JPS5919053Y2 - 金属成形かわらを用いた屋根構造 - Google Patents

金属成形かわらを用いた屋根構造

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JPS5919053Y2
JPS5919053Y2 JP1978170286U JP17028678U JPS5919053Y2 JP S5919053 Y2 JPS5919053 Y2 JP S5919053Y2 JP 1978170286 U JP1978170286 U JP 1978170286U JP 17028678 U JP17028678 U JP 17028678U JP S5919053 Y2 JPS5919053 Y2 JP S5919053Y2
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JP
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side edge
edge
bent
straw
hanger
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JP1978170286U
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JPS5586820U (ja
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正洋 関
政雄 田口
憲一 富樫
Original Assignee
中山鋼業株式会社
株式会社本楯製材所
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Publication date
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  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は金属成形かわらを用いた屋根の構造に関し、
特に先に出願人が実願昭53−43361号で提案した
屋根構造の改良に関する。
かかる提案の概要を図面と共に説明すれば以下のとおり
である。
第1図は金属成形かわら1の斜視図を示すもので、後縁
部1a及び右側縁部1Cはその端部が上方に折り曲げら
れ、前縁部1b及び左側縁部1dはその端部が下方に折
り曲げられ、さらに左側縁部1dは係合片1d’を備え
ており、全体として和風のかわらの体をなしている。
このかわら1を用いた屋根の構造を、基礎部材に施工し
た状態の幅方向の構造図及び流れ方向の構造図である第
2図及び第3図と共に、以下説明する。
貫板3は所定の間隔で縦置並設され、その上に軒先方向
に向かってその高さが拡大する変形桟木4が、流れ方向
に連続して取り付けられている。
例えば幅方向の左側のかわら1Aはその右側縁部1Cが
変形桟木4の側面に釘で止着され、さらにそれを覆うよ
うにして吊子5が釘で止着される。
次に吊子5をかわらの左側縁部で覆うようにしてかわら
を載置する。
かわら1の左側縁部の止着方法は前述と同様であり、か
わら1の前縁部は軒先方向に載置されているかわら1B
の後縁部を覆い、後縁部は変形桟木4の軒先側の端面に
釘で止着される。
以上の構成からなる屋根構造は、かわらを草葺屋根等の
屋根の特性を充分配慮した断面形状にとることが容易で
ある。
貫板等の下地材を施工計画に基づき工場で生産すること
ができるので、現場での作業性が高い、あるいは、釘の
頭部が表面に露出しないので耐食性が優れている等の種
々の特長を備えており、一般住宅はもちろん草葺屋根の
改修等に実施されている。
ところが、実際施工してみると、変形桟木を多数製作し
なければならない、あるいはかわらを変形桟木に止着す
る際、釘打ちが横からとなり、かわらに傷をつけたり、
作業性が悪いといった欠点が指摘されるようになった。
この考案は上述の屋根構造の特長を保ちながら、かつそ
の欠点を是正するもので、変形桟木を省略し、さらにか
わらの止着方法等を改良した金属成形かわらを用いた屋
根構造を提供するものである。
この考案を実施例図面と詳述すれば以下のとおりである
第4図はこの考案の一実施例に係る金属成形かわらの斜
視図であり、棟方向の端部が上向きに折り曲げられてい
る後縁部6a、同様に上向きに折り曲げられており、後
述する縦桟木に打ち付けるためにその一部が略水平に折
り曲げられてなる固定片6f、を備えている右側縁部6
ct、右側縁部6C1に幅方向に対応する位置にあって
端部が下方に折り曲げられている左側縁部6dt、後縁
部6aに流れ方向に対応する位置にあって、下方に折り
曲げられている中段部6b、中段部6bと同じ高さに端
部が上方に折り曲げられ、固定片6f、と同様の目的を
有する固定片6f2を備えてなる右側縁部6C2、右側
縁部6C2に幅方向に対応する位置にあって端部が下方
に折り曲げられ、さらに後述する吊子と係合させるため
の係合片6jを備えている左側縁部6d2、及び後縁部
6aと中段部6bに流れ方向に対応する位置にあって端
部が下方に折り曲げられている前縁部6eから構成され
、流れ方向に2枚のかわらを連結した形状をなしている
右側縁部6 C1,6C2の近傍には、それぞれ水返し
リブ6 h、、6 h2が設けられ、また右側縁部6C
1,6C2の流れ方向の端部には、内側に折り曲げられ
てなる雨仕舞片6g1.6g2が設けられている。
後縁部6a、中段部6b及び前縁部6eは、上方から眺
めるならば、それぞれ平行に中央から左側に至るに従っ
て棟の方向に向かって上昇する曲線を形成しながら次い
で流れ方向に弧状に曲げられ左側縁部6d1,6d2の
端部と連絡し、中央から右側に至るに従って次第に緩か
に棟の方向に上昇して右側端部6C1,6C2の端部と
連絡する彎曲線をなしている。
また、右側縁部6C1,6C2を連絡する面も中央から
左側に至るに従って緩やかに上昇しながら次いで下方に
弧状に曲げて左側縁部6d1,6d2と連絡し、中央か
ら右側に至るに従って次第に緩やかに上昇して右側縁部
6C1,6C2と連絡するという彎曲面を形成している
これらの彎曲形状は全体として和風かわらの体をなすも
のである。
第4図のかわらは、固定片6f、、6f2、雨仕舞片6
g1,6g2、係合片6jの折り曲げ以外の折り曲げ加
工は、1回の成形プレスで゛なされるものであり、各折
り曲げ片の接合部(例えば6aと6ci)が袋状となり
、当該接合部からの水漏れの心配は全くないものとなっ
ている。
固定片6f、、6f2、雨仕舞片6gよ、6g2は、鋼
板からの材料どりのプレスの際に予めスリットを設ける
ことにより、前述の成形プレスをした後、現場で折り曲
げられる。
固定片6f、、6f2を工場で折り曲げる場合は、運搬
時に積み重ねる必要があることから軒先側のスリットを
幅広にするようにしなければならない。
次にかわらを縦桟木に取り付けた状態の平面図を示す第
5図、幅方向の構造を示す第6図、及び流れ方向の構造
を示す第7図と共にこの実施例の屋根構造について説明
する。
一般住宅では所定の間隔で縦置並列された垂木7の上に
野地板8が、さらにその上に断熱及び防水のためのアス
ファルトルーフイング9が葺かれる。
アスファルトルーフイング9の上にかわらの幅寸法に対
応する間隔で縦桟木10.10’が縦置並設される。
かわら6をこの縦桟木に載置する際には、左側縁部に対
応する縦桟木10には予めへ字状の吊子11が止着され
ており、この吊子11はさらに左側に固定されているか
わらの右側縁部を覆っている。
かわらの左側縁部の保合片6jを略水平に折り曲げて吊
子11の左側縁部11 aとかわら6′の右側縁部との
間に挿入する。
このとき保合片6jはかわらの水返しリブ6h2と吊子
11の左側縁部11 aとで圧接挾持され、また吊子1
1の左肩の突起部がかわら6の左側縁部の裏面と当接す
る。
従って、かわらの左側縁部は幅方向には2点で支持され
、安定した支持が得られている。
右側縁部は固定片6f、、6f2を縦桟木10′の上面
にのせて、釘を打ちつけて止着する。
左側縁部の固定は前述の吊子11によるだけで充分であ
るが、必要に応じては、かわらの後縁部6aの左側に図
示のような先端に逆V字状突起をもつ吊子12を引掛け
てこれを釘で固定してもよい。
次にスリット61に対応する位置の縦桟木に吊子11を
釘で固定し、以上述べたと同様な方法で右方向にかわら
を順次載置していく。
なお、このスリット61は吊子11の取付位置の目安と
なるものであり、特にスリットである必要はなく容易に
見分けることのできる目印であればよい。
流れ方向にあっても、軒先側のかわらの後縁部の棟側の
かわらの前縁部で覆うようにして載置していく。
以上述べた屋根構造によれば次の特長を見い出すことが
できる。
(1)かわらの右側縁部に加工を施したことにより6f
1,6f2、縦桟木に直接釘打ちが可能となり、従来用
いられた変形桟木を省略することができるようになり、
経済性、作業性ともに大幅に改善された。
(2)変形桟木を用いていた時は一部釘打ちが横からと
なり、施工性が悪かったが、この考案では吊子の釘止め
及びかわらの右側縁部の釘止めは、共に脳天からの釘打
ちが可能となり、施工性の改善が図られた。
(3)この金属成形かわらには第1次の防水手段として
水返しリブ6 hl、6 h2が設けられているが、風
雨が激しくて雨水がこの水返しリブ6h、、6h2を越
えてきた場合は隣接する瓦との重ね合せ部がら雨水が瓦
の裏側へ廻り込まないようにする必要がある。
水返しリブ6h1,6h2を越えた雨水の量は、下流に
なるほど集中して多くなるので、雨仕舞片6 gx、6
gzを設けた部分の雨水の流速が最大となり、その結
果、この部分で雨水が右側縁部6C1,6C2を飛び越
えてしまうことがある。
雨仕舞片6g1,6g2を設けた部分は隣接する瓦との
重ね合せ部で漏水を起し易く、特に雨仕舞片6Lを設け
た部分は上下・左右から4枚重ねとなるので最も漏水を
起し易い。
この考案は右側縁部6C1,6C2の下端部分を内側に
折り曲げた雨仕舞片6g□、6g2を設けているので、
水返しリブ6h1,6h2を越えて流下してきた雨水は
6 g1.6 g2に当って瓦の中央方向に誘水され、
右側縁部6C1,6C2を飛び越えることがなくなり、
雨仕舞が良くなり、漏水が防止される。
(4)かわらの吊子11に引掛ける保合片6jが水返し
用リブの上に来るので、圧接挾持され、負圧荷重に対す
る強度が向上した。
(5)かわらの係合片6jを吊子11の前縁部に引掛け
、前記第1及び第2の左側縁部6 d、、6 d2を別
のかわらの上面であって該かわらの水返しリブの近くに
、前記保合片6jの先端部を水返しリブで押し上げるよ
うにして載置したので、かわらの左側縁部6d1,6d
2及び係合片6jが吊子11の前縁部に強個に係合され
、逆に水返しリブが吊子11の前縁部及び係合片6jに
よって係止され、金属成形かわらを用いた屋根構造の強
度を著しく向上させることができた。
なお、上述の実施例の説明では一般住宅の場合について
扱ったが、この考案は草葺又ほから葺屋根の改修にも適
用できることはいうまでもない。
また、かわらの形状についても左側が突起した彎曲形状
のものについて取扱ったが、反対に右側が突起した彎曲
形状のものであってもよい。
実施例ではかわらを2枚流れ方向に連結した形状のもの
を用いているが、3枚又はそれ以上の枚数を連結した形
状であってもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のかわらの斜視図、第2図及び第3図は従
来の屋根構造の幅方向の構造図及び流れ方向の構造図、
第4図はこの考案の一実施例に係るかわらの斜視図、第
5図はこの考案の一実施例に係る屋根構造の平面構造図
、第6図は第5図のXl−X1端面図、第7図は第5図
のY、−Y、端面図、第8図は第5図のX2−X2端面
図である。 第9図は吊子11の斜視図、第10図は吊子12の斜視
図である。 6・・・・・・金属成形かわら、7・・・・・・垂木、
8・・・・・・野地板、9・・・・・・アスファルトル
ーフイング、10・・・・・・縦桟木、11.12・・
・・・・吊子。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 端部が上方に折り曲げられている後縁部6a、該後縁部
    6aと連続し端部が上方に折り曲げられている第1の右
    側縁部6C1、該第1の右側縁部6C1に幅方向に対向
    する位置にあって端部が下方に折り曲げられている第1
    の左側縁部6d1、該左側縁部6dtと連続し前記後縁
    部6aに流れ方向に対応する位置にあって下方に折り曲
    げられている中段部6b、該中段部6bと連続し端部が
    上方に折り曲げられている第2の右側縁部6C2、該第
    2の右側縁部6C2に幅方向に対応する位置にあって端
    部が下方に折り曲げられている第2の左側縁部6dz、
    該左側縁部6dzと連続し前記中段部6bに流れ方向に
    対応する位置にあって端部が下方に折り曲げられている
    前縁部6e、前記第1及び第2の右側縁部6C1,6C
    2の内側近傍に該右側縁部6C1,6C2に沿って凸条
    を形成している水返しリブ6h、、6h2からなり、 前記第1の右側縁部6C1は外側に折り曲げられた固定
    片6ft及び流れ方向端部に内側に折り曲げられた雨仕
    舞片6g□を備え、前記第2の右側縁部6C2は外側に
    折り曲げられた固定片6f2及び流れ方向端部に内側に
    折り曲げられた雨仕舞片6g2を備え、前記第2の左側
    縁部6dzは内側に折り曲げられた保合片6jを備えて
    なる金属成形かわらを有し、 前記かわらの幅寸法に対応する間隔で縦置並設された相
    対向する縦桟木10,10’のうちの左方の縦桟木10
    の上面の所定位置に左側縁部11 aが下方に折り曲げ
    られたへ字状の吊子11を釘又はビスで止着し、前記か
    わらの保合片6jを下方から該吊子11の左側縁部11
    aに引掛け、前記第1及び第2の左側縁部6d工、6
    d2を先に葺いたかわらの上面であって、該かわらの水
    返しリブ5h1,6hzの近くに、前記保合片6jの先
    端部が水返しリブ6h、、6h2で押し上げられるよう
    に載置し、前記第1及び第2の右側縁部6C1,6C2
    に対応する右方の縦桟木10’の側面に該右側縁部6C
    1,6C2を当接し、かつ固定片6f、、6f2を該縦
    桟木10’の上面に載置して該固定片6fz、6Lを該
    縦桟木10′に釘又はビスで止着し、先端に逆V字状突
    起をもつ吊子12を、左方の縦桟木10の上面に、該逆
    V字状突起をかわらの後縁部6aの左方部分に引掛けた
    状態で釘又はビスで止着したことを特徴とする金属成形
    かわらを用いた屋根構造。
JP1978170286U 1978-12-13 1978-12-13 金属成形かわらを用いた屋根構造 Expired JPS5919053Y2 (ja)

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JPS5586820U JPS5586820U (ja) 1980-06-16
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5283427U (ja) * 1975-12-18 1977-06-22
JPS54157411U (ja) * 1978-04-25 1979-11-01

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JPS5586820U (ja) 1980-06-16

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