JPH10196051A - 波状瓦板 - Google Patents

波状瓦板

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Publication number
JPH10196051A
JPH10196051A JP9006095A JP609597A JPH10196051A JP H10196051 A JPH10196051 A JP H10196051A JP 9006095 A JP9006095 A JP 9006095A JP 609597 A JP609597 A JP 609597A JP H10196051 A JPH10196051 A JP H10196051A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ridge
parts
trough
curvature
upward projecting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9006095A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuyuki Shigekawa
庸幸 茂川
Nobuhiro Kaneko
宜弘 金子
Tatsuya Niihara
達也 新原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
Priority to JP9006095A priority Critical patent/JPH10196051A/ja
Publication of JPH10196051A publication Critical patent/JPH10196051A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 長手方向が互いに共通な複数の上方凸条部を
横方向に並設してなる波状瓦板において、敷設状態での
経時的な表面の変色及び汚れを目立たなくしながら、外
観の維持または向上が図れるものを提供する。 【解決手段】 前記上方凸条部1の両外側にある谷部2
の表面を汚れが付着し易いように形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、長手方向が互いに
共通な複数の上方凸条部を横方向に並設してなる波状瓦
板に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、長手方向が互いに共通な複数の上
方凸条部を横方向に並設してなる波状瓦板としては、例
えば、前記上方凸条部の表面の横方向断面形状が円弧状
で、前記上方凸条部に隣接する谷部の同断面形状が直線
状或いは円弧状で、金属、合成樹脂、または、セメント
系素材で形成されたものがある。また、当該波状瓦板
は、複数枚が互いの端部を突き合わせたり、或いは、一
部を重ね合わせたりして、屋根の野地板上に敷設され
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
の野地板上に敷設された波状瓦板は、敷設後の屋根材一
般がそうであるように、その表面が時間の経過と共に、
変色し、或いは、汚れが付着して、屋根全体の外的美観
が徐々に損なわれてくるという問題があった。また、こ
のような波状瓦板表面の経時変化は屋根全体にわたって
一様でないため、一部の変色や汚れが特に目立つという
問題もあった。本発明の目的は、上述の問題点を解消
し、屋根表面の変色及び汚れを目立たなくしながら、外
観の維持または向上を図る点にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
の本発明による波状瓦板の第一の特徴構成は、特許請求
の範囲の欄の請求項1に記載した通り、長手方向が互い
に共通な複数の上方凸条部を横方向に並設してなり、前
記上方凸条部の両外側にある谷部の表面を汚れが付着し
易いように形成してある点にある。
【0005】本発明による波状瓦板の第二の特徴構成
は、特許請求の範囲の欄の請求項2に記載した通り、第
一の特徴構成に加えて、前記上方凸条部の表面に溌水性
樹脂層を、前記谷部の表面に親水性樹脂層を形成してあ
る点にある。
【0006】以下に作用を説明する。第一の特徴構成に
よれば、敷設後の波状瓦板の表面が、時間の経過ととも
に、前記谷部表面が前記上方凸条部表面より汚れが多く
付着して暗色化し、また、前記谷部表面の暗色化が屋根
面全体に一様に分布するため、前記谷部に隣接する前記
