JPH089977Y2 - キャプスタンモータ起動装置 - Google Patents
キャプスタンモータ起動装置Info
- Publication number
- JPH089977Y2 JPH089977Y2 JP1988136880U JP13688088U JPH089977Y2 JP H089977 Y2 JPH089977 Y2 JP H089977Y2 JP 1988136880 U JP1988136880 U JP 1988136880U JP 13688088 U JP13688088 U JP 13688088U JP H089977 Y2 JPH089977 Y2 JP H089977Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- capstan motor
- signal
- error signal
- servo
- atf
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案はキャプスタンモータ起動装置に関する。
(ロ) 従来の技術 実開昭62-30479号公報(HO4N 5/783)には間欠スロー
再生動作時においてキャプスタンモータの電源電圧を、
通常再生時よりも低下させることにより、画像の横ゆれ
を減少せしめる構成が示されている。
再生動作時においてキャプスタンモータの電源電圧を、
通常再生時よりも低下させることにより、画像の横ゆれ
を減少せしめる構成が示されている。
(ハ) 考案が解決しようとする課題 ところで上記の例のように電源電圧を低下させた場
合、サーボのループゲイン、すなわち回転の変化に対す
るトルクの変化率が低下して動作が不安定となるおそれ
がある。特に、低温時などの高負荷状態では動作が不安
定となり、再生画像が乱れる可能性が高くなる。
合、サーボのループゲイン、すなわち回転の変化に対す
るトルクの変化率が低下して動作が不安定となるおそれ
がある。特に、低温時などの高負荷状態では動作が不安
定となり、再生画像が乱れる可能性が高くなる。
(ニ) 課題を解決するための手段 本考案では、キャプスタンモータの電源電圧を低下せ
しめるのではなく、キャプスタンモータのドライブ回路
に供給されるサーボ電圧(キャプスタンモータに流れる
電流を制御し、回転速度を制御する)の上限を通常再生
の場合よりも低下せしめている。
しめるのではなく、キャプスタンモータのドライブ回路
に供給されるサーボ電圧(キャプスタンモータに流れる
電流を制御し、回転速度を制御する)の上限を通常再生
の場合よりも低下せしめている。
(ホ) 作用 この結果、サーボのループゲインを変えることなく起
動トルクを通常の場合よりも下げることができ、横ゆれ
が減少され得る。又、電源変動も少なくなる。
動トルクを通常の場合よりも下げることができ、横ゆれ
が減少され得る。又、電源変動も少なくなる。
(ヘ) 実施例 以下、図面に従い本考案の実施例を説明する。第1
図、第3図、第4図はフローチャート、第2図は実施例
のブロック図である。
図、第3図、第4図はフローチャート、第2図は実施例
のブロック図である。
第2図において、(1)はサーボを構成するマイクロ
コンピュータ(CPU)、(2)はキャプスタンモータ(M
c)、(3)はキャプスタンモータのドライバ、(4)
はATFエラー信号作成回路である。
コンピュータ(CPU)、(2)はキャプスタンモータ(M
c)、(3)はキャプスタンモータのドライバ、(4)
はATFエラー信号作成回路である。
CPU(1)は、キャプスタンモータ(2)のFG信号(M
cFG信号)に基づき速度エラー信号を作成し、再生時に
おいてはATFエラー信号を用いて作成した位相エラー信
号と合成して、サーボ電圧を作成してドライバ(3)に
出力する。又、間欠スロー再生時、キャプスタンモータ
(2)の回転を制御する。CPU(1)はモード指令信号
により制御される。
cFG信号)に基づき速度エラー信号を作成し、再生時に
おいてはATFエラー信号を用いて作成した位相エラー信
号と合成して、サーボ電圧を作成してドライバ(3)に
出力する。又、間欠スロー再生時、キャプスタンモータ
(2)の回転を制御する。CPU(1)はモード指令信号
により制御される。
ドライバ(3)はCPUからの制御信号に基づき、実際
にキャプスタンモータを駆動する。ATFエラー信号作成
回路(4)は、記録時に映像信号と共に、トラック毎
に、所定のシーケンスで記録された4周波のパイロット
信号を利用して、ATFエラー信号を作成する。このトラ
ッキング方式は、「8mmVTR」の規格として定めされてい
るものであり、詳説は省く。又、ATFロック信号は、ATF
エラー信号を波形整形したものである。間欠スローの制
御にはこのATFロック信号が利用される。
にキャプスタンモータを駆動する。ATFエラー信号作成
回路(4)は、記録時に映像信号と共に、トラック毎
に、所定のシーケンスで記録された4周波のパイロット
信号を利用して、ATFエラー信号を作成する。このトラ
ッキング方式は、「8mmVTR」の規格として定めされてい
るものであり、詳説は省く。又、ATFロック信号は、ATF
エラー信号を波形整形したものである。間欠スローの制
御にはこのATFロック信号が利用される。
次に動作を説明する。間欠スロー動作はRFSW信号(回
転ヘッドの回転に同期し、ヘッド出力のスイッチングに
利用される)に基づき作成される。具体的には、CPU
(1)は、第4図に示すごとく、RFSW信号の各立上り、
立下りエッジにおいて割り込み動作を行い、フィールド
カウンタの値を割り込みの毎に「1」だけデクリメント
する(5)。そして、この計数は「9」から「0」まで
繰り返し行われる。
転ヘッドの回転に同期し、ヘッド出力のスイッチングに
利用される)に基づき作成される。具体的には、CPU
(1)は、第4図に示すごとく、RFSW信号の各立上り、
立下りエッジにおいて割り込み動作を行い、フィールド
カウンタの値を割り込みの毎に「1」だけデクリメント
する(5)。そして、この計数は「9」から「0」まで
繰り返し行われる。
間欠スロー再生動作中では(以下第1図参照)(スロ
ーモードと判別されているとき(7))、フィールドカ
ウンタの値が「5」になるまで待期する(8)。「5」
になれば計測タイマ(T1)をスタートさせ(9)、ATF
ロック信号(第5図(h))がHレベルになるまで待ち
(10)、Hレベルになったときのタイマ(T1)のデータ
をレジスタ(R1)に転送する(11)。
ーモードと判別されているとき(7))、フィールドカ
ウンタの値が「5」になるまで待期する(8)。「5」
になれば計測タイマ(T1)をスタートさせ(9)、ATF
ロック信号(第5図(h))がHレベルになるまで待ち
(10)、Hレベルになったときのタイマ(T1)のデータ
をレジスタ(R1)に転送する(11)。
ここで、ATFロック信号(h)は、ATFエラー信号
(g)が1/2のレベル以下になったときにHレベルとな
る信号である。つまり、立上り、立下りのエッジは1/2
のレベルの時点に対応する。
(g)が1/2のレベル以下になったときにHレベルとな
る信号である。つまり、立上り、立下りのエッジは1/2
のレベルの時点に対応する。
そして、レジスタ(R1)に記憶された値は、RFSW信号
の立上りからATFロック信号が立上るまでの時間に関連
した値となる。そして、この値は、テープの停止位置
(間欠スロー再生は、スチール再生と通常再生の繰り返
しである)、つまりテープ停止時のヘッドトレースとテ
ープ上のトラックとの位置関係により変化する。そこ
で、実施例では、この値に基づき、キャプスタンを駆動
する距離を制御することにより、常に正しいテープ停止
位置が得られるようにしている。このような間欠スロー
再生の制御は、基本的には特開昭59-116950号公報(G11
B 15/46)に開示されたものと同じである。
の立上りからATFロック信号が立上るまでの時間に関連
した値となる。そして、この値は、テープの停止位置
(間欠スロー再生は、スチール再生と通常再生の繰り返
しである)、つまりテープ停止時のヘッドトレースとテ
ープ上のトラックとの位置関係により変化する。そこ
で、実施例では、この値に基づき、キャプスタンを駆動
する距離を制御することにより、常に正しいテープ停止
位置が得られるようにしている。このような間欠スロー
再生の制御は、基本的には特開昭59-116950号公報(G11
B 15/46)に開示されたものと同じである。
その後、フィールドカウンタの値が「3」になるまで
待期し(12)、McFG信号を計数するカウンタをリセット
し(13)、McON信号をHレベルに設定する(14)。これ
に従いキャプスタンモータ(2)は回転を開始し、McFG
信号が得られる。McFG信号の計数値がレジスタ(R1)の
値と一致すれば(15)、McON信号をLレベルに戻す(1
6)。これで、キャプスタンモータの回転は停止され
る。
待期し(12)、McFG信号を計数するカウンタをリセット
し(13)、McON信号をHレベルに設定する(14)。これ
に従いキャプスタンモータ(2)は回転を開始し、McFG
信号が得られる。McFG信号の計数値がレジスタ(R1)の
値と一致すれば(15)、McON信号をLレベルに戻す(1
6)。これで、キャプスタンモータの回転は停止され
る。
次に、フィールドカウンタの値が「8」になるまで待
期し(17)、「8」になればサーボ電圧として、通常再
生時のサーボ電圧の上限値である電源電圧(Vcc)の70
%を出力し(18)(第5図、キャプスタンモータ(d)
をHレベルとする)、フラグをセットする(19)。0.7V
ccの電圧はMcONがHレベルとなるまで供給される。これ
らの動作が継続して実行される。
期し(17)、「8」になればサーボ電圧として、通常再
生時のサーボ電圧の上限値である電源電圧(Vcc)の70
%を出力し(18)(第5図、キャプスタンモータ(d)
をHレベルとする)、フラグをセットする(19)。0.7V
ccの電圧はMcONがHレベルとなるまで供給される。これ
らの動作が継続して実行される。
キャプスタンモータ回転中のサーボ電圧は第3図に従
い作成される。つまり、McFG信号入力に基づく割り込み
動作で行われる。FG信号が入力されると、前回のFG入力
からの時間データに基づき速度エラー信号を作成し(2
0)、別途作成した位相エラー信号と合成して(22)、
サーボ電圧を得る。但し、間欠スロー再生中は、位相エ
ラー信号(ATFエラー信号)は利用しない。
い作成される。つまり、McFG信号入力に基づく割り込み
動作で行われる。FG信号が入力されると、前回のFG入力
からの時間データに基づき速度エラー信号を作成し(2
0)、別途作成した位相エラー信号と合成して(22)、
サーボ電圧を得る。但し、間欠スロー再生中は、位相エ
ラー信号(ATFエラー信号)は利用しない。
そしてフラグがHレベルかどうか(間欠スローモード
であるかどうか)を調べ(23)、`H`でなければフラ
グをリセットして(25)、サーボ電圧を出力し(27)、
元に戻る(28)。Hレベルであれば、さらに合成したエ
ラー信号がVccの70%を超えるかどうかを調べる。超え
ていなければフラグをリセットし(25)、合成エラー信
号をサーボ電圧として出力する(27)。超えていれば、
0.7Vccを合成エラー信号とする(26)。そして元に戻
る。
であるかどうか)を調べ(23)、`H`でなければフラ
グをリセットして(25)、サーボ電圧を出力し(27)、
元に戻る(28)。Hレベルであれば、さらに合成したエ
ラー信号がVccの70%を超えるかどうかを調べる。超え
ていなければフラグをリセットし(25)、合成エラー信
号をサーボ電圧として出力する(27)。超えていれば、
0.7Vccを合成エラー信号とする(26)。そして元に戻
る。
尚、間欠スロー以外のモードでは、フラグをリセット
するようにしており、間欠スローモードにおける起動時
と走行時に、サーボ電圧の上限値は0.7Vccに押えられ
る。これは、間欠スロー時には、起動が繰り返し行われ
るからである。0.7Vccに設定するのは、ロック時の電圧
が0.5Vccとなるからである。
するようにしており、間欠スローモードにおける起動時
と走行時に、サーボ電圧の上限値は0.7Vccに押えられ
る。これは、間欠スロー時には、起動が繰り返し行われ
るからである。0.7Vccに設定するのは、ロック時の電圧
が0.5Vccとなるからである。
(ト) 考案の効果 以上のように、間欠スロー再生中のモータ起動時サー
ボ電圧が0.7Vccに押えられているので起動トルクが小さ
くなり、横ゆれ補正(キャプスタンモータの起動に合せ
て、回転ヘッド回転速度を変化させる)がやりやすくな
り、横ゆれを減少できる。又、電源電圧の変動も少なく
なり、バッテリー(出力インピーダンス高い)駆動の一
体型VTRにおいて有利である。そこで再生画面上の電源
変動に基づくノイズも減少され得る。又、電源電圧は変
更されないので、サーボの安定性は損なわれない。
ボ電圧が0.7Vccに押えられているので起動トルクが小さ
くなり、横ゆれ補正(キャプスタンモータの起動に合せ
て、回転ヘッド回転速度を変化させる)がやりやすくな
り、横ゆれを減少できる。又、電源電圧の変動も少なく
なり、バッテリー(出力インピーダンス高い)駆動の一
体型VTRにおいて有利である。そこで再生画面上の電源
変動に基づくノイズも減少され得る。又、電源電圧は変
更されないので、サーボの安定性は損なわれない。
第1図、第3図、第4図は実施例の動作を示すフローチ
ャート、第2図はブロック図、第5図は波形図である。 (1)……マイクロコンピュータ(制限手段) (2)……キャプスタンモータ
ャート、第2図はブロック図、第5図は波形図である。 (1)……マイクロコンピュータ(制限手段) (2)……キャプスタンモータ
Claims (1)
- 【請求項1】キャプスタンモータの起動時に、キャプス
タンモータの回転を制御するサーボ電圧の上限値を、通
常再生の場合よりも低い所定値に制限する制限手段を設
けたことを特徴とするキャプスタンモータ起動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988136880U JPH089977Y2 (ja) | 1988-10-20 | 1988-10-20 | キャプスタンモータ起動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988136880U JPH089977Y2 (ja) | 1988-10-20 | 1988-10-20 | キャプスタンモータ起動装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0260937U JPH0260937U (ja) | 1990-05-07 |
JPH089977Y2 true JPH089977Y2 (ja) | 1996-03-21 |
Family
ID=31397802
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1988136880U Expired - Lifetime JPH089977Y2 (ja) | 1988-10-20 | 1988-10-20 | キャプスタンモータ起動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH089977Y2 (ja) |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS56140541A (en) * | 1980-04-02 | 1981-11-02 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Magnetic tape driving device |
JPS5873045A (ja) * | 1981-10-27 | 1983-05-02 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | キヤプスタンサ−ボ装置 |
JPS5880156A (ja) * | 1981-11-09 | 1983-05-14 | Hitachi Denshi Ltd | Vtrのキヤプスタン制御方法 |
JPS6039383A (ja) * | 1983-08-11 | 1985-03-01 | Toshiba Corp | モ−タのパルス駆動速度制御装置 |
JPS6230479U (ja) * | 1985-08-06 | 1987-02-24 | ||
JPS62108681A (ja) * | 1985-11-06 | 1987-05-19 | Hitachi Ltd | 磁気記録再生装置のスロ−モ−シヨン装置 |
JPS62219885A (ja) * | 1986-03-20 | 1987-09-28 | Sanyo Electric Co Ltd | ビデオテ−プレコ−ダ |
-
1988
- 1988-10-20 JP JP1988136880U patent/JPH089977Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0260937U (ja) | 1990-05-07 |
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