JP2013133900A - ダブルリップ型のオイルシール - Google Patents

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Abstract

【課題】2つのシールリップ間の空隙を回転機のケーシングの空気通路に連通させる。
【解決手段】弾性ゴム製で円環状の本体50と、この本体50を補強する円環状の補強環60とを備え、本体50は、駆動軸17の周側面に密着して配置される内周部51と、ポンプケーシング11の内壁面12に密着して配置される外周部54と、外周部54と内周部51を連結する連結部56とを備え、補強環60は本体50に埋設され内周部51から外周部54まで延びたものであって内部に通気路64を備え、この通気路64は内周部51側の一端で開口する第1の開口部65と、外周部54側の他端で開口する第2の開口部66とを有し、内周部51は駆動軸17の周側面に密着する2つのシールリップ52と、これら2つのシールリップ52間の空隙Lに対し第1の開口部65を開放する第1の開放部53とを備え、外周部54は第2の開口部66をポンプケーシング11の空気通路13に対し開放する第2の開放部55を備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、ポンプ、モータなどの回転機に備えられるダブルリップ型のオイルシールに関する。
ダブルリップ型のオイルシールが適用される回転機は、回転軸と、この回転軸の周側面を囲む円筒状の内壁面が形成されたケーシングとを備える。ダブルリップ型のオイルシールは円環状の部材であり、回転軸が挿入された状態で回転軸とケーシングの間に装着される。回転軸とケーシングの間にダブルリップ型のオイルシールが装着された状態において、ダブルリップ型のオイルシールの外周部は、ケーシングの円筒状の内壁面に密着し、ダブルリップ型のオイルシールの内周部は、回転軸の周側面に密着している。回転軸の軸方向においてダブルリップ型のオイルシールの一方側の空間と他方側の空間では、異なる種類の潤滑油が使用される。ダブルリップ型のオイルシールはそれらの空間の間で潤滑油が行き来することを防止する目的で使用される。
ダブルリップ型のオイルシールの内周部には、シールリップが2股に分かれて形成されている。ダブルリップ型のオイルシールがケーシングと回転軸の間に装着された状態においては、2つのシールリップと回転軸と間には、空隙が形成される。回転軸の軸方向におけるダブルリップ型のオイルシールの一方側または他方側の空間内の潤滑油は、2つのシールリップ間の空隙内の圧力が負圧になった場合にその空隙に浸入し、その後、その空隙からダブルリップ型のオイルシールの他方側または一方側の空間に漏れてしまう場合がある。
特許文献1には、オイルシールの一方側の空間から他方側の空間への潤滑油の漏れ、および、オイルシールの他方側の空間から一方側の空間への潤滑油の漏れを防止するために、2つのシングルリップ型のオイルシールを用いた技術が開示されている。
シングルリップ型のオイルシールは、内周部に1つだけシールリップが形成されたオイルシールである。特許文献1に開示された技術においては、2つのシングルリップ型のオイルシールが、互いのシールリップを軸方向において相反する方向に延した姿勢を成して配置され、それら2つのシールリップと回転軸の間に空隙が形成される。そして、2つのシングルリップ型のオイルシールの間には、2つのシールリップ間の空隙を、ケーシングの外部(大気側)に連通させるための通気路が設けられている。この通気路は、2つのシングルリップ型のオイルシールの間にスペーサを配置することで形成された間隙、または、2つのシングルリップ型のオイルシールが互いに対向する面(背面)のそれぞれに係止突起を設けることにより形成された間隙である。そして、ケーシングには、2つのシングルリップ型のオイルシールの間に設けられた通気路をケーシングの外部(大気側)に連通させる空気通路(空気孔)が設けられている。つまり、特許文献1に開示された技術においては、一方のシールリップと他方のシールリップとの間の空隙内の圧力が、通気路と空気通路(空気孔)を通じて大気圧となることによって、その空隙への潤滑油の侵入が防止されるようになっている。
実公昭61−19241号公報
前述の特許文献1に開示された技術は、潤滑油の漏れを防止するためにシングルリップ型のオイルシールを2つ用いるものであり、それら2つのシングルリップ型のオイルシールの装着箇所に、ダブルリップ型のオイルシールが1つ装着される場合よりも組立工数が多くなるという問題がある。したがって、組立工数を増加させないためには、ダブルリップ型のオイルシールを用いつつも、そのダブルリップ型のオイルシールの2つのシールリップ間の空隙を外部に連通させることができることが望ましい。
本発明は前述の事情を考慮してなされたものであり、その目的は、2つのシールリップ間の空隙を、回転機のケーシングの空気通路に連通させることができるダブルリップ型のオイルシールを提供することにある。
前述の目的を達成するために本発明に係るダブルリップ型のオイルシールは次のように構成されている。
〔1〕 本発明に係るダブルリップ型のオイルシールは、回転軸と、この回転軸の周側面を囲む円筒状の内壁面が形成されたケーシングとを備え、前記ケーシングの内部の空間を前記ケーシングの外部に連通させる空気通路が、前記内壁面から前記ケーシングの外部に向かって延びて設けられた回転機に適用され、前記回転軸と前記内壁面の間に装着される円環状のダブルリップ型のオイルシールにおいて、弾性ゴムからなり前記回転軸と同軸上に位置する円環状の本体と、この本体を補強する円環状の補強環とを備え、前記本体は、前記回転軸の周側面に密着して配置される内周部と、前記ケーシングの前記内壁面に密着して配置される外周部と、前記外周部と前記内周部を連結する連結部とを備え、前記補強環は、前記本体に埋設され前記内周部から前記外周部まで延びたものであるとともに内部に通気路を備え、この通気路は前記内周部側の一端で開口する第1の開口部と、前記外周部側の他端で開口する第2の開口部とを有し、前記内周部は、軸方向に2股に分かれて形成され前記回転軸の周側面に密着する2つのシールリップと、これら2つのシールリップ間に形成された空隙に対して前記通気路の前記第1の開口部を開放する第1の開放部とを備え、前記外周部は、前記通気路の前記第2の開口部を前記ケーシングの前記空気通路に対して開放する第2の開放部を備えることを特徴とする。
この「〔1〕」に記載のダブルリップ型のオイルシールは、2つのシールリップ間に形成された空隙を、内周部に設けられた第1の開放部と、補強環に設けられた通気路と、外周部に設けられた第2の開放部とを介して、回転機のケーシングの空気通路に連通させることができる。
〔2〕 本発明に係るダブルリップ型のオイルシールは、「〔1〕」に記載のダブルリップ型のオイルシールにおいて、前記補強環は、円環状の第1の環部材と、この第1の環部材と軸方向に並んで位置する円環状の第2の環部材と、前記第1の環部材と前記第2の環部材に挟まれたスペーサとを備え、前記スペーサは、前記第1の環部材と前記第2の環部材の間に、前記通気路を成す間隙を形成するものであることを特徴とする。
〔3〕 本発明に係るダブルリップ型のオイルシールは、「〔1〕」に記載のダブルリップ型のオイルシールにおいて、前記補強環は、円環状の第1の環部材と円環状の第2の環部材とが軸方向に重ね合わされたものであり、前記第1の環部材は、前記第2の環部材から離れる方向に凹んで形成された溝部を備え、この溝部と前記第2の環部材とに囲まれた間隙が前記通気路であることを特徴とする。
この「〔3〕」に記載のダブルリップ型のオイルシールにおいては、「〔2〕」に記載のダブルリップ型のオイルシールにおけるスペーサを備えることなく、第1の環部材に溝部が形成されていることによって第1の環部材と第2の環部材との間に通気路が設けられている。これにより、「〔2〕」に記載のダブルリップ型のオイルシールよりも少ない部品点数で、通気路を備えるダブルリップ型のオイルシールを実現できる。
本発明に係るダブルリップ型のオイルシールは、前述のように、2つのシールリップ間に形成された空隙を、内周部に設けられた第1の開放部と、補強環に設けられた通気路と、外周部に設けられた第2の開放部とを介して、回転機のケーシングの空気通路に連通させることができ、これによって、シングルリップ型のオイルシールを2つ用いる場合よりも少ない組立工数で装着でき、かつ、潤滑油の漏れを防止することができる。
本発明の一実施の形態に係るダブルリップ型のオイルシールを備える回転機の断面図である。 図1に示した油圧ポンプのミッション装置側の端部の拡大図である。 図1,図2に簡略化して示したダブルリップ型のオイルシールであって、本発明の一実施の形態に係るダブルリップ型のオイルシールの拡大断面図である。 図3に示したダブルリップ型のオイルシールに備えられる補強環を、油圧ポンプ側の空間から見た状態の図である。 図4に示したスペーサの斜視図である。 補強環の第2の開口部および外周部の第2の開放部の位置の別の例を示す図である。 図5に示したスペーサとは別のスペーサを備えるオイルシールの拡大断面図である。 図4に示した補強環とは別の補強環を示す図である。 図8に示した第2の環部材の斜視図である。 補強環の第2の環部材の別の例を示す図である。 補強環の第2の環部材の別の例を示す図である。
本発明の一実施の形態に係るダブルリップ型のオイルシールについて図1〜図6を用いて説明する。
本実施の形態に係るダブルリップ型のオイルシールは、図1に示す回転機1に備えられる。この回転機1は、油圧ポンプ10とミッション装置30とを備える。
油圧ポンプ10は、この油圧ポンプ10の外郭を成すポンプケーシング11と、このポンプケーシング11に挿入され、ベアリング16によりポンプケーシング11に対し回転可能に支持された回転軸である駆動軸17と、ポンプケーシング11内で駆動軸17と一体的に回転可能に設けられ、周方向に並んだ複数のシリンダボア19を有するシリンダブロック18と、シリンダボア19に摺動可能に挿入されたピストン20と、駆動軸17と一体に形成されピストン20の一端に摺接するドライブディスク21と、シリンダブロック18の回転に伴い間欠的にシリンダボア19に連通する複数の給排ポート(図示していない)を有し、ポンプケーシング11に固定された弁板22と、ポンプケーシング11に設けられ、複数の給排ポートと連通した給排通路(図示していない)とを備えている。油圧ポンプ10の駆動軸17には、エンジン(図示していない)の出力が伝達される。
ポンプケーシング11内において、作動油(図示していない)は、シリンダブロック18とピストン20の間の潤滑、シリンダブロック18と弁板22の間の潤滑、ドライブディスク21とピストン20の間の潤滑、ベアリング16の潤滑を行うようになっている。
ミッション装置30は、エンジンの出力を油圧ポンプ10とは別の油圧ポンプ(図示していない)に伝達する装置であり、ミッション装置30の外郭を成すミッションケーシング31と、ミッションケーシング31内において油圧ポンプ10の駆動軸17にスプライン結合した駆動歯車32と、ミッションケーシング31内において駆動歯車32に噛み合っているとともに、別の油圧ポンプの駆動軸(図示していない)にスプライン結合した従動歯車(図示していない)とを備える。
ミッションケーシング31内には、油圧ポンプ10の駆動軸17と駆動歯車32の間のスプライン結合部の潤滑、別の油圧ポンプの駆動軸と従動歯車のスプライン結合部の潤滑、駆動歯車32と従動歯車の間の潤滑のために、ミッションオイル33が封入されている。
ポンプケーシング11のミッションケーシング31側の端部には、駆動軸17と同軸上に位置し、駆動軸17の周側面を囲む円筒状の内壁面12が形成されている。そして、ポンプケーシング11には、ポンプケーシング11の内部の空間Pを、ポンプケーシング11の外部(大気側)に連通させる空気通路13が設けられている。この空気通路13は、ポンプケーシング11の内壁面12に、この内壁面12の全周に亘ってこの内壁面12と同軸の円環状に形成された空気溝14と、この空気溝14からポンプケーシング11の外部に向かって延びて設けられた空気孔15とから構成されている。
ポンプケーシング11の内壁面12と駆動軸17の間には、本実施の形態に係るダブルリップ型のオイルシール40が装着されている。このオイルシール40は、空間P,M間で作動油とミッションオイルの行き来することを防止するために、ポンプケーシング11の内部の空間Pと、ミッションケーシング31の内部の空間Mとを遮断するものである。このオイルシール40の構成の詳細を次に説明する。
図3に示すように、オイルシール40は、駆動軸17と同軸上に位置する弾性ゴム製で円環状の本体50と、この本体50を補強する円環状の補強環60とを備える。
本体50は、駆動軸17の周側面に密着して配置される内周部51と、ポンプケーシング11の内壁面12に密着して配置される外周部54(所謂、はめあい部)と、この外周部54と内周部51を連結する連結部56とを備える。
補強環60は、金属製で円環状の第1の環部材61(図3,図4参照)と、この第1の環部材61と軸方向に並んで位置する金属製で円環状の第2の環部材62(図3,図4参照)と、第1の環部材61と第2の環部材62に挟まれた金属製のスペーサ63(図3〜図5参照)とから構成されている。この補強環60は、本体50に埋設され、本体50に沿って内周部51から外周部54まで延びている。
補強環60は内部に通気路64を備える。この通気路64は、円環状の第1の環部材61と円環状の第2の環部材62の間にC字形状のスペーサ63が挟まれたことによって第1の環部材61と第2の環部材62との間に形成された間隙であり(図4参照)、図3に示すように、内周部51側の一端で開口する第1の開口部65と、外周部54側の他端で開口する第2の開口部66とを有する。第2の環部材62のうちの外周部54に埋設された円筒状の部分62aは、第1の環部材61のうちの外周部54に埋設された円筒状の部分61aよりも軸方向に短い寸法に設定されている。
本体50の内周部51は、軸方向に2股に分かれて形成され駆動軸17の周側面に密着する2つのシールリップ52と、これら2つのシールリップ52間に形成された空隙Lに対して通気路64の第1の開口部65を開放する第1の開放部53とを備える。また、シールリップ52の外周面には、円環状のコイルスプリング57が装着されて、シールリップ52がコイルスプリング57の弾性力により駆動軸17の周側面に押し付けられるようになっている。
本体50の外周部54は、通気路64の第2の開口部66をポンプケーシング11の空気通路の空気溝14に対して開放する第2の開放部55を備える。この第2の開放部55は、外周部54の全周に亘って円環状に形成されている。
このように構成されたオイルシール40によれば、次の効果を得られる。
オイルシール40は、2つのシールリップ52間に形成された空隙Lを、内周部51に設けられた第1の開放部53と、補強環60に設けられた通気路64と、外周部54に設けられた第2の開放部55とを介して、ポンプケーシング11の空気通路13に連通させることができる。これによって、シングルリップ型のオイルシールを2つ用いる場合よりも少ない組立工数で回転機1に装着でき、かつ、潤滑油(作動油、ミッションオイル23)の漏れを防止することができる。
また、オイルシール40は、第2の開放部55が外周部54の全周に亘って円環状に形成されているので、オイルシール40を内壁面12と駆動軸17の間に装着する際、内壁面12に対するオイルシール40の周方向の位置合わせが不要である。
なお、前述の実施の形態に係るオイルシール40において、第2の開放部55の位置は、図3に示す位置、すなわち軸方向における外周部54の中央よりも空間P寄りの位置に限定されるものではなく、図6に示すように、軸方向における外周部54の中央であってもよい。これにより、図3に示した位置に第2の開放部55がある場合よりも、内壁面12と外周部54の間でのシール性を向上させることができる。
また、前述の実施の形態に係るオイルシール40において、通気路64は、C字形状のスペーサ63が第1の環部材61と第2の環部材62の間に挟まれることで設けられていたが、図7に示すように、そのスペーサ63を発泡性樹脂材料などの通気性材料から成る円環状のスペーサ70に代えることによって、通気路64が設けられてもよい。
また、前述の実施の形態に係るダブルリップ型のオイルシール40において、補強環60は、第1の環部材61と第2の環部材62とスペーサ63とから構成されていたが、補強環60の替わりに図8に示す補強環80が用いられてもよい。この補強環80は、円環状の第1の環部材81と第2の環部材62とが軸方向に重ね合わされて構成されたものであり、スペーサ63を備えない。第1の環部材81は、図8,図9に示すように、第2の環部材62から離れる方向(中心方向)に凹んで形成された溝部82を備え、この溝部82と第2の環部材62に囲まれる空間が通気路64となっている。図8に示した補強環80により、スペーサ63を要するダブルリップ型のオイルシール40よりも少ない部品点数で、通気路64を備えるダブルリップ型のオイルシールを実現できる。
また、前述の実施の形態に係るダブルリップ型のオイルシール40において、第2の環部材62のうちの外周部54に埋設された円筒状の部分62aは、第1の環部材61のうちの外周部54に埋設された円筒状の部分61aよりも軸方向に短い寸法に設定されているが、この寸法の設定の代替手段として、図10に示す切欠き91、または図11に示す貫通孔92が第2の環部材62に設けられ、通気路64の第2の開口部66が切欠き91または貫通孔92を介して外周部54の第2の開放部55に連通してもよい。
1 回転機
11 ポンプケーシング
12 内壁面
13 空気通路
14 空気溝
15 空気孔
17 駆動軸(回転軸)
40 オイルシール
50 本体
51 内周部
52 シールリップ
53 第1の開放部
54 外周部
55 第2の開放部
56 連結部
60 補強環
61 第1の環部材
62 第2の環部材
63 スペーサ
64 通気路
65 第1の開口部
66 第2の開口部
70 スペーサ
80 補強環
81 第1の環部材
82 溝部
91 切欠き
92 貫通孔
P,M 空間
L 空隙

Claims (3)

  1. 回転軸と、この回転軸の周側面を囲む円筒状の内壁面が形成されたケーシングとを備え、前記ケーシングの内部の空間を前記ケーシングの外部に連通させる空気通路が、前記内壁面から前記ケーシングの外部に向かって延びて設けられた回転機に適用され、前記回転軸と前記内壁面の間に装着される円環状のダブルリップ型のオイルシールにおいて、
    弾性ゴムからなり前記回転軸と同軸上に位置する円環状の本体と、この本体を補強する円環状の補強環とを備え、
    前記本体は、前記回転軸の周側面に密着して配置される内周部と、前記ケーシングの前記内壁面に密着して配置される外周部と、前記外周部と前記内周部を連結する連結部とを備え、
    前記補強環は、前記本体に埋設され前記内周部から前記外周部まで延びたものであるとともに内部に通気路を備え、この通気路は前記内周部側の一端で開口する第1の開口部と、前記外周部側の他端で開口する第2の開口部とを有し、
    前記内周部は、軸方向に2股に分かれて形成され前記回転軸の周側面に密着する2つのシールリップと、これら2つのシールリップ間に形成された空隙に対して前記通気路の前記第1の開口部を開放する第1の開放部とを備え、
    前記外周部は、前記通気路の前記第2の開口部を前記ケーシングの前記空気通路に対して開放する第2の開放部を備える
    ことを特徴とするダブルリップ型のオイルシール。
  2. 請求項1に記載のダブルリップ型のオイルシールにおいて、
    前記補強環は、円環状の第1の環部材と、この第1の環部材と軸方向に並んで位置する円環状の第2の環部材と、前記第1の環部材と前記第2の環部材に挟まれたスペーサとを備え、
    前記スペーサは、前記第1の環部材と前記第2の環部材の間に、前記通気路を成す間隙を形成するものである
    ことを特徴とするダブルリップ型のオイルシール。
  3. 請求項1に記載のダブルリップ型のオイルシールにおいて、
    前記補強環は、円環状の第1の環部材と円環状の第2の環部材とが軸方向に重ね合わされたものであり、
    前記第1の環部材は、前記第2の環部材から離れる方向に凹んで形成された溝部を備え、この溝部と前記第2の環部材とに囲まれた間隙が前記通気路である
    ことを特徴とするダブルリップ型のオイルシール。
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