JP3403529B2 - 寄棟屋根の隅棟部構造 - Google Patents
寄棟屋根の隅棟部構造Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、寄棟屋根の隅棟部構造
に関する。
に関する。
【0002】
【従来の技術】屋根を葺いていく場合、各屋根面に、平
面形状が略長方形あるいは正方形の本体瓦を、軒先側か
ら棟側へ向けて順次端部ならびに側部同士を重ね合せな
がら固定していく。そして、屋根が寄棟屋根の場合に
は、屋根面と屋根面とがぶつかり合う隅棟部に、平面形
状が略L字形の隅棟瓦を設け、この隅棟瓦の側部と両隣
一対の本体瓦の側部とを重ね合せている。
面形状が略長方形あるいは正方形の本体瓦を、軒先側か
ら棟側へ向けて順次端部ならびに側部同士を重ね合せな
がら固定していく。そして、屋根が寄棟屋根の場合に
は、屋根面と屋根面とがぶつかり合う隅棟部に、平面形
状が略L字形の隅棟瓦を設け、この隅棟瓦の側部と両隣
一対の本体瓦の側部とを重ね合せている。
【0003】ところで、従来の隅棟部構造では、例え
ば、実開平3−98214号公報に記載されているよう
に、右側部と左側部の一方に張出し部が設けられた隅棟
瓦が最も多く使用されている。そして、この隅棟瓦は、
隅棟部構造において、張出し部が設けられている方の側
部は、この張出し部を下にして本体瓦の側部と重ね合さ
れ、他方の側部は、この側部を上にして本体瓦の側部と
重ね合されている。
ば、実開平3−98214号公報に記載されているよう
に、右側部と左側部の一方に張出し部が設けられた隅棟
瓦が最も多く使用されている。そして、この隅棟瓦は、
隅棟部構造において、張出し部が設けられている方の側
部は、この張出し部を下にして本体瓦の側部と重ね合さ
れ、他方の側部は、この側部を上にして本体瓦の側部と
重ね合されている。
【0004】しかしながら、上記従来の隅棟部構造で
は、屋根葺き施工の際に、隅棟瓦の隣に位置する本体瓦
の一方は、隅棟瓦の側部と屋根面との間を押し広げなが
らその隙間に側部を挿入させなければならず、その作業
が高度な技術を要するために、多くの手間を要してい
た。
は、屋根葺き施工の際に、隅棟瓦の隣に位置する本体瓦
の一方は、隅棟瓦の側部と屋根面との間を押し広げなが
らその隙間に側部を挿入させなければならず、その作業
が高度な技術を要するために、多くの手間を要してい
た。
【0005】また、従来の隅棟部構造では、各列の最後
に本体瓦を固定する時に、その隣の本体瓦と隅棟瓦との
間の間隔に合せて本体瓦の側部を切断していたために、
瓦同士の継ぎ目の横方向の間隔が隅棟部だけ狭くなって
屋根全体を見た時の外観が悪いという問題のあった。
に本体瓦を固定する時に、その隣の本体瓦と隅棟瓦との
間の間隔に合せて本体瓦の側部を切断していたために、
瓦同士の継ぎ目の横方向の間隔が隅棟部だけ狭くなって
屋根全体を見た時の外観が悪いという問題のあった。
【0006】そこで、これらの問題を解決する施工方法
として、特開平1−290859号公報に、各列の両端
に位置する本体瓦と屋根の隅棟部の稜線との間に調整瓦
を設け、この調整瓦を屋根面に固定した後に、この調整
瓦の上から隅棟瓦を被せて固定する施工方法が記載され
ている。
として、特開平1−290859号公報に、各列の両端
に位置する本体瓦と屋根の隅棟部の稜線との間に調整瓦
を設け、この調整瓦を屋根面に固定した後に、この調整
瓦の上から隅棟瓦を被せて固定する施工方法が記載され
ている。
【0007】つまり、この施工方法では、隅棟瓦の側部
と屋根面との間を広げたりすることなく屋根葺き施工す
ることができるので、高度な技術を必要としないし、本
体瓦の側部を切断する必要がないので、瓦同士の継ぎ目
の横方向の間隔が、隅棟部だけ広くなることはあっても
狭くならないようにすることができる。
と屋根面との間を広げたりすることなく屋根葺き施工す
ることができるので、高度な技術を必要としないし、本
体瓦の側部を切断する必要がないので、瓦同士の継ぎ目
の横方向の間隔が、隅棟部だけ広くなることはあっても
狭くならないようにすることができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の施工方法で施工した寄棟屋根の隅棟部構造にあって
は、各列の端の本体瓦と隅棟部の稜線との間の間隔に合
せてその都度調整瓦を切断あるいは形成しなければなら
ないし、隅棟部においては調整瓦と隅棟瓦とが完全に2
重に重なった状態となるので、屋根葺き施工時の作業能
率が非常に悪いという問題があった。
来の施工方法で施工した寄棟屋根の隅棟部構造にあって
は、各列の端の本体瓦と隅棟部の稜線との間の間隔に合
せてその都度調整瓦を切断あるいは形成しなければなら
ないし、隅棟部においては調整瓦と隅棟瓦とが完全に2
重に重なった状態となるので、屋根葺き施工時の作業能
率が非常に悪いという問題があった。
【0009】また、瓦同士の継ぎ目の横方向の間隔が隅
棟部だけ広くなることがあるので、屋根全体を見た時の
外観が完全に改良されてはいないという問題もあった。
棟部だけ広くなることがあるので、屋根全体を見た時の
外観が完全に改良されてはいないという問題もあった。
【0010】そこで、本発明は、上記のような問題に着
目し、作業能率よく屋根葺き施工することができる寄棟
屋根の隅棟部構造を提供することを第1の目的とし、屋
根全体を見た時の外観の向上を図ることができる寄棟屋
根の隅棟部構造を提供することを第2の目的としてい
る。
目し、作業能率よく屋根葺き施工することができる寄棟
屋根の隅棟部構造を提供することを第1の目的とし、屋
根全体を見た時の外観の向上を図ることができる寄棟屋
根の隅棟部構造を提供することを第2の目的としてい
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために、本発明請求項1記載の寄棟屋根の隅棟部構造
では、隅棟瓦が、寄棟屋根の隅棟部の稜線を跨ぐと共
に、隅棟屋根の各屋根面に葺き重ね固定されている本体
瓦と側部同士を重ね合せて設置されている寄棟屋根の隅
棟部構造において、前記隅棟瓦が、前記隅棟部の稜線を
挟んで配置される第1部材と第2部材の2部材で構成さ
れ、前記第1部材は、その隣の本体瓦の側部が片側の側
部の上に被せられると共に、前記第2部材の側部がもう
