JP4306641B2 - スタータ用トルク伝達装置 - Google Patents

スタータ用トルク伝達装置 Download PDF

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Description

本発明は、スタータの始動トルクをエンジンの回転軸に伝達するスタータ用トルク伝達装置に関する。
従来技術として、特許文献1に記載されたスタータ装置がある。
このスタータ装置は、スタータのピニオンギヤに噛み合う減速歯車と、この減速歯車と一体に設けられたギヤに噛み合うスタータ駆動歯車と、このスタータ駆動歯車とエンジンの回転軸との間に設けられるクラッチ等より構成され、クラッチケースに固定されるカバーによって全体が覆われている。
スタータ駆動歯車は、自身の内周にクラッチの内輪が一体に形成されており、この内輪がニードルベアリングを介してエンジンの回転軸に回転自在に支持されている。
また、クラッチは、クラッチ素子を介して内輪に対向する外輪を有し、この外輪がエンジンの回転軸に固定されている。
これにより、減速歯車がスタータに駆動されると、その減速歯車と一体に回転するギヤを介してスタータ駆動歯車が駆動され、そのスタータ駆動歯車の回転がクラッチを介してエンジンの回転軸に伝達される。
特開平10−122107号公報
ところが、上記のスタータ装置は、クラッチの外輪と一体に設けられた駆動歯車に噛み合うバランサを有し、このバランサが回転することで、カバー内部の下方に溜められたエンジンオイルが飛び散り、そのエンジンオイルをクラッチの潤滑に利用している。
エンジンオイルには、エンジン内部の摺動部等を潤滑する際に、摩耗粉の異物が混入するため、そのエンジンオイルに含まれる異物がクラッチの内部に侵入すると、クラッチのトルク伝達面等が摩耗して、クラッチ性能が低下する恐れがある。
本発明は、上記事情に基づいて成されたもので、その目的は、クラッチ性能を維持し、且つクラッチの耐久性を向上できるスタータ用トルク伝達装置を提供することにある。
(請求項1の発明)
本発明は、スタータの始動トルクをエンジンの回転軸に伝達するスタータ用トルク伝達装置であって、スタータのピニオンギヤに噛み合うリングギヤを有する第1の回転体と、エンジンの外側にシール手段を介して液密に取り出された回転軸の端部に固定されると共に、第1の回転体の軸方向に近接して配置される第2の回転体と、第1の回転体と第2の回転体との間に配置され、両者を相対回転可能に支持する軸受と、第1の回転体に設けられるインナ部の径方向外側に第2の回転体に設けられるアウタ部が配置され、第1の回転体がスタータに駆動されて回転する時に、インナ部からアウタ部へトルク伝達するクラッチと、第1の回転体と第2の回転体との間で、クラッチの反エンジン側に形成される隙間をシールするシール部材とを備えることを特徴とする。
上記の構成によれば、クラッチの反エンジン側にシール部材を設けているので、クラッチに使用される潤滑剤が外部(反エンジン側)へ流出することを防止できる。また、エンジンの回転軸は、エンジンの外側にシール手段を介して液密に取り出されているため、エンジンの内部からエンジンオイルが流出することはない。これにより、クラッチの潤滑をエンジンオイルで行うのではなく、クラッチに専用の潤滑剤を使用できるので、クラッチ性能を長期に渡って維持できると共に、クラッチの耐久性を向上できる。
また、軸受は、クラッチのエンジン側に配置されている。
この場合、クラッチ専用の潤滑剤を軸受にも利用できるので、軸受の耐久性向上も期待できる。
そして、第1の回転体と第2の回転体との間で径方向に近接して軸方向に重なるラップ部が設けられ、このラップ部がシール部材より反クラッチ側に設けられている。
ラップ部によって外部からの異物の侵入を抑制できるので、クラッチ性能の維持およびクラッチの耐久性向上に寄与する。
(請求項の発明)
請求項1に記載したスタータ用トルク伝達装置において、クラッチの径方向外側にシール部材が配置され、クラッチの径方向内側に軸受が配置されると共に、クラッチとシール部材および軸受が軸方向に重なって配置されていることを特徴とする。
上記の構成では、クラッチとシール部材および軸受を同心円状に配置でき、且つ軸方向に重なって配置されるので、スタータ用トルク伝達装置を軸方向に小型化できる。
(請求項の発明)
請求項1または2に記載したスタータ用トルク伝達装置において、第1の回転体は、リングギヤの内周に衝撃吸収ゴムを有し、ピニオンギヤからリングギヤに伝達される回転力が衝撃吸収ゴムを介してインナ部に伝達されることを特徴とする。
