JPH0897918A - 呼返し中継方式 - Google Patents

呼返し中継方式

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JPH0897918A
JPH0897918A JP22934094A JP22934094A JPH0897918A JP H0897918 A JPH0897918 A JP H0897918A JP 22934094 A JP22934094 A JP 22934094A JP 22934094 A JP22934094 A JP 22934094A JP H0897918 A JPH0897918 A JP H0897918A
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JP
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trunk
station
signal
line
relay
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JP22934094A
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Shinji Kono
伸児 河野
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NEC Engineering Ltd
Original Assignee
NEC Engineering Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 局からの呼返し相手先加入者が、中継局のP
BXを経由して、端局のPBXの加入者であった場合、
通話からの相手先加入者復旧時、局からの呼返しを可能
にする。 【構成】 局11と中継局PBX12を経由した端局P
BX13の加入者端末14の通話において、加入者端末
14の先掛時、端局PBX13の中継線トランク133
から復旧信号が中継線トランク124、局線トランク1
23を経由して局11へ送出される。その後、局11よ
り呼返しを行った場合、局線トランク123は呼返し信
号を信号変換部1231で中継局PBX12内の制御信
号に変換し、TDSWへ送出する。中継線トランク12
4は、TDSWからの制御信号を常時監視しており、呼
返し信号ならば、その制御信号を信号変換部1241で
呼返し信号に変換して端局PBX13へ送出し、端末1
4にオフフックを促す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、局と中継局PBX(Pr
ivate Branch Exchange ;電子交換機)を経由し、端局
のPBXに収容されている加入者が通話中、加入者が先
にオンフックした場合に、局が再度通話を確立するため
に、加入者を呼び出すための呼返しに関し、特に中継局
のPBXを介した呼返し中継方式に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のPBXシステムにおける呼返しの
例として、特願昭61−177058号公報に記載され
る方式がある。この例は、自動呼返しをセットした発呼
端末別に再呼出し用の宛先番号を記憶する記憶部を備
え、一定時間毎に記憶部から再呼出し用の宛先番号を読
出し、連絡回線を介して宛先番号を転送することによ
り、PBX間にまたがる自動呼返しを実現する「構内端
末の自動呼返し方式」を開示するものである。図5にそ
の構成を示して簡単に説明する。
【0003】図5において、1A,1Bはそれぞれ独立
の中央制御装置2A,2Bによって制御されるPBX、
3A,3Bは電話端末、4A,4Bは電話端末3A,3
Bのインターフェース回路、5A,5Bは連絡回線用の
インターフェース回路、6は複数の連絡回線、7A,7
Bは中央制御装置2A,2Bとそれぞれのインターフェ
ース回路との間の制御信号送受信のための信号線であ
る。
【0004】いま、端末3AからPBX1A、連絡回線
6、PBX1Bを介して端末3Bへの接続において、端
末3Bが話中状態であった場合、PBX1Bの中央制御
装置2Bが図示しない回路より話中音をPBX1Aへ返
送する。このとき、端末3Aは、自動呼返しを再セット
することになる。次に、自動呼返しセット時のPBX1
Aの処理を説明する。
【0005】まず、端末3Aは、PBX1Bから送出さ
れている話中音を聞いている状態で、特番ダイヤルまた
は専用キー操作により、自動呼返しのセットを中央制御
装置2Aへ要求する。中央制御装置2Aはこの要求を受
けると自動呼返し情報を記憶手段(図示せず)に記憶す
る。その後、PBX1Aは、被呼端末3Bとの終話処理
を行う。この結果、PBX1Bも終話状態となる。
【0006】自動呼返し情報は、図6に示すように、ま
ずテーブル3に自動呼返しをセットした発呼端末3Aの
収容位置を登録し、次にテーブル4の同一相対アドレス
位置に話中であった宛先ダイヤル番号を全桁登録するこ
とによって記憶される。次に、PBX1Aは、一定時間
後にPBX1Bに対して自動再呼出しを行う。
【0007】自動呼返しの記憶完了後に一定時間経過す
ると、PBX1Aは図6に示したテーブル3を検索し、
登録されている発呼端末の収容位置を呼び出す。そし
て、自動呼返しをセットした端末3Aが空き状態である
か否かを調べ、使用中の時は自動呼返しを再セットして
次の一定時間経過を待つ。
【0008】発呼端末が空き状態であれば、次にPBX
1Bへの連絡回線6が開いているかを調べ、連絡回線6
が全て使用状態であった場合は、上記と同様に、自動呼
返し情報を再セットして、次の一定時間経過を待つ。ま
た、空きの連絡回線6があれば、端末3Aに対して発信
禁止制御を行い、端末3Aの発着信競合を防ぐと共に、
連絡回線6に対して発信制御を行う。
【0009】そこで、PBX1Aは、発信制御信号を送
出後、PBX1Bからダイヤル番号受信の準備ができた
ことを知らせる応答制御信号の到来を待つ。この状態で
PBX1Aがこの応答信号を受けると、図6のテーブル
4から再呼出しの宛先ダイヤル番号を読出し、例えばプ
ッシュボタンダイヤル信号によってPBX1Bへ全桁送
出する。
【0010】前述したように、連絡回線6を経由して、
PBX1Bへダイヤル番号送出後、宛先端末が空きで実
際に呼び出せたか否かをPBX1Aは知る必要がある。
なぜなら、ダイヤル番号送出後、宛先端末が使用中であ
った場合には、自動呼返しを再セットする必要があるか
らである。この応答信号は、ダイヤル受信準備可を意味
した応答信号の逆を用いるのが最も容易である。
【0011】この場合、連絡回線インターフェース回路
5Bが話中音検出回路を内蔵しているときには、PBX
1Bから返送される話中音を検出し、これによって端末
3Bが使用中であることをPBX1Aへ知らせるように
してもよい。
【0012】PBX1Aは、宛先端末3Bが話中である
かの応答信号をある一定時間待った後、応答がなければ
宛先端末3Bが空き状態であり、再呼出し信号が着信し
たものと判断し、発信禁止状態にしておいた発呼端末3
Aへベル信号を送出する。このベル信号は、自動再呼出
しによって相手端末3Bを呼び出すことができる。
【0013】このとき、相手端末3Bが直ちに応答する
かもしれないため、ベル信号の断続周期を通常時より非
常に短くする等により、発呼端末の速やかな応答を促す
ように構成した方が好ましい。
【0014】このような手順により、発呼端末3Aが応
答すると、通話路が閉じられる。このとき、もし相手端
末3Bが未だ応答していない場合にはPBX1Bより呼
出音が聞え、また、すでに相手端末が応答していた場合
には直ちに通話可能となる。
【0015】尚、発呼端末3Aがなかなか応答しない場
合、相手端末3Bの先行応答による無効通話を防ぐため
にも、短時間経過後は発呼端末3Aの呼出しを中止し、
連絡回線6も開放し、自動呼返しを中止することが好ま
しい。このような理由により、自動呼返しを中止した場
合には、自動呼出しの再セットは行わない。
【0016】以上説明した手順により、全く独立に制御
される2つのPBX間にまたがる端末の自動呼出しを可
能とすることができる。
【0017】しかしながら、上記のような先行技術に示
される従来の方式では、以下のような問題がある。
【0018】すなわち、上記方式では、PBXに収容さ
れる加入者が相手PBXに収容される加入者と接続しよ
うとした場合において、相手加入者が話中の時に特番ダ
イヤル及び専用キーにより発呼加入者が相手加入者空き
時に自動呼出しができるように自動呼返しをセットする
方式である。
【0019】このため、中継局PBXが局と端局PBX
との間に接続されている場合においては、局と中継局P
BXを介して端局PBX収容の加入者が通話中であり、
端局PBX収容の加入者が先にオンフックしたとき、局
が再び端局PBX収容の加入者と通話を確立しようとし
て呼返し信号を送出しても、中継局PBXで呼返し信号
