JP3432952B2 - 屋根材の取付け方法およびプレフィニッシュ屋根パネル - Google Patents

屋根材の取付け方法およびプレフィニッシュ屋根パネル

Info

Publication number
JP3432952B2
JP3432952B2 JP13421495A JP13421495A JP3432952B2 JP 3432952 B2 JP3432952 B2 JP 3432952B2 JP 13421495 A JP13421495 A JP 13421495A JP 13421495 A JP13421495 A JP 13421495A JP 3432952 B2 JP3432952 B2 JP 3432952B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roof
roofing
inclined side
roofing material
dimension
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP13421495A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH08326218A (ja
Inventor
修 石渡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Misawa Homes Co Ltd
Original Assignee
Misawa Homes Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Misawa Homes Co Ltd filed Critical Misawa Homes Co Ltd
Priority to JP13421495A priority Critical patent/JP3432952B2/ja
Publication of JPH08326218A publication Critical patent/JPH08326218A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3432952B2 publication Critical patent/JP3432952B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、屋根材の取付け方法お
よびプレフィニッシュ屋根パネルに関し、特に隅くだり
棟を構成する傾斜辺を有する屋根上に取付ける屋根材の
取付け方法およびプレフィニッシュ屋根パネルに関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、プレート状の屋根材を用いて屋
根の仕上げを行うことが行われており、この場合プレー
ト状の屋根材を、屋根上に、所定の重ね、働き幅をもっ
て屋根勾配の下方側から順次取付けるようにしている。
【0003】このような屋根材の取付けを行う場合、切
妻屋根などのように、桁側の辺と妻側の辺とが直交して
いるような場合、屋根勾配の下端側から上端側まで共通
の屋根材を用いることができるが、寄せ棟屋根、方形屋
根、入母屋屋根等のように隅くだり棟を構成する傾斜辺
を有する屋根のような場合にあっては、前記傾斜辺に接
して取付けられる屋根材は、他の部分に取付けられる屋
根材と異なる形状になり、しかも屋根勾配の下端側から
上端側におけるそれぞれの傾斜辺位置の屋根材の寸法、
形状も異なることとなる。
【0004】そこで、従来では、隅くだり棟を構成する
傾斜辺を有する屋根上に、プレート状の屋根材を取付け
る場合、傾斜辺に接して取付けられる屋根材を、その取
付け位置の傾斜辺部分にあてがい、その傾斜線に沿って
墨付けを行い、この墨線に沿って屋根材を切断した後、
その屋根材を屋根上に取付けるようにしていた。
【0005】このように、屋根勾配に沿う上下方向にお
いてそれぞれ傾斜辺に接して取付けられる屋根材を現場
にて加工して取付けを行うものであった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来のように、隅くだ
り棟を構成する傾斜辺を有する屋根上にプレート状の屋
根材を取付ける場合に、その傾斜辺に接して取付けられ
る屋根材をそれぞれの取付位置にあわせて現場で傾斜辺
に沿って切断した後取付けるようにしていると、その取
付位置に屋根材をあてがい、傾斜辺に沿って墨付けを行
い、さらに墨線に沿って切断を行った後、切断させた屋
根材を取付けるという、面倒な作業が必要とされ、しか
もこの作業を屋根勾配の上下方向における各段の屋根材
について行わなければならず、手間および時間がかか
り、工期も長くなるものであった。
【0007】本発明は、前記従来の問題点を解決するた
めになされたもので、その目的は、隅くだり棟を構成す
る傾斜辺を有する屋根に屋根材を取付ける場合に、屋根
材の手段を少なくして、容易に、しかも短時間で行うこ
とができ、工業化を促進することのできる屋根材の取付
け方法およびプレフィニッシュ屋根パネルを提供するこ
とにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】第1の発明にかかる屋根
材の取付け方法は、隅くだり棟を構成する傾斜辺を有す
る屋根上に、プレート状の屋根材を、所定の葺き足寸法
(L)を確保し、かつ、上下位置で所定のずれ寸法で横
方向にずらして、上下方向に複数段重ねて取り付けると
共に、前記各段の傾斜辺に接する位置に寸法、形状の異
なる複数種の屋根材を取付ける屋根材の取付け方法にお
いて、前記傾斜辺に接して取付けられる前記屋根材が、
所定の段数群毎に一定の種数の屋根材を繰り返し用いら
れるように、前記葺き足寸法(L)と、前記所定の段数
群の段数(n)とを、前記屋根の基準寸法(M)に適応
させて、次式 L×n=Mtanθ(θ:傾斜辺の傾斜角) により設定し、この設定寸法に基づいて予め前記傾斜辺
に沿って切断した複数種の屋根材を順備し、これら傾斜
辺に沿って予め切断された屋根材を、前記所定の段数群
毎に繰り返し取付けることを特徴としている。
【0009】第2の発明にかかる屋根材の取付け方法
は、隅くだり棟を構成する傾斜辺を有する屋根上に、プ
レート状の屋根材を、所定の葺き足寸法(L)を確保
し、かつ、上下位置で所定のずれ寸法で横方向にずらし
て、上下方向に複数段重ねて取り付けると共に、前記各
段の傾斜辺に接する位置に寸法、形状の異なる複数種の
屋根材を取付ける屋根材の取付け方法において、少なく
とも隣り合う上下2段に用いられる屋根材が共通化でき
るように、前記所定の横方向へのずれ寸法(Y)を、次
式 Y=L/tanθ (θ:傾斜辺の傾斜角) により、許容値内で設定し、この設定寸法に基づいて予
め前記傾斜辺に沿って切断した複数種の屋根材を順備
し、これら傾斜辺に沿って予め切断された屋根材を前記
上下2段で共通させて取付けることを特徴としている。
【0010】第3の発明にかかる屋根材の取付け方法
は、第1の発明の屋根材の取付け方法において、請求項
2記載の少なくとも隣り合う上下2段の屋根材を共通化
したことを特徴としている。
【0011】第4の発明にかかる屋根材の取付け方法
は、第1の発明において、前記屋根材の取付けられる領
域が、傾斜辺に接して一方の三角形の領域と、これと隣
り合う略台形の領域とで構成され、これら隣り合う領域
において、所定の段数群毎に前記傾斜辺と接する一定の
種類の屋根材を繰り返し用いることを特徴としている。
【0012】第5の発明にかかる屋根材の取付け方法
は、第1〜4の発明のいずれかにおいて、前記隅くだり
棟を覆う棟包によって隠される領域の許容寸法内で、前
記傾斜辺に沿って予め切断される同一種類の形状の屋根
材の寸法を共通化したことを特徴としている。
【0013】第6の発明にかかる屋根材の取付け方法
は、第1〜5の発明のいずれかにおいて、前記隅くだり
棟を構成する傾斜辺を有する屋根は、枠組みされた芯材
上面に面材を施して形成された屋根パネルにて構成され
ることを特徴としている。
【0014】第7の発明にかかるプレフィニッシュ屋根
パネルは、枠組みされた芯材上面に面材を施して形成さ
れ、隅くだり棟を構成する傾斜辺を有する屋根パネル本
体と、前記屋根パネル本体上に、所定の葺き足を確保
し、かつ、上下位置で所定のずれ寸法で横方向にずらし
て上下方向に複数段重ねて取付けられた複数のプレート
状の屋根材とを備え、前記屋根パネル本体の傾斜辺と接
する屋根材は、葺き足寸法(L)と、前記所定の段数群
の段数(n)とを、前記屋根の基準寸法(M)に適応さ
せて、次式 L×n=MTanθ (θ:傾斜辺の傾斜角) により、設定され、この設定寸法に基づいて傾斜辺に沿
って切断された一定種類の屋根材を所定段数毎に繰り返
し用いていることを特徴としている。
【0015】第8の発明にかかるプレフィニッシュ屋根
パネルは、枠組みされた芯材上面に面材を施して形成さ
れ、隅くだり棟を構成する傾斜辺を有する屋根パネル本
体と、前記屋根パネル本体上に、所定の葺き足を確保
し、かつ、上下位置で所定のずれ寸法で横方向にずらし
て上下方向に複数段重ねて取付けられた複数のプレート
状の屋根材とを備え、前記屋根パネル本体の傾斜辺と接
する屋根材は、少なくとも隣り合う上下2段に用いられ
る屋根材の前記所定の横方向へのずれ寸法(Y)を、次
式 Y=L/tanθ (θ:傾斜辺の傾斜角) により、許容値内で設定し、この設定寸法に基づいて傾
斜辺に沿って切断した複数種の屋根材を少なくとも上下
2段で共通に用いていることを特徴としている。
【0016】
【作用】前記構成の第1の発明にあっては、葺き足寸法
(L)と、所定の段数分の段数(n)とを、屋根の基準
寸法(M)に適応させて、傾斜辺に接して取付けられる
屋根材が所定の段数群毎に一定の種類の屋根材を繰り返
し用いられるように設定し、この設定寸法に基づいて、
予め前記傾斜辺に沿って切断した複数種の屋根材を順備
し、所定の段数群毎に繰り返し取付けることにより、各
段数群毎に前記屋根材を共通化することができ、屋根上
に取付ける屋根材の種類を減少させ、しかも作業者が屋
根材を傾斜辺位置にあてがい、隅付けを行い、さらに切
断するという作業を行う必要がなく、容易かつ短時間で
傾斜辺を有する屋根上にプレート状の屋根材を取付ける
ことができ、施工時間の短縮化を図ることができ、さら
には製品管理を容易にすると共に、取付け時の誤作業も
を減少させることができる。
【0017】第2の発明にあっては、少なくとも隣り合
う上下2段に用いられる屋根材が共通化できるように、
所定の横方向へのずれ寸法(Y)を許容値内で設定し、
この設定寸法に基づいて予め前記傾斜辺に沿って切断し
た複数種の屋根材を順備し、順備した屋根材を上下2段
で共通させて取付けることにより、上下2段の屋根材の
共通化により屋根上に取付ける屋根材の種類を減少さ
せ、しかも施工現場において、作業者が屋根材を傾斜辺
位置にあてがい、隅付けを行い、さらに切断するという
作業を行う必要はなく、容易かつ短時間で傾斜辺を有す
る屋根上にプレート状の屋根材を取付けることができ、
施工時間の短縮化を図ることができ、さらには、製品管
理を容易にすると共に、取付け時の誤作業をも減少させ
ることができる。
【0018】第3の発明にあっては、第1の発明と第2
