JPH10196052A - 波状瓦板 - Google Patents

波状瓦板

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JPH10196052A
JPH10196052A JP609697A JP609697A JPH10196052A JP H10196052 A JPH10196052 A JP H10196052A JP 609697 A JP609697 A JP 609697A JP 609697 A JP609697 A JP 609697A JP H10196052 A JPH10196052 A JP H10196052A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
upward projecting
tile
joint pattern
longitudinal direction
wavy
Prior art date
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Pending
Application number
JP609697A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuyuki Shigekawa
庸幸 茂川
Nobuhiro Kaneko
宜弘 金子
Tatsuya Niihara
達也 新原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
Priority to JP609697A priority Critical patent/JPH10196052A/ja
Publication of JPH10196052A publication Critical patent/JPH10196052A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 波状瓦板の敷設時の施工効率を維持しなが
ら、小割感のある変化に富む外観を得ることのできる波
状瓦板を提供する。 【解決手段】 波状瓦板が長手方向が互いに共通な複数
の上方凸条部1を横方向に並設してなり、互いに隣り合
う前記上方凸条部1間にある谷部2の内の一部の表面に
縦方向に帯状の目地模様13を付着形成してある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、長手方向が互いに
共通な複数の上方凸条部を横方向に並設してなる波状瓦
板に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、長手方向が互いに共通な複数の上
方凸条部を横方向に並設してなる波状瓦板としては、例
えば、前記上方凸条部の表面の横方向断面形状が円弧状
で、前記上方凸条部に隣接する谷部の同断面形状が直線
状或いは円弧状で、金属、合成樹脂、または、セメント
系素材で形成されたものがある。また、当該波状瓦板
は、複数枚が互いの端部を突き合わせたり、或いは、一
部を重ね合わせたりして、屋根の野地板上に敷設され
る。また、前記上方凸条部を多数個設けて波状瓦板単体
の面積を広げることで、波状瓦板一枚あたりの実効敷設
面積が広がり、敷設枚数が節約できるため、野地板上に
前記波状瓦板を敷設する施工効率の向上が図れていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の波状瓦
板は、上述したように一枚あたりの面積が大きいため、
敷設後の外観が、通常の瓦材を葺き重ねた場合と比べ
て、小割感がなく単調なものになってしまうという問題
があった。本発明の目的は、波状瓦板の敷設時の施工効
率を維持しながら、小割感のある外観を得ることのでき
る波状瓦板を提供する点にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
の本発明による波状瓦板の第一の特徴構成は、特許請求
の範囲の欄の請求項1に記載した通り、長手方向が互い
に共通な複数の上方凸条部を横方向に並設してなり、互
いに隣り合う前記上方凸条部間にある谷部の内の一部の
表面に縦方向に帯状の目地模様を付着形成してある点に
ある。
【0005】本発明による波状瓦板の第二の特徴構成
は、特許請求の範囲の欄の請求項2に記載した通り、第
一の特徴構成に加えて、前記目地模様が他の部分に対し
て暗色または明色に彩色されている点にある。
【0006】以下に作用を説明する。第一の特徴構成に