片側の側部の上に被せられた状態で屋根面に固定され、
前記第2部材は、前記第1部材の側部に片側の側部を被
せると共に、その隣の本体瓦の側部にもう片側の側部を
被せた状態で屋根面に固定されている構造とした。
るために、本発明請求項1記載の寄棟屋根の隅棟部構造
では、隅棟瓦が、寄棟屋根の隅棟部の稜線を跨ぐと共
に、隅棟屋根の各屋根面に葺き重ね固定されている本体
瓦と側部同士を重ね合せて設置されている寄棟屋根の隅
棟部構造において、前記隅棟瓦が、前記隅棟部の稜線を
挟んで配置される第1部材と第2部材の2部材で構成さ
れ、前記第1部材は、その隣の本体瓦の側部が片側の側
部の上に被せられると共に、前記第2部材の側部がもう
片側の側部の上に被せられた状態で屋根面に固定され、
前記第2部材は、前記第1部材の側部に片側の側部を被
せると共に、その隣の本体瓦の側部にもう片側の側部を
被せた状態で屋根面に固定されている構造とした。
【0012】また、上記第1の目的を達成するために、
本発明請求項2記載の寄棟屋根の隅棟部構造では、隅棟
瓦が、寄棟屋根の隅棟部の稜線を跨ぐと共に、隅棟屋根
の各屋根面に葺き重ね固定された本体瓦と側部同士と重
ね合せて設置されている寄棟屋根の隅棟部構造におい
て、前記隅棟瓦は、その両隣一対の本体瓦の側部が両側
部の上に各々被せられた状態で屋根面に固定され、前記
隅棟瓦の両隣一対の本体瓦の一方は、前記隅棟瓦の側部
に片側の側部を被せると共に、その隣の本体瓦の側部に
もう片側の側部を被せた状態で屋根面に固定されている
構造とした。
本発明請求項2記載の寄棟屋根の隅棟部構造では、隅棟
瓦が、寄棟屋根の隅棟部の稜線を跨ぐと共に、隅棟屋根
の各屋根面に葺き重ね固定された本体瓦と側部同士と重
ね合せて設置されている寄棟屋根の隅棟部構造におい
て、前記隅棟瓦は、その両隣一対の本体瓦の側部が両側
部の上に各々被せられた状態で屋根面に固定され、前記
隅棟瓦の両隣一対の本体瓦の一方は、前記隅棟瓦の側部
に片側の側部を被せると共に、その隣の本体瓦の側部に
もう片側の側部を被せた状態で屋根面に固定されている
構造とした。
【0013】また、上記第1の目的ならびに第2の目的
を達成するために、本発明請求項3記載の寄棟屋根の隅
棟部構造では、請求項1記載の寄棟屋根の隅棟部構造ま
たは請求項2記載の寄棟屋根の隅棟部構造において、前
記隅棟瓦と前記本体瓦の葺き重ね幅ならびに左右に隣接
する本体瓦同士の葺き重ね幅が、それら瓦同士の継ぎ目
が奇数列と偶数列とでは継ぎ目の横方向の間隔の2分の
1づつ横にずれるように設定されていると共に、上下に
隣接する隅棟瓦同士の葺き重ね幅ならびに上下に隣接す
る本体瓦同士の葺き重ね幅が、水平投影平面で見て、そ
れら瓦同士の継ぎ目の縦方向の間隔が前記継ぎ目の横方
向の間隔の2分の1になるように設定されている構造と
した。
を達成するために、本発明請求項3記載の寄棟屋根の隅
棟部構造では、請求項1記載の寄棟屋根の隅棟部構造ま
たは請求項2記載の寄棟屋根の隅棟部構造において、前
記隅棟瓦と前記本体瓦の葺き重ね幅ならびに左右に隣接
する本体瓦同士の葺き重ね幅が、それら瓦同士の継ぎ目
が奇数列と偶数列とでは継ぎ目の横方向の間隔の2分の
1づつ横にずれるように設定されていると共に、上下に
隣接する隅棟瓦同士の葺き重ね幅ならびに上下に隣接す
る本体瓦同士の葺き重ね幅が、水平投影平面で見て、そ
れら瓦同士の継ぎ目の縦方向の間隔が前記継ぎ目の横方
向の間隔の2分の1になるように設定されている構造と
した。
【0014】また、上記第2の目的を達成するために、
本発明請求項4記載の寄棟屋根の隅棟部構造では、隅棟
瓦が、寄棟屋根の隅棟部の稜線を跨ぐと共に、隅棟屋根
の各屋根面に葺き重ね固定された本体瓦と側部同士と重
ね合せて設置されている寄棟屋根の隅棟部構造におい
て、前記隅棟瓦と前記本体瓦の葺き重ね幅ならびに左右
に隣接する本体瓦同士の葺き重ね幅が、それらの瓦同士
の継ぎ目が奇数列と偶数列とでは継ぎ目の横方向の間隔
の2分の1づつ横にずれるように設定されていると共
に、上下に隣接する隅棟瓦同士の葺き重ね幅ならびに上
下に隣接する本体瓦同士の葺き重ね幅が、水平投影平面
で見て、それら瓦同士の継ぎ目の縦方向の間隔が前記継
ぎ目の横方向の間隔の2分の1になるように設定されて
いる構成とした。
本発明請求項4記載の寄棟屋根の隅棟部構造では、隅棟
瓦が、寄棟屋根の隅棟部の稜線を跨ぐと共に、隅棟屋根
の各屋根面に葺き重ね固定された本体瓦と側部同士と重
ね合せて設置されている寄棟屋根の隅棟部構造におい
て、前記隅棟瓦と前記本体瓦の葺き重ね幅ならびに左右
に隣接する本体瓦同士の葺き重ね幅が、それらの瓦同士
の継ぎ目が奇数列と偶数列とでは継ぎ目の横方向の間隔
の2分の1づつ横にずれるように設定されていると共
に、上下に隣接する隅棟瓦同士の葺き重ね幅ならびに上
下に隣接する本体瓦同士の葺き重ね幅が、水平投影平面
で見て、それら瓦同士の継ぎ目の縦方向の間隔が前記継
ぎ目の横方向の間隔の2分の1になるように設定されて
いる構成とした。
【0015】
【作用】本発明請求項1記載の寄棟屋根の隅棟部構造
は、屋根葺き施工の時に、まず、隅棟瓦の第2部材を隅
棟部に固定し、その次に、一枚目の本体瓦を、前記第2
部材の側部の上に側部を被せた状態で屋根面に固定し、
それから、二枚目以降の本体瓦を順次横に配置して屋根
面に固定していき、このようにして本体瓦を一列葺き終
った後に、第1部材を、列の最後に葺いた本体瓦の側部
と前記第2部材の側部の上に側部を被せた状態で屋根面
に固定することによって構成することができる。
は、屋根葺き施工の時に、まず、隅棟瓦の第2部材を隅
棟部に固定し、その次に、一枚目の本体瓦を、前記第2
部材の側部の上に側部を被せた状態で屋根面に固定し、
それから、二枚目以降の本体瓦を順次横に配置して屋根
面に固定していき、このようにして本体瓦を一列葺き終
った後に、第1部材を、列の最後に葺いた本体瓦の側部
と前記第2部材の側部の上に側部を被せた状態で屋根面
に固定することによって構成することができる。
【0016】本発明請求項2記載の寄棟屋根の隅棟部構
造は、屋根葺き施工の時に、まず、隅棟瓦を隅棟部に固
定し、その次に、一枚目の本体瓦を、前記隅棟瓦の側部
の上に側部を被せた状態で屋根面に固定し、それから、
二枚目以降の本体瓦を順次横に配置して屋根面に固定し
ていき、最後の本体瓦を、その直前に固定した本体瓦の
