JP2636006B2 - 平板瓦の葺き上げ構造 - Google Patents

平板瓦の葺き上げ構造

Info

Publication number
JP2636006B2
JP2636006B2 JP17147988A JP17147988A JP2636006B2 JP 2636006 B2 JP2636006 B2 JP 2636006B2 JP 17147988 A JP17147988 A JP 17147988A JP 17147988 A JP17147988 A JP 17147988A JP 2636006 B2 JP2636006 B2 JP 2636006B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flat
roof
joiner
tile
tiles
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP17147988A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0220753A (ja
Inventor
忠男 川村
徹志 後藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
BESUTO KENZAI KK
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
BESUTO KENZAI KK
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by BESUTO KENZAI KK, Matsushita Electric Works Ltd filed Critical BESUTO KENZAI KK
Priority to JP17147988A priority Critical patent/JP2636006B2/ja
Publication of JPH0220753A publication Critical patent/JPH0220753A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2636006B2 publication Critical patent/JP2636006B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は繊維入りセメント板のような板材にて形成せ
る平板瓦を葺き上げる構造に関するものである。
[従来の技術] 従来、平板瓦1で屋根を葺く場合第10図に示すように
軒棟方向に隣合う平板瓦1間で軒側の平板瓦1の上に棟
側の平板瓦1を重ねていた。
[発明が解決しようとする課題] ところが平板瓦1を軒棟方向に重ねて葺くと、平板瓦
1の暴露率が低く、使用する平板瓦1の量が多くなり、
材料的にコスト高になると共に屋根の重さも重くなると
いう問題がある。また平板瓦1を軒棟方向に重ねると平
板瓦1裏面と屋根下地2との間に空間Sができ、上に乗
ったとき踏み割れするという問題がある。
本発明は叙述の点に鑑みてなされたものであって、本
発明の目的とするところは平板瓦の暴露率が100%にな
るように葺くことができて材料的にコストダウンが図れ
ると共に屋根の重さも軽くでき、さらに踏み割れのしに
くい平板瓦の葺き上げ構造を提供するにある。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するため本発明平板瓦の葺き上げ構造
は、屋根下地2上に複数枚の平板瓦1を左右方向及び軒
棟方向に並べ、断面エ字状で両側に嵌合凹部3を有し且
つ下横片4の上面に水切り縁5を設けたジョイナーAを
左右に隣合う平板瓦1間及び軒棟方向に隣合う平板瓦1
間に配設し、平板瓦1の端縁をジョイナーAの嵌合凹部
3に夫々嵌合した。
[作用] 屋根下地2に複数枚の平板瓦1を並べ、隣合う平板瓦
1間に配置したジョイナーAの嵌合凹部3に平板瓦1の
端縁を嵌合して連結することにより屋根下地2に水が浸
入しないようにできて平板瓦1の暴露率が100%になる
ように葺くことができる。
[実施例] 平板瓦1は繊維入りセメント板のような板材にて形成
されている。この平板瓦1には第5図に示すように本体
瓦1a,1b,1c、けらば瓦1d,1e、調整瓦1f,1g、その他の端
部瓦1h,1i,1j,1k,1m等がある。ジョイナーAは金属板、
硬質合成樹脂等の材料にて断面略エ字状に形成されてい
る。ジョイナーAの上横片6と下横片4との間の両側に
嵌合凹部3を設けてある。下横片4の上面には複数条の
水切り縁5を設けてある。ジョイナーAの縦片7には上
下に貫通するように釘孔8を設けてある。水切り部材9
は樹脂被覆金属板のような基板9aから長手方向に亘って
複数条の軟質ひれ9bを突設して形成されている。屋根下
地2上には第3図に示すように略全面に亘って屋根下地
シート10が敷かれ、平板瓦1を葺くとき左右の平板瓦1
を突き合わせる部分では水切り部材9が軒棟方向に敷か
れる。この屋根下地シート10や水切り部材9が敷かれた
屋根下地2上には平板瓦1が棟側から順に軒側に向けて
葺かれる。左右に隣合う平板瓦1巻では上記水切り部材
9上に水切り部材9に沿ってジョイナーAが配置され、
第2図(b)に示すようにジョイナーAの嵌合凹部3に
平板瓦1の左右の端縁が嵌合されて接続され、釘孔8か
ら釘を打入することにより屋根下地2に固定される。軒
棟方向に隣合う平板瓦1間でもジョイナーAが配置さ
れ、第2図(a)に示すように平板瓦1の棟側の端縁及
び軒側の端縁が嵌合凹部3に嵌合されて接続され、釘孔
8から釘を打入することにより固定される。そして軒棟
方向を向くジョイナーAが縦目地となり、左右方向を向
くジョイナーAは横目地となる。横目地となるジョイナ
ーAの端部は縦目地となるジョイナーAに突き合わせら
れるが、横目地となるジョイナーAが傾斜しているので
このジョイナーAの端部を傾斜に応じて切断したりして
突き合わせられる。このようにジョイナーAにて接続し
て施工されると、平板瓦1の暴露率が100%になるよう
に平板瓦1が葺かれる。このようにして第1図に示すよ
うに葺いた状態で平板瓦1の端縁とジョイナーAとの嵌
合部から水が浸入してもジョイナーAの下横片4上の水
切り縁5にて止められて屋根下地シート10上にこぼれた
りしなく、下横片4で受けられた水はジョイナーAの長
手方向に流れ、横片目地となるジョイナーAで受けられ
た水は縦目地となるジョイナーAの下横片4に集まり、
縦目地となるジョイナーA上を流れる水は軒側端から排
出される。縦目地となるジョイナーAからたとえ水がこ
ぼれても水切り部材9に受けられて水切り部材9の長手
方向に流れて排出される。また実施例に示すように平板
瓦1の棟側の端縁や軒側の端縁が棟の長手方向と平行な
線に対して傾斜していて横目地となるジョイナーAが傾
斜していると、屋根勾配により横目地となるジョイナー
Aの下横片4上に浸入した水がこのジョイナーAの長手
方向にスムーズに流れる。また屋根の棟部では平板瓦1
の棟部をまたぐように水切り部材9が棟の長手方向に敷
かれ、この水切り部材9上に棟瓦11が敷かれる。
また第6図は他の実施例を示す。本実施例の場合平板
瓦1の裏面に多数の突起12を突設してある。この平板瓦
1の両側には平板瓦1を葺いたとき水切り部材9に対応
する区間aだけ突起12を設けていない。このように突起
12があると、水切り部材9を敷くために平板瓦1裏面と
屋根下地シート10との間に隙間ができても突起12が屋根
下地シート10に当接して平板瓦1上に乗ったとき踏み割
れを生じるおそれがない。また突起12で踏み割れを防止
しているため平板瓦1裏面と屋根下地シート10とが密着
せず、多少空気が流通して平板瓦1及び屋根下地2の耐
用年数が伸びる。さらに第7図、第8図は他の実施例を
示す。本実施例の場合平板瓦1の裏面に突起12を設ける
代わりに屋根下地シート10の上面に長手方向に桟部13を
設けてあり、屋根下地シート10の両側端に水切り縁14を
設けてある。そして第7図に示すように複数枚の屋根下
地シート10を並べて隣合う屋根下地シート10の端縁同士
を第8図に示すように重ねて接合してある。屋根下地シ
ート10に桟部13を設けてあると、上記平板瓦1に突起12
を設けたものと同様に踏み割れを防止できると共に多少
の空気の流通を許容できる。第9図は他の実施例を示
し、屋根下地シート10の端縁に係止縁15を設けてあり、
係止縁15を水切り部材9の側端の軟質ひれ9bに係止して
接合してある。
[発明の効果] 本発明は叙述の如く屋根下地上に複数枚の平板瓦を左
右方向及び軒棟方向に並べ、断面エ字状で両側に嵌合凹
部を有し且つ下横片の上面に水切り縁を設けたジョイナ
ーを左右に隣合う平板瓦間及び軒棟方向に隣合う平板瓦
間に配設し、平板瓦の端縁をジョイナーの嵌合凹部に夫
々嵌合しているので、従来のように平板瓦の端縁同士を
重ねて葺かなくてもジョイナーで水密的に接続できるも
のであって、平板瓦の暴露率が100%になるように葺く
ことができて平板瓦の使用量が少なくてコストダウンが
図れると共に軽量化が図れるものであり、しかも平板瓦
と屋根下地との間に隙間が殆どできず、上に乗ったとき
踏み割れするおそれの少ないものである。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)は本発明の一実施例の概略断面図、第1図
(b)は同上の平板瓦を並べた状態を示す平面図、第2
図(a)は同上の軒棟方向に隣合う平板瓦の接続部を示
す断面図、第2図(b)は同上の左右方向に隣合う平板
瓦の接続部を示す断面図、第3図は同上の施工状態を示
す斜視図、第4図は同上のジョイナーの一部切欠平面
図、第5図は同上の平板瓦の種類を示す平面図、第6図
(a)(b)は同上の他の実施例の平板瓦の正面図及び
底面図、第7図は同上の他の実施例の屋根下地シートを
並べた状態の平面図、第8図は第7図の拡大断面図、第
9図は同上の他の実施例の断面図、第10図は従来例の断
面図であって、1は平板瓦、2は屋根下地、3は嵌合凹
部、4は下横片、5は水切り縁、Aはジョイナーであ
る。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】屋根下地上に複数枚の平板瓦を左右方向及
    び軒棟方向に並べ、断面エ字状で両側に嵌合凹部を有し
    且つ下横片の上面に水切り縁を設けたジョイナーを左右
    に隣合う平板瓦間及び軒棟方向に隣合う平板瓦間に配設
    し、平板瓦の端縁をジョイナーの嵌合凹部に夫々嵌合し
    て成る平板瓦の葺き上げ構造。
  2. 【請求項2】平板瓦の棟側の端縁や軒側の端縁を棟の長
    手方向と平行な線に対して傾斜させてこの傾斜せる端縁
    同士をジョイナーで接続して成る請求項1記載の平板瓦
    の葺き上げ構造。
JP17147988A 1988-07-08 1988-07-08 平板瓦の葺き上げ構造 Expired - Fee Related JP2636006B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17147988A JP2636006B2 (ja) 1988-07-08 1988-07-08 平板瓦の葺き上げ構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17147988A JP2636006B2 (ja) 1988-07-08 1988-07-08 平板瓦の葺き上げ構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0220753A JPH0220753A (ja) 1990-01-24
JP2636006B2 true JP2636006B2 (ja) 1997-07-30