よれば、波状瓦板を葺き重ねた場合に、前記谷部の内の
一部の表面に縦方向に帯状に施された目地模様が、外観
上、別の波状瓦板が横方向から突き合わされた境界部に
見えて、小割感を向上させることができるのである。特
に、波状瓦板を左右にずらして葺き重ねた場合は、前記
目地模様がランダムに現れているように見え、変化に富
んだ外観を得ることができるのである。ここで、前記谷
部の全てに前記目地模様を施した場合は、小割感は向上
するものの外観が単調になってしまうことに注意を要す
る。また、前記目地模様を谷部表面に付着形成するの
で、深い凹凸形状をプレス加工で形成し前記目地模様と
等価な効果を得る場合に比べて、前記凹凸形状部に加工
時にクラックが入り製造歩留りを低下させる心配がな
い。
【0007】また、第二の特徴構成によれば、前記目地
模様が他の部分に対してより強調されて、敷設後の小割
感が更に強調される。
【0008】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0009】図1及び図2は本発明に係わる波状瓦板の
一実施形態を示す斜視図、及び軒側面から棟軒方向視し
た立面図である。前記波状瓦板は、セメント・補強繊維
・特殊混合材・水を含む板状体が、上方から見た平面形
状が棟側端辺部3が2辺で構成された5角形に予め切断
され、更に、プレス加工装置で前記板状体の上下両面を
補水しながら凹凸成型されて製造される。
【0010】図1及び図2に示すように、前記波状瓦板
の厚みが一定に保持されながら、上下両面が上方に突曲
する山部を棟側端辺部3から軒側端辺部4にかけて形成
する上方凸条部1が横方向に4条、等間隔で並設され、
且つ、前記各上方凸条部1の横方向断面形状が円弧状
で、上面部の曲率半径が下面部の曲率半径より厚み分だ
け長く、夫々の前記曲率半径及び前記上方凸条部1の横
幅が縦方向に、軒側端辺部4から棟側端辺部3にかけ
て、徐々に短くなるように成型されている。
【0011】一方、前記各上方凸条部1の両外側にある
谷部2は平坦であり、その横幅は、前記上方凸条部1の
横幅の縦方向変化に対応して、軒側端辺部4から棟側端
辺部3にかけて、徐々に広がっている。
【0012】また、前記上方凸条部1の内の左側端辺部
6から一番目の上方凸条部1aの両側の谷部2aには、
縦方向に帯状で一定幅の目地模様13が、前記板状体の
地色より暗色の塗料を塗装して形成されてある。尚、前
記目地模様13は、例えば、1cm程の幅で縦方向に塗
りつぶしてあっても構わないし、縦縞やクロス模様であ
っても構わない。また、前記板状体の地色が暗色である
場合は、前記目地模様13を明色の塗料で塗装しても構
わない
【0013】また、前記波状瓦板の前記軒側端辺部4の
中央部、右側端辺部5及び左側端辺部6の中央部より棟
側には、敷設時の相互に隣接する前記波状瓦板間の相対
位置関係を決める合わせマーク4a、5a、6aが夫々
設けられている。
【0014】図3に示すように、上下に隣接する2枚の
前記波状瓦板において、下側の前記波状瓦板の棟側重な
り部上面9の右または左半面と上側の前記波状瓦板の軒
側重なり部下面10の左または右半面が夫々対面するよ
うに葺き重ねられている。上側の前記波状瓦板の前記合
わせマーク5a、6aが夫々、下側に敷設された左右2
枚の前記波状瓦板の前記棟側端辺部3の先端部に、更
に、上側の前記波状瓦板の前記合わせマーク4aが下側
に敷設された左右2枚の前記波状瓦板の突き合わせ部1
1に一致するように位置決めされる。尚、図3に示すよ
うに、前記波状瓦板を左右にずらしながら葺き重ねた場
合、前記目地模様13で区切られる小割りパターンが各
層毎にずれるため、変化に富んだ外観となる。
【0015】図4は、図3中の1組の前記上方凸条部1
の重なり状態を上方平面視した平面図である。また、図
5は前記1組の上方凸条部1の重なり状態を示す、図4
中のA−A断面での断面図である。図4及び図5に示す
ように、前記上方凸条部1は横方向断面形状が円弧状
で、上面部の曲率半径r1 、r3 が下面部の曲率半径r
2 、r4 より厚みt分だけ長く、夫々の前記曲率半径r
1 、r2 、r3 、r4 が縦方向に、軒側端辺部4から棟
側端辺部3にかけて、徐々に短く、且つ、r1 >r2
3 >r4 となるように成型されている。更に、下側の
前記上方凸条部1の頂部1bと前記上方凸条部1両側の
谷部2が上側の前記波状瓦板の前記軒側重なり部下面1
0に接当し、更に、前記軒側重なり部下面10と前記棟
側重なり部上面9の間であって、前記頂部1bと前記谷
