JP2000008550A - 屋根瓦の取付構造 - Google Patents

屋根瓦の取付構造

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JP2000008550A
JP2000008550A JP17822298A JP17822298A JP2000008550A JP 2000008550 A JP2000008550 A JP 2000008550A JP 17822298 A JP17822298 A JP 17822298A JP 17822298 A JP17822298 A JP 17822298A JP 2000008550 A JP2000008550 A JP 2000008550A
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JP
Japan
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roof
roof tile
tile
eaves
tiles
Prior art date
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Pending
Application number
JP17822298A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Kawaguchi
剛 川口
Takeya Kondo
健也 近藤
Takefumi Koike
健文 小池
Toru Ozasayama
徹 小笹山
Eiji Taniguchi
英二 谷口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 屋根瓦1を屋根下地材2上に敷設する屋根瓦
の取付構造において、施工性、コスト性が向上した屋根
瓦の取付構造を提供すること。 【解決手段】 屋根瓦1を軒棟方向の縦辺が横辺の少な
くとも2倍の長さを有する長尺矩形板状に形成するとと
もに、この屋根瓦1を横方向に実結合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、屋根瓦の取付構造
に関し、特に、陶器瓦、石綿瓦、石綿セメント瓦、繊維
入りセメント瓦、合成樹脂瓦、金属瓦、又はその他の無
機質材の屋根成形材料により形成され、寄せ棟屋根や切
妻屋根などに葺かれている屋根瓦の取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、図4に示すように、屋根瓦1は、
横長の略矩形板状に形成され、各側端を突き合わせて屋
根下地材2上の横方向に並設するとともに、この横方向
に隣接する両屋根瓦1の棟側端部上面に略均等に跨って
他の屋根瓦1の軒側端部を載置して軒棟方向に屋根瓦1
を並設することによって、屋根瓦1を屋根下地材2上に
取り付けている。
【0003】このような屋根瓦の取付構造では、屋根瓦
1上面を流下する雨水が屋根瓦1の軒側端からその軒側
に位置する屋根瓦1の棟側端部上に落下し、さらにこの
屋根瓦1上面を流下するため、棟側の屋根瓦1の軒側端
部下面と軒側の屋根瓦1の棟側端部上面との間の隙間を
雨水が上昇せず、屋根下地材2上への雨水の浸入を防止
している。さらに、横方向に隣接する両屋根瓦1の側端
間の隙間の下方に他の屋根瓦1の上面が位置しているの
で、この隙間に雨水が浸入しても、この雨水は他の屋根
瓦1上面に落下して流下し、屋根下地材2上への雨水の
浸入を防止している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の屋根瓦の取付構造では、屋根瓦1が軒棟方向に重な
っているため、屋根瓦1上面の暴露率が低くなって屋根
瓦1の使用枚数が多くなり、施工性、コスト性に問題が
ある。
【0005】本発明は、上記事由に鑑みてなしたもの
で、その目的とするところは、施工性、コスト性が向上
した屋根瓦の取付構造を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、屋根瓦1を屋根下地材2上
に敷設する屋根瓦の取付構造において、屋根瓦1を軒棟
方向の縦辺が横辺の少なくとも2倍の長さを有する長尺
矩形板状に形成するとともに、この屋根瓦1を横方向に
実結合してなることを特徴として構成している。
【0007】このような屋根瓦の取付構造では、屋根瓦
1を軒棟方向の縦辺が横辺の少なくとも2倍の長さを有
する長尺状に形成しているため、軒棟方向に連結する屋
根瓦1の枚数が減少して屋根瓦1上面の暴露率が高くな
り、施工性、コスト性が向上している。また、屋根瓦1
を横方向に実結合しているため、横方向に隣接する屋根
瓦1間の隙間から屋根下地材2上への雨水の侵入を防止
している。
【0008】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の発明において、軒棟方向に隣接する屋根瓦1を横長
の止水金具3を介して連結してなることを特徴として構
成している。
【0009】このような屋根瓦の取付構造では、止水金
具3を介して屋根瓦1を軒棟方向に敷設し、屋根瓦1を
軒棟方向に重ねていないため、各屋根瓦1の下面を屋根
下地材2上面に略密接させることができ、屋根瓦1の浮
き上がりによる屋根瓦1の踏み割れを防止している。
【0010】また、請求項3記載の発明は、請求項2記
載の発明において、屋根瓦1の棟側端部上に配置される
上側板3aと、この棟側に隣接する屋根瓦1の軒側端部
下に配置される下側板3bと、上側板3aと下側板3b
とを連結して両屋根瓦1間に配置される連結板3cとか
ら止水金具3を形成してなることを特徴として構成して
いる。
【0011】このような屋根瓦の取付構造では、棟側に
隣接する屋根瓦1の軒側端と連結板3c後面との間の隙
間から下側板3b上に雨水が落下しても、下側板3bに
よって塞き止めて止水し、屋根下地材2上への雨水の浸
入を防止している。また、屋根瓦1上の棟側端から屋根
下地材2上に落下しようとする雨水を上側板3aによっ
て塞き止めて止水し、屋根下地材2上への雨水の浸入を
防止している。
【0012】また、請求項4記載の発明は、請求項3記
載の発明において、屋根瓦1を屋根下地材2上に敷設し
たときに連結板3cが軒側に下方傾斜するように連結板
3cを傾斜形成してなることを特徴として構成してい
る。
【0013】このような屋根瓦の取付構造では、連結板
3cが軒側に下方傾斜しているため、棟側に隣接する屋
根瓦1の軒側端と連結板3c後面との間の隙間から下側
板3b上に落下した雨水が連結板3c後面上を前方に流
下し、下側板3b上での雨水の溜りを防止している。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態の屋根瓦
の取付構造を図1乃至図3に基づいて説明する。
【0015】図1は、本発明の実施形態の屋根瓦の取付
構造を示す要部の斜視図である。また、図2は、同上の
屋根瓦の取付構造を示す要部の平面図である。また、図
3は、(a)が図2中のA−A断面図であり、(b)が
図2中のB−B断面図である。
【0016】図1乃至図3に示すように、この屋根瓦の
取付構造は、陶器瓦、石綿瓦、石綿セメント瓦、繊維入
りセメント瓦、合成樹脂瓦、金属瓦、又はその他の無機
質材の屋根成形材料により形成された屋根瓦1を寄せ棟
屋根や切妻屋根などの屋根下地材2上に取り付けるもの
であり、屋根瓦1を軒棟方向の縦辺が横辺の少なくとも
2倍の長さを有する長尺矩形板状に形成するとともに、
この屋根瓦1を横方向に実結合している。また、軒棟方
向に隣接する屋根瓦1を横長の止水金具3を介して連結
している。また、屋根瓦1の棟側端部上に配置される上
側板3aと、この棟側に隣接する屋根瓦1の軒側端部下
に配置される下側板3bと、上側板3aと下側板3bと
を連結して両屋根瓦1間に配置される連結板3cとから
止水金具3を形成している。また、屋根瓦1を屋根下地
材2上に敷設したときに連結板3cが軒側に下方傾斜す
るように連結板3cを傾斜形成している。
【0017】寄せ棟屋根では屋根表面は、横長台形状の
前後側及び三角形状の左右側の合計4個の傾斜面を有し
ている。前後側傾斜面は、棟側の上辺、軒側の下辺、及
び左右側の側辺を有する略台形状に形成され、左右側傾
斜面は、前後側傾斜面の両側辺を共通する2側辺及び底
辺を有する略三角形状に形成されている。この4つの傾
斜面のそれぞれに屋根瓦1が敷設されているが、ここで
は前後側傾斜面について屋根瓦の取付構造を説明する。
【0018】屋根瓦1は、軒棟方向に長尺矩形板状の瓦
本体1aと、この瓦本体1aの一側端に突設された上重
ね片1bと、他側端に突設された下重ね片1cとから形
成され、下重ね片1c上に他の屋根瓦1の上重ね片1b
を重ねて屋根瓦1が横方向に実結合される。傾斜面の略
中央の横方向全長に亘って横長の止水金具3が配置さ
れ、この止水金具3を介して軒棟方向に屋根瓦1が連結
されている。また、屋根瓦1の軒棟方向の縦辺は、前後
側傾斜面の縦寸の略半分に形成され、前後側傾斜面上辺
と止水金具3との間及び止水金具3と前後側傾斜面下辺
との間の2列に屋根瓦1が並設されている。この2列の
屋根瓦1のうち、棟側の屋根瓦1を棟側屋根瓦1とし、
軒側の屋根瓦1を軒側屋根瓦1としている。また、瓦本
体1aの棟側端部に複数の釘孔が穿設されており、この
釘孔を貫通する固定釘により瓦本体1aを屋根下地材2
上に釘着している。
【0019】上側板3aは、横長尺上板の前端縁に前垂
片3dを一体に垂下して形成され、軒側屋根瓦1の棟側
端部上面に前垂片3d下端を当接して配置されている。
このとき、釘孔は上側板3aの下方に位置している。ま
た、下側板3bは、横長尺下板の後端縁に後立片3eを
一体に立設して形成され、棟側屋根瓦1の軒側端部下面
に後立片3e上端を当接して配置されている。また、連
結板3cは、上側板3a後端縁と下側板3b前端縁とを
一体に連結して形成され、軒側屋根瓦1と棟側屋根瓦1
との間に配置されている。
【0020】このような屋根瓦の取付構造では、軒側屋
根瓦1から屋根下地材2上に取り付けられる。この取付
は、瓦本体1a下面を屋根下地材2上に当接載置し、釘
孔に上方から固定釘脚部を挿入した後、屋根下地材2下
方の野地板に打ち込むことにより行われる。そして、こ
の取り付けられた屋根瓦1の下重ね片1c上に他の屋根
瓦1の上重ね片1bを重ね、同様に固定釘を打ち込むこ
とにより横方向に屋根瓦1を結合固定する。こうして屋
根下地材2の一側端から他側端まで順に軒側屋根瓦1を
敷設する。次に、この軒側屋根瓦1の棟側端部上面に上
側板3aの前垂片3d下端を当接させ、下側板3b下面
を屋根下地材2上に当接させて止水金具3を載置した
後、棟側屋根瓦1を屋根下地材2上に取り付ける。この
取付は、その軒側端部を後立片3e上端に当接させ、瓦
本体1aを屋根下地材2上に載置し、釘孔に上方から固
定釘脚部を挿入した後、固定釘脚部を屋根下地材2下方
の野地板に打ち込むことにより行われる。そして、この
取り付けられた屋根瓦1の下重ね片1c上に他の屋根瓦
1の上重ね片1bを重ね、同様に固定釘を打ち込むこと
により軒棟方向に屋根瓦1を連結固定する。こうして屋
根下地材2の一側端から他側端まで順に棟側屋根瓦1を
敷設する。
【0021】このような屋根瓦の取付構造では、屋根瓦
1を軒棟方向の縦辺が横辺の少なくとも2倍の長さを有
する長尺状に形成しているため、軒棟方向に連結する屋
根瓦1の枚数が減少して屋根瓦1上面の暴露率が高くな
っている。また、屋根瓦1を横方向に実結合しているた
め、横方向に隣接する屋根瓦1間の隙間から屋根下地材
2上への雨水の侵入を防止している。また、止水金具3
を介して屋根瓦1を軒棟方向に連結し、屋根瓦1を軒棟
方向に重ねていないため、各屋根瓦1の下面を屋根下地
材2上面に略密接させることができ、屋根瓦1の浮き上
がりによる屋根瓦1の踏み割れを防止している。また、
棟側屋根瓦1の軒側端と連結板3c後面との間の隙間か
ら下側板3b上に雨水が落下しても、下側板3bの後立
片3eによって塞き止めて止水し、屋根下地材2上への
雨水の浸入を防止している。また、軒側屋根瓦1上の棟
側端から屋根下地材2上に落下しようとする雨水を上側
板3aの前垂片3dによって塞き止めて止水し、屋根下
地材2上への雨水の浸入を防止している。また、連結板
3cが軒側に下方傾斜しているため、棟側屋根瓦1の軒
側端と連結板3c後面との間の隙間から下側板3b上に
落下した雨水が連結板3c後面上を前方に流下し、下側
板3b上での雨水の溜りを防止している。
【0022】なお、同上の屋根瓦の取付構造とは異なる
例として、屋根瓦1の軒棟方向の縦辺を前後側傾斜面の
縦寸の略同寸に形成することも考えられる。この場合、
前後側傾斜面の軒棟方向全長に亘って一枚の屋根瓦1を
用いてカバーできるため、軒棟方向に屋根瓦1を連結す
るための止水金具3が不要となり、屋根瓦1の枚数がさ
らに減少して屋根瓦1上面の暴露率がさらに向上してい
る。
【0023】
【発明の効果】請求項1記載の発明では、屋根瓦を軒棟
方向の縦辺が横辺の少なくとも2倍の長さを有する長尺
状に形成しているため、軒棟方向に連結する屋根瓦の枚
数が減少して屋根瓦上面の暴露率が高くなっている。ま
た、屋根瓦を横方向に実結合しているため、横方向に隣
接する屋根瓦間の隙間から屋根下地材上への雨水の侵入
を防止している。
【0024】また、請求項2記載の発明では、止水金具
を介して屋根瓦を軒棟方向に敷設し、屋根瓦を軒棟方向
に重ねていないため、各屋根瓦の下面を屋根下地材上面
に略密接させることができ、屋根瓦の浮き上がりによる
屋根瓦の踏み割れを防止している。
【0025】また、請求項3記載の発明では、棟側に隣
接する屋根瓦の軒側端と連結板後面との間の隙間から下
側板上に雨水が落下しても、下側板によって塞き止めて
止水し、屋根下地材上への雨水の浸入を防止している。
また、屋根瓦上の棟側端から屋根下地材上に落下しよう
とする雨水を上側板によって塞き止めて止水し、屋根下
地材上への雨水の浸入を防止している。
【0026】また、請求項4記載の発明では、連結板が
軒側に下方傾斜しているため、棟側に隣接する屋根瓦の
軒側端と連結板後面との間の隙間から下側板上に落下し
た雨水が連結板後面上を前方に流下し、下側板上での雨
水の溜りを防止している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の屋根瓦の取付構造を示す要
部の斜視図である。
【図2】同上の屋根瓦の取付構造を示す要部の平面図で
ある。
【図3】(a)が図2中のA−A断面図であり、(b)
が図2中のB−B断面図である。
【図4】従来の屋根瓦の取付構造を示す要部の斜視図で
ある。
【符号の説明】
1 屋根瓦 1a 瓦本体 1b 上重ね片 1c 下重ね片 2 屋根下地材 3 止水金具 3a 上側板 3b 下側板 3c 連結板 3d 前垂片 3e 後立片
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小池 健文 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 小笹山 徹 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 谷口 英二 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 屋根瓦を屋根下地材上に敷設する屋根瓦
    の取付構造において、屋根瓦を軒棟方向の縦辺が横辺の
    少なくとも2倍の長さを有する長尺矩形板状に形成する
    とともに、この屋根瓦を横方向に実結合してなることを
    特徴とする屋根瓦の取付構造。
  2. 【請求項2】 軒棟方向に隣接する屋根瓦を横長の止水
    金具を介して連結してなることを特徴とする請求項1記
    載の屋根瓦の取付構造。
  3. 【請求項3】 屋根瓦の棟側端部上に配置される上側板
    と、この棟側に隣接する屋根瓦の軒側端部下に配置され
    る下側板と、上側板と下側板とを連結して両屋根瓦間に
    配置される連結板とから止水金具を形成してなることを
    特徴とする請求項2記載の屋根瓦の取付構造。
  4. 【請求項4】 屋根瓦を屋根下地材上に敷設したときに
    連結板が軒側に下方傾斜するように連結板を傾斜形成し
    てなることを特徴とする請求項3記載の屋根瓦の取付構
    造。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
USD740103S1 (en) 2013-02-25 2015-10-06 Frank Qiang Fu Roofing tile hanger
JP7131872B1 (ja) 2022-03-09 2022-09-06 富士スレート株式会社 瓦の施工方法と屋根構造、及び瓦

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WO2023171579A1 (ja) * 2022-03-09 2023-09-14 富士スレート株式会社 瓦の施工方法及び屋根構造
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