の発明を組合わせることにより、所定の段数群同士およ
び少なくとも上下2段の屋根材同士を共通化させること
により、より一層の屋根材の種類の減少を図ることがで
きる。
【0019】第4の発明にあっては、屋根材の取付けら
れる領域が傾斜辺に接して分かれている場合において
も、所定の段数群毎に傾斜辺と接する一定の種類の屋根
材を繰り返し用い、隣り合う領域において所定の段数群
の屋根材の種類を共通化することができ、屋根材の種類
を減少させることができる。
【0020】第5の発明にあっては、隅くだり棟を覆う
棟包によって隠される領域の許容寸法内で、傾斜辺に沿
って予め切断される同一種類の形状の屋根材の寸法を共
通化することにより、傾斜辺位置に取付けられる屋根材
の種類を減少させて、製品管理を容易にするとともに、
取付け時の誤作業をも減少させることができる。
【0021】第6の発明にあっては、屋根パネルにて形
成される屋根に傾斜辺に沿って予め切断した複数の寸法
形状の異なる屋根材を取付けることにより、屋根パネル
にて屋根を構築する場合の施工期間の短縮化に加えて、
屋根材の取付け時間を短縮化させることで、施工期間の
より一層の短縮化を行うことができる。
【0022】第7の発明にあっては、葺き足寸法と所定
の段数群の段数とを所定段数毎に一定の種類の屋根材を
繰り返し用いるため、少ない種類の屋根材を用いて隅く
だり棟を構成する傾斜辺をするプレフィニッシュ屋根パ
ネルを短時間で製造することができ、工業化の促進に寄
与することができる。
【0023】第8の発明にあっては、少なくとも隣り合
う上下2段に用いられる屋根材の所定の横方向へのずれ
寸法を許容値内で設定し、この設定寸法に基づいて傾斜
辺に沿って切断した複数種の屋根材を共通させて用いる
ことで、少ない種類の屋根材で、隅くだり棟を構成する
傾斜辺を有するプレフィニッシュ屋根パネルを短時間で
製造することができ、工業化の促進に寄与することがで
きる。
【0024】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例について、図面
を参照して詳細に説明する。
【0025】図12はプレフィニッシュ屋根パネルを用
いて構築した寄せ棟屋根を示しており、この寄せ棟屋根
は、平面ほぼ四辺形をなし、その角部には、4つの隅く
だり棟10が設けられ、これら各隅くだり棟10は、隅
くだり棟10を構成する傾斜辺12を有する一対のほぼ
三角形状あるいは台形状のプレフィニッシュ屋根パネル
14a,14b,16a,16b、18a,18b,2
0a,20bを組合わせて形成されるようになってお
り、この隅くだり棟10間には長方形状のプレフィニッ
シュ屋根パネル22が配設されるようになっている。
【0026】なお、この隅くだり棟10を構成するプレ
フィニッシュ屋根パネル14a,14b,16a,16
bおよび18a,18b,20a,20b同士はそれぞ
れ線対象の形状とされ、また、プレフィニッシュ屋根パ
ネル14a,14b,18a,18b同士および16
a,16b,20a,20b同士はそれぞれ線対象の形
状とされている。また、この寄せ棟屋根の屋根勾配は、
底辺A:高さBが2対1の1/2勾配とされている。ま
た、各隅くだり棟10には、図示せぬが、棟包が取付け
られて、接合部分が覆われるようになっている。
【0027】この図12に示される隅くだり棟10を構
成する傾斜辺12を有するプレフィニッシュ屋根パネル
の基本例を図9〜図11により説明する。
【0028】この実施例では、図12の左下の隅くだり
棟10を構成する傾斜辺12を有する図中下側のプレフ
ィニッシュ屋根パネル14a,14bを例にとって説明
する。
【0029】このプレフィニッシュ屋根パネル14a,
14bは、隅くだり棟10を構成する傾斜辺12を有す
るほぼ三角形状の屋根パネル本体24a,24bと、こ
の屋根パネル本体24a,24b上に取付けられる複数
の屋根材Pから構成されている。
【0030】屋根パネル本体24a,24bは、910
mmを基準寸法とするもので、組合わせた状態で、底辺
Tの長さが4322.5mm、高さHが4323mmと
され、底辺Tと傾斜辺12の角度が48.19度に設定
されてる。
【0031】また、屋根パネル本体24bは、複数の単
位パネル28,30を接合して構成されている。単位パ
ネル28は屋根パネル本体24aと同じ高さの長方形状
に形成され、さらに単位パネル30は単位パネル28と
同じ幅で三角形の頂部を切除した台形状に形成されてお
り、それぞれの単位パネル28,30は、枠組みした芯
材(図示せず)の上面に面材34,36をほどこして形
成されている。なお、屋根パネル本体24aは三角形状
に形成され、同様に枠組みした芯材上面に面材32をほ
どこして形成されている。
【0032】屋根材Pは、プレート状のもので、図10
に示すように所定間隔で化粧目地38が形成された状態
となっており、屋根パネル本体24a,24bの上面に
屋根勾配の上下方向において図9に示すように、下端側
から上端側にかけて1段目〜24段目まで、図10に示
すように所定の重ねJおよび働き幅Wで、一定の葺き足
寸法Lを有する状態で重ね合わせて取付けられるように
なっている。なお、葺き足寸法Lは、本実施例では、1
82mmに設定され、化粧目地38のずれ幅、すなわ
ち、上下位置の屋根材Pの横方向へのずれ寸法Yは11
3mmに設定されている。
【0033】また、屋根材Pは、屋根パネル本体24
a,24bの躯体側への取付け部分、すなわち、図1
中、中央及び右端部分を残して取付けられるようになっ
ている。
【0034】さらに、この屋根パネル本体24a,24