上記の構成によれば、ピニオンギヤからリングギヤに過大トルクが伝達された時に、その過大トルクを衝撃吸収ゴムによって吸収できる。また、ピニオンギヤを介してリングギヤが駆動される時の駆動音(ピニオンギヤとリングギヤとの噛み合い音)を衝撃吸収ゴムによって低減できるので、騒音の小さいスタータ用トルク伝達装置を提供できる。
(請求項の発明)
請求項に記載したスタータ用トルク伝達装置において、衝撃吸収ゴムは、ラップ部より径方向の内側に位置していることを特徴とする。
この場合、ラップ部によって外部からの異物の侵入を抑制できるので、衝撃吸収ゴムに異物が付着することを抑制でき、衝撃吸収ゴムの性能(衝撃吸収性能および音低減性能)を維持できる。
本発明を実施するための最良の形態を以下の実施例により詳細に説明する。
図1はスタータ用トルク伝達装置1の使用例を示す断面図である。
実施例1に係るスタータ用トルク伝達装置1は、スタータ(図示せず)に駆動されて回転する第1の回転体2と、エンジンの回転軸3に固定される第2の回転体4と、第1の回転体2と第2の回転体4との間に配置されるクラッチ5と、このクラッチ5の反エンジン側に配置されるシール部材6等より構成される。
第1の回転体2は、図2に示す様に、径方向の外側に設けられる外側環状部2aと、径方向の内側に設けられる内側環状部2b、および外側環状部2aと内側環状部2bとを連結するアーム部2cとを有している。アーム部2cは、外側環状部2aおよび内側環状部2bと比較して、軸方向の肉厚が薄く設けられ、外側環状部2aの軸方向一端側と内側環状部2bの軸方向一端側とを連結することで、アーム部2cの他端側(図示右側)には、外側環状部2aと内側環状部2bとの間に、クラッチ5とシール部材6を配置するための凹空間が全周に形成されている。
第1の回転体2の外周、つまり外側環状部2aの外周には、衝撃吸収ゴム7を介してリングギヤ8が連結されている。
衝撃吸収ゴム7は、内周面と外周面とがそれぞれ金属製の内側リング体9と外側リング体10とに焼き付けられており、外側環状部2aの外周とリングギヤ8の内周との間に圧入されている。
リングギヤ8は、図1に示す様に、スタータのピニオンギヤ11に噛み合って、エンジン始動時に、スタータの始動トルクがピニオンギヤ11から伝達される。
第2の回転体4は、図2に示す様に、軸方向一端側(図示左側)に突き出るボス部4aを有し、このボス部4aの外周に配置される転がり軸受12を介して、第1の回転体2と相対回転可能に組み合わされている。この第2の回転体4は、リングギヤ8の外径と略同じ外径を有し、その外径付近にリングギヤ8側(図示左側)へ突き出る凸部4bが全周に設けられている。一方、リングギヤ8には、凸部4bを避ける様に段差8aが形成されている。具体的には、段差8aより外周側の方が内周側より軸方向の肉厚が小さく、且つ軸方向一端側(図示左側)にオフセットして設けられている。これにより、リングギヤ8に形成された段差8aと第2の回転体4に設けられた凸部4bとが径方向に近接すると共に、軸方向に一部重なって配置されることで、本発明のラップ部が形成され、このラップ部にラビリンス状の隙間が形成されている。
転がり軸受12は、例えば、ボールベアリングであり、ボス部4aの外周に嵌合する内輪12aと、第1の回転体2の内周に嵌合する外輪12bと、内輪12aと外輪12bとの間に転動自在に保持された複数のボール12cとで構成され、ボール12cの左右両側にシール部品が取り付けられている。
クラッチ5は、第1の回転体2に設けられる内側環状部2b(本発明のインナ部)と、第2の回転体4に設けられるアウタリング13(本発明のアウタ部)との間にクラッチ素子5aを配置して構成される。
アウタリング13は、フランジ部13aが一体に設けられ、このフランジ部13aが第2の回転体4にボルト14で固定される。このアウタリング13は、第2の回転体4の軸方向一端側(ボス部4aと同じ側)に突出して設けられ、第1の回転体2に設けられる凹空間に入り込んで、内側環状部2bの径方向外側に同心状に配置される。
クラッチ素子5aは、例えば、カム、スプラグ、ローラ等であり、第1の回転体2がスタータに駆動されて回転する時に、内側環状部2bの外周面とアウタリング13の内周面とに係合して、内側環状部2bからアウタリング13へトルク伝達すると共に、第2の回転体4がエンジンによって回されると、第2の回転体4の回転速度が第1の回転体2の回転速度を上回った時点で、内側環状部2bとアウタリング13との間に空転して、アウタリング13から内側環状部2bへのトルク伝達を遮断する。
