JP2842680B2 - 建物のサブユニット - Google Patents

建物のサブユニット

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JP2842680B2
JP2842680B2 JP2265339A JP26533990A JP2842680B2 JP 2842680 B2 JP2842680 B2 JP 2842680B2 JP 2265339 A JP2265339 A JP 2265339A JP 26533990 A JP26533990 A JP 26533990A JP 2842680 B2 JP2842680 B2 JP 2842680B2
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roof
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一道 松田
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、ユニット建物を構成するサブユニットに関
する。
(従来の技術) 近年、建物の工業生産化率を高める一方式としてユニ
ット建物が広く普及している。このユニット建物は、一
棟の建物を予めいくつかのユニットに別けて工場生産
し、これらを建築現場において組み立てる方式の建物で
ある。
このような建物を構成するユニットとしては、特公昭
58−37462号公報に記載されているように、壁や床を含
む建物本体を構成する直方体形状のユニットが知られて
いる。ところが、このようなユニットで構築された建物
は、屋根がフラットな陸屋根形状のものに限られてしま
う。
そこで最近では、特開昭62−6041号公報に記載されて
いるように、建物本体に加えて屋根をいくつかのユニッ
トに分けて工場生産し、これらを建築現場において建物
本体の上に積み重ねることにより切妻屋根や寄棟屋根等
のような傾斜屋根を構築できるようになっている。
また、一方では、建物本体を構成するユニットが桁幅
及び桁行きの定まった基本ユニットのみであるとプラン
バリエーションが限られることから、桁幅あるいは桁行
きが基本ユニットとは異なる直方体形状のサブユニット
が製造されている。即ち、サブユニットを基本ユニット
の横に隣設させて建物本体を構成することにより、ユニ
ット建物のプランバリエーションを増やすことができ
る。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら上述のような従来のサブユニットは、直
方体形状に形成されており、基本ユニットと同様に建物
本体のみを構成するものであったために、サブユニット
の上に別途屋根を構築する必要がある。ところが、サブ
ユニットは桁幅あるいは桁行きが基本ユニットとは異な
るので、基本ユニットの幅に対応して形成された屋根ユ
ニットをそのままサブユニットの上に活用することがで
きない。そのため、サブユニットを用いる場合には、サ
ブユニットの幅に対応した屋根ユニットを新たに製造す
るか、屋根ユニットに頼らない別の工法で屋根を構築す
るかしなければならないという問題が生じていた。
また、従来のサブユニットは、上に別途屋根を構築す
る必要があるので、建物の高さの限度を規定する北側斜
線や道路斜線等の斜線制限に対して不利であるという問
題もあった。
本発明は、上記従来の問題に着目し、現行の屋根ユニ
ットによる屋根の構築工法を活用しつつ、ユニット建物
のプランバリエーションを増やすことができるユニット
建物のサブユニットを提供することを目的としている。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、上述のような課題を解決することを目的と
してなされたもので、請求項1記載の本発明のサブユニ
ットは、直方体形状の基本ユニットの上に傾斜屋根面を
有する屋根ユニットを積み重ねて構成されるユニット建
物における前記基本ユニットの横に隣接して設けられる
サブユニットであって、構造体が、壁パネルや床パネル
を支持している本体支持部材と、屋根パネルを支持して
いる屋根支持部材とで構成され、前記基本ユニットに近
接して立設される本体支持部材は、基本ユニットから離
れて立設される本体支持部材よりも高くされ、これらの
本体支持部材の上に屋根支持部材が設けられ、該屋根支
持部材が、屋根ユニットの傾斜屋根面と前記屋根パネル
の屋根面とを連続させるべく屋根パネルを斜めに支持し
ているものである。
また、請求項2記載の本発明のサブユニットは、直方
体形状の基本ユニットの上に傾斜屋根面を有する屋根ユ
ニットを積み重ねて構成されるユニット建物における前
記基本ユニットの横に隣接して設けられるサブユニット
であって、該サブユニットは平面形状が長方形を成し、
構造体が、壁パネルや床パネルを支持している本体支持
部材と、屋根パネルを支持している屋根支持部材とで構
成され、該屋根支持部材が、屋根ユニットの傾斜屋根面
と前記屋根パネルの屋根面とを連続させるべく屋根パネ
ルを斜めに支持しているとともに、前記本体支持部材
は、長方形の四隅に立設され、前記建物側に位置する二
本の柱が他方の二本の柱より高くされた柱と、天井梁及
び床梁とからなり、天井梁は長短の柱の上端部に架設さ
れ、前記屋根パネルの屋根面とほぼ同じ角度で傾斜して
いるものである。
(作用) 請求項1記載の本発明のサブユニットは、構造体が、
壁パネルや床パネルを支持している本体支持部材と、屋
根パネルを支持している屋根支持部材とで構成され、該
屋根支持部材が、屋根ユニットの傾斜屋根面と前記屋根
パネルの屋根面とを連続させるべく屋根パネルを斜めに
支持しているので、基本ユニット及び屋根ユニットにこ
のサブユニットを組み合せてユニット建物を構成する場
合には、基本ユニットの上に屋根ユニットを積み重ねる
と共に、基本ユニットの横にこのサブユニットを隣接し
て設けるだけで傾斜屋根を有するユニット建物を構成す
ることができる。
さらに、このサブユニットは壁パネルや床パネルを支
持する本体支持部材、屋根支持部材及び屋根パネルとを
組み合せる構成とし、隣接する基本ユニットに近接して
立設される本体支持部材は、基本ユニットから離れて立
設される本体支持部材よりも高くされ、これらの本体支
持部材の上に屋根支持部材が設けられているので、床パ
ネルと屋根パネルとの間を全て可利用空間とすることが
できる。
また、請求項2記載の本発明のサブユニットは、構造
体が、壁パネルや床パネルを支持している本体支持部材
と、屋根パネルを支持している屋根支持部材とで構成さ
れ、該屋根支持部材が、屋根ユニットの傾斜屋根面と前
記屋根パネルの屋根面とを連続させるべく屋根パネルを
斜めに支持しているので、上記の請求項1記載のサブユ
ニットと同様に基本ユニットの横にこのサブユニットを
隣接して設けるだけで傾斜屋根を有するユニット建物を
構成することができる。さらに、このサブユニットは平
面形状が長方形を成し、本体支持部材は、長方形の四隅
に立設され、前記建物側に位置する二本の柱が他方の二
本の柱より高くされた柱と、天井梁及び床梁とからな
り、天井梁は長短の柱の上端部に架設され、前記屋根パ
ネルの屋根面とほぼ同じ角度で傾斜しているので、天井
梁に天井板、天井パネルを設けた場合、基本ユニット側
の天井高さが高くなり、床パネルと天井との間の居住や
収納等空間を可及的に高くすることができ、利用価値が
向上する。
(実施例) 以下、本実施例を図面により詳述する。
まず、実施例の構成を説明する。
第1図は、本実施例のサブユニットを基本ユニット及
び屋根ユニットと組み合せて構築したユニット建物を示
す全体図で、このユニット建物は、直方体形状の基本ユ
ニットAの上に切妻屋根を構成する屋根ユニットBが積
み重ねられ、かつ前記基本ユニットAの横に隣接してサ
ブユニットCが設けられて構成されている。
第2図は、前記サブユニットCを示す側面図で、この
サブユニットCは、構造体が、図示を省略した壁パネル
及び床パネルを支持している柱1及び天井梁2及び床梁
3(特許請求の範囲記載の本体支持部材に対応する)
と、屋根パネル4を支持している軒梁5及び継梁6(特
許請求の範囲記載の屋根支持部材に対応する)とで構成
されている。
また、前記サブユニットCは平面形状が長方形を成し
ており、前記柱1はその四隅に立設されている。また、
前記四隅の柱1は、二本ずつ高さの異なるものが使用さ
れている。
前記天井材2及び床梁3は、前記柱1間にジョイント
プレート21、31を介して架設されている。
更に、前記軒梁5及び継梁6は、サブユニットCの桁
行き方向へ互いに平行に設けられている。そして、軒梁
5は低い方の二本の柱1の上端部に固定され、継梁6は
高い方の二本の柱1の上端部に固定されており、これら
両梁5、6は、前記屋根ユニットBの傾斜屋根面bと屋
根パネル4の屋根面とを連続させるべく、屋根パネル4
を斜めに支持している。尚、屋根パネル4は、前記屋根
ユニットBの傾斜屋根面bと傾斜角度が同じになってい
る。
また、前記屋根パネル4は、垂木7の上面に固定され
ている。尚、前記垂木7は、前記軒梁5及び継梁6に直
交してほぼ等間隔に並設されている。また、図中8は軒
天井で、屋根パネル4の先端部に設けられている。
次に、実施例の作用を説明する。
本実施例のサブユニットCは、屋根パネル4を支持し
ている軒梁5及び継梁6が、屋根ユニットBの傾斜屋根
面bと屋根パネル4の屋根面とを連続させるべく屋根パ
ネル4を斜めに支持しているので、基本ユニットA及び
屋根ユニットBにサブユニットCを組み合せてユニット
建物を構成する場合には、基本ユニットAの上に屋根ユ
ニットBを積み重ねると共に、基本ユニットAの横にサ
ブユニットCを隣設して設けるだけで、屋根ユニットB
からサブユニットCにかけて同一の屋根勾配で連続した
切妻屋根を有する建物を構成することができる。
つまり、基本ユニットA及び屋根ユニットBに組み合
せてユニット建物を構成する際に、サブユニットC上に
別途屋根を構築する必要がないので、屋根をとりつけた
状態で輸送が可能であり、現行の屋根ユニットBによる
屋根の構築工法を活用しつつ、建物のプランバリエーシ
ョンを増やすことができるし、また、斜線制限に対して
有利にユニット建物のプランを設計することができる。
以上、本発明の実施例を図面により詳述してきたが、
具体的な構成はこの実施例に限られるものではなく本発
明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても本発
明に含まれる。
例えば、実施例では、切妻屋根を分割した形状を成す
屋根ユニットを用いたが、屋根ユニットは実施例で示し
た形状のものに限らず、傾斜した屋根面を有する形状の
ものであればよい。例えば、寄棟屋根を分割した形状を
なす屋根ユニットでもよい。
(発明の効果) 以上説明してきたように、本発明のユニット建物のサ
ブユニットにあっては、基本ユニット及び屋根ユニット
に組み合せてユニット建物を構成する際に、サブユニッ
ト上に別途屋根を構築する必要がないので、屋根をとり
つけた状態で輸送が可能であり、現行の屋根ユニットに
よる屋根の構築工法を活用しつつ、ユニット建物のプラ
ンバリエーションを増やすことができるし、また、斜視
制限に対して有利に建物のプランを設計することができ
るという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明実施例のサブユニットを基本ユニット及
び屋根ユニットとを組み合せて構築したユニット建物を
示す全体図、第2図は前記サブユニットを示す側面図で
ある。 A……基本ユニット B……屋根ユニット b……傾斜屋根面 C……サブユニット 1……柱(本体支持部材) 2……天井梁(本体支持部材) 3……床梁(本体支持部材) 4……屋根パネル 5……軒梁(屋根支持部材) 6……継梁(屋根支持部材)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】直方体形状の基本ユニットの上に傾斜屋根
    面を有する屋根ユニットを積み重ねて構成されるユニッ
    ト建物における前記基本ユニットの横に隣接して設けら
    れるサブユニットであって、構造体が、壁パネルや床パ
    ネルを支持している本体支持部材と、屋根パネルを支持
    している屋根支持部材とで構成され、前記基本ユニット
    に近接して立設される本体支持部材は、基本ユニットか
    ら離れて立設される本体支持部材よりも高くされ、これ
    らの本体支持部材の上に屋根支持部材が設けられ、該屋
    根支持部材が、屋根ユニットの傾斜屋根面と前記屋根パ
    ネルの屋根面とを連続させるべく屋根パネルを斜めに支
    持していることを特徴とするユニット建物のサブユニッ
    ト。
  2. 【請求項2】直方体形状の基本ユニットの上に傾斜屋根
    面を有する屋根ユニットを積み重ねて構成されるユニッ
    ト建物における前記基本ユニットの横に隣接して設けら
    れるサブユニットであって、該サブユニットは平面形状
    が長方形を成し、構造体が、壁パネルや床パネルを支持
    している本体支持部材と、屋根パネルを支持している屋
    根支持部材とで構成され、該屋根支持部材が、屋根ユニ
    ットの傾斜屋根面と前記屋根パネルの屋根面とを連続さ
    せるべく屋根パネルを斜めに支持しているとともに、前
    記本体支持部材は、長方形の四隅に立設され、前記建物
    側に位置する二本の柱が他方の二本の柱より高くされた
    柱と、天井梁及び床梁とからなり、天井梁は長短の柱の
    上端部に架設され、前記屋根パネルの屋根面とほぼ同じ
    角度で傾斜していることを特徴とするユニット建物のサ
    ブユニット。
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