JPH05311819A - 水勾配面下地用勾配板及びそれを用いた水勾配面の下地 - Google Patents
水勾配面下地用勾配板及びそれを用いた水勾配面の下地Info
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- JPH05311819A JPH05311819A JP4146858A JP14685892A JPH05311819A JP H05311819 A JPH05311819 A JP H05311819A JP 4146858 A JP4146858 A JP 4146858A JP 14685892 A JP14685892 A JP 14685892A JP H05311819 A JPH05311819 A JP H05311819A
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Abstract
に、このドレイン5に向かう傾斜の下地を容易に形成で
きるようにする。 【構成】 斜め方向に傾斜した斜め傾斜面1を有する、
合成樹脂発泡体製の勾配板3a又は3bを下地に用い
る。 【効果】 下地を設けずに直接モルタルを流して水勾配
面を形成する箇所がなくなるので、施工が容易となり、
工期が短縮される。また、モルタルの使用量が少なくて
済むので軽量化を図ることができる。
Description
ー風呂場や車庫の床、プールサイド、更には食品加工等
の多量の水を使用する作業場の床等の用に、廃水や集水
のために水の流れを案内する勾配を付した構築物の面で
ある水勾配面に関する。
面を形成するために、表面が勾配面となった合成樹脂発
泡成形品を下地として用いることにより、勾配面形成の
容易化及び軽量化を図ることが知られている(実公昭5
4−9379号公報)。
品を下地として用いるといっても、1枚の合成樹脂発泡
成形品で全面をカバーすることはできないので、施工に
際しては、片面が一側から真っ直ぐに傾斜した順勾配面
となった方形の勾配板を合成樹脂発泡体で形成し、この
勾配板を敷き並べることで下地を構成している。
る場合、水下部においてはこのドレインに向かう傾斜を
付ける必要があるが、このような傾斜は順勾配面の勾配
板では付けることができない。従って、このようなドレ
インを設ける場合、水下部は下地無しで直にモルタルを
流してドレイン方向への傾斜を形成するのが一般的であ
る。
しで直接モルタルで傾斜を付けるには熟練した左官職が
必要であり、水上部に勾配板で下地を構成してこのよう
な熟練した専門家でなくとも容易に水勾配を形成できる
ようにしても、その意味が失われ、工期が延びる原因と
なっている。また、水下部に下地無しで直にモルタルを
流す分、重量が増大し、特に軽量化が望まれる屋根やバ
ルコニーの負担が大きくなる問題もある。
てなされたもので、水勾配面の水下部にドレインを設け
る場合において、このドレインに向かう傾斜の下地を容
易に形成できるようにすることを目的とする。
明では、図1に示されるように、合成樹脂発泡体製の方
形板で、片面がその一側から斜め方向に傾斜した斜め勾
配面1、他面が水平面2である水勾配面下地用勾配板3
aとしているものである。
るように、合成樹脂発泡体製の方形板で、両面が同じ一
側から同一方向に斜めに傾斜した斜め勾配面1,1であ
る水勾配面下地用勾配板3bとしているものである。
製の方形板で、片面が一側から真っ直ぐに傾斜した順勾
配面4となった勾配板3cを用いて水上部の下地が構成
されており、この水上部の下地に連続して、請求項1又
は2の勾配板3a又は3bによって水下部の下地が構成
されており、水下部の下地の最水下部にドレイン5を露
出させるための切り欠き部6が設けられている下地とし
ているものである。
示すもので、本勾配板3aは、平面方形をなし、片面
が、図中奥方左側の一側から斜め方向に傾斜した斜め勾
配面1となっている。即ち、この斜め勾配面1は、図中
奥方左側の一側を最高部とし、図中手前側の角部を最低
部とした斜め方向の傾斜面となっている。また、本勾配
板3aの他面は水平面2となっている。
勾配面1の状態を分りやすくするためのもので、両面を
平行面とした場合の形状を示すものである。
れているものである。合成樹脂発泡体としては、例えば
ポリスチレン、ポリウレタン、ポリエチレン、ポリ塩化
ビニル、フェノール樹脂等の発泡体や、これらの合成樹
脂に無機充填材を添加した発泡体を挙げることができ
る。中でも、耐圧性、軽量性、低吸水性、加工性等の点
からポリスチレンの発泡体が好ましい。
切削加工すること等でも行うことができるが、斜め勾配
面1の形成の容易性から、ビーズ発泡成形で行うことが
好ましい。
よるが、通常は幅(最高部となっている一側に対する直
角方向)100〜300mm、長さ(最高部となってい
る一側の方向)1000〜3000mm程度である。ま
た、斜め勾配面1の傾斜は、通常の水勾配面の傾斜に対
応した1/100〜2/100程度もしくはそれ以上の
傾斜であることが好ましい。
ので、勾配板3aの斜め勾配面1には、その傾斜方向を
印刷等で表示しておき、現場で容易に判別できるように
しておくことが好ましい。
ので、本勾配板3bは両面共に斜め勾配面1となってい
る。この両斜め勾配面1は、両者共に、図中奥方左側の
一側を最高部とし、図中手前側の角部を最低部とした斜
め方向の傾斜面となっている。
向に斜めに傾斜した斜め勾配面1となった水勾配板3b
の場合、表裏いずれの斜め勾配面1を上にするかによっ
て、右斜め又は左斜めの傾斜を選択的に形成することが
できる。
方向の選択は、図1に示される勾配板3aでも行うこと
ができる。しかし、図1に示される勾配板3aの場合、
斜め勾配面1の傾斜角をθとすると、この斜め勾配面1
を下にした時、側面がθだけ傾き、後述する水上部の下
地を構成する勾配板3cとの合わせ目や、勾配板3a同
志の合わせ目の隙間が大きくなる。これに対して図2に
示される勾配板3bの場合、表裏の斜め勾配面1,1の
傾斜角を(1/2)θとすると、表裏いずれを上にして
も、上面はθの傾きとなり、しかもこれによって生じる
側面の傾きは(1/2)θであるので、合わせ目に生じ
る隙間が小さくて済む利点がある。
大きさ等は図1に示される勾配板3aと同様である。但
し、図2に示される勾配板3bの各斜め勾配面1の傾斜
は、図1に示される勾配板3aにおける斜め勾配面1の
傾斜の1/2で足る。特に図1の勾配板3aよりも各斜
め勾配面1の傾斜が小さくなるので、印刷等による傾斜
方向の表示が有効である。
3a又は3bを用いた水勾配面の下地について説明す
る。
る方形の勾配板である。この勾配板3cは、片面が一側
から真っ直ぐに傾斜した順勾配面4、他面が水平面2と
なっており、順勾配面4の傾斜を水下部方向に向けて敷
設されている。
配板3a,3bと同様の合成樹脂発泡体製で、その大き
さは通常1辺が450〜2000mm程度である。ま
た、順勾配面4の傾斜は、通常の水勾配面の傾斜に対応
した1/100〜2/100の傾斜であることが好まし
い。
cを敷き詰めることで構成されるもので、敷き詰められ
た各勾配板3cの順勾配面4が一連の傾斜面を構成して
いる。即ち、水上部には、勾配板3cの順勾配面4によ
って、水上部から水下部へ真っ直ぐに水を導く傾斜が形
成されている。
勾配面4を一連に位置させるためには、図4(a)に示
されるように、厚さの異なる勾配板3cを用いても、図
4(b)に示されるように、合成樹脂発泡体製で、両面
が水平な平行板7を下敷きにして厚さ調節を行っても良
い。
板3a又は3bによって下地が構成されている。この水
下部を構成する勾配板3a又は3bは、その斜め勾配面
1の傾斜をドレイン5方向に向けて敷設されている。即
ち、水下部には、勾配板3a又は3cによって、ドレイ
ン5から離れた位置からドレイン5方向へ斜めに水を導
く傾斜が形成されている。
下部の下地と、前記勾配板3cによって構成された水上
部の下地とは、一連の傾斜面を形成しているもので、水
上部の下地の先端部(水下部側端部)の厚さと、勾配板
3a又は3bの後端部(水上部側端部)の厚さはほぼ等
しくなっているものである。
列に配置されるもので、複数枚を横方向につなげて用い
る場合は、図5に示されるように、一連の斜め傾斜面1
を構成する勾配板3a又は3bを用意しておけばよい。
下部の下地は、その水最下部に切り欠き部6が設けられ
ており、この切り欠き部6によってドレイン5が露出さ
れている。
設けた上に表面層を設けることで形成することができ
る。ドレイン5回りの下地の切り欠き部6は、この水勾
配面の形成時にモルタル等で均してしまえばよい。
フィング、合成樹脂フィルム又はシート、ゴムシート等
を用いることができる。また、表面層は、通常、コンク
リートを下地の傾斜に沿って塗設することで形成するこ
とができ、更にその上にタイルや石板等を付設したり、
ライニング等を施すこともできる。
り、次の効果を奏するものである。
も、ドレイン5に向かう傾斜の下地を容易に水下部に形
成できるので、熟練した左官職によらず下地の傾斜に沿
って容易に水勾配を形成することができる。従って、施
工が極めて容易で、工期の短縮を図ることができる。
勾配を形成する箇所をなくせるので、屋根やバルコニー
等、軽量化が望まれる箇所の負担を軽減できる。
ば、1枚の勾配板3bで、合わせ目に大きな隙間を開け
ることなく左右いずれの斜め方向の傾斜にも使用でき、
左右2種類の傾斜方向のものを用意する必要がないの
で、施工の準備がしやすいと共に、現場での取り扱い性
がよい。
る。
る。
図である。
明図である。
明図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 合成樹脂発泡体製の方形板で、片面がそ
の一側から斜めに傾斜した斜め勾配面、他面が水平面で
あることを特徴とする水勾配面下地用勾配板。 - 【請求項2】 合成樹脂発泡体製の方形板で、両面が同
じ一側から同一方向に斜めに傾斜した斜め勾配面である
ことを特徴とする水勾配面下地用勾配板。 - 【請求項3】 合成樹脂発泡体製の方形板で、片面が一
側から真っ直ぐに傾斜した順勾配面となった勾配板を用
いて水上部の下地が構成されており、この水上部の下地
に連続して、請求項1又は2の勾配板によって水下部の
下地が構成されており、水下部の下地の最水下部にドレ
イン用穴が形成されていることを特徴とする水勾配面の
下地。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4146858A JP2987790B2 (ja) | 1992-05-13 | 1992-05-13 | 水勾配面下地用勾配板及びそれを用いた水勾配面の下地 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4146858A JP2987790B2 (ja) | 1992-05-13 | 1992-05-13 | 水勾配面下地用勾配板及びそれを用いた水勾配面の下地 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05311819A true JPH05311819A (ja) | 1993-11-22 |
JP2987790B2 JP2987790B2 (ja) | 1999-12-06 |
Family
ID=15417156
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4146858A Expired - Lifetime JP2987790B2 (ja) | 1992-05-13 | 1992-05-13 | 水勾配面下地用勾配板及びそれを用いた水勾配面の下地 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2987790B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007224578A (ja) * | 2006-02-23 | 2007-09-06 | Dow Kakoh Kk | 勾配板及びそれを用いた外部水勾配面の構造 |
JP2014037689A (ja) * | 2012-08-13 | 2014-02-27 | Asahi Kasei Homes Co | 勾配板の加工方法 |
JP2022191801A (ja) * | 2021-06-16 | 2022-12-28 | 積水ハウス株式会社 | 建築物 |
-
1992
- 1992-05-13 JP JP4146858A patent/JP2987790B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007224578A (ja) * | 2006-02-23 | 2007-09-06 | Dow Kakoh Kk | 勾配板及びそれを用いた外部水勾配面の構造 |
JP2014037689A (ja) * | 2012-08-13 | 2014-02-27 | Asahi Kasei Homes Co | 勾配板の加工方法 |
JP2022191801A (ja) * | 2021-06-16 | 2022-12-28 | 積水ハウス株式会社 | 建築物 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2987790B2 (ja) | 1999-12-06 |
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