上方凸条部の凸条形状がその暗色化した前記谷部表面と
対照的に強調されるのである。更に、暗色化した前記谷
部表面が敷設状態において縦方向に連続的に繋がるた
め、前記上方凸条部の凸条形状が更に強調されて、立体
感のある屋根外観が徐々に形成され、それに反して、前
記汚れが目立たなくなるのである。
【0007】また、第二の特徴構成によれば、前記上方
凸条部表面は溌水性樹脂層で覆われているため、雨水に
含まれている汚れの成分が付着しにくく、一方、前記谷
部表面は親水性樹脂層で覆われているため、雨水に含ま
れている汚れの成分が付着し易いため、降雨がある毎
に、敷設後の波状瓦板の前記谷部表面が前記上方凸条部
よりも雨水に含まれている汚れの成分が多く付着して、
徐々に暗色化するのである。結果として、上述の第一の
特徴構成の場合と同様に、立体感のある屋根外観が徐々
に形成され、それに反して、前記汚れが目立たなくなる
のである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0009】図1及び図2は本発明に係わる波状瓦板の
一実施形態を示す斜視図、及び軒側面から棟軒方向視し
た立面図である。前記波状瓦板は、セメント・補強繊維
・特殊混合材・水を含む板状体が、上方から見た平面形
状が棟側端辺部3が2辺で構成された5角形に予め切断
され、更に、プレス加工装置で前記板状体の上下両面を
補水しながら凹凸成型されて製造される。
【0010】図1及び図2に示すように、前記波状瓦板
の厚みが一定に保持されながら、上下両面が上方に突曲
する山部を棟側端辺部3から軒側端辺部4にかけて形成
する上方凸条部1が横方向に4条、等間隔で並設され、
且つ、前記各上方凸条部1の横方向断面形状が円弧状
で、上面部の曲率半径が下面部の曲率半径より厚み分だ
け長く、夫々の前記曲率半径及び前記上方凸条部1の横
幅が縦方向に、軒側端辺部4から棟側端辺部3にかけ
て、徐々に短くなるように成型されている。
【0011】一方、前記各上方凸条部1の両外側にある
谷部2は平坦で、親水性のアクリル塗料が塗装されてお
り、雨水に含まれている大気中の塵埃等の汚れ成分を吸
着し易くしてある。また、前記谷部2の横幅は、前記上
方凸条部1の横幅の縦方向変化に対応して、軒側端辺部
4から棟側端辺部3にかけて、徐々に広がっている。
【0012】また、前記波状瓦板の前記軒側端辺部4の
中央部、右側端辺部5及び左側端辺部6の中央部より棟
側には、敷設時の相互に隣接する前記波状瓦板間の相対
位置関係を決める合わせマーク4a、5a、6aが夫々
設けられている。
【0013】図3に示すように、上下に隣接する2枚の
前記波状瓦板において、下側の前記波状瓦板の棟側重な
り部上面9の右または左半面と上側の前記波状瓦板の軒
側重なり部下面10の左または右半面が夫々対面するよ
うに葺き重ねられている。上側の前記波状瓦板の前記合
わせマーク5a、6aが夫々、下側に敷設された左右2
枚の前記波状瓦板の前記棟側端辺部3の先端部に、更
に、上側の前記波状瓦板の前記合わせマーク4aが下側
に敷設された左右2枚の前記波状瓦板の突き合わせ部1
1に一致するように位置決めされる。
【0014】図4は、図3中の1組の前記上方凸条部1
の重なり状態を上方平面視した平面図である。また、図
5は前記1組の上方凸条部1の重なり状態を示す、図4
中のA−A断面での断面図である。図4及び図5に示す
ように、前記上方凸条部1は横方向断面形状が円弧状
で、上面部の曲率半径r1 、r3 が下面部の曲率半径r
2 、r4 より厚みt分だけ長く、夫々の前記曲率半径r
1 、r2 、r3 、r4 が縦方向に、軒側端辺部4から棟
側端辺部3にかけて、徐々に短く、且つ、r1 >r2
3 >r4 となるように成型されている。更に、下側の
前記上方凸条部1の頂部1aと前記上方凸条部1両側の
谷部2が上側の前記波状瓦板の前記軒側重なり部下面1
0に接当し、更に、前記軒側重なり部下面10と前記棟
側重なり部上面9の間であって、前記頂部1aと前記谷
部2間に空隙部12が形成されるように、前記各上方凸
条部1の各部の曲率半径が設定されている。
【0015】図4及び図5に示す具体的構成により、上
下に隣接する波状瓦板において、上側の前記波状瓦板の
前記上方凸条部1の前記頂部1a上面に上方から加わる
荷重が、上側の前記波状瓦板の前記上方凸条部1と下側
の前記波状瓦板の前記上方凸条部1とに分散して左右方
向に作用し、前記谷部2で最終的に野地板に前記荷重が
作用するため、踏み割れに対する強度が増し、且つ、下
