりトランジスタ回路がアクティブ状態のとき、ト
ランジスタ回路に第1の電源電圧または第2の電源電圧
を供給するnチャネル型MOSトランジスタにおける電
流供給能力が向上し、もってトランジスタ回路を高速動
作させることができるという効果を奏する。
【0104】また、この発明に係る半導体集積回路装置
は、第1の電源電圧より大きい電圧を発生し出力する第
1の電圧発生回路、第2の電源電圧より小さい電圧を発
生し出力する第2の電圧発生回路、および状態制御回路
より出力される制御信号に従い、スイッチ回路を構成す
るpチャネル型MOSトランジスタを導通させる電圧お
よび非導通させる電圧をそのゲート電極に選択的に入力
させ、その導通電圧として第2の電圧発生回路より出力
された電圧を、その非導通電圧として第1の電圧発生回
路より出力される電圧をそれぞれ入力させる選択回路を
備えたので、スイッチ回路を構成するpチャネル型MO
Sトランジスタのしきい値電圧がどのように設定されて
も、トランジスタ回路がアクティブ状態のときトランジ
スタ回路の高速動作を可能とし、かつトランジスタ回路
がスタンバイ状態のとき、このpチャネル型MOSトラ
ンジスタに生じるリーク電流を著しく低減でき、低消費
電力化を図ることができるという効果を奏する。
【0105】また、この発明に係る半導体集積回路装置
は、トランジスタ回路を構成するpチャネル型MOSト
ランジスタ、およびスイッチ回路を構成するpチャネル
型MOSトランジスタにおいて、そのソース・ドレイン
領域となるp型半導体層はそれぞれ同一物質で同一不純
物濃度プロファイルとなるようにn型半導体ウェル層に
形成され、そのチャネル領域となるn型半導体ウェル層
の部分は、それぞれ同一不純物濃度プロファイルとなる
ように形成されたので、スイッチ回路を構成するpチャ
ネル型MOSトランジスタの不純物領域は新たな不純物
ドーピングを行うことなく、トランジスタ回路を構成す
るpチャネル型MOSトランジスタの不純物領域と全く
同一の製造工程で同時に形成することができる。したが
ってトランジスタ回路がスタンバイ状態のとき、pチャ
ネル型MOSトランジスタに生じるリーク電流を著しく
低減できること、あるいはアクティブ状態のときトラン
ジスタ回路の高速動作が得られるという上記効果を奏す
るとともに、生産性や製造の歩留まりの向上を図ること
ができるという新たな効果を奏する。
【0106】また、この発明に係る半導体集積回路装置
は、さらにそのゲート電極はそれぞれ同一材料で同一膜
厚となり、そのゲート電極とチャネル領域との間に存在
する絶縁膜はそれぞれ同一材料で同一膜厚となるように
形成されたので、スイッチ回路を構成するpチャネル型
MOSトランジスタはトランジスタ回路を構成するpチ
ャネル型MOSトランジスタと全く同一製造工程により
同時に形成することができ、回路全体が単純な製造工程
にて作製される。したがってトランジスタ回路がスタン
バイ状態のとき、pチャネル型MOSトランジスタに生
じるリーク電流を著しく低減できること、あるいはアク
ティブ状態のときトランジスタ回路の高速動作が得られ
るという上記効果を奏するとともに、生産性や製造の歩
留まりの向上を図ことができるという新たな効果を奏す
る。
【0107】また、この発明に係る半導体集積回路装置
は、状態制御回路より出力される制御信号に従い、スイ
ッチ回路を構成するpチャネル型MOSトランジスタが
導通時には第1のバックゲート電圧、非導通時にはこの
第1のバックゲート電圧より大きい第2のバックゲート
電圧をそれぞれ出力し、pチャネル型MOSトランジス
タのソース・ドレイン領域が形成されたn型半導体ウェ
ル層に供給する電圧供給回路を備えたので、トランジス
タ回路のアクティブ状態・スタンバイ状態でそれぞれn
チャネルMOSトランジスタのしきい値電圧が調整さ
れ、スタンバイ状態時のリーク電流の低減、もしくはア
クティブ状態時のトランジスタの高速化を促進させるこ
とができるという効果を奏する。
【0108】また、この発明に係る半導体集積回路装置
は、トランジスタ回路を構成するpチャネル型MOSト
ランジスタ、およびスイッチ回路を構成するpチャネル
型MOSトランジスタにおいて、そのソース・ドレイン
領域の形成されたn型半導体ウェル層は、それぞれ同一
半導体基板上で互いに電気的に絶縁されるように形成さ
れたので、トランジスタ回路側のpチャネル型MOSト
ランジスタのチャネル領域となるn型半導体ウェル層に
第1および第2のバックゲート電圧の切り替えが及ば
ず、バックゲート電圧の供給負担が軽減することができ
るという効果を奏する。
【0109】また、この発明に係る半導体集積回路装置
は、電圧発生回路においては、状態制御回路より出力さ
れる制御信号に応じて導通または非導通させる第3のM
OSトランジスタを備えたので、トランジスタ回路がア
クティブ状態の間はリング発振回路を停止させることが
でき、リング発振回路による消費電力を節約することが
できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1に示した半導体集積
回路装置の回路構成図である。
【図2】 図1の半導体集積回路装置を実現する半導体
チップを示す構造断面図である。
【図3】 図1の半導体集積回路装置における状態制御
回路12より出力される制御信号S1、S2および選択
回路15、16より出力される信号SL、/SLの信号
レベル波形図である。
【図4】 図1の半導体集積回路装置における低電圧発
生回路16を示した回路構成図である。
【図5】 図1の半導体集積回路装置における高電圧発
生回路15を示した回路構成図である。
【図6】 図1の半導体集積回路装置における選択回路
15を示した回路構成図である。
【図7】 図1の半導体集積回路装置における選択回路
16を示した回路構成図である。
【図8】 この発明の実施の形態2に示した、図1の半
導体集積回路装置を実現する半導体チップを示す構造断
面図である。
【図9】 この発明の実施の形態3に示した半導体集積
回路装置の回路構成図である。
【図10】 図9の半導体集積回路装置における状態制
御回路12より出力される制御信号S1、S2および選
択回路15、16より出力される信号SL、/SLの信
号レベル波形図である。
【図11】 この発明の実施の形態4に示した半導体集
積回路装置の回路構成図である。
【図12】 この発明の実施の形態4に示した別の半導
体集積回路装置の回路構成図である。
【図13】 この発明の実施の形態5に示した半導体集
積回路装置の回路構成図である。
【図14】 図13の半導体集積回路装置を実現する半
導体チップを示す構造断面図である。
【図15】 図13の半導体集積回路装置における状態
制御回路12より出力される制御信号S1、S2、低電
圧発生回路15および高電圧発生回路16より出力され
る信号S3、S4の信号レベル波形図である。
【図16】 図13の半導体集積回路装置における低電
圧発生回路61を示した回路構成図である。
【図17】 図13の半導体集積回路装置における高電
圧発生回路62を示した回路構成図である。
【図18】 この発明の実施の形態6に示した、図13
の半導体集積回路装置を実現する別の半導体チップを示
す構造断面図である。
【図19】 従来技術による半導体集積回路装置の回路
構成図である。
【図20】 図19の半導体集積回路装置を実現するた
めの半導体チップを示す構造断面図である。
【符号の説明】
Q1…pチャネルMOSトランジスタ(スイッチ回
路)、Q2…nチャネルMOSトランジスタ(スイッチ
回路)、11…論理回路部、12…状態制御回路、13
…高電圧発生回路、14…低電圧発生回路、15、16
…選択回路、21a〜21d…n型半導体層、22a〜
22d…p型半導体層、23…pウェル領域、24…n
ウェル領域、25a〜25c、26a〜26c…ゲート
電極、27…分離絶縁膜、61…低電圧発生回路、62
…高電圧発生回路、71…インバータ回路群、72…n
チャネルMOSトランジスタ、73…リング発振回路、
90、91…pウェル、92、93…nウェル、94、
95…分離絶縁膜、VDD…電源電圧、GND…グラン
ド電圧、VPP…昇圧電圧、VBB…降圧電圧、

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の電源電圧が印加される第1の電位
    接点と、当該第1の電源電圧より小さい第2の電源電圧
    が印加される第2の電位接点との間に接続され、上記第
