JPH0893111A - 陸屋根構造 - Google Patents

陸屋根構造

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JPH0893111A
JPH0893111A JP4321793A JP32179392A JPH0893111A JP H0893111 A JPH0893111 A JP H0893111A JP 4321793 A JP4321793 A JP 4321793A JP 32179392 A JP32179392 A JP 32179392A JP H0893111 A JPH0893111 A JP H0893111A
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    • E04DROOF COVERINGS; SKY-LIGHTS; GUTTERS; ROOF-WORKING TOOLS
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    • E04D13/16Insulating devices or arrangements in so far as the roof covering is concerned, e.g. characterised by the material or composition of the roof insulating material or its integration in the roof structure
    • E04D13/1687Insulating devices or arrangements in so far as the roof covering is concerned, e.g. characterised by the material or composition of the roof insulating material or its integration in the roof structure the insulating material having provisions for roof drainage
    • E04D13/1693Insulating devices or arrangements in so far as the roof covering is concerned, e.g. characterised by the material or composition of the roof insulating material or its integration in the roof structure the insulating material having provisions for roof drainage the upper surface of the insulating material forming an inclined surface

Abstract

(57)【要約】 【目的】 陸屋根上に部分的に水が溜まるのを防止し
て、確実な排水性を実現する。 【構成】 複数種の傾斜パネルとして、一辺からこれに
対向する他の一辺に向けて下方傾斜する平面が矩形をな
す2種類の傾斜パネル16,17と、一辺からこれに対
向する頂点に向けて下方傾斜する平面が直角二等辺三角
形をなす4種類の傾斜パネル18,19,20,21
と、長辺からこれに対向する平行な短辺に向けて下方傾
斜する平面が台形をなす2種類の傾斜パネル22,23
とを用い、これらとフラットパネル15との組み合わせ
により、陸屋根11の水勾配として水分線24を境に前
後方向にそれぞれ下り傾斜面を構成するとともに、それ
ぞれの傾斜面下端側において第1、第2の補助水分線2
5,26を設定して3地点、すなわち各ドレーン12の
設定地点に向けてV字形の下り傾斜面を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、陸屋根構造、特にパネ
ルを敷きつめるのみで雨水を決められた地点へ導くこと
のできる陸屋根構造に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の陸屋根は一般に、図4に示すよ
うに、屋根躯体aとその上を覆う断熱層bおよび防水層
cとで構成され、その表面には雨水の排水等を目的とす
る所定の水勾配が採られている。なお、陸屋根を歩行可
能な屋上として構成する場合には断熱層の上に硬質の板
材を敷いてその上に防水層を形成する。
【0003】図5はこのような従来の陸屋根構造の概略
構成を示している。なお、図5中には防水層を省略して
例示してある。図5において、51は陸屋根である。5
2はドレーンであり、陸屋根51の前端部と後端部の左
右および中央にそれぞれ設定されている。
【0004】53は陸屋根51の屋根躯体であり、複数
のALC板(軽量気泡コンクリート板)を用い、これら
を水平な梁の上に敷き並べて形成されている。
【0005】54は断熱材であり、図6に示すように、
所定厚の1種類のフラットパネル55と、傾斜角が等し
く、厚みの異なる2種類の傾斜パネルである第1の傾斜
パネル56,第2の傾斜パネル57として形成されてお
り、これらを組み合わせて屋根躯体53上に敷き並べる
ことにより、断熱層を形成するとともに水勾配の下地を
構成する。一例として、フラットパネル55は縦910
mm、横1820mmの寸法を有する矩形平面を成し、
厚さが15mmに設定されている。第1の傾斜パネル5
6はフラットパネル55と同様に縦910mm、横18
20mmの寸法を有する矩形平面を成し、傾斜下端面の
厚さが15mm、傾斜上端面の厚さが22.5mmに設
定されている。第2の傾斜パネル57はフラットパネル
55と同様に縦910mm、横1820mmの寸法を有
する矩形平面を成し、傾斜下端面の厚さが22.5m
m、傾斜上端面の厚さが30mmに設定されている。
【0006】次に屋根躯体53上における断熱材54の
組み立てについて図5および図7を用いて説明する。ま
ず、屋根躯体53上にその前後方向中央部に水分線58
を設定し、この水分線58を境に前後方向にそれぞれ一
列ずつ各種パネル55,56,57をその傾斜上端面を
水分線58に向けて敷き並べていく。
【0007】すなわち、一列目にそれぞれ1枚のフラッ
トパネル55を敷き並べ、それぞれの上に厚みの大きい
第2の傾斜パネル57を重ね合わせる。次いで2列目に
続けて1枚のフラットパネル55と厚みの小さい第1の
傾斜パネル56とを同様に重ね合わせて敷き並べる。次
いで3列目に続けて厚みの大きい第2の傾斜パネル57
を敷き並べ、そして4列目に続けて厚みの小さい第1の
傾斜パネル56を敷き並べる。
【0008】このように断熱材54の各種パネル55,
56,57を組み合わせて屋根躯体53上に敷き並べる
ことにより、図7に示すように、水分線58を境に前後
方向にそれぞれ連続した下り傾斜の傾斜面を形成する。
なお、この傾斜面をなす断熱材の上に防水層を構成する
防水シートを敷設する。
【0009】次に上記従来の陸屋根構造における水勾配
の作用について図5を用いて説明する。図5において、
雨水等の水は陸屋根51の水分線58を境に前後方向に
それぞれ下り傾斜の傾斜面に案内されて流動し、一旦陸
屋根51の前端縁および後端縁に形成された溝部に集ま
り、その後この溝部の所々に配設された各ドレーン52
に流れ込む。
【0010】このように、上記従来の陸屋根構造でも、
断熱材54であるフラットパネル55と、第1および第
2の傾斜パネル56,57のような複数種の傾斜パネル
とで水勾配の下地を構成する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の陸屋根構造では、陸屋根上に形成された水勾配が所
定の傾斜角の連続した傾斜面であるため、この傾斜面の
下端縁が直線的に同じ高さであり、その端縁に沿って水
が筋状に溜まってしまい、十分な排水性が得られないと
いう問題があった。このため、従来においては所謂左官
職人等の技術者の技能に委ねて、モルタルによりその端
縁に沿ってドレーン方向に傾斜を付けたりしているが、
今日左官職人の減少によりこのような技術者に依拠しに
くくなっており、またパネルを敷設した後にモルタル塗
り処置を行なうことは、工程の増加を招くとともにコス
トの増大につながるという不具合があった。
【0012】本発明は、このような従来の問題を解決す
るものであり、陸屋根上に部分的に水が溜まるのを防止
して、確実な排水性を実現することのできる陸屋根構造
を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、一辺からこれに対向する他の一辺に向け
て下方傾斜する平面が矩形状の傾斜パネルと、一辺から
これに対向する頂点に向けて下方傾斜する平面が三角形
状の傾斜パネルと、長辺からこれに対向する平行な短辺
に向けて下方傾斜する平面が台形状の傾斜パネルとを備
えた複数種の傾斜パネルと、所定の厚みを有するフラッ
トパネルとの組み合わせにより、陸屋根の表面を一また
は複数の地点、すなわちドレーンの設定地点に向かう連
続した下り傾斜面として形成したものである。
【0014】
【作用】したがって、本発明によれば、雨水等の水が陸
屋根表面の傾斜面上を一または複数の地点に向けて流動
し、その地点に配設されたドレーンを通じて排水され
る。
【0015】
【実施例】図1は本発明の一実施例における陸屋根構造
の概略構成を示すものである。なお、本実施例において
も防水層を省略して例示してある。図1において、11
は陸屋根である。12はドレーンであり、この陸屋根1
1の前端部と後端部の左右および中央にそれぞれ設定さ
れている。
【0016】13は陸屋根11の屋根躯体であり、複数
のALC板(軽量気泡コンクリート板)を用い、これら
が水平な梁上に敷き並べられて形成されている。
【0017】14は断熱材であり、図2に示すように、
所定の厚みを有する1種類のフラットパネル15と、傾
斜角が等しく、厚みの異なる複数種類の傾斜パネルとし
て、一辺からこれに対向する他の一辺に向けて下方傾斜
する平面が矩形をなす2種類の傾斜パネル16,17
と、一辺からこれに対向する頂点に向けて下方傾斜する
平面が直角二等辺三角形をなす4種類の傾斜パネル1
8,19,20,21と、長辺からこれに対向する平行
な短辺に向けて下方傾斜する平面が台形をなす2種類の
傾斜パネル22,23とを備えている。
【0018】ここで、フラットパネル15は縦910m
m、横1820mmの寸法を有し、厚さが15mmに設
定されている。矩形状の一方の傾斜パネル16はフラッ
トパネル15と同様に縦910mm、横1820mmの
寸法を有し、傾斜下端面の厚さが15mm、傾斜上端面
の厚さが22.5mmに設定されている。矩形状の他方
の傾斜パネル17はフラットパネル15と同様に縦91
0mm、横1820mmの寸法を有し、傾斜下端面の厚
さが22.5mm、傾斜上端面の厚さが30mmに設定
されている。直角二等辺三角形状の傾斜パネル18,1
9は等辺の長さ寸法が910mmであり、そのうちの一
辺を構成する傾斜上端面の厚さが22.5mm、その一
辺に対向する頂角の頂点における厚さが15mmに設定
されている。これらの傾斜パネル18,19は斜辺の採
り方が異なるもので、一方の傾斜パネル18は矩形状の
傾斜パネル16において傾斜上端面の長手方向中央部と
傾斜下端面の右側角部とを結ぶ線に沿って切断すること
により得られ、他方の傾斜パネル19は矩形状の傾斜パ
ネル16において傾斜上端面の長手方向中央部と傾斜下
端面の左側角部とを結ぶ線に沿って切断することにより
得られる。直角二等辺三角形状の傾斜パネル20,21
は等辺の長さ寸法が910mmであり、そのうちの一辺
を構成する傾斜上端面の厚さが30mm、その一辺に対
向する頂角の頂点における厚さが22.5mmに設定さ
れている。これらの傾斜パネル20,21についてもま
た同様に、斜辺の採り方が異なるもので、一方の傾斜パ
ネル20は矩形状の傾斜パネル17において傾斜上端面
の長手方向中央部と傾斜下端面の左側角部とを結ぶ線に
沿って切断することにより得られ、他方の傾斜パネル2
1は矩形状の傾斜パネル17において傾斜上端面の長手
方向中央部と傾斜下端面の右側角部とを結ぶ線に沿って
切断することにより得られる。台形状の傾斜パネル2
2,23はその平面において長辺を上底として長さ18
20mm、厚さ30mmに設定され、短辺を下底として
長さ910mm、厚さ22.5mmを設定されている。
これらは斜辺の採り方が異なっており、一方の傾斜パネ
ル22は矩形状の傾斜パネル17において傾斜上端面の
左側角部と傾斜下端面の中央部とを結ぶ線に沿って切断
することにより得られ、他方の傾斜パネル23は矩形状
の傾斜パネル17において傾斜上端面の右側角部と傾斜
下端面の中央部とを結ぶ線に沿って切断することにより
得られる。
【0019】次に屋根躯体13上における断熱材14各
種パネルの組み立てについて図1および図2を用いて説
明する。まず屋根躯体13上にその前後方向中央部に水
分線24を設定し、さらに屋根躯体13の前端部側およ
び後端部側において、各ドレーン12の中間点を前後方
向に向けて通る第1および第2の補助水分線25,26
を設定するとともに、各補助水分線25,26上の所定
の位置および屋根躯体13側縁部の所定位置からそれぞ
れの補助水分線25,26を挟んで両側に位置する2つ
のドレーン12とを結ぶ補助線27を設定する。このよ
うにしてから水分線24を境に前後方向に一列ずつ、以
下に示すように、各種パネル15〜23を組み合わせて
敷き並べていく。なお、各種傾斜パネル18〜23は基
本的にその傾斜上端面を水分線24に向けて敷設するも
のであり、続く説明の中で特に指摘する以外はこの向き
の配列になっている。
【0020】まず、水分線24を境に前後方向第1列目
にそれぞれ、フラットパネル15とその上に厚みの大き
い一方の矩形状の傾斜パネル17を重ね合わせて敷き並
べ、次いで2列目にそれぞれ、フラットパネル15とそ
の上に厚みの小さい他方の矩形状の傾斜パネル16を重
ね合わせて敷き並べる。次に3列目においてはそれぞ
れ、台形状の各傾斜パネル22,23と厚みの大きい一
方の矩形状の傾斜パネル17と厚みの大きい一方の三角
形状の傾斜パネル20,21とを組み合わせて敷き並べ
る。すなわち、台形状の各傾斜パネル22,23をそれ
ぞれ斜辺部分を補助線27上に合わせて敷き並べ、両側
に矩形状の傾斜パネル17を敷き並べ、各台形状の傾斜
パネル22,23と各三角形状の傾斜パネル17との間
にそれぞれ三角形状の傾斜パネル20,21を嵌め込
む。そして4列目においてはそれぞれ、台形状の各傾斜
パネル22,23と、厚みの小さい一方の各三角形状の
傾斜パネル18,19とを組み合わせて敷き並べる。す
なわち、各種台形状の傾斜パネル22,23をそれぞれ
その上底である傾斜上端面を第1、第2の補助水分線2
5,26に合わせるとともにその斜辺部分を各補助線2
7に合わせて敷き並べる。また、2種類の三角形状の傾
斜パネル18,19をその斜辺を傾斜方向に沿って合わ
せて一対とし、これをその斜辺の合わせ目を補助線27
上に合わせて敷き並べる。この場合、前側に位置する三
角形状の傾斜パネル18または19は他のパネルの配列
方向に対して直交する向きに敷き並べることになる。な
お、4列目に並べられた各三角形状の傾斜パネル18,
19においては、それぞれ下り傾斜面の下端部、すなわ
ちドレーン12に対応する部分をドレーン12に合わせ
て切除する。
【0021】このようにフラットパネル15と各種傾斜
パネル16〜23とを組み立てると、各種パネルの寸法
設定およびその配列方向から明らかなように、図3に示
すように、水分線24を境に前後方向にそれぞれ、全体
として連続した下り傾斜面を構成するとともに、この傾
斜面下端側に、台形状の傾斜パネル22と23、台形状
の傾斜パネル22または23と三角形状の傾斜パネル2
0または21、そして各三角形状の傾斜パネル18と1
9とがそれぞれ互いにドレーン12に向けて下り傾斜す
る合わせ目に対して下方向傾斜するV字形の傾斜面を構
成する。すなわち、水分線24を境に1列目から2列目
にかけて一定傾斜角の下り傾斜面を形成し、これに連続
して3列目から4列目にかけて、第1の補助水分線25
より外側の部分が各補助線27に沿いドレーン12に対
してV字形の下り傾斜面を構成し、同様に第2の補助水
分線26より外側の部分が各補助線27に沿いドレーン
12に対してV字形の下り傾斜面を構成し、同様に第1
の補助水分線25と第2の補助水分線26との間の部分
が各補助線27に沿いドレーン12に対してV字形の下
り傾斜面を構成する。このようなV字形の下り傾斜は、
三角形状の傾斜パネル18,19を例に採ると、これら
のパネル18,19がそれぞれ一辺からこれに対向する
頂点に向けて下方傾斜する形状であり、これらパネル1
8,19同士を互いの斜辺を対応させて組み合わせるこ
とにより得られ、他の傾斜パネルの種々の組み合わせに
ついても同様である。
【0022】なお、このように断熱材14の各種パネル
により陸屋根11の水勾配の下地を形成した後、この上
に防水シートを敷設することにより防水層を形成する。
【0023】次に上記実施例における陸屋根構造の水勾
配の作用について説明する。図1において、雨水等の水
は基本的に陸屋根11の水分線24を境に前後方向に下
方傾斜の傾斜面に沿って案内され、この傾斜面の下端、
すなわち水分線24から3列目および4列目にかけて設
定されて第1、第2の補助水分線25,26を境に形成
された各V字形の下り傾斜面により各ドレーン12に向
けて案内される。すなわち、第1の補助水分線25に対
して図中左側に流れてきた水はそこに形成された各補助
線27上に沿ってV字形の下り傾斜面により左側のドレ
ーン12に流し込まれる。また、第2の補助水分線26
よりも図中右側に流れてきた水はそこに形成された各補
助線27上に沿ってV字形の下り傾斜面により右側のド
レーン12に流し込まれる。また、第1の補助水分線2
6と第2の補助水分線27との間に流れてきた水はそこ
に形成された各補助線27に沿ってV字形の下り傾斜面
により中央のドレーン12に流し込まれる。
【0024】このように、上記実施例によれば、陸屋根
11の断熱層を構成する複数種の傾斜パネルとして、一
辺からこれに対向する他の一辺に向けて下方傾斜する平
面が矩形をなす2種類の傾斜パネル16,17と、一辺
からこれに対向する頂点に向けて下方傾斜する平面が直
角二等辺三角形をなす4種類の傾斜パネル18,19,
20,21と、長辺からこれに対向する平行な短辺に向
けて下方傾斜する平面が台形をなす2種類の傾斜パネル
22,23とを用い、これらとフラットパネル15との
組み合わせにより、陸屋根11の水勾配として水分線2
4を境に前後方向にそれぞれ下り傾斜面を構成するとと
もに、それぞれの傾斜面下端側において陸屋根11の前
後方向に沿う第1、第2の補助水分線25,26を設定
して3地点、すなわち各ドレーン12の設定地点に向か
う連続したV字形の下り傾斜面を形成しているので、水
を各ドレーン12に向けてスムーズに導くことができ、
特に陸屋根11全体に亘って同じ高さの部分が連続する
ことがないため、従来のように水が陸屋根の下端縁に筋
状に溜まることがなく、果たして確実な排水性を実現す
ることができる。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
複数種の傾斜パネルとして、一辺からこれに対向する他
の一辺に向けて下方傾斜する平面が矩形状の傾斜パネル
と、一辺からこれに対向する頂点に向けて下方傾斜する
平面が三角形状の傾斜パネルと、長辺からこれに対向す
る平行な短辺に向けて下方傾斜する平面が台形状の傾斜
パネルとを含み、これらの傾斜パネルと、所定の厚みを
有するフラットパネルとの組み合わせにより、陸屋根の
表面を一または複数の地点、すなわちドレーンの設定地
点に向かう連続した下り傾斜面として形成しているの
で、陸屋根上に水が部分的に溜まるのを防止して水をド
レーンに向けてスムーズに導くことができ、確実な排水
性を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における陸屋根構造の構成を
示す概略平面図
【図2】同陸屋根構造に用いる断熱材の各種パネルを示
す概略斜視図
【図3】同陸屋根構造における各種パネルの組み立て状
態を示す概略斜視図
【図4】従来の陸屋根構造の構成を示す概略側断面図
【図5】同陸屋根構造の概略平面図
【図6】同陸屋根構造に用いる断熱材の各種パネルを示
す概略斜視図
【図7】同陸屋根構造における各種パネルの組み立て状
態を示す概略側面図
【符号の説明】 11 陸屋根 12 ドレーン 13 屋根躯体 14 断熱材 15 フラットパネル 16 平面が矩形状の傾斜パネル 17 平面が矩形状の傾斜パネル 18 平面が三角形状の傾斜パネル 19 平面が三角形状の傾斜パネル 20 平面が三角形状の傾斜パネル 21 平面が三角形状の傾斜パネル 22 平面が台形状の傾斜パネル 23 平面が台形状の傾斜パネル 24 水分線 25 第1の補助水分線 26 第2の補助水分線 27 補助線

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の厚みを有するフラットパネルと、
    一側から他側に向けて傾斜した断面を持つ複数種の傾斜
    パネルとを組み合わせて屋根躯体上に敷き並べることに
    より水勾配を取り、水をドレーンに向けて案内する陸屋
    根構造において、陸屋根の表面を一または複数の地点に
    向かう連続した下り傾斜面として形成するとともに、そ
    の傾斜面の傾斜が到達する位置にドレーンを配設したこ
    とを特徴とする陸屋根構造。
  2. 【請求項2】 複数種の傾斜パネルは、一辺からこれに
    対向する他の一辺に向けて下方傾斜する平面が矩形状の
    傾斜パネルと、一辺からこれに対向する頂点に向けて下
    方傾斜する平面が三角形状の傾斜パネルと、長辺からこ
    れに対向する短辺に向けて下方傾斜する平面が台形状の
    傾斜パネルとを含む請求項1記載の陸屋根構造。
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