部2間に空隙部12が形成されるように、前記各上方凸
条部1の各部の曲率半径が設定されている。
【0016】図4及び図5に示す具体的構成により、上
下に隣接する波状瓦板において、上側の前記波状瓦板の
前記上方凸条部1の前記頂部1b上面に上方から加わる
荷重が、上側の前記波状瓦板の前記上方凸条部1と下側
の前記波状瓦板の前記上方凸条部1とに分散して左右方
向に作用し、前記谷部2で最終的に野地板に前記荷重が
作用するため、踏み割れに対する強度が増し、且つ、下
側の前記波状瓦板の前記上方凸条部1の前記頂部1b左
右に前記空隙部12が有るため、左右方向のズレに対し
余裕があり、葺き上げ時の左右に隣接する前記波状瓦板
を突き合わせる場合などの位置調整が容易にでき、結果
として、作業性、及び、耐荷重性に優れた波状瓦板を提
供することができるのである。
【0017】以下に、別実施形態を説明する。前記谷部
2全体に対する、前記目地模様13を設ける前記谷部2
aの個数及び位置関係は特に上記実施の形態に限定され
ず任意である。また、前記各谷部2a内の前記目地模様
13の位置は、必ずしも前記谷部2aの中央または端辺
部でなく、前記上方凸条部1に近寄った位置でも構わな
い。更に、前記目地模様13の前記各谷部2a毎の本数
も一本に限らず、前記谷部2aの横幅に応じて2本以上
であってもよい。前記目地模様13は、上記実施の形態
のような塗装によらず、接着剤を塗布した上に着色砂等
を付着させて形成しても構わない。
【0018】前記上方凸条部1の個数、及び前記横方向
断面形状は、本実施形態に示す条数及び形状に限定され
るものではない。また、波状瓦板の材料、並びに製造方
法は、本実施形態に限定されるものではない。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
波状瓦板の敷設時の施工効率を維持しながら、小割感の
ある変化に富んだ外観を得ることのできる波状瓦板を提
供することができる。
【0020】尚、特許請求の範囲の項に、図面との対照
を便利にするために符号を記すが、該記入により本発明
は添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る波状瓦板の斜視図
【図2】本発明に係る波状瓦板の立面図
【図3】本発明に係る波状瓦板の敷設状態を示す平面図
【図4】本発明に係る波状瓦板の敷設状態での要部断面
【図5】本発明に係る波状瓦板の敷設状態での要部平面
【符号の説明】
1、1a 上方凸条部 2、2a 谷部 3 棟側端辺部 4 軒側端辺部 13 目地模様

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長手方向が互いに共通な複数の上方凸条
    部(1)を横方向に並設してなる波状瓦板であって、 互いに隣り合う前記上方凸条部(1)間にある谷部
    (2)の内の一部の表面に縦方向に帯状の目地模様(1
    3)を付着形成してある波状瓦板。
  2. 【請求項2】 前記目地模様(13)が他の部分に対し
    て暗色または明色に彩色されている請求項1記載の波状
    瓦板。
JP609697A 1997-01-17 1997-01-17 波状瓦板 Pending JPH10196052A (ja)

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JP609697A JPH10196052A (ja) 1997-01-17 1997-01-17 波状瓦板

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JP609697A JPH10196052A (ja) 1997-01-17 1997-01-17 波状瓦板

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018078923A1 (ja) * 2016-10-27 2018-05-03 日新製鋼株式会社 外装材及びその製造方法
JP2018071336A (ja) * 2016-10-27 2018-05-10 日新製鋼株式会社 外装材及びその製造方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018078923A1 (ja) * 2016-10-27 2018-05-03 日新製鋼株式会社 外装材及びその製造方法
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