JP6948208B2 - 油冷式スクリュ圧縮機 - Google Patents
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吸入側においてケーシング(実施形態において吸入側ケーシング13の軸受室カバー135)に設けた軸孔132を介して駆動軸33がケーシング内外に延設されていると共に,前記軸孔132内に,前記駆動軸33の外周と前記軸孔132の内周間の間隔をシールする軸封装置を設けて軸封部14とした油冷式スクリュ圧縮機1において,
前記軸封装置が,前記軸孔132内に固定される環状のハウジング51と,前記ハウジング51の内周縁より突出して前記駆動軸33の外周面に摺接される,環状のシールリップ52を備えたオイルシール50であり,
前記シールリップ52の機内側の側部に対して潤滑油を導入すると共に,該導入された潤滑油をロータ室113側へ回収する給排油流路60を前記軸封部14に形成し,
前記給排油流路60の少なくとも一部を,前記シールリップ52が摺接する位置近傍の前記駆動軸33によって画成すると共に,
前記駆動軸33のうち,該給排油流路60を画成する部分の表面に,放熱用の凹凸(ただし,ポンピング作用を有するものを除く。)が形成された放熱部35を設けたことを特徴とする(請求項1)。
前記シールリップ52との摺接位置に対し機内側に位置する前記カラー332の外周面によって前記給排油流路60の少なくとも一部を画成すると共に,前記給排油流路60を画成する部分の前記カラー332の外周面に前記放熱部35を設けるものとしても良い(請求項3;図5参照)。
前記シールリップ52との摺接位置における前記カラー332の内周面と前記駆動軸本体331の外周面間で前記給排油流路60の少なくとも一部を画成すると共に,前記給排油流路60を画成する部分の前記カラー332の内周面に前記放熱部35を設けるものとしても良い(請求項4;図6参照)。
前記給排油流路60の少なくとも一部を,前記シールリップ52が摺接する位置近傍の前記駆動軸33によって画成すると共に,
前記駆動軸33のうち,該給排油流路60を画成する部分の表面に,放熱用の凹凸が形成された放熱部35を設けたことで,表面積が増大された放熱部35は,給排油流路60内の潤滑油との熱交換性が向上することで,摩擦熱が生じるシールリップ52の摺接位置近傍で駆動軸33を効率的に冷却することが可能となった。
図1に示す本発明の油冷式スクリュ圧縮機1は,外殻を成すケーシングが,ロータケーシング11と,このロータケーシング11の吸入側端部に取り付けられあるいはこれと一体に形成される吸入側ケーシング13と,前記ロータケーシング11の吐出側端部に取り付けられる吐出側ケーシング12により構成されており,このうちのロータケーシング11内に形成されたロータ室113内にオス・メス一対のスクリュロータ2,3が噛み合い回転可能に収容されている。
以上のように構成された油冷式スクリュ圧縮機1の吸入側ケーシング13には,前述した駆動軸33によって貫通される軸孔132が形成されていると共に,この軸孔132の内壁と駆動軸33の外周間の間隔を介してケーシング内の流体が機外へ漏出することを防止するために,該間隔を軸封装置によってシールした軸封部14が形成されており(図1中のA矢示部分の破線内参照),本発明の油冷式スクリュ圧縮機1では前述の軸封装置としてオイルシール50を採用している。
以上のように構成された軸封部14を備えた本発明の油冷式スクリュ圧縮機1を,駆動源であるエンジン81や,レシーバタンク82,その他の必要な機器と組み合わせてエンジン駆動型圧縮機として構成した例を図7に示す。
2 オスロータ
2a ロータ軸(吐出側)
2b ロータ軸(吸入側)
3 メスロータ
3a ロータ軸(吐出側)
3b ロータ軸(吸入側)
11 ロータケーシング
113 ロータ室
115a 軸受室
115b 軸受室
116 吸気口
117 吸入空間
12 吐出側ケーシング
123a 軸受室(オスロータのロータ軸の)
123b 軸受室(メスロータのロータ軸の)
13 吸入側ケーシング
131 ギヤ室
132 軸孔
133 嵌合部
134 軸受室
135 軸受室カバー
136 間隔
137 連通孔
138 シール押さえ板
139 給油流路
14 軸封部
15 スリット
16 油受溝
17 連通孔
18 回収孔
19 給油孔
21 間隔
30 増速装置
31 従動歯車
32 駆動歯車
33 駆動軸
331 駆動軸本体
332 カラー
35 放熱部
41 吸入流路
42 吸入弁
50 オイルシール
51 ハウジング(オイルシールの)
511 アウターケース
512 インナーケース
511a,512a フランジ部
52 シールリップ
52a 内周縁(シールリップの)
52b 外周縁(シールリップの)
53 ダストリップ
53a 内周縁(ダストリップの)
53b 外周縁(ダストリップの)
54 ガスケット
54a 内周縁(ガスケットの)
54b 外周縁(ガスケットの)
55 給油空間
60 給排油流路
70 軸受
81 エンジン
82 レシーバタンク
83 逆止弁
84 吐出流路
85 オイルフィルタ
86 オイルクーラ
87 給油配管
871 主給油配管
872 吐出側給油配管
873 吸入側給油配管
932 軸孔
933 駆動軸
950 オイルシール
951 ハウジング(オイルシールの)
952 シールリップ
956 スプリング
Claims (6)
- 吸入側においてケーシングに設けた軸孔を介して駆動軸がケーシング内外に延設されていると共に,前記軸孔内に,前記駆動軸の外周と前記軸孔の内周間の間隔をシールする軸封装置を設けて軸封部とした油冷式スクリュ圧縮機において,
前記軸封装置が,前記軸孔内に固定される環状のハウジングと,前記ハウジングの内周縁より突出して前記駆動軸の外周面に摺接される,環状のシールリップを備えたオイルシールであり,
前記シールリップの機内側の側部に対して潤滑油を導入すると共に,該導入された潤滑油をロータ室側へ回収する給排油流路を前記軸封部に形成し,
前記給排油流路の少なくとも一部を,前記シールリップが摺接する位置近傍の前記駆動軸によって画成すると共に,
前記駆動軸のうち,該給排油流路を画成する部分の表面に,放熱用の凹凸(ただし,ポンピング作用を有するものを除く。)が形成された放熱部を設けたことを特徴とする油冷式スクリュ圧縮機。 - 前記シールリップとの摺接位置に対し機内側に位置する前記駆動軸の外周面によって前記給排油流路の少なくとも一部を画成すると共に,前記給排油流路を画成する部分の前記駆動軸の外周面に前記放熱部を設けたことを特徴とする請求項1記載の油冷式スクリュ圧縮機。
- 前記駆動軸を,円柱状の駆動軸本体と,該駆動軸本体に外嵌される円筒状のカラーによって構成し,前記シールリップを前記カラーの外周面に摺接させると共に,
前記シールリップとの摺接位置に対し機内側に位置する前記カラーの外周面によって前記給排油流路の少なくとも一部を画成すると共に,前記給排油流路を画成する部分の前記カラーの外周面に前記放熱部を設けたことを特徴とする請求項1記載の油冷式スクリュ圧縮機。 - 前記駆動軸を,円柱状の駆動軸本体と,該駆動軸本体に外嵌される円筒状のカラーによって構成し,前記シールリップを前記カラーの外周面に摺接させると共に,
前記シールリップとの摺接位置における前記カラーの内周面と前記駆動軸本体の外周面間で前記給排油流路の少なくとも一部を画成すると共に,前記給排油流路を画成する部分の前記カラーの内周面に前記放熱部を設けたことを特徴とする請求項1記載の油冷式スクリュ圧縮機。 - 前記放熱用の凹凸を,環状溝を多数平行に形成することにより,又はスパイラル溝を多巻数形成することにより設けたことを特徴とする請求項1〜4いずれか1項記載の油冷式スクリュ圧縮機。
- 前記シールリップが,ポリテトラフルオロエチレン樹脂(PTFE)製であることを特徴とする請求項1〜5いずれか1項記載の油冷式スクリュ圧縮機。
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JP2017189604A JP6948208B2 (ja) | 2017-09-29 | 2017-09-29 | 油冷式スクリュ圧縮機 |
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JP2017189604A JP6948208B2 (ja) | 2017-09-29 | 2017-09-29 | 油冷式スクリュ圧縮機 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2019065728A JP2019065728A (ja) | 2019-04-25 |
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JP2017189604A Active JP6948208B2 (ja) | 2017-09-29 | 2017-09-29 | 油冷式スクリュ圧縮機 |
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