側部と前記隅棟瓦の側部の上に側部を被せた状態で屋根
面に固定することによって構成することができる。
造は、屋根葺き施工の時に、まず、隅棟瓦を隅棟部に固
定し、その次に、一枚目の本体瓦を、前記隅棟瓦の側部
の上に側部を被せた状態で屋根面に固定し、それから、
二枚目以降の本体瓦を順次横に配置して屋根面に固定し
ていき、最後の本体瓦を、その直前に固定した本体瓦の
側部と前記隅棟瓦の側部の上に側部を被せた状態で屋根
面に固定することによって構成することができる。
【0017】つまり、本発明請求項1記載の寄棟屋根の
隅棟部構造、ならびに、本発明請求項2記載の寄棟屋根
の隅棟部構造では、瓦と屋根面との間を押し広げたり、
瓦の端部を切断したりせずに、屋根葺き施工を行うこと
ができる。
隅棟部構造、ならびに、本発明請求項2記載の寄棟屋根
の隅棟部構造では、瓦と屋根面との間を押し広げたり、
瓦の端部を切断したりせずに、屋根葺き施工を行うこと
ができる。
【0018】更に、この屋根葺き施工の時、屋根全体に
おいて、隅棟瓦と本体瓦の葺き重ね幅ならびに左右に隣
接する本体瓦同士の葺き重ね幅を、それら瓦同士の継ぎ
目が奇数列と偶数列とでは継ぎ目の横方向の間隔の2分
の1づつ横にずれるように設定すると共に、上下に隣接
する隅棟瓦同士の葺き重ね幅ならびに上下に隣接する本
体瓦同士の葺き重ね幅を、水平投影平面で見て、それら
瓦同士の継ぎ目の縦方向の間隔が前記継ぎ目の横方向の
間隔の2分の1になるように設定すると、瓦と屋根面と
の間を押し広げたり、瓦の端部を切断したりせずに、屋
根葺き施工を行うことができるだけでなく、瓦同士の継
ぎ目の横方向の間隔が一定間隔になるように屋根全体を
屋根葺き施工することもできる。
おいて、隅棟瓦と本体瓦の葺き重ね幅ならびに左右に隣
接する本体瓦同士の葺き重ね幅を、それら瓦同士の継ぎ
目が奇数列と偶数列とでは継ぎ目の横方向の間隔の2分
の1づつ横にずれるように設定すると共に、上下に隣接
する隅棟瓦同士の葺き重ね幅ならびに上下に隣接する本
体瓦同士の葺き重ね幅を、水平投影平面で見て、それら
瓦同士の継ぎ目の縦方向の間隔が前記継ぎ目の横方向の
間隔の2分の1になるように設定すると、瓦と屋根面と
の間を押し広げたり、瓦の端部を切断したりせずに、屋
根葺き施工を行うことができるだけでなく、瓦同士の継
ぎ目の横方向の間隔が一定間隔になるように屋根全体を
屋根葺き施工することもできる。
【0019】本発明請求項4記載の寄棟屋根の隅棟部構
造では、屋根葺き施工の時に、屋根全体において、前記
隅棟瓦と前記本体瓦の葺き重ね幅ならびに左右に隣接す
る本体瓦同士の葺き重ね幅を、それら瓦同士の継ぎ目が
奇数列と偶数列とでは継ぎ目の横方向の間隔の2分の1
づつ横にずれるように設定すると共に、上下に隣接する
隅棟瓦同士の葺き重ね幅ならびに上下に隣接する本体瓦
同士の葺き重ね幅を、水平投影平面で見て、それら瓦同
士の継ぎ目の縦方向の間隔が前記継ぎ目の横方向の間隔
の2分の1になるように設定すると、瓦同士の継ぎ目の
横方向の間隔が一定間隔になるように屋根全体を屋根葺
き施工することができる。
造では、屋根葺き施工の時に、屋根全体において、前記
隅棟瓦と前記本体瓦の葺き重ね幅ならびに左右に隣接す
る本体瓦同士の葺き重ね幅を、それら瓦同士の継ぎ目が
奇数列と偶数列とでは継ぎ目の横方向の間隔の2分の1
づつ横にずれるように設定すると共に、上下に隣接する
隅棟瓦同士の葺き重ね幅ならびに上下に隣接する本体瓦
同士の葺き重ね幅を、水平投影平面で見て、それら瓦同
士の継ぎ目の縦方向の間隔が前記継ぎ目の横方向の間隔
の2分の1になるように設定すると、瓦同士の継ぎ目の
横方向の間隔が一定間隔になるように屋根全体を屋根葺
き施工することができる。
【0020】
【実施例】まず、図1〜図3に基づいて、本発明請求項
1記載の寄棟屋根の隅棟部構造に対応する第1実施例の
構成を説明する。
1記載の寄棟屋根の隅棟部構造に対応する第1実施例の
構成を説明する。
【0021】図1は第1実施例の寄棟屋根の隅棟部構造
を示す平面図、図2は図1のII−II断面図、図3は第1
実施例の寄棟屋根の隅棟部構造における隅棟瓦を示す斜
視図で、本実施例の隅棟部構造では、隅棟瓦(セメント
瓦)1が、寄棟屋根の隅棟部の稜線を跨ぐと共に、隅棟
屋根の各屋根面に葺き重ね固定された本体瓦(セメント
瓦)2と側部同士を重ね合せて設置されている。
を示す平面図、図2は図1のII−II断面図、図3は第1
実施例の寄棟屋根の隅棟部構造における隅棟瓦を示す斜
視図で、本実施例の隅棟部構造では、隅棟瓦(セメント
瓦)1が、寄棟屋根の隅棟部の稜線を跨ぐと共に、隅棟
屋根の各屋根面に葺き重ね固定された本体瓦(セメント
瓦)2と側部同士を重ね合せて設置されている。
【0022】前記隅棟瓦1は、隅棟部の稜線の右側に配
置される右部材11と、前記隅棟部の稜線の左側に配置
される左部材12の2部材で構成され、前記右部材11
は、その右隣の本体瓦2の左側部21が右側部111の
上に被せられると共に、前記左部材12の右側部121
が左側部112の上に被せられた状態で屋根面に固定さ
れ、前記左部材12は、前記右部材11の左側部112
に右側部121を被せると共に、その左隣の本体瓦2の
右側部22に左側部122を被せた状態で屋根面に固定
されている。
置される右部材11と、前記隅棟部の稜線の左側に配置
される左部材12の2部材で構成され、前記右部材11
は、その右隣の本体瓦2の左側部21が右側部111の
上に被せられると共に、前記左部材12の右側部121
が左側部112の上に被せられた状態で屋根面に固定さ
れ、前記左部材12は、前記右部材11の左側部112
に右側部121を被せると共に、その左隣の本体瓦2の
右側部22に左側部122を被せた状態で屋根面に固定
されている。
【0023】なお、前記右部材11の右側部111と左
側部112は、上面に水受け溝113,114を有する
薄肉状に形成されており、前記左部材12の右側部12
1の下面には、前記右部材11の左側部112が納まる
形状の凹部123が形成されていると共に、前記左部材
12の左側部122の下面には、前記本体瓦2の右側部
22が納まる形状の凹部124が形成されている。ま
た、本体瓦2の右側部22も、上面に水受け溝221を
有する薄肉状に形成され、本体瓦2の左側部21の下面
には、前記右側部22が納まる形状の凹部211が形成
されている。
側部112は、上面に水受け溝113,114を有する
薄肉状に形成されており、前記左部材12の右側部12
1の下面には、前記右部材11の左側部112が納まる
形状の凹部123が形成されていると共に、前記左部材
12の左側部122の下面には、前記本体瓦2の右側部
22が納まる形状の凹部124が形成されている。ま
た、本体瓦2の右側部22も、上面に水受け溝221を
有する薄肉状に形成され、本体瓦2の左側部21の下面
には、前記右側部22が納まる形状の凹部211が形成
されている。
【0024】即ち、前記左部材12の左側部122と前
記本体瓦2の右側部22は、左部材12の凹部124に
本体瓦2の右側部22が納まった状態で重なり合い、前
記左部材12の右側部121と前記右部材11の左側部
112は、左部材12の凹部123に右部材11の左側
部112が納まった状態で重なり合い、前記右部材11
の右側部111と前記本体瓦2の左側部21は、右部材
11の右側部111が本体瓦2の凹部211に納まった
状態で重なり合っている。
記本体瓦2の右側部22は、左部材12の凹部124に
本体瓦2の右側部22が納まった状態で重なり合い、前
記左部材12の右側部121と前記右部材11の左側部
112は、左部材12の凹部123に右部材11の左側
部112が納まった状態で重なり合い、前記右部材11
の右側部111と前記本体瓦2の左側部21は、右部材
11の右側部111が本体瓦2の凹部211に納まった
状態で重なり合っている。
【0025】また、図1に示すように、前記隅棟瓦1と
前記本体瓦2の葺き重ね幅aならびに左右に隣接する本
体瓦2同士の葺き重ね幅bは、それら瓦同士の継ぎ目が
奇数列と偶数列とでは継ぎ目の横方向の間隔pの2分の
1づつ横にずれるように設定されている。また、上下に
隣接する隅棟瓦1同士ならびに上下に隣接する本体瓦2
同士の葺き重ね幅cが、水平投影平面で見てそれら瓦同
士の継ぎ目の縦方向の間隔が前記継ぎ目の横方向の間隔
pの2分の1になるように設定されている。
前記本体瓦2の葺き重ね幅aならびに左右に隣接する本
体瓦2同士の葺き重ね幅bは、それら瓦同士の継ぎ目が
奇数列と偶数列とでは継ぎ目の横方向の間隔pの2分の
1づつ横にずれるように設定されている。また、上下に
隣接する隅棟瓦1同士ならびに上下に隣接する本体瓦2
同士の葺き重ね幅cが、水平投影平面で見てそれら瓦同
士の継ぎ目の縦方向の間隔が前記継ぎ目の横方向の間隔
pの2分の1になるように設定されている。
【0026】次に、図4ならびに図5に基づいて、第1
実施例の作用を説明する。
実施例の作用を説明する。
【0027】まず、本実施例の寄棟屋根の隅棟部構造を
構成する時の屋根葺き施工方法について説明する。
構成する時の屋根葺き施工方法について説明する。
【0028】屋根葺き施工の時には、まず、隅棟瓦1の
右部材11を隅棟部の稜線の右側に固定し、その次に、
一枚目の本体瓦2を、前記右部材11の右側部111の
上に左側部21を被せた状態で屋根面Yに固定し、それ
から、二枚目以降の本体瓦2を順次横に配置して屋根面
Yに固定していく。すなわち、図4に矢印で示すよう
に、本体瓦2は、各屋根面Yの左から右に向かって葺い
ていくことになる。このようにして本体瓦2を一列葺き
終った後に、図5に示すように、左部材12を、列の最
後に葺いた本体瓦2の右側部22の上に左側部122を
被せると共に、前記右部材11の左側部112の上に右
側部121を被せた状態で屋根面Yに固定する。
右部材11を隅棟部の稜線の右側に固定し、その次に、
一枚目の本体瓦2を、前記右部材11の右側部111の
上に左側部21を被せた状態で屋根面Yに固定し、それ
から、二枚目以降の本体瓦2を順次横に配置して屋根面
Yに固定していく。すなわち、図4に矢印で示すよう
に、本体瓦2は、各屋根面Yの左から右に向かって葺い
ていくことになる。このようにして本体瓦2を一列葺き
終った後に、図5に示すように、左部材12を、列の最
後に葺いた本体瓦2の右側部22の上に左側部122を
被せると共に、前記右部材11の左側部112の上に右
側部121を被せた状態で屋根面Yに固定する。
【0029】このようにして、一列目の隅棟瓦1と本体
瓦2を葺き終えたら、同様にして、二列目の隅棟瓦1と
本体瓦2を葺いていく。二列目の隅棟瓦1ならびに本体
瓦2は、一列目の隅棟瓦1の上端部ならびに本体瓦2の
上端部の上にそれぞれ下端部を被せた状態で屋根面Yに
固定する。以下、同様にして、軒先から棟に向けて、3
列目以降の隅棟瓦1と本体瓦2を順次葺いていく。
瓦2を葺き終えたら、同様にして、二列目の隅棟瓦1と
本体瓦2を葺いていく。二列目の隅棟瓦1ならびに本体
瓦2は、一列目の隅棟瓦1の上端部ならびに本体瓦2の
上端部の上にそれぞれ下端部を被せた状態で屋根面Yに
固定する。以下、同様にして、軒先から棟に向けて、3
列目以降の隅棟瓦1と本体瓦2を順次葺いていく。
【0030】また、この時、屋根全体において、隅棟瓦
1と本体瓦2の葺き重ね幅aならびに左右に隣接する本
体瓦2同士の葺き重ね幅bは、隅棟瓦1と本体瓦2の継
ぎ目ならびに本体瓦1同士の継ぎ目が、奇数列と偶数列
とでは継ぎ目の横方向の間隔pの2分の1づつ横にずれ
るように設定する。また、上下に隣接する隅棟瓦1,1
同士の葺き重ね幅cならびに上下に隣接する本体瓦2同
士の葺き重ね幅cは、水平投影平面で見て、それら瓦同
士の継ぎ目の縦方向の間隔が前記継ぎ目の横方向の間隔
pの2分の1になるように設定する。
1と本体瓦2の葺き重ね幅aならびに左右に隣接する本
体瓦2同士の葺き重ね幅bは、隅棟瓦1と本体瓦2の継
ぎ目ならびに本体瓦1同士の継ぎ目が、奇数列と偶数列
とでは継ぎ目の横方向の間隔pの2分の1づつ横にずれ
るように設定する。また、上下に隣接する隅棟瓦1,1
同士の葺き重ね幅cならびに上下に隣接する本体瓦2同
士の葺き重ね幅cは、水平投影平面で見て、それら瓦同
士の継ぎ目の縦方向の間隔が前記継ぎ目の横方向の間隔
pの2分の1になるように設定する。
【0031】上記屋根葺き施工方法では、隅棟瓦1と屋
根面Yとの間ならびに本体瓦2と屋根面Yとの間を押し
広げたり、隅棟瓦1や本体瓦2の端部を切断したりする
必要がないし、屋根全体において、瓦同士の継ぎ目の横
方向の間隔pが一定間隔になる。つまり、本実施例の寄
棟屋根の隅棟部構造は、上述したような屋根葺き施工方
法で寄棟屋根全体を葺くことを可能にするので、このよ
うな屋根葺き施工方法を採用することにより、隅棟瓦1
と屋根面Yとの間ならびに本体瓦2と屋根面Yとの間を
押し広げたり、隅棟瓦1や本体瓦2の端部を切断したり
せずに、屋根葺き施工を行うことができるようになると
共に、屋根全体において瓦同士の継ぎ目の横方向の間隔
pが一定間隔になるように屋根葺き施工することができ
るようになるという効果を有している。
根面Yとの間ならびに本体瓦2と屋根面Yとの間を押し
広げたり、隅棟瓦1や本体瓦2の端部を切断したりする
必要がないし、屋根全体において、瓦同士の継ぎ目の横
方向の間隔pが一定間隔になる。つまり、本実施例の寄
棟屋根の隅棟部構造は、上述したような屋根葺き施工方
法で寄棟屋根全体を葺くことを可能にするので、このよ
うな屋根葺き施工方法を採用することにより、隅棟瓦1
と屋根面Yとの間ならびに本体瓦2と屋根面Yとの間を
押し広げたり、隅棟瓦1や本体瓦2の端部を切断したり
せずに、屋根葺き施工を行うことができるようになると
共に、屋根全体において瓦同士の継ぎ目の横方向の間隔
pが一定間隔になるように屋根葺き施工することができ
るようになるという効果を有している。
【0032】次に、図6〜図10に基づいて、本発明請
求項2記載の寄棟屋根の隅棟部構造に対応する第2実施
例の構成を説明する。
求項2記載の寄棟屋根の隅棟部構造に対応する第2実施
例の構成を説明する。
【0033】図6は第2実施例の寄棟屋根の隅棟部構造
を示す平面図、図7は図6の VII−VII 断面図、図8は
第2実施例の寄棟屋根の隅棟部構造における隅棟瓦を示
す斜視図で、本実施例の隅棟部構造では、隅棟瓦(セメ
ント瓦)1が、寄棟屋根の隅棟部の稜線を跨ぐと共に、
隅棟屋根の各屋根面に葺き重ね固定された本体瓦(セメ
ント瓦)2と側部同士を重ね合せて設置されている。
を示す平面図、図7は図6の VII−VII 断面図、図8は
第2実施例の寄棟屋根の隅棟部構造における隅棟瓦を示
す斜視図で、本実施例の隅棟部構造では、隅棟瓦(セメ
ント瓦)1が、寄棟屋根の隅棟部の稜線を跨ぐと共に、
隅棟屋根の各屋根面に葺き重ね固定された本体瓦(セメ
ント瓦)2と側部同士を重ね合せて設置されている。
【0034】前記隅棟瓦3は、左隣の本体瓦4の右側部
41が左側部31の上に被せられると共に、右隣に位置
する本体瓦5の左側部52が右側部32の上に被せられ
た状態態屋根面Yに固定されている。
41が左側部31の上に被せられると共に、右隣に位置
する本体瓦5の左側部52が右側部32の上に被せられ
た状態態屋根面Yに固定されている。
【0035】前記隅棟瓦3の左隣の本体瓦4は、前記隅
棟瓦3の左側部31に右側部41を被せると共に、その
隣の本体瓦5の右側部51に左側部42を被せた状態で
屋根面Yに固定されている前記隅棟瓦3の右隣の本体瓦
5は、前記隅棟瓦3の右側部32に左側部52を被せる
と共に、その隣の本体瓦5の左側部52が右側部51の
上に被せられた状態で屋根面Yに固定されている。
棟瓦3の左側部31に右側部41を被せると共に、その
隣の本体瓦5の右側部51に左側部42を被せた状態で
屋根面Yに固定されている前記隅棟瓦3の右隣の本体瓦
5は、前記隅棟瓦3の右側部32に左側部52を被せる
と共に、その隣の本体瓦5の左側部52が右側部51の
上に被せられた状態で屋根面Yに固定されている。
【0036】なお、前記隅棟瓦3の左側部31と右側部
32のそれぞれは、上面に水受け溝311,321を有
する薄肉状に形成されている。また、前記本体瓦4は、
右側部41の下面に、前記隅棟瓦3の左側部31が納ま
る形状の凹部411が形成されていると共に、左側部4
2の下面にも、その隣の本体瓦5の右側部51が納まる
形状の凹部(図示省略)が形成されている。更に、前記
本体瓦5は、右側部51が、上面に水受け溝511を有
する薄肉状に形成され、左側部52の下面に、前記右側
部51が納まる形状の凹部521が形成されている。
32のそれぞれは、上面に水受け溝311,321を有
する薄肉状に形成されている。また、前記本体瓦4は、
右側部41の下面に、前記隅棟瓦3の左側部31が納ま
る形状の凹部411が形成されていると共に、左側部4
2の下面にも、その隣の本体瓦5の右側部51が納まる
形状の凹部(図示省略)が形成されている。更に、前記
本体瓦5は、右側部51が、上面に水受け溝511を有
する薄肉状に形成され、左側部52の下面に、前記右側
部51が納まる形状の凹部521が形成されている。
【0037】即ち、前記隅棟瓦3の左側部31と、その
左隣の本体瓦4の右側部41は、隅棟瓦3の左側部31
が本体瓦4の凹部411に納まった状態で重なり合い、
前記隅棟瓦3の右側部32と、その右隣の本体瓦5の左
側部52も、隅棟瓦3の右側部32が本体瓦5の凹部5
21に納まった状態で重なり合っている。
左隣の本体瓦4の右側部41は、隅棟瓦3の左側部31
が本体瓦4の凹部411に納まった状態で重なり合い、
前記隅棟瓦3の右側部32と、その右隣の本体瓦5の左
側部52も、隅棟瓦3の右側部32が本体瓦5の凹部5
21に納まった状態で重なり合っている。
【0038】また、図6に示すように、前記隅棟瓦3と
前記本体瓦4,5の葺き重ね幅d,eならびに左右に隣
接する本体瓦5同士の葺き重ね幅fは、それら瓦同士の
継ぎ目が奇数列と偶数列とでは継ぎ目の横方向の間隔p
の2分の1づつ横にずれるように設定されていると共
に、上下に隣接する隅棟瓦3同士の葺き重ね幅gならび
に上下に隣接する本体瓦4,5同士の葺き重ね幅gが、
水平投影平面で見て、それら瓦同士の継ぎ目の縦方向の
間隔が前記継ぎ目の横方向の間隔pの2分の1になるよ
うに設定されている。
前記本体瓦4,5の葺き重ね幅d,eならびに左右に隣
接する本体瓦5同士の葺き重ね幅fは、それら瓦同士の
継ぎ目が奇数列と偶数列とでは継ぎ目の横方向の間隔p
の2分の1づつ横にずれるように設定されていると共
に、上下に隣接する隅棟瓦3同士の葺き重ね幅gならび
に上下に隣接する本体瓦4,5同士の葺き重ね幅gが、
水平投影平面で見て、それら瓦同士の継ぎ目の縦方向の
間隔が前記継ぎ目の横方向の間隔pの2分の1になるよ
うに設定されている。
【0039】次に、図9ならびに図10に基づいて、第
2実施例の作用を説明する。
2実施例の作用を説明する。
【0040】まず、本実施例の寄棟屋根の隅棟部構造を
構成する時の屋根葺き施工方法について説明する。
構成する時の屋根葺き施工方法について説明する。
【0041】屋根葺き施工の時には、まず、隅棟瓦3を
隅棟部に固定し、その次に、一枚目の本体瓦5を、前記
隅棟瓦3の右側部32の上に左側部52を被せた状態で
屋根面Yに固定し、それから、二枚目以降の本体瓦5を
順次横に配置して屋根面Yに固定していく。すなわち、
図9に矢印で示すように、本体瓦5は、各屋根面Yの左
から右に向かって葺いていくことになる。そして、最後
に本体瓦4を、その直前に固定した本体瓦5の右側部5
1の上に左側部42を被せると共に、前記隅棟瓦3の右
側部32の上に右側部42を被せた状態で屋根面Yに固
定する。
隅棟部に固定し、その次に、一枚目の本体瓦5を、前記
隅棟瓦3の右側部32の上に左側部52を被せた状態で
屋根面Yに固定し、それから、二枚目以降の本体瓦5を
順次横に配置して屋根面Yに固定していく。すなわち、
図9に矢印で示すように、本体瓦5は、各屋根面Yの左
から右に向かって葺いていくことになる。そして、最後
に本体瓦4を、その直前に固定した本体瓦5の右側部5
1の上に左側部42を被せると共に、前記隅棟瓦3の右
側部32の上に右側部42を被せた状態で屋根面Yに固
定する。
【0042】このようにして、一列目の隅棟瓦3と本体
瓦4,5を葺き終えたら、同様にして二列目の隅棟瓦3
と本体瓦4,5を葺いていく。二列目の隅棟瓦1ならび
に本体瓦3,4は、一列目の隅棟瓦1の上端部ならびに
本体瓦3,4の上端部の上にそれぞれ下端部を被せた状
態で屋根面Yに固定する。以下、同様にして、軒先から
棟に向けて、3列目以降の隅棟瓦3と本体瓦4,5を順
次葺いていく。
瓦4,5を葺き終えたら、同様にして二列目の隅棟瓦3
と本体瓦4,5を葺いていく。二列目の隅棟瓦1ならび
に本体瓦3,4は、一列目の隅棟瓦1の上端部ならびに
本体瓦3,4の上端部の上にそれぞれ下端部を被せた状
態で屋根面Yに固定する。以下、同様にして、軒先から
棟に向けて、3列目以降の隅棟瓦3と本体瓦4,5を順
次葺いていく。
【0043】また、この時、屋根全体において、隅棟瓦
3と本体瓦4,5の葺き重ね幅d,eならびに左右に隣
接する本体瓦5同士の葺き重ね幅fは、隅棟瓦3と本体
瓦4,5の継ぎ目ならびに本体瓦4,5同士の継ぎ目
が、奇数列と偶数列とでは継ぎ目の横方向の間隔pの2
分の1づつ横にずれるように設定する。また、上下に隣
接する隅棟瓦3同士の葺き重ね幅gならびに上下に隣接
する本体瓦4,5同士の葺き重ね幅gは、水平投影平面
で見て、それら瓦同士の継ぎ目の縦方向の間隔が前記継
ぎ目の横方向の間隔pの2分の1になるように設定す
る。
3と本体瓦4,5の葺き重ね幅d,eならびに左右に隣
接する本体瓦5同士の葺き重ね幅fは、隅棟瓦3と本体
瓦4,5の継ぎ目ならびに本体瓦4,5同士の継ぎ目
が、奇数列と偶数列とでは継ぎ目の横方向の間隔pの2
分の1づつ横にずれるように設定する。また、上下に隣
接する隅棟瓦3同士の葺き重ね幅gならびに上下に隣接
する本体瓦4,5同士の葺き重ね幅gは、水平投影平面
で見て、それら瓦同士の継ぎ目の縦方向の間隔が前記継
ぎ目の横方向の間隔pの2分の1になるように設定す
る。
【0044】上記屋根葺き施工方法では、隅棟瓦3と屋
根面Yとの間ならびに本体瓦4,5と屋根面Yとの間を
押し広げたり、隅棟瓦3や本体瓦4,5の端部を切断し
たりする必要がないし、屋根全体において、瓦同士の継
ぎ目の横方向の間隔pが一定間隔になる。つまり、本実
施例の寄棟屋根の隅棟部構造は、上述したような屋根葺
き施工方法で寄棟屋根全体を葺くことを可能にするの
で、このような屋根葺き施工方法を採用することによ
り、隅棟瓦3と屋根面Yとの間ならびに本体瓦4,5と
屋根面Yとの間を押し広げたり、隅棟瓦3や本体瓦4,
5の端部を切断したりせずに、屋根葺き施工を行うこと
ができるようになると共に、屋根全体において瓦同士の
継ぎ目の横方向の間隔pが一定間隔になるように屋根葺
き施工することができるようになるという効果を有して
いる。
根面Yとの間ならびに本体瓦4,5と屋根面Yとの間を
押し広げたり、隅棟瓦3や本体瓦4,5の端部を切断し
たりする必要がないし、屋根全体において、瓦同士の継
ぎ目の横方向の間隔pが一定間隔になる。つまり、本実
施例の寄棟屋根の隅棟部構造は、上述したような屋根葺
き施工方法で寄棟屋根全体を葺くことを可能にするの
で、このような屋根葺き施工方法を採用することによ
り、隅棟瓦3と屋根面Yとの間ならびに本体瓦4,5と
屋根面Yとの間を押し広げたり、隅棟瓦3や本体瓦4,
5の端部を切断したりせずに、屋根葺き施工を行うこと
ができるようになると共に、屋根全体において瓦同士の
継ぎ目の横方向の間隔pが一定間隔になるように屋根葺
き施工することができるようになるという効果を有して
いる。
【0045】なお、前記隅棟瓦3は、右側部と左側部の
形状が同様のものであれば、他の隅棟瓦を代用すること
ができる。例えば、図11に示した隅棟瓦6のように、
右部材61と左部材62の2部材で構成され、これらが
可撓性不燃材63によって連結されているものを用いて
もよいし、図12に示した隅棟瓦7のように、右部材7
1と左部材72の2部材で構成されていて、右部材71
の左側部711と左部材72の右側部721とを重ね合
せて屋根面に固定する方式のものを用いてもよい。な
お、前記隅棟瓦7は、図13に示した隅棟瓦7aのよう
に、水返し凸部73,74を上端部に設けてもよいし、
釘孔75,76を予め上端部や側部に設けておいてもよ
い。ちなみに、これらの隅棟瓦6,7,7aは、右部材
61,71と左部材62,72との間の角度を隅棟部の
角度に合わせて調整することができるので、屋根勾配に
合わせて複数種類のものを生産する必要がなくなり、生
産コストを安くすることができる。また、右部材61,
71と左部材62,72との間の角度を180度にして
積み重ねることができるので、輸送や保管時の破損を減
らすことができると共に、輸送スペースや保管スペース
も節減できるという利点を有している。
形状が同様のものであれば、他の隅棟瓦を代用すること
ができる。例えば、図11に示した隅棟瓦6のように、
右部材61と左部材62の2部材で構成され、これらが
可撓性不燃材63によって連結されているものを用いて
もよいし、図12に示した隅棟瓦7のように、右部材7
1と左部材72の2部材で構成されていて、右部材71
