JPH07575Y2 - 軒先瓦の葺き構造 - Google Patents

軒先瓦の葺き構造

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JPH07575Y2
JPH07575Y2 JP1986062234U JP6223486U JPH07575Y2 JP H07575 Y2 JPH07575 Y2 JP H07575Y2 JP 1986062234 U JP1986062234 U JP 1986062234U JP 6223486 U JP6223486 U JP 6223486U JP H07575 Y2 JPH07575 Y2 JP H07575Y2
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tile
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tiles
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JPS62173416U (ja
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幸夫 大西
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [技術分野] 本考案は、軒先に沿って葺設され、その上面に本瓦を葺
き重ねられる軒先瓦の葺き構造に関する。
[背景技術] スレート瓦等からなる本瓦を葺く場合、軒先には軒先瓦
を配置し、この軒先瓦の上に本瓦を葺くのであるが、従
来の軒先瓦3′は第13図に示すように波状をした軒先瓦
本体4′の前端に全長にわって垂下部16′を垂下しただ
けのものでしかなかった。そして従来にあっては、第13
図に示すように軒先の屋根下地2の上に軒先瓦3′を互
いに側面を突き合わせるようにして載設し、その上に波
状の本瓦1を載置していただけであった。従って、この
従来例にあっては、本瓦1の下で軒先瓦3′間の目地部
Bが露出して隙間として見え、軒先の外観を損ねてい
た。特に軒先瓦3′の働き幅を小さくするほど目地部B
が多く発生して外観を損ねていた。また、上記図示の従
来例にあっては、瓦本体1が和風であるにも拘わらず、
軒先瓦3′は洋風となっており、外観が和風か洋風か中
途半端な外観となってしまっていた。
[考案の目的] 本考案は、上記の従来の問題点に鑑みて考案したもので
あって、その目的とするところは軒先瓦本体間に生じる
目地部を外観良く隠すことができるようにすると共に軒
先外観を和風に統一できるようにすることにある。
[考案の開示] しかして本考案にかかる軒先瓦の葺く構造は、複数個が
1組として形成され且つ並べられた1組の上に単一の本
瓦が載せられる軒先瓦は、いずれも波状をした軒先瓦本
体と、この軒先瓦本体の一方側端部の前面より前方へ突
出するとともに軒先瓦本体の上記の側端面よりも側方へ
突出している丸十部と、上記の側端面の前部側から側方
へ突出するとともに丸十部の背面側につながっている平
面形状が略三角形状の補強部とからなり、軒先瓦本体の
山部の上面よりも上部が上記本瓦の板厚分だけ上方に突
出している丸十部によって、隣接する軒先瓦本体の側端
面同士を突き合わせた目地部の前面が覆い隠され、上記
1組の軒先瓦のうちの本瓦同士の接続部の下方に他方側
端を位置させる軒先瓦を除く他の軒先瓦の軒先瓦本体
は、他方側端の上面前部に凹所を備えて、隣接する他の
軒先瓦の補強部がこの凹所に収容重合されていることに
特徴を有している。
本考案によれば、軒先瓦3の側端部前面に丸十部7を設
けて丸十部7により軒先瓦本体4間の目地部Bを隠すよ
うにしたので、地上から目地部Bが見えず、軒先外観を
良好なものにできるものである。しかも、万十部7によ
り軒先瓦3の外観を和風にすることができるので、軒先
を和風に統一することができるものであり、また単一の
本瓦に対して複数個の軒先瓦を1組としてこの1組の軒
先瓦の上に単一の本瓦を載せるために、一つの軒先瓦を
割れ難く且つ運搬が容易な小さなものとすることができ
るものであり、さらに単一の本瓦の下方に複数個並べら
れた軒先瓦が位置するとはいえ、軒先瓦同士の重合部
は、補強部が凹所に収容されて重合するために段差が生
じないものである。
以下本考案を添付図面に示す実施例により詳述する。軒
先瓦3は添付図面の実施例では本瓦1の働き巾の1/2の
働き巾を有する2種類のものが用いられている。即ち第
1図乃至第4図に示す軒先瓦3aと第5図乃至第8図に示
す軒先瓦3bとの2種類である。この第1図乃至第4図、
第5図乃至第8図にそれぞれ示す軒先瓦3a、3bはいずれ
も一部の構成を除いて同じ構成となっている。すなわ
ち、軒先瓦3a、3bは、波状をした軒先瓦本体4の山部6
の前端部に丸十部7を設け、更に軒先瓦本体4の前端の
全長にわたって下方に突出する垂下部16を設けて構成し
てある。丸十部7の上部は略本瓦1の板厚分だけ山部6
の上面より上方に突出している。また丸十部7は軒先瓦
本体4の山部6の前端部より前方に突出した状態で形成
されるものである。丸十部7の上部の軒先瓦3の山部6
より上方に突出した突出部の裏面部が本瓦当たり部Aと
なっている。なお、軒先瓦本体4が両端部においては山
部6を半分に切断したような半山部6aとなっていて一方
の側端部(図面の実施例では左側の側端部)の半山部6a
には丸十部7を設けず、逆に他方の側端部(図面の実施
例では右側の側端部)の半山部6aには丸十部7を設けて
この部分においては丸十部7の片側が軒先瓦本体4側端
部の半山部6aよりも側方に飛び出した状態となってい
る。また万十部7の片側が軒先瓦本体4の側端部よりも
側方に飛び出した側においては軒先瓦本体4の側端前部
に万十部7補強用の補強部9が設けてある。波状をした
軒先瓦本体4の上面の波形状は波状をした本瓦1の下面
の波形状と略等しいものである。また軒先瓦本体4の上
面部の後部には水返し小突条11が突設してあり、水返し
小突条11に釘孔15が穿孔してある。ここまでが軒先瓦3a
と軒先瓦3bの共通の構成となっている。そして図面の実
施例では第1図乃至第4図に示す軒先瓦3aと第5図乃至
第8図に示す軒先瓦3bとには各々補強部9側と補強部9
の無い側とに位置決め用合わせマーク12、13を設けてあ
り、軒先瓦3aの位置決め用合わせマーク12と軒先瓦3bの
合わせマーク13とが対応し、軒先瓦3aの合わせマーク13
と軒先瓦3bの位置決め用合わせマーク1とが対応するよ
うにしてある。また軒先瓦3aの一方の側端部(図面の実
施例では右側の側端部)と軒先瓦3bの他方の側端部(図
面の実施例では左側の側端部)とにそれぞれ切り欠き凹
部14が設けてあり、軒先瓦3aの左側と軒先瓦3bの右側と
を接続した場合切り欠き凹部14同士が対応して釘挿通用
孔部14aが形成されるようになっている。軒先瓦3aの補
強部9と反対側の上面前端部には軒先瓦3bの補強部9が
嵌まる略三角形状の凹所20が凹設されており、凹所20の
縁には水の浸入を防止するための突条21を突設してあ
る。また軒先瓦3a及び軒先瓦3bにはそれぞれ別の位置に
釘挿通用孔部14bが設けてある。
しかして上記のような構成の軒先瓦3a、軒先瓦3bは軒先
の屋根下地2の上に横方向に交互に載設して釘孔15から
釘を打って屋根下地に固着する。この場合垂下部16は屋
根下地の前端より前方において下方に垂下しているもの
である。軒先瓦3同士を横に接続するには、隣りあう軒
先瓦3aと軒先瓦3bとはそれぞれ位置決め用合わせマーク
12、13を利用して位置決めをするものだあり、この場合
一方の軒先瓦3aの側端から片側半分が飛び出した丸十部
7に隣りの軒先瓦3bの丸十部7を有しなち側端部が隠
れ、また軒先瓦3bの側端から飛び出した丸十部7に隣り
の軒先瓦3aの丸十部7を有しない側端部が隠れることと
なる。このようにして丸十部7により軒先瓦3a、軒先瓦
3b同士の側端部の目地部Bが隠されることとなり、軒先
瓦3a、3b同士の横方向の一体感が出て連続性が強調され
ることとなる。本瓦1は例えば第12図に示すようなもの
であり、本瓦1の施工に当たっては本瓦1を軒先瓦3の
軒先瓦本体4の上に載置するとともに本瓦1の前端を軒
先瓦4の丸十部7に当て、この状態で本瓦1の釘孔19か
ら釘打ちをして本瓦1を取り付けるものである。この場
合、本瓦1の釘孔19と軒先瓦3の釘挿通用孔部14a、釘
挿通用孔部14bとが合致するように施工するものであ
り、釘挿通用孔部14a、釘挿通用孔部14bをそれぞれ釘孔
19よりもかなり大きくし、釘打ちした際に釘がこの釘挿
通用孔部14a、釘挿通用孔部14bを通って屋根下地に固着
されるようにしている。このようにすることで、本瓦1
の釘打ちの時に軒先瓦3を釘で破損する恐れがないもの
である。上記のようにして第1段目の本瓦1を葺いたの
ち、第1段目の本瓦1の上に第2段目の本瓦1を葺き、
同様にして第3段目、第4段目……と葺いて行くもので
ある。この本瓦1の施工は従来の本瓦1の施工と同様で
ある。ところで、本瓦1の前端は軒先瓦3の万十部7の