    1および第2の電源電圧により駆動されて動作するトラ
    ンジスタ回路、 このトランジスタ回路がアクティブ状態またはスタンバ
    イ状態となることを示す制御信号が生成される状態制御
    回路、 上記第1の電位接点とトランジスタ回路との間、もしく
    は上記第2の電位接点とトランジスタ回路との間に接続
    されたnチャネル型MOSトランジスタにより構成され
    たスイッチ回路、 上記第2の電源電圧より小さい電圧を発生し出力する電
    圧発生回路、 および、上記状態制御回路より出力される制御信号に従
    い、上記nチャネル型MOSトランジスタを導通させる
    電圧および非導通させる電圧をそのゲート電極に選択的
    に入力させ、当該非導通させる電圧として上記電圧発生
    回路より出力される電圧を当該ゲート電極に入力させる
    選択回路を備えたことを特徴とする半導体集積回路装
    置。
  2. 【請求項2】 第1の電源電圧が印加される第1の電位
    接点と、当該第1の電源電圧より小さい第2の電源電圧
    が印加される第2の電位接点との間に接続され、上記第
    1および第2の電源電圧により駆動されて動作するトラ
    ンジスタ回路、 このトランジスタ回路がアクティブ状態またはスタンバ
    イ状態となることを示す制御信号が生成される状態制御
    回路、 上記第1の電位接点とトランジスタ回路との間、もしく
    は上記第2の電位接点とトランジスタ回路との間に接続
    されたnチャネル型MOSトランジスタにより構成され
    たスイッチ回路、 上記第1の電源電圧より大きい電圧を発生し出力する電
    圧発生回路、 および、上記状態制御回路より出力される制御信号に従
    い、上記nチャネル型MOSトランジスタを導通させる
    電圧および非導通させる電圧をそのゲート電極に選択的
    に入力させ、当該導通させる電圧として上記電圧発生回
    路より出力される電圧を当該ゲート電極に入力させる選
    択回路をを備えたことを特徴とする半導体集積回路装
    置。
  3. 【請求項3】 第1の電源電圧が印加される第1の電位
    接点と、当該第1の電源電圧より小さい第2の電源電圧
    が印加される第2の電位接点との間に接続され、上記第
    1および第2の電源電圧により駆動されて動作するトラ
    ンジスタ回路、 このトランジスタ回路がアクティブ状態またはスタンバ
    イ状態となることを示す制御信号が生成される状態制御
    回路、 上記第1の電位接点とトランジスタ回路との間、もしく
    は上記第2の電位接点とトランジスタ回路との間に接続
    されたnチャネル型MOSトランジスタにより構成され
    たスイッチ回路、 上記第1の電源電圧より大きい電圧を発生し出力する第
    1の電圧発生回路、 上記第2の電源電圧より小さい電圧を発生し出力する第
    2の電圧発生回路、 および、上記状態制御回路より出力される制御信号に従
    い、上記nチャネル型MOSトランジスタを導通させる
    電圧および非導通させる電圧をそのゲート電極に選択的
    に入力させ、当該導通させる電圧として上記第1の電圧
    発生回路とり出力される電圧を、当該非導通させる電圧
    として上記第2の電圧発生回路より出力される電圧をそ
    れぞれ当該ゲート電極に入力させる選択回路を備えたこ
    とを特徴とする半導体集積回路装置。
  4. 【請求項4】 トランジスタ回路はnチャネル型MOS
    トランジスタを含んだMOSトランジスタで構成され、 上記トランジスタ回路を構成するnチャネル型MOSト
    ランジスタ、およびスイッチ回路を構成するnチャネル
    型MOSトランジスタにおいて、そのソース・ドレイン
    領域となるn型半導体層はそれぞれ同一物質で同一不純
    物濃度プロファイルとなるようにp型半導体ウェル層に
    形成され、そのチャネル領域となる上記p型半導体ウェ
    ル層の部分は、それぞれ同一不純物濃度プロファイルと
    なるように形成されたことを特徴とする請求項1ないし
    請求項3のいずれか一項に記載の半導体集積回路装置。
  5. 【請求項5】 トランジスタ回路はnチャネル型MOS
    トランジスタを含んだMOSトランジスタで構成され、 上記トランジスタ回路を構成するnチャネル型MOSト
    ランジスタ、およびスイッチ回路を構成するnチャネル
    型MOSトランジスタにおいて、そのソース・ドレイン
    領域となるn型半導体層はそれぞれ同一物質で同一不純
    物濃度プロファイルとなるようにp型半導体ウェル層に
    形成され、そのチャネル領域となる上記p型半導体ウェ
    ル層の部分は、それぞれ同一不純物濃度プロファイルと
    なるように形成され、さらにそのゲート電極はそれぞれ
    同一材料で同一膜厚となり、そのゲート電極とチャネル
    領域との間に存在する絶縁膜はそれぞれ同一材料で同一
    膜厚となるように形成されたことを特徴とする請求項1
    ないし請求項3のいずれか一項に記載の半導体集積回路
    装置。
  6. 【請求項6】 第1の電源電圧が印加される第1の電位
    接点と、当該第1の電源電圧より小さい第2の電源電圧
    が印加される第2の電位接点との間に接続され、上記第
    1および第2の電源電圧により駆動されて動作するトラ
    ンジスタ回路、 このトランジスタ回路がアクティブ状態またはスタンバ
    イ状態となることを示す制御信号が生成される状態制御
    回路、 上記第1の電位接点とトランジスタ回路との間、もしく
    は上記第2の電位接点とトランジスタ回路との間に接続
    され、上記状態制御回路より出力される制御信号により
    導通または非導通されるnチャネル型MOSトランジス
    タで構成されたスイッチ回路、 および、上記状態制御回路より出力される制御信号に従
    い、上記nチャネル型MOSトランジスタの導通時には
    第1のバックゲート電圧、非導通時にはこの第1のバッ
    クゲート電圧より小さい第2のバックゲート電圧をそれ
    ぞれ出力し、上記nチャネル型MOSトランジスタのソ
    ース・ドレイン領域が形成されたp型半導体ウェル層に
    供給する電圧供給回路を備えたことを特徴とする半導体
    集積回路装置。
  7. 【請求項7】 トランジスタ回路はnチャネル型MOS
    トランジスタを含んだMOSトランジスタで構成され、 上記トランジスタ回路を構成するnチャネル型MOSト
    ランジスタ、およびスイッチ回路を構成するnチャネル
    型MOSトランジスタにおいて、そのソース・ドレイン
    領域の形成されたp型半導体ウェル層は、それぞれ同一
    半導体基板上で互いに電気的に絶縁されるように形成さ
    れたことを特徴とする請求項6に記載の半導体集積回路
    装置。
  8. 【請求項8】 電圧供給回路は、 奇数個直列に接続されその最終段のインバータ回路の出
    力が初段のインバータ回路の入力に帰還された複数のイ
    ンバータ回路により構成されたリング発振回路、 一端子とゲート電極とが互いに接続され、他端子が第1
    および第2のバックゲート電圧の出力端子につながった
    第1のMOSトランジスタ、 一端子とゲート電極とが上記第1のMOSトランジスタ
    の他端子に接続され、他端子には第2の電源電圧が印加
    された第2のMOSトランジスタ、 上記第1のMOSトランジスタの他端子と第2のMOS
    トランジスタの一端子との接続点、および上記リング発
    振回路の出力の間に接続されたキャパシタ、 および、上記リング発振回路における最終段インバータ
    回路の出力と初段インバータ回路の入力との間に接続さ
    れ、上記状態制御回路より出力される制御信号に応じて
    導通または非導通する第3のMOSトランジスタを有
    し、 上記第1のバックゲート電圧として上記第2の電源電圧
    を出力するように構成されたことを特徴とする請求項6
    もしくは請求項7に記載の半導体集積回路装置。
  9. 【請求項9】 第1の電源電圧が印加される第1の電位
    接点と、当該第1の電源電圧より小さい第2の電源電圧