Family

ID=15923869

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17147988A Expired - Fee Related JP2636006B2 (ja) 1988-07-08 1988-07-08 平板瓦の葺き上げ構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2636006B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0220753A (ja) 1990-01-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2636006B2 (ja) 平板瓦の葺き上げ構造
US5540029A (en) Wind-resistant roof tile
JP3746363B2 (ja) 平板状の瓦
WO1994018413A9 (en) Wind-resistant roof tile
JPH0699987B2 (ja) タイルブロック製屋根
JP3113832U (ja) 耐風性平型瓦
JP2506043B2 (ja) タイルブロック製屋根
JP2943907B2 (ja) 建築外装用断熱下地材
JP3691010B2 (ja) 平板瓦の葺き構造および防水連結材
JPH0411048Y2 (ja)
JP2502279Y2 (ja) 瓦およびその固定構造
JPH1037399A (ja) 波状瓦板
JPH07109793A (ja) 瓦およびその敷設方法
JPH0750497Y2 (ja) 軒先瓦座
JP3431502B2 (ja) 屋根瓦とその敷設構造
JP3261234B2 (ja) 瓦およびその葺設方法
JP3494173B2 (ja) 平板瓦の葺き構造
JPH0711218Y2 (ja) 重ね葺き用面構造
JPH07109791A (ja)
JP2000008550A (ja) 屋根瓦の取付構造
JPS6020739Y2 (ja) 波形屋根材
JPH0312093Y2 (ja)
JPH1037402A (ja) 波状瓦板及び波状瓦板の敷設方法
JPH0913595A (ja) 建築外装構造
JPH0786266B2 (ja) 2重葺屋根

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees