JPH0431373Y2 - - Google Patents

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JPH0431373Y2
JPH0431373Y2 JP6222986U JP6222986U JPH0431373Y2 JP H0431373 Y2 JPH0431373 Y2 JP H0431373Y2 JP 6222986 U JP6222986 U JP 6222986U JP 6222986 U JP6222986 U JP 6222986U JP H0431373 Y2 JPH0431373 Y2 JP H0431373Y2
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tile
eaves
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manju
peak
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JP6222986U
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JPS62173417U (ja
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  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)
  • Building Awnings And Sunshades (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [技術分野] 本考案は、軒先において軒先瓦の上面に本瓦を
載置する軒先瓦の構造に関する。
[背景技術] 従来の軒先瓦3′は第15図に示すように軒先
瓦本体4′の前端に全長にわたつて垂下部16′を
垂下しただけのものでしかなかつた。そして従来
にあつては、第15図に示すように軒先の屋根下
地2の上に波状の軒先瓦3′を載設し、その上に
波状の本瓦1を載置していただけであつた。この
従来例にあつては、軒先瓦3′の上に単に本瓦1
を載置していただけなので、本瓦1を横方向に葺
いた場合、本瓦1を正確に横方向に葺いて本瓦1
の前端の横方向の直線性を出すのが難しく、また
本瓦1の前端が不揃いになつて見苦しいという問
題があつた。特に水切りを良くするために本瓦1
の前端を軒先瓦3′の前面よりも前方に突出させ
た場合には本瓦1の前端がより不揃いとなるもの
である。また上記第15図に示す従来例にあつて
は、外観が和風か洋風か中途半端な外観となつて
しまつていた。
[考案の目的] 本考案は、上記の従来の問題点に鑑みて考案し
たものであつて、その目的とするところは、本瓦
を簡単に横方向に一直線に葺くことができ、また
外観が和風調の外観とできる軒先瓦の構造を提供
することにある。
[考案の開示] 本考案の軒先瓦の構造は、波状の軒先瓦3の前
端部の全長に亘り垂下部16を垂下し、軒先瓦3
の山部6の前端部から前方に万十部7を突設し、
この万十部7の上部を軒先瓦3の山部6より上方
に突出して突出部の裏面部を本瓦当たり部Aと
し、垂下部16の前面が本瓦当たり部Aの後方に
段差Bを介して位置して成るものであつて、この
ような構成を採用することで上記した本考案の目
的を達成したものである。すなわち本考案にあつ
ては、万十部7を軒先瓦3の山部6上面より突出
させることで、万十部7の上部裏面側に軒先瓦3
の上面に載置する本瓦1の前端を当てて本瓦1の
施工時の位置決めができることとなり、また本瓦
1の山部1aの前端面が万十部7でかくされ、し
かも垂下部16が万十部7の上部裏面の本瓦当た
り部Aの後方に段部Bを介して位置することで、
垂下部よりも前方に位置する本瓦1の山部1aに
万十部7が一体に設けてあるかのような外観を呈
し、重厚感を出すと共に和風調の外観とすること
ができることとなる。
以下本考案を添付図面に示す実施例により詳述
する。軒先瓦3は添付図面の実施例では本瓦1の
働き巾の1/2の働き巾を有する2種類のものが用
いられている。即ち第3図乃至第6図に示す軒先
瓦3aと第7図乃至第10図に示す右側の軒先瓦
3bとの2種類である。この第3図乃至第6図、
第7図乃至第10図にそれぞれ示す軒先瓦3a,
3bはいずれも一部の構成をのぞいて同じ構成と
なつている。すなわち、軒先瓦3a,3bは、波
状をした軒先瓦本体4の山部6の前端部に万十部
7を設け、更に軒先瓦本体4の前端の全長にわた
つて下方に突出する垂下部16を設けて構成して
ある。万十部7の上部は第1図に示すように略本
瓦1の板厚分だけ山部6の上面より上方に突出し
ている。また万十部7は軒先瓦本体4の山部6の
前端部より前方に突出した状態で形成されるもの
であるる。万十部7の上部の軒先瓦3の山部6よ
り上方に突出した突出部の裏面部が本瓦当たり部
Aとなつている。ここで、垂下部16の前面が本
瓦当たり部Aの後方に段差Bを介して位置してい
る。なお、軒先瓦本体4の両端部においては山部
6を半分に切断したような半山部6aとなつてい
て一方の側端部(図面の実施例では左側の側端
部)の半山部6aには万十部7を設けず、逆に他
方の側端部(図面の実施例では右側の側端部)の
半山部6aには万十部7を設けてこの部分におい
ては万十部7の片側が軒先瓦本体4の側端部より
も側方に飛び出した状態となつている。また万十
部7の片側が軒先瓦本体4の側端部よりも側方に
飛び出した側においては軒先瓦本体4の側端前部
に万十部7補強用の補強部9が設けてある。波状
をした軒先瓦本体4の上面の波形状は波状をした
本瓦1の下面の波形状と略等しいものである。ま
た軒先瓦本体4の上面部の後部には水返し小突条
11が突設してあり、水返し小突条11に釘孔1
5が穿孔してある。ここまでが軒先瓦3aと軒先
瓦3bの共通の構成となつている。そして図面の
実施例では第3図乃至第6図に示す軒先瓦3aと
第7図乃至第10図に示し軒先瓦3bとにはそれ
ぞれ補強部9と補強部9を設けていない方の側部
とにそれぞれ位置決め用合わせマーク12,13
が設けてあり。軒先瓦3aの位置決め用合わせマ
ーク12と軒先瓦3bの合わせマーク13とが対
応し、軒先瓦3aの合わせマーク13と軒先瓦3
bの位置決め用合わせマーク12とが対応するよ
うにしてある。また軒先瓦3aの一方の側端部
(図面の実施例では右側の側端部)と軒先瓦3b
の他方の側端部(図面の実施例では左側の側端
部)とにそれぞれ切り欠き凹部14が設けてあ
り、軒先瓦3aの左側と軒先瓦3bの右側とを接
続した場合切り欠き凹部14同士が対応して釘挿
通用孔部が形成されるようになつている。また軒
先瓦3a及び軒先瓦3bにはそれぞれ別の位置に
釘挿通用孔部14′が設けてある。
しかして上記のような構成の軒先瓦3a、軒先
瓦3bは軒先の屋根下地2の上に横方向に交互に
載設して釘孔15から釘を打つて屋根下地2に固
着する。この場合垂下部16は屋根下地2の前端
より前方において下方に垂下しているものであ
る。軒先瓦3同士を横に接続するには、隣りあう
軒先瓦3aと軒先瓦3bとをそれぞれ位置決め用
合わせマーク12,13を利用して位置決めして
接続するものであり、この場合一方の軒先瓦3a
の側端から片側半分が飛び出した万十部7に隣り
の軒先瓦3bの万十部7を有しない側端部が隠
れ、また軒先瓦3bの側端から飛び出した万十部
7に隣りの軒先瓦3aの万十部7を有しない側端
部が隠れることとなる。このようにして万十部7
により軒先瓦3a、軒先瓦3b同士の側端部の接
続部分が隠れることとなり、軒先瓦3a,3b同
士の横方向の一体感が出て連続性が強調されるこ
ととなる。本瓦1は例えば第14図に示すような
ものであり、本瓦1の施工に当たつては本瓦1を
軒先瓦3の軒先瓦本体4の上に載置するとともに
本瓦1の前端を軒先瓦4の万十部7に当て、この
状態で本瓦1の釘孔19から釘打ちをして本瓦1
を取り付けるものである。この場合、本瓦1の釘
孔19と軒先瓦3の釘挿通用孔部、又は釘挿通用
孔部14′とが合致するように施工するものであ
り、釘挿通用孔部、又は釘挿通用孔部14′をそ
れぞれ釘孔19よりもかなり大きくし、釘打ちし
た際に釘がこの釘挿通用孔部、又は釘挿通用孔部
14′を通つて屋根下地2に固着されるようにし
ている。このようにすることで、本瓦1の釘打ち
の時に軒先瓦3を釘で破損する恐れがないもので
ある。上記のようにして第1段目の本瓦1を葺い
たのち、第1段目の本瓦1の上に第2段目の本瓦
1を葺き、同様にして第3段目、第4段目……と
葺いて行くものである。この本瓦1の施工は従来
の本瓦1の施工と同様である。ところで、本瓦1
の前端は軒先瓦3の万十部7の上部に当たつて本
瓦1を横方向に一直線となるようにできるもので
ある。
ところで本瓦1の下面の形状は軒先瓦3の上面
の形状と一部をのぞき略同一形状となつている。
つまり軒先瓦3に本瓦1を載置した場合軒先瓦3
の谷部8の上面と本瓦1の谷部1bの下面とが密
着するが、軒先瓦3の山部6上面と本瓦1の山部
1a裏面との間には第1図に示すような小間〓S
が形成されるようになつている。この小間〓Sを
介して本瓦1と屋根下地2との間の換気が行なわ
れるものであるが、小間〓Sは万十部7により隠
されて外部から見えないようになつている。小間
〓Sを形成するに当たり第1図に示すように軒先
瓦3の山部6の曲率半径R1よりも本瓦1の山部
1aの曲率半径R2を大きくしておくと、小間〓
Sが形成できるのみならず、軒先瓦3の谷部8の
上面と本瓦1の谷部1bの下面とを確実に密着さ
せることができることとなる。
[考案の効果] 本考案にあつては、叙述のように万十部を軒先
瓦の山部上面より突出させてあるので、万十部の
上部裏面側に軒先瓦の上面に載置する本瓦の前端
を当てて本瓦の施工時の位置決めができることと
なり、また本瓦の山部の前端面が万十部がかくさ
れ、しかも垂下部が万十部の上部裏面の本瓦当た
り部の後方に段部を介して位置することで、垂下
部よりも前方に位置する本瓦の山部に万十部が一
体に設けてがあるかのような外観を呈し、重厚感
を出すと共に和風調の外観とすることができるも
のである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の正面図、第2図は同上の断面
図、第3図は本考案に用いる軒先瓦の正面図、第
4図は同上の平面図、第5図は同上の背面図、第
6図は同上の側面図、第7図は本考案に用いる他
の軒先瓦の正面図、第8図は同上の平面図、第9
図は同上の背面図、第10図は同上の側面図、第
11図は同上の軒先瓦の斜視図、第12図はa,
bは同上の軒先瓦同士の接続箇所の断面図及び平
面図、第13図a,bは同上の軒先瓦同士の他の
接続箇所の断面図及び平面図、第14図は本考案
に用いる本瓦の斜視図、第15図は従来例を示す
斜視図であつて、1は本瓦、1aは山部、3は軒
先瓦、6は山部、7は万十部、16は垂下部、A
は本体瓦当たり部、Bは段部である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 波状の軒先瓦の前端部の全長に亘り垂下部を垂
    下し、軒先瓦の山部の前端部から前方に万十部を
    突設し、この万十部の上部を軒先瓦の山部より上
    方に突出して突出部の裏面部を本瓦当たり部と
    し、垂下部の前面が本瓦当たり部の後方に段差を
    介して位置して成る軒先瓦の構造。
JP6222986U 1986-04-24 1986-04-24 Expired JPH0431373Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6222986U JPH0431373Y2 (ja) 1986-04-24 1986-04-24

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JP6222986U JPH0431373Y2 (ja) 1986-04-24 1986-04-24

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Publication Number Publication Date
JPS62173417U JPS62173417U (ja) 1987-11-04
JPH0431373Y2 true JPH0431373Y2 (ja) 1992-07-28

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