側の前記波状瓦板の前記上方凸条部1の前記頂部1a左
右に前記空隙部12が有るため、左右方向のズレに対し
余裕があり、葺き上げ時の左右に隣接する前記波状瓦板
を突き合わせる場合などの位置調整が容易にでき、結果
として、作業性、及び、耐荷重性に優れた波状瓦板を提
供することができるのである。
【0016】以下に、別実施形態を説明する。前記谷部
2の表面に親水性のアクリル塗料を塗装する代わりに、
接着剤を塗布し、その上に砂を付着させて、汚れが物理
的に付着し易い表面性状としても構わない。また、汚れ
が物理的に付着し易い表面性状とするために、前記谷部
2の表面を前記上方凸条部1の形成時または形成後に、
エンボス加工により横縞またはクロス模様の地模様を形
成するのも好ましい実施の形態である。
【0017】更に、前記上方凸条部1の表面に溌水性樹
脂塗料を、また、前記谷部2の表面に親水性樹脂塗料を
塗装して、夫々の表面に溌水性樹脂層と親水性樹脂層を
形成するのも好ましい実施の形態である。
【0018】前記谷部2の表面に塗装する親水性塗料に
暗色系の顔料を混入させ、前記上方凸条部1が前記谷部
2に対して対照的に強調されるようにしても構わない。
この処理により、敷設時から立体感に富んだ外観を形成
し、更に、経時変化でその立体感が増してくる。
【0019】上記の各種の汚れを付着し易くする表面処
理において、図6に示すように、前記谷部2夫々の前記
表面処理領域13を縦方向に一定幅に統一するのも好ま
しい実施の形態である。これにより、汚れが付着して暗
色化する前記表面処理領域13が縦方向に直線状に連続
するため、より一層立体感に富んだ外観を形成できるの
である。
【0020】前記上方凸条部1の個数、及び前記横方向
断面形状は、本実施形態に示す条数及び形状に限定され
るものではない。また、波状瓦板の材料、並びに製造方
法は、本実施形態に限定されるものではない。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
屋根表面に付着する汚れを積極的に利用して、経時変化
によって、屋根表面全体の立体感が成長していく波状瓦
板を提供することができる。
【0022】尚、特許請求の範囲の項に、図面との対照
を便利にするために符号を記すが、該記入により本発明
は添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る波状瓦板の斜視図
【図2】本発明に係る波状瓦板の立面図
【図3】本発明に係る波状瓦板の敷設状態を示す平面図
【図4】本発明に係る波状瓦板の敷設状態での要部平面
【図5】本発明に係る波状瓦板の敷設状態での要部断面
【図6】本発明に係る波状瓦板の別実施形態の斜視図
【符号の説明】
1 上方凸条部 2 谷部 3 棟側端辺部 4 軒側端辺部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長手方向が互いに共通な複数の上方凸条
    部(1)を横方向に並設してなる波状瓦板であって、 前記上方凸条部(1)の両外側にある谷部(2)の表面
    を汚れが付着し易いように形成してある波状瓦板。
  2. 【請求項2】 前記上方凸条部(1)の表面に溌水性樹
    脂層を、前記谷部(2)の表面に親水性樹脂層を形成し
    てある請求項1記載の波状瓦板。
JP9006095A 1997-01-17 1997-01-17 波状瓦板 Pending JPH10196051A (ja)

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JP9006095A JPH10196051A (ja) 1997-01-17 1997-01-17 波状瓦板

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JP9006095A JPH10196051A (ja) 1997-01-17 1997-01-17 波状瓦板

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JPH10196051A true JPH10196051A (ja) 1998-07-28

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JP9006095A Pending JPH10196051A (ja) 1997-01-17 1997-01-17 波状瓦板

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