JPH05976Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH05976Y2 JPH05976Y2 JP4731282U JP4731282U JPH05976Y2 JP H05976 Y2 JPH05976 Y2 JP H05976Y2 JP 4731282 U JP4731282 U JP 4731282U JP 4731282 U JP4731282 U JP 4731282U JP H05976 Y2 JPH05976 Y2 JP H05976Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- speed
- control system
- circuit
- tape
- capstan
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 230000003111 delayed effect Effects 0.000 description 2
Description
【考案の詳細な説明】
本考案はVTRのキヤプスタンサーボ回路に関
し、特に複数の標準テープ速度を有し高速再生モ
ード時にキヤプスタンモータによつてテープ駆動
を為すVTRのキヤプスタンサーボ回路に関する。 現行の家庭用VTRでは複数の標準テープ速度
を備えるものが一般であつて、β方式の場合β
4cm/S、β2cm/S、β1.33cm/Sの3つ
のモードがある。また、ピクチヤーサーチと呼ば
れる標準テープ速度のn倍(例えば9倍)で再生
を行う、高速再生の機能を備えることも一般的と
なつている。しかも高速再生時における画面のノ
イズバーの数を一定とし、又ノイズバーの位置を
固定する為にテープをキヤプスタンにより駆動
し、そのキヤプスタンを回転させるキヤプスタン
モータ(通常はダイレクトドライブ)に速度制御
及び位相制御をかけている。 第1図に上記の様な機能を有するVTRのキヤ
プスタンサーボ回路の従来例を示す。ここでは、
β、βのモードを有し、高速再生時の速度が
βモードに対してn倍に設定されているVTR
を考えている。速度制御系1では、キヤプスタン
モーターよりのFGパルスを基にして速度制御を
為し、ミキシングアンプ2へキヤプスタンモータ
ーの駆動電圧を印加する。尚、図示省略したが速
度制御回路3の時定数はβ、β及びピクチヤ
ーサーチ等で切換られる。 位相制御系4では30Hzの基準信号と再生コント
ロール信号(再生時)あるいはFGパルスを分周
したもの(記録時)と(夫々も30Hz)が比較され
る。再生時では、コントロールヘツドよりの再生
コントロール信号を増幅整形した後、分周器5に
より高速再生時には1/n分周し、通常再生時に
はそのままで出力する。その後トラツキング用単
安定マルチバイブレーター1(以下単にM.M.1)
6とトラツキング用M.M.27へ印加されて所定
時間遅延される。そして記録−再生切換スイツチ
Sを経てゲートパルス作成回路8へ印加されてゲ
ートパルスが出力される。一方基準信号は台形波
作成回路9により台形波に変換され、サンプルホ
ールド回路10で前記ゲートパルスにより台形波
の傾斜部がサンプリングされてミキシングアンプ
2を経た上でキヤプスタンモーターへ印加され
る。 しかしこの第1図の回路では、高速再生時のテ
ープ速度をβモードのn倍と設定してあり(β
モードを中心に考えているのは、βモードの
場合H並びの関係でスキユー歪の補正を行なう必
要があり、その分コスト高となるからである。)
また高速再生時の再生コントロール信号の分周比
も1/nに固定であるので(コスト低減の為)記
録時のモードがβモードの場合、分周器5の出
力は30Hzとはならない(20Hzとなる)。従つて位
相制御系4は正常な動作を行うことが期待でき
ず、画面上ではノイズバーが不規則に変動すると
いう極めて見ずらい現象が生じる。この為従来で
は、記録がβで行われたテープを高速再生する
時にスイツチ手段であるトランジスタTrにより、
位相制御系4の出力がキヤプスタンモーターへ印
加されない様に構成している。しかしながらこの
構成ではスイツチ手段であるトランジスタTrが
必要であり、比較的構造が複雑となり、コスト的
に不利である。 本考案は上記の点に鑑みてなされたものであ
り、より簡単な構成のキヤスタンサーボ回路を提
案するものである。 以下本考案の概略的なブロツク図である第2図
に従い説明する。第1図と同じものには同一図番
を付す。キヤプスタンサーボ回路は位相制御系
4、速度制御系1及びモード判定回路15より為
る。位相制御系4及び速度制御系1の出力はミキ
シングアンプ2により加算されてキヤプスタンモ
ーター(図示省略)へ印加される。速度制御系は
本考案の要旨外であるので詳説は省く。再生時コ
ントロールヘツド(図示省略)よりの再生コント
ロール信号はCTLアンプ11により整形増幅さ
れ、分周器5へ印加される。分周器5はVTRの
動作モードにより分周比の変るもので、高速再生
時は1/9に通常再生時は1/1に設定される。分周器
5の出力はトラツキング用M.M.16及びM.M.2
7を経て、遅延された後にゲートパルス作成回路
8へ加えられて、サンプルホールド回路10のゲ
ートパルスとなる。M.M.27の時定数は外部よ
り可変抵抗VRを調整することにより可変であ
り、トラツキング調整が行なえる。 又、M.M.27の時定数回路VR,Cへはモード
判定回路15の出力が電源として付勢されてい
る。サンプルホールド回路10へは30Hzの基準信
号が台形波作成回路9により、台形波に変換され
たものが印加され、この台形波の傾斜部を前記ゲ
ートパルスのタイミングでサンプリングして、キ
ヤプスタンモーターへ供給することにより位相制
御がなされている。 モード判別回路は、再生時のテープ速度に関係
なく記録時のテープ速度を判別できるカウンタを
利用したテープ速度判別回路13(詳しくは実願
昭53−183637を参照)とNAND回路16とより
成る。テープ速度判別回路13の出力は記録時の
速度がβであつた時のみハイレベルHとなり、
この出力と高速再生時ハイレベルとなるVTRの
モード信号とを入力するNAND回路16の出力、
従つて、モード判定回路15の出力はβで記録
したテープを高速再生する時のみロウレベルとな
る。従つてβ及びβの通常再生及びβの高
速再生時にはキヤプスタンサーボ回路の位相及び
速度制御が行なわれるが、βの高速再生時には
トラツキングM.M.27が働かず、ゲートパルス
が出力されないので位相制御系が不動作となり、
速度制御のみが行なわれることになる。 以上の様に本考案によれば従来の如くトランジ
スタやアナログスイツチ等のスイツチ手段を付加
することなく、βで記録したテープを高速再生
する時に位相制御をはずすことができるので、構
成が簡単となり有効である。
し、特に複数の標準テープ速度を有し高速再生モ
ード時にキヤプスタンモータによつてテープ駆動
を為すVTRのキヤプスタンサーボ回路に関する。 現行の家庭用VTRでは複数の標準テープ速度
を備えるものが一般であつて、β方式の場合β
4cm/S、β2cm/S、β1.33cm/Sの3つ
のモードがある。また、ピクチヤーサーチと呼ば
れる標準テープ速度のn倍(例えば9倍)で再生
を行う、高速再生の機能を備えることも一般的と
なつている。しかも高速再生時における画面のノ
イズバーの数を一定とし、又ノイズバーの位置を
固定する為にテープをキヤプスタンにより駆動
し、そのキヤプスタンを回転させるキヤプスタン
モータ(通常はダイレクトドライブ)に速度制御
及び位相制御をかけている。 第1図に上記の様な機能を有するVTRのキヤ
プスタンサーボ回路の従来例を示す。ここでは、
β、βのモードを有し、高速再生時の速度が
βモードに対してn倍に設定されているVTR
を考えている。速度制御系1では、キヤプスタン
モーターよりのFGパルスを基にして速度制御を
為し、ミキシングアンプ2へキヤプスタンモータ
ーの駆動電圧を印加する。尚、図示省略したが速
度制御回路3の時定数はβ、β及びピクチヤ
ーサーチ等で切換られる。 位相制御系4では30Hzの基準信号と再生コント
ロール信号(再生時)あるいはFGパルスを分周
したもの(記録時)と(夫々も30Hz)が比較され
る。再生時では、コントロールヘツドよりの再生
コントロール信号を増幅整形した後、分周器5に
より高速再生時には1/n分周し、通常再生時に
はそのままで出力する。その後トラツキング用単
安定マルチバイブレーター1(以下単にM.M.1)
6とトラツキング用M.M.27へ印加されて所定
時間遅延される。そして記録−再生切換スイツチ
Sを経てゲートパルス作成回路8へ印加されてゲ
ートパルスが出力される。一方基準信号は台形波
作成回路9により台形波に変換され、サンプルホ
ールド回路10で前記ゲートパルスにより台形波
の傾斜部がサンプリングされてミキシングアンプ
2を経た上でキヤプスタンモーターへ印加され
る。 しかしこの第1図の回路では、高速再生時のテ
ープ速度をβモードのn倍と設定してあり(β
モードを中心に考えているのは、βモードの
場合H並びの関係でスキユー歪の補正を行なう必
要があり、その分コスト高となるからである。)
また高速再生時の再生コントロール信号の分周比
も1/nに固定であるので(コスト低減の為)記
録時のモードがβモードの場合、分周器5の出
力は30Hzとはならない(20Hzとなる)。従つて位
相制御系4は正常な動作を行うことが期待でき
ず、画面上ではノイズバーが不規則に変動すると
いう極めて見ずらい現象が生じる。この為従来で
は、記録がβで行われたテープを高速再生する
時にスイツチ手段であるトランジスタTrにより、
位相制御系4の出力がキヤプスタンモーターへ印
加されない様に構成している。しかしながらこの
構成ではスイツチ手段であるトランジスタTrが
必要であり、比較的構造が複雑となり、コスト的
に不利である。 本考案は上記の点に鑑みてなされたものであ
り、より簡単な構成のキヤスタンサーボ回路を提
案するものである。 以下本考案の概略的なブロツク図である第2図
に従い説明する。第1図と同じものには同一図番
を付す。キヤプスタンサーボ回路は位相制御系
4、速度制御系1及びモード判定回路15より為
る。位相制御系4及び速度制御系1の出力はミキ
シングアンプ2により加算されてキヤプスタンモ
ーター(図示省略)へ印加される。速度制御系は
本考案の要旨外であるので詳説は省く。再生時コ
ントロールヘツド(図示省略)よりの再生コント
ロール信号はCTLアンプ11により整形増幅さ
れ、分周器5へ印加される。分周器5はVTRの
動作モードにより分周比の変るもので、高速再生
時は1/9に通常再生時は1/1に設定される。分周器
5の出力はトラツキング用M.M.16及びM.M.2
7を経て、遅延された後にゲートパルス作成回路
8へ加えられて、サンプルホールド回路10のゲ
ートパルスとなる。M.M.27の時定数は外部よ
り可変抵抗VRを調整することにより可変であ
り、トラツキング調整が行なえる。 又、M.M.27の時定数回路VR,Cへはモード
判定回路15の出力が電源として付勢されてい
る。サンプルホールド回路10へは30Hzの基準信
号が台形波作成回路9により、台形波に変換され
たものが印加され、この台形波の傾斜部を前記ゲ
ートパルスのタイミングでサンプリングして、キ
ヤプスタンモーターへ供給することにより位相制
御がなされている。 モード判別回路は、再生時のテープ速度に関係
なく記録時のテープ速度を判別できるカウンタを
利用したテープ速度判別回路13(詳しくは実願
昭53−183637を参照)とNAND回路16とより
成る。テープ速度判別回路13の出力は記録時の
速度がβであつた時のみハイレベルHとなり、
この出力と高速再生時ハイレベルとなるVTRの
モード信号とを入力するNAND回路16の出力、
従つて、モード判定回路15の出力はβで記録
したテープを高速再生する時のみロウレベルとな
る。従つてβ及びβの通常再生及びβの高
速再生時にはキヤプスタンサーボ回路の位相及び
速度制御が行なわれるが、βの高速再生時には
トラツキングM.M.27が働かず、ゲートパルス
が出力されないので位相制御系が不動作となり、
速度制御のみが行なわれることになる。 以上の様に本考案によれば従来の如くトランジ
スタやアナログスイツチ等のスイツチ手段を付加
することなく、βで記録したテープを高速再生
する時に位相制御をはずすことができるので、構
成が簡単となり有効である。
第1図は従来のキヤプスタンサーボ回路の概略
ブロツク図、第2図は本考案実施例の概略ブロツ
ク図である。 主な図番の説明、1……速度制御系、4……位
相制御系、15……モード判別回路、6,7……
トラツキング用モノマルチバイブレーター、C,
VR……時定数回路。
ブロツク図、第2図は本考案実施例の概略ブロツ
ク図である。 主な図番の説明、1……速度制御系、4……位
相制御系、15……モード判別回路、6,7……
トラツキング用モノマルチバイブレーター、C,
VR……時定数回路。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 複数の標準テープ速度を備え、高速再生時のテ
ープ駆動をキヤプスタンで為すVTRのキヤプス
タンサーボ回路であつて、位相制御系、速度制御
系、及びモード判別回路を備え、前記複数の標準
テープ速度のうち1つ(速度Aとする)で記録さ
れた磁気テープを高速再生する時のみ前記位相制
御系を有効とするキヤプスタンサーボ回路におい
て、 前記速度A以外で記録された磁気テープを高速
再生する場合には、前記位相制御系内のトラツキ
ング用モノマルチバイブレーターの時定数回路へ
の電源付勢を遮断することを特徴とするキヤプス
タンサーボ回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4731282U JPS58151933U (ja) | 1982-03-31 | 1982-03-31 | キヤプスタンサ−ボ回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4731282U JPS58151933U (ja) | 1982-03-31 | 1982-03-31 | キヤプスタンサ−ボ回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58151933U JPS58151933U (ja) | 1983-10-12 |
JPH05976Y2 true JPH05976Y2 (ja) | 1993-01-12 |
Family
ID=30058273
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4731282U Granted JPS58151933U (ja) | 1982-03-31 | 1982-03-31 | キヤプスタンサ−ボ回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58151933U (ja) |
-
1982
- 1982-03-31 JP JP4731282U patent/JPS58151933U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS58151933U (ja) | 1983-10-12 |
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