シール部材6は、第1の回転体2に設けられる凹空間において、アウタリング13の径方向外側に配置されるオイルシールである。このシール部材6は、第1の回転体2の外側環状部2aの内周に圧入して組み付けられ、シール部材6の内側に設けられるリップ部がアウタリング13の外周面に当接して、第1の回転体2とアウタリング13との間に生じる隙間を液密にシールしている。
本実施例のスタータ用トルク伝達装置1は、上述した転がり軸受12、クラッチ5、およびシール部材6を介して、第1の回転体2と第2の回転体4とが軸方向に近接して組み合わされ、第2の回転体4に設けられたボス部4aをエンジンの回転軸3に固定して取り付けられる。
エンジンの回転軸3は、図1に示す様に、エンジンのクランクケースまたはエンジンブロック等(以下、代表してクランクケース15と呼ぶ)の側面に開口する取出口16に軸受17を介して回転自在に支持され、回転軸3の端部が取出口16からクランクケース15の外側(図示右側)に取り出されている。その回転軸3の端部には、取出口16の外側で径方向に拡大するフランジ部3aと、このフランジ部3aの先端側(図示右側)に突き出る小径部3bとが設けられ、この小径部3bの外周に第2の回転体4のボス部4aが嵌合して取り付けられ、そのボス部4aがフランジ部3aにボルト18で固定されている。
また、クランクケース15には、フランジ部3aの径方向外側を軸方向に突き出る凸部15aが全周に設けられ、この凸部15aの内周にシール部材19が圧入されている。このシール部材19は、例えば、オイルシールであり、内側に設けられるリップ部がフランジ部3aの外周面に当接して、フランジ部3aとクランクケース15との隙間を液密にシールしている。
次に、上記のスタータ用トルク伝達装置1の作動を説明する。
スタータの始動トルクがピニオンギヤ11からリングギヤ8に伝達されると、リングギヤ8から衝撃吸収ゴム7を介して第1の回転体2にトルク伝達され、更に、第1の回転体2からクラッチ5を介して第2の回転体4にトルク伝達される。その結果、第2の回転体4がエンジンの回転軸3と一体に回転して、エンジンをクランキングする。
エンジン始動後、第2の回転体4がエンジンによって回されると、第2の回転体4の回転速度が第1の回転体2の回転速度を上回った時点で、クラッチ5が切り離されることにより、エンジンの回転がスタータに伝達されることはない。
(実施例1の効果)
本実施例のスタータ用トルク伝達装置1は、クラッチ5の反エンジン側にシール部材6を設けて、第1の回転体2とアウタリング13との間に生じる隙間を液密にシールしているので、クラッチ5に使用される潤滑剤が外部(反エンジン側)へ流出することを防止できる。また、クランクケース15に設けられた凸部15aの内周にシール部材19が圧入され、このシール部材19のリップ部がエンジンの回転軸3に設けられたフランジ部3aの外周面に当接して、フランジ部3aとクランクケース15との隙間を液密にシールしているので、エンジンの内部からエンジンオイルが流出することはない。
このため、クラッチ5の内部にエンジンオイルが流れ込むことはないので、クラッチ5に専用の潤滑剤を使用することができる。その結果、クラッチ5の潤滑にエンジンオイルを利用している場合の問題、つまりエンジンオイルに含まれる異物によってクラッチ5のトルク伝達面等が摩耗して、クラッチ性能が低下する問題を回避でき、クラッチ専用の潤滑剤を使用することで、クラッチ性能を長期に渡って維持できると共に、クラッチ5の耐久性を向上できる。
また、クラッチ5のエンジン側に転がり軸受12を配置しているので、クラッチ専用の潤滑剤を転がり軸受12の潤滑にも利用できるため、転がり軸受12の耐久性向上を期待できる。
更に、第1の回転体2には、リングギヤ8との間に衝撃吸収ゴム7が設けられているため、エンジン側から第1の回転体2に過大トルクが伝達された時に、衝撃吸収ゴム7が弾性変形する(周方向に撓む)ことで、過大トルクを吸収できる。また、リングギヤ8の近くに衝撃吸収ゴム7を配置しているので、ピニオンギヤ11とリングギヤ8との噛み合い時に生じるギヤ音を衝撃吸収ゴム7によって低減でき、騒音の小さいスタータ用トルク伝達装置1を提供できる。特に、エンジンの停止および再始動を自動制御するエンジン自動停止/再始動システム(一般には、エコランシステム、アイドルストップシステム等と呼ばれている)では、エンジンの始動回数が大幅に増加して、エンジンを再始動する度にギヤ音が発生するため、衝撃吸収ゴム7によってギヤ音を低減できる効果は大きいものである。