    が印加される第2の電位接点との間に接続され、上記第
    1および第2の電源電圧により駆動されて動作するトラ
    ンジスタ回路、 このトランジスタ回路がアクティブ状態またはスタンバ
    イ状態となることを示す制御信号が生成される状態制御
    回路、 上記第1の電位接点とトランジスタ回路との間、もしく
    は上記第2の電位接点とトランジスタ回路との間に接続
    されたpチャネル型MOSトランジスタにより構成され
    たスイッチ回路、 上記第1の電源電圧より大きい電圧を発生し出力する電
    圧発生回路、 および、上記状態制御回路より出力される制御信号に従
    い、上記pチャネル型MOSトランジスタを導通させる
    電圧および非導通させる電圧をそのゲート電極に選択的
    に入力させ、当該非導通させる電圧として電圧発生回路
    より出力される電圧を当該ゲート電極に入力させる選択
    回路を備えたことを特徴とする半導体集積回路装置。
  10. 【請求項10】 第1の電源電圧が印加される第1の電
    位接点と、該第1の電源電圧より小さい第2の電源電圧
    が印加される第2の電位接点との間に接続され、上記第
    1および第2の電源電圧により駆動されて動作するトラ
    ンジスタ回路、 このトランジスタ回路がアクティブ状態またはスタンバ
    イ状態となることを示す制御信号が生成される状態制御
    回路、 上記第1の電位接点とトランジスタ回路との間、もしく
    は上記第2の電位接点とトランジスタ回路との間に接続
    されたpチャネル型MOSトランジスタにより構成され
    たスイッチ回路、 上記第2の電源電圧より小さい電圧を発生し出力する電
    圧発生回路、 および、上記状態制御回路より出力される制御信号に従
    い、上記pチャネル型MOSトランジスタを導通させる
    電圧および非導通させる電圧をそのゲート電極に選択的
    に入力させ、当該導通させる電圧として電圧発生回路よ
    り出力される電圧を当該ゲート電極に入力させる選択回
    路を備えたことを特徴とする半導体集積回路装置。
  11. 【請求項11】 第1の電源電圧が印加される第1の電
    位接点と、該第1の電源電圧より小さい第2の電源電圧
    が印加される第2の電位接点との間に接続され、上記第
    1および第2の電源電圧により駆動されて動作するトラ
    ンジスタ回路、 このトランジスタ回路がアクティブ状態またはスタンバ
    イ状態となることを示す制御信号が生成される状態制御
    回路、 上記第1の電位接点とトランジスタ回路との間、もしく
    は上記第2の電位接点とトランジスタ回路との間に接続
    されたpチャネル型MOSトランジスタにより構成され
    たスイッチ回路、 上記第1の電源電圧より大きい電圧を発生し出力する第
    1の電圧発生回路、 上記第2の電源電圧より小さい電圧を発生し出力する第
    2の電圧発生回路、 および、上記状態制御回路より出力される制御信号に従
    い、上記pチャネル型MOSトランジスタを導通させる
    電圧および非導通させる電圧をそのゲート電極に選択的
    に入力させ、当該導通させる電圧として上記第2の電圧
    発生回路とり出力される電圧を、当該非導通させる電圧
    として上記第1の電圧発生回路より出力される電圧をそ
    れぞれ当該ゲート電極に入力させる選択回路を備えたこ
    とを特徴とする半導体集積回路装置。
  12. 【請求項12】 トランジスタ回路はpチャネル型MO
    Sトランジスタを含んだMOSトランジスタで構成さ
    れ、 上記トランジスタ回路を構成するpチャネル型MOSト
    ランジスタ、およびスイッチ回路を構成するpチャネル
    型MOSトランジスタにおいて、そのソース・ドレイン
    領域となるp型半導体層はそれぞれ同一物質で同一不純
    物濃度プロファイルとなるようにn型半導体ウェル層に
    形成され、そのチャネル領域となる上記n型半導体ウェ
    ル層の部分は、それぞれ同一不純物濃度プロファイルと
    なるように形成されたことを特徴とする請求項9ないし
    請求項11のいずれか一項に記載の半導体集積回路装
    置。
  13. 【請求項13】 トランジスタ回路はpチャネル型MO
    Sトランジスタを含んだMOSトランジスタで構成さ
    れ、 上記トランジスタ回路を構成するpチャネル型MOSト
    ランジスタ、およびスイッチ回路を構成するpチャネル
    型MOSトランジスタにおいて、そのソース・ドレイン
    領域となるp型半導体層はそれぞれ同一物質で同一不純
    物濃度プロファイルとなるようにn型半導体ウェル層に
    形成され、そのチャネル領域となる上記n型半導体ウェ
    ル層の部分は、それぞれ同一不純物濃度プロファイルと
    なるように形成され、さらにそのゲート電極はそれぞれ
    同一材料で同一膜厚となり、そのゲート電極とチャネル
    領域との間に存在する絶縁膜はそれぞれ同一材料で同一
    膜厚となるように形成されたことを特徴とする請求項9
    ないし請求項11のいずれか一項に記載の半導体集積回
    路装置。
  14. 【請求項14】 第1の電源電圧が印加される第1の電
    位接点と、当該第1の電源電圧より小さい第2の電源電
    圧が印加される第2の電位接点との間に接続され、上記
    第1および第2の電源電圧により駆動されて動作するト
    ランジスタ回路、 このトランジスタ回路がアクティブ状態またはスタンバ
    イ状態となることを示す制御信号が生成される状態制御
    回路、 上記第1の電位接点とトランジスタ回路との間、もしく
    は上記第2の電位接点とトランジスタ回路との間に接続
    され、上記状態制御回路より出力される制御信号により
    導通または非導通されるpチャネル型MOSトランジス
    タで構成されたスイッチ回路、 および、上記状態制御回路より出力される制御信号に従
    い、上記pチャネル型MOSトランジスタが導通時には
    第1のバックゲート電圧、非導通時にはこの第1のバッ
    クゲート電圧より大きい第2のバックゲート電圧をそれ
    ぞれ出力し、上記pチャネル型MOSトランジスタのソ
    ース・ドレイン領域が形成されたn型半導体ウェル層に
    供給する電圧供給回路を備えたことを特徴とする半導体
    集積回路装置。
  15. 【請求項15】 トランジスタ回路はpチャネル型MO
    Sトランジスタを含んだMOSトランジスタで構成さ
    れ、 上記トランジスタ回路を構成するpチャネル型MOSト
    ランジスタ、およびスイッチ回路を構成するpチャネル
    型MOSトランジスタにおいて、そのソース・ドレイン
    領域の形成されたn型半導体ウェル層は、それぞれ同一
    半導体基板上で互いに電気的に絶縁されるように形成さ
    れたことを特徴とする請求項14に記載の半導体集積回
    路装置。
  16. 【請求項16】 電圧供給回路は、 奇数個直列に接続されその最終段のインバータ回路の出
    力が初段のインバータ回路の入力に帰還された複数のイ
    ンバータ回路により構成されたリング発振回路、 一端子とゲート電極とに第1の電源電圧が印加された第
    1のMOSトランジスタ、 一端子とゲート電極とが上記第1のMOSトランジスタ
    の他端子に接続され、他端子が第1および第2のバック
    ゲート電圧の出力端子につながった第2のMOSトラン
    ジスタ、 上記第1のMOSトランジスタの他端子と第2のMOS
    トランジスタの一端子との接続点、および上記リング発
    振回路の出力の間に接続されたキャパシタ、 および、上記リング発振回路における最終段インバータ
    回路の出力と初段インバータ回路の入力との間に接続さ
    れ、上記状態制御回路より出力される制御信号に応じて
    導通または非導通する第3のMOSトランジスタを有
    し、 上記第1のバックゲート電圧として上記第1の電源電圧
    を出力するように構成されたことを特徴とする請求項1
    4もしくは請求項15に記載の半導体集積回路装置。
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