上部に当たるために、本瓦1は横方向に一直線となる。
また、軒先瓦3bの補強部9は、軒先瓦3aの凹所20に収容
重合されるために、第10図に示すように両軒先瓦3a,3b
間に段差が生じず、本瓦1をこの上に載せることに支障
が生じない。そして軒先瓦3aの補強部9がある側端と軒
先瓦3の補強部9が無い側端との第11図に示す重合部に
は段差が生じるが、この部分は、本瓦1同士が段差を伴
って接続される接続部となっているために問題となるこ
とはない。尚、軒先瓦3aの補強部9と本瓦1の前部側端
との干渉は、第12図にも示す本瓦1の前部側端に設けた
切り欠きで防いでいる。
[考案の効果] 本考案は、叙述の如く波状をした軒先瓦本体の一方側端
部の前面より前方へ丸十部を突出させ、丸十部の片側側
部を軒先瓦本体の側端面よりも側方へ突出させ、隣接す
る軒先瓦本体の側端面同士を突き合わせた目地部の前面
を前記丸十部の側方突出部分により覆い隠してあるか
ら、地上から目地部が見えず、軒先外観を良好なものに
できる上に、軒先瓦における丸十部は、軒先瓦同士の目
地部を隠すと同時に、その上面に載せられる本瓦の接合
部分を目立たなくするものであり、また別途軒先瓦を必
要としているスレート瓦のような本瓦における軒先を、
丸十部を備えた和風外観に統一することができる、しか
も本瓦の前端を軒先瓦の丸十部に当接させることで、本
瓦を横方向に一直線となるように葺くことが容易に行え
るものである。
加えるに、単一の本瓦に対して単一の軒先瓦を設けるの
ではなく、複数個を1組としてこの1組の軒先瓦の上に
単一の本瓦を載せるために、一つの軒先瓦を小さくする
ことができるものであり、このために軒先瓦を小型で割
れ難く、運搬も容易なものとすることができるものであ
り、葺いた状態においても、軒先瓦の補強片が重なって
二重構造となる部分が生じるために強度が高くなるもの
であり、しかも、単一の本瓦の下方に複数個並べられた
軒先瓦が位置するとはいえ、単一の本瓦下方に位置する
複数個の軒先瓦同士の重合部は、補強部が凹所に収容さ
れて重合するために段差が生じないものであり、この重
合部上に本瓦を載せることに何ら問題を招かないもので
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例における一の軒先瓦の正面
図、第2図は同上の平面図、第3図は同上の背面図、第
4図は同上の側面図、第5図は本考案に用いる他の軒先
瓦の正面図、第6図は同上の平面図、第7図は同上の背
面図、第8図は同上の側面図、第9図は同上の一対の軒
先瓦の斜視図、第10図(a)(b)は同上の軒先瓦同士
の接続箇所の断面図及び平面図、第11図(a)(b)は
同上の軒先瓦同士の他の接続箇所の断面図及び平面図、
第12図は本考案に用いる本瓦の斜視図、第13図は従来例
を示す斜視図であって、1は本瓦、4は軒先瓦本体、7
は丸十部、9は補強部、20は凹所、Bは目地部である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数個が1組として形成され且つ並べられ
    た1組の上に単一の本瓦が載せられる軒先瓦は、いずれ
    も波状をした軒先瓦本体と、この軒先瓦本体の一方側端
    部の前面より前方へ突出するとともに軒先瓦本体の上記
    の側端面よりも側方へ突出している丸十部と、上記の側
    端面の前部側から側方へ突出するとともに丸十部の背面
    側につながっている平面形状が略三角形状の補強部とか
    らなり、軒先瓦本体の山部の上面よりも上部が上記本瓦
    の板厚分だけ上方に突出している丸十部によって、隣接
    する軒先瓦本体の側端面同士を突き合わせた目地部の前
    面が覆い隠され、上記1組の軒先瓦のうちの本瓦同士の
    接続部の下方に他方側端を位置させる軒先瓦を除く他の
    軒先瓦の軒先瓦本体は、他方側端の上面前部に凹所を備
    えて、隣接する他の軒先瓦の補強部がこの凹所に収容重
    合されている軒先瓦の葺き構造。
JP1986062234U 1986-04-24 1986-04-24 軒先瓦の葺き構造 Expired - Lifetime JPH07575Y2 (ja)

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JPS615482U (ja) * 1984-06-11 1986-01-13 ニツタン株式会社 光線式物体検知器

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