bに取付けられる屋根材は、図11に示す01番〜33
番までの33種類の形状、寸法の異なる33種類の屋根
材を用いて屋根パネル本体24a側の三角形状および屋
根パネル本体24b側の五角形状に取付け、形成される
ようになっている。
【0035】また、これら33種類の屋根材の内、01
番の長方形状で、図示のABCの寸法を有する屋根材
と、01番の屋根材の1/2の形状寸法とされた02番
の屋根材が一般的な、傾斜辺12と接しない位置に取付
けられるようになっており、これに対し傾斜辺12に接
して取付けられる03番〜33番までの31種類の屋根
材は、それぞれの取付位置にあわせて屋根パネル本体2
4a,24bの傾斜辺12に沿って予め切断された寸
法、形状の異なるものとされている。なお、この屋根材
Pの幅は、910mmを基準寸法とされている。
【0036】そして、このような03番〜33番までの
屋根材を、図9に示すように、それぞれの1〜24段の
各取付位置に取付けられている。
【0037】このように屋根パネル本体24a,24b
の傾斜辺12に沿って予め切断された31種類の屋根材
は、一辺が傾斜辺12と接する三角形(04番,06
番,12番,14番,19番,20番,21番,23
番,29番,31番参照)と、台形(03番,08番,
09番,10番,11番,16番,17番,18番,2
5番,26番,27番,28番,33番参照)と、五角
形(05番,07番,13番,15番,22番,24
番,30番,32番参照)の3種類の形状を基本形状と
し、その同種類の形状内で、それぞれ寸法が異なるもの
となっている。
【0038】このように、3種類の基本形状の屋根材を
準備することで、24段の全ての傾斜辺12に接する屋
根材に対応することができる。
【0039】次に、前述のようなプレフィニッシュ屋根
パネル14a,14bを形成する方法について説明す
る。
【0040】図1に示すような三角形状及び五角形状の
屋根パネル本体24a及び24bを形成する。
【0041】次に、この屋根パネル本体24a,24b
上に、それぞれ図9に示すように屋根勾配の上下方向最
下端に右側から順次02番,01番、また01番,01
番そして傾斜辺12位置で03番の各屋根材を1列に取
付けて1段目を形成する。
【0042】次いで、1段目の屋根材上に所定の重ね、
働き幅をもって、1段目の屋根材に一定の葺き足Lを残
して、右から順に02番,01番、間隔を開けて01
番、傾斜辺12位置で05番および04番のそれぞれの
屋根材を順次取付けて2段目を形成する。
【0043】そして、前述の状態を繰り返して3段目、
4段目と段を重ねて24段目まで屋根材を取付ける。
【0044】この場合、01番および02番の屋根材
は、通常の形状、寸法のものであり、03番〜33番ま
での傾斜辺に接して取付けられる屋根材は、それぞれ一
辺が傾斜辺12と接する三角形,台形,五角形を基本形
状とし、それぞれの種類の基本形状において、それぞれ
の取付け段数の位置条件に応じた寸法に設定されて予め
切断されているため、屋根パネル本体24a,24b上
に傾斜辺12に接して取付けられる屋根材Pを取付ける
際に、その都度屋根材Pに切断加工を施した後取付ける
ような手間がかからず、短時間で取付けが行えることと
なる。
【0045】次に、前述の図9〜図11に示す基本的な
プレフィニッシュ屋根パネルと対比して、本発明の実施
例にかかるプレフィニッシュ屋根パネルを図1〜図8に
基づいて説明する。
【0046】図1および図2は、本発明の一実施例にか
かるプレフィニッシュ屋根パネルを示す図である。
【0047】この実施例では、三角形状を成すプレフィ
ニッシュ屋根パネル14aの傾斜辺12に接して取付け
られる屋根材Pを、所定の段数群G毎に一定の種類の屋
根材Pを繰り返し用いられるように、葺き足寸法Lと、
所定の段数群Gの段数n等を、屋根の基準寸法Mに対応
させて設定し、この設定寸法に基づいて予め傾斜辺12
に沿って切断した複数種の屋根材Pを順備するようにし
ている。
【0048】この設定寸法は、次式により求められる。
【0049】葺き足寸法L×所定の段数群の段数n=屋
根の基準寸法M(910mm)・tanθ (傾斜辺
の傾斜角48.19度) 上式より、n=6、L=169.570mmに設定する
ようにしている。
【0050】従って、所定の段数群Gは、6段となり6
段目毎に周期が合うようにされている。
【0051】すなわち、各段数群Gは、傾斜辺12に接
して取付けられる屋根材Pが下端側から順に1段目が図
2に示す03番の屋根材、2段目が同様に04番および
05番の屋根材、3段目が06番および07番の屋根
材、4段目が08番の屋根材、5段目が09番の屋根
材、6段目が10番目の屋根材となっており、その上段
側に位置する6段からなる7段目から12段目までの段
数群Gにおいても同様な繰り返しとなっており、このよ
うに所定の段数群G毎に一定の種類の屋根材を繰り返し
用いることで、図11に示すように24番〜33番まで
の10種類の屋根材を省略し、23種類の屋根材を用い
総段数26段、屋根材総枚数80枚で対応できるように
し、屋根材の種類を減少させることにより製品の種類を
減少させて製品管理を容易にし、かつ屋根材の取付け時
における誤作業を防止できるようにしている。
【0052】図3および図4には、本発明の他の実施例
にかかるプレフィニッシュ屋根パネルを示す。
【0053】この実施例では、前記実施例におけるプレ
フィニッシュ屋根パネル14aの2つの段数群Gの屋根
材Pの繰り返しに加え、これと隣接するプレフィニッシ
ュ屋根パネル14bの傾斜辺12に接する屋根材Pを隣
のプレフィニッシュ屋根パネル14aにおける段数群G
