JPH01137457A - 磁気記録再生装置のジツタ低減回路 - Google Patents

磁気記録再生装置のジツタ低減回路

Info

Publication number
JPH01137457A
JPH01137457A JP62294149A JP29414987A JPH01137457A JP H01137457 A JPH01137457 A JP H01137457A JP 62294149 A JP62294149 A JP 62294149A JP 29414987 A JP29414987 A JP 29414987A JP H01137457 A JPH01137457 A JP H01137457A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic tape
pulse
cylinder
video
heads
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP62294149A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshio Nakamoto
敏夫 中本
Keijiro Jinno
神野 啓二郎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP62294149A priority Critical patent/JPH01137457A/ja
Publication of JPH01137457A publication Critical patent/JPH01137457A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、複数個の回転ヘッドを用いた磁気記録再生装
置のジッタ低減回路に関する。
〔従来の技術〕
従来、回転ヘッドを用いた磁気記録再生装置(以下、V
TRという)としては、1984年テレビジョン学会全
国大会論文集 9.169−170rVHsビデオムー
ビー」に記載されるように、直径62鶴のシリンダを用
いたものと直径41.33鶴のシリンダを用いるものと
がある。以下、前者を標準シリンダといい、後者を小径
シリンダという。
現在、VTRでは、仕様の違いにより、シリンダに取り
つけられる回転ヘッドの個数が異なっている。標準シリ
ンダには、ハイファイ用音声ヘッドやフライングイレー
ズ用ヘッドなども考慮に入れると、2個〜8個の回転ヘ
ッドが取りつけられ、小径シリンダには、4個の回転ヘ
ッドが取りつけられる0回転ヘッドのシリンダへの取り
つけ方はメーカ、機種などによって若干具なるが、その
い(つかの例を第6図に示す。
第6図(a)は標準シリンダの一例を示すものであつて
、2個の回転ヘッドが取りつけられている。
すなわち、標準シリンダlの外周に180@の角間隔で
2個のビデオ信号記録再生用の回転ヘッド(以下、ビデ
オヘッドという)3.4が設けられ、これらはアジマス
角が異なっている。ここで、異なるアジマス角の一方を
■アジマス、他方をθアジマスといい、ビデオヘッド3
が■アジマスビデオヘッドとすると、ビデオヘッド4は
eアジマスビデオヘッドである。
第6図(b)は標準シリンダの他の例を示すものであっ
て、4個のビデオヘッドが取りつけられているものであ
る。標準シリンダ1の外周に180゜の角間隔で■アジ
マスビデオヘッド3とeアジマスビデオヘッド4とが取
りつけられ、さらに、これらと直交する配置関係で■ア
ジマスビデオヘッド3゛とeアジマスビデオヘッド4゛
 とが取りつけられている。これは標準モード(SPモ
ード)で記録再生するビデオヘッドと3倍モード(LP
モード)で記録再生するビデオヘッドとを別にしたもの
であり、ビデオヘッド3,4をSPモード用とすると、
ビデオヘッド3°、4°はLPモード用である。
第6図(C)は標準シリンダのさらに他の例を示すもの
であって、5個のビデオヘッドと2個のオーディオヘッ
ドの計7個の回転ヘッドが取りつけられているものであ
る。すなわち、標準シリンダlの外周に180°の角間
隔で■アジマスビデオヘッド3と○アジマスビデオヘッ
