JPH0623815Y2 - エア回転継手のシール装置 - Google Patents

エア回転継手のシール装置

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JPH0623815Y2
JPH0623815Y2 JP13153588U JP13153588U JPH0623815Y2 JP H0623815 Y2 JPH0623815 Y2 JP H0623815Y2 JP 13153588 U JP13153588 U JP 13153588U JP 13153588 U JP13153588 U JP 13153588U JP H0623815 Y2 JPH0623815 Y2 JP H0623815Y2
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JP
Japan
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pressure
lubricating oil
air
low
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JP13153588U
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JPH0251791U (ja
Inventor
哲治 高野
Original Assignee
株式会社大金製作所
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  • Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、例えばエアクラッチ等の空気圧機器に圧縮空
気を供給するエア回転継手のシール装置に関するもので
ある。
(従来技術及びその問題点) 従来のエア回転継手は、第2図に示すように構成されて
いる。
空気圧機器の1種である自動車用エアクラッチを示す第
2図において、10はエンジン側のフライホイールであ
る。このフライホイール10にはクラッチカバー12が
固定されており、クラッチカバー12の環状をなす空気
圧式アクチュエーター14(空気圧機器)で発生する圧
接力をプレッシャープレート16に伝えて、プレッシャ
ープレート16とフライホイール10の間にクラッチデ
ィスク18を挟み付けるようになっている。
クラッチディスク18はエアクラッチの後段に配置され
る変速機(図示せず)の入力軸20にスプライン嵌合し
ている。入力軸20の外周にはブッシュ22を介して筒
軸24が嵌合している。筒軸24の図中の左端部にはク
ラッチカバー12が嵌合している。
筒軸24の右端部はカバー26で囲まれておりカバー2
6の内部には室28が形成されている。カバー26と筒
軸24の間には2個のエアシール30a〜30cが介装
されており、詳しくは後述するようにエアシール30a
〜30cでエア漏れを防止するようになっている。
一方、カバー26にはクラッチペダル31で操作される
制御弁32が繋がっており、制御弁32でコンプレッサ
ー34から調圧弁36を介して流れる圧縮空気は、エア
シール30aとエアシール30bの間の室38を通っ
て、筒軸24の入口孔40から通路42に流通するよう
になっている。また、通路42の左端部には出口孔44
が連通しており、出口孔44はクラッチカバー12の肉
厚内に形成された通路46を通って空気圧式アクチュエ
ーター14の空気室48に繋がっている。
しかしながら、エアシール30a〜30cが筒軸24に
対して偏心していると、エアシール30a〜30cが片
当りしてエアシール30a〜30cの寿命が短くなる。
(考案の目的) 本考案は、ゴム製のリップ部を有するエアシールを備え
たシール装置において、エアシールが回転軸に対して偏
心することを防止できるエア回転継手のシール装置を提
供することを目的としている。
(考案の構成) (1)技術的手段 本考案は、回転する軸を通じて空気圧機器に外部から圧
縮空気を供給するエア回転継手において、回転軸の半径
方向外方を囲むように軸方向に所定の長さで伸びた略環
状のカバーを設け、このカバーに外部からの圧縮空気を
導入するエア通路を形成し、エア通路から回転軸の空気
入口へ流れる圧縮空気を封止するゴム製リップ部が軸方
向外向きに開いた1対の第1高圧シールを設け、第1高
圧シールと対向するようにゴム製リップ部が軸方向内向
きに開いた1対の第2高圧シールを設け、第1、第2高
圧シール間に高圧の潤滑油を供給する高圧潤滑油通路を
形成し、前記第2高圧シールの軸方向外方にカバーを回
転軸に軸支するベアリングを設け、ベアリングの軸方向
外方にゴム製リップ部が軸方向内方へ向かって開いた1
対の低圧シールを設け、低圧シールと第2高圧シールと
の間に低圧の潤滑油を流す低圧潤滑油通路を形成し、前
記高圧潤滑油通路と低圧潤滑油通路との間に高圧の潤滑
油を減圧して低圧潤滑油通路へ流す減圧弁を設け、前記
カバーを外部の固定部材に連結する連結部材を設けたこ
とを特徴とするエア回転継手のシール装置である。
(2)作用 ベアリングでカバーを回転軸と同心に軸支し、カバーが
回転軸に対して偏心するのを防止し、両高圧シールの寿
命を延ばす。
低圧潤滑油通路の潤滑油でベアリングを潤滑する。
(実施例) 本考案を採用した自動車用エアクラッチを示す第1図に
おいて、第2図と同一の符号で示した部分は同一または
相当部分を示す。
第2図中で、筒軸24(回転軸)は内筒50と外筒51
を組合わせてあり、内筒50、外筒51間に通路42を
形成してある。外筒51の半径方向外方に所定の間隔を
隔てて略円筒状のカバー52を設けてある。
このカバー52詳しくは後述するようにクラッチハウジ
ング53に連結した主カバー54と主カバー54に連結
する副カバー55とで形成してある。カバー52は外筒
51がクラッチカバー12から露出した部分の略全長に
わたって軸方向に伸びている。両カバー54、55はパ
ッキン56を介して簡略化のため図示しない連結手段に
よって一体に連結してある。
主カバー54の外周面には連結板70(連結部材)がボ
ルト71で固定されており、連結板70の他端はボルト
72で外部のクラッチハウジング53(固定部材)に連
結している。
副カバー55の左端部にはエアホース57aが繋がる空
気流入口57が穿孔し、空気流入口57は通路58を経
て外筒51の入口孔40の周囲の室59に連通してい
る。
室59の左右には室59に隣接して1対の第1高圧シー
ル60、61を設けてある。第1高圧シール60、61
は全周にわたって連続した環状をなしている。第1高圧
シール60、61のゴム製リップ部62は室59に対し
て軸方向外方に向かって開いており、外筒51の外周面
に圧接している。
両第1高圧シール60、61に対向して1対の第2高圧
シール63、64を設けてある。第2高圧シール63、
64は全周にわたって連続した環状をなしている。この
第2高圧シール63、64のリップ部65は室59に対
して軸方向内方に向かって開き、外筒51に圧接してい
る。したがって、第1、第2高圧シール60〜64の間
には高圧油室66が形成されている。
第2高圧シール63、64に隣接してボールベアリング
67、68を設けてある。ボールベアリング67、68
のアウターレース74は両ケース54、55の内面に圧
入し、インナーレース75は外筒51に圧入している。
インナーレース75はスナップリング69で外筒51に
固定してある。
ボールベアリング67、68に隣接して低圧オイルシー
ル76、77を設けてある。低圧オイルシール76、7
7は全周にわたって連続した環状をなしている。低圧オ
イルシール76、77のリップ部78は室59に対して
軸方向内方に向かって開きながら、外筒51に圧接して
いる。したがって、低圧オイルシール76、77と第2
高圧オイルシール64、65との間には、低圧油室79
が形成されている。
前記副ケース55の右端部には潤滑油入口80が穿孔
し、潤滑油入口80には高圧の潤滑油を供給するオイル
ホース80aが接続している。潤滑油入口80は通路8
1で左側の高圧油室66に連通し、両ケース54、55
の通路99、100で右側の高圧油室66に繋がってい
る。なお、通路81は通路58とは円周方向の異なる断
面位置に形成してある。これらの潤滑油入口80〜通路
83で高圧潤滑油通路を形成している。
右側の高圧油室66には減圧弁82を介して通路83、
84が接続し、通路84は右側の低圧油室79に連通し
ている。更に、この低圧油室79は通路85、86で左
側の低圧油室79に連通している。なお、通路83、8
6も互いに異なる円周方向の断面位置に形成してある。
左側の低圧油室79は通路87、潤滑油出口88でオイ
ルホース80bに繋がっている。これらの減圧弁82〜
潤滑油出口88で低圧潤滑油通路を形成している。
前記クラッチハウジング53の内周面には、環状の隔壁
90が連結し、隔壁90の内周面にはオイルシール91
を設けてある。隔壁90はボルト孔92を通るボルトで
変速機ハウジング(図示せず)に固定してある。
次に作用を説明する。エアホース57aから供給された
圧縮空気は空気入口57、通路58を通って室59に流
入し、室59から入口孔40、通路42、出口孔44、
通路46を順次に経て空気室48へ流れ込む。室59の
圧縮空気は左右の第1高圧オイルシール60、61でシ
ールされる。高圧油室66の潤滑油は第1オイルシール
60、61の気密性を高めるとともに、第1、第2オイ
ルシール60〜64のリップ部62を潤滑する。
高圧油室66の潤滑油は減圧弁82で減圧された後に、
低圧油室79に流れ込み、ボールベアリング67、68
を潤滑する。
カバー52は2個のボールベアリング67、68で筒軸
24と同心に軸支してあるので、カバー52の内面に設
けてある第1、第2オイルシール60〜64が偏心せ
ず、リップ部62に片当りが発生しない。したがって、
リップ部62は偏摩耗せず、第1、第2オイルシール6
0〜64の寿命が長い。
(別の実施例) (1)本考案は以上の1実施例のような自動車用エアク
ラッチに適用される場合に限らず、他の空気圧機器にも
応用することができる。
(2)本考案は、第1図に示すように、低圧オイルシー
ル76、77を備える場合に限らず、第3図に示すよう
に、シール95を有する油密形のシールベアリング96
を使用することができる。このシールベアリング96に
は潤滑用のグリースを封入し得るので、低圧油室79
(第1図)は不要である。したがって、減圧弁82は通
路97、98を経てオイルホース80bに直接に繋がっ
ている。
(考案の効果) 以上説明したように本考案によるエア回転継手のシール
装置では、カバー52を2個のボールベアリング67、
68で筒軸24と同心に軸支してあるので、カバー52
の内面に設けてある第1、第2オイルシール60〜64
が偏心することを防止でき、リップ部62に片当りせ
ず、リップ部62を全周にわたって略均一に筒軸24に
圧接させることができる。したがって、リップ部62は
偏摩耗せず、第1、第2オイルシール60〜64の寿命
が長くなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案を採用したエアクラッチの縦断面略図、
第2図は従来例を示す構造略図、第3図は別の実施例を
示す構造略図である。 10……フライホイール、12……クラッチカバー、1
4……空気圧式アクチュエーター、16……プレッシャ
ープレート、20……入力軸、24……筒軸、42……
通路、52……カバー、54……主カバー、55……副
カバー、60、61……第1高圧オイルシール、63、
64……第2高圧オイルシール、67……ボールベアリ
ング、76、77……低圧オイルシール

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転する軸を通じて空気圧機器に外部から
    圧縮空気を供給するエア回転継手において、回転軸の半
    径方向外方を囲むように軸方向に所定の長さで伸びた略
    環状のカバーを設け、このカバーに外部からの圧縮空気
    を導入するエア通路を形成し、エア通路から回転軸の空
    気入口へ流れる圧縮空気を封止するゴム製リップ部が軸
    方向外向きに開いた1対の第1高圧シールを設け、第1
    高圧シールと対向するようにゴム製リップ部が軸方向内
    向きに開いた1対の第2高圧シールを設け、第1、第2
    高圧シール間に高圧の潤滑油を供給する高圧潤滑油通路
    を形成し、前記第2高圧シールの軸方向外方にカバーを
    回転軸に軸支するベアリングを設け、ベアリングの軸方
    向外方にゴム製リップ部が軸方向内方へ向かって開いた
    1対の低圧シールを設け、低圧シールと第2高圧シール
    との間に低圧の潤滑油を流す低圧潤滑油通路を形成し、
    前記高圧潤滑油通路と低圧潤滑油通路との間に高圧の潤
    滑油を減圧して低圧潤滑油通路へ流す減圧弁を設け、前
    記カバーを外部の固定部材に連結する連結部材を設けた
    ことを特徴とするエア回転継手のシール装置。
JP13153588U 1988-10-06 1988-10-06 エア回転継手のシール装置 Expired - Lifetime JPH0623815Y2 (ja)

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JPH0251791U JPH0251791U (ja) 1990-04-12
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