実施例1に示すスタータ用トルク伝達装置1は、リングギヤ8に形成された段差8aと第2の回転体4に設けられた凸部4bとでラップ部が形成され、このラップ部にラビリンス状の隙間が形成されているので、外部からの異物の侵入をラップ部で抑制できる。その結果、シール部材6への異物の混入を抑制できるので、シール部材6の寿命を向上できるだけなく、クラッチ性能の維持およびクラッチ5の耐久性向上にも寄与する。
また、ラップ部は、第1の回転体2に設けられる衝撃吸収ゴム7より径方向外側に設けられているので、衝撃吸収ゴム7に異物が付着することを抑制でき、衝撃吸収ゴム7の性能(衝撃吸収性能および音低減性能)を長期に渡って維持できる効果もある。
実施例1のスタータ用トルク伝達装置1は、図2に示す様に、第1の回転体2に凹空間を設けて、その凹空間に入り込むアウタリング13の内側にクラッチ5が配置され、アウタリング13の外側にシール部材6が配置されている。また、第2の回転体4に設けられたボス部4aの外周と第1の回転体2に設けられた内側環状部2bの内周との間に転がり軸受12が配置されるので、転がり軸受12とクラッチ5およびシール部材6とを軸方向の略同位置に配置できる。これにより、第1の回転体2と第2の回転体4を軸方向に近接して配置できるため、軸方向にコンパクトなスタータ用トルク伝達装置1を提供できる。
なお、本実施例のスタータ用トルク伝達装置1は、リングギヤ8に常時ピニオンギヤ11を噛み合わせておくことで、上記のエンジン自動停止/再始動システムにも好適に用いることができる。但し、本発明としては、必ずしも、リングギヤ8を常時ピニオンギヤ11に噛み合わせておく必要はなく、エンジン始動時のみ、ピニオンギヤ11をリングギヤ8に噛み合わせ、エンジン始動後は、ピニオンギヤ11をリングギヤ8から離脱させても良い。
スタータ用トルク伝達装置の使用例を示す断面図である。 スタータ用トルク伝達装置の断面図である。
符号の説明
1 スタータ用トルク伝達装置
2 第1の回転体
2b 内側環状部(インナ部)
3 エンジンの回転軸
4 第2の回転体
5 クラッチ
6 シール部材
7 衝撃吸収ゴム
8 リングギヤ
11 ピニオンギヤ
12 転がり軸受(軸受)
13 アウタリング(アウタ部)
19 シール部材(シール手段)

Claims (4)

  1. スタータの始動トルクをエンジンの回転軸に伝達するスタータ用トルク伝達装置であって、
    前記スタータのピニオンギヤに噛み合うリングギヤを有する第1の回転体と、
    前記エンジンの外側にシール手段を介して液密に取り出された前記回転軸の端部に固定されると共に、前記第1の回転体の軸方向に近接して配置される第2の回転体と、
    前記第1の回転体と前記第2の回転体との間に配置され、両者を相対回転可能に支持する軸受と、
    前記第1の回転体に設けられるインナ部の径方向外側に前記第2の回転体に設けられるアウタ部が配置され、前記第1の回転体が前記スタータに駆動されて回転する時に、前記インナ部から前記アウタ部へトルク伝達するクラッチと、
    前記第1の回転体と前記第2の回転体との間で、前記クラッチの反エンジン側に形成される隙間をシールするシール部材とを備え
    前記軸受は、前記クラッチのエンジン側に配置され、
    前記第1の回転体と前記第2の回転体との間で径方向に近接して軸方向に重なるラップ部が設けられ、このラップ部が前記シール部材より反クラッチ側に設けられていることを特徴とするスタータ用トルク伝達装置。
  2. 請求項1に記載したスタータ用トルク伝達装置において、
    前記クラッチの径方向外側に前記シール部材が配置され、前記クラッチの径方向内側に前記軸受が配置されると共に、前記クラッチと前記シール部材および前記軸受が軸方向に重なって配置されていることを特徴とするスタータ用トルク伝達装置。
  3. 請求項1または2に記載したスタータ用トルク伝達装置において、
    前記第1の回転体は、前記リングギヤの内周に衝撃吸収ゴムを有し、前記ピニオンギヤから前記リングギヤに伝達される回転力が前記衝撃吸収ゴムを介して前記インナ部に伝達されることを特徴とするスタータ用トルク伝達装置。
  4. 請求項3に記載したスタータ用トルク伝達装置において、
    前記衝撃吸収ゴムは、前記ラップ部より径方向の内側に位置していることを特徴とするスタータ用トルク伝達装置
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