ド4が取りつけられ、これらビデオヘッド3.4から6
0″はなれて■アジマスオーディオヘッド6、θアジマ
スオーディオへラド7が夫々取りつけられている。さら
に、オーディオヘッド6.7から60@、はなれて■ア
ジマスビデオヘッド3°、θアジマスビデオヘッド4”
が取りつけられ、■アジマスビデオヘッド3゛の近傍に
静止画再生専用のeアジマスフィールドビデオヘッド5
が取りつけられている。
ビデオヘッド3.4はSPモード用、ビデオヘッド3°
、4′はEPモード用であり、ともにeアジマスである
ビデオヘッド4゛ とフィールドビデオヘッド5とによ
って静止画再生が行なわれる。
近接して配置されるビデオヘッド3° とフィールドビ
デオヘッド5とは、通常、単一チップによるダブルアジ
マスヘッドを構成している。
第6図(d)は小径シリンダの一例を示すものであって
、4個のビデオヘッドが取りつけられている。
すなわち、ビデオヘッド3,4.3’ 、4°はこの順
で小径シリンダの外周に90°の角間隔で取りつけられ
、角間隔が180@の2個のビデオヘッド3,3゛は同
一アジマスであって、これらを■アジマスとすると、他
の角間隔が180@の2個のビデオヘッド4.4゛はと
もにeアジマスである。これらビデオヘッド3,4.3
’ 、4’ はspモード、LPモードに兼用される。
第6図(a)〜(C)に示す標準シリンダ1では、角間
隔が180°の2個の回転ヘッドで記録あるいは再生が
行なわれるが、第7図(a)に示すように、テープガイ
ド9により、磁気テープ8は標準シリンダの外周に18
0°よりも若干大きい(180+α)@だけ巻きつけら
れて走行し、これら2個の回転ヘッドが交互に磁気テー
プを走査する。ここで、このα0を設定することにより
、再生時のヘッド切換え点での信号欠落を防いでいる。
また、標準シリンダを用いたVTRと小径シリンダを用
いたVTRとは互換性がとられている。
このために、第6図(d)に示す小径シリンダ2では、
第7図山)に示すように、テープガイド9により、その
外周に磁気テープが270@よりも若干大きい(270
+α) 0巻きつけられて走行し、各ビデオヘッド3.
4.3’ 、4”は270°の回転期間ずつ記録あるい
は再生を行なう、いま、第7図(b)において、小径シ
リンダ2が反時計方向に回転するものとすると、ビデオ
ヘッド3.4.3’ 。
4”の順に磁気テープ8に当接する270@の回転期間
ずつ記録あるいは再生を行なう。
ここで、第7図(a)において、標準シリンダlはビデ
オ信号の1フイ一ルド期間でA回転(180゜回転)し
、第7図中)においては、小径シリンダ2はビデオ信号
の1フイ一ルド期間で2700回転するようにするとと
もに、第7図(a)、 (b)の磁気テープ8の走行速
度を等しくすることにより、標準シリンダlを用いたV
TRと小径シリンダ2を用いたVTRとの互換性がとれ
る。  ゛〔発明が解決しようとする問題点〕 ところで、以上のように、シリンダに複数個の回転ヘッ
ドが取りつけられていると、シリンダの回転とともに、
磁気テープに接する回転ヘッドの個数が変化する。これ
を、小径シリンダの場合を例にとり、第8図によって説
明する。
先に第7図中)で説明したように、小径シリンダ2には
磁気テープ8が(27o+α)@巻きつけられて走行す
る。いま、第8図(a)に示すように、磁気テープ8が
小径シリンダ2に接し始める点からα6/2はなれた点
を基準とし、これをθ″の点(0@点という、以下同様
)とすると、磁気テープ8が小径シリンダ2からはなれ
る点は(27゜+α)0−α”/2=(270+α/2
) 0点となり、磁気テープ8が小径シリンダ2に接し
始める点は360”−α”/2=(360−α/2)”
点となる。したがって、磁気テープ8は(36゜−α/
2) 0から(27o+α/2) 0までの(270+
α)0の間小径シリンダ2に接していることになる。
そこで、第8図(alに示すように、ビデオヘッド3が
08点にあるとすると、ビデオヘッド4は90’点に、
ビデオヘッド3゛ は180”点に、ビデオヘッド4′
は270°点に夫々あることになり、4個のビデオヘッ
ドが磁気テープ8に接している。
いま、小径シリンダ2が第8図(a)で示す矢印方向に
回転しているものとすると、第8図(a)の状態からα
°/2小径シリンダ2が回転したとき、各ビデオヘッド
は第8図(b)に示す位置にあることになる。すなわち
、ビデオヘッド3はα″/2点に、また、ビデオヘッド
4.3’ 、4′は夫々(90+α/2)”点、(18
0+α/2) @点、(27゜+α/2)°点に夫々位
置し、この場合でも、4個のビデオヘッドが磁気チー、
プ8に接している。
この第8図(b)の状態から小径シリンダ2がさらに回
転すると、ビデオヘッド4°は磁気テープ8からはなれ
、その後、(360−α/2) ’ −(270+α/
2)’=(90二α)0回転して第8図(C)の状態に
なる期間、ビデオヘッド4′は磁気テープ8からはなれ
てこれに接するビデオヘッドは3個となる。このとき、
ビデオヘッド3°は(27〇−α/2)@点にある。
第8図(C)の状態から小径シリンダ2が(270+α
/2)@−(270−α/2) ” =α0回転するま
では4個のビデオヘッドが磁気テープ8に接しているが
、これ以上回転するとビデオヘッド3゛は磁気テープ8
からはなれ(第8図(d))、さらに(90−α)@回
転して第8図(elに示す状態になるまで磁気テープ8
には3個のビデオヘッドが接している。
以下同様にして、第8図(0)の状態から小径シリンダ
2がα0回転した第8図(f)の状態までは4個のビデ
オヘッドが磁気テープ8に接しているが、第8図(f)
の状態から(90−α)@回転した第8図(g)の状態
までは3個のビデオヘッドが磁気テープ8に接する。第
8図(g)の状態から小径シリンダ2がα0回転する期
間では、4個の磁気ヘッドが磁気テープ8に接している
。第8図(h)はその途中のα″/2だけ回転したとき
の状態であり、ビデオヘッド4が00点に、ビデオヘッ
ド3力270″点にある。
第8図(a)の状態から第8図Th)の状態まででは、
小径シリンダ2は270°回転しており、この間ビデオ
ヘッド3によって1フイールドのビデオ信号が記録ある
いは再生されるが、この期間において、磁気テープ8に
接するビデオヘッドは、第8図(b)、 (d)、 (
f)で夫々4個から3個に変わり、第8図(C)、 (
e)、 (g)で夫々3個から4個に変わる。
以下、小径シリンダ2の回転とともに、これが繰り返さ
れる。
一方、小径シリンダ2は、モータのサーボ系により、一
定速度、一定位相で回転するように制御されており、ま
た、磁気テープ8も、サーボ系で制御されるキャプスタ
ンとピンチローラとにより、一定速度を走行する。しか
しながら、小径シリンダ2は磁気テープ8よりも充分に
高速で回転しているために、ビデオヘッドが磁気テープ
8に接していることから、磁気テープ8はビデオヘッド
によって引張られ、また、小径シリンダ2には磁気テー
プ8による負荷がかかつていることになる。
そこで、上記のように磁気テープ8に接するビデオヘッ
ドの個数が変化すると、この変化時点で一瞬磁気テープ
8に対するビデオヘッドによる引張り力が変化し、これ
と同時に小径シリンダ2の磁気テープ8による負荷が変
動する。そして、第8図(b)、 (dl、 ([1で
磁気テープ8に接するビデオヘッドの個数が4個から3
個に変わると、磁気テープ8の少な(とも小径シリンダ
2部分での走行速度は一瞬低くなり、小径シリンダ2の
回転速度は一瞬高くなる。これらが−瞬変化するのは、
これらの変化が生じても直ちにサーボ系が作用し、磁気
テープ8の走行速度や小径シリンダ2の回転速度が規定
値に戻るためである。同様にして、第8図(C1,(e
)、 (g)で磁気テープ8に接するビデオヘッドの個
数が3個から4個に変わるときには、磁気テープ8の少
なくとも小径シリンダ2部分での走行速度は一瞬高くな
り、小径シリンダ2の回転速度は一瞬低くなる。
このように磁気テープ8の走行速度と小径シリンダ2の
回転速度とが一瞬変動すると、これによって磁気テープ
とビデオヘッドとの相対速度が一瞬変動し、このときの
記録、再生状態が他の期間と異なってしまう。
このようなことは、小径シリンダを用いたVTRに限ら
ず、第6図に示したいずれのシリンダを用いたVTR1
また、一般的に言えば、複数個の回転ヘッドが取りつけ
られたシリンダを用い、磁気テープをこのシリンダの外
周に回転ヘッドによるビデオ信号の1フイ一ルド期間の
走査期間よりも巻きつけて走行させるVTRについても
必ず生ずるものである。そして、当然のことながら、ビ
デオ信号の記録再生に際してのビデオ信号の各フィール
ド毎の磁気テープに接する回転ヘッドの個数の変化時点
は、1つのVTRについてみると一定であるが、シリン
ダの大きさ、これらに取りつけられる回転ヘッドの個数
や配置などの違い(以下、これをVTRの機種の違いと
いう)によって異なるし、また、同一機種のVTRであ
っても、シリンダ上での回転ヘッドの配置にバラツキが
あると、これによっても異なることになる。
そこで、あるVTRで磁気テープにビデオ信号を記録し
、このVTRでこの磁気テープからこのビデオ信号を再
生する場合には、磁気テープに接するビデオヘッドの個
数の変化による磁気テープとビデオヘッドとの相対速度
の変動位置は、磁気テープ上のトラックでみると、記録
時と再生時とで同じであり、特に問題とはならないが、
記録と再生とが互換性を有する異種のVTRで行なわれ
た場合、この磁気テープとビデオヘッドとの相対速度が
変動するトラック上の位置は異なり、したがって、この
相対速度の変動位置で再生されたビデオ信号に時間軸変
動が生ずる。この時間軸変動を、以下、チップたたきジ
ッタということにするが、ここで、チップたたきジッタ
について、さらに詳細に説明する。
まず、第6図(a)に示した標準シリンダ1を有するV
TRでビデオ信号が行なわれた磁気テープから、第6図
(dlで示した小径シリンダ2を有するVTRによって
ビデオ信号を再生する場合について説明する。
第6図(alに示した標準シリンダ1では、磁気テープ
はその外周に(180+α)0にわたって巻きつけられ
て走行する。この場合、磁気テープ8に接するビデオヘ
ッドの個数が1個から2個あるいは2個から1個へと変
化するのは、ビデオヘッド3,4が磁気テープ8に接し
た後の極めて短期間、あるいは磁気テープ8からはなれ
る直前の極めて短期間であって、この期間はビデオ信号
の垂直ブランキング期間あるいはその近傍である。した
がって、この期間に再生ビデオ信号にチップたたきジッ
タを生ずる要因があるが、チップたたきジッタが問題と
なるのはその効果が再生画面上に現われることであり、
垂直ブランキング期間やその近傍にチップたたきジッタ
を生ずる要因があったとしても、これによる効果が再生
画面に現われず、問題とはならない。
いま、第9図において、磁気テープ8上のトラック10
は第6図(a)で示した標準シリンダlを用いたVTR
によって形成されたものとする。そして、かかる磁気テ
ープ8を第6図(d)で示した小径シリンダ2を用いた
VTRで再生するものとする。
この場合には、このトラックIOは、小径シリンダ2の
1つのビデオヘッドにより、小径シリンダ2の270’
の回転で再生走査されるから、第8図に対応してビデオ
ヘッド3のトラック10上での瞬時位置を0″点、90
°点、 180 ’点、 270 ’点として示すと、
第8図中)の状態ではビデオヘッド3はトラック10上
の0@点よりも先の点Piにあり、以乍、第8図(C)
の状態ではトラックlO上の90’点より手前の22点
、第8図(d)の状態では90″点よりも先の23点、
第8図(e)の状態では180’点よりも手前の24点
、第8図(f)の状態では180°点よりも先の25点
、第8図(g)の状態では270”点よりも手前の26
点に夫々あることになる。
そこで、トラックlO上のθ°点〜P1点、P2点〜P
3点、P4点〜P5点、P6点〜270゜点の夫々範囲
すでは磁気テープ8に接するビデオヘッドの個数は4個
であり、P1点〜P2点、P3点〜P4点、P5点〜P
6点の夫々範囲aでは3個であって、Pl、P2.−・
−1P6で磁気テープ8に接するビデオヘッドの個数が
変化する。
したがって、ビデオヘッド3がPl、P2.−・・−・
−2P6を再生走査する時点で再生ビデオ信号にチップ
たたきジッタが生ずるが、21点、26点の再生走査時
点は再生ビデオ信号の垂直ブランキング期間もしくはそ
の近傍にあるから、結局、第1θ図(a)に示すように
、再生画面11上P2点、P3点、P4点、25点に対
応した位置に、画像の歪みが現われる。
以上は第6図(a)に示した標準シリンダ1を用いたV
TRで記録し、第6図(d)に示した小径シリンダ2を
用いたVTRで再生した場合であったが、逆に、第6図
(d)に示した小径シリンダ2を用いたVTRで記録し
、第6図(a)に示した標準シリンダ1を用いたVTR
で再生した場合も同様である。
すなわち、いま、第9図において、磁気テープ8上のト
ラック10が第6図(d)に示した小径シリンダ2を用
いたVTRによって形成されたものとすると、ビデオヘ
ッド3がPi、P2.−・−・−・・、P6を記録走査
するとき、磁気テープ8に接するビデオヘッドの個数が
変化し、ビデオヘッド3と磁気テープ8との相対速度が
変化してビデオ信号が記録される。このトラック10を
第6図(6)で示した標準シリンダ1を用いたVTRで
再生走査す、!1と、トラック10上のほぼO″点から
270@点の再生走査期間、磁気テープ8に接するビデ
オヘッドの個数の変化はないから、磁気テープ8とビデ
オヘッドとの相対速度が一定で再生走査が行なわれる。
したがって、pt点、P2点1−=−・・、26点で再
生ビデオ信号にチップたたきジッタが生じ、第10図(
a)に示すように、再生画面ll上P2点、P3点、P
4点、25点に対応する位置に歪みが生ずる。
以上は第6図(a)に示した標準シリンダ1を用いたV
TRと同図(b)に示した小径シリンダ2を用いたVT
Rのいずれか一方を記録に用い、他方を再生に用いた場
合であったが、記録と再生とを機種の異なるVTRで行
なう場合や回転ヘッドの配置に誤差がある同一機種のV
TRで行なう場合には、同様にしてチップたたきジッタ
が生ずる。
従来では、このようなチップたたきジッタについては配
慮されておらず、これによる画像の劣化は避けることが
できなかった。
本発明の目的は、かかる問題点を解消し、チップたたき
ジッタを低減して再生画像の画質を向上させることがで
きるようにした磁気記録再生装置のジッタ低減回路を提
供す・ることにある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本発明は、磁気テープに接
する回転ヘッドの個数が変化する時点でパルスを発生す
る第1の手段と、該パルスをサーボ系から出力されるシ
リンダモータの制御信号に加算もしくは減算する第2の
手段とを設ける。
〔作用〕
シリンダモータはサーボ系で制御されてシリンダが一定
速度、一定位相で回転している状態で、磁気テープに接
する回転ヘッドの個数が変化すると、この時点で磁気テ
ープと回転ヘッドとの相対速度が変化するが、この時点
で上記第1の手段がパルスを発生する。このパルスは、
この相対速度が低下したか、上昇したかに応じて、シリ
ンダモータの制御信号に加算もしくは減算される。すな
わち、相対速度が低下したときには、これを高めるよう
にパルスが制御信号に加えられ、相対速度が上昇したと
きには、これが低下するようにパルスが制御信号に加え
られる。制御信号にパルスが加えられたときには、シリ
ンダの回転はこれにともなって変化するが、このパルス
の期間後には、再びシリンダの回転速度は元にもどる。
これにより、磁気テープに接する回転ヘッドの個数の変
化によって相対速度が変化したときだけ、シリンダの回
転速度を変えることができ、相対速度の変動は抑圧され
る。
磁気テープに接する回転ヘッドの個数の変化時点は、V
TRの機種によって決まるものであるから、たとえば、
ヘッド切換信号などのシリンダの回転に同期した基準と
なる信号から容易に得ることができる。
(実施例〕 以下、本発明の実施例を図面によって説明する。
第1図は本発明による磁気記録再生装置のジッタ低減回
路の一実施例を示すブロック図であって、12はヘッド
切換信号発生回路、13は制御回路、14はパルス発生
回路、15は加減算回路、16は駆動回路、17は磁気
テープ、18はビデオヘッド、19はシリンダモータで
ある。
第2図は第1図における各部の信号を示す波形図であっ
て、第1図に対応する信号には同一符号をつけている。
第1図において、制御回路13はシリンダモータ19の
制御信号CMを出力する。この制御信号CMは加減算回
路15を介して駆動回路16に供給され、駆動信号が形
成されてシリンダモータ19に供給される。これによっ
てシリンダモータ19が回転する。シリンダモータ19
には周波数発電機やタックパルス発生器が設けられてお
り、これらが発生するパルス信号vpは制御回路13に
供給される。制御回路13はこのパルス信号vPからシ
リンダモータ19の回転−度1回転位相を検出し、これ
によって制御信号CMを生成して出力する。かかる制御
ループにより、シリンダモータ19は規定速度、規定位
相で回転する。
また、パルス信号■Pのうちのタックペルスはヘッド切
換信号発生回路12に供給され、ヘッド切換信号SWが
生成される。この−・ラド切換信号SWは30Hzであ
って、デユーティ比50%である。シリンダモータ19
はたとえば第6図(d)に示した小径シリンダを回転駆
動し、この小径シリンダには、この場合、4個の回転ヘ
ッド18が搭載されている。これら回転ヘッド18はヘ
ッド切換信号SWによってビデオ信号の1フイ一ルド期
間毎に切換えられ、これら回転ヘッド18によって、磁
気テープ17へのビデオ信号の記録もしくは磁気テープ
17からのビデオ信号の再生が行なわれる。
一方、ヘッド切換信号SWはパルス発生回路14にも供
給され、パルスA、Bが生成される。ここで、パルスA
、Bの発生タイミングは磁気テープ17に接する回転ヘ
ッド18の個数の変化時点に一致するように設定され、
ここでは、パルスAはこの個数が減少する時点に、パル
スBは増加する時点に夫々発生するものとする。これら
パルスA。
Bは加減算回路15で制御回路13からの制御信号CM
に加えられ、この結果得られる制御信号CM’は駆動回
路16に供給される。
そこで、通常は加減算回路15から出力される制御信号
CM’ は制御回路13から出力される制御信号CMに
等しく、これによってシリンダモータ19は規定速度、
規定位相で回転しているが、磁気テープ17に接する回
転ヘッド18の個数が変化する時点でパルスAまたはB
が制御信号CMに加えられ、これによって制御信号CM
’が変化してシリンダモータ19の駆動信号が変化し、
磁気テープ17に接する回転ヘッド18の個数が変化し
ても、回転ヘッド18と磁気テープ17との相対速度が
変化しないようにする。
ここで、シリンダを第6図(d)に示した小径シリンダ
2とし、第2図を用いてこの実施例の動作をより詳細に
説明する。
先に説明したように、小径シリンダ2を用いた場合、第
9図において、22点、P3点、P4点。
25点での磁気テープ17に接する回転ヘッド18の個
数の変化が問題となる。しかし、これらの点は同−VT
Rでは一定であり、したがって、ヘッド切換信号SWの
エツジから決まった時点にある。
そこで、22点、P3点、P4点、25点が夫々切換信
号SWのエツジからT、、T、、T、、T、の時点にあ
°るものとすると、第2図に示すように、パルス発生回
路14はヘッド切換信号SWのエツジを検出し、これら
からT r 、T z期間後にパルスAを生成し、また
、T 3. T a期間後にパルスBを生成する。加減
算回路15では、制御信号CMにパルスAが加算され、
また、パルスBが減算される。これにより、制御信号C
M”はパルスAの期間増加してパルスBの期間減少し、
シリンダモータ19は磁気テープ17と回転ヘッド18
との相対速度の変動を相殺するような回転速度となる。
パ/Lz、Z、A、Bのパルス期間Tが経過すると、シ
リンダモータ19は制御回路13からの制御信号CMに
よって制御され、通常の制御ループが作動する。
なお、パルスA、Bのパルス幅Tおよび制御信号CMに
対するパルスA、Bの加減算比は、チップたたきジッタ
が最小となるように、適宜調整される。
以上のようにして、チップたたきジッタを充分に抑圧す
ることができる。
第3図は第1図におけるパルス発生回路14の一具体例
を示すブロック図であって、20は遅延回路、21はE
X−NOR(排他的論理和回路の否定)、22〜29は
単安定マルチバイブレーク(以下、モノマルチという)
、30.31はオア回路、R1〜R,は抵抗、C1〜C
,はコンデンサである。 また、第4図は第3図におけ
る各部の信号を示す波形図であって、第3図に対応する
信号には同一符号をつけている。
第3図および第4図において、ヘッド切換信号SWはE
X−NOR21に直接供給されるとともに、遅延回路2
0で若干遅延されてEX−NOR21に供給される。い
ま、時刻t0でヘッド切換信号SWが“H” (高レベ
ル)から“L” (低レベル)に反転したとすると、E
X−NOR21からヘッド切換信号SWのこのエツジで
立下がり、遅延回路20の遅延時間に等しい“L”のエ
ツジパルスiが出力される。このエツジパルスlはモノ
マルチ22〜25に同時に供給される。
モノマルチ22では、抵抗R1とコンデンサCIとによ
り、時定数がTI(第2図)に設定されており、同様に
して、モノマルチ23.24.25では、夫々、抵抗R
2とコンデンサC2、抵抗R1とコンデンサC3、抵抗
R4とコンデンサC4により、時定数がT z、 T 
z、 T aに設定されている。
これらモノマルチ22〜25はともにエツジパルスiの
立下りエツジでトリガされ、モノマルチ22からパルス
幅T、のパルスjが、モノマルチ23からパルレス幅T
冨のパルスkが、モノマルチ24からパルス幅T、のパ
ルスlが、モノマルチ25からパルス幅T4のパルスm
が夫々生成される。
これらパノυスj、に、l、mは“H”であり、その立
上りエツジは時刻t0でのヘッド切換信号SWの立下り
エツジとタイミングが一致する。
パルスjはモノマルチ26に、パルスにはモノマルチ2
7に、パルスlはモノマルチ2・8に、パルスmはモノ
マルチ29に夫々供給され、これらモノマルチ26〜2
9は供給されるパルスの後縁の立下りエツジでトリガさ
れる。これらモノマルチ26〜29は、また、夫々抵抗
R1とコンデンサC5、抵抗R8とコンデンサC1、抵
抗R?とコンデンサC1、抵抗R8とコンデンサC8に
より、チップだたきジッタが最小となる最適な時定数T
社設定されており、モノマルチ26からパルスnが、モ
ノマルチ27からパルス5が、モノマルチ28からパル
スpが、モノマルチ29からパルスqが夫々生成される
。これらパルスn、孔p、qはパルス幅Tであるが、必
ずしも同一パルス幅である必要はない。発明者の観測に
よると、磁気テープに接する回転ヘッドの個数が増加す
るときよりも減少するときの方がチップたたきジツ夕が
大きく、このようなことから、パルスn、τ。
p、qのパルス幅を適宜設定する。
パルスn、τはオア回路30で合成され、パルスAとし
て加減算回路15(第1図)に供給され、パルスp、q
はオア回路31で合成され、パルスBとして加減算回路
15に供給される。
ヘッド切換信号SWの立上りエツジでも、同様に、EX
−NOR21から“L″のエツジパルスiが得られる。
したがって、ヘッド切換信号SWのエツジ毎に上記動作
が行なわれ、パルスA、  Bが得られる。
第5図は第1図における加減算回路15の一具体例を示
す回路図であって、32〜34は入力端・。
子、35は出力端子、36はPNP l−ランジスタ、
37はNPN )ランジスタ、38はインバータ、r、
〜r、は抵抗である。
同図において、入力端子32には制御回路13(第1図
)から制御信号CMが供給され、入力端子33.34に
は、夫々、パルス発生回路14(第1図)からパルスA
、Bが供給される。
いま、入力端子33.34にパルスA、Bが供給されて
いないとすると、PNP トランジスタ36とNPN 
)ランジスタ37はともにオフ状態にあり、入力端子2
1から供給される制御信号CMは抵抗r、を通って出力
端子24から制御信号CM’として出力される。
入力端子33に“H″のパルスAが入力されたときには
、このパルスAはインバータ38で反転され、抵抗r4
を通ってPNP トランジスタ36のベースに供給され
る。これにより、PNP )ランジスタ36はオンする
。そこで、電源端子からPNPトランジスタ36、抵抗
’ 2* ’ 1を介して入力端子32に電流が流れ、
電源電圧を■、い制御信号CMの電圧値を76Mとする
と(但し、VCC>VCM)、出力端子24に得られる
制御信号CM’ の電圧値V’CMは、 となる。この電圧値V’CMは制御電圧CMの電圧値V
CMよりも高い、したがって、制御電圧CMにパルスA
が加算されたことになり、その加算比は抵抗’l+r!
によって調整できる。         7また、入力
端子34に“H”のパルスBが入力されたときには、こ
のパルスBは抵抗r、を介してNPN)ランジスタ37
のベースに供給され、NPN)ランジスタ37がオンす
る。そこで、入力端子21から抵抗rl、r3.NPN
トランジスタ37を介して接地端子に電流が流れ、出力
端子24に得られる電圧値V”6,4は、 V′開= □・VCM r、  +r、1 となる。この電圧値V’CMは制御電圧CMの電圧値V
CSよりも低い。したがって、制御信号CMにパルスB
が減算されたことになり、その減算比は抵抗rl+r3
によって調整できる。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば、磁気テープに接
する回転ヘッドの個数の変化によるチップたたきジッタ
を充分に抑圧することができ、記録と再生を異なるVT
Rで行なっても、チップたたきジッタによる再生画像の
画質劣化が防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による磁気記録再生装置のジッタ低減回
路の一実施例を示すブロック図、第2図は第1図の各部
の信号を示す波形図、第3図は第1図におけるパルス発
生回路の一具体例を示すブロック図、第4図は第3図の
各部の信号を示す波形図、第5図は第1図における加減
算回路の一具体例を示す回路図、第6図はシリンダでの
回転ヘッドの配置例を示す平面図、第7図はシリンダへ
の磁気テープの巻き付は角の例を示す平面図、第8図は
小径シリンダの場合の磁気テープに接する回転ヘッドの
個数の変化を示す図、第9図は小径シリンダの場合での
磁気テープ上のトラックでのチップたたきジッタが生ず
る位置を示す図、第10図は同じく再生画面上でのチッ
プたたきジッタの発生位置を示す図である。 12・・−・−・ヘッド切換信号発生回路、13・−・
・−制御回路、14・−−−−−・・・パルス発生回路
、15・−−−−−・−加減算回路、17・・・−・・
−・磁気テープ、18・・−・−・一回転ヘッド・ 1
9−− >す7′ゝ−′・          患第2
図 第3図 第4図 第5図 第6図 第7図 61ノ                      
        (b)第9図 第10図 (a) l

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、複数個の回転ヘッドが取りつけられたシリンダがサ
    ーボ系によつて制御されたシリンダモータにより回転駆
    動され、磁気テープへの信号記録、磁気テープからの信
    号再生を行なう磁気記録再生装置において、該磁気テー
    プに接する該回転ヘッドの個数が変化する時点でパルス
    を発生する第1の手段と、該パルスを該サーボ系による
    該シリンダモータの制御信号に加算もしくは減算する第
    2の手段とを設け、該磁気テープに接する該回転ヘッド
    の個数が変化することによる該磁気テープと該回転ヘッ
    ドとの相対速度の変動を抑圧可能に構成したことを特徴
    とするジッタ低減回路。
JP62294149A 1987-11-24 1987-11-24 磁気記録再生装置のジツタ低減回路 Pending JPH01137457A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62294149A JPH01137457A (ja) 1987-11-24 1987-11-24 磁気記録再生装置のジツタ低減回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62294149A JPH01137457A (ja) 1987-11-24 1987-11-24 磁気記録再生装置のジツタ低減回路

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH01137457A true JPH01137457A (ja) 1989-05-30

Family

ID=17803943

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62294149A Pending JPH01137457A (ja) 1987-11-24 1987-11-24 磁気記録再生装置のジツタ低減回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH01137457A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03235240A (ja) * 1990-02-09 1991-10-21 Sony Corp 回転ヘッド型記録再生装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03235240A (ja) * 1990-02-09 1991-10-21 Sony Corp 回転ヘッド型記録再生装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS5948818A (ja) 磁気録画再生装置
JPS637503B2 (ja)
JPS61177662A (ja) 情報信号再生装置のドラムサ−ボ回路
JPH07282498A (ja) タイムラップスビデオカセットレコ−ダ
JPS6339196B2 (ja)
JPH01137457A (ja) 磁気記録再生装置のジツタ低減回路
JPH0553004B2 (ja)
JPS6214586A (ja) 回転ヘツド型再生装置
JPH0568151B2 (ja)
JPH0478002A (ja) 磁気記録再生装置
JP2542825B2 (ja) ビデオ信号再生装置
JP4055096B2 (ja) 磁気再生装置及び方法
JPH0143371B2 (ja)
JP2731048B2 (ja) 磁気記録再生装置
JPH034978B2 (ja)
KR0137801B1 (ko) 고속테이프 복사장치
JPH0753157Y2 (ja) 磁気テープ記録/再生装置
JP2982248B2 (ja) 映像信号表示装置
JPH0264951A (ja) 磁気記録再生装置
JPH01235056A (ja) 磁気記録再生装置
JPS60182022A (ja) ダビング装置
JPS607641A (ja) 磁気録画再生装置
JPH07272356A (ja) 磁気記録再生装置
JPH08190701A (ja) 映像信号再生装置
JPS642275B2 (ja)