JP2914862B2 - 平板屋根材 - Google Patents

平板屋根材

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JP2914862B2
JP2914862B2 JP5319341A JP31934193A JP2914862B2 JP 2914862 B2 JP2914862 B2 JP 2914862B2 JP 5319341 A JP5319341 A JP 5319341A JP 31934193 A JP31934193 A JP 31934193A JP 2914862 B2 JP2914862 B2 JP 2914862B2
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JP
Japan
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flat
roofing material
flat roofing
flat roof
roofing
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伸次 鈴木
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Nichiha Corp
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  • Devices For Post-Treatments, Processing, Supply, Discharge, And Other Processes (AREA)
  • Producing Shaped Articles From Materials (AREA)
  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、繊維混入セメント板の
平板屋根材に関する。
【0002】
【従来の技術】平板屋根材は、セメントや木質繊維等の
スラリーを抄造脱水し、所望の形状に打ち抜き、加圧成
形し、養生して硬化した繊維混入セメント板の薄い平板
である。これを葺く場合、平板屋根材をその左右の側面
を突き合わせて左右方向に一列に配列し、その上の列の
平板屋根材を、その下部を下の列の平板屋根材の上部に
被せて、かつ、下の列の平板屋根材と左右方向にずらし
て、下の列と同様に配列し、また、その上の列の平板屋
根材を同様に配列する。
【0003】実開昭52−138626号公報に開示さ
れた平板屋根材は、葺き上げ外観の美感を高め、かつ、
雨水の侵入を減らすため、軒側の端部を中心線に対して
左右対称の凹凸形状に形成し、凹凸形状の凹部と凸部を
同幅にし、軒側端部の左右の両側部に半幅の凸部を配置
している。
【0004】実開平4−125309号公報に開示され
た平板屋根材は、葺き上げ外観を多様な意匠にするた
め、四辺の端部を、それぞれ、形状の異なる凹凸形状に
形成している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
な平板屋根材は、軒側端部の凹凸形状に直角または鋭角
の入隅部があるので、その入隅部に、繊維混入セメント
板の養生工程でクラックが発生したり、平板屋根材の葺
き上げ後の経時変化によってクラックが発生することが
ある。耐久性が高くない。
【0006】また、四辺の端部を凹凸形状に形成した平
板屋根材は、形状が正方形または長方形になり、棟側が
方形状になるので、葺いた場合、上下の列の平板屋根材
が重なる部分が広くなる。材料が無駄になると共に、重
量が多くなる。
【0007】本発明の目的は、上記のような従来の課題
を解決することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、セメントや木
質繊維等のスラリーを抄造脱水し、加圧成形し、養生し
て硬化した繊維混入セメント板の平板屋根材であって、
各列の平板屋根材をその左右の側面を突き合わせて左右
方向に配列し、上の列の平板屋根材を、その下部を下の
列の平板屋根材の上部に被せて、かつ、下の列の平板屋
根材と半幅分左右方向にずらして葺く平板屋根材におい
て、棟側の左側部と右側部をそれぞれ左下がりと右下が
りにした形状に形成し、軒側の端部を滑らかな曲線の波
形状に形成し、軒側端部の中央位置に波形状部分の凸部
を配置し、軒側端部の左右の両側位置に波形状部分の凸
部の半幅分を配置したことを特徴とする平板屋根材であ
る。
【0009】
【作用】本発明においては、軒側の端部が滑らかな曲線
の波形状に形成され、直角または鋭角の入隅部がない。
軒側の端部に、繊維混入セメント板の養生工程でクラッ
クが発生し難く、平板屋根材の葺き上げ後の経時変化に
よってクラックが発生し難い。
【0010】また、棟側の左側部と右側部がそれぞれ左
下がりと右下がりにした形状に形成され、棟側が略山形
状になる。棟側が方形状になる場合に比較して、葺いた
場合、上下の列の平板屋根材が重なる部分が狭くなる。
【0011】更に、葺いた場合、左右に隣接する平板屋
根材の軒側端部の両側位置の半幅凸部同士が突き合わさ
れる。平板屋根材の軒側端部の両側位置に半幅の凹部を
配置した場合に比較して、左右に隣接する平板屋根材の
突き合わせ距離が長くなる。雨水が侵入し難い。
【0012】また、葺いた場合、左右に隣接する平板屋
根材の突き合わせた左右の側面の上に、上の列の平板屋
根材の中央位置が重合して上の列の平板屋根材の軒側端
部の中央位置の凸部が重合する。平板屋根材の軒側端部
の中央位置に凹部を配置した場合に比較して、平板屋根
材の突き合わせた左右の側面が上の列の平板屋根材で被
覆される距離が長くなる。雨水が侵入し難い。
【0013】
【発明の効果】本発明においては、軒側の端部にクラッ
クが発生し難く、耐久性が高い。
【0014】また、正方形または長方形の平板屋根材に
比較して、葺いた場合、上下の列の平板屋根材が重なる
部分が狭くなり、材料が節約され、軽量になる。
【0015】更に、葺いた場合、左右に隣接する平板屋
根材の突き合わせ距離が長くなり、雨水が侵入し難い。
【0016】また、葺いた場合、平板屋根材の突き合わ
せた左右の側面が上の列の平板屋根材で被覆される距離
が長くなり、雨水が侵入し難い。
【0017】
【実施例】本例の平板屋根材1は、セメントや木質繊維
等のスラリーを抄造脱水し、所望の形状に打ち抜き、加
圧成形し、養生して硬化した繊維混入セメント板の薄い
平板である。
【0018】棟側の上側部は、図1に示すように、左側
の約3分の1と右側の約3分の1をそれぞれ左下がり2
と右下がり3に形成している。左下がり部2と右下がり
部3は、図1に示すように、それぞれ、下半分を凸形の
四分円弧形状にして突出部4を形成し、上半分を凹形の
四分円弧形状にしている。
【0019】軒側の端部は、図1と図2に示すように、
折曲していない連続した滑らかな曲線の波形状5,6に
している。波形状部分の凸部5と凹部6は、交互に配置
し、中央位置に凸部5を配置し、左右の両側位置に凸部
5の半幅分を配置している。凸部5と凹部6は、円弧状
である。凸部5の幅aと凹部6の幅bは、同一である。
凸部5の突出量と凹部6の凹み量は、同一である。
【0020】左右の側辺と上側辺の中央部は、直線状に
している。
【0021】なお、平板屋根材1の寸法は、幅が60c
m位で、高さが45cm位で、厚さが6mm位である。
【0022】この平板屋根材1を葺く場合、傾斜した屋
根野地板の上に、図3に示すように、平板屋根材11,
12,13をその左右の側面を突き合わせて左右方向に
一列に配列し、その上の列の平板屋根材21,22を、
その下部を下の列の平板屋根材11,12,13の上部
に被せて、かつ、下の列の平板屋根材11,12,13
と半幅分左右方向にずらして、下の列と同様に配列す
る。また、その上の列の平板屋根材31,32,33を
同様に配列する。
【0023】すると、左右に隣接する平板屋根材11,
12の軒側端部の両側位置の半幅凸部5同士が突き合わ
される。平板屋根材11,12の軒側端部の両側位置に
半幅の凹部6を配置した場合に比較して、左右に隣接す
る平板屋根材11,12の突き合わせ距離が長くなる。
雨水が侵入し難い。
【0024】また、隣接する平板屋根材11,12の突
き合わせた左右の側面の上に、上の列の平板屋根材21
の中央位置が重合して平板屋根材21の軒側端部の中央
位置の凸部5が重合する。平板屋根材21の軒側端部の
中央位置に凹部6を配置した場合に比較して、平板屋根
材11,12の突き合わせた左右の側面が上の列の平板
屋根材21で被覆される距離が長くなる。雨水が侵入し
難い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の平板屋根材の斜視図。
【図2】同例の平板屋根材の部分正面図。
【図3】同例の平板屋根材を葺いた状態の平面図。
【符号の説明】
1 平板屋根材 2 左下がり部 3 右下がり部 5 波形状部分の凸部 6 波形状部分の凹部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 セメントや木質繊維等のスラリーを抄造
    脱水し、加圧成形し、養生して硬化した繊維混入セメン
    ト板の平板屋根材であって、 各列の平板屋根材をその左右の側面を突き合わせて左右
    方向に配列し、上の列の平板屋根材を、その下部を下の
    列の平板屋根材の上部に被せて、かつ、下の列の平板屋
    根材と半幅分左右方向にずらして葺く平板屋根材におい
    て、 棟側の左側部と右側部をそれぞれ左下がりと右下がりに
    した形状に形成し、 軒側の端部を滑らかな曲線の波形状に形成し、軒側端部
    の中央位置に波形状部分の凸部を配置し、軒側端部の左
    右の両側位置に波形状部分の凸部の半幅分を配置したこ
    とを特徴とする平板屋根材。
JP5319341A 1993-12-20 1993-12-20 平板屋根材 Expired - Lifetime JP2914862B2 (ja)

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JP5319341A JP2914862B2 (ja) 1993-12-20 1993-12-20 平板屋根材

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Publication Number Publication Date
JPH07173906A JPH07173906A (ja) 1995-07-11
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5328265U (ja) * 1976-08-16 1978-03-10

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JPH07173906A (ja) 1995-07-11

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