JP3341681B2 - 半導体集積論理回路 - Google Patents

半導体集積論理回路

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体集積論理回
路に関し、特に、論理回路の低電圧動作とリーク電流低
減による低電力化を容易にする集積回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体集積論理回路において、そ
の動作電圧が1V程度に低電圧化されると、半導体集積
論理回路を構成する絶縁ゲート電界効果トランジスタ
(以下、MOSFETという)の閾値電圧は0.2V程
度に低減しなければならなくなる。しかし、このように
閾値電圧が下がると、このようなMOSFETで構成さ
れる論理回路のリーク電流が増加し、論理回路の非動作
時での消費電力が高くなってしまう。
【0003】そこで、上記のような問題を解決する方法
として、特開平6−029834号公報には、上記の論
理回路に直接に電源を接続せず、高い閾値を有するMO
SFETを介して高電位側電源および低電位側電源を接
続する回路構成が提案されている。そして、ここでは、
疑似電源線が直接に論理回路に接続されることになる。
このような高い閾値を有するMOSFETを介して構成
される論理回路をリーク遮断回路付きの論理回路と呼称
する。
【0004】しかし、このようにして形成される疑似電
源線が半導体集積論理回路に具体的に適用されると、多
くの解決すべき課題が生じてくる。
【0005】以下、具体的な論理回路としてバス駆動回
路群の場合について説明する。図9は、トライステート
型インバータ回路群に疑似GND電源線が設けられた場
合の論理回路図である。そして、図10は、図9の論理
回路における信号のタイミングチャートである。
【0006】図9に示すように、バス駆動回路群は、2
個のバス駆動回路BD1AおよびBD2Aから構成さ
れ、其の他としてバス受信回路BR、およびバス配線B
USから構成されている。ここで、バス駆動回路BD1
AおよびBD2Aは、論理機能的な呼称としてはトライ
ステート型インバータ回路に相当する。
【0007】図9に示すように、イネーブル信号EN1
およびEN2の各々が能動状態、すなわちEN1=
「1」およびEN2=「1」とするならばデータ信号D
T1およびDT2の各々を入力データ信号として、その
反転信号をバス配線BUSへと出力することができる。
他方、イネーブル信号EN1およびEN2が非能動状
態、すなわちEN1=「0」およびEN2=「0」とす
るならばバス配線BUSからみて、バス駆動回路BD1
AおよびBD2Aは高インピーダンスな状態となり得
る。以上の構成においてバス構成、すなわち一本のバス
配線BUSに多数の入力要素または出力要素を接続し、
このバス配線BUSを仲介として、何れの出力要素か
ら、何れの入力要素へも信号を伝播することが出来る構
成をいう。但し、バス配線BUSに対して有効とすべき
信号を出力する要素は任意の時間において唯一個であ
り、複数個あってはならない(これをバス競合状態とい
う)。さらにいえば任意の時間においてバス配線BUS
に対して有効とすべき信号を出力する要素が皆無であっ
てはならない(以下、これをバス浮遊状態という)。
【0008】上記のバス駆動回路BD1Aは、2個のイ
ンバータ回路LV11とLV12、および伝送ゲート回
路TM1から構成される。データ信号DT1が入力され
たインバータ回路LV11は、其の反転信号を伝送ゲー
ト回路TM1を仲介としてバス配線BUSへと出力し、
且つイネーブル信号EN1およびイネーブル信号EN1
を入力としてインバータ回路LV12から出力される反
転信号から成るいわゆる差動信号に応答して、伝送ゲー
トTM1は導通状態または非導通状態に制御される。
【0009】バス駆動回路BD2Aもバス駆動回路BD
1Aと同一の回路ブロック構成および制御方法を有する
ので、説明は省略する。
【0010】なお、インバータ回路LV11、LV1
2、LV21およびLV22は、低閾値のpチャネル型
MOSFETから成るトランジスタおよび低閾値のnチ
ャネル型MOSFETから成るトランジスタによって構
成され、各ゲート電極を共通接続して入力端子とし、各
ドレイン電極を共通接続して各インバータ回路の反転出
力端子とする。また、各インバータ回路を構成するpチ
ャネル型およびnチャネル型MOSFETから成る各ト
ランジスタのソース電極には、高電位な電源および低電
位な電源を各々供給する。
【0011】以上のように、インバータ回路LV11、
LV12、LV21およびLV22は、低閾値のトラン
ジスタから構成されているために高速に信号反転出力の
動作が可能となる。ちなみに、同図でインバータ回路L
V12およぼLV22は簡略化した一般的な論理記号図
によって表現した。インバータ回路LV11、LV1
2、LV21およびLV22に対して高電位側電源VD
Dを供給する一方で、スリープモード切替え信号の反転
信号であるスリープモード切替え反転信号SLBに応答
して電気的な接続を導通または遮断することができる高
閾値のnチャネル型MOSFETから成る制御トランジ
スタHNSを仲介として低電位側電源GNDをインバー
タ回路LV11、LV12、LV21およびLV22の
低電位側電源として各々を供給する。ここで、インバー
タ回路LV11、LV12、LV21およびLV22に
共通に配給される低電位な電源は、低電位側電源GND
を制御トランジスタHNSを介して配給されるので低電
位側の疑似電源VGNDと呼称する。
【0012】本構成によって、低電位のスリープモード
切替え反転信号SLB(SLB=「0」)が印加される
スリープモード時に於いては、制御トランジスタHNS
が遮断状態となってインバータ回路LV11、LV1
2、LV21およびLV22各々に対する低電位側の電
源供給を遮断でき、且つ制御トランジスタHNSは高閾
値のnチャネル型MOSFETであるために、遮断状態
に於いてもサブスレショルドリーク電流が少なく、この
リーク電流に基づく消費電力の低減を図ることが可能と
なる。
【0013】伝送ゲートTM1およびTM2は、低閾値
のpチャネル型MOSFETから成るトランジスタおよ
び低閾値のnチャネル型MOSFETから成るトランジ
スタによって構成され、各トランジスタのソース電極お
よびドレイン電極を互い違いに並列接続され、双方向性
を有する一方の電極端子を入力とし、他方の電極端子を
出力とする。インバータ回路LV11、LV12、LV
21およびLV22と同様に、伝送ゲートTM1および
TM2は低閾値のトランジスタから構成されているため
に高速に信号伝送の動作が可能となる。
【0014】以上ような回路構成において、スリープ時
のリーク遮断回路付きのバス駆動回路群の動作を図10
に示したタイミングチャートを使用して説明する。
【0015】まず、高電位のスリープモード切替え反転
信号SLB(SLB=「1」)が印加された状態に於い
て、制御トランジスタHNSが導通状態となって、2個
のバス駆動回路BD1AおよびBD2Aに対し低電位側
電源を供給することができ、且つデータ信号DT1およ
びDT2がインバータ回路LV11およびLV21の各
々から反転出力することができ、且つイネーブル信号E
N1およびEN2がインバータ回路LV12およびLV
22の各々から反転出力することができる、いわゆるア
クティブモード時に於ける動作を、図10のタイミング
チャートにおいて最初のタイムシーケンスであるアクテ
ィブモード期間について説明する。
【0016】この初期状態では、低電位のイネーブル信
号EN1(EN1=「0」)且つ高電位のイネーブル信
号EN2(EN2=「1」)であり、また高電位のデー
タ信号DT1(DT1=「1」)且つ低電位のデータ信
号DT2(DT2=「0」)であり、したがってバス駆
動回路BD1Aはディセーブル状態、すなわちバス配線
BUSに対して高インピーダンス状態にあって、データ
信号DT1はバス配線BUSへ伝播されず、他方バス駆
動回路BD2Aはイネーブル状態に在るためにデータ信
号DT2はバス配線BUSへと反転信号、すなわち高電
位のバス配線電位(BUS=「1」)が伝播される。
【0017】次のタイムシーケンスにおいて、バス駆動
回路BD1Aはディセーブル状態からイネーブル状態、
すなわち高電位のイネーブル信号EN1(EN1=
「1」)へと変移し、且つバス駆動回路BD2Aはイネ
ーブル状態からディセーブル状態、すなわち低電位のイ
ネーブル信号EN2(EN2=「0」)へと変移するこ
とによって、バス駆動回路BD2Aはディセーブル状
態、すなわちバス配線BUSに対して高インピーダンス
状態にあってデータ信号DT2はバス配線BUSへ伝播
されず、他方バス駆動回路BD1Aはイネーブル状態に
在るためにデータ信号DT1はバス配線BUSへと反転
信号、すなわち低電位のバス配線電位(BUS=
「0」)が伝播される。
【0018】さらに次のタイムシーケンスにおいて、バ
ス駆動回路BD1AおよびBD2Aに対してのイネーブ
ル状態およびディセーブル状態の各々の状態が維持され
たままに、高電位で在ったデータ信号DT1は低電位の
データ信号DT1(DT1=「0」)へと変移し、且つ
低電位で在ったデータ信号DT2は高電位のデータ信号
DT2(DT2=「1」)へと変移する。しかしなが
ら、バス駆動回路BD2Aはディセーブル状態にあるた
めにデータ信号DT2の変移はバス配線BUSへは伝播
されず、他方のバス駆動回路BD1Aはイネーブル状態
にあるためにデータ信号DT1の変移がバス配線BUS
へと伝播し、よって低電位で在ったバス配線電位は高電
位のバス配線電位BUS(BUS=「1」)へと変移す
る。
【0019】以上説明したように、高電位のスリープモ
ード切替え反転信号SLB(SLB=「1」)が印加さ
れた状態に於いて、制御トランジスタHNSが導通状態
となって、2個のバス駆動回路BD1AおよびBD2A
に対し低電位側電源を供給することができ、且つデータ
信号DT1およびDT2がインバータ回路LV11およ
びLV21の各々から反転出力することができ、且つイ
ネーブル信号EN1およびEN2がインバータ回路LV
12およびLV22の各々から反転出力することがで
き、いわゆるアクティブモード時に於いて本スリープ時
のリーク遮断回路付きのバス駆動回路群10は、低閾値
のMOSFETから成るトランジスタから構成されたC
MOS論理回路であるが故に、正に高速のバス駆動回路
として機能動作することができる。
【0020】次に、低電位のスリープモード切替え反転
信号SLB(SLB=「0」)が印加された状態に於い
て、制御トランジスタHNSが遮断状態となって、2個
のバス駆動回路BD1AおよびBD2Aに対し低電位側
電源の供給を停止し、且つデータ信号DT1およびDT
2がインバータ回路LV11およびLV21の各々から
反転出力することができず、且つイネーブル信号EN1
およびEN2がインバータ回路LV12およびLV22
の各々から反転出力することもできない、いわゆるスリ
ープモード時に於ける動作を、図10のタイミングチャ
ートにおいては前述したアクティブモード期間の次に現
れるタイムシーケンスであるところのスリープモード期
間について説明する。
【0021】ここで、アクティブモードからスリープモ
ード(SLB=「0」)へ移行するに先立って考慮すべ
き事項を先ず以下に説明する。半導体集積論理回路上に
おいては、本スリープ時のリーク遮断回路付きのバス駆
動回路群のような複数個のCMOS論理回路が存在し、
且つ他の種類のやはり複数個のCMOS論理回路も併せ
て共存し、且つそれらが有機的に回路結合され信号の授
受がなされている。
【0022】従って、図9に示したスリープ時のリーク
遮断回路付きのバス駆動回路群は、一つの機能を達成す
る半導体集積論理回路を構成する一部分であり、したが
ってバス駆動回路群を構成する2個のバス駆動回路BD
1AおよびBD2Aに印加されるデータ信号DT1およ
びDT2、イネーブル信号EN1およびEN2は、前記
の半導体集積論理回路を構成する其の他のスリープ時の
リーク遮断回路付きのCMOS論理回路から出力された
信号であることを明記しておく。
【0023】そこで、特開平7−135461号公報に
開示されているように、特開平6−029834号公報
で示されるようなスリープ時のリーク遮断回路付きのC
MOS論理回路への入力をスリープモード前後において
一致させて、このスリープモードの間欠動作が支障無く
実行できる回路の制御方法を本スリープ時のリーク遮断
回路付きのバス駆動回路群に適用する方法が考えられ
る。
【0024】つまり、このスリープ時のリーク遮断回路
付きのバス駆動回路群および其の他のスリープ時のリー
ク遮断回路付きのCMOS論理回路を含み、其れ一つで
任意の機能を達成できる半導体集積論理回路に対して入
力される信号は、スリープモードへの投入時にはスリー
プモードに移行する前に固定し、その後にスリープモー
ドに移行し、復帰時にはアクティブモードに移行した後
に其の固定していた入力信号の固定状態を解除すること
によって、スリープモードの期間前後における半導体集
積論理回路の内部の信号状態を一致させることができ、
支障なく其の後の動作に移行することができると示され
ている。
【0025】そこで、アクティブモードからスリープモ
ード(SLB=「0」)へ移行するに先立って、低電位
のデータ信号DT1(DT1=「0」)、高電位のデー
タ信号DT2(DT2=「1」)、高電位のイネーブル
信号EN1(EN1=「1」)、および低電位のイネー
ブル信号EN2(EN2=「0」)に固定される。然る
後にアクティブモードからスリープモード(SLB=
「0」)へ移行させたならば、制御トランジスタHNS
が遮断状態となって2個のバス駆動回路BD1Aおよび
BD2Aに対する低電位側電源の供給が停止し、さらに
制御トランジスタHNSが高閾値のnチャネル型MOS
FETであることから定常的に電源間を貫通するサブス
レショルドリーク電流が少なく、したがってリーク電流
に基づく消費電力の低減を図ることが可能となる。
【0026】なお、スリープモードへ移行する直前の半
導体集積論理回路に入力する信号の固定化により低電位
が現れているデータ信号DT1(DT1=「0」)およ
びイネーブル信号EN2(EN2=「0」)は、スリー
プモードへの移行によってリーク電流の少ない高閾値な
MOSFETである制御トランジスタHNSが遮断され
て低電位側の疑似電源線VGNDが電位的に浮遊状態と
なることから高電位側電源VDDから低閾値のMOSF
ETから成るCMOS論理回路を介したリーク電流によ
って充電され、データ信号DT1の場合は沈着時間tD
1Cを経た後に高電位な信号(DT1=「1」)が現
れ、同様にイネーブル信号EN2には沈着時間tE2C
を経た後に高電位な信号(EN2=「1」)が現れる。
【0027】次に、スリープモードからアクティブモー
ド(SLB=「1」)への復帰について、図10のタイ
ミングチャートにおいては前述したスリープモード期間
の次に現れるタイムシーケンスであるところのアクティ
ブモード期間について説明する。
【0028】スリープモードからアクティブモード(S
LB=「1」)へ移行させたならば、制御トランジスタ
HNSがまた導通状態となって2個のバス駆動回路BD
1AおよびBD2Aに対する低電位側電源の供給が復帰
されて、浮遊状態であった低電位側の疑似電源線VGN
Dは、ほぼ低電位側電源GNDの電位に復帰する。ま
た、アクティブモードに移行した直後は本半導体集積論
理回路の入力信号を固定にしていたことにより、低電位
のデータ信号DT1(DT1=「0」)、高電位のデー
タ信号DT2(DT2=「1」)、高電位のイネーブル
信号EN1(EN1=「1」)、および低電位のイネー
ブル信号EN2(EN2=「0」)が現れて、スリープ
モード前後において一致するのでスリープモードの間欠
動作が支障無く実行できる。然る後に固定していた上記
の半導体集積論理回路の入力信号の固定状態を解除する
ことにより、データ信号DT1およびDT2、イネーブ
ル信号EN1およびイネーブル信号EN2が応答し其の
後の論理動作を開始する。
【0029】なお、上記したようにリーク電流によって
充電されて高電位な信号が現れていたデータ信号DT1
(DT1=「1」)およびイネーブル信号EN2(EN
2=「1」)は、アクティブモードへ移行した後に、固
定されていた半導体集積論理回路への入力信号によって
本来あるべき信号状態、すなわち低電位なデータ信号D
T1(DT1=「0」)および低電位なイネーブル信号
EN2(EN2=「0」)へと、復帰時間tD1BCお
よびtE2BCを経た後に復帰される。
【0030】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
技術よりなるスリープ時サブスレッショルドリーク電流
の遮断回路付きのバス駆動回路には、アクティブモード
からスリープモードへの遷移過程およびスリープモード
からアクティブモードへの遷移過程に於いて、高電位電
源VDDと低電位電源GNDとの電源間で直接的に貫通
電流が存在して消費電力の増大を生じる、という問題点
がある。
【0031】図9に示す従来の技術によりなる半導体集
積論理回路の一回路部分として含まれるスリープ時サブ
スレッショルドリーク電流の遮断回路付きのバス駆動回
路群、および図10に示す其のタイミングチャートに依
って上記の問題点が生じる理由を説明する。
【0032】まず、アクティブモードからスリープモー
ドへと遷移するに先立って、低電位のデータ信号DT1
(DT1=「0」)、高電位のデータ信号DT2(DT
2=「1」)、高電位のイネーブル信号EN1(EN1
=「1」)、および低電位のイネーブル信号EN2(E
N2=「0」)に既に図10に示したタイミングチャー
トのように固定されいたと仮定する。然る後にアクティ
ブモードからスリープモードへと遷移させた場合に、図
9に示されるスリープ時サブスレッショルドリーク電流
の遮断回路付きのバス駆動回路群において高電位側電源
VDDから低電位側の実電源GNDに向かって同図内の
矢印付き太幅破線によって示される経路に沿ってバス配
線BUSを経由して、貫通電流I0が流れて無駄な電力
を消費してしまう。
【0033】さらに詳細に説明するならば、半導体集積
論理回路上においては複数個の本スリープ時のリーク遮
断回路付きのバス駆動回路群が存在し、また他の種類の
やはり複数個のスリープ時のリーク遮断回路付きのCM
OS論理回路も併せて共存して、それらが有機的に回路
結合されて信号授受が行われているために必然的に半導
体集積論理回路には任意の論理的な深度が生じ、且つス
リープモードとアクティブモードとのモード間遷移につ
いても任意スリープ時のリーク遮断回路付きのCMOS
論理回路毎に差異が生じる。
【0034】したがって、バス駆動回路群を構成する2
個のバス駆動回路BD1AおよびBD2Aに印加される
データ信号DT1およびDT2、イネーブル信号EN1
およびEN2は、前記の半導体集積論理回路を構成する
前段のスリープ時のリーク遮断回路付きのCMOS論理
回路から出力された信号であって、また其のCMOS論
理回路の入力信号は、さらに前段のCMOS論理回路か
ら出力される、といったように複数のCMOS論理と複
数の信号経路を経た結果として生成されるために、アク
ティブモードからスリープモードへと遷移した後に低電
位であったデータ信号DT1(DT1=「0」)および
イネーブル信号EN2(EN2=「0」)が低閾値MO
SFETから成るCMOS論理回路を介した高電位側電
源VDDからのサブスレッショルドリーク電流による充
電に因って高電位に充電される迄の時間、すなわち、図
10に示す沈着時間tD1Cおよび沈着時間tE2Cの
各々には必然的に差異が生じる。
【0035】図10に示したタイミングチャートの例に
おいては、沈着時間tE2Cよりも沈着時間tD1Cが
遥かに遅く充電されており、その結果としてイネーブル
信号EN1(EN1=「1」)とイネーブル信号EN2
(EN2=「1」)とが共に高電位な状態であるバス競
合状態、図10においてはバス競合時間幅tBW1にあ
って、且つ高電位なデータ信号DT2(DT2=
「1」)と低電位なデータ信号DT1(DT1=
「0」)とに在って貫通電流を生じる経路が成立する。
【0036】すなわち、高電位電源VDDを貫通電流の
供給源として導通状態に在るインバータ回路LV21を
構成するpチェネル型MOSFETを通過し、導通状態
に在る伝送ゲートTM2を通過した後にバス配線BUS
を経由して、同じく導通状態に在るTM1を通過し、導
通状態に在るインバータ回路LV11を構成するnチェ
ネル型MOSFETを通過した後に低電位側の疑似電源
線VGNDを経由して、さらに完全に遮断状態に遷移し
きれていない制御トランジスタHNSを通過して、貫通
電流の受給源となる低電位側電源GNDに流れ込む。
【0037】なお、制御トランジスタHNSが完全に遮
断状態に遷移しきれいないと仮定した理由は、前記した
ように半導体集積論理回路上においては複数個の本スリ
ープ時のリーク遮断回路付きのバス駆動回路群が存在
し、また他の種類のやはり複数個のスリープ時のリーク
遮断回路付きのCMOS論理回路も併せて共存して、そ
れらが有機的に回路結合されて信号授受が行われている
ために必然的に半導体集積論理回路には任意の論理的な
深度が生じ、且つスリープモードとアクティブモードと
のモード間遷移についても任意スリープ時のリーク遮断
回路付きのCMOS論理回路毎に差異が生じることによ
る。
【0038】次に逆に遷移する場合、すなわち、図10
に示したタイミングチャートのように高電位のデータ信
号DT1(DT1=「1」)、高電位のデータ信号DT
2(DT2=「1」)、高電位のイネーブル信号EN1
(EN1=「1」)、および高電位のイネーブル信号E
N2(EN2=「1」)にあって、然る後にスリープモ
ード(SLB=「0」)からアクティブモード(SLB
=「1」)へと遷移させた場合にも、図9に示されるス
リープ時サブスレッショルドリーク電流の遮断回路付き
のバス駆動回路群において高電位側電源VDDから低電
位側電源GNDに向かって同図内の矢印付き太幅破線に
よって示される経路に沿ってバス配線BUSを経由し
て、貫通電流が流れて無駄な電力を消費してしまう。
【0039】さらに詳細に説明するならば、スリープモ
ードからアクティブモードへと遷移した後に高電位で在
ったデータ信号DT1(DT1=「1」)およびイネー
ブル信号EN2(EN2=「1」)がスリープモードに
遷移する直前の状態に復帰される迄の時間、すなわち図
10に示す復帰時間tD1Bおよび復帰時間tE2Bの
各々には必然的に差異が生じる。図10に示したタイミ
ングチャートの例においては、復帰時間tD1Bよりも
復帰時間tE2Bが遥かに遅く復帰されており、その結
果としてイネーブル信号EN1(EN1=「1」)とイ
ネーブル信号EN2(EN2=「1」)とが共に高電位
な状態であるバス競合状態、図10においてはバス競合
時間幅tBW2にあって、且つ高電位なデータ信号DT
2(DT2=「1」)と低電位なデータ信号DT1(D
T1=「0」)とに在って貫通電流を生じる経路が成立
する。すなわち、高電位電源VDDを貫通電流の供給源
として導通状態に在るインバータ回路LV21を構成す
るpチェネル型MOSFETを通過し、導通状態に在る
伝送ゲートTM2を通過した後にバス配線BUSを経由
して、同じく導通状態に在るTM1を通過し、導通状態
に在るインバータ回路LV11を構成するnチェネル型
MOSFETを通過した後に低電位側の疑似電源線VG
NDを経由し、完全に導通状態に遷移しきれている制御
トランジスタHNSを通過して、貫通電流の受給源とな
る低電位側電源GNDに流れ込む。
【0040】なお、制御トランジスタHNSが完全に導
通状態に遷移しきれていると仮定した理由は、スリープ
モードからアクティブモードへの遷移が任意スリープ時
のリーク遮断回路付きのCMOS論理回路毎に差異が生
じることは確かだが、特にアクティブモードへの遷移の
場合は制御トランジスタHNSが導通状態の方向に変化
するために急速に低電位側の疑似電源線VGNDが低電
位側電源GNDの電位へと放電されることによる。
【0041】本発明の目的は、上記のようなスリープモ
ードとアクティブモードとの間のモード遷移を実行する
場合に、確実且つ安定した両モード間を遷移させること
が出来ると共に同モード遷移時に電源間の貫通電流が流
れて消費電力が増大することを回避できるようなスリー
プ時リーク遮断回路付きの半導体集積論理回路を提供す
ることである。
【0042】
【課題を解決するための手段】このために本発明の半導
体集積論理回路では、論理回路群へ電力を供給するため
の高電位電源あるいは低電位電源と前記論理回路群との
間に高い閾値電圧のMOSFETを有する半導体集積論
理回路であって、前記MOSFETの導通状態(アクテ
ィブモード)と非導通状態(スリープモード)との間で
の切り替わり時であって前記論理回路群が電気的に確定
するまでの遷移期間に前記高電位電源と前記低電位電源
との間で発生する貫通電流を遮断するように、開閉回路
素子が前記論理回路群と次段の回路配線との間に設けら
れている。
【0043】ここで、前記論理回路群はバス駆動回路で
構成され、前記次段の回路配線はバス配線となってい
る。また、前記論理回路群は低い閾値電圧のMOSFE
Tで構成されている。
【0044】そして、前記スリープモードにある期間
は、前記開閉回路素子は遮断状態になるように設定され
る。また、前記スリープモードからアクティブモードに
切り替わった後であっても所定の期間は、前記開閉回路
素子は遮断状態になるように設定される。
【0045】そして、上記開閉回路素子は、高閾値のM
OSFETから構成されたものである。あるいは、前記
開閉回路素子は、導電型の異なる高閾値のMOSFET
の組合わせから構成され、双方向のゲート特性をもつも
のである。
【0046】また、前記論理回路群は、トライステート
型インバータ回路で構成されたものである。
【0047】さらには、本発明の半導体集積論理回路に
は、前記開閉回路素子が遮断状態の期間は前記回路配線
が所定の電位になるように、フローティング防止回路が
組み込まれている。ここで、前記開閉回路素子の開閉を
決める信号と前記フローティング防止回路を作動させる
信号とが同期するように設定されている。あるいは、前
記回路配線にはラッチ回路が接続されている。
【0048】論理回路群へ電力を供給するための高電位
電源あるいは低電位電源とこの論理回路群との間に高い
閾値電圧のMOSFETを有する半導体集積論理回路に
おいては、この高い閾値電圧のMOSFETがアクティ
ブモードとスリープモードとの間での切り替わる時に、
高電位電源と低電位電源との間で次段の共通の回路配線
を介した貫通電流が発生するようになる。
【0049】そこで、上記論理回路と次段の回路配線と
の間に開閉回路素子素子が設けられると、上記のような
貫通電流は皆無になる。このようにして、論理回路の消
費電力は大幅に低減するようになる。
【0050】
【発明の実施の形態】次に、本発明の第1の実施の形態
として、図1と図2に基づいて本発明の基本構成につい
て説明する。図1は、本発明になる半導体集積論理回路
において、アクティブモードとスリープモードとのモー
ド遷移時に於ける電源間貫通電流の遮断回路を含む、ス
リープ時リーク遮断回路付きのCMOS論理回路の構成
法からなるバス駆動回路の回路構成図を示している。
【0051】図1においてバス駆動回路群10は従来の
技術からなるスリープ時のリーク遮断回路付きのCMO
S論理回路であって、n個(ここで、nは2以上の自然
数を表すとする)のバス駆動回路BD1〜BDnから構
成され、これらバス駆動回路は論理機能的な呼称として
はトライステート型インバータ回路に相当し、イネーブ
ル信号ENm(ここで、mはn以下の任意の自然数を表
すとする)が能動状態、すなわちENm=「1」である
ならばデータ信号DTmを入力データ信号として反転出
力することができる。
【0052】他方、イネーブル信号ENmが非能動状
態、すなわちENm=「0」であるならばその出力端子
からみて、バス駆動回路BDmは高インピーダンスな状
態となり得る。また、バス駆動回路BDmは低閾値のト
ランジスタから構成されているために高速に信号反転出
力の動作が可能であり、高電位側電源VDDを供給する
一方で、スリープモード切替え信号の反転信号であるス
リープモード切替え反転信号SLBに応答して電気的な
接続を導通または遮断することができる高閾値のnチャ
ネル型MOSFETから成る制御トランジスタHNSを
仲介として低電位側電源GNDが供給される。ここで、
バス駆動回路BDmに共通に配給される低電位な電源
は、低電位側電源GNDを制御トランジスタHNSを介
して配給されるので低電位側の疑似電源VGNDと呼称
する。
【0053】本構成によって、低電位のスリープモード
切替え反転信号SLB(SLB=「0」)が印加される
スリープモード時に於いては、制御トランジスタHNS
が遮断状態となってバス駆動回路BDmに対する低電位
側の電源供給を遮断でき、且つ制御トランジスタHNS
は高閾値のnチャネル型MOSFETであるために、遮
断状態に於いてもサブスレショルドリーク電流が少な
く、このリーク電流に基づく消費電力の低減を図ること
が可能であり、スリープ時のリーク遮断回路付きのバス
駆動回路と呼称される所以である。
【0054】さらに、これらバス駆動回路BDmは低閾
値のMOSFETから成るトランジスタによって構成さ
れているために高速な回路動作が可能となる。もちろ
ん、通常のバス制御方法と同様に、バス配線に対して有
効とすべき信号を出力するバス駆動回路は任意の時間に
おいて唯一個であり、複数個あってはならない。さらに
いえば任意の時間においてバス配線に対して有効とすべ
き信号を出力するバス駆動回路が皆無であってはならな
い。
【0055】そこで、本発明では、図1に示すように、
スリープ時のリーク遮断回路付きのバス駆動回路群10
と、バス受信回路BR等が接続されたバス配線BUSと
の間にバス分離回路群20が直列に接続される。
【0056】さらに詳しく述べるならば、バス分離回路
群20は、n個の開閉回路素子であるスイッチ回路SW
1〜SWnから構成されており、n個のバス駆動回路B
D1〜BDnの出力とバス配線BUSとの間の各々にn
個のスイッチ回路SW1〜SWnが直列に接続され、且
つバス分離制御信号の反転信号であるバス分離制御反転
信号KPBに応答して電気的な接続を導通または遮断す
ることができる。また、スイッチ回路SWm(ここで、
mはn以下の任意の自然数を表すとする)は、低閾値ま
たは高閾値の何れかのMOSFETから成るトランジス
タ回路で構成されている。
【0057】図1ような構成において、アクティブモー
ドとスリープモードとのモード遷移時に於ける電源間貫
通電流の遮断回路であるバス分離回路群20の動作につ
いてスリープ時リーク遮断回路付きのバス駆動回路群1
0とを交えた動作説明について図2に示した本発明にな
る構成回路の動作を表すタイミングチャートと併せて動
作説明する。
【0058】まず、高電位のスリープモード切替え反転
信号SLB(SLB=「1」)が印加された状態に於い
て制御トランジスタHNSが導通状態となってn個(こ
こで、nは2以上の自然数を表すとする)のバス駆動回
路BD1〜BDnに対し低電位側電源を供給することが
でき、データ信号DTm(ここで、mはn以下の任意の
自然数を表すとする)およびイネーブル信号ENmがバ
ス駆動回路BDmに対して論理上において有効となり得
る、いわゆるアクティブモード時に於ける動作を、図2
のタイミングチャートにおいて最初のタイムシーケンス
であるアクティブモード期間に於いて説明する。なお前
提条件として、イネーブル信号EN3〜ENnは低電位
の信号入力(「0」)であってバス駆動回路BD3〜B
Dnはディセーブル状態、すなわちデータ信号DT3〜
DTmは各々のバス駆動回路の出力には伝播しない状態
であると仮定し、ここではバス駆動回路BD1およびB
D2、イネーブル信号EN1およびEN2、データ信号
DT1およびDT2について特に着目して説明する。
【0059】そこで、初期状態では低電位のイネーブル
信号EN1(EN1=「0」)且つ高電位のイネーブル
信号EN2(EN2=「1」)であり、また高電位のデ
ータ信号DT1(DT1=「1」)且つ低電位のデータ
信号DT2(DT2=「0」)であり、したがってバス
駆動回路BD1はディセーブル状態、すなわちデータ信
号DT1は出力へは伝播されずに高インピーダンス状態
にあり、またバス駆動回路BD2はイネーブル状態に在
るためデータ信号DT2は出力へと反転信号である高電
位の出力信号が伝播される。他方、バス分離制御反転信
号KPBは高電位な信号(KPB=「1」)であり応答
するn個のスイッチ回路SW1〜SWnは全て導通状態
にある。
【0060】したがって、バス配線BUSに対してバス
駆動回路BD1およびバス駆動回路BD3〜BDnは全
て高インピーダンス状態にあり、データ信号DT1およ
びデータ信号DT3〜DTnはバス配線BUSへ伝播さ
れず、他方バス駆動回路BD2はイネーブル状態に在る
ためにデータ信号DT2が導通状態にあるスイッチ回路
SW2を仲介としてバス配線BUSへと反転出力され、
高電位のバス配線電位(BUS=「1」)が伝播され
る。次のタイムシーケンスにおいて、バス駆動回路BD
1はディセーブル状態からイネーブル状態、すなわち高
電位のイネーブル信号EN1(EN1=「1」)へと変
移し、且つバス駆動回路BD2はイネーブル状態からデ
ィセーブル状態、すなわち低電位のイネーブル信号EN
2(EN2=「0」)へと変移することによって、バス
駆動回路BD2はディセーブル状態、すなわち出力が高
インピーダンス状態にあってデータ信号DT2は出力へ
伝播されず、他方バス駆動回路BD1はイネーブル状態
に在るためにデータ信号DT1は導通状態にあるスイッ
チ回路SW1を仲介としてバス配線BUSへと反転信
号、すなわち低電位のバス配線電位(BUS=「0」)
が伝播される。
【0061】さらに、次のタイムシーケンスにおいて、
バス駆動回路BD1およびBD2に対してのイネーブル
状態およびディセーブル状態の各々の状態が維持された
ままに、高電位で在ったデータ信号DT1は低電位のデ
ータ信号DT1(DT1=「0」)へと変移し、且つ低
電位で在ったデータ信号DT2は高電位のデータ信号D
T2(DT2=「1」)へと変移する。しかしながら、
バス駆動回路BD2はディセーブル状態にあるためにデ
ータ信号DT2の変移はバス配線BUSへは伝播され
ず、他方のバス駆動回路BD1はイネーブル状態にある
ためにデータ信号DT1の変移が導通状態にあるスイッ
チ回路SW1を仲介としてバス配線BUSへと伝播し、
よって低電位で在ったバス配線電位は高電位のバス配線
電位BUS(BUS=「1」)へと変移する。
【0062】以上に説明したように、高電位のスリープ
モード切替え反転信号SLB(SLB=「1」)が印加
された状態に於いて、制御トランジスタHNSが導通状
態となって、2個のバス駆動回路BD1およびBD2に
対し低電位側電源を供給されて、イネーブル信号EN1
およびEN2の各々に応答してデータ信号DT1および
DT2を反転出力することが出来る、いわゆるアクティ
ブモード時に於いて本スリープ時のリーク遮断回路付き
のバス駆動回路群10は、低閾値のMOSFETから成
るトランジスタから構成されたCMOS論理回路である
が故に、まさに高速のバス駆動回路として機能動作する
ことができる。
【0063】次に、低電位のスリープモード切替え反転
信号SLB(SLB=「0」)が印加された状態に於い
て、制御トランジスタHNSが遮断状態となって、2個
のバス駆動回路BD1およびBD2に対し低電位側電源
を供給されて、イネーブル信号EN1およびEN2の各
々に応答してデータ信号DT1およびDT2を反転出力
することが出来無い、いわゆるスリープモード時に於け
る動作を、図2のタイミングチャートにおいては前述し
たアクティブモード期間の次に現れるタイムシーケンス
であるところのスリープモード期間について説明する。
【0064】ここで、従来の技術で説明したように、ア
クティブモードからスリープモードへ移行するについて
考慮すべき事項を以下に説明する。半導体集積論理回路
上においては、本スリープ時のリーク遮断回路付きのバ
ス駆動回路群10のような複数個のCMOS論理回路が
前段回路として存在し、且つ他の種類のやはり複数個の
CMOS論理回路も併せて共存し、且つそれらが有機的
に回路結合され信号の授受が成されている。従って、図
1に示したスリープ時のリーク遮断回路付きのバス駆動
回路群10は、一つの機能を達成する半導体集積論理回
路を構成する一部分であり、したがってバス駆動回路群
10を構成する2個のバス駆動回路BD1およびBD2
に印加されるデータ信号DT1およびDT2、イネーブ
ル信号EN1およびEN2は、前記の半導体集積論理回
路を構成する其の他のスリープ時のリーク遮断回路付き
のCMOS論理回路から出力された信号であることを明
記しておく。
【0065】そこで、従来の技術で説明したのと同様に
して、特開平7−135461号公報に開示されるよう
に、スリープ時のリーク遮断回路付きのCMOS論理回
路への入力をスリープモード前後に於いて一致させて、
このスリープモードの間欠動作が支障無く実行できる回
路の制御方法を本スリープ時のリーク遮断回路付きのバ
ス駆動回路群10に適用する。つまり、本スリープ時の
リーク遮断回路付きのバス駆動回路群10および其の他
のスリープ時のリーク遮断回路付きのCMOS論理回路
を含み、其れ一つで任意の機能を達成できる半導体集積
論理回路に対して入力される信号は、スリープモードへ
の投入時にはスリープモードに移行する前に固定し、そ
の後にスリープモードに移行し、復帰時にはアクティブ
モードに移行した後に其の固定していた入力信号の固定
状態を解除することによって、スリープモードの期間前
後における半導体集積論理回路の内部の信号状態を一致
させることができ支障なく其の後の動作に移行する。
【0066】そこで、アクティブモードからスリープモ
ード(SLB=「0」)へ移行するに先立って、低電位
のデータ信号DT1(DT1=「0」)、高電位のデー
タ信号DT2(DT2=「1」)、高電位のイネーブル
信号EN1(EN1=「1」)、および低電位のイネー
ブル信号EN2(EN2=「0」)に固定される。
【0067】前述したように半導体集積論理回路上にお
いては、本スリープ時のリーク遮断回路付きのバス駆動
回路群10のような複数個のCMOS論理回路が存在
し、且つ他の種類のやはり複数個のCMOS論理回路も
併せて共存しており、それら各々にスリープ時にサブス
レッショルドリークを遮断するための回路が具備されて
スリープモード切替え反転信号SLBに応答してスリー
プモードあるいはアクティブモードのモード切替え制御
が実行されている。
【0068】しかしながら、スリープ時のリーク遮断回
路付きのCMOS論理回路は、半導体集積論理回路上で
複数個が存在するために、任意のスリープ時のリーク遮
断回路付きのCMOS論理回路に着目した場合に、その
論理的な深度に差異があったり、また遅延時間にとって
は負荷となる素子数や電源線に寄生する容量成分などの
差異に起因して、スリープモードとアクティブモードと
のモード間の遷移する時間にも差異を生じる。
【0069】そこで、先ずアクティブモードからスリー
プモードへ遷移させる以前に、バス分離制御信号の反転
信号であるバス分離制御反転信号KPBをバス結合状態
(KPB=「1」)からバス分離状態(KPB=
「0」)にセットアップ時間tKSだけ前以って切り換
えておく必要がある。
【0070】然る後にアクティブモードからスリープモ
ードへ移行させたならば、制御トランジスタHNSが遮
断状態となってバス駆動回路BD1およびBD2に対す
る低電位側電源の供給が停止し、さらに制御トランジス
タHNSが高閾値のnチャネル型MOSFETであるこ
とから定常的に電源間を貫通するサブスレショルドリー
ク電流が少なく、したがってリーク電流に基づく消費電
力の低減を図ることが可能となる。
【0071】なお、スリープモードへ移行する直前の半
導体集積論理回路に入力する信号の固定化により低電位
が現れているデータ信号DT1(DT1=「0」)およ
びイネーブル信号EN2(EN2=「0」)は、スリー
プモードへの移行によってリーク電流の少ない高閾値な
MOSFETである制御トランジスタHNSが遮断され
て低電位側の疑似電源線VGNDが電位的に浮遊状態と
なることから高電位側電源VDDから低閾値のMOSF
ETから成るCMOS論理回路を介したリーク電流によ
って充電され、データ信号DT1の場合は沈着時間tD
1Cを経た後に高電位な信号(DT1=「1」)が現
れ、同様にイネーブル信号EN2には沈着時間tE2C
を経た後に高電位な信号(EN2=「1」)が現れる。
【0072】ここで、図2に示したタイミングチャート
の例においては、沈着時間tE2Cよりも沈着時間tD
1Cが遥かに遅く充電されており、その結果としてイネ
ーブル信号EN1(EN1=「1」)とイネーブル信号
EN2(EN2=「1」)とが共に高電位な状態である
バス競合状態に在って、且つ高電位なデータ信号DT2
(DT2=「1」)と低電位なデータ信号DT1(DT
1=「0」)とに在って貫通電流を生じる経路が成立す
る可能性がある。すなわち、高電位信号を出力するバス
駆動回路BD2に接続される高電位電源VDDが貫通電
流の供給源となってバス配線BUSを経由して、低電位
信号を出力するバス駆動回路BD1に接続される低電位
側の疑似電源線VGNDを経由して、さらに完全に遮断
状態に遷移しきれていない制御トランジスタHNSを通
過して、貫通電流の受給源となる低電位側電源GNDに
流れ込む。なお、制御トランジスタHNSが完全に遮断
状態に遷移しきれていないと仮定した理由は、前記した
ように半導体集積論理回路上においては複数個の本スリ
ープ時のリーク遮断回路付きのバス駆動回路群10が存
在し、また他の種類のやはり複数個のスリープ時のリー
ク遮断回路付きのCMOS論理回路も併せて共存して、
それらが有機的に回路結合されて信号授受が行われてい
るために、必然的に半導体集積論理回路には任意の論理
的な深度が生じ、且つスリープモードとアクティブモー
ドとのモード間遷移についても任意スリープ時のリーク
遮断回路付きのCMOS論理回路ごとに差異が生じるこ
とによる。
【0073】しかし、本発明によれば、上記のように貫
通電流が流れる可能性のある経路上にスイッチ回路SW
1およびSW2が存在し、且つ、スリープモードに遷移
する以前に予め遮断状態としてあるが故に貫通電流が流
れことは決してなく、したがって貫通電流の基づく消費
電力の増大も有り得ない。
【0074】次に、スリープモードからアクティブモー
ドへの復帰について、図2のタイミングチャートにおい
ては前述したスリープモード期間の次に現れるタイムシ
ーケンスであるところのアクティブモード期間について
説明する。
【0075】スリープモードからアクティブモードへ移
行させたならば、制御トランジスタHNSがまた導通状
態となってバス駆動回路BD1およびBD2に対する低
電位側電源の供給が復帰されて、浮遊状態であった低電
位側の疑似電源線VGNDは、ほぼ低電位側電源GND
の電位に復帰する。また、アクティブモードに移行した
直後は本半導体集積論理回路の入力信号を固定にしてい
たことにより、低電位のデータ信号DT1(DT1=
「0」)、高電位のデータ信号DT2(DT2=
「1」)、高電位のイネーブル信号EN1(EN1=
「1」)、および低電位のイネーブル信号EN2(EN
2=「0」)が現れて、スリープモード前後に於いて一
致するのでスリープモードの間欠動作が支障無く実行で
きる。
【0076】然る後に、固定していた上記の半導体集積
論理回路の入力信号の固定状態を解除することにより、
データ信号DT1およびDT2、イネーブル信号EN1
およびイネーブル信号EN2が応答して其の後の論理動
作を開始する。なお、上記したようにリーク電流によっ
て充電されて高電位な信号が現れて居たデータ信号DT
1(DT1=「1」)およびイネーブル信号EN2(E
N2=「1」)は、アクティブモードへ移行した後に、
固定されていた半導体集積論理回路への入力信号によっ
て本来あるべき信号状態、すなわち低電位なデータ信号
DT1(DT1=「0」)および低電位なイネーブル信
号EN2(EN2=「0」)へと、復帰時間tD1BC
およびtE2BCを経た後に復帰される。
【0077】ここで、図2に示したタイミングチャート
の例においては、復帰時間tD1Bよりも復帰時間tE
2Bが遥かに遅く復帰されており、その結果としてイネ
ーブル信号EN1(EN1=「1」)とイネーブル信号
EN2(EN2=「1」)とが共に高電位な状態である
バス競合状態に在って、且つ高電位なデータ信号DT2
(DT2=「1」)と低電位なデータ信号DT1(DT
1=「0」)とに在って貫通電流を生じる経路が成立す
る可能性がある。すなわち、高電位信号を出力するバス
駆動回路BD2に接続される高電位電源VDDが貫通電
流の供給源となってバス配線BUSを経由して、低電位
信号を出力するバス駆動回路BD1に接続される低電位
側の疑似電源線VGNDを経由して、さらに完全に遮断
状態に遷移しきれていない制御トランジスタHNSを通
過して、貫通電流の受給源となる低電位側電源GNDに
流れ込む。
【0078】しかし、この場合でも、貫通電流が流れる
可能性のある経路上にスイッチ回路SW1およびSW2
が存在し、且つ、アクティブモードに遷移した後も暫く
の間は遮断状態を維持してあるが故に貫通電流が流れこ
とは決してなく、したがって貫通電流の基づく消費電力
の増大も有り得ない。
【0079】ここで、スリープモードからアクティブモ
ードへの遷移させる場合のバス分離制御反転信号KPB
の制御方法について更に詳しく説明する。
【0080】前述したように半導体集積論理回路上にお
いては、本スリープ時のリーク遮断回路付きのバス駆動
回路群10のような複数個のCMOS論理回路が存在
し、且つ他の種類のやはり複数個のCMOS論理回路も
併せて共存しており、それら各々にスリープ時にサブス
レッショルドリークを遮断するための回路が具備されて
スリープモード切替え反転信号SLBに応答してスリー
プモードあるいはアクティブモードのモード切替え制御
が実行されている。しかしながら、スリープ時のリーク
遮断回路付きのCMOS論理回路は、半導体集積論理回
路上で複数個存在するために、任意のスリープ時のリー
ク遮断回路付きのCMOS論理回路に着目した場合に、
その論理的な深度に差異があったり、また遅延時間にと
っては負荷となる素子数や電源線に寄生する容量成分な
どの差異に起因して、スリープモードとアクティブモー
ドとのモード間の遷移させて、全体回路が完全に固定化
させる迄の時間にも差異を生じる。
【0081】そこで先ず、スリープモードからアクティ
ブモードへ遷移させた後も、バス分離制御信号の反転信
号であるバス分離制御反転信号KPBをホールド時間t
KDだけ維持した後にバス遮断状態(KPB=「0」)
からバス結合状態(KPB=「1」)に切り換える必要
がある。そして然る後に、固定していた上記の半導体集
積論理回路の入力信号の固定状態を解除することによ
り、データ信号DT1およびDT2、イネーブル信号E
N1およびイネーブル信号EN2が応答して其の後の論
理動作を開始することになる。
【0082】次に、本発明の第2の実施の形態を図3に
基づいて説明する。ここで、図3では、第1の実施の形
態と異なるバス分離回路が使用されている。また、図3
のバス駆動回路群10aは、2個のスリープ時のリーク
遮断回路付きのバス駆動回路BD1AおよびBD2Aの
みから構成され、イネーブル信号EN1およびEN2の
各々によりイネーブル状態とディセーブル状態とを制御
してデータ信号DT1およびDT2の各々を反転出力す
ることができる。そして、バス駆動回路BD1Aおよび
BD2Aは、低閾値のトランジスタから構成されている
ために高速に信号反転出力の動作が可能であり、また高
電位側電源VDDを供給する一方で、スリープモード切
替え信号の反転信号であるスリープモード切替え反転信
号SLBに応答して電気的な接続を導通または遮断する
ことができる高閾値のnチャネル型MOSFETから成
る制御トランジスタHNSを仲介として低電位側電源G
NDが供給されるので、この制御トランジスタHNSが
遮断状態に於いてはサブスレショルドリーク電流が少な
く、このリーク電流に基づく消費電力の低減を図ること
が可能である。
【0083】なお、図3のバス駆動回路BD1Aおよび
BD2Aはより具体的なトランジスタ回路に依って構成
されており、従来の技術で示したバス駆動回路を構成す
るトライステート型インバータ回路と同一のトランジス
タ回路構成を有する。そこで、図3においては、スリー
プ時のリーク遮断回路付きのバス駆動回路群10aと、
バス受信回路BR等が接続されたバス配線BUS、との
間に直列に接続されるバス分離回路群20aについてよ
り具体的なトランジスタ回路に依って構成されている。
【0084】さらに詳しく述べるならば、バス分離回路
群20aは、先ず2個のバス駆動回路BD1AおよびB
D2Aの各々の出力とバス配線BUSとの間の各々に2
個のスイッチ回路SW1およびSW2を直列に接続して
バス分離制御信号の反転信号であるバス制御反転信号K
PBに応答して電気的な接続を導通または遮断すること
ができる。スイッチ回路SW1およびSW2は、低閾値
または高閾値の何れかのpチャネル型MOSFETから
成るトランジスタおよび低閾値または高閾値の何れかの
nチャネル型MOSFETから成るトランジスタによっ
て構成され、各トランジスタのソース電極およびドレイ
ン電極を互い違いに並列接続して、一方の双方向性を有
する電極をバス駆動回路BD1AおよびBD2Aの各々
の出力端子に接続し、他方の双方向性を有する電極は共
にバス配線BUSへ接続する。
【0085】そして、イッチ回路SW1およびSW2を
構成するnチャネル型MOSFETから成るトランジス
タのゲート電極には、バス分離制御信号の反転信号であ
るバス分離制御反転信号KPBが印加され、他方でpチ
ャネル型MOSFETから成るトランジスタのゲート電
極には、反転されたバス分離制御反転信号KPBを高閾
値のMOSFETから成るトランジスタから成るインバ
ータ回路HV1を介して反転させた信号を印加する。
【0086】本構成により、高電位のバス分離制御反転
信号KPB(KPB=「1」)が印加された場合はバス
結合状態であって、他方低電位のバス分離制御反転信号
KPB(KPB=「0」)が印加された場合はバス分離
状態に制御することができる。なお、インバータ回路H
V1は高閾値のMOSFETから成るトランジスタから
構成されているが故に、高電位側電源VDDと低電位側
電源GNDとの間をこのインバータ回路HV1を仲介と
してサブスレショルドリークに基づく電流が流れること
は無く、よって消費電力の低減を図ることができること
は勿論のことである。
【0087】図3の構成に於けるアクティブモードとス
リープモードとのモード遷移時に於ける電源間貫通電流
の遮断回路であるバス分離回路群20aの動作は、図1
の本発明の原理構成において図2の回路動作を表すタイ
ミングチャートを使用して説明した機能動作と同一であ
るので、ここでは省略する。
【0088】次に、本発明の第3の実施の形態を図4に
基づいて説明する。ここで、図4では、第1および第2
の実施の形態と異なるバス分離回路が使用されている。
また、図4のバス駆動回路群10bは、2個のスリープ
時のリーク遮断回路付きのバス駆動回路BD1Bおよび
BD2Bのみから構成され、イネーブル信号EN1およ
びEN2の各々によりイネーブル状態とディセーブル状
態とを制御してデータ信号DT1およびDT2の各々を
反転出力することができる。
【0089】ここで、このようなバス駆動回路BD1B
およびBD2Bでは、低閾値のトランジスタから構成さ
れているために高速に信号反転出力の動作が可能であ
り、また高電位側電源VDDを供給する一方で、スリー
プモード切替え信号の反転信号であるスリープモード切
替え反転信号SLBに応答して電気的な接続を導通また
は遮断することができる高閾値のnチャネル型MOSF
ETから成る制御トランジスタHNSを仲介として低電
位側電源GNDが供給されるので、この制御トランジス
タHNSが遮断状態に於いてはサブスレショルドリーク
電流が少なく、このリーク電流に基づく消費電力の低減
を図ることが可能である。
【0090】なお、図4のバス駆動回路BD1Bおよび
BD2Bはより具体的なトランジスタ回路に依って構成
されており、第2の実施の形態で示したバス駆動回路を
構成するトライステート型インバータ回路とは異なった
トランジスタ回路構成を有する(したがって、図3に示
す名称の末尾の文字「A」を図4においては文字「B」
に入れ替えた)。
【0091】以下、バス駆動回路BD1Bを代表として
詳しく述べる。バス駆動回路BD1Bは、論理機能的な
呼称としてはトライステート型インバータ回路に相当
し、2個のインバータ回路LV11とLV12、および
低閾値を有するpチャネル型MOSFETである電源ス
イッチトランジスタLP1およびnチャネル型MOSF
ETである電源スイッチトランジスタLN1から構成さ
れる。
【0092】ここで、同図のインバータ回路LV12は
簡略化した一般的な論理記号図によって表現した。デー
タ信号DT1が入力されるインバータ回路LV11は其
の反転信号をバス駆動回路BD1Bの出力とする。ま
た、インバータ回路LV11の高電位側電源は電源スイ
ッチトランジスタLP1を介して供給し、同様に低電位
側電源は電源スイッチトランジスタLN1を介して供給
される。そして、電源スイッチトランジスタLN1のゲ
ート電極にはイネーブル信号EN1を印加し、電源スイ
ッチトランジスタLP1のゲート電極にはイネーブル信
号EN1を入力としてインバータ回路LV12から出力
される反転信号を印加する。
【0093】本構成により、高電位のイネーブル信号E
N1(EN1=「1」)においては電源スイッチトラン
ジスタLP1およびLN1が共に導通状態であって、イ
ンバータ回路LV12に高電源側および低電位側の両電
源の供給が可能であり、通常のインバータ動作が行なえ
るが、低電位のイネーブル信号EN1(EN1=「0)
においては電源スイッチトランジスタLP1およびLN
1が共に遮断状態となり、インバータ回路LV12に高
電源側および低電位側の両電源の供給がされずにインバ
ータ動作が行なず、出力は高インピーダンス状態となっ
て、併せてトライステード型インバータの機能動作を行
なうことができる。バス駆動回路BD1BおよびBD2
Bは低閾値のトランジスタから構成されているために高
速な機能動作が可能となる。また、高電位側電源VDD
を直接に供給する一方で、スリープモード切替え信号の
反転信号であるスリープモード切替え反転信号SLBに
応答して電気的な接続を導通または遮断することができ
る高閾値のnチャネル型MOSFETから成る制御トラ
ンジスタHNSを仲介として低電位側電源GNDを供給
する。
【0094】本構成によって、低電位のスリープモード
切替え反転信号SLB(SLB=「0」)が印加される
スリープモード時に於いては、制御トランジスタHNS
が遮断状態となってインバータ回路LV11、LV1
2、LV21およびLV22各々に対する低電位側の電
源供給を遮断でき、且つ制御トランジスタHNSは高閾
値のnチャネル型MOSFETであるために、遮断状態
に於いてもサブスレショルドリーク電流が少なく、この
リーク電流に基づく消費電力の低減が可能となる。
【0095】次に、図4に於ける上記バス駆動回路群1
0bと、バス受信回路BR等が接続されたバス配線BU
S、との間に直列に接続されるバス分離回路群20b
が、より具体的なトランジスタ回路によって構成され
る。
【0096】さらに詳しく述べるならば、バス分離回路
群20bは、先ず2個のバス駆動回路BD1BおよびB
D2Bの各々の出力とバス配線BUSとの間の各々に2
個のスイッチ回路SW1およびSW2を直列に接続して
バス分離制御信号の反転信号であるバス制御反転信号K
PBに応答して電気的な接続を導通または遮断すること
ができる。
【0097】スイッチ回路SW1およびSW2は、低閾
値または高閾値の何れかのnチャネル型MOSFETか
ら成るトランジスタのみによって構成され、一方の電極
をバス駆動回路BD1BおよびBD2Bの各々の出力端
子に接続し、他方の電極は共にバス配線BUSへ接続す
る。そして、スイッチ回路SW1およびSW2を構成す
るnチャネル型MOSFETから成るトランジスタのゲ
ート電極には、バス分離制御信号の反転信号であるバス
分離制御反転信号KPBが印加する。
【0098】本構成により、高電位のバス分離制御反転
信号KPB(KPB=「1」)が印加された場合はバス
結合状態であって、他方低電位のバス分離制御反転信号
KPB(KPB=「0」)が印加された場合はバス分離
状態に制御することができる。図4の構成に於けるアク
ティブモードとスリープモードとのモード遷移時に於け
る電源間貫通電流の遮断回路であるバス分離回路群20
bの動作は、図1の本発明の原理構成において図2の回
路動作を表すタイミングチャートを使用して説明した機
能動作と同一であるので、ここでは省略する。
【0099】次に、本発明の第4の実施の形態を図5に
基づいて説明する。ここで、図5では、第1の実施の形
態で説明した論理回路において、バス浮遊状態を皆無に
する方法について示される。この論理回路は、図5に示
すように、バス分離制御反転信号KPBに応答してバス
配線BUSへ信号を送出できるフローティング防止装置
30を具備した回路構成を有する。
【0100】高電位なバス分離制御反転信号KPB(K
PB=「1」)が印加された場合は、スイッチ回路SW
1〜SWnは通常状態に在ってバス駆動回路BD1〜B
Dnの出力信号はバス配線BUSに対して有効状態であ
り、他方でフローティング防止装置30はバス配線BU
Sに対して無効状態、すなわち高インピーダンスであ
る。
【0101】低電位なバス分離制御反転信号KPB(K
PB=「0」)が印加された場合は、スイッチ回路SW
1〜SWnは遮断状態に在ってバス駆動回路BD1〜B
Dnの出力信号はバス配線BUSに対して無効状態、す
なわち高インピーダンスであり、他方でフローティング
防止装置30はバス配線BUSに対して有効状態、すな
わち高電位または低電位な信号をバス配線に対して出力
する。以上述べたフローティング防止装置30の機能動
作によって、全てのバス駆動回路がバス配線に対して高
インピーダンスな状態にある場合はバス配線の電位が不
定状態に陥ることが防止できる。
【0102】さらに詳しくいえば、バス配線BUSが不
定状態であると、リークにより充電されていた電荷が漏
洩して高電位VDDと低電位GNDとに対して中間の電
位が現れ、その結果として、バス配線に接続されるバス
受信回路BRの内部において電源間の貫通電流が発生
し、消費電力を増大させる原因となる。そこで、バス配
線BUSに対する本フローティング防止装置30に依れ
ば、全てのバス駆動回路がバス分離制御反転信号KPB
に基づいて高インピーダンス状態にあっても、バス分離
制御反転信号KPBに応答してバス配線の電位を本フロ
ーティング防止装置30が確定した電位状態に保持する
ために、バス受信回路BRの内部回路で電源間の貫通電
流が発生し、消費電力を増大させることは無い。
【0103】次に、本発明の第5の実施の形態を図6に
基づいて説明する。ここで、図6では、第2の実施の形
態で説明した論理回路において、バス浮遊状態を皆無に
する方法について示される。この論理回路は、バス分離
制御反転信号KPBに応答してバス配線BUSへ信号を
送出できるフローティング防止装置30aを具備した回
路構成を有する。すなわち、図6に示すように、図3に
示した論理回路に対してより具体的なトランジスタによ
り構成したバス配線のフローティング防止装置30aを
付加したものである。ここで、フローティング防止装置
30aは高閾値のpチャネル型MOSFETの一個の電
源スイッチトランジスタHPSから構成され、ソース電
極には高電位側電源VDDを接続し、ドレイン電極はバ
ス配線BUSを接続すると共に、ゲート電極にはバス分
離制御反転信号KPBを入力する。
【0104】次に、図7に示したフローティング防止装
置30aの動作を示す真理値表により、動作を説明す
る。高電位なバス分離制御反転信号KPB(KPB=
「1」)が印加した場合、電源スイッチトランジスタH
PSは遮断状態となりバス配線BUSに対して高インピ
ーダンス状態になる。他方、低電位なバス分離制御反転
信号KPB(KPB=「0」)が印加された場合、電源
スイッチトランジスタHPSは導通状態となりバス配線
BUSに対して高電位側電源VDDを出力する。なお、
電源スイッチトランジスタHPSは高閾値のpチャネル
型MOSFETから構成されているために遮断状態に在
ってもサブスレッショルドリークに因る電流をバス配線
BUSに対して漏洩されることが無いので、本フローテ
ィング防止装置30aの負荷による消費電力の増大も有
り得ない。
【0105】次に、本発明の第6の実施の形態を図8に
基づいて説明する。ここで、図8では、第3の実施の形
態で説明した論理回路において、バス浮遊状態を皆無に
する方法について示される。この論理回路は、バス分離
制御反転信号KPBに応答してバス配線BUSへ信号を
送出できるフローティング防止装置30bを具備した回
路構成を有する。すなわち、図8に示すように、図4に
示した論理回路に対してより具体的なトランジスタによ
り構成したバス配線のフローティング防止装置30bを
付加したものである。
【0106】ここで、フローティング防止装置30bは
高閾値のトランジスタから成るインバータ回路HV2お
よびHV3を環状接続した双安定回路であって、インバ
ータ回路HV2の出力をバス配線BUSに接続してな
る。本構成によって、バス分離制御反転信号KPBに応
答してスイッチ回路SW1およびSW2が遮断状態に遷
移しても、フローティング防止装置30bを構成する双
安定回路が直前のバス配線の信号状態を記憶して、且
つ、スイッチ回路SW1およびSW2が遮断状態である
帰還中はその電位状態を維持し続けることができる。な
お、フローティング防止装置30bを構成するインバー
タ回路HV2およびHV3は、全て高閾値のMOSFE
Tから構成されているために記憶を保持した静止状態で
ある限りはサブスレッショルドリーク電流が高電位側電
源VDDと低電位側電源GNDとの間で漏洩して消費電
力が増大することは有り得ない。以上の実施の形態で
は、リーク遮断回路付きの論理回路としてバス駆動回路
群の場合について説明された。しかし、本発明は、他の
リーク遮断回路付きの論理回路にも同様に適用できるも
のである。
【0107】また、本発明は、論理回路群にリーク遮断
回路付きの無い論理回路が含まれる場合でも、同様に適
用できるものであることに言及しておく。何れにしろ、
本発明では、上記のような論理回路群が電源線以外の共
通の配線に接続される場合に、その効果が顕著に現れる
ものである。
【0108】
【発明の効果】以上に説明したように本発明の半導体集
積論理回路では、論理回路群へ電力を供給するための高
電位電源あるいは低電位電源と上記論理回路群との間に
高い閾値電圧のMOSFETを有する半導体集積論理回
路において、上記MOSFETの導通状態(アクティブ
モード)と非導通状態(スリープモード)との間での切
り替わり時であって上記論理回路群が電気的に確定する
までの遷移期間に上記高電位電源と低電位電源との間で
発生する貫通電流を遮断するように、開閉回路素子が上
記論理回路と次段の回路配線との間に設けられる。
【0109】このために、スリープモードとアクティブ
モードとの間のモード遷移を実行する場合に、確実且つ
安定した両モード間を遷移させることができると共に同
モード遷移時に電源間の貫通電流が流れて消費電力が増
大することを回避できる。すなわち、上記の貫通電流が
皆無になり、半導体集積論理回路の大幅な低消費電力化
が可能になる。
【0110】また、本発明では、上記開閉回路素子が遮
断状態の期間は上記回路配線は所定の電位になるよう
に、フローティング防止回路が組み込まれている。
【0111】このために、開閉回路素子によって上記の
回路配線が浮遊状態になることはなく、半導体集積論理
回路の信頼性も大幅に向上するようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を説明するための基
本的な論理回路図である。
【図2】上記実施の形態での基本動作を説明するクロッ
ク信号のタイミングチャートである。
【図3】本発明の第2の実施の形態を説明するための具
体的な回路図である。
【図4】本発明の第3の実施の形態を説明するための具
体的な回路図である。
【図5】本発明の第4の実施の形態を説明するための論
理回路図である。
【図6】本発明の第5の実施の形態を説明するための論
理回路図である。
【図7】本発明の第5の実施の形態を説明するための真
理値表である。
【図8】本発明の第6の実施の形態を説明するための論
理回路図である。
【図9】従来の技術を説明するための論理回路図であ
る。
【図10】従来の技術での基本動作を説明するためのク
ロック信号のタイミングチャートである。
【符号の説明】
10,10a,10b バス駆動回路群 20,20a,20b バス分離回路群 30,30a,30b フローティング防止回路 BD1、BD2、BDn バス駆動回路 BD1A、BD2A、BD1B、BD2B バス駆動
回路 EN1、EN2、ENn イネーブル信号 DT1、DT2、DTn データ信号 BR バス受信回路 LV11、LV12、LV21、LV22 インバー
タ回路 TM1、TM2 伝送ゲート回路 VGND 疑似電源線 LP1、LN1、LN2、HPS 電源スイッチトラ
ンジスタ HV1、HV2、HV3 インバータ回路 SLB スリープモード切替え反転信号 HNS 制御トランジスタ SW1、SW2、SWn スイッチ回路 KPB バス分離制御反転信号 BUS バス配線 I0 貫通電流
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−157919(JP,A) 特開 平6−29834(JP,A) 特開 平9−251335(JP,A) 特開 平10−154027(JP,A) 特開 平7−74614(JP,A) 特開 平6−112807(JP,A) 特開 平4−107719(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 3/00 H03K 19/0175 H03K 17/16 G06F 1/26 - 1/32

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 低閾値の絶縁ゲート電界効果トランジス
    タを有する論理回路群へ電力を供給するための高電位電
    源あるいは低電位電源と前記論理回路群との間に高閾値
    の絶縁ゲート電界効果トランジスタを有する半導体集積
    論理回路であって、前記高閾値の絶縁ゲート電界効果ト
    ランジスタの導通状態(アクティブモード)と非導通状
    態(スリープモード)との間での切り替わり時であって
    前記論理回路群が電気的に確定するまでの遷移期間に前
    記高電位電源と前記低電位電源との間で発生する貫通電
    流を遮断するように、高閾値の絶縁ゲート電界効果トラ
    ンジスタから構成される開閉回路素子が前記論理回路群
    と次段の回路配線との間に設けられており、前記スリー
    プモードにある期間は前記開閉回路素子は遮断状態にな
    るように設定され、前記スリープモードからアクティブ
    モードに切り替わった後であっても所定の期間は、前記
    開閉回路素子は遮断状態になるように設定されることを
    特徴とする半導体集積論理回路。
  2. 【請求項2】 低閾値の絶縁ゲート電界効果トランジス
    タを有する論理回路群へ電力を供給するための高電位電
    源あるいは低電位電源と前記論理回路群との間に高閾値
    の絶縁ゲート電界効果トランジスタを有する半導体集積
    論理回路であって、前記高閾値の絶縁ゲート電界効果ト
    ランジスタの導通状態(アクティブモード)と非導通状
    態(スリープモード)との間での切り替わり時であって
    前記論理回路群が電気的に確定するまでの遷移期間に前
    記高電位電源と前記低電位電源との間で発生する貫通電
    流を遮断するように、開閉回路素子が前記論理回路群と
    次段の回路配線との間に設けられており、前記開閉回路
    素子が遮断状態の期間は前記回路配線が所定の電位にな
    るように、フローティング防止回路が組み込まれ、前記
    開閉回路素子の開閉を決める信号と前記フローティング
    防止回路を作動させる信号とが同期していることを特徴
    とする半導体集積論理回路。
  3. 【請求項3】 前記フローティング防止回路がラッチ回
    路であることを特徴とする請求項2記載の半導体集積論
    理回路。
  4. 【請求項4】 前記スリープモードにある期間は前記開
    閉回路素子は遮断状態になるように設定されることを特
    徴とする請求項2または請求項3記載の半導体集積論理
    回路。
  5. 【請求項5】 前記スリープモードからアクティブモー
    ドに切り替わった後であっても所定の期間は、前記開閉
    回路素子は遮断状態になるように設定されることを特徴
    とする請求項記載の半導体集積論理回路。
  6. 【請求項6】 前記開閉回路素子は、高閾値の絶縁ゲー
    ト電界効果トランジスタから構成されたものであること
    を特徴とする請求項から請求項のうち1つの請求項
    に記載の半導体集積論理回路。
  7. 【請求項7】 前記開閉回路素子は、導電型の異なる高
    閾値の絶縁ゲート電界効果トランジスタの組合わせから
    構成され、双方向のゲート特性をもつものであることを
    特徴とする請求項1または請求項6記載の半導体集積論
    理回路。
  8. 【請求項8】 前記論理回路群はバス駆動回路で構成さ
    れ、前記次段の回路配線はバス配線であることを特徴と
    する請求項1から請求項のうち1つの請求項に記載の
    半導体集積回路装置。
  9. 【請求項9】 前記論理回路群は、トライステート型イ
    ンバータ回路で構成されたものであることを特徴とする
    請求項1から請求項のうち1つの請求項に記載の半導
    体集積論理回路。
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