の左側部711と左部材72の右側部721とを重ね合
せて屋根面に固定する方式のものを用いてもよい。な
お、前記隅棟瓦7は、図13に示した隅棟瓦7aのよう
に、水返し凸部73,74を上端部に設けてもよいし、
釘孔75,76を予め上端部や側部に設けておいてもよ
い。ちなみに、これらの隅棟瓦6,7,7aは、右部材
61,71と左部材62,72との間の角度を隅棟部の
角度に合わせて調整することができるので、屋根勾配に
合わせて複数種類のものを生産する必要がなくなり、生
産コストを安くすることができる。また、右部材61,
71と左部材62,72との間の角度を180度にして
積み重ねることができるので、輸送や保管時の破損を減
らすことができると共に、輸送スペースや保管スペース
も節減できるという利点を有している。
【0046】以上、本発明の実施例を図面により詳述し
てきたが、具体的な構成はこの実施例に限られるもので
はなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における設計の
変更等があっても本発明に含まれる。例えば、実施例で
は、各瓦の側部に、水切り溝か凹部を設けた例を示した
が、水切り溝や凹部は、必ずしも設けられていなくても
よい。また、実施例では、隅棟瓦ならびに本体瓦がセメ
ントで形成されている例を示したが、隅棟瓦ならびに本
体瓦は、粘土や金属板で形成されているものを使用して
もよい。
てきたが、具体的な構成はこの実施例に限られるもので
はなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における設計の
変更等があっても本発明に含まれる。例えば、実施例で
は、各瓦の側部に、水切り溝か凹部を設けた例を示した
が、水切り溝や凹部は、必ずしも設けられていなくても
よい。また、実施例では、隅棟瓦ならびに本体瓦がセメ
ントで形成されている例を示したが、隅棟瓦ならびに本
体瓦は、粘土や金属板で形成されているものを使用して
もよい。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
記載の寄棟屋根の隅棟部構造にあっては、隅棟瓦が、前
記隅棟部の稜線を挟んで配置される第1部材と第2部材
の2部材で構成され、前記第1部材は、その隣に位置す
る本体瓦2の一側部が一側部の上に被せられると共に、
前記第2部材の一側部が他側部の上に被せられた状態で
屋根面に固定され、前記第2部材は、前記第1部材の他
側部に一側部を被せると共に、その隣に位置する本体瓦
2の一側部に他側部を被せた状態で屋根面に固定されて
いるので、瓦と屋根面との間を押し広げたり瓦の端部を
切断したりせずに屋根葺き施工を行うことができ、よっ
て、屋根葺き施工時の作業効率を向上させることができ
るという効果が得られる。
記載の寄棟屋根の隅棟部構造にあっては、隅棟瓦が、前
記隅棟部の稜線を挟んで配置される第1部材と第2部材
の2部材で構成され、前記第1部材は、その隣に位置す
る本体瓦2の一側部が一側部の上に被せられると共に、
前記第2部材の一側部が他側部の上に被せられた状態で
屋根面に固定され、前記第2部材は、前記第1部材の他
側部に一側部を被せると共に、その隣に位置する本体瓦
2の一側部に他側部を被せた状態で屋根面に固定されて
いるので、瓦と屋根面との間を押し広げたり瓦の端部を
切断したりせずに屋根葺き施工を行うことができ、よっ
て、屋根葺き施工時の作業効率を向上させることができ
るという効果が得られる。
【0048】また、本発明請求項2記載の寄棟屋根の隅
棟部構造にあっては、隅棟瓦が、その両隣一対の本体瓦
2の一側部が両側部の上にそれぞれ被せられた状態で屋
根面に固定され、前記隅棟瓦の両隣一対の本体瓦2の一
方が、前記隅棟瓦の一側部に一側部を被せると共に、そ
の隣の本体瓦2の一側部に他側部を被せた状態で屋根面
に固定されているので、瓦と屋根面との間を押し広げた
り瓦の端部を切断したりせずに屋根葺き施工を行うこと
ができ、よって、屋根葺き施工時の作業効率を向上させ
ることができるという効果が得られる。
棟部構造にあっては、隅棟瓦が、その両隣一対の本体瓦
2の一側部が両側部の上にそれぞれ被せられた状態で屋
根面に固定され、前記隅棟瓦の両隣一対の本体瓦2の一
方が、前記隅棟瓦の一側部に一側部を被せると共に、そ
の隣の本体瓦2の一側部に他側部を被せた状態で屋根面
に固定されているので、瓦と屋根面との間を押し広げた
り瓦の端部を切断したりせずに屋根葺き施工を行うこと
ができ、よって、屋根葺き施工時の作業効率を向上させ
ることができるという効果が得られる。
【0049】また、本発明請求項3記載の寄棟屋根の隅
棟部構造にあっては、屋根葺き施工時の作業効率を向上
させることができるという効果に加えて、屋根全体を見
た時の外観の向上を図ることができるという効果も得ら
れる。
棟部構造にあっては、屋根葺き施工時の作業効率を向上
させることができるという効果に加えて、屋根全体を見
た時の外観の向上を図ることができるという効果も得ら
れる。
【0050】また、本発明請求項4記載の寄棟屋根の隅
棟部構造にあっては、隅棟瓦と前記本体瓦2の葺き重ね
幅ならびに左右に隣接する本体瓦2同士の葺き重ね幅
が、それら瓦同士の継ぎ目が奇数列と偶数列とでは継ぎ
目の横方向の間隔の2分の1づつ横にずれるように設定
されていると共に、上下に隣接する隅棟瓦同士の葺き重
ね幅ならびに上下に隣接する本体瓦2同士の葺き重ね幅
が、水平投影平面で見てそれら瓦同士の継ぎ目の縦方向
の間隔が前記継ぎ目の横方向の間隔の2分の1になるよ
うに設定されているので、瓦同士の継ぎ目の横方向の間
隔が一定間隔になるように屋根全体を屋根葺き施工する
ことができ、よって、屋根全体を見た時の外観の向上を
図ることができるという効果が得られる。
棟部構造にあっては、隅棟瓦と前記本体瓦2の葺き重ね
幅ならびに左右に隣接する本体瓦2同士の葺き重ね幅
が、それら瓦同士の継ぎ目が奇数列と偶数列とでは継ぎ
目の横方向の間隔の2分の1づつ横にずれるように設定
されていると共に、上下に隣接する隅棟瓦同士の葺き重
ね幅ならびに上下に隣接する本体瓦2同士の葺き重ね幅
が、水平投影平面で見てそれら瓦同士の継ぎ目の縦方向
の間隔が前記継ぎ目の横方向の間隔の2分の1になるよ
うに設定されているので、瓦同士の継ぎ目の横方向の間
隔が一定間隔になるように屋根全体を屋根葺き施工する
ことができ、よって、屋根全体を見た時の外観の向上を
図ることができるという効果が得られる。
【図1】第1実施例の寄棟屋根の隅棟部構造を示す平面
図である。
図である。
【図2】図1のII−II断面図である。
【図3】第1実施例の寄棟屋根の隅棟部構造における隅
棟瓦を示す斜視図である。
棟瓦を示す斜視図である。
【図4】寄棟屋根の施工方法の説明図である。
【図5】寄棟屋根の施工方法の説明図である。
【図6】第2実施例の寄棟屋根の隅棟部構造を示す平面
図である。
図である。
【図7】図6の VII−VII 断面図である。
【図8】第2実施例の寄棟屋根の隅棟部構造における隅
棟瓦を示す斜視図である。
棟瓦を示す斜視図である。
【図9】寄棟屋根の施工方法の説明図である。
【図10】寄棟屋根の施工方法の説明図である。
【図11】第2実施例の寄棟屋根の隅棟部構造における
隅棟瓦の変形例1を示す斜視図である。
隅棟瓦の変形例1を示す斜視図である。
【図12】第2実施例の寄棟屋根の隅棟部構造における
隅棟瓦の変形例2を示す斜視図である。
隅棟瓦の変形例2を示す斜視図である。
【図13】第2実施例の寄棟屋根の隅棟部構造における
隅棟瓦の変形例3を示す斜視図である。
隅棟瓦の変形例3を示す斜視図である。
1 隅棟瓦
11 右部材
111 右側部
112 左側部
12 左部材
121 右側部
122 左側部
2 本体瓦
21 左側部
22 右側部
3 隅棟瓦
31 左側部
32 右側部
4,5 本体瓦
41,51 右側部
42,52 左側部
フロントページの続き
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
E04D 1/30 601
E04D 1/12
E04D 1/16
E04D 1/00
Claims (4)
- 【請求項1】 隅棟瓦が、寄棟屋根の隅棟部の稜線を跨
ぐと共に、隅棟屋根の各屋根面に葺き重ね固定されてい
る本体瓦と側部同士を重ね合せて設置されている寄棟屋
根の隅棟部構造において、 前記隅棟瓦が、前記隅棟部の稜線を挟んで配置される第
1部材と第2部材の2部材で構成され、前記第1部材
は、その隣の本体瓦の側部が片側の側部の上に被せられ
ると共に、前記第2部材の側部がもう片側の側部の上に
被せられた状態で屋根面に固定され、前記第2部材は、
前記第1部材の側部に片側の側部を被せると共に、その
隣の本体瓦の側部にもう片側の側部を被せた状態で屋根
面に固定されていることを特徴とする寄棟屋根の隅棟部
構造。 - 【請求項2】 隅棟瓦が、寄棟屋根の隅棟部の稜線を跨
ぐと共に、隅棟屋根の各屋根面に葺き重ね固定された本
体瓦と側部同士と重ね合せて設置されている寄棟屋根の
隅棟部構造において、 前記隅棟瓦は、その両隣一対の本体瓦の側部が両側部の
上に各々被せられた状態で屋根面に固定され、前記隅棟
瓦の両隣一対の本体瓦の一方は、前記隅棟瓦の側部に片
側の側部を被せると共に、その隣の本体瓦の側部にもう
片側の側部を被せた状態で屋根面に固定されていること
を特徴とする寄棟屋根の隅棟部構造。 - 【請求項3】 前記隅棟瓦と前記本体瓦の葺き重ね幅な
らびに左右に隣接する本体瓦同士の葺き重ね幅が、それ
ら瓦同士の継ぎ目が奇数列と偶数列とでは継ぎ目の横方
向の間隔の2分の1づつ横にずれるように設定されてい
ると共に、上下に隣接する隅棟瓦同士の葺き重ね幅なら
びに上下に隣接する本体瓦同士の葺き重ね幅が、水平投
影平面で見て、それら瓦同士の継ぎ目の縦方向の間隔が
前記継ぎ目の横方向の間隔の2分の1になるように設定
されていることを特徴とする請求項1または2記載の寄
棟屋根の隅棟部構造。 - 【請求項4】 隅棟瓦が、寄棟屋根の隅棟部の稜線を跨
ぐと共に、隅棟屋根の各屋根面に葺き重ね固定された本
体瓦と側部同士と重ね合せて設置されている寄棟屋根の
隅棟部構造において、 前記隅棟瓦と前記本体瓦の葺き重ね幅ならびに左右に隣
接する本体瓦同士の葺き重ね幅が、それらの瓦同士の継
ぎ目が奇数列と偶数列とでは継ぎ目の横方向の間隔の2
分の1づつ横にずれるように設定されていると共に、上
下に隣接する隅棟瓦同士の葺き重ね幅ならびに上下に隣
接する本体瓦同士の葺き重ね幅が、水平投影平面で見
て、それら瓦同士の継ぎ目の縦方向の間隔が前記継ぎ目
の横方向の間隔の2分の1になるように設定されている
ことを特徴とする寄棟屋根の隅棟部構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31886394A JP3403529B2 (ja) | 1994-12-21 | 1994-12-21 | 寄棟屋根の隅棟部構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31886394A JP3403529B2 (ja) | 1994-12-21 | 1994-12-21 | 寄棟屋根の隅棟部構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08177169A JPH08177169A (ja) | 1996-07-09 |
JP3403529B2 true JP3403529B2 (ja) | 2003-05-06 |
Family
ID=18103806
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31886394A Expired - Fee Related JP3403529B2 (ja) | 1994-12-21 | 1994-12-21 | 寄棟屋根の隅棟部構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3403529B2 (ja) |
-
1994
- 1994-12-21 JP JP31886394A patent/JP3403529B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08177169A (ja) | 1996-07-09 |
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Legal Events
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |