JP3496570B2 - 屋根の葺き構造 - Google Patents

屋根の葺き構造

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、平板瓦を用いた屋
根の葺き構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、日本瓦よりも軽い平板瓦は、
屋根下地材の上に曝露部が非曝露部の上になるよう重ね
積みしながら、一枚ごとに釘で固定している。したがっ
て、葺き上がり時は総重量が軽量のため建物に負担をか
けず、地震や台風にも、ズレたり浮いたりしにくい屋根
をつくることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の技術においては、1種類のスリット平板瓦またはノ
ンスリット平板瓦で施工するため、葺き上がりの外観は
単調な模様になってしまうという問題があった。スリッ
ト平板瓦とノンスリット平板瓦の両方を用いる場合で
も、ノンスリット平板瓦は棟部や隅棟部にのみ用いるた
め、全体としてはやはり単調な模様の外観であった。
【0004】本発明は、上記事由に鑑みてなしたもの
で、その目的とするところは、平板瓦の特長を維持しな
がら、変化のある葺き上がりの外観を呈する屋根の葺き
構造を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の屋根の葺き構造にあっては、外形寸法が略
同一の2種類の平板瓦からなる屋根の葺き構造におい
て、平板瓦の下辺から曝露部全体を縦断するようにスリ
ットが形成されている平板瓦、いわゆるスリット平板瓦
と、スリットが形成されていない平板瓦、いわゆるノン
スリット平板瓦とを用いて屋根面を葺きあげたことを特
徴としている。この場合、ノンスリット平板瓦を横に並
べた状態では、隣接する平板瓦同士の継ぎ目部分に形成
されるスリットのみが露呈される一方、スリット平板瓦
を横に並べた状態では、継ぎ目部分に形成されるスリッ
トに加え、曝露部に形成されたスリットも露呈される。
【0006】そして、上記屋根の葺き構造におけるスリ
ット平板瓦は、長手方向の辺を2:1:2の長さに分断
する2ヶ所を起点にスリットが形成されていることが好
ましい。この場合、このスリット平板瓦による1/2葺
きでは2段ごとに、または1/3葺きで3段ごとにスリ
ット位置が一致するような葺き上がりの外観を呈する。
【0007】
【発明の実施の形態】図1及び図2は、本発明の請求項
1及び2に対応する一実施の形態を示し、図1は、本発
明の一実施の形態の屋根の葺き構造に使用する平板瓦を
示す平面図である。図2は、同屋根の葺き構造の葺き上
がった状態を示す平面図である。
【0008】この実施の形態の屋根の葺き構造では、図
1(a)に示すようにスリット1aが形成されている平
板瓦、いわゆるスリット平板瓦2と、図1(b)に示す
ようにスリットが形成されていない平板瓦、いわゆるノ
ンスリット平板瓦3とを用いている。これら図1に示す
平板瓦は短手方向の略中央部を境に、下半分の露出する
部分を曝露部4とし、上に重ねられる平板瓦に隠れ露出
しない上半分を非曝露部5としている。図1(a)のス
リット1aは平板瓦の曝露部4における長手方向の1辺
を2:1:2に分断する2ヶ所6a、6bを起点に一定
の幅を有したスリット1aが曝露部4全体を縦断するよ
う略直線状に入っている。本実施例では好ましい形態と
して、図1(a)、(b)の曝露部4の長手方向は、非
曝露部5の長手方向に比べ、スリット1a幅の略半分の
寸法分だけ両サイドから短くなるように形成されてい
る。こうすることで複数の平板瓦を横に並べたとき、図
2に示すような隣接する平板瓦同士の継ぎ目7の部分
に、あたかもスリットが入っているかのように見せるこ
とが可能となる。
【0009】この場合、ノンスリット平板瓦3を横に並
べた状態では、隣接する平板瓦同士の継ぎ目7部分に形
成されるスリット1のみが露呈される一方、スリット平
板瓦2を横に並べた状態では、継ぎ目7部分に形成され
るスリット1bに加え、曝露部4に形成されたスリット
1aも露呈されるので、組み合わせ次第で自由にスリッ
ト1の配置を決めることができ、乱張り感のある外観に
葺きあげることが可能となる。また、特に強度を必要と
する部位がある場合でも、耐踏み割れ性の高いノンスリ
ット平板瓦3をその部位に集中して葺けるので、必要な
強度を確保することができる。
【0010】好ましい実施例として、非曝露部5には4
ヶ所の釘穴8が設けられており、施工時はここに釘打ち
し1枚1枚屋根に固定していくが、釘穴8が一列に並ん
でいるため釘打ちをスピーディかつ便利に行うことが可
能となる。また、本実施例では平板瓦の短手方向の略中
央を横切るライン上に、1/2葺きをする場合に上に重
ねる平板瓦の位置決めをするマーク9と、1/3葺きを
する場合に上に重ねる平板瓦の位置決めをするマーク1
0とが付されているので、マーク9又は10に合わせる
ことで位置合わせを容易に行うことが可能となる。もっ
とも本発明では、釘穴8の数や位置を限定するものでは
なく、また位置決めマーク9、10の存在を必須として
いるわけではない。
【0011】本実施例におけるスリット平板瓦2で葺き
上げると、1/2葺きでは2段ごとに、または1/3葺
きで3段ごとにスリット位置が一致するような葺き上が
りの外観を呈するので、図2(a)に示す通り、例えば
屋根の下部はスリット平板瓦2の1/2葺きで、上部は
ノンスリット平板瓦3の1/2葺きで組み合わせたり、
図2(b)に示す通り、例えば屋根の下部はスリット平
板瓦2の1/3葺きで、上部はノンスリット平板瓦3の
1/3葺きで組み合わせたりすることで、スリット1の
配列に規則性をもたせながら、全体としては変化に富ん
だ屋根の葺き構造とすることが可能となる。さらには、
ランダムに葺いた場合に比べ、重ねられた上下のスリッ
ト平板瓦2のスリット1が略一直線状になることがない
ため、水密性にも優れた屋根の葺き構造を提供すること
ができる。
【0012】
【発明の効果】本発明の屋根の葺き構造は、上述の実施
態様の如く実施されて、ノンスリット平板瓦を横に並べ
た状態では、隣接する平板瓦同士の継ぎ目部分に形成さ
れるスリットのみが露呈される一方、スリット平板瓦を
横に並べた状態では、継ぎ目部分に形成されるスリット
に加え、曝露部に形成されたスリットも露呈されるの
で、組み合わせ次第で自由にスリットの配置を決めるこ
とができ、乱張り感のある外観に葺きあげることが可能
となる。また、特に強度を必要とする部位がある場合で
も、耐踏み割れ性の高いノンスリット平板瓦をその部位
に集中して葺けるので、必要な強度を確保することがで
きる。
【0013】そして、長手方向の辺を2:1:2の長さ
に分断する2ヶ所を起点にスリットが形成されたスリッ
ト平板瓦を用いた場合、1/2葺きでは2段ごとに、1
/3葺きでは3段ごとにスリット位置が一致するような
葺き上がりの外観を呈するので、スリットの配列に規則
性をもたせながら、全体としては変化に富んだ屋根の葺
き構造とすることが可能となる。さらには、ランダムに
葺いた場合に比べ、重ねられた上下のスリット平板瓦の
スリットが略一直線状になることがないため、水密性に
も優れた屋根の葺き構造を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態である屋根の葺き構造に使
用する平板瓦を示す平面図である。
【図2】同屋根の葺き構造の葺き上がった状態を示す平
面図である。
【符号の説明】
1 スリット 2 スリット平板瓦 3 ノンスリット平板瓦 4 曝露部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04D 1/12 E04D 1/16

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外形寸法が略同一の2種類の平板瓦から
    なる屋根の葺き構造において、平板瓦の下辺から曝露部
    全体を縦断するようにスリットが形成されている平板瓦
    と、スリットが形成されていない平板瓦とを用いて屋根
    面を葺きあげたことを特徴とする屋根の葺き構造。
  2. 【請求項2】 スリットが形成されている平板瓦は、長
    手方向の辺を2:1:2の長さに分断する2ヶ所を起点
    にスリットが形成されたことを特徴とする請求項1記載
    の屋根の葺き構造。
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