JPH0311283Y2 - - Google Patents

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JPH0311283Y2
JPH0311283Y2 JP8451885U JP8451885U JPH0311283Y2 JP H0311283 Y2 JPH0311283 Y2 JP H0311283Y2 JP 8451885 U JP8451885 U JP 8451885U JP 8451885 U JP8451885 U JP 8451885U JP H0311283 Y2 JPH0311283 Y2 JP H0311283Y2
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  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、金属成形瓦に関し、さらに詳しく
は、平瓦と丸瓦とを組合わせてなる瓦屋根に使用
する金属成形瓦に関するものである。
〔従来の技術〕
従来から平瓦とその連結部を塞ぐ丸瓦とによつ
て葺かれた瓦屋根は広く用いられていたが、最近
はこれをそのまゝ金属成形瓦に置換えた瓦屋根が
実用に供されており、その一例として特開昭59−
10663号公報に開示された発明を挙げることがで
きる。この公報に開示された屋根瓦は、通常の平
瓦とほゞ同じ大きさの金属板を成形した平瓦を下
地材上に縦横方向に連設固定し、各連接部に金属
板を成形した丸瓦を装着するようにしたものであ
る。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上記のような従来の金属成形瓦からなる瓦屋根
は、平瓦が1枚単位で形成されており、1枚当り
の葺面積は0.1m2程度なので、3.3m2について33枚
必要になる。このため平瓦の製造に際して生産効
率が悪いばかりでなく、施工々数も増加し、価格
上昇の要因になつている。また葺枚数が多いとい
うことは、葺材同士の接合、重ね合せなどが増加
しかつ複雑化するため、雨漏りの原因になる等、
種々問題があつた。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、上記の問題点を解決するためになさ
れたもので、 平瓦と丸瓦を組合せてなる瓦屋根において、 複数の谷部と溝条及び爪を有する複数の山部と
が交互に設けられ、前記谷部の一端には棟側係合
部を、また他端には軒側係合部を形成してなる金
属板を成形した平瓦と、 該平瓦の山部の幅より広い径の半円状の本体
と、その一端に設けられ前記平瓦の爪が嵌合する
穴を有する接合部とからなる金属板を成形した丸
瓦とを有し、 前記平瓦の山部の溝条を屋根の縦桟木に固定
し、その棟側係合部に次の平瓦の軒側係合部を係
合して順次接合すると共に横方向にも接合し、前
記山部及び横方向の接合部に前記丸瓦を装着する
ようにした金属成形瓦を提供するものである。
〔作用〕
通常の平瓦の数倍の長さの平瓦を縦桟木に釘止
めして順次連接し、山部に丸瓦を装着して丸瓦の
接合部に平瓦の爪を嵌合し、折曲げるようにした
ものである。
〔考案の実施例〕
第1図は本考案に係る平瓦の実施例の斜視図、
第2図aはその平面図、bはそのA−A断面図、
第3図は正面図である。図において、1は例えば
カラー鉄板を成形してなる平瓦で、複数の皿状の
谷部2とその間及び両側に形成された山部3とか
らなり、山部3の中央には縦方向の溝条4が形成
され、その両側は傾斜部5を経て谷部2に連続し
ている。この溝条4の底辺は、施工の際にその下
部を通る縦桟木上に当接されて釘止めに供され、
また横方向への接合の際の重ね合せ部となる。6
は傾斜部5のほゞ中央部に切り起された爪であ
る。
平瓦1の谷部2の上端部(棟側)は、第2図b
に示すように上方にほゞS字状に折曲げられて棟
側係合部7が形成され、下端部(軒側)は下方に
ほゞコ字状に折曲げられて軒側係合部8が形成さ
れている。
図に示す3つの谷部2を有する平瓦1は、実施
例では長さ1118mm、谷部2の幅310mmで、爪6の
幅は8〜15mm、高さは10〜20mmであつた。
第4図は丸瓦11の実施例を示すもので、平瓦
1の山部3の幅より大きい径の半円状の本体12
と、上端部(棟側)に形成された本体12の径よ
り僅かに大きい径の接合部13とからなり、本体
12の棟側のほゞ2分の1は両側が一部切除15
され、本体12の残部の両側は平瓦1とのなじみ
を良くするため内側に折曲げられて折曲部16が
形成されており、接合部13には平瓦1の爪6が
嵌合する穴14が設けられている。
次に、上記のように構成した金属成形瓦の施工
について、第5図、第6図を参照して説明する。
(1) 屋根の野地板21の上に防水シート22を張
り、その上に平瓦1の山部3の溝条4の間隔
(実施例では364mm)に合わせて、縦桟木23を
取付ける。
(2) 軒側に平瓦1を載置し、溝条4の底部をそれ
ぞれ縦桟木23に釘止めする。
(3) 平瓦1の軒側係合部8に唐草15を係合し、
野地板21に釘止めする。
(4) 平瓦1の棟側係合部7に次段(棟側)の平瓦
1aの軒側係合部8aを嵌合し、溝条4aをそ
れぞれ縦桟木23に釘止めする。同様にして、
順次棟側に平瓦1b,1c,……を連接釘止め
する。なお、この場合、前段の平瓦1の棟側係
合部7と次段の平瓦1aの軒側係合部8aとの
嵌合部には空間部9が形成される。これは、両
平瓦1,1aを密接に嵌合すると、毛細管現象
により降雨時に水膜ができ、水が浸透するのを
空気層により防止するためのものである。
(5) 平瓦1の山部3の軒側端部にそれぞれ巴瓦1
6を装着すると共に、巴瓦16の上部と平瓦1
の山部3に軒先丸瓦17を取付ける。
(6) 軒先丸瓦17に連続して棟側に向つて順次丸
瓦11,11a,……を装着し、接合部13の
穴14に平瓦1,1a,1b,……の山部3に
設けた爪6をそれぞれ嵌合して折曲げる。
なお、図示してないが、平瓦1,1a,1
b,……の両端部に設けた山部3を利用して、
横方向にも平瓦1を連接し、連接部及び各山部
3にそれぞれ丸瓦11を取付ける。
以上、本考案の施工例について説明したが、現
場の状況等に応じて適宜変更しうることは云う迄
もない。また、平瓦及び丸瓦の形状、寸法等も上
記実施例に限定するものではなく、本考案の要旨
を逸脱しない範囲で適宜変更することができる。
〔考案の効果〕
以上の説明から明らかなように、本考案によれ
ば次のような顕著な効果を挙げることができる。
(1) 本考案に係る平瓦は、2枚以上複数枚が連結
されて同時に成形されるため、生産性が向上
し、加工費を低減することができる。
(2) 同様にして施工能率も向上し、施工費用が大
幅に低下する。
(3) 平瓦同士の接合、重ね合せ部が少ないため施
工精度が良くなり、雨漏りのおそれのない良質
な屋根が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る平瓦の実施例の斜視図、
第2図aはその平面図、bはa図のA−A断面
図、第3図は第2図aの正面図、第4図は本考案
に係る丸瓦の実施例の斜視図、第5図は本考案の
金属成形瓦による施工状態を示す正面図、第6図
はその側面図である。 1:平瓦、2:谷部、3:山部、4:溝条、
5:頂部、6:爪、7:棟側係合部、8:軒側係
合部、9:空間部、11:丸瓦、13:接合部、
14:穴、21:野地板、23:縦桟木。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 平瓦と丸瓦を組合せてなる瓦屋根において、 複数の谷部と溝条及び爪を有する複数の山部と
    が交互に設けられ、前記谷部の一端には棟側係合
    部を、また他端には軒側係合部を形成してなる金
    属板を成形した平瓦と、 該平瓦の山部の幅より広い径の半円状の本体
    と、その一端に設けられ前記平瓦の爪が嵌合する
    穴を有する接合部とからなる金属板を成形した丸
    瓦とを有し、 前記平瓦の山部の溝条を屋根の縦桟木に固定
    し、その棟側係合部に次の平瓦の軒側係合部を係
    合して順次接合すると共に横方向にも接合し、前
    記山部及び横方向の接合部に前記丸瓦を装着する
    ようにした金属成形瓦。
JP8451885U 1985-06-06 1985-06-06 Expired JPH0311283Y2 (ja)

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JP8451885U JPH0311283Y2 (ja) 1985-06-06 1985-06-06

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JP8451885U JPH0311283Y2 (ja) 1985-06-06 1985-06-06

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JPS61201416U JPS61201416U (ja) 1986-12-17
JPH0311283Y2 true JPH0311283Y2 (ja) 1991-03-19

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JPS61201416U (ja) 1986-12-17

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