JP2889189B2 - 波状瓦板 - Google Patents

波状瓦板

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JP2889189B2
JP2889189B2 JP19438196A JP19438196A JP2889189B2 JP 2889189 B2 JP2889189 B2 JP 2889189B2 JP 19438196 A JP19438196 A JP 19438196A JP 19438196 A JP19438196 A JP 19438196A JP 2889189 B2 JP2889189 B2 JP 2889189B2
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庸幸 茂川
宜弘 金子
達也 新原
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Kubota Corp
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Kubota Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、上下両面が上方に
突曲する山部を棟側端辺部から軒側端辺部にかけて形成
する凸条波部を横方向に複数並設してなる波状瓦板に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の波状瓦板においては、例
えば、実開平6−58020号公報に開示されているよ
うに、互いに隣り合う前記凸条波部間の平坦な基底部、
及び、左右両側端辺部に沿った平坦部に釘穴が設けてあ
った。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
の波状瓦板では、左右に隣接する前記波状瓦板の一方の
右側端辺部と他方の左側端辺部の側端面同士を突き合わ
せて敷設した場合に、前記両側端面の突き合わせ部が、
釘穴が設けられた前記基底部の一つの上方に必ず配置さ
れるため、前記突き合わせ部の暴露部から前記左右両側
端辺部下面側に浸入する雨水が、下側に敷設された前記
波状瓦板の一つの前記基底部上面に沿って前記釘穴に到
達し、前記釘穴を介して屋根野地板面まで浸水したり、
更に、釘を腐食させたりする危険性があった。本発明の
目的は、上述の欠点を解消し、釘及び野地板の腐食防止
効果があり、且つ、耐風性に優れた波状瓦板を提供する
点にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
の本発明による波状瓦板の第一の特徴構成は、特許請求
の範囲の欄の請求項1に記載した通り、上下両面が上方
に突曲する山部を棟側端辺部から軒側端辺部にかけて形
成する凸条波部を横方向に複数並設してなり、互いに隣
り合う前記凸条波部間の基底部の内で、敷設時において
上方に、他の瓦板本体の前記基底部が重ねられる第1基
底部の棟側重なり部にのみ釘穴が設けてある点にある。
【0005】本発明による波状瓦板の第二の特徴構成
は、特許請求の範囲の欄の請求項2に記載した通り、上
述の第一の特徴構成に加えて、前記基底部の内で前記第
1基底部を除いた前記基底部である第2基底部に対し、
それに隣り合う前記第1基底部に設けられた前記釘穴
が、前記第2基底部寄りに配置してある点にある。
【0006】以下に作用を説明する。第一の特徴構成に
よれば、敷設状態において、前記突き合わせ部の下方に
は釘穴が設けられていない前記第1基底部を除く前記基
底部である第2基底部が必ず配置されるため、前記突き
合わせ部から浸入する雨水が釘や釘穴を介して野地板を
腐食することを防止できるのである。結果として、防水
性に優れた波状瓦板を提供することができるのである。
尚、前記釘穴は棟側重なり部に配置されているため、常
に上側に隣接して葺き重ねられる波状瓦板で隠蔽される
ため、雨水が直接浸水することはない。
【0007】しかしながら、第一の特徴構成において前
記第2基底部の幅が広い場合、前記第2基底部を挟む両
側の釘穴の間隔が他の釘穴の間隔に比べ長くなり、敷設
状態での耐風性能を損ねる心配がある。しかし、第二の
特徴構成によれば、釘穴の間隔をより均等化ができ、波
状瓦板の前記凸条波部の下側に強風が吹き込んだ場合
に、前記第2基底部が集中的に捲れ上がるのが抑制で
き、防水性と併せて、耐風性にも優れた波状瓦板を提供
することができるのである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0009】図1及び図2は本発明に係わる波状瓦板の
一実施形態を示す斜視図、及び軒側面から棟軒方向視し
た立面図である。前記波状瓦板は、セメント・補強繊維
・特殊混合材・水を含む板状体が、上方から見た平面形
状が棟側端辺部3が2辺で構成された5角形に予め切断
され、更に、補水しながらプレス加工装置で前記板状体
の上下両面を凹凸成型されて製造される。図1及び図2
に示すように、前記波状瓦板の厚みが一定に保持されな
がら、上下両面が上方に突曲する山部を棟側端辺部3か
ら軒側端辺部4にかけて形成する凸条波部1が横方向に
4条並設されている。また、前記4条の各凸条波部1間
には平坦な基底部2が3条形成されており、前記基底部
2の内、中央の1条は釘穴の設けられていない第2基底
部2bで、その両側の2条は棟側重なり部5に釘穴6の
設けられた第1基底部2aである。また、前記波状瓦板
の軒側端辺部4の中央部及び左右両側端辺部7の中央部
より棟側には、敷設時の相互に隣接する前記波状瓦板間
の相対位置関係を決める合わせマーク4a、7aが夫々
設けられている。更に、前記左右両側端辺部7に沿った
平坦部7bの前記合わせマーク7aより棟側に、夫々釘