と同様の繰り返しを有する段数群Gを設けることによ
り、プレフィニッシュ屋根パネル14a,14bを合わ
せて、図2に示すように01番〜10番および22番、
23番の12種類の屋根材総枚数74枚で対応すること
ができ、前記図1および図2の実施例の場合に比し、1
1番〜21番の11種類の屋根材を減少させることがで
きる。
【0054】従って、前記実施例に対し、より一層屋根
材の種類を減少し、製品管理および取付け作業時におけ
る誤作業を防止することが可能となる。
【0055】図5および図6には、本発明のさらに他の
実施例にかかるプレフィニッシュ屋根パネルを示す。
【0056】この実施例では、図3および図4に示す実
施例の状態に加え、隣り合う上下2段に用いられる屋根
材Pを共通化できるように、所定の横方向へのずれ寸方
Yを許容値内で設定し、この設定寸法に基づいて予め傾
斜辺12に沿って切断した複数種の屋根材を順備するよ
うにしている。
【0057】所定の横方向へのずれ寸法Yは、次式によ
り求められる。
【0058】ずれ寸法Y=葺き足寸法L/tanθ
(傾斜辺の傾斜角48.19度) 上式により、例えば、所定の横方向へのずれ寸法Yを、
前記図3および図4に示す実施例の113mmから15
3mmに設定することにより、図5に示すように、プレ
フィニッシュ屋根パネル14aの2段目および3段目で
は、それぞれ01番,05番,04番の屋根材を用いて
共通化し、4段目および5段目では、01番および08
番を用いて共通化し、6段目および7段目では01番お
よび03番の屋根材を用いて共通化し、8段目および9
段目では05番および04番の屋根材を用いて共通化
し、10段目および11段目では08番で共通化し、1
2段目および13段目で03番の屋根材を用いて共通化
し、14段目および15段目では04番の屋根材で共通
化し、さらにプレフィニッシュ屋根パネル14bでは、
18段目および19段目で01番および03番の屋根材
を用いて共通化し、20段目および21段目では05番
および04番の屋根材を用いて共通化し22段目および
23段目では08番の屋根材で共通化している。
【0059】このように上下2段の屋根材の共通化を図
ることにより、図3および図4の実施例の場合に比し、
図6に示すように、06番,07番,09番,10番の
4種類の屋根材をさらに減少させることができる。従っ
て、8種類、総枚数74枚の屋根材Pでプレフィニッシ
ュ屋根パネル14a,14bに対応することができる。
【0060】従ってより一層の屋根材の種類の減少、製
品管理の容易さおよび取付け作業時の誤作業を防止する
ことが可能となる。
【0061】図7および図8には、本発明のさらに他の
実施例にかかるプレフィニッシュ屋根パネルを示す。
【0062】この実施例では、図3および図4の実施例
の状態に加え、隅くだり棟10を覆う棟包(図示せず)
によって隠される領域の許容寸法内で、傾斜辺12に沿
って予め切断される三角形,台形,五角形の3種類の基
本形状の内、同一基本形状の屋根材Pの寸法を共通化す
ることにより、屋根材Pの種類を減少させ、製品管理を
容易にすると共に、屋根材の取付け時の誤作業を防止す
るようにしている。
【0063】例えば、図3と図7を対比すると、プレフ
ィニッシュ屋根パネル14aの図3における3段目の0
6番の屋根材を04番の屋根材と共通にし、図3におけ
る5段目の09番の屋根材を08番の屋根材と共通化
し、図3における6段目の10番の屋根材を、03番と
共通化し、図3における9段目の06番の屋根材を04
番の屋根材と共通化し、図3における10段目の07番
の屋根材を08番の屋根材と共通化し、図3における1
2段目の09番の屋根材を03番の屋根材と共通化し、
プレフィニッシュ屋根パネル14bの図3における15
段目の06番の屋根材を04番の屋根材と共通化し、図
3における18段目の10番の屋根材を03番の屋根材
と共通化し、図3における21段目の06番の屋根材を
04番の屋根材と共通化し、23段目の09番の屋根材
を08番の屋根材と共通化し、図3における24段目の
10番の屋根材を03番の屋根材と共通化するようにし
ている。
【0064】このように屋根材の共通化を図ることによ
り、図5および図6に示す実施例と同様の結果が得られ
るようになっている。
【0065】他の構成および作用は前記実施例と同様に
つき説明を省略する。
【0066】本発明は、前記各実施例に限定されるもの
ではなく、本発明の要旨の範囲内において種々の変形実
施が可能である。
【0067】例えば、前記実施例においては、プレフィ
ニッシュ屋根パネルについての屋根材の取付けを説明し
たが、この例に限らず、施工現場で屋根パネルを用いて
構築された屋根上に予め切断された屋根材を取付ける場
合にも適用することができ、さらには、屋根パネルを用
いずに構築された屋根上に予め切断された屋根材を取付
ける場合にも適用することができ、このような場合に
は、現場施工期間の短縮化を図ることが可能となる。
【0068】また、前記各実施例においては、寄り棟屋
根における屋根材の取付けについて説明したが、この例
に限らず、方形屋根、入母屋屋根等の隅くだり棟を有す
るものであれば本発明を適用することができる。
【0069】さらに、図5および図6の実施例における
上下2段の屋根材の共通化は、前記実施例の組合わせに
限らず、単独、あるいは図1および図2の実施例に組合
わせることも可能である。
【0070】
【発明の効果】前記構成の第1の発明によれば、葺き足
寸法(L)と、所定の段数分の段数(n)等を、屋根の
基準寸法(M)に適用させて傾斜辺に接して取付けられ
る屋根材が所定の段数群毎に一定の種類の屋根材を繰り
返し用いられるように設定し、この設定寸法に基づいて
予め前記傾斜辺に沿って切断した複数種の屋根材を順備
し、所定の段数群毎に繰り返し取付けることにより、各
段数群毎に前記屋根材を共通化することができ、屋根上
に取付ける屋根材の種類を減少させ、しかも作業者が屋
根材を傾斜辺位置にあてがい、隅付けを行い、さらに切
断するという作業を行う必要がなく、容易かつ短時間で
傾斜辺を有する屋根上にプレート状の屋根材を取付ける
ことができ、施工時間の短縮化を図ることができ、さら
には製品管理を容易にすると共に、取付け時の誤作業も
を減少させることができるという効果がある。
【0071】第2の発明によれば、少なくとも隣り合う
上下2段に用いられる屋根材が共通化できるように所定
の横方向へのずれ寸法(Y)を許容値内で設定し、この
設定寸法に基づいて予め前記傾斜辺に沿って切断した複
数種の屋根材を順備し、順備した屋根材を上下2段で共
通させて取付けることにより、上下2段の屋根材の共通
化により屋根上に取付ける屋根材の種類を減少させ、し
かも施工現場において、作業者が屋根材を傾斜辺位置に
あてがい、隅付けを行い、さらに切断するという作業を
行う必要はなく、容易かつ短時間で傾斜辺を有する屋根
上にプレート状の屋根材を取付けることができ、施工時
間の短縮化を図ることができ、さらには、製品管理を容
易にすると共に、取付け時の誤作業をも減少させること
ができるという効果がある。
【0072】第3の発明によれば、第1の発明と第2の
発明を組合わせることにより、所定の段数群同士および
少なくとも上下2段の屋根材同士を共通化させることに
より、より一層の屋根材の種類の減少を図ることができ
るという効果がある。
【0073】第4の発明によれば、屋根材の取付けられ
る領域が傾斜辺に接して分かれている場合においても、
所定の段数群毎に傾斜辺と接する一定の種類の屋根材を
繰り返し用い、隣り合う領域において所定の段数群の屋
根材の種類を共通化することができ、屋根材の種類を減
少させることができるという効果がある。
【0074】第5の発明によれば、隅くだり棟を覆う棟
包によって隠される領域の許容寸法内で、傾斜辺に沿っ
て予め切断される同一種類の形状の屋根材の寸法を共通
化することにより、傾斜辺位置に取付けられる屋根材の
種類を減少させて、製品管理を容易にするとともに、取
付け時の誤作業をも減少させることができるという効果
がある。
【0075】第6の発明によれば、屋根パネルにて形成
される屋根に傾斜辺に沿って予め切断した複数の寸法形
状の異なる屋根材を取付けることにより、屋根パネルに
て屋根を構築する場合の施工期間の短縮化に加えて、屋
根材の取付け時間を短縮化させることで、施工期間のよ
り一層の短縮化を行うことができるという効果がある。
【0076】第7の発明によれば、葺き足寸法と所定の
段数群の段数とを所定段数毎に一定の種類の屋根材を繰
り返し用いるため、少ない種類の屋根材を用いて隅くだ
り棟を構成する傾斜辺をするプレフィニッシュ屋根パネ
ルを短時間で製造することができ、工業化の促進に寄与
することができるという効果がある。
【0077】第8の発明によれば、少なくとも隣り合う
上下2段に用いられる屋根材の所定の横方向へのずれ寸
法を許容値内で設定し、この設定寸法に基づいて傾斜辺
に沿って切断した複数種の屋根材を共通させて用いるこ
とで、少ない種類の屋根材で、隅くだり棟を構成する傾
斜辺を有するプレフィニッシュ屋根パネルを短時間で製
造することができ、工業化の促進に寄与することができ
るという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例にかかる隅くだり棟を構成す
る傾斜辺を有するプレフィニッシュ屋根パネルを示す正
面図である。
【図2】図1のプレフィニッシュ屋根パネルに用いる屋
根材の種類を一覧にして示す図である。
【図3】本発明の他の実施例にかかる隅くだり棟を構成
する傾斜辺を有するプレフィニッシュ屋根パネルを示す
図である。
【図4】図2のプレフィニッシュ屋根パネルに用いる屋
根材の種類を一覧にして示す図である。
【図5】本発明のさらに他の実施例にかかる隅くだり棟
を構成する傾斜辺を有するプレフィニッシュ屋根パネル
を示す正面図である。
【図6】図5のプレフィニッシュ屋根パネルに用いる屋
根材の種類を一覧にして示す図である。
【図7】本発明のさらに他の実施例にかかる隅くだり棟
を構成する傾斜辺を有するプレフィニッシュ屋根パネル
を示す正面図である。
【図8】図7のプレフィニッシュ屋根パネルに用いる屋
根材の種類を一覧にして示す図である。
【図9】本発明の前提となる隅くだり棟を構成する傾斜
辺を有するプレフィニッシュ屋根パネルを示す正面図で
ある。
【図10】図9の屋根材の取付け状態を示す部分拡大図
である。
【図11】図9のプレフィニッシュ屋根パネルに用いる
屋根材の種類を一覧にして示す図である。
【図12】図9のプレフィニッシュ屋根パネルを用いた
寄せ棟の斜視図である。
【符号の説明】
10 隅くだり棟 12 傾斜辺 14a,14b プレフィニッシュ屋根パネル 16a,16b プレフィニッシュ屋根パネル 18a,18b プレフィニッシュ屋根パネル 20a,20b プレフィニッシュ屋根パネル 22 プレフィニッシュ屋根パネル(長方形) 24 屋根パネル本体 32,34,36 面材 J 重ね W 働き幅 P 屋根材 L 葺き足 Y ずれ寸法 n 段数 G 段数群 M 基準寸法
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04D 1/00 E04D 1/12 E04D 1/30 601

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 隅くだり棟を構成する傾斜辺を有する屋
    根上に、プレート状の屋根材を、所定の葺き足寸法
    (L)を確保し、かつ、上下位置で所定のずれ寸法で横
    方向にずらして、上下方向に複数段重ねて取り付けると
    共に、前記各段の傾斜辺に接する位置に寸法、形状の異
    なる複数種の屋根材を取付ける屋根材の取付け方法にお
    いて、 前記傾斜辺に接して取付けられる前記屋根材が、所定の
    段数群毎に一定の種類の屋根材を繰り返し用いられるよ
    うに、前記葺き足寸法(L)と、前記所定の段数群の段
    数(n)とを、前記屋根の基準寸法(M)に適応させ
    て、次式 L×n=Mtanθ(θ:傾斜辺の傾斜角) により設定し、この設定寸法に基づいて予め前記傾斜辺
    に沿って切断した複数種の屋根材を順備し、 これら傾斜辺に沿って予め切断された屋根材を、前記所
    定の段数群毎に繰り返し取付けることを特徴とする屋根
    材の取付け方法。
  2. 【請求項2】 隅くだり棟を構成する傾斜辺を有する屋
    根上に、プレート状の屋根材を、所定の葺き足寸法
    (L)を確保し、かつ、上下位置で所定のずれ寸法で横
    方向にずらして、上下方向に複数段重ねて取り付けると
    共に、前記各段の傾斜辺に接する位置に寸法、形状の異
    なる複数種の屋根材を取付ける屋根材の取付け方法にお
    いて、 少なくとも隣り合う上下2段に用いられる屋根材が共通
    化できるように、前記所定の横方向へのずれ寸法(Y)
    を、次式 Y=L/tanθ (θ:傾斜辺の傾斜角) により、許容値内で設定し、この設定寸法に基づいて予
    め前記傾斜辺に沿って切断した複数種の屋根材を順備
    し、 これら傾斜辺に沿って予め切断された屋根材を前記上下
    2段で共通させて取付けることを特徴とする屋根材の取
    付け方法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の屋根材の取付け方法にお
    いて、 請求項2記載の少なくとも隣り合う上下2段の屋根材を
    共通化したことを特徴とする屋根材の取付け方法。
  4. 【請求項4】 請求項1において、 前記屋根材の取付けられる領域が、傾斜辺に接して一方
    の三角形の領域と、これと隣り合う略台形の領域とで構
    成され、これら隣り合う領域において、所定の段数群毎
    に前記傾斜辺と接する一定の種類の屋根材を繰り返し用
    いることを特徴とする屋根材の取付け方法。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかにおいて、 前記隅くだり棟を覆う棟包によって隠される領域の許容
    寸法内で、前記傾斜辺に沿って予め切断される同一種類
    の形状の屋根材の寸法を共通化したことを特徴とする屋
    根材の取付け方法。。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかにおいて、 前記隅くだり棟を構成する傾斜辺を有する屋根は、枠組
    みされた芯材上面に面材を施して形成された屋根パネル
    にて構成されることを特徴とする屋根材の取付け方法。
  7. 【請求項7】 枠組みされた芯材上面に面材を施して形
    成され、隅くだり棟を構成する傾斜辺を有する屋根パネ
    ル本体と、 前記屋根パネル本体上に、所定の葺き足を確保し、か
    つ、上下位置で所定のずれ寸法で横方向にずらして上下
    方向に複数段重ねて取付けられた複数のプレート状の屋
    根材とを備え、 前記屋根パネル本体の傾斜辺と接する屋根材は、葺き足
    寸法(L)と、前記所定の段数群の段数(n)とを、前
    記屋根の基準寸法(M)に適応させて、次式 L×n=MTanθ (θ:傾斜辺の傾斜角) により、設定され、この設定寸法に基づいて傾斜辺に沿
    って切断された一定種類の屋根材を所定段数毎に繰り返
    し用いていることを特徴とするプレフィニッシュ屋根パ
    ネル。
  8. 【請求項8】 枠組みされた芯材上面に面材を施して形
    成され、隅くだり棟を構成する傾斜辺を有する屋根パネ
    ル本体と、 前記屋根パネル本体上に、所定の葺き足を確保し、か
    つ、上下位置で所定のずれ寸法で横方向にずらして上下
    方向に複数段重ねて取付けられた複数のプレート状の屋
    根材とを備え、 前記屋根パネル本体の傾斜辺と接する屋根材は、少なく
    とも隣り合う上下2段に用いられる屋根材の前記所定の
    横方向へのずれ寸法(Y)を、次式 Y=L/tanθ (θ:傾斜辺の傾斜角) により、許容値内で設定し、この設定寸法に基づいて傾
    斜辺に沿って切断した複数種の屋根材を少なくとも上下
    2段で共通に用いていることを特徴とするプレフィニッ
    シュ屋根パネル。
JP13421495A 1995-05-31 1995-05-31 屋根材の取付け方法およびプレフィニッシュ屋根パネル Expired - Fee Related JP3432952B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13421495A JP3432952B2 (ja) 1995-05-31 1995-05-31 屋根材の取付け方法およびプレフィニッシュ屋根パネル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13421495A JP3432952B2 (ja) 1995-05-31 1995-05-31 屋根材の取付け方法およびプレフィニッシュ屋根パネル

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08326218A JPH08326218A (ja) 1996-12-10
JP3432952B2 true JP3432952B2 (ja) 2003-08-04

Family

ID=15123102

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13421495A Expired - Fee Related JP3432952B2 (ja) 1995-05-31 1995-05-31 屋根材の取付け方法およびプレフィニッシュ屋根パネル

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3432952B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH08326218A (ja) 1996-12-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3432952B2 (ja) 屋根材の取付け方法およびプレフィニッシュ屋根パネル
JPH08326216A (ja) 屋根材の取付け方法およびプレフィニッシュ屋根パネル
JP3164991B2 (ja) 建物の屋根の施工方法
JPH03199553A (ja) 工業化住宅の屋根ユニット
JPH0886050A (ja) 屋根葺構造
JPH0348980Y2 (ja)
JP2517823B2 (ja) 壁パネルの段積み構造
JP2842680B2 (ja) 建物のサブユニット
JPH0672467B2 (ja) 屋根ユニット
JP2535661B2 (ja) 屋根ユニットの形成方法
JPH071390Y2 (ja) 平 瓦
JPH0649999B2 (ja) 枠組壁工法用構造パネル
JP3403529B2 (ja) 寄棟屋根の隅棟部構造
JP2000129791A (ja) 建物ユニット
JP2552774B2 (ja) 建物の屋根の作製方法
JPH028981Y2 (ja)
JP2546914B2 (ja) 組立式寄棟屋根構造およびその施工方法
JP3280817B2 (ja) 屋根パネルとこの屋根パネルを用いた建物の屋根
JP3496570B2 (ja) 屋根の葺き構造
JP3871780B2 (ja) 屋根
JPH08158548A (ja) 平板屋根材の野地板と屋根構造の施工法
JP3816212B2 (ja) 屋根構造
JPH02292449A (ja) 瓦葺工法における瓦桟木の並設施工方法と、これに用いる桟木組立て体
JPH0710137U (ja) 建物屋根用スケルトンパネル
JPH0673823A (ja) プレハブ建物のユニット式屋根

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20030513

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080523

Year of fee payment: 5

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080523

Year of fee payment: 5

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090523

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090523

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100523

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110523

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110523

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120523

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120523

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130523

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130523

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140523

Year of fee payment: 11

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees