JPH09112579A - 流体圧力作動式クラッチ解除ベアリング - Google Patents

流体圧力作動式クラッチ解除ベアリング

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JPH09112579A
JPH09112579A JP8245029A JP24502996A JPH09112579A JP H09112579 A JPH09112579 A JP H09112579A JP 8245029 A JP8245029 A JP 8245029A JP 24502996 A JP24502996 A JP 24502996A JP H09112579 A JPH09112579 A JP H09112579A
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JP
Japan
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piston
clutch release
release bearing
fluid
annular
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JP8245029A
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Sylvain Thomire
トミル シルヴェン
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Original Assignee
Valeo SE
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D25/00Fluid-actuated clutches
    • F16D25/08Fluid-actuated clutches with fluid-actuated member not rotating with a clutching member
    • F16D25/082Fluid-actuated clutches with fluid-actuated member not rotating with a clutching member the line of action of the fluid-actuated members co-inciding with the axis of rotation
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D25/00Fluid-actuated clutches
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    • F16D25/082Fluid-actuated clutches with fluid-actuated member not rotating with a clutching member the line of action of the fluid-actuated members co-inciding with the axis of rotation
    • F16D25/083Actuators therefor

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  • Mechanical Operated Clutches (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 クラッチ解除ベアリングの作動流体の漏れを
防止する。 【解決手段】 ピストン18の前端部分88は、フィン
付きシールリング134も支持しており、このリング
は、チューブ14の外側周辺表面42と協働し、チュー
ブの外側表面42とピストン18の内側ボア52との間
に構成された環状スペース146を通過する流体の漏れ
を制限する。このピストンは、漏れた流体を回収できる
ゾーン128に環状スペース146を接続する少なくと
も1つの排出オリフィス148を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、円筒形環状外側本
体、およびこの外側本体に同軸状の内側支持兼ガイドチ
ューブを含む固定部品を備え、内側支持兼ガイドチュー
ブが、外側本体と共に環状めくらキャビティを構成し、
このキャビティは、クラッチ解除ベアリングの制御チャ
ンバ(流体制御チャンバと称する)の境界を定めるよ
う、前記環状キャビティ内で軸方向にスライド運動でき
るように取り付けられた管状チューブにより加圧された
液状またはガス状作動流体が供給されるようになってお
り、前記ピストンが流体制御チャンバから突出し、クラ
ッチのダイヤフラムに作用するようになっている作動機
素を支持する前端部分を有する、ダイヤフラム式クラッ
チ用の、流体圧力作動式クラッチ解除ベアリングに関す
る。
【0002】
【従来の技術】フランス国特許公開第2,692,950号公報
には、かかるクラッチ解除ベアリングの一例が記載され
ている。このクラッチ解除ベアリングは、ガス状または
液状のいずれかの流体により制御することができる。
【0003】流体圧力作動式クラッチ解除ベアリング
は、作動流体がガス状であっても、これまでは、流体制
御式クラッチ解除ベアリングおよび流体クラッチのよう
な連動クラッチと称される傾向がある。本明細書では、
従来どおりの用語を用いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記フランス特許明細
書に開示されているタイプのクラッチ解除ベアリングで
は、ピストンと共に容積可変制御チャンバを構成するキ
ャビティ内に汚染物が侵入することがある。このこと
は、クラッチ解除ベアリングの作動に悪影響を与えるお
それがある。更に、特に液体である場合の制御流体は、
制御チャンバから、特に内側チューブの外側周辺表面と
管状ピストンのボアとの間から漏れることがある。加圧
制御流体の損失がある事実のほかに、この加圧制御流体
は、クラッチ解除ベアリングが同軸状に取り付けられて
いる連動するクラッチの内部に漏れる傾向がある。
【0005】漏れた流体は、摩擦材料の種々の部品、特
にクラッチ摩擦ディスクの摩擦ライナーに達することが
あり、このことは、当然ながら、摩擦クラッチが正常に
作動するのに深刻な悪影響を与える。
【0006】本発明の目的は、この欠点を簡単かつ安価
に解消することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、円筒形環状外
側本体、およびこの外側本体に同軸状の内側支持兼ガイ
ドチューブを含む固定部品を備え、内側支持兼ガイドチ
ューブが、外側本体と共に環状めくらキャビティを構成
し、このキャビティは、クラッチ解除ベアリングの制御
チャンバ(流体制御チャンバと称する)の境界を定める
よう、前記環状キャビティ内で軸方向にスライド運動で
きるように取り付けられた管状チューブにより加圧され
た液状またはガス状作動流体が供給されるようになって
おり、前記ピストンは流体制御チャンバから突出し、ク
ラッチのダイヤフラムに作用するようになっている作動
機素を支持する前端部分を有する、ダイヤフラム式クラ
ッチ用の、流体圧力作動式クラッチ解除ベアリングにお
いて、ピストンの前端部分にフィン付きシールリングが
設けられ、このシールリングが、内側チューブの外側表
面とピストンの内側ボアとの間に構成された環状スペー
スを通って前記流体が逃げるのを制限するよう、内側チ
ューブの外側表面と協働するようになっており、ピスト
ンが前記環状スペースに漏れた前記流体を回収するため
の、前記ゾーンに前記環状スペースを接続する、少なく
とも1つの排出オリフィスを有し、前記回収ゾーンの境
界が、ピストンの外周部によって定められていることを
特徴とする。
【0008】このように、制御チャンバからの加圧流体
の漏れが制御され、漏れた流体が回収される一方、ピス
トンが上でスライド運動しながらガイドされる内側チュ
ーブの外側表面を、フィン付きシールリングが保護す
る。このフィン付きシールリングは、クラッチ解除ベア
リングの制御チャンバを構成する前記キャビティへ汚染
物が侵入するのを防止する。この制御チャンバの容積は
可変であり、キャビティと協働するピストンによって決
まる。
【0009】好ましくは、漏れた流体を良好に回収する
よう、フィン付きシールリングはリップを含み、このリ
ップは、内側チューブの外側表面と径方向内側の弾性力
をもって協働する。
【0010】本発明の好ましい特徴によれば、円筒形環
状シート内にフィン付きシールリングの本体部分が取り
付けられ、このシートは、管状ピストンの横方向前端面
内で軸方向に開口している。この場合、好ましくは、フ
ィン付きシールリングは円筒形スリーブ状をしたアーマ
チュアを含み、このアーマチュアは、円筒形環状シート
内に密にはめ込まれ、よってフィン付きシールリングは
シート内に係止される。
【0011】良好な保護をするため、フィン付きシール
リングの全体を、円筒形環状シート内に配置することが
好ましい。
【0012】本発明の別の好ましい特徴によれば、流体
制御チャンバ内に軸方向にスライドするように嵌合され
たピストンの後端部にシール部材が設けられており、こ
のシール部材は、内側チューブの外側表面と協働する少
なくとも1つのリップを含んでいる。
【0013】排出オリフィスは、ピストンの本体に形成
された孔であることが好ましい。
【0014】排出オリフィスは、ピストンの外側表面内
で開いており、外側本体の後端部分とピストンの前端部
分と作動機素との間に、シールベローズが配置されてお
り、排出オリフィスが排出する前記漏れた流体を回収す
るゾーンの境界を定め、シールするようになっている。
好ましくは、環状外側本体は、前記流体回収ゾーンと前
記漏れた流体を除くためのドレインチューブとを接続す
る排出通路を有している。
【0015】本発明の更に別の好ましい特徴による、最
後に述べた構造では、環状外側本体の後端部分は、クラ
ッチ解除ベアリングのプリ負荷スプリングの軸方向端部
と当接するための横方向面を構成する外側ラジアルカラ
ー部分を含み、前記横方向当接面とピストンの前端部分
によって支持された当接表面との間に、前記スプリング
が軸方向に圧縮された状態に取り付けられる。
【0016】排出通路は、このカラー部分に形成するこ
とが好ましい。この排出通路は、前記横方向面内で開口
する軸方向めくらボアとラジアルめくら孔とを備え、め
くら孔の一端は、軸方向めくらボアに開口し、他端は、
カラー部分の周辺に開口しており、前記ラジアル孔内の
ドレインチューブに接続するようになっている。
【0017】最後に述べた実施例では、プリ負荷スプリ
ングが回転するのを防止するため、排出通路の軸方向め
くら孔にプリ負荷スプリングの軸方向に配置されたター
ミナルフィンガーは、間隙をもって嵌合されている。
【0018】本発明の更に別の好ましい特徴によれば、
環状外側本体の後端部分は、2つのチューブコネクタを
含み、このコネクタは、流体制御チャンバのための供給
ダクトおよびパージダクトがそれぞれ形成されており、
前記各チューブコネクタが外側に延びている。
【0019】外側本体のカラー部分の外側周辺表面から
外側に、パイプコネクタが突出していることが好まし
い。これとは異なり、またこれに加え、これら2つのチ
ューブコネクタの間にある周辺表面の一部において、軸
方向めくらボアが開口していることが好ましい。
【0020】添付図面を参照し、単なる例として示した
本発明の好ましい実施例の次の詳細な説明を読めば、本
発明の別の特徴および利点がより明らかとなろう。
【0021】添付図面は、図面に示されていない摩擦ク
ラッチ内に同軸状に嵌合される流体圧作動式クラッチ解
除ベアリング10を示す。
【0022】例えばフランス国特許公開第2,730,532号
公報にはかかるクラッチの構造が詳細に記載されてい
る。
【0023】このクラッチ解除ベアリング10は、液体
である作動流体により制御される液圧タイプのものであ
る。
【0024】このクラッチ解除ベアリング10は、基本
的には、固定部品12と移動自在な部品18とから成っ
ている。固定部品12は、内側支持兼ガイドチューブ1
4と環状の円筒形外側本体16を備えているが、他方、
移動自在な部品18は、基本的にはほぼ管状のピストン
である。
【0025】支持兼ガイドチューブ14は、深絞り加工
法により板金から製造されている。このチューブ14
は、本体16よりも軸方向に長く、本体を越えて軸方向
に突出している。このチューブ14は、クラッチ解除ベ
アリングの中心軸線X−Xを構成しており、その後端部
22、すなわち図1の右側に示された端部が、径方向外
側に延びる横方向フランジ24として延びている。この
横方向フランジ24は、このフランジ24の主要部分の
ラジアル平面から前方に突出する軸方向チャンネル部分
26を有する。図1の右側に向かって開いたこのチャン
ネル部分26は後方に延び、軸方向に配置されたターミ
ナルスカート部分28として軸方向に延び、このスカー
ト部分28は、一般的なスリーブの形状となっており、
自動車の固定部品の一部(図示せず)の中心に配置され
るようになっている。この固定部品は、例えばギアボッ
クスのケーシングでよい。
【0026】ほぼ環状の円筒形外側本体16は、環状正
面ラジアル面30によって境界が定められており、その
後方部分は、径方向外側に突出するカラー部分43とな
っている。カラー部分32の後方横方向面34の外周部
には、さねはぎ用溝が形成されており、チャンネル部分
26を備える支持兼ガイドチューブ14の横方向フラン
ジ24の形状に相補的な形状となっている。チャンネル
部分26には、カラー部分32が軸方向に当接してい
る。
【0027】外側本体16のカラー部分32の後方横方
向面34と、これに対向するフランジ24の内側表面3
8の部分との間に、シールリング36が挟持されてい
る。後方横方向面34と横方向フランジ24の形状が相
補的な形状となっていることにより、環状外側本体16
は、内側支持兼ガイドチューブ14に対してセンタリン
グすることが保証される。
【0028】従って、これら2つの同軸状部材14およ
び16は、両者の間に円筒形キャビティ40を構成し、
このキャビティ40は、内側の径方向部分が内側チュー
ブ14の外側周辺表面42によって境界が定められてい
る。更にこのキャビティ40の径方向外側は、環状外側
本体16の内側ボア44によって境界が定められ、一
方、このキャビティの軸方向後端部は、横方向フランジ
24の内側面38として終わっている。従って、このキ
ャビティ40は、ほぼ環状をしており、その後端部はめ
くら端部となっている。このキャビティ40は、それ自
体公知の態様で加圧された制御流体が供給されるように
なっている。
【0029】キャビティ40内にはピストン18がスラ
イドできるように設けられている。このピストンは、キ
ャビティ40と共にクラッチ解除ベアリングの容積可変
タイプの流体制御チャンバを構成している。ピストン1
8は、支持兼ガイドチューブ14の外側周辺表面42に
沿って、軸方向に内側ボア52上をスライドする。この
ピストンの一部は、本体16から軸方向に外に突出して
いる。従って、流体制御チャンバ40の容積は、このピ
ストンの移動によって可変となっている。
【0030】より詳細には、ピストン18は、2つの挟
持されたガイド兼摩擦スリーブ46によりクラッチ解除
ベアリングの固定部品12に対し、軸線X−Xに沿って
スライド運動しながらガイドされる。ガイド兼摩擦スリ
ーブ46の各々は、ほぼ長手方向のスプリット48(図
3)を有し、管状ピストン18の内側ボア52内に形成
された相補的な溝50内に取り付けられる。別の変形例
として、ガイドスリーブ46に内側スプラインを設けて
もよい。
【0031】管状ピストン18の後端部54には、適当
なエラストマー材料製のシール部材56が設けられてい
る。このシール部材56は、この部材をピストン18の
後方端部54に固定するための本体部分58を有する。
この本体部分58から、内側シールリップ60が突出し
ており、このリップは、支持兼ガイドチューブ14の外
側表面42と協働するが、部材56の外側シールリップ
62は、環状外側本体16の内側ボア44とシール状態
で協働する。シール部材56は、中心当接部64も含
み、この当接部64は本体部分58から突出し、クラッ
チ解除ベアリング10の静止位置では、これに対向する
チューブ14の後方横方向フランジ24の内側面38の
部分に軸方向に当接する。この当接部64の目的は、ピ
ストン18がその静止位置に向かって復帰運動する際の
ノイズを低減することにある。
【0032】ピストン18の後端部54には、シール部
材56が当接しており、このシール部材は、横方向断面
がL字形状となっている環状締結部材66によりこのピ
ストンに取り付けられている。この締結部材66は金属
製であり、その横方向に配置されたブランチは、シール
部材56の本体部分58内に係止または封止されている
が、その軸方向に配置されたブランチはピストン18の
円筒形外側周辺表面70に係合している。この締結部材
66には、プレス成形および曲げ加工により形成された
傾斜ラグも設けられている。このラグは、表面70に形
成された溝内に係合しているので、シール部材56を締
結部材66の横方向に配置された環状部分にスナップ嵌
合できるようになっている。
【0033】図1から判るように、ピストン18の後端
部54は、径が縮小されているので、締結部材66の軸
方向に配置された部分は、ピストン18の外側円筒形表
面70から径方向外側に突出しない。部材66の軸方向
ブランチ内の各ラグは、上記溝に嵌合するビードを有す
る。
【0034】キャビティ40、従ってピストン18のシ
ール部材56により、シール状態にて境界が定められた
流体制御チャンバには、チューブコネクタ74内のボア
の形態をした供給ダクト72を介して加圧制御流体が供
給される。チューブコネクタ74は、鋳造により環状外
側本体16と一体的に製造されている。
【0035】既に述べたように、制御流体は、液状また
はガス状のいずれかでよいが、ここでは制御チャンバは
加圧された液体が供給される流体制御チャンバとなって
いる。図1では、クラッチ解除ベアリングは、流体制御
チャンバ40が加圧された状態となっている制御位置に
ある。この制御チャンバの圧力が下げられると、ピスト
ン18は図1において右側に移動し、クラッチのダイヤ
フラムにより生じた力により、キャビティ40の容積を
小さくする。
【0036】チューブコネクタ74は、図示のように外
側に延びており、図1から判るように、外側本体16の
後方カラー部分32の外側円筒形表面76からX−X軸
に対して傾斜している。
【0037】図3から判るように、外側本体16は、ボ
ア80を有する第2チューブコネクタ78も有し、この
ボアは、流体制御チャンバのためのパージダクトを構成
する。これら2つのチューブコネクタ74および78
は、互いに回転角方向にずれており、図3において垂直
に延びるクラッチ解除ベアリングの径方向平面に対して
対称的に配置されている。
【0038】図2および図3から判るように、外側本体
16は、2つのほぼ径方向に対向する取り付け耳部82
および84を有する。これら耳部は、外側本体16の後
方カラー部分32の円筒形表面76から径方向外側に延
び、クラッチ解除ベアリング10を自動車の固定部品、
例えばギアボックスケーシングに締結できるようにして
いる。このクラッチ解除ベアリングをこのように固定す
ると、カラー部分32と固定部品との間にフランジ24
がクランプされ、チャンネル部分26は、カラー部分3
2の内側面におけるこのカラー部分の外周部に形成され
た軸方向環状表面29上で内側チューブ14をセンタリ
ングする。軸方向環状表面29は、既に述べたチャンネ
ル部分26の形状に相補的な形状となっている。
【0039】外側ラジアルカラー部分32および外側本
体16の環状主要部分は、共にショルダー状をした横方
向係合面86を構成している。ピストン18の前端部分
88には、作動機素90が当接しており、この作動機素
は、クラッチ解除ベアリング10に連動するクラッチの
ダイヤフラム(図示せず)のフィンガーの内側端部に作
用するようになっている。この作動機素90は、ボール
22と有形外側リング94を有するボールベアリングか
ら成り、外側リング94はダイヤフラムフィンガーの内
側端部と協働するようになっている。このベアリング
は、固定された内側リム96も有し、この内側リング
は、例えばプレス成形された金属プレート部品でよく、
このリングは、ボールベアリング90の横方向環状フラ
ンジ100(内側フランジと称す)を含む。内側フラン
ジ100は、クラッチ解除ベアリングの軸線X−X側へ
径方向内側に延び、ピストン18の前端部分88に取り
付けられている。
【0040】ピストン18は、前端部分88に径方向外
側に延びる横方向フランジ102を有する。このピスト
ンは、例えばアルミニウム合金またはプラスチック材料
とすることができる鋳型可能な材料から製造される。ボ
ールベアリング92の内側フランジ100は、フランジ
102の前方面に当接し、よってこの前方面は、ボール
ベアリング92に隣接する。フランジ100の外周部に
は、これに力を加えるように自動センタリングリングと
称される軸方向に作用する弾性リング104が当接す
る。本例では、この自動センタリングリング104は、
外周部が傾斜ラグに分割された切頭円錐形リングであ
り、この傾斜ラグは、ピストンの自由端とフランジ10
0との間にてピストン18内に形成された溝106の、
フランジ102から最も離間したフランクに当接する。
従って、このリング104は、2平面からなる断面を有
し、ボールベアリングの内側フランジ100をピストン
18のフランジ102に接触した状態に保持している。
【0041】フランジ100の深さは、ボールベアリン
グのボール92の径よりも深くなっている。従って、作
動機素90は、ピストン18に対して径方向に変位でき
る状態で、ピストン18に軸方向に取り付けられてい
る。このように、クラッチ解除ベアリング10は、それ
自体公知の態様で自動センタリングタイプとなってお
り、このようなセンタリングタイプでは、ボールベアリ
ング92がクラッチのダイヤフラムに対して自動的に自
らセンタリングするよう、径方向にフロートできる。
【0042】自動センタリングリング104によって生
じるクランピング力は、用途に応じて決まる。このリン
グは、ボールベアリングが自重の作用により中心からず
れないように較正されている。クラッチ解除ベアリング
10は、弾性予負荷手段108を、公知の態様で含んで
いる。本例では、この予負荷手段108は、コイルスプ
リング状となっており、このスプリングは軸方向に圧縮
された状態で取り付けられており、一端が本体16のカ
ラー部分32の横方向後方ショルダー86に当接してい
る。スプリング108の他端は、横方向前方ショルダー
110に当接し、このショルダーは、ピストンフランジ
102の後方面に形成されており、軸線X−Xと同軸状
にコイルスプリング108をセンタリングするさねはぎ
用溝内に構成されている。
【0043】スプリング108を構成しているワイヤー
の第1ターミナルフィンガー112は、ほぼ径方向に配
置されている。このフィンガー112は、ピストンフラ
ンジ102内に形成されたノッチ114内に嵌合され、
スプリング108をピストン18に対して回転しないよ
うに固定している。
【0044】この本体フランジ102から径方向外側
に、ボールベアリング92のプレス成型された内側リン
グ96が延びている。このリングは後方に径方向に延
び、ボールベアリング92の外側フランジと称されるフ
ランジ116となって、その外周部で延びている。この
フランジ92は径方向外側に延びている。フランジ92
と116は、ベアリング92のボールから軸方向に離間
するようにずれており、このベアリング92は、本例で
は公知の構造のシールされたベアリングとなっている。
ベアリング92のほとんどは、本体フランジ92と10
2を軸方向に越えて、外側本体16のカラー部分32に
向かって延びるので、クラッチ解除ベアリング10の軸
方向全体の寸法は小さくなっている。ベアリングの外側
リング94は、極めてわずかにピストン18を越えて延
びているにすぎない。
【0045】ベアリング92の外側フランジ116のま
わりには、アコーディオンタイプのシールベローズ12
0がはめ込まれており、ベローズをフランジ116にシ
ールされた状態で取り付けている。この取り付けのた
め、ベローズ120の前端118は、外側フランジ11
6を受け入れる環状の内側ラジアル溝を有している。こ
のベローズ120は外側本体16の後端部と、ピストン
18の前端部88と、作動部材90との間に配置されて
いる。
【0046】より詳細に述べると、ベローズ120は切
頭円錐形であり、径の大きい方のベローズ120の端部
が、前端118となっている。径の小さい方の他端は、
径方向に配置されたビード122を含み、このビード
は、本体カラー部分32の後方横方向ショルダー86と
クランク状リングとなっている部品124のフランジと
の間に挟持されている。本例では、このクランク状リン
グ124は金属製であり、フプリング108は、最も後
方の巻線部126とクランク状リング124を介して、
横方向ショルダー86に軸方向に当接している。
【0047】換言すれば、スプリング108は、ショル
ダー86に部材124を接触させるよう、この部材をク
ランプし、この部材124により、ベローズ122の締
結ビード122は、スプリング108の径方向外側で横
方向後方ショルダー86に接触した状態にクランプされ
る。
【0048】アコーディオンベローズ120は、スプリ
ング108、ピストン18および流体制御チャンバ40
を囲み、土、ゴミ、不純物および他の汚染物の侵入を防
止することにより、これらを保護し、よってピストン1
8の外周部70によって境界が定められたシールゾーン
128を構成している。
【0049】図2から理解できるように、スプリング1
08の最も後方の巻線部126は、ターミナルフィンガ
ー130として終わっており、このフィンガーは、軸方
向に配置されると共に外側本体16のカラーピストン3
2に形成される軸方向めくらボア132に嵌合されてい
る。この軸方向ボアは、カラー部分32の横方向後方シ
ョルダー86内に開口している。従って、スプリング1
08は、環状外側本体16に対して回転しないように保
持されている。すなわちピストン18は、挟持されたス
プリング108により、外側本体16および内部チュー
ブ14に対して回転しないようにされている。
【0050】ピストン18は、前端部88において、フ
ィン付きシールリング134を含み、このリングは、さ
ねはぎ用溝136状をした環状円筒形シートに取り付け
られている。このシート136は、ピストン18の環状
自由前端面138で開口されている。
【0051】リング134は、外部が金属製アーマチュ
アスリーブ142により外側が補強された本体部分14
0を有する。このアーマチュアスリーブ142は、環状
シート136内に密にはめ込まれ、このシート内にフィ
ン付きシールリング134を係止している。シールリン
グ134の全体は、本実施例ではさねはぎ用溝136内
に位置する。このリング134は、シールリップまたは
フィン144も有し、このフィンは、ピストン18がチ
ューブ14に沿ってスライドすると、チューブ14の外
側周辺表面42と径方向内側の弾性力により協働し、リ
ング134は圧搾するように働く。
【0052】このように、シールリング134は、ピス
トン18およびチャンバ40のスライド表面を保護する
ので、ピストン18の内側ボア52とチューブ14の外
側周辺表面42との間に構成される環状スペース146
内に汚染物が侵入するのを防止している。フィン付きシ
ールリング134は、環状スペース146から外側方向
に加圧された制御液が流出するのも防止し、よって連動
するクラッチの摩擦表面が制御流体によって汚染される
ことはない。漏れた流体は、環状スペース146内に留
められる。
【0053】これら漏れた流体を排出し、回収するため
の手段148が設けられている。これに関連し、シール
リング134に近いほうのガイド兼摩擦スリーブ46の
うちの1つのスプリット48により、漏れた流体はこれ
を通過できる。このスプリットの目的は、スリーブ46
の溝50内へのはめ込みを容易にすることにある。本例
では簡単にするため、ガイド兼摩擦スリーブ46は、互
いに同一となっている。
【0054】漏れ制御手段148は、排出オリフィス1
48を含む。本例では、このオリフィスはピストン18
の壁を貫通するよう、管状ピストン18の本体部分に沿
うほぼ中間に形成されたラジアル孔状をしている。変形
例として、ピストンの本体に設けられた孔を、作動機素
90に向かって傾斜させてもよい。
【0055】キャビティまたはチャンバ40が加圧され
た状態の、図1に示されるクラッチ解除ベアリングの作
動位置では、オリフィス148は、環状スペース146
をゾーン128に接続する。このゾーン128は、ベロ
ーズ120、ピストン18、ボールベアリング92およ
び外側本体16によってシールされている。
【0056】フィン付きシールリング134によって環
状スペース146に取り出された漏れた流体は、排出オ
リフィス148を介して径方向外側へ排出でき、ピスト
ン18の外周部70にて排出される。こうして集められ
た流体は、回収ゾーン128内に累積され、遠心力によ
りベローズに対して放出される。
【0057】ゾーン128に回収された漏れた流体を排
出するため、外側本体16内に漏れた流体の排出通路1
50が形成されている。本例ではこの通路150は、外
側本体16のカラー部分32に形成されている。特に図
2を参照すると、排出通路150はスプリング108の
ターミナルフィンガー130が嵌合される軸方向ボア1
32によって一部が構成されていることが理解できよ
う。フィンガー130は、ボア132内に緩く、すなわ
ち径方向の間隙をもって嵌合している。排出通路150
は、一端が横方向後方ショルダー86で開口する軸方向
めくら孔132と、環状外側本体16の後方カラー部分
32の外側円筒形表面76内で他端部が開口するラジア
ル孔152とによって、一部が構成されている。従っ
て、漏れた流体は、回収ゾーン128からこの排出通路
150を通って、ドレインチューブ154(図3では略
図で示されている)へ流れることができる。ドレインチ
ューブ154は孔152にはめ込むことができる。
【0058】従って、フィン付きシールリング134
は、クラッチへの流体の漏れを防止する一方、排出オリ
フィス148および排出通路150により、漏れた流体
が流体制御チャンバ40から回収され、クラッチから除
かれる。
【0059】ガイド兼摩擦スリーブ46は、スプリット
48によりスプリットチューブとなっているので、環状
収集スペース146に向かう漏れている流体の流れには
影響を与えない。スプリングフィンガー130は、その
周辺部でめくらボア132と協働し、スプリング108
の回転を防止する。
【0060】本発明は、図面に示し、上に説明した実施
例のみに限定されるものでない。特に、フィン付きシー
ルリング134は、環状スペース146をシールし、ス
ペース146、従って流体チャンバ40内への汚染物の
侵入を防止するようなものであれば、任意の公知の構成
でもよい。
【0061】同様にスリーブ46は、連続したタイプの
もの、すなわちスプリットを有しないものでもよく、そ
の代わりに、漏れた流体を通過させることができるよ
う、内側溝を設けてもよい。後に理解できるように、自
動センタリングリング108により、ボールベアリング
92のフランジ100はフランジ102にシールされ、
接触された状態に保持できる。このように、ベアリング
の内側リング96は、ベローズ120によってシールさ
れた状態に閉じられた回収ゾーン128をシールする。
別の変形例では、ベアリングの外側リング94は、より
大きくなっていてもよい。
【0062】内側チューブ14の自由端には、スラスト
リング160(図2参照)がはめ込まれている。このス
ラストリング160は、チューブ14の外側周辺表面4
2に強制的にはめ込まれ、内周部にビード161を有
し、このビードは、スナップ嵌合されるチューブ14の
相補的な溝162に係合されている。従って、プラスチ
ック材料から成形することが好ましいスラストリング1
60は、フィン付きシールリング134をマスクし、こ
れを外部の影響から保護する。スラストリング160
は、ピストン18の軸方向の運動を制限するためのエン
ドストッパーとして働く(図2および図3参照)。
【0063】従って、ギアボックスケーシングのような
車両の固定部品に嵌合する前に、クラッチ解除ベアリン
グ10は容易に取り扱うことができ、運搬できる一体的
アセンブリを構成する。その理由は、スプリング108
の作用により、ピストンの自由端138がスラストリン
グ160に接触しているからである。この結果、フラン
ジ24は、外側本体16のカラー部分32の背面と接触
し、そのチャンネル部分26によりセンタリングされ
る。
【0064】クラッチ解除ベアリングを車両内の所定位
置に取り付けると、スラストリング160とピストン1
8の自由前端面138との間に軸方向の間隙が生じる。
何らかの問題、例えば故障が生じると、スラストリング
160はピストン18の運動を制限し、クラッチに生じ
る破損を防止する安全な当接部となる。このリングは、
シール部材56がチャンバ40から抜けるのも防止す
る。
【0065】別の変形例では、ピストン18の前端部分
88にボールベアリング92を強制嵌合でき、このベア
リングをラジアル方向に変位しないようにできる。次に
ボールベアリングに大きなリングを設け、フランジ10
2にベローズ128を取り付けることができる。
【0066】当然ながら、ボールベアリングの内側リン
グを回転自在とし、ダイヤフラムに作用させ、一方、外
側リングを固定し、横方向フランジを介して、フランジ
102に協働させるよう構造を反転させることが可能で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明により構成され、作動位置、すなわちク
ラッチの係合を外す指令に応答する位置にある流体制御
式クラッチ解除ベアリングを示す、図3の1−1ライン
に沿った軸方向断面図である。
【図2】同じ位置にある同じクラッチ解除ベアリング
の、図3の2−2ラインに沿った別の断面図である。
【図3】図2の3−3ラインに沿った、図2の左側の部
分断面図である。
【符号の説明】
10 クラッチ解除ベアリング 12 固定部品 14 支持兼ガイドチューブ 16 外側本体 18 可動部品 22 後端部分 24 横方向フランジ 26 軸方向チャンネル部分 28 ターミナルスカート部分 29 環状表面 30 環状前方ラジアル面 32 カラー部分 34 後方横方向面 36 シールリング 38 内側表面 40 円筒形キャビティ 42 外側表面 46 ガイド兼摩擦スリーブ 48 スプリット 50 溝 52 内側ボア 54 後端部 56 シール部材 58 本体部分 60 内側シールリップ 62 外側シールリップ 64 当接部 66 環状締結部材 70 外周部 72 供給ダクト 74 チューブコネクタ 76 外側円筒形表面 78 第2チューブコネクタ 80 ボア 82、84 耳部 86 横方向後方ショルダー 88 前端部分 90 作動機素 92 ボール 94 外側リング 96 固定内側リング 100 横方向環状フランジ 102 横方向フランジ 104 軸方向に作用する弾性リング 106 溝 108 予負荷手段 110 横方向前方ショルダー 112 第1ターミナルフィンガー 114 ノッチ 116 フランジ 118 前端 120 ベローズ 122 ビード 124 クランク状リング 126 最も後端の巻線部 128 回収ゾーン 130 ターミナルフィンガー 132 軸方向めくらボア 134 フィン付きシールリング 136 さねはぎ用溝 138 前端面 140 本体部分 142 金属アーマチュアスリーブ 146 環状スペース 148 排出オリフィス 150 排出通路 160 スラストリング 161 ビード 162 溝

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒形環状外側本体(16)およびこの
    外側本体(16)に同軸状の内側支持兼ガイドチューブ
    (14)を含む固定部品(12)を備え、内側支持兼ガ
    イドチューブが、本体(16)と共に環状めくらキャビ
    ティ(40)を構成し、このキャビティは、クラッチ解
    除ベアリング(10)の制御チャンバ(流体制御チャン
    バと称する)の境界を定めるよう、前記環状キャビティ
    内で軸方向にスライド運動できるように取り付けられた
    管状チューブ(18)により加圧された液状またはガス
    状作動流体が供給されるようになっており、前記ピスト
    ン(18)は、流体制御チャンバ(40)から突出し、
    クラッチのダイヤフラムに作用するようになっている作
    動機素(90)を支持する前端部分(88)を有する、
    ダイヤフラム式クラッチ用の、流体圧力作動式クラッチ
    解除ベアリング(10)において、 ピストン(18)の前端部分(88)に、フィン付きシ
    ールリング(134)が設けられ、このシールリングが
    内側チューブ(14)の外側表面(42)とピストン
    (18)の内側ボア(52)との間に構成された環状ス
    ペース(146)を通って前記流体が逃げるのを制限す
    るよう、内側チューブ(14)の外側表面(42)と協
    働するようになっており、ピストン(18)が前記環状
    スペース(146)に漏れた前記流体を回収するため
    の、前記ゾーン(128)内のゾーン(128)に前記
    環状スペース(146)を接続する、少なくとも1つの
    排出オリフィス(148)を有し、前記回収ゾーン(1
    28)の境界が、ピストン(18)の外周部(70)に
    よって定められていることを特徴とする、流体圧力作動
    式クラッチ解除ベアリング(10)。
  2. 【請求項2】 フィン付きシールリング(134)がリ
    ップ(144)を含み、このリップが、内側チューブ
    (14)の外側表面(42)と径方向内側の弾性力をも
    って協働するようになっていることを特徴とする、請求
    項1記載のクラッチ解除ベアリング。
  3. 【請求項3】 円筒形環状シート(136)内に、フィ
    ン付きシールリング(134)の本体部分(140)が
    取り付けられ、このシートが、管状ピストン(18)の
    横方向の前端面(138)内で軸方向に開口しているこ
    とを特徴とする、請求項1記載のクラッチ解除ベアリン
    グ。
  4. 【請求項4】 フィン付きシールリング(134)が、
    円筒形スリーブ状をしたアーマチュア(142)を含
    み、このアーマチュアが、円筒形環状シート(136)
    内に密にはめ込まれていることを特徴とする、請求項3
    記載のクラッチ解除ベアリング。
  5. 【請求項5】 フィン付きシールリング(134)が、
    円筒形環状シート(136)内に全体が配置されること
    を特徴とする、請求項3記載のクラッチ解除ベアリン
    グ。
  6. 【請求項6】 流体制御チャンバ(40)内に軸方向に
    スライドするように嵌合されたピストン(18)の後端
    部(54)にシール部材(56)が設けられており、こ
    のシール部材(56)が、内側チューブ(14)の外側
    表面(42)と協働する少なくとも1つのリップ(6
    0)を含むことを特徴とする、請求項1記載のクラッチ
    解除ベアリング。
  7. 【請求項7】 排出オリフィス(148)が、ピストン
    (18)の本体に設けられた孔であることを特徴とす
    る、請求項1記載のクラッチ解除ベアリング。
  8. 【請求項8】 排出オリフィス(148)が、ピストン
    (18)の外側周辺表面(70)内で開いており、外側
    本体(16)の後端部分(22)とピストン(18)の
    前端部分(88)と作動機素(90)との間に、シール
    ベローズ(120)が配置されており、排出オリフィス
    (148)が排出する前記漏れた流体を回収するゾーン
    (128)の境界を定め、シールするようになっている
    ことを特徴とする、請求項1記載のクラッチ解除ベアリ
    ング。
  9. 【請求項9】 環状外側本体(16)が、前記流体回収
    ゾーン(128)と前記漏れた流体を除くためのドレイ
    ンチューブ(154)とを接続する排出通路(150)
    を含むことを特徴とする、請求項8記載のクラッチ解除
    ベアリング。
  10. 【請求項10】 環状外側本体(16)の後端部分(2
    2)が、クラッチ解除ベアリング(10)のプリ負荷ス
    プリング(108)の軸方向端部(126)と当接する
    ための横方向後方ショルダー(86)を構成する外側ラ
    ジアルカラー部分(32)を含み、前記横方向後方ショ
    ルダー(86)とピストン(18)の前端部分(88、
    102)によって支持された当接表面(110)との間
    に、前記スプリングが軸方向に圧縮された状態に取り付
    けられ、前記カラー部分(32)に排出通路(150)
    が形成されていることを特徴とする、請求項9記載のク
    ラッチ解除ベアリング。
  11. 【請求項11】 排出通路(150)が、前記横方向後
    方ショルダー(86)内で開口する軸方向めくらボア
    (132)とラジアルめくら孔(152)とを備え、め
    くら孔(152)の一端は、軸方向めくらボア(13
    2)に開口しており、他端は、カラー部分(32)の周
    辺表面(72)に開口しており、前記ラジアル孔(15
    2)内のドレインチューブ(154)に接続するように
    なっていることを特徴とする、請求項10記載のクラッ
    チ解除ベアリング。
  12. 【請求項12】 排出通路(150)の軸方向めくら孔
    (132)に、予負荷スプリング(108、126)の
    軸方向に配置されたターミナルフィンガー(130)
    が、間隙をもって嵌合されていることを特徴とする、請
    求項11記載のクラッチ解除ベアリング。
  13. 【請求項13】 環状外側本体(16)の後端部分(2
    2)が、2つのチューブコネクタ(74、78)を含
    み、このコネクタに、流体制御チャンバ(40)のため
    の供給ダクト(72)およびパージダクト(88)がそ
    れぞれ形成されており、前記各チューブコネクタが外側
    に延びており、これら2つのチューブコネクタ(74、
    78)の間にある前記表面(76)の一部において、軸
    方向めくらボア(152)が開口していることを特徴と
    する、請求項12記載のクラッチ解除ベアリング。
  14. 【請求項14】 前記内側チューブ(14)の自由端に
    スラスト機素(160)が取り付けられ、ピストン(1
    8)の運動を制限し、フィン付きシールリング(13
    4)を保護するようになっていることを特徴とする、請
    求項1記載のクラッチ解除ベアリング。
JP8245029A 1995-09-14 1996-09-17 流体圧力作動式クラッチ解除ベアリング Pending JPH09112579A (ja)

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