穴8が設けられている。
【0010】図3に示すように、左右に隣接する2枚の
前記波状瓦板においては、左方の前記波状瓦板の前記左
右両側端辺部7の右側端面と右方の前記波状瓦板の前記
左右両側端辺部7の左側端面とが突き合わされて、上下
に隣接する2枚の前記波状瓦板においては、下側の前記
波状瓦板の棟側重なり部上面5aの右または左半面と上
側の前記波状瓦板の軒側重なり部下面9の左または右半
面が夫々対面するように葺き重ねられている。上側の前
記波状瓦板の二つの前記合わせマーク7a、7aが夫
々、下側に敷設された左右2枚の前記波状瓦板の前記棟
側端辺部3の先端部に、更に、上側の前記波状瓦板の前
記合わせマーク4aが下側に敷設された左右2枚の前記
波状瓦板の突き合わせ部10に一致するように位置決め
される。
【0011】図4は、図3中の1組の前記凸条波部1の
重なり状態を上方視した平面図である。また、図5は前
記1組の凸条波部1の重なり状態を示す、図4中のA−
A断面での断面図である。図4及び図5に示すように、
前記凸条波部1は横方向断面形状が円弧状で、上面部の
曲率半径r1 、r3 が下面部の曲率半径r2 、r4 より
厚みt分だけ長く、夫々の前記曲率半径r1 、r2 、r
3 、r4 が縦方向に、軒側端辺部4から棟側端辺部3に
かけて、徐々に短く、且つ、r1 >r2 >r3 >r4
なるように成型されている。更に、下側の前記凸条波部
1の頂部1aと前記基底部2が上側の前記波状瓦板の前
記軒側重なり部下面9に接当し、更に、前記軒側重なり
部下面9と前記棟側重なり部上面5aの間であって、前
記頂部1aと前記基底部2間に空隙部11が形成される
ように、前記各凸条波部1の各部の曲率半径が設定され
ている。
【0012】図5に示す具体的構成により、上下に隣接
する波状瓦板において、上側の前記波状瓦板の前記凸条
波部1の前記頂部1a上面に上方から加わる荷重が、上
側の前記波状瓦板の前記凸条波部1と下側の前記波状瓦
板の前記凸条波部1とに分散して左右方向に作用し、前
記基底部2で最終的に野地板に前記荷重が作用するた
め、踏み割れに対する強度が増し、且つ、下側の前記波
状瓦板の前記凸条波部1の前記頂部1a左右に前記空隙
部11が有るため、左右方向のズレに対し余裕があり、
葺き上げ時の左右に隣接する前記波状瓦板を突き合わせ
る場合などの位置調整が容易にでき、結果として、作業
性、及び、耐荷重性に優れた波状瓦板を提供することが
できるのである。尚、前記空隙部11は寸法的に、製品
間で生じる寸法誤差を許容できれば十分であり、前記空
隙部11が防水性や耐風性を低下させるものではなく、
前記空隙部11により左右方向のズレによる不必要な波
状瓦板の浮き上がりが防止でき、かえって防水性や耐風
性が向上されるのである。
【0013】以下に、別実施形態を説明する。波状瓦板
の平面形状は5角形に限らず、矩形であっても良く、平
面形状、前記凸条波部1の条数及び前記横方向断面形状
は、本実施形態に限定されるものではない。また、波状
瓦板の材料は、補強繊維としてパルプ繊維、石綿等を、
特殊混合材としてシリカ等を含むセメント系混合材また
はその他何でもよく、更に、製造方法も本実施形態に限
定されるものではない。
【0014】また、前記基底部2の内、前記第1基底部
2aの一つと前記第2基底部2bを入れ換えても構わな
い。但し、敷設時には、前記第2基底部2bの上方に前
記突き合わせ部10が位置するように、前記合わせマー
ク4a、7aの位置を変更する必要がある。更に、前記
各第1基底部2a及び前記平坦部7bの釘穴6、8の数
は、本実施形態に限定されるものではない。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
釘及び野地板の腐食防止効果があり、且つ、耐風性に優
れた波状瓦板を提供することができる。
【0016】尚、特許請求の範囲の項に、図面との対照
を便利にするために符号を記すが、該記入により本発明
は添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態である波状瓦板の斜視図
【図2】本発明の一実施形態である波状瓦板の立面図
【図3】本発明の一実施形態である波状瓦板の敷設状態
を示す平面図
【図4】本発明の一実施形態である波状瓦板の敷設状態
での要部平面図
【図5】本発明の一実施形態である波状瓦板の敷設状態
での要部断面図
【符号の説明】
1 凸条波部 2 基底部 2a 第1基底部 2b 第2基底部 3 棟側端辺部 4 軒側端辺部 5 棟側重なり部 6 釘穴
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E04D 1/04 E04D 1/12 E04D 1/16

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下両面が上方に突曲する山部を棟側端
    辺部(3)から軒側端辺部(4)にかけて形成する凸条
    波部(1)を横方向に複数並設してなる波状瓦板であっ
    て、 互いに隣り合う前記凸条波部(1)間の基底部(2)の
    内で、敷設時において上方に、他の瓦板本体の前記基底
    部(2)が重ねられる第1基底部(2a)の棟側重なり
    部(5)にのみ釘穴(6)が設けてある波状瓦板。
  2. 【請求項2】 前記基底部(2)の内で前記第1基底部
    (2a)を除いた第2基底部(2b)に対し、それに隣
    り合う前記第1基底部(2a)に設けられた前記釘穴
    (6)が、前記第2基底部(2b)寄りに配置してある
    請求孔1記載の波状瓦板。
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