JPH0913595A - 建築外装構造 - Google Patents

建築外装構造

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JPH0913595A
JPH0913595A JP16742895A JP16742895A JPH0913595A JP H0913595 A JPH0913595 A JP H0913595A JP 16742895 A JP16742895 A JP 16742895A JP 16742895 A JP16742895 A JP 16742895A JP H0913595 A JPH0913595 A JP H0913595A
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heat insulating
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insulating base
groove
drainage
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Chikara Funaki
主税 舩木
Kenji Narita
謙二 成田
Kazuyuki Nishizawa
和幸 西澤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 建築外装構造に対して、下地材による雨仕
舞性と断熱性能とを合理的に向上せしめること。 【解決手段】 建築躯体bの上に敷設した断熱下地材本
体1の表面に沿って設けた凹溝1eに支持部材3を嵌装
し、該支持部材3の上に外装材5を取り付け支持して、
断熱下地材1の上を被覆して成る建築外装構造におい
て、前記断熱下地材本体1’の一側縁と上縁とに沿って
排水部1a,1bを形成すると共に、同本体1’の他方
の側縁と下縁とに沿って、排水部1a,1bの上に重ね
る重合部2a,2bを形成し、上記凹溝1eの底面に支
持部材3の受支部13を設け、その両側に沿って排水用
の流下溝14を形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、建築物の屋根、
外壁等の外装に断熱下地材を用いた建築外装構造に関
し、詳しくは断熱性能と雨仕舞性能を向上せしめた建築
外装構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、建築物の屋根や外壁等の外装構造
にあっては、図15にて示すように、建築躯体100上
に木毛セメント等からなる下地材101を敷設し、この
下地材101の表面に沿って上下に連通するように形成
した凹溝102に、支持部材となる金属垂木103を嵌
装し、該垂木103の上に外装材となる屋根板104を
取り付け支持して葺いていた(実公平3−3441
1)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記した建築外装構造
は、断熱下地材101の敷設と同時に垂木102の割り
付けができるので、垂木102の墨出し作業と取り付け
作業を簡略化できる効果を奏するが、以下のような問題
も含んでいる。
【0004】 例えば、屋根板104による一次防水を
越えて下地材101まで雨水が達した場合、若しくは、
屋根材104の裏面に多量の結露水が生じた場合は、下
地材101同士の接合部には何等雨仕舞に関する配慮が
なされいない。さらには、下地材101となる木毛セメ
ント板は、透水、透湿性の素材からなるので、上記した
進入雨水は、下地材101は透過して屋内側にまで達し
てしまう場合もあった。
【0005】また、上記外装構造には、二次防水材とし
てフェルトの使用を示唆しているが、このような防水シ
ート(図示せず)は、下地材101の上に重ね継ぎによ
って貼設され、タッカーやビス等を打ち込んで固定され
るものであるため、これらの孔から雨水が浸入してしま
う可能性がある。また、上記フェルトは固定作業中に破
損し易いという欠点を有しおり、集中豪雨等により比較
的大量の浸入水が生じる場合には十分な防水性能を期待
することはできない。
【0006】さらに、上記した下地材101の側縁同士
の接合は垂直面同士の当接により行っているので、下地
材の敷設が正確に行われないと隣接する下地材101同
士の接合部に間隙が生じ、この隙間により下地材の断熱
性能が損なわれる。
【0007】本発明の目的は、上記した如き建築外装構
造に対して、下地材による雨仕舞性と断熱性能とを合理
的に向上せしめることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明は、コンクリートやモルタル等から成る
建築躯体、若しくは鉄骨から成る建築躯体の上に、略矩
形板状の断熱下地材を上下及び幅方向に順次並べて敷設
すると共に、該断熱下地材本体の表面に沿って上下方向
に連通する凹溝を同本体の幅方向に適宜間隔を置いて形
成し、これら凹溝内に長尺状の外装材支持部材をそれぞ
れ嵌装し、該外装材支持部材の上に外装材を取り付け支
持して、上記断熱下地材の上を被覆して成る建築外装構
造において、前記断熱下地材本体を合成樹脂発泡体によ
り略矩形板状に形成し、この断熱下地材本体の左右両側
縁のどちらか一方と上縁とに沿って略樋状の排水部をそ
れぞれ形成すると共に、同本体の他方の側縁と下縁とに
沿って、上記排水部の上に重ねる重合部を形成し、且
つ、凹溝内の底面に外装材支持部材とその受け金具とを
受支する受支部を設けると共に、該受支部の側部に排水
用の流下溝を沿設したものである。
【0009】上記建築外装構造の凹溝内の流下溝は、水
上側から水下側へ向けて上る戻り勾配を設けるとよい。
【0010】上記建築外装構造は、断熱下地材本体一側
縁に設けた排水部における水上側端部位を、該部位に接
合する上縁の排水部よりも下方に位置せしめるとより効
果的である。
【0011】上記建築外装構造は、凹溝の開口肩部に沿
って、断熱下地材本体表面から外装材支持部材両側縁部
の板厚分だけ落ち込む深さの段差部を形成し、且つ、外
装材支持部材は、外装材を載置する固定面の両側下方に
沿って、上記凹溝内に嵌合する補強部を屈曲形成し、こ
れら補強部から左右両側へ延出するフランジ部を上記固
定面と同じレベルに設けてもよい。
【0012】上記建築外装構造は、外装材支持部材の固
定面を断熱下地材表面よりも上方に突出させ、この固定
面上に取り付け固定した外装材と断熱下地材表面との間
に所定厚さの空間層を構成したものである。上記空間層
には非透水性の排水板を介装し、この排水板に上下方向
へ伸びる複数本の突条を設けるとよい。
【0013】以下、上記手段により奏する作用を説明す
る。上記請求項1対応の建築外装構造によれば、コンク
リート,モルタル,鉄骨等からなる建築躯体の上には断
熱下地材が上下及び幅方向に順次並べた状態で敷設され
る。上記断熱下地材の表面には上下に連通する凹溝が本
体幅方向へ適宜間隔を置いて形成し、これらの凹溝内に
長尺状の外装材支持部材が嵌装してある。上記凹溝の底
面には受支部が設けられ、該受支部に対して取り付け支
持した受け金具を介し、同凹溝内に嵌装せしめた外装材
支持部材が取り付け固定してある。上記した外装材支持
部材の上には瓦やスレート等の外装材が取り付け支持
し、上記断熱下地材の上を被覆している。
【0014】上記した如く建築躯体の上に敷設せしめる
各断熱下地材は、合成樹脂発泡体により断熱下地材本体
を構成し、同本体の両側縁の一方と上縁とに沿って、略
樋状の排水部を形成し、また、同本体の他方の側縁と下
縁に沿っては上記排水部の上に重ねる重合部を形成して
いる。上記断熱下地材は、建築躯体の上に上下及び左右
幅方向に順次並べて敷設されるが、この敷設の際、左右
方向に隣接する断熱下地材同士は、一側縁の排水部の上
に他側縁の重合部を重ね、また、上下方向に隣接する断
熱下地材同士は、下側の断熱下地材における上縁排水部
の上に、上側の断熱下地材の下縁重合部を重ねる。
【0015】上記した如く両側縁と上下両縁を重ねて敷
設した各断熱下地材は、接合部に生じる間隙が全て排水
部の上に位置する。よって、屋根材による一次防水を越
えて浸入した雨水が上記断熱下地材の上に滴下したとし
ても、これらの雨水は、断熱下地材側縁同士の接合部下
に位置する排水部に流れ込み、上の段の排水部から下の
段の排水部へ向かって順次水下側へ排水される。また、
一次防水を越えて断熱下地材の上に滴下した雨水は、断
熱下地材本体表面に沿って形成した凹溝内にも流れ込
み、該凹溝底面に設けた流下溝に沿って水下側へ排水さ
れる。
【0016】また、請求項2対応の建築外装構造のよう
に、凹溝の底面に対して水上側から水下側へ向けて昇る
戻り勾配を設けたものにおいては、断熱下地材本体下縁
部の排水部よりも上に、凹溝の下端口を位置させること
が可能となる。請求項3対応の建築外装構造のように、
断熱下地材本体一側縁に設けた排水部における水上側端
部位を、該部位に接合する上縁の排水部よりも下方に位
置せしめたものにおいては、上縁の排水部に流れ落ちた
雨水は、同排水部の端部から側縁の排水部の水上側端部
部位に流れ落ち、側縁の排水部に沿って排水される。
【0017】請求項4対応の建築外装構造においては、
上記凹溝の開口部に沿って段差部が形成され、この段差
部に外装材支持部材の両側縁のフランジ部が嵌合され、
これにより、断熱下地材本体表面と上記外装材支持部材
の固定面及びフランジ部上面とが面一状態となる。ま
た、上記外装材支持部材は、外装材を載置する固定面の
両側下方に沿って断面略U字状の補強部が形成してあ
り、これら両補強部が凹溝内に嵌合した状態で装着され
ている。
【0018】請求項5対応の建築外装構造の如く、外装
材支持部材の固定面を断熱下地材表面よりも上方に突出
させたものにおいては、上記外装材支持部材により取り
付け固定される外装材と断熱下地材表面との間に所定厚
さの空間層が構成される。さらに、請求項6記載の建築
外装構造の如く、上記空間層に排水板を介装しものにお
いては、断熱下地材の表面が非透水性の排水板により被
覆され、新たな防水層を構成する。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図面に
基づいて説明する。図1乃至4にて示す建築外装構造は
家屋の屋根部分であり、建築躯体となる野地板bの上に
敷設する断熱下地材1と、該断熱下地材1の表面に沿っ
て形成した凹溝1eに嵌装する支持部材3と、該支持部
材3の上に取り付け支持する屋根材3(外装材)とによ
り構成してある。
【0020】断熱下地材1は、屋根や外壁等に使用する
断熱機能を有する下地材であり、ウレタンやスチレン、
イソシアヌレート、フノール等から成る成樹脂発泡体を
用いて断熱下地材本体1’を形成してある。断熱下地材
本体1’は、上下方向に長い矩形の板材であり、15ミ
リ程度の厚さを有し、表面及び裏面は平坦状に成形して
ある。
【0021】断熱下地材本体1’表面側の右側縁と上縁
とに沿っては排水部1a及び1bを凹設してある。断熱
下地材本体1’上縁の排水部1bは図(a)〜(d)及
び図6,図7にて示すように、同本体1’表面の上縁部
に沿って本体1’厚みの約半分程の深さにまで切り落と
した段差部11を形成すると共に、その段差部11の外
縁部全長に沿って土手状の凸条12を突出させることに
より排水に必要な幅を有する樋状の凹溝を構成してあ
る。
【0022】一方、断熱下地材本体1’右側縁の排水部
1aは、上記した上縁部の排水部1bと同様な断面形状
にて構成するが、溝の高さは連続的に変化させることに
より傾斜状に構成してある。排水部1aは、水上側端部
を上縁部の排水部1bの右端部と接合させると共に、そ
の水上側端の部位が上記排水部1bの右端部よりも下に
位置するように配置し、両排水部1b,1aの接合部に
若干の段差が生じるように構成してある。(図5−
b)。また、排水部1aは、水上側端から水下側端へ向
けて昇るように緩傾斜させてある。
【0023】尚、この排水部1aの傾斜は通常の屋根の
傾斜よりも十分に小さい。従って、上記断熱下地材Aを
屋根の野地面に敷設した状態において、上記排水部1a
は軒へ向けて下るように傾斜した状態となる。またこれ
によれば、排水部1bに進入した雨水は同排水部1bの
右端から排水部1aの水上端部に流れ落ち、さらに排水
部1aを流下して排水される。
【0024】上記断熱下地材本体1’裏面における左側
縁及び下縁部に沿っては、上記した右側縁の排水部1a
と上縁部の排水部1bとに対して上から重ね合わせた状
態で接合する重合部2a及び2bを形成してある。図5
(c),(d)及び図4にて示すように、下縁部の重合
部2bは、上縁部の排水部1bと対象的に形成し、断熱
下地材本体1’裏面の下縁部に沿って段差部21を形成
する共に、該段差部21の外縁部に沿って凸条22を突
設することにより構成してある。
【0025】上記重合部2bは敷設状態において上下に
隣接する断熱下地材1における上縁部の排水部1bの上
に重なるように接合する。この接合状態において、重な
り合う排水部1bと重合部2bとの間には排水用の空洞
が形成され、また、隣接する断熱下地材1同士の接合部
の表面は面一状態となる。
【0026】また、断熱下地材本体1’裏面の左側縁の
重合部2aは、上記した下縁部の重合部と同様な断面に
て形成するが、前記したように本体1’右側縁の排水部
1aが傾斜状に構成してあるため、これに重ね合わせる
重合部2aも、水上側端から水下側端へ向けて肉厚が傾
斜状に減少するように構成してある。
【0027】よって、上記重合部2aは、敷設状態にお
いて左右に隣接する断熱下地材1における右側縁部の排
水部1aの上に重なるように接合する。この接合状態に
おいて、重なり合う排水部1aと重合部2aとの間には
排水用の空洞が形成され、また、隣接する断熱下地材1
側縁同士の接合部の表面が面一状態となる(図3,図
4)。尚、上記上縁の排水部1bは、底面を左右または
どちらか一方に傾斜する勾配としたり、壁面を同様に傾
斜させ、かつ上縁の排水部1bもこれに対応した構成に
形成すると、排水性を向上させる上で好ましい。上記し
た断熱下地材1においては、断熱下地材本体1’表面の
右側縁に沿って排水部1aを設けたが、側縁部の排水部
は左側縁に沿って設けても良く、この場合、重合部は本
体1’裏面の右側縁に沿って設けることになる。また、
上記断熱下地材1の固定は、断熱下地材1よりも下方の
下地構造に、接着または、釘等の固定具を使用して固定
する。なお、垂木を凹溝に嵌装するか否かはともかく、
上記断熱下地材1の上には屋根材または垂木等の支持部
材が必ず敷設されるので、仮止め程度の固定で足りる。
なお、固定具による固定箇所は、排水部1a,1b、重
合部2a,2b以外の箇所で行われるが、上記断熱下地
材A〜A3 ’は、合成樹脂発泡材からなるので、前記固
定箇所は、一定の水密性を有する。
【0028】以上の如く構成した断熱下地材1は、コン
クリート、モルタル等の躯体や鉄骨躯体、あるいは別途
必要に応じて介装された野地板bの上に沿って断熱下地
材1を縦及び横方向に順次並べながら敷設する。上記し
た断熱下地材1は、上記野地板bの軒側から配置し、左
から右へ向けて敷設する。この際、断熱下地材1の左側
縁及び下縁の両重合部2a,2bを、既に野地板b上に
敷設してある左側及び下側の断熱下地材1の排水部1
a,1bの上に重ねた状態で載置する。敷設作業はこの
要領で、断熱下地材1を順次軒側から棟側へ向けて移行
し、野地板b上面を断熱下地材1により全て覆い尽く
す。尚、建築躯体がコンクリート系若しくは鉄骨系であ
る場合、強度性能や耐火性能の必要に応じて、上記躯体
と上記断熱下地材1との間に所用の野地材を別途介装し
てもよい。
【0029】上記したように敷設した断熱下地材1は、
左右に隣り合うもの同士において、排水部1a上の全長
にわたって重合部2aが重ねられ、これにより左右に隣
接する断熱下地材1上縁部の排水部1bが横一本上に接
続された状態となる。この状態において、上記排水部1
b同士の接続部は、上縁の排水部1bの右端と側縁部の
排水部1b水上側端部の接合部の段差部の直上となり、
この接続部から進入した雨水は排水部1aの上に受けら
れて排水される。
【0030】また、断熱下地材1の下縁の重合部2b
は、下側に隣接する断熱下地材1上縁の排水部1bの上
に重合される。これにより、同断熱下地材1右側縁部の
排水部1aの水下側端は、上記した如く横一線状に接続
された排水部1bの接続部分に接続される形で重ねられ
る。よって、上記排水部1aの水下側端部の接続部は、
左右に隣接する断熱下地材1側縁部同士の重合部分上に
さらに重ねられる形で載置され、該接続部から進入した
雨水は、排水部1b同士の接続部の隙間を通って下段の
排水部1aの水上側端部に受けられ、同排水部1aを流
下して排水される。
【0031】上記した断熱下地材本体1’の表面には、
支持部材3を嵌装するための凹溝1eを同本体1’の長
手方向に沿って連通するように設けてある。凹溝1e
は、断熱下地材本体1’の表面に沿って上下方向に延び
る溝であり、この実施例の場合、本体1’の左右方向に
定間隔をおいて4数本設けてある。凹溝1eは、垂木と
なる支持部材3を嵌入させるように断面略コ型に形成
し、その底面中央部に沿って断面略凸型の受支部13を
突設すると共に、その受支部13の左右両側に沿って雨
水を排水させる流下溝14を形成してある。
【0032】また、上記凹溝1eの開口両側の肩部に沿
っては、断熱下地材本体1’表面から支持部材3両側縁
部の板厚分だけ落ち込む深さの段差部18を形成してあ
る。上記したように断熱下地材本体1’の表面に必要本
数の凹溝1eを設けておくことにより、断熱下地材1の
敷設と同時に支持部材3の割り付けを完了するので合理
的である。尚、断熱下地材本体1’の表面に設ける凹溝
1eは、4本に限定するものではなく、1本以上何本設
けても良い。
【0033】上記受支部13の最上面にはビスやアンカ
ーボルト等の固定具15及び保護パイプ17を挿通させ
る通孔16を、同受支部13の上面に沿って定間隔を置
いて穿設し、これら各通孔16を通して固定具15を野
地板b下の建築躯体(図示せず)に打ち込み、上記支持
部材3の受け金具4を凹溝1e内に取り付け固定するよ
うに構成してある。
【0034】既述したように、上記した凹溝1内には、
受け金具4を介して屋根材5の支持部材3が取り付け固
定される。受け金具4は、凹溝1e内に嵌合して取り付
け固定する略矩形の板材であり、凹溝1e内の受支部1
3に沿って定間隔をおいて穿設した通し孔16の各部位
上にそれぞれ載置した状態で装着する。受け金具4の中
央部には孔46を開設し、この孔46に前記固定具15
を挿通して凹溝1e内受支部13の上面に対して取り付
け固定してある。
【0035】一方、凹溝1e内に沿って嵌装する支持部
材3は、断熱下地材1と略同じ長さを有する長尺状のチ
ャンネル材であり、図2及び図8にて示すように、屋根
材5の固定面31の両側に沿って、断面略コ型の補強部
32を形成すると共に、該補強部の外側縁に、それぞれ
側方へ向けて延出するフランジ部33を設けて構成して
ある。両補強部32は断熱下地材本体1’の凹溝1e内
にぴったりと嵌合し、また、固定面31とフランジ部3
3は、凹溝1eの両側に形成される段差部18内に嵌合
して本体1’と面一状態となる。
【0036】上記した如く、断熱下地材1の凹溝1e部
分が断熱下地材本体1’の表面と略面一状態となること
によれば、外装材が薄厚の金属板の場合であっても、外
装材支持部材3の突出に起因して、外装材表面に微妙な
歪みが生じるような不具合を解消することができる。
【0037】上記したように、受け金具4を各凹溝1e
の受支部13に対して取り付け固定した後、各凹溝1e
には支持部材3を嵌合して各受け金具4の上に載置し、
さらに、ビス34のねじ込みにより各受け金具4に対し
て取り付け固定する。
【0038】尚、本実施例の場合、支持部材3は、敷設
した断熱下地材1の表面に定間隔を置いて凹設される各
凹溝1eに対して一本置きに嵌装してある。尚、支持部
材3が嵌装されない凹溝1eは、断熱下地材1上に滴下
した雨水を水下側へ向けて排水する排水溝として機能す
る。上記したように設置した各支持部材3の上面には、
吊子35を所定の間隔を置いて取り付け固定した後、こ
れらの吊子35に掛止しながら屋根材5を順次載置し、
断熱下地材1の上面を全て覆いつくすように葺き上げ
る。無論、上記した屋根材5としては、金属横葺き屋根
材、金属縦葺き屋根材、瓦、スレート等の屋根材を使用
してもよい。図9は、各支持部材3の間にレール50を
平行に取り付け固定し、これらレール50の上に和瓦
5’を葺設したものを示す。
【0039】図10及び図11にて示す建築外装構造は
前記したものと同様な断熱下地材1と、支持部材を具備
するが、前記構造とは、垂木となる支持部材と受け金
具、及び支持部材を嵌装する凹溝の形状が異なってい
る。上記断熱下地材本体1’に形成される凹溝1fは、
上記支持部材3’及び受け金具4aがぴったりと嵌入で
きる幅を有し、溝底面の中央部に沿って断面略台形の受
支部13を突設し、該受支部13の左右両側に沿って排
水用の流下溝14を形成してある。
【0040】また、支持部材3’は前記したものよりも
幾分幅が狭く、断面略下向きコ型に屈曲形成した開口部
両側縁を両側へ向けて延出せしめて構成してある。受け
金具4aは、前記した受け金具4と同様に、凹溝1e内
に沿って複数個装着する屋根材5固定用の板状金具であ
り、断面略上向きコ型に屈曲形成すると共に、連結部分
の中央部には凹溝1f内に設けた受支部13の上面に上
から嵌合する嵌合部41を形成し、且つ、上記嵌合部4
1の中央に固定具15を挿通せしめる孔44を開設して
ある。上記受け金具4aは、凹溝1f内にぴったりと嵌
合し、さらに、上記した嵌合部41が受支部13の上面
に嵌合した状態にて、固定具15により前記したものと
同様に取り付け固定されている。さらに、上記受け金具
4a両側の立ち上げ部内側には、下向きに突出する掛止
爪42を突設し、該掛止爪42に対して固定バンド4b
を掛止するように構成してある。
【0041】固定バンド4bは上記受け金具4aと一対
となり、支持部材3’の上から嵌着することより、上記
支持部材3’を受け金具4aに対して固定するものであ
り、図11にて示すように、断面略コ型に屈曲すると共
に、両側縁部をそれぞれ断面略レ型に折曲して、弾性的
折曲変形する掛止片43を構成してある。上記固定バン
ド4bは、支持部材3’に対し上から嵌合した上で両掛
止片43の先端を上記受け金具4aの両掛止爪42に対
して掛止することにより、受け金具4aとの間に支持部
材3’を挟持する。上記支持部材3’の上に沿っては、
吊子35を定間隔をおいて取り付け固定し、これら吊子
35に掛止しながら屋根材5を順次載置し、断熱下地材
1の上面を全て覆いつくすように葺き上げる。
【0042】図12にて示す建築外装構造は、断熱下地
材本体1’,凹溝1f,受け金具4aの各部材が図10
及び図11にて示したものと同様に構成されるが、垂木
となる支持部材の形状を変更し、断熱下地材1-2 と屋根
材5との間に空間7を設けるように構成してある。この
構造が具備する支持部材3’’は、断面略下向きコ型に
形成すると共に、その上面に沿って設ける固定面31’
を断熱下地材表面よりも一段高く突出する形で形成する
ことにより、下側が開口する断面略凸型のチャンネル材
として構成したものである。尚、上記支持部材3’’の
左右両側縁部は略横コ型に屈曲させた後、外側へ向けて
出させてある。また、上記支持部材3’’を固定する固
定バンド4b’の形状も、同支持部材3’’の断面形状
にあわせて断面凸型に形成してある。
【0043】上記したように構成した支持部材3’’は
凹溝1f内に嵌装した状態において、固定面31’が野
地板b上に敷設した断熱下地材1-2 の表面よりも所定高
さ、例えば20ミリ程度突出させてある。即ち、上記固
定面31’の上に吊子35を介して設置される屋根材5
は、断熱下地材1-2 の表面よりも20ミリ程度浮いた状
態となり、その間に空間7が形成される。上記空間7
は、外装構造における断熱性能を向上させ、さらに、外
装構造内において良好な換気機能を発揮するため、屋根
材5裏面に生じる内部結露を効果的に防止することがで
きる。
【0044】また、上記断熱下地材1-2 の上には非透水
性の薄板から成る排水板8を敷設してある。上記排水板
8には上下方向に伸びる突条部8aを左右幅方向に凹溝
1fの間隔と同じ間隔を置いて設けてあり、同排水板8
を断熱下地材1-2 の上に敷設した際に、上記凸状部8a
が断熱下地材1-2 表面から突出する各支持部材の固定面
31’の上を跨ぐように構成してある。上記排水板8
は、屋根材5と断熱下地材1-2 との間において新たな防
水層となり、屋根構造の雨仕舞性をより向上せしめる。
【0045】上記した各建築外装構造に用いる断熱下地
材は、図13(a)にて示すもののように構成してもよ
い。図13(a)にて示す断熱下地材1-3 は、前記した
断熱下地材1,1-2 と全く同じ本体1’を有し、この本
体1’の表面に2本の凹溝1fを凹設すると共に、同本
体1’の平坦部の表面に沿って上下方向に走る多数の微
小溝9を全面的に形成してある。
【0046】微小溝9は、断熱下地材本体1’の表面に
滴下した雨水を同本体1’の表面に沿わせたまま水下側
へ流下させて排水させる小さな溝であり、図14(a)
にて示すように本体1’幅方向へ向けて小波状に連続す
るような断面形状に形成してある。上記した断熱下地材
1-3 においては、敷設状態にある断熱下地材本体1’の
上に滴下した雨水が上記微小溝9内に沿って流れて水下
側へ向けて排水されるようになる。これにより、断熱下
地材1-3 の上に進入した雨水の中で、断熱下地材1-3 同
士の接合部から排水部1a,1bに対して流れ込む絶対
量が制限されることになるので、雨仕舞性能(防水性)
が向上する。さらに、その結果として伝熱箇所となり易
い排水部1a,1bの空間を最小に抑えることができる
ので、断熱性能上も好ましい。
【0047】尚、上記したように断熱下地材1-3 の表面
に形成する微小溝の断面形態は、図14(b)にて示す
微小溝9’のように略コ型の凸部と凹部を連続的に組み
合わせたものであっても、若しくは図14(c)にて示
す微小溝9’’のように断面ジグザク状のものであって
もよい。ている。
【0048】さらに、上記断熱下地材は、図13(b)
にて示すもののように構成しても良い。図13(b)に
て示す断熱下地材1-4 は、前記した断熱下地材1-3 と同
様に、本体1’の表面に2本の凹溝1fを凹設して構成
してあるが、同本体1’の表面における、各凹溝1fを
挟む左右両側の平坦部に、上記凹溝1fへ向けて延びる
下り傾斜状の微小溝10を同本体1’表面に沿って他数
本連続状に形成してある。上記微小溝10は、図14
(a)〜(c)にて示した微小溝9,9’,9’’と同
様に構成した溝であり、その水下側端部が凹溝1fに連
通している。よって、断熱下地材1-4 上に達した雨水
は、上記微小溝10をつたわって凹溝1f内に流れ込
み、同凹溝1f内の流下溝14を流下して水下側へ速や
かに排水される。尚、上記断熱下地材本体1-4 に設ける
凹溝1fは、一本以上何本設けても良いが、微小溝10
は、各凹溝1fの左右にそれぞれ別々に形成する必要が
ある。
【0049】上記した如く構成した各建築外装構造は、
野地板の上に断熱下地材を敷設した後、その上に屋根材
を設置するが、その行程中において、断熱下地材の上、
若しくは野地板bと断熱下地材との間に、アスファルト
フェルト,アスファルトルーフィング等公知の防水用シ
ートを敷設してもよい。尚、下地となる野地板が 吸水
性を有し、且つ施工面積が広い場合、上記断熱下地材に
殆ど吸水性がないため、行程管理上の視点では下地材上
に敷設することが好ましい。
【0050】さらに、上記した建築外装構造は、建築外
壁の下地として構成してもよく、この場合の外壁材とし
ては、金属横張り、金属縦張りサイディング、窯業系の
横張り、窯業系の縦張りサイディング等が対象とされ
る。また、上記外装材の工法により、上記断熱下地材と
外装材との間にポリエチレンフォーム等のボードやシー
ト類を介装することも可能である。
【0051】
【発明の効果】本発明は以上説明したように、構成した
ものであるから、合成樹脂発泡材から成る断熱下地材に
より、二次防水性と断熱性を向上することができると同
時に、集中豪雨や外装材の裏面に多量の結露水が生じる
ことにより、建築躯体上に敷設した断熱下地材の上に雨
水が達した状態となっても、その雨水を断熱下地材の表
面から、外装材支持部材の凹溝内の流下溝に流し込み、
さらには、各断熱下地材同士の該合部の下に位置する各
排水部に流し込んで水下側へ速やかに排水することがで
きる。
【0052】建築躯体の寸法誤差により敷設した各断熱
下地材同士の接合部に若干の隙間が生じた場合であって
も、下縁及び他側縁部の重合部はこれに対応する上縁及
び一側縁部の排水部の上に確実に重なり合うので、建築
躯体の寸法誤差や施工精度に起因する漏水事故及び断熱
性の低下を防止することができる。また、断熱下地材本
体の表面に沿って外装材支持部材を嵌装する凹溝を形成
してあるので、断熱下地材の敷設と同時に外装材支持部
材の割り付けを終了させることができ、外装材支持部材
の墨出し作業と取り付け作業とを簡略化して、作業性を
向上させることができる。
【0053】凹溝の底面に対して水上側から水下側へ向
けて昇る戻り勾配を設けたものにおいては、断熱下地材
本体下縁部の排水部よりも上に、凹溝の下端口を位置さ
せることが可能となるので、上下に隣接する断熱下地材
の凹溝間を流下する雨水の流れを円滑且つ確実に行うこ
とができる。
【0054】断熱下地材本体一側縁に設けた排水部にお
ける水上側端部位を、該部位に接合する上縁の排水部よ
りも下方に位置せしめたものにおいては、上縁の排水部
に流れ落ちた雨水は、同排水部の端部から側縁の排水部
の水上側端部部位に流れ落ち、側縁の排水部に沿って排
水される。
【0055】請求項3記載の建築外装構造によれば、建
築躯体上に敷設した各断熱下地材相互の接合部に生じる
間隙が全て排水部の上に位置し、敷設状態における各断
熱下地材の接合部において、その表裏を直接的に連通す
る部分を完全に無くすことができる。これにより、屋根
材による一次防水を越えた雨水が断熱下地材の上に至っ
たとしても、この雨水を上記排水部により受けて速やか
に排水し、漏水事故を未然に防ぐことができる。
【0056】請求項4記載の建築外装構造によれば、凹
溝に対する外装材支持部材の嵌装位置をより正確にする
ことができると共に、外装材支持部材の上面と断熱下地
材表面とを略面一状態とすることができるようになり、
外装材が薄厚の金属板であっても、外装材支持部材の突
出に起因して、外装材表面に微妙な歪みが生じるような
不具合を解消することができる。また、施工作業者の踏
みつけ荷重等により外装材支持部座が傾斜してしまうよ
うな不具合を抑制することができる。
【0057】外装材支持部材の固定面を断熱下地材表面
よりも上方に突出させたものにおいては、上記外装材支
持部材により取り付け固定される外装材と断熱下地材表
面との間に所定厚さの空間層を設けることができるの
で、外断熱性能を向上し、外装材内面に生じる結露の防
止を図ることができる。
【0058】上記空間層に排水板を介装しものにおいて
は、断熱下地材の表面が非透水性の排水板により被覆さ
れ、一次防水と二次防水との間に新たな防水層が構成さ
れることになるので、極めて雨仕舞性の高い外装構造を
得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を実施した建築外装構造を一部切欠
して示す斜視図。
【図2】 同構造におけ支持部材部分の縦断面図。
【図3】 同構造の縦断面図。
【図4】 同構造の横断面図。
【図5】 上記構造に使用する断熱下地材を示し、
(a)は同断熱下地材を一部切欠して示す正面図、
(b)は同断熱下地材の右側面図、(c)は、同断熱下
地材の平面図、(d)は同断熱下地材の底面図。
【図6】 同断熱下地材を示す斜視図。
【図7】 図6におけるXIII-XIII 線断面図。
【図8】 同建築外装構造の凹溝と支持部材とを示す
分解斜視図。
【図9】 屋根材として和瓦を使用した建築外装構造
を一部切欠して示す斜視図。
【図10】 支持部材と受け金具の異なる建築外装構
造における支持部材部分を示す縦断面図。
【図11】 同構造の支持部材と受け金具を示す分解
斜視図。
【図12】 断熱下地材と屋根材との間に空間を設け
た建築外装構造における支持部材部分を示す縦断面図。
【図13】 (a)は本体表面に微小溝を形成した断
熱下地材を示す斜視図、(b)は、本体表面に傾斜状の
微小溝を形成した断熱下地材を示す斜視図。
【図14】 断熱下地材の表面に設けた微小溝の拡大
断面図で、(a)は小波型断面の微小溝、(b)は角波
型断面の微小溝、(c)はジクザク型断面の微小溝を示
す。
【図15】 従来の建築外装構造を一部切欠して示す
斜視図。
【符号の説明】
b・・・野地板 1・・・断熱下地材 1’・・・断熱下地材本体 1a,1b・・・排水部 2a,2b・・・重合部 1e,1f・・・凹溝 3,3’,3’’・・・支持部材 4・・・受け金具 5・・・屋根材 13・・・受支部 14・・・流下溝 18・・・段差部 4,4’,4’’・・・微小溝 5,5’・・・屋根材 6・・・微小溝 31・・・固定面 32・・・補強部 33・・・フランジ部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西澤 和幸 神奈川県藤沢市遠藤3619−1 元旦ビュー ティ工業株式会社本社分室内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンクリートやモルタル等から成る建
    築躯体、若しくは鉄骨から成る建築躯体の上に、略矩形
    板状の断熱下地材を上下及び幅方向に順次並べて敷設す
    ると共に、該断熱下地材本体の表面に沿って上下方向に
    連通する凹溝を同本体の幅方向に適宜間隔を置いて形成
    し、これら凹溝内に長尺状の外装材支持部材をそれぞれ
    嵌装し、該外装材支持部材の上に外装材を取り付け支持
    して、上記断熱下地材の上を被覆して成る建築外装構造
    において、前記断熱下地材本体を合成樹脂発泡体により
    略矩形板状に形成し、この断熱下地材本体の左右両側縁
    のどちらか一方と上縁とに沿って略樋状の排水部をそれ
    ぞれ形成すると共に、同本体の他方の側縁と下縁とに沿
    って、上記排水部の上に重ねる重合部を形成し、且つ、
    凹溝内の底面に外装材支持部材とその受け金具とを受支
    する受支部を設けると共に、該受支部の側部に排水用の
    流下溝を沿設した建築外装構造。
  2. 【請求項2】 前記凹溝内の流下溝は、水上側から水
    下側へ向けて上る勾配を設けて成る請求項1記載の建築
    外装構造。
  3. 【請求項3】 前記断熱下地材本体一側縁に設けた排
    水部における水上側端部位を、該部位に接合する上縁の
    排水部よりも下方に位置せしめて成る請求項1又は2記
    載の建築外装構造。
  4. 【請求項4】 前記凹溝の開口肩部に沿って、断熱下
    地材本体表面から外装材支持部材両側縁部の板厚分だけ
    落ち込む深さの段差部を形成し、且つ、外装材支持部材
    は、外装材を載置する固定面の両側下方に沿って、上記
    凹溝内に嵌合する補強部を屈曲形成し、これら補強部か
    ら左右両側へ延出するフランジ部を上記固定面と同じレ
    ベルに設けて成る請求項1又は2,3項記載の建築外装
    構造。
  5. 【請求項5】 前記外装材支持部材の固定面を断熱下
    地材表面よりも上方に突出させ、この固定面上に取り付
    け固定される外装材と断熱下地材表面との間に所定厚さ
    の空間層を構成して成る請求項1又は2,3項記載の建
    築外装構造。
  6. 【請求項6】 前記空間層には非透水性の排水板を介
    装し、この排水板に上下方向へ伸びる複数本の突条を設
    けて成る請求項5記載の建築外装構造。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JP2000282633A (ja) * 1999-03-31 2000-10-10 Hekinan Tokushu Kikai Kk 屋根葺下地材及びそれを使用した屋根葺材

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