JPH053778Y2 - - Google Patents

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JPH053778Y2
JPH053778Y2 JP1988146207U JP14620788U JPH053778Y2 JP H053778 Y2 JPH053778 Y2 JP H053778Y2 JP 1988146207 U JP1988146207 U JP 1988146207U JP 14620788 U JP14620788 U JP 14620788U JP H053778 Y2 JPH053778 Y2 JP H053778Y2
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D25/00Fluid-actuated clutches
    • F16D25/08Fluid-actuated clutches with fluid-actuated member not rotating with a clutching member
    • F16D25/082Fluid-actuated clutches with fluid-actuated member not rotating with a clutching member the line of action of the fluid-actuated members co-inciding with the axis of rotation
    • F16D25/087Fluid-actuated clutches with fluid-actuated member not rotating with a clutching member the line of action of the fluid-actuated members co-inciding with the axis of rotation the clutch being actuated by the fluid-actuated member via a diaphragm spring or an equivalent array of levers

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)
  • Mechanical Operated Clutches (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は自動車等の摩擦クラツチにおいて、ク
ラツチの接続遮断動作を制御するためのレリーズ
ベアリングを油圧により駆動するようにした装置
に関する。
[従来の技術] 従来、一部の摩擦クラツチでは、レリーズベア
リングを駆動するためのシリンダ装置をレリーズ
ベアリングに隣接させてクラツチハウジング内に
配置する構造が採用されている。
この構造では、シリンダに円筒状の作動室(空
洞)が形成してあり、円筒状のピストンがその作
動室に嵌合している。ピストンは作動室の一端か
ら外部へ突出しており、その突出端部がレリーズ
ベアリングに連結している。
[考案が解決しようとする課題] そして上記構造では、作動室を密封するために
シールが設けてあるが、そのシールの周囲から作
動液が、僅かではあるが、外部に漏れることは避
けられない。そのような漏出液は、クラツチハウ
ジングの内部で飛散して摩擦フエーシングやその
他の部分に付着する。その結果、摩擦フエーシン
グに有害な滑りが生じたり、液の付着した部分が
腐蝕したりするという問題が生じる。
本考案は上記問題を解決した構造を提供するこ
とを目的としている。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本考案は、クラツ
チハウジング内にレリーズベアリングに対して軸
方向に並ぶ状態でシリンダを設け、シリンダにレ
リーズベアリング側へ突出した筒状の中間壁部を
設け、一端が開口した筒状空洞部を有する筒状の
ピストンをレリーズベアリングに連結し、上記空
洞に上記中間壁部を主シールを介して摺動自在に
嵌め、上記空洞の一部により上記中間壁部の先端
に面する作動室を形成し、作動室に外部の油圧制
御機構を接続し、シリンダにピストンの内周面及
び外周面に嵌合する筒状の内周壁部及び外周壁部
を設け、上記内周壁部及び外周壁部とピストンと
の間にそれぞれ補助シールを設け、シリンダの内
周壁部と中間壁部の間及び外周壁部と中間壁部の
間の内部空間をクラツチハウジング外の排出部に
接続するドレン油路をシリンダに設けたことを特
徴としている。
[作用] 上記構成によると、作動室からの漏出液はシリ
ンダの中間壁部とピストンの外側壁部及び内側壁
部との間を流れてシリンダの内部空間に達し、そ
の空間からドレン通路に流入して適当な排出部へ
排出される。
又一般に、レリーズ装置の外部空間(クラツチ
ハウジングの内部空間)には金属摩耗粉等の異物
が浮游しており、それらの異物がレリーズ装置の
外部空間に露出した面に付着する。仮にそれらの
異物が主シールに到達すると、主シールが損傷さ
れる。
ところが、上記構成によると、外部から異物が
主シールに到達するには、異物は補助シールの周
囲を通過してシリンダの外周壁部の内側又はシリ
ンダの内周壁部の外側をシリンダの内部空間まで
移動し、更に、内部空間から、ドレン通路に流入
せずに、シリンダ中間壁部の外周面又は内周面に
沿つて主シールまで到達しなけらばならない。従
つて、実際には異物がそのような補助シール及び
屈曲した長い通路を通過して主シールに到達する
ことはない。
[実施例] 第1図において、トランスミツシヨンハウジン
グ1からトランスミツシヨンの入力軸2がクラツ
チハウジング(図示せず)内へ突出している。入
力軸2の周囲においてハウジング1の外面にクラ
ツチのレリーズ装置が取り付けてある。図示され
ていないが、入力軸2の先端部にはクラツチデイ
スクが連結され、クラツチデイスクの摩擦フエー
シングをプレツシヤプレートによりフライホイー
ルに押し付けることにより、クラツチが接続され
る。そのフライホイールの押付動作(すなわちク
ラツチの接続遮断動作)を制御するために、プレ
ツシヤプレートには環状のダイヤフラムスプリン
グ3が連結している。
ダイヤフラムスプリング3の内周部にはレリー
ズ装置のレリーズベアリング5が連結している。
レリーズベアリング5を矢印A方向に移動させる
ことによりクラツチが遮断され、逆方向に移動さ
せる(すなわち、矢印A方向の力を解放する)こ
とによりクラツチが接続される。上述の構成は従
来周知である。
レリーズ装置には、レリーズベアリング5の外
に、シリンダ6とピストン7が設けてある。シリ
ンダ6はハウジング1とレリーズベアリング5の
間に位置しており、入力軸2の周囲を延びる環状
部10と、入力軸2に対して同心に位置する円筒
状の内周壁部11、中間壁部12、外周壁部13
とを一体に備えている。環状部10はハウジング
1の外面に図示されていない手段により固定され
ている。壁部11,12,13は、それぞれ、環
状部10の内周部、半径方向中間部、外周部から
ハウジング1と反対方向に延びており、それらの
間に、環状断面の空間14、空間15がレリーズ
ベアリング5側に開放した状態で形成されてい
る。
ピストン7は概ね筒状で、ハウジング1側に開
放した空胴部20を入力軸2と同心に延びる状態
で備えている。換言すれば、ピストン7は入力軸
2と同心に延びる筒状の内側壁部21及び外側壁
部22と、壁部21,22のレリーズベアリング
5側の端部に連続する端壁部23とを一体に備え
ている。又、図示の構造では、ピストン7には端
壁部23からダイヤフラムスプリング3側へ筒状
壁部24が突出しており、壁部24の内周にレリ
ーズベアリング5のアウターレースが固定されて
いる。又、レリーズベアリング5の近傍におい
て、リターンスプリング25(圧縮コイルスプリ
ング)が端壁部23の内周に固定したスナツプリ
ングと内周壁部11の先端との間に介装されてい
る。
上記シリンダ6の中間壁部12はピストン7の
空胴部20に摺動自在に入り込んでおり、ピスト
ン7の内側壁部21及び外側壁部22は、それぞ
れ、シリンダ6の空間14,15に摺動自在に入
り込んでいる。
中間壁部12の先端には環状の主シール30が
取り付けてあり、主シール30と端壁部23の間
において空胴部20により作動室31が形成され
ている。主シール30は中間壁部12と内側壁部
21との間の隙間(摺動面)及び中間壁部12と
外側壁部22との間の隙間(摺動面)に対して作
動室31を密封している。
主シール30と中間壁部12の1箇所(又は円
周方向に間隔を隔てた複数箇所)には、一連の制
御油路32が軸方向(入力軸2と平行な方向)に
延びる状態で設けてある。制御油路32の一端は
作動室31に接続し、他端は環状部10内におい
て概ね半径方向の油路33の一端に接続してい
る。油路33の他端は環状部10の外周に開口し
ており、外部油路34を介してクラツチハウジン
グ外の油圧制御機構(図示せず)に接続してい
る。該油圧制御機構は、クラツチペダルの操作に
対応して油圧を制御する。
無論、油圧制御機構により作動室31に高圧が
供給されると、ピストン7が矢印A方向に移動し
てレリーズベアリング5を同方向に移動させ、前
述のごとくクラツチが遮断される。又、作動室3
1の油圧が開放されると、レリーズベアリング5
からダイヤフラムスプリング3への力が解放され
るので、クラツチは接続する。
更に本考案による構造では、内周壁部11及び
外周壁部13の先端に補助シール35,36が設
けてある。補助シール35,36は、それぞれ、
内周壁部11の先端部外周及び外周壁部13の先
端部内周に設けた切り欠きに取り付けてあり、内
側壁部21の内周面及び外側壁部22の外周面に
摺動自在に嵌合している。
前述の空間14、空間15には、それぞれ、内
側壁部21及び外側壁部22が途中までしか入り
込んでおらず、空間14,15の底部(壁部2
1,22の先端と環状部10との間の部分)は比
較的広い空洞となつている。それら空間14、空
間15の底部にドレン油路37の一端が接続して
いる。ドレン油路37は環状部10の下部に設け
てあり、他端が別の通路(図示せず)を介してク
ラツチハウジング外の適当な排出部に接続してい
る。
上記構成によると、作動室31内の作動油が、
ごく微量であるが、主シール30の周囲を通つて
中間壁部12の内周面上及び外周面上まで漏れ、
中間壁部12と内側壁部21及び中間壁部12と
外側壁部22の摺動面を潤滑する。その漏出油は
上記摺動面から空間14,15に流入し、ドレン
油路37から外部の排出部へ排出される。従つて
漏出油がレリーズ装置の周囲の空間(クラツチハ
ウジングの内部空間)に漏れることはない。
又、仮に、ごく微量の作動油が空間14,15
から内周壁部11の外側又は外周壁部13の内側
を通つて補助シール35,36の手前まで流れた
としても、そのような漏出油がレリーズ装置の外
部へ流出することは補助シール35,36により
確実に防止される。
又一般に、レリーズ装置の外部空間には金属摩
耗粉等の異物が浮游しており、それらの異物がレ
リーズ装置の外面に付着する。仮にそれらの異物
がシール30に到達すると、シール30が損傷さ
れる。
ところが、異物がシリンダ6の内部に入り込む
ことは、補助シール35,36により阻止されて
いる。さらに異物が例えば補助シール36を通過
したとしても、異物が主シール30に到達するま
でには、外周壁部13と外側壁部22の間の隙間
を通つて空間15の空胴部に入り、更に、ドレン
油路37へ流入することなく、上記空間15から
中間壁部12と外側壁部22の摺動面に沿つて移
動しなければならない。実際にはそのような屈曲
した長い通路を経て異物が主シール30に到達す
ることはない。
[考案の効果] 本考案に於いては、ピストン7はダイヤフラム
スプリング3と反対(第1図の右方)へ開いた空
洞部20(作動室31)を備え、その中にシリン
ダ6の中間壁部12が主シール30と共に嵌合し
ているので、作動室31からの漏出油はクラツチ
から最も離れた位置から内部空間14,15に入
りドレン油路37から排出されることになり、漏
出油がクラツチ各部に付着することを防止し、摩
擦フエーシングの滑りや各部の腐蝕等を確実に防
ぐことができる。又補助シール35,36を設け
ることにより主シール30に外部の異物が到達す
ることを防止できるので、主シール30の耐久性
を高めることができるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案実施例の断面略図である。 5……レリーズベアリング、6……シリンダ、
7……ピストン、11……内周壁部、12……中
間壁部、13……外周壁部、14,15……内部
空間、20……空洞部、30……主シール、31
……作動室、35,36……補助シール、37…
…ドレン油路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. クラツチハウジング内にレリーズベアリングに
    対して軸方向に並ぶ状態でシリンダを設け、シリ
    ンダにレリーズベアリング側へ突出した筒状の中
    間壁部を設け、一端が開口した筒状空洞部を有す
    る筒状のピストンをレリーズベアリングに連結
    し、上記空洞に上記中間壁部を主シールを介して
    摺動自在に嵌め、上記空洞の一部により上記中間
    壁部の先端に面する作動室を形成し、作動室に外
    部の油圧制御機構を接続し、シリンダにピストン
    の内周面及び外周面に嵌合する筒状の内周壁部及
    び外周壁部を設け、上記内周壁部及び外周壁部と
    ピストンとの間にそれぞれ補助シールを設け、シ
    リンダの内周壁部と中間壁部の間及び外周壁部と
    中間壁部の間の内部空間をクラツチハウジング外
    の排出部に接続するドレン油路をシリンダに設け
    たことを特徴とするクラツチのレリーズ装置。
JP1988146207U 1988-11-09 1988-11-09 Expired - Lifetime JPH053778Y2 (ja)

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JP1988146207U JPH053778Y2 (ja) 1988-11-09 1988-11-09
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JPH0267123U JPH0267123U (ja) 1990-05-21
JPH053778Y2 true JPH053778Y2 (ja) 1993-01-29

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ID=15402542

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