JPH0310248Y2 - - Google Patents

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JPH0310248Y2
JPH0310248Y2 JP11198384U JP11198384U JPH0310248Y2 JP H0310248 Y2 JPH0310248 Y2 JP H0310248Y2 JP 11198384 U JP11198384 U JP 11198384U JP 11198384 U JP11198384 U JP 11198384U JP H0310248 Y2 JPH0310248 Y2 JP H0310248Y2
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plate
edge
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roof
board
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JP11198384U
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JPS6126821U (ja
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  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は金属製の屋根板に係り、屋根板本体の
左右の連結構造を簡素化させることにより迅速容
易に施工できるようにしたものである。
〔従来技術〕
従来の一文字形段葺き用の金属屋根板は、通常
長方形状とされた基板の上縁と下縁の夫々に、一
方は上向きとし他方は下向きとした互いに係合し
うる折曲縁を形成すると共に、左右の側縁にも係
合用の折曲縁を形成しているのであるが、この左
右の折曲縁は夫々断面形状の異なつた雌雄の結合
形式をとつているのである(例えば実開昭57−
15838号公報)。即ち第8図に示すように、左側縁
には基板aより直角上方へ所定の高さに折り曲げ
更に内側へ水平に折曲して端部を垂直下方に折り
曲げた折曲縁bを、然して右側縁には基板aより
上方へ所定高さに直角に折り曲げ更に外側へ水平
に折り曲げて所定巾の位置より下方へ垂直に折り
曲げた折曲縁cを各形成することにより左右の折
曲縁b,cを異形状としているのである。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところで基板両側の折曲縁を一方は内側、他方
は外側に向くよう夫々異なつた形状に形成するこ
とは、折り曲げ用の金型と折曲操作の手間が複雑
となるばかりか、右側縁の外向き折曲縁cの前部
にはエプロン状の覆板c′が必要となり、また左側
縁の内向き折曲縁bはその後方の外側端に至るま
で上部折曲縁dを設けねばならず多くの曲げ加工
用の治具が必要となるのであり、しかも施工時に
は前記左右の折曲縁を夫々前後端で相互に係合さ
せた状態として一方の屋根板本体を勾配にそつて
上方に摺動させねばならず作業が面倒となる。従
つて中間の一部の屋根板が例へば打こん傷を受け
たりしてこれをとりかえる際には、各屋根板が前
後はもとより、左右も雌雄の結合構造で互いに係
合されていることにより全部を葺きかえるように
端部から順次取り外さねば交換できないといつた
不都合を有しているのである。
〔問題点を解決するための手段〕
そこで本考案は基板両側の折曲縁を、前記従来
例のように雌雄の直接係合させる形式とすること
なく、両側縁における基板上部に、左右の各外端
板を平行に対接しうるようにした角形の折曲縁を
対称的に形成させ、この左右平行に対接させた屋
根板本体における両折曲縁を前方から摺動状に挿
しこませるようにした保持枠によつて抱合状に連
結するようになすのである。
このような本考案の技術的手段は次のようにし
て実現されるのである。即ち本考案の屋根板は金
属製の屋根板本体と保持枠によつて構成するので
あり、然して一方の屋根板本体は、基板の左右両
側縁部に夫々直角上方へ所定の高さ折り曲げ更に
互いに内側に折曲して所定巾の位置より各垂直下
方に折り曲げることにより外端板と、上部近くに
ビス穴を設けた上端板および内端板よりなる折曲
縁を左右対称に形成すると共に、上縁には吊子を
係合させるための断面コ字形をなす折曲部と上突
縁を、更に下縁には下方へ直角に折曲した前側板
と、前記上突縁にそつて折曲部内に挿入させうる
下突縁を形成し、かつこれら前側板と下突縁の巾
方向適所に切欠を形成せしめ、他方の保持枠は左
右隣接して配置した上記屋根板本体における平行
に対接させた両折曲縁の上記各上端板上に重接さ
せ、かつ上記ビス穴に対応する透孔を設けしめた
上板と、この上板両側より夫々下方に直角に折り
曲げて前記両内端板に各重接させると共に該内端
板の下縁を係止しうるようにした折曲板および前
端部をカバ−する覆板とによつて形成せしめるの
である。
〔作用〕
本考案の金属屋根板は従来と同様に、勾配の附
された屋根面の下方から上方に順次施工するので
あり、そこで先ず屋根面の最下方において左右並
設せしめた所要枚数の各屋根板本体を、各基板の
両側に形成した折曲縁の隣接外端板を対接させた
状態で、上縁に設けた折曲部に各吊子の屈曲部を
係合せしめて該吊子を夫々垂木に止着することに
より装着し、然る後上記左右対接の両折曲縁を左
右から抱持しうるよう該折曲縁の前端より保持枠
を挿しこませて各屋根板を左右に連結させると共
に夫々の透孔およびビス穴に所要のネジを螺合せ
しめ、次いで上層の屋根板を敷設する際に、基板
下縁に設けた切欠を上記保持枠上に係合させた状
態で勾配面に沿つて上部に移動させることにより
下縁に設けた下突縁を、下層屋根板本体における
上縁に設けた上突縁下面に摺接させ乍ら折曲部内
に挿しこませて上下の屋根板本体を連設すると共
に、左右隣接屋根板本体を前述のように保持枠で
もつて継合するのである。従つて左右隣接の屋根
板本体は連結時において従来のように一方を摺動
したり浮かせて係合させるといつた手間をとるこ
となく、平面的に左右動かせることで保持枠によ
る連結をなくしうるのである。
〔実施例〕
次に本考案を図の実施例について説明すると、 第1〜7図において1は屋根板本体、2は該本体
を左右連結させる保持枠で何れも金属板よりな
り、然して本体1は長方形状をなす基板3の左右
両側縁に、夫々直角上方へ折り曲げた所定高さの
外端板4aと、この外端板を基板3と平行して内
側へ折曲させ、かつ上縁近くにビス穴5を設けた
上端板4b、および該上端板の所定巾の位置より
下方に垂直に折り曲げた内端板4cとよりなる折
曲縁4を左右対称に形成すると共に、上縁には上
記内端板4c間における基板3の上部において、
コ字形の開口イを基板3面に向けることにより上
部に吊子6(第6図)の屈曲部6′を係合させる
ようにした折曲部7aと、この折曲部端を所定高
さの位置で下側縁がわに折り曲げた上突縁7bを
形成し、更に下縁には基板3の全巾を直角下方に
折り曲げた前側板8aと、この前側板の下方を所
定高さの位置で上縁がわに向けて折り曲げた下突
縁8bを各形成すると共に、これら前側板8aと
下突縁8bの巾方向所定位置に切欠9を設けしめ
ているのであり、更に保持枠2は、前記屋根板本
体1を左右隣接させることにより平行に対接せし
めた両折曲縁4,4における上端板4bと内端板
4cの各外面を取り囲むように重接し、かつ該内
端板の下縁を係止する上板2aと折曲板2bおよ
び上板2a前部を下方に折り曲げた覆板2cとに
よつて形成され、かつ上板2aには前記折曲縁4
における上端板4bに設けたビス穴5に対応する
透孔10が形成されているのである。なお前記屋
根板本体1の上縁と下縁に各形成さた上、下突縁
7b,8bは、該本体を上下連結させた際第4〜
6図に示すように上下対面状に面接触するのであ
り、従つてこれら各突縁を上下対接させるに当
り、夫々の端部7b′と8b′を、上突縁7bは上方
へ、下突縁8bは下方へ夫々へ字形に折曲させて
おくとよいのである。また屋根板本体1における
下縁の前側板8aと下突縁8bとの間における該
突縁より下位に樋状部8Cを形成しておくと、開
口イを通つて侵入した水を外側方に排出させうる
のである。11は屋根板本体1の左右連結時にお
いて、対接折曲縁4,4の下方に跨がるよう敷設
させた適宜巾よりなる水切り底板で、これは用い
なくても差支えないのであり、さらに図示してい
ないが、最下層の屋根板本体1は、切欠9を有し
ないものを用い、最上部は棟包によつて前後の両
折曲部7a,7aを継合させるとよいのである。
〔考案の効果〕
本考案の屋根板によるときは、屋根板本体の基
板両側に形成される折曲縁を、従来のように非対
称とした雌雄の結合形式とすることなく、夫々基
板上において各直角に折り曲げた外端板と上端板
および内端板により左右対称形に形成せしめたの
で、屋根板本体を左右に連結するに当り平面に配
置させた状態で左右移動することで両折曲縁を平
行に対接させ、然る後この隣接折曲縁を保持枠に
よつて直ちに連結せしめうるので、加工竝びに金
型が簡素化できるばかりか、施工が迅速容易には
かれるのであり、しかも中間一部の屋根板本体を
取りかえる際に従来のように端から全部をとり除
くことなく、中間の特定列における上下互いに連
結関係とされた部分における一部の保持枠とこれ
に関係する屋根板本体を上方から下方に順次除か
せることで、他に影響を与えることなく行いうる
のである。また隣接する屋根板本体の側端を持ち
上げて係合する必要がないので、例えば中間の屋
根板本体を広巾のものが使用でき従つて保持枠の
配列模様に変化を与えることが可能となり、さら
に本考案によるときは、屋根板本体の上下縁に各
形成される折曲部と上突縁および前側板と下突縁
は、夫々左右対称になしうるので、加工治具なら
びに工程が簡易となつてコストを低減させうる効
果を有するのである。なお前記上、下突縁の端部
を夫々上下反対方向に折曲させておくと、屋根板
本体の上下連結を容易ならしめうるのであり、さ
らに下縁の下突縁基部に樋状部を形成しておく
と、上下の本体間におけるコ字形開口内に侵入し
た水を確実に排出させることができるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案屋根板本体の斜視図、第2図は
同本体と保持枠の連結部分の斜視図、第3図は施
工状態を示す斜視図、第4,5,6および7図は
第3図のA−A,B−B,C−C,D−D線の各
断面図、第8図は従来品の一部斜視図である。 1は屋根板本体、2は保持枠、3は基板、4は
折曲縁、5はビス穴、6は吊子、6′は屈曲部、
7aは折曲部、7bは上突縁、8aは前側板、8
bは下突縁、8cは樋状部、9は切欠、2aは上
板、2bは折曲板、2cは覆板、10は透孔、イ
は開口。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 金属にて夫々形成した屋根板本体1と該本体
    を左右に連結する保持枠2とよりなり、屋根板
    本体1は基板3の左右両側縁において、夫々直
    角上方へ所定高さに折り曲げて更に水平に内側
    へ折曲し所定巾の位置より垂直下方に折り曲げ
    ることにより外端板4a、上縁近くにビス穴5
    を設けた上端板4bおよび上記基板面に接しな
    い長さとした内端板4cよりなる折曲縁4,4
    を左右対称に形成すると共に、基板の上縁には
    前記内端板4c間における該基板の上部におい
    て、コ字形の開口イを基板面に向けることによ
    り上部に吊子6の屈曲部6′を係合させるよう
    にした折曲部7aと所定高さの位置で下縁がわ
    に向けて折り曲げた上突縁7bを形成し、され
    に基板の下縁には該基板の全巾を直角下方に折
    り曲げた前側板8aと、該前側板下方を所定高
    さの位置で上縁側に向けて折り曲げた下突縁8
    bを形成し、かつこれら前側板と下突縁の巾方
    向適宜位置に切欠9を設けしめてなり、保持枠
    2は、前記屋根板本体1を左右平行に対接せし
    めた両折曲縁4,4における夫々の上端板4b
    と内端板4cの各外面に重接し、さらに該内端
    板の下縁を係止する上板2aと折曲板2bおよ
    び上板2aの前縁を下方に折り曲げた覆板2c
    とによつて形成せしめ、かつ上板2aの上縁近
    くに前記ビス穴に対応する透孔10を設けしめ
    たことを特徴とする金属屋根板。 (2) 基板3の上縁に設けた折曲部7aに形成した
    上突縁7bの端縁7b′を、該突縁に対して逆へ
    の字となるよう上方へ折曲せしめたことを特徴
    とする実用新案登録請求の範囲第1項記載の金
    属屋根板。 (3) 基板3の下縁に設けた前側板8aに形成した
    下突縁8bの端部8b′を該突縁に対してへの字
    形となるよう下方へ折曲せしめたことを特徴と
    する実用新案登録請求の範囲第1項記載の金属
    屋根板。 (4) 基板3の下縁に設けた前側板8aと下突縁8
    bとの間に樋状部8cを形成したことを特徴と
    する実用新案登録請求の範囲第1項記載の金属
    屋根板。
JP11198384U 1984-07-23 1984-07-23 金属屋根板 Granted JPS6126821U (ja)

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JP11198384U JPS6126821U (ja) 1984-07-23 1984-07-23 金属屋根板

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JPH0699994B2 (ja) * 1990-10-15 1994-12-12 ナショナル住宅産業株式会社 庇屋根
FI126730B (fi) * 2013-05-02 2017-04-28 Luxhammar Oy Menetelmä ja levymoduuli puun lämpökäsittelyuunin valmistamiseksi sekä puun lämpökäsittelyuuni

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