JP5158357B2 - 密封装置 - Google Patents

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Description

本発明は、自動車や一般機械、産業機械等における回転体の外周を、シールリップによって密封する密封装置に関する。
回転体の外周をシールリップによって密封する密封装置としては、オイルシールが知られている。図6は、従来の密封装置としてのオイルシールを、その軸心Oを通る平面で切断して示す片側断面図である。
図6に示されるオイルシール100は、ゴム状弾性材料で環状に成形されたものであって、外周の取付部101とその内周側のシールリップ103が、リップホルダ部102を介して互いに連続して形成されており、取付部101からリップホルダ部102にかけて、補強用の金属環104が一体的に埋設されている。また、シールリップ103の外周は円周方向に連続した溝状に形成され、シールリップ103の緊迫力を補うためのガータスプリング105が嵌着されている。
そしてこのオイルシール100は、取付部101が、ハウジング110の内周面に密嵌され、機内A側を向いたシールリップ103の先端内周部が、ハウジング110に挿通された回転軸120の外周面に摺動可能に密接されることによって軸封機能を奏し、機内Aの潤滑油が軸周から機外Bへ漏洩するのを阻止するものである。
この種のオイルシール100は、回転軸120の外周面に対するシールリップ103の摺動部の潤滑が、機内Aの密封対象の潤滑油に依存されている。しかし、高周速・高温の環境下で使用される場合は、シールリップ103の冷却を目的として、シールリップ103の近傍へより多くの潤滑油を供給する必要がある。そこで、従来は、下記の特許文献に記載されているように、機内のベアリングを通過した潤滑油が遠心力によってシールリップの近傍へ供給されるものがあるが、供給効率が低く、必ずしもシールリップの冷却が十分ではなかった。
特開2007−247586 実用新案登録第2568533号
本発明は、以上のような点に鑑みてなされたものであって、その技術的課題は、シールリップの摺動部に十分に潤滑油を供給し、これによってシールリップの発熱や摩耗を抑制し得る密封装置を提供することにある。
上述した技術的課題を有効に解決するための手段として、本発明に係る密封装置は、機内側を向いたシールリップが回転体の外周面に摺動可能に密接される密封装置本体と、この密封装置本体と並設されるポンピング装置とを備え、このポンピング装置は、前記シールリップよりも機内側に位置して前記回転体の外周面との対向面に形成されて前記回転体の回転によって流体を前記シールリップ側へ送る螺旋溝と、前記密封装置本体とポンピング装置の間の空間を前記機内側と連通させる排出流路を有するものである。
上記構成によれば、回転体の回転によってポンピング装置の螺旋溝が機内側の潤滑油をシールリップ側(密封装置本体とポンピング装置の間の空間)へ送るので、シールリップと回転体との摺動部が潤滑される。また、この潤滑油は、密封装置本体とポンピング装置の間の空間から排出流路を介して機内側へ還流される。このため潤滑油の一方向の流れが惹起されることで潤滑油の滞留による劣化や油温の上昇が防止されると共にシールリップの冷却効率が向上する。
本発明に係る密封装置によれば、シールリップの摺動部に十分な流量で潤滑油が供給されるので、シールリップの摩耗を抑制すると共にシールリップを効率良く冷却することができ、その結果、長期にわたって良好な密封機能が維持される。
以下、本発明に係る密封装置の好ましい実施の形態について、図面を参照しながら説明する。まず図1は、本発明に係る密封装置の第一の形態を、その軸心Oを通る平面で切断して示す半断面図、図2は、本発明で用いられるポンピング装置における螺旋溝の断面形状のバリエーションを示す要部断面図である。
まず図1において、参照符号3は機器のハウジング、参照符号4はハウジング3の内周に挿通された回転軸で、第一の形態による密封装置は、機内A側を向いたシールリップ13が回転軸4の外周面に摺動可能に密接される密封装置本体1と、この密封装置本体1と並設されたポンピング装置2からなる。なお、回転軸4は請求項1に記載された回転体に相当する。
密封装置本体1はいわゆるオイルシールとしての形態を備え、金属環15にゴム材料又はゴム状弾性を有する合成樹脂材料で一体成形されたものであって、すなわち略円筒状の取付部11と、その機外B側となる端部から内周側へ延びるリップホルダ部12と、このリップホルダ部12の内径端から取付部11及びリップホルダ部12と共に断面略コ字形をなすように、機内A側へ向けて延びるシールリップ13と、前記リップホルダ部12の内周端からシールリップ13と反対側(機外B側)へ向けて延びるダストリップ14と、取付部11及びリップホルダ部12に跨って埋設された補強用の金属環15と、シールリップ13に嵌着されたガータスプリング16とを有する。
密封装置本体1における取付部11は、ハウジング3の内周面に圧入・密嵌される部分であって、装着状態において、金属環15とハウジング3の内周面との間で径方向に適当に圧縮されるようになっている。
密封装置本体1におけるシールリップ13の先端部近傍の内周には、略V字形断面をなすシールエッジ13aが形成されており、このシールエッジ13aは、回転軸4の外周面に対して、適当な締め代をもって摺動可能に密接されるようになっている。一方、シールリップ13と反対側を向いたダストリップ14は、その内周縁が、回転軸4の外周面に微小な隙間をもって近接されるか、あるいは僅かな締め代をもって摺動可能に密接されるようになっている。
ガータスプリング16は、金属製のコイルスプリングを環状に繋げたものであって、シールリップ13におけるシールエッジ13aの外周側に形成された環状溝に嵌着され、回転軸4の外周面に対するシールリップ13の緊迫力を補償するものである。
ポンピング装置2は、金属環21と、これに一体的に設けられた螺旋ポンプ部22からなる。詳しくは、ポンピング装置2における金属環21は、密封装置本体1における取付部11の内周面に圧入嵌着された嵌合筒部21aと、その機内A側の端部から内径方向へ延び、内径が回転軸4より大径のフランジ部21bからなり、螺旋ポンプ部22は、ゴム材料又はゴム状弾性を有する合成樹脂材料又はゴム状弾性を有さない合成樹脂材料でフランジ部21bに環状に成形されたものである。すなわちポンピング装置2は、密封装置本体1の取付部11に、圧入によって予め一体的に取り付けられている。
ポンピング装置2における螺旋ポンプ部22は、回転軸4の外周面と近接対向する内周面に、回転軸4がR方向へ回転することによって流体を密封装置本体1におけるシールリップ13側へ送る螺旋溝2aが形成されている。また、螺旋ポンプ部22から露出した金属環21のフランジ部21bの外径部には、密封装置本体1とポンピング装置2との間の空間Cを機内Aと連通させる排出流路2bが円周方向複数箇所に開設されている。
なお、回転軸4の回転方向に対する螺旋溝2aの角度をθとすると、0<θ≦45°とするのが良い。
また、螺旋溝2aの断面形状は、図1のような矩形をなすもののほか、図2(a)に示されるような台形あるいは図2(b)に示されるような半円形などが考えられ、特に限定されない。
以上のように構成された第一の形態による密封装置によれば、密封装置本体1は、シールリップ13が機内A側を向くように、取付部11をハウジング3の内周面に圧入嵌着すると共に、シールリップ13の内周のシールエッジ13aを、回転軸4の外周面に摺動可能に密接させる。また、予め密封装置本体1に取り付けられたポンピング装置2は、密封装置本体1の機内A側に配置された状態となる。
この装着状態において、密封装置本体1は、シールリップ13のシールエッジ13aが回転軸4の外周面に対して摺動可能に密接されることによって、機内Aに例えば不図示のベアリング等を潤滑するために供給されている潤滑油が回転軸4の軸周から機外Bの大気側へ漏洩するのを防止し、かつダストリップ14によって、機外Bの大気中の異物が侵入するのを阻止するものである。
そしてポンピング装置2は、回転軸4と螺旋ポンプ部22の螺旋溝2aとの間に介在する流体を、回転軸4の回転によってシールリップ13側へ送り出す螺旋ポンプ機能を奏し、すなわち機内A側の潤滑油が、前記螺旋溝2aを通ってシールリップ13へ強制的に送られるため、シールリップ13と回転軸4との摺動部が良好に潤滑される。
また、シールリップ13と回転軸4との摺動部に供給された潤滑油は、密封装置本体1とポンピング装置2の間の空間Cから、金属環21のフランジ部21bの外径部に開設された排出流路2bを介して機内Aへ還流される。このため、密封装置本体1とポンピング装置2の間の空間Cには、螺旋ポンプ部22の内周からシールリップ13と回転軸4との摺動部を経由して排出流路2bへ向かう一方向の流れが惹起されるので、潤滑油の滞留による劣化や油温の上昇が防止され、シールリップ13が効率良く冷却される。
次に図3は、本発明に係る密封装置の第二の形態を、その軸心Oを通る平面で切断して示す半断面図、図4は、本発明に係る密封装置の第三の形態を、その軸心Oを通る平面で切断して示す半断面図である。
これらの形態において、図1に示される第一の形態と異なるところは、ポンピング装置2が、ゴム材料又はゴム状弾性を有する合成樹脂材料又はゴム状弾性を有さない合成樹脂材料で成形されたポンピングリング23のみからなるものであって、密封装置本体1の機内A側に並設されハウジング3の内周面に圧入により取り付けられる点にある。
ポンピングリング23は、回転軸4の外周面と近接対向する内周面に、回転軸4がR方向へ回転することによって流体を密封装置本体1におけるシールリップ13側へ送る螺旋溝2aが形成されており、また、このポンピングリング23には、密封装置本体1とポンピング装置2との間の空間Cを機内Aと連通させる排出流路2bが円周方向複数箇所に開設されている。
図3に示される第二の形態では、排出流路2bがポンピングリング23を軸方向へ貫通した複数の孔であり、図4に示される第三の形態では、排出流路2bがポンピングリング23の外周面を軸方向へ延びる複数の溝とハウジング3の内周面との間に形成されるものである。
なお、密封装置本体1は、基本的には先に説明した第一の形態(図1)と同様の構成を備えるものである。
以上のように構成された第二又は第三の形態による密封装置によれば、密封装置本体1は、シールリップ13が機内A側を向くように、取付部11をハウジング3の内周面に圧入嵌着すると共に、シールリップ13の内周のシールエッジ13aを、回転軸4の外周面に摺動可能に密接させる。また、ポンピング装置2(ポンピングリング23)を、密封装置本体1の機内A側に位置してハウジング3の内周面に圧入嵌着する。
この装着状態において、密封装置本体1は、第一の形態と同様、シールリップ13によって、機内Aに例えば不図示のベアリング等を潤滑するために供給されている潤滑油が回転軸4の軸周から機外Bの大気側へ漏洩するのを防止し、かつダストリップ14によって、機外Bの大気中の異物が侵入するのを阻止するものである。
そしてポンピング装置2は、回転軸4とポンピングリング23の螺旋溝2aとの間に介在する流体を、回転軸4の回転によってシールリップ13側へ送り出す螺旋ポンプ機能を奏し、すなわち機内A側の潤滑油が、前記螺旋溝2aを通ってシールリップ13へ強制的に送られるため、シールリップ13と回転軸4との摺動部が良好に潤滑される。
また、シールリップ13と回転軸4との摺動部に供給された潤滑油は、密封装置本体1とポンピング装置2の間の空間Cから、排出流路2bを介して機内Aへ還流される。このため、密封装置本体1とポンピング装置2の間の空間Cには、ポンピングリング23の内周からシールリップ13と回転軸4との摺動部を経由して排出流路2bへ向かう一方向の流れが惹起されるので、潤滑油の滞留による劣化や油温の上昇が防止され、シールリップ13が効率良く冷却される。
図5は、本発明に係る密封装置の具体的な実施例を、軸心Oを通る平面で切断して示す部分断面図である。この図5において、参照符号201は内燃機関のシリンダブロック、202は第一の軸受203を介してシリンダブロック201に回転可能な状態に支持された出力軸、204は出力軸202の軸端に第二の軸受205を介して出力軸202と相対回転可能に設けられたリングギヤである。詳しくは、第二の軸受205の外輪205aはリングギヤ204の内径に固定され、第二の軸受205の内輪205bは出力軸202の軸端に形成されたフランジ202aの外周面に固定され、リングギヤ204は、不図示の始動用モータのピニオンギヤと噛合されている。
また、リングギヤ204と出力軸202の間には、リングギヤ204から出力軸202へのみ回転力を伝達するワンウェイクラッチ206が介在されている。詳しくは、リングギヤ204の内径にはワンウェイクラッチ206のインナーレース206aが固定され、出力軸202には、その軸端のフランジ202aにボルト202bによりフライホイール210と共に取り付けられた連結板207を介してワンウェイクラッチ206のアウターレース206bが固定されている。
すなわち内燃機関の始動に際しては、不図示の始動用モータによってリングギヤ204が回転されると、その回転力がワンウェイクラッチ206から出力軸202に伝達され、これによって内燃機関の駆動が開始される。そして、出力軸202の回転速度がリングギヤ204の回転速度を超えた時点で、ワンウェイクラッチ206の係合が解除され、さらに所定の回転速度まで上昇した時点で始動用モータが停止され、リングギヤ204が停止するようになっている。
また、第一の軸受203と出力軸202との摺動部には、不図示のオイルパンから油路209を通じて、油圧ポンプ208によって潤滑油が供給されており、この潤滑油の一部は、出力軸202のフランジ202aとシリンダブロック201との間の隙間G1を外径方向へ流出して、更にその一部が第二の軸受205に供給され、この第二の軸受205の外輪205aと内輪205bの間を通過した潤滑油は、連結板207と第二の軸受205との間の隙間G2から遠心力によって更に外径方向へ流出し、ワンウェイクラッチ206の摺動部へ供給されるようになっている。
出力軸202のフランジ202aとシリンダブロック201との間の隙間G1を外径方向へ流出する潤滑油や、前記隙間G1から第二の軸受205及びワンウェイクラッチ206へ供給された潤滑油が、ワンウェイクラッチ206のアウターレース206bとリングギヤ204との隙間G3から前記アウターレース206bの外周側の空間及びリングギヤ204とフライホイール210との間の隙間G4を経て機外へ飛散するのを防止して、この潤滑油を不図示のオイルパンへ確実に回収するため、ワンウェイクラッチ206のアウターレース206bと、その外周側に位置してリングギヤ204に形成された円筒状のハウジング204aとの間には密封装置が設けられるが、この密封装置には、本発明の構成を好適に適用することができる。すなわち、この実施例における密封装置は、密封装置本体1と、この密封装置本体1と軸方向に並んだポンピング装置2とを備え、共にハウジング204aの内周面に取り付けられる。
詳しくは、密封装置本体1は、機内側(シリンダブロック201側)を向いたシールリップ13を有し、このシールリップ13は、回転体であるアウターレース206bの外周面に摺動可能に密接されている。一方、ポンピング装置2はシールリップ13よりシリンダブロック201側に位置していて、アウターレース206bの外周面と対向する内周面には、アウターレース206bの回転によって流体をシールリップ13側へ送る螺旋溝2aが形成され、また、密封装置本体1とポンピング装置2の間の空間を、リングギヤ204に開設された窓部204bを介してシリンダブロック201側の空間と連通させる排出流路2bが設けられている。
ここで、先に説明したように、不図示の始動用モータによって内燃機関が始動された後は、リングギヤ204が停止するため、従来、シールリップ13とアウターレース206bの外周面との摺動部には潤滑油が供給されにくいものとなっていたが、本発明の構成を適用すれば、ポンピング装置2の螺旋溝2aが、第二の軸受205及びワンウェイクラッチ206を通過してワンウェイクラッチ206のアウターレース206bとリングギヤ204との間の隙間G3からポンピング装置2の内周に達した潤滑油を、アウターレース206bの回転によってシールリップ13側へ送り出す螺旋ポンプ機能を奏するため、シールリップ13とアウターレース206bとの摺動部が良好に潤滑される。
また、シールリップ13とアウターレース206bとの摺動部に供給された潤滑油は、密封装置本体1とポンピング装置2の間の空間から、排出流路2b及びリングギヤ204の窓部204bを介して機内側へ還流される。このため、潤滑油の滞留による劣化や油温の上昇が防止され、シールリップ13が効率良く冷却される。
本発明に係る密封装置の第一の形態を、その軸心Oを通る平面で切断して示す半断面図である。 本発明で用いられるポンピング装置における螺旋溝の断面形状のバリエーションを示す要部断面図である。 本発明に係る密封装置の第二の形態を、その軸心Oを通る平面で切断して示す半断面図である。 本発明に係る密封装置の第三の形態を、その軸心Oを通る平面で切断して示す半断面図である。 本発明に係る密封装置の具体的な実施例を、軸心Oを通る平面で切断して示す部分断面図である。 従来の密封装置としてのオイルシールを、その軸心Oを通る平面で切断して示す片側断面図である。
符号の説明
1 密封装置本体
11 取付部
13 シールリップ
2 ポンピング装置
2a 螺旋溝
2b 排出流路
21 金属環
22 螺旋ポンプ部
23 ポンピングリング
3,204a ハウジング
4 回転軸(回転体)
206b アウターレース(回転体)
A 機内
B 機外

Claims (1)

  1. 機内側を向いたシールリップが回転体の外周面に摺動可能に密接される密封装置本体と、この密封装置本体と並設されるポンピング装置とを備え、このポンピング装置は、前記シールリップよりも機内側に位置して前記回転体の外周面との対向面に形成されて前記回転体の回転によって流体を前記シールリップ側へ送る螺旋溝と、前記密封装置本体とポンピング装置の間の空間を前記機内側と連通させる排出流路を有することを特徴とする密封装置。
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