を端局PBXへ中継できない。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】以上述べたように、従
来の呼返し方式では、中継局のPBXが局と接続されて
いる場合に、局と中継局PBXを介して端局PBX収容
の加入者が通話中であり、端局PBX収容の加入者が先
にオンフックしたとき、局が端局PBX収容の加入者と
の通話確立のための呼返し信号を送出しても、中継局P
BXで呼返し信号を端局PBXへ中継できない。
【0021】本発明は上記の課題を解決するためになさ
れたもので、局からの呼返し相手先加入者が、中継局P
BXを経由して、端局PBXの加入者であった場合、通
話からの相手先加入者復旧時、局からの呼返しが可能な
呼返し中継方式を提供することを目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明に係る呼返し中継方式は、局と端局電子交換機
との間にそれぞれ局線、中継線を通じて中継局電子交換
機が介在され、局と端局電子交換機に収容されている加
入者端末との通話中に、前記加入者端末が先にオンフッ
クした場合、局が再度前記加入者端末と通話を確立する
ために呼返し処理を行うシステムに用いられるものであ
って、前記中継局電子交換機の局線接続部に設けられ、
前記局線からの呼返し信号または復旧信号を受信して中
継局電子交換機内の制御信号に変換する機能、及び中継
局電子交換機内の制御信号を監視して、制御信号が応答
信号または復旧信号であったとき、制御信号を応答信号
または復旧信号に戻す機能を有する局線トランクと、前
記中継局電子交換機の中継線接続部に設けられ、前記中
継局電子交換機内の制御信号を監視して、その制御信号
が呼返し信号の変換信号であるとき、制御信号を呼返し
信号に戻して中継線へ送出する機能、及び中継線からの
応答信号または復旧信号を受信して中継局電子交換機内
の制御信号に変換する機能を有する中継局中継線トラン
クと、前記中継局電子交換機に設けられ、前記局線トラ
ンク及び前記中継局中継線トランクを通じて局と加入者
端末との通話確立時に呼返し信号/応答信号/復旧信号
の中継を監視してそれぞれのトランクに呼返し信号、/
応答信号、復旧信号/制御信号変換の指示を与える中継
局プロセッサと、前記端局電子交換機の中継線接続部に
設けられ、前記中継線からの呼返し信号または復旧を受
信して端局電子交換機内の決められたフォーマットの呼
返し情報に変換する機能、及び指示を受けて応答信号ま
たは復旧信号を中継線に送出する端局中継線トランク
と、前記端局電子交換機に設けられ、前記端局中継線ト
ランクから呼返し情報または復旧情報を受取り、前記加
入者端末の呼び出し処理または回線接続処理を行う機
能、及び前記端局中継線トランクに応答信号または復旧
信号の送出指示を行う端局プロセッサとを具備すること
を特徴とする。
【0023】
【作用】上記構成による呼返し中継方式では、局から呼
返し信号が送出されると、中継局電子交換機がこれを中
継して端局電子交換機に送るため、端局電子交換機から
加入者端末に呼び出しを行うようになる。このとき、端
局電子交換機側から応答信号が送出され、中継局電子交
換機がこれを中継して局に送るため、局は加入者端末が
応答したことを識別することができる。このとき、局が
復旧信号を送出すると、中継局電子交換機がこれを中継
して端局電子交換機に送るため、端局電子交換機で加入
者端末の回線接続を行うようになる。このとき、端局電
子交換機側から復旧信号が送出され、中継局電子交換機
がこれを中継して局に送るため、局は加入者線端末との
回線を接続することができる。
【0024】
【実施例】以下、図1乃至図4を参照して本発明の一実
施例を詳細に説明する。
【0025】図1は本発明の一実施例を示すブロック構
成図である。図1において、局11は局線を通じて中継
局PBX12に接続され、中継局PBX12は中継線を
通じて端局PBX13に接続され、端局PBX13は加
入者線を通じて加入者端末14に接続される。
【0026】中継局PBX12は局線と中継線を選択的
に接続するインターフェースパッケージ121と、この
パッケージ121を予め決められた手順によって制御す
るプロセッサ122と、局線上に介在される局線トラン
ク123と、中継線上に介在される中継線トランク12
4を備える。プロセッサ122は信号中継送出部122
1を備え、局線トランク123、中継線トランク124
はそれぞれ信号変換部1231,1241を備える。
【0027】局線トランク123は局線からの呼返し信
号または復旧信号を検出したとき、そのイベントをイン
ターフェースパッケージ121を介してプロセッサ12
2に通知し、プロセッサ122からの指示に応じて、信
号変換部1231により呼返し信号または復旧信号を制
御信号に変換して中継局PBX内部に入力する、あるい
は中継局PBX内部からの制御信号を応答信号または復
旧信号に変換して局線に送出する。
【0028】中継線トランク124は中継線からの応答
信号または復旧信号を検出したとき、そのイベントをイ
ンターフェースパッケージ121を介してプロセッサ1
22に通知し、プロセッサ122からの指示に応じて、
信号変換部1241により応答信号または復旧信号を制
御信号に変換して中継局PBX内部に入力する、あるい
は中継局PBX内部からの制御信号を呼返し信号または
復旧信号に変換して中継線に送出する。
【0029】プロセッサ122は、呼返し時に図2に示
す処理を行う。まず、局11と端局PBX13に収容さ
れる加入者端末14との通話確立(TDSW(Time Div
ision Switch;時分割スイッチ、図示せず)双方向接
続)を行う(ステップS10)。次に、信号中継送出部
1221を通じて呼返し信号中継指示を局線トランク1
23及び中継線トランク124に送出する(ステップS
11)。
【0030】ここで、局線トランク123からの復旧信
号検出のイベント受信を判断し(ステップS12)、受
信しなければ(N)、中継線トランク124からの復旧
信号検出のイベント受信を判断する(ステップS1
3)。イベントが受信されない場合には(N)、ステッ
プS12の処理に戻り、イベントが受信された場合には
(Y)、信号中継送出部1221を通じて局線トランク
123へ復旧信号の送出を指示する(ステップS1
4)。
【0031】その後、局線トランク123からの復旧信
号検出のイベント受信を判断し(ステップS15)、受
信しなければ(N)、中継線トランク124からの応答
信号検出のイベント受信を判断する(ステップS1
6)。イベントが受信されない場合には(N)、ステッ
プS15の処理に戻り、イベントが受信された場合には
(Y)、信号中継送出部1221を通じて局線トランク
123へ応答信号の送出を指示し(ステップS17)、
ステップS10の処理に戻る。
【0032】上記ステップS12及びS15でそれぞれ
イベントが受信された場合には(Y)、信号中継送出部
1221を通じて中継線トランク124へ復旧信号の送
出を指示し(ステップS18)、TDSW双方向接続を
解除する(ステップS19)。
【0033】局線トランク123は、呼返し時に図3に
示す処理を行う。まず、通話中において(ステップS2
0)、局11からの復旧信号受信を判断し(ステップS
21)、受信されない場合には(N)、中継局PBX1
2のプロセッサ122からの復旧信号送出の指示受信を
判断し(ステップS22)、受信されない場合には
(N)、ステップS21の処理に戻り、受信された場合
には(Y)、復旧信号を局11へ送出する(ステップS
23)。
【0034】ここで、局11からの復旧信号受信を判断
し(ステップS24)、受信されない場合には(N)、
さらに局11からの呼返し信号受信を判断し(ステップ
S25)、受信されない場合には(N)、ステップS2
4の処理に戻り、受信された場合には(Y)、中継局P
BX12のプロセッサ122から呼返し中継指示を受信
済か判断し(ステップS26)、受信済でなければ
(N)、ステップS24の処理に戻り、受信済であれば
(Y)、呼返し信号を信号変換部1231で中継局PB
X内部の制御信号に変換してインターフェースパッケー
ジ121へ送出する(ステップS27)。
【0035】続いて、局11からの復旧信号受信を判断
し(ステップS28)、受信されない場合には(N)、
中継局PBX12からの応答信号送出の指示受信を判断
し(ステップS29)、受信されない場合には(N)、
ステップS28の処理に戻り、受信された場合には
(Y)、局11へ応答信号を送出し(ステップS2
A)、ステップS20の処理に戻る。
【0036】上記ステップS21、S24、S28でそ
れぞれ受信がなされた場合には(Y)、中継局PBX1
2のプロセッサ122へ復旧信号検出のイベントを送出
する(ステップS2B)。
【0037】中継線トランク124は、呼返し時に図4
に示す処理を行う。まず、通話中において(ステップS
30)、中継局PBX12のプロセッサ122からの復
旧信号送出の指示受信を判断し(ステップS31)、受
信されない場合には(N)、端局PBX13からの復旧
信号受信を判断し(ステップS32)、受信されない場
合には(N)、ステップS31の処理に戻り、受信され
た場合には(Y)、中継局PBX12のプロセッサ12
2へ復旧信号検出のイベントを送出する(ステップS3
3)。
【0038】ここで、中継局PBX12のプロセッサ1
22からの復旧信号送出の指示受信を判断し(ステップ
S34)、受信されない場合には(N)、中継局PBX
内部の制御信号が呼返し信号か判断し(ステップS3
5)、呼返し信号でなければ(N)、ステップS34の
処理に戻り、呼返し信号であれば(Y)、呼返し中継の
指示を受信済か判断し(ステップS36)、受信済でな
ければ(N)、ステップS34の処理に戻り、受信済で
あれば(Y)、信号変換部1241で中継局PBX内部
の制御信号を呼返し信号に変換して中継線に送出する
(ステップS37)。
【0039】続いて、中継局PBX12からの復旧信号
送出の指示受信を判断し(ステップS38)、受信され
ない場合には(N)、端局PBX13からの応答信号受
信を判断し(ステップS39)、受信されない場合には
(N)、ステップS38の処理に戻り、受信された場合
には(Y)、中継局PBX12のプロセッサ122へ応
答信号検出のイベントを送出し(ステップS3A)、ス
テップ30の処理に戻る。
【0040】上記ステップS31、S34、S38でそ
れぞれ受信がなされた場合には(Y)、端局PBX13
へ復旧信号を送出する(ステップS3B)。
【0041】一方、端局PBX13は加入者線と中継線
を選択的に接続するインターフェースパッケージ131
と、このパッケージ131を予め決められた手順によっ
て制御するプロセッサ132と、中継線上に介在される
中継線トランク133を備える。中継線トランク133
は信号変換部1331を備える。
【0042】中継線トランク133は中継線からの呼返
し信号または復旧信号を検出したとき、そのイベントを
インターフェースパッケージ131を介してプロセッサ
132に通知し、プロセッサ132からの指示に応じ
て、信号変換部1331により呼返し信号または復旧信
号を所定フォーマットの情報信号に変換して端局PBX
内部に入力する、あるいは端局PBX内部からの情報信
号を応答信号または復旧信号に変換して中継線に送出す
る。
【0043】上記構成において、以下に呼返しの全体的
な動作を説明する。
【0044】局11より相手先加入者端末14を呼び出
し、端局PBX13の加入者端末14が応答すると、中
継局PBX12は、端局PBX13からの応答信号を端
局PBX13とインターフェースを行っている中継線ト
ランク124で受信し、プロセッサ122へインターフ
ェースパッケージ121を介して応答信号検出のイベン
トを送出する。
【0045】プロセッサ122は、局11へ応答信号を
送出するため、局11とインターフェースを行っている
局線トランク123へ応答信号送出を指示し、通話確立
する(ステップS10)と共に、局線トランク123と
中継線トランク124へ信号中継送出部1221を通じ
て呼返し信号中継の指示を行う(ステップS11)。
【0046】局11と、中継局PBX12を経由した端
局PBX13の加入者端末14の通話において、端局P
BX13の加入者端末14が先掛した場合、端局PBX
13の中継線トランク133から復旧信号が送出され、
中継局PBX12の中継線トランク124(ステップS
32)、局線トランク123(ステップS22)を経由
して、局11へ送られる(ステップS13,14)。
【0047】この場合、中継局PBX12の図示しない
TDSWは、双方向接続されているものとする。その
後、局11から呼返しを行った場合、中継局PBX12
の局線トランク123は、プロセッサ122からの呼返
し信号中継指示(ステップS11)をインターフェース
パッケージ121を介して受信した局線トランク123
のみ、局11からの呼返し信号を信号変換部1231で
中継局PBX12内の制御信号に変換し、図示しないT
DSWへ送出する(ステップS27)。
【0048】中継局PBX12の中継線トランク124
は、呼返し信号中継指示(ステップS11)を受信した
中継線トランク124のみ、図示しないTDSWからの
制御信号を常時読取り(ステップS35)、呼返し信号
であるのならば、信号変換部1241で呼返し信号を中
継線トランク124,133のインターフェース上で決
められた信号に変換して、端局PBX13の中継線トラ
ンク133へ送出する(ステップS37,S38)。
【0049】端局PBX13の中継線トランク133
は、呼返し信号を受信した場合、信号変換部1331で
呼返し情報INFに変換し、端局PBX13を制御する
プロセッサ132へインターフェースパッケージ131
を介して送出する。プロセッサ132は、本情報INF
をインターフェースパッケージ131を介して受信した
場合、図示しない加入者回路に収容されている該当する
加入者端末14をインターフェースパッケージ131を
介して呼び出す。
【0050】加入者端末14に対し、端局PBX13を
制御するプロセッサ132は、加入者端末14の先掛時
に、局11との予約状態としているため、加入者端末1
4としては、局11が復旧しない限り使用不可状態とす
る。もし、本状態で加入者端末14がオフフックした場
合は、局11との通話状態に遷移するものとする。
【0051】また、局11と中継局PBX12を経由し
た端局PBX13の加入者端末14の通話において、局
11の先掛時による復旧(ステップS12,S15)
は、局11からの復旧信号を、中継局PBX12の局線
トランク123(ステップS21,S28)、中継線ト
ランク124(ステップS31,S34)を経由して、
端局PBX13の中継線トランク133で検出し、復旧
信号検出のイベントをインターフェースパッケージ13
1を介してプロセッサ132へ送出することで実現され
る。すなわち、プロセッサ132は、本イベントを受信
した場合、該当する加入者端末14のオンフックを促す
ものとする。
【0052】したがって、上記構成による呼返し中継方
式によれば、局からの呼返し信号を中継局PBXで中継
し、対PBXへ送出することができる。これにより、局
は新しいサービスを客先へ提供することができる。
【0053】尚、本発明は上記実施例に限定されるもの
ではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形し
ても同様に実施可能であることはいうまでもない。
【0054】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、局か
らの呼返し相手先加入者が、中継局PBXを経由して、
端局PBXの加入者であった場合、通話からの相手先加
入者復旧時、局からの呼返しが可能な呼返し中継方式を
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る呼返し中継方式のシス
テム構成を示すブロック図である。
【図2】同実施例における中継局PBXプロセッサの一
部の動作を示すシーケンス図である。
【図3】同実施例における中継局PBX局線トランクの
一部の動作を示すシーケンス図である。
【図4】同実施例における中継局PBX中継線トランク
の一部の動作を示すシーケンス図である。
【図5】従来の呼返し方式のシステム構成を示すブロッ
ク図である。
【図6】従来方式の処理動作を説明するための図であ
る。
【符号の説明】
11 局 12 中継局PBX 121 インターフェースパッケージ 122 プロセッサ 1221 信号中継送出部 123 局線トランク 1231 信号変換部 124 中継線トランク 1241 信号変換部 13 端局PBX 131 インターフェースパッケージ 132 プロセッサ 133 中継線トランク 1331 信号変換部 14 加入者端末

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 局と端局電子交換機との間にそれぞれ局
    線、中継線を通じて中継局電子交換機が介在され、局と
    端局電子交換機に収容されている加入者端末との通話中
    に、前記加入者端末が先にオンフックした場合、局が再
    度前記加入者端末と通話を確立するために呼返し処理を
    行うシステムに用いられ、 前記中継局電子交換機の局線接続部に設けられ、前記局
    線からの呼返し信号を受信し、中継局電子交換機内の制
    御信号に変換する局線トランクと、 前記中継局電子交換機の中継線接続部に設けられ、前記
    中継局電子交換機内の制御信号を監視して、その制御信
    号が呼返し信号の変換信号であるとき、制御信号を呼返
    し信号に戻して中継線へ送出する中継局中継線トランク
    と、 前記中継局電子交換機に設けられ、前記局線トランク及
    び前記中継局中継線トランクを通じて局と加入者端末と
    の通話確立時に呼返し信号の中継を監視してそれぞれの
    トランクに呼返し信号/制御信号変換の指示を与える中
    継局プロセッサと、 前記端局電子交換機の中継線接続部に設けられ、前記中
    継線からの呼返し信号を受信し、端局電子交換機内の決
    められたフォーマットの呼返し情報に変換する端局中継
    線トランクと、 前記端局電子交換機に設けられ、前記端局中継線トラン
    クから呼返し情報を受取り、前記加入者端末の呼び出し
    処理を行う端局プロセッサとを具備することを特徴とす
    る呼返し中継方式。
  2. 【請求項2】 前記端局プロセッサは、前記加入者端末
    が呼び出し処理に応答したとき、前記端局中継線トラン
    クに応答信号送出を指示する機能を有し、 前記端局中継線トランクは、前記端局プロセッサからの
    指示を受けて応答信号を送出する機能を有し、 前記中継局中継線トランクは、中継線からの応答信号を
    受信して中継局電子交換機内の制御信号に変換する機能
    を有し、 前記局線トランクは、前記中継局電子交換機内の制御信
    号を監視して、その制御信号が応答信号であるとき、制
    御信号を応答信号に戻して前記局線へ送出する機能を有
    し、 前記中継局プロセッサは、前記局線トランク及び前記中
    継局中継線トランクを通じて応答信号の中継を監視して
    それぞれのトランクに応答信号/制御信号変換の指示を
    与える機能を有することを特徴とする請求項1記載の呼
    返し中継方式。
  3. 【請求項3】 前記局が前記加入者端末からの応答信号
    を受けて局線に復旧信号を送出するとき、 前記局線トランクは、前記局線からの復旧信号を受信
    し、中継局電子交換機内の制御信号に変換する機能を有
    し、 前記中継局中継線トランクは、前記中継局電子交換機内
    の制御信号を監視して、その制御信号が復旧信号の変換
    信号であるとき、制御信号を復旧信号に戻して中継線へ
    送出する機能を有し、 前記中継局プロセッサは、前記局線トランク及び前記中
    継局中継線トランクを通じて復旧信号の中継を監視して
    それぞれのトランクに復旧信号/制御信号変換の指示を
    与える機能を有し、 前記端局中継線トランクは、前記中継線からの復旧信号
    を受信し、端局電子交換機内の決められたフォーマット
    の復旧情報に変換する機能を有し、 前記端局電子交換機に設けられ、前記端局中継線トラン
    クから復旧情報を受取り、前記加入者端末との回線接続
    処理を行う端局プロセッサとを具備することを特徴とす
    る請求項2記載の呼返し中継方式。
  4. 【請求項4】 前記端局プロセッサは、前記加入者端末
    との回線接続時に前記端局中継線トランクに復旧信号送
    出を指示する機能を有し、 前記端局中継線トランクは、前記端局プロセッサからの
    指示を受けて復旧信号を送出する機能を有し、 前記中継局中継線トランクは、中継線からの復旧信号を
    受信して、中継局電子交換機内の制御信号に変換する機
    能を有し、 前記局線トランクは、前記中継局電子交換機内の制御信
    号を監視して、その制御信号が復旧信号であるとき、制
    御信号を復旧信号に戻して前記局線へ送出する機能を有
    し、 前記中継局プロセッサは、前記局線トランク及び前記中
    継局中継線トランクを通じて復旧信号の中継を監視して
    それぞれのトランクに復旧信号/制御信号変換の指示を
    与える機能を有することを特徴とする請求項3記載の呼
    返し中継方式。
  5. 【請求項5】 前記中継局プロセッサは、前記中継局電
    子交換機内のインターフェースパッケージを介して前記
    局線トランク及び中継局中継線トランクとの情報の送受
    を行うようにしたことを特徴とする請求項1記載の呼返
    し中継方式。
  6. 【請求項6】 前記端局プロセッサは、前記端局電子交
    換機内のインターフェースパッケージを介して前記端局
    中継線トランクとの情報の送受を行うようにしたことを
    特徴とする請求項1記載の呼返し中継方式。
JP22934094A 1994-09-26 1994-09-26 呼返し中継方式 Withdrawn